中国関連

中国軍がインドとの国境に兵士1万人以上を動員、一部は既にインド領へ侵入

中国はインドとの国境沿いに位置するギャルワン渓谷に軍を集結させていると印メディアが報じている。

参考:India-China border: No change in Ladakh, military brass brief PM and Rajnath

インドが進めているラダック地域の道路建設を中止しない限り軍を引かない中国

現地印メディアによれば、インド北部のジャンムー・カシミール州ラダック地域にあるギャルワン渓谷に中国軍が侵入して活動拠点を構築していると報じている。当該地域の衛星写真には中国軍が設営したテントや持ち込んだ重機などが映っており、中国軍は少なくとも5ヶ所に活動拠点を構築しているらしい。

出典:corben_dallas / stock.adobe.com インドのラダックとシッキムの位置

さらにパキスタンメディアによれば、中国はインドのラダックやシッキムの国境沿いにそれぞれ5,000人兵力を集結させており、ギャルワン渓谷には中国軍のテントが800以上(100以上といってるメディアもある)確認され地下バンカーを建設しているのではないかと言っている。

出典:India Todayの動画 ギャルワン渓谷の中国軍を捉えた衛星写真

では、なぜ中国はギャルワン渓谷に中国軍を差し向けたのか?

これはラダック地域に建設中の道路や橋が完成すれば同地域へのインド軍展開が容易になるためで、中国からすれば非常に都合が悪い訳だ。そのため中国は再三、ラダック地域のインフラ開発を中止するよう要求してきたのだが一向にインドが要求を受け入れないため、道路建設予定の地域で中国軍を差し向けたという訳だ。

それを裏付けるように中国はインドに対して、軍を撤退させる条件にインド側が国境沿いのインフラ開発を中止することを挙げている。

インド軍は26日、モディ首相が招集した安全保障会議で中国軍の状況を報告して対応措置を進言したが結局、外交手段による問題解決を図ることで決着したらしい。しかしラダック地域の道路建設は予定通り行うとも言っているため手ぶらで中国との外交交渉に望むことになり素直に話し合いに応じるか微妙な状況だ。

出典:kremlin.ru / CC BY 4.0 中国人民解放軍の儀仗隊

中国の習近平主席は26日、インドとの衝突を考慮して戦闘準備を行うよう人民解放軍に指示したらしいので、インドがラダック地域の道路建設を中止しない限り引くつもりは無いのだろう。

どちらにしても中国はインドが外交手段による問題解決を模索している間に軍事拠点を完成させてしまえば道路建設を妨害できるため、インドの外交交渉も徒労に終わる可能性が高い。もしそうなれば本当に軍事衝突が起こるかもしれない。

果たして、インドはラダック地域の道路建設を死守しながら外交交渉で中国軍を撤退させることが出来るだろうか?

 

※アイキャッチ画像の出典:Public Domain 人民解放軍地上部隊の兵士

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コメント

    • 匿名
    • 2020年 5月 27日

    中国は仮にラダックを奪取されても損はしないし、むしろそれを名分にアルナーチャル方向からムンバイまで狙うと言う手もありそう。

    • 匿名
    • 2020年 5月 27日

    今まで日和見で第三局を目指していたインドを欧米の陣営に引き込む動機付けとしては十分でしょう。あとはロシアが中立でいてくれればいいのですが。

    • 匿名
    • 2020年 5月 28日

    この二か国だと政府が増えすぎた愚民を間引きたくてやってるようにしか見えないから困る

      • 匿名
      • 2020年 5月 28日

      愚民って…
      大体、一番被害が出るのは軍人だろうに。

        • 匿名
        • 2020年 5月 28日

        クーデター予備軍
        歴史上の王朝はたいてい自軍に殺されてる

          • 匿名
          • 2020年 5月 30日

          いくらなんでも失礼過ぎる。
          そりゃあクーデターが起きた場合だけに限定してしまえば、自軍に殺された場合が多くなるのは当然の話
          政変が起きたからと言って、自国の軍隊が君主を殺しまくっている訳じゃない。
          昭和天皇も愛新覚羅溥儀も大韓帝国皇帝も、誰一人として殺されていない。

    • 匿名
    • 2020年 5月 28日

    本来ならインドパキスタン両国の領有権問題なのに、火事場泥棒を働いて未だに不法占拠を続けているし、中国は悪質過ぎる。
    心情的にインドを応援せざるを得ない。

    1
      • 匿名
      • 2020年 6月 16日

      遠交近攻の例えに習い、遠いほうに味方すれば、どうしてもそうなる

      • 匿名
      • 2020年 6月 24日

      何もわからなくても生きているね、幸せな豚

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