中国は9月3日に行われる抗日戦争勝利記念日の軍事パレードで「新しい戦闘能力を披露する」と予告し、北京郊外の軍事基地を映した衛星写真には「未発表の無人機」が複数映り込み、War Zoneは「有人戦闘機に随伴可能なウイングマンの特徴に合致しているように見える」と指摘した。
参考:China’s New Drone Wingmen Look Set For Military Parade Unveiling
無人戦闘機の効果は実戦で証明されていないという欠点が存在したとしても、もう有人戦闘機の能力を随伴可能な無人戦闘機で拡張する流れは本物だ
中国の軍事用無人機開発は中国航空工業集団(AVIC)と中国航天科技集団(CASC)が主導し、中高度を長時間飛行できる武装可能なMALE-UCAVだけでもWing Loong-1E、Wing Loong-3、Wing Loong-10、CH-3、CH-4、CH-5、CH-6などがあるが、ステルス性を追求したハイエンドのGJ-11やCH-7も存在し、2021年の珠海航空ショーでは有人戦闘機とチーミングが可能な無人戦闘機=FH-97を公開。

出典:艺伟影像
2022年の珠海航空ショーでも全面的に設計を刷新したFH-97Aを公開し、CASCの関係者は「大幅な改良で認識力と機動性が大幅に向上し、滑走路に依存しないロケットブースターによる打ち上げ、艦艇からの運用、空中給油にも対応する」と述べていたが、これは中国が開発する有人戦闘機とチーミングが可能な無人戦闘機の一角に過ぎず、西側諸国の国防当局者らは「MALE-UCAVと同様にもっと多種多様な無人戦闘機が開発しているはずだ」と予想している。
中国は9月3日に行われる抗日戦争勝利記念日の軍事パレードで「新しい戦闘能力を披露する」と予告し、既に首都周辺や北京郊外の軍事基地では軍事パレードに参加する可能性が高い装備が目撃されており、北京市内で目撃された「奇妙な囲いで覆われた車輌」は軍事パレードで披露する「新型装甲車輌ではないか」と噂され、北京郊外の軍事基地を映した衛星写真にはGJ-11とCH-4もしくはCH-5以外に「未発表の無人機」が複数映り込み、War Zoneは「有人戦闘機に随伴可能なウイングマン=自律的飛行が可能な無人戦闘機の特徴に合致しているように見える」と指摘。
GE from June shows a UAV contingent may be part of the Victory Day parade in Sept (like 2019 parade).
We see GJ-11 pattern (boxed red), and a ?MALE airframe (black).Multiple new airframes that may be CCA in nature (blue) also seen.
Display trucks are 12.5m long, for scale. pic.twitter.com/5oucbzRwpf— Rick Joe (@RickJoe_PLA) July 17, 2025
中国の軍用機開発に精通したリック・ジョー氏も「基地を映した衛星写真にはGJ-11とMALE-UCAVの他に未知の無人機が5機映っている」「中国がCCAや長距離攻撃ミサイルを搭載する無人機の開発にひっそり取り組んでいることは周知の事実だ」「そのため抗日戦争勝利記念日の軍事パレードでCCAが正式に発表されても驚かない」と予想し、中国は世界初となる複座型の第5世代機=J-20Sの実戦配備を開始したためCCAの運用条件も整いつつある。
因みに無人戦闘機と書くと「高度なAIが搭載された無人機が戦場で有人機を追い回す」と思われがちだが、AI技術による自律性は「随伴飛行の制御を容易にするもの」「事前に設定されたミッションセットの範囲内で自律的な飛行を可能にするもの」で、その役割も「有人戦闘機が行使できる能力を拡張する存在」「有人戦闘機のペイロードを間接的に拡張する存在」「有人戦闘機の状況認識力を拡張する存在」「有人戦闘機の生存性を向上させる存在」であり、無人戦闘機が有人戦闘機の代わりに敵戦闘機と自律的に交戦したり、激しいドッグファイトを演じるという類のものではない。
要するに有人戦闘機と無人戦闘機のチーミング能力は「より高度な性能追求で複雑化する有人戦闘機は調達コストが高騰し、作戦に必要な質を確保できても量を揃えることができないため、有人戦闘機に無人戦闘機を随伴させて能力を拡張することで作戦に必要な量を確保する」という意味になり、この能力を手に入れた空軍から「質を追求した少数精鋭」から「質と量を兼ね揃え、損失を許容できる航空戦力」に生まれ変わる可能性が高く、この能力は第5世代機や第6世代機の特権ではないため第4世代機と無人戦闘機の組み合わせも台頭してくるだろう。
無人戦闘機の効果は実戦で証明されていないという欠点が存在したとしても、もう有人戦闘機の能力を随伴可能な無人戦闘機で拡張する流れは本物だ。
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※アイキャッチ画像の出典:Google Earth





















現状の無人戦闘機は昔考案されたアーセナルシップみたいなものって事かな?
無人戦闘機はミサイルや爆弾を搭載するだけで索敵や攻撃対象選定は有人戦闘機が行うみたいですし。
索敵は無人機にやらせるんじゃないの?
前進させた無人機に索敵をやらせて後ろにいる有人機が長射程ミサイルを大まかな方向に撃ってさっさと逃げるか別の相手に対処ってイメージだったけど
なるほど
有人機は無人機から送られてくるデータを解析して攻撃対象を選定することになるのかな?
ただ有人機が無人機の情報処理までするとキャパオーバーになりそうだから、複座型にするか地上やAWACS で情報処理する必要が出てきそうですね。
理想は早期警戒管制機に無人偵察機や無人哨戒機、無人攻撃機なんかを組み合わせたいところですけど、対空レーザーやマイクロミサイルみたいなトンデモ防空兵器が実用化されるまでは、まだリスク高そうです。
おっしゃる通り副座式で生存性と管制能力のバランス取りそうじゃないでしょうか。
そうなると日本は複座式は少ないので、辛いですね。
F2閉じたのが悔やまれます。
どうやら中国は複座にして無人機管制要員を置くという考え方に見えますけど、西側は第五世代も第六世代も単座ばっかですね。
無人機側に高性能AIを積めばパイロット一人でもなんとかなるだろってことなんでしょうか。
今回のパレードで登場すると思われる無人機以外にも未公開の無人機も相当数開発、もしかしたら実戦配備してる可能性大ですよね。
益々格差が拡大しそうで憂鬱。
トランプに中国軍の威容を見せつけないといけないからねえ。今回は特に気合入ったパレードになりそう。色んな意味で注目浴びそうだ。
プーチン氏とトランプ氏が9月に中国で会談も、露大統領府が主張
9月に北京で開く第2次大戦戦勝80周年の記念イベントで、
ロシアのプーチン大統領とトランプ米大統領が会談する可能性があると、
ロシア大統領府のペスコフ報道官が述べた。同報道官の発言は国営タス通信が報じた。
ロシアと米国相手に同時PRとなれば、世界の3極化か4極化 多極化につながっていきそうな
重大イベントになりますね。
無人戦闘機が単なる外付け武器庫ってのはちょっと違うと思うんだよね
空にしろ陸にしろ『先に見つけて先に撃ったほうが有利』という構図は基本変わらないので、有人戦闘機に先んじてセンサー代わりになり、後方から有人機が長距離AAMや滑空爆弾をぶっ放すって戦法になっていくと思う
無人機は小型な分ステルス性で有利だし、最悪超危険ゾーンに突っ込ませても失われるのは機体だけ
何ならADM-160みたいに敵が無人機に向けて不要にぶっ放してくれたら逆探知して発射元を潰しても良い
基本的に有人機の機能拡張と考えれば、外部のミサイル運搬機の他に先行偵察では無いけど、敵の領域の突っ込んで探査したり、前方の警戒佐瀬たりでも良いと思う。
ある程度機能を分化し消耗も受容する機体とか僚機として有人機並に損失したくないとか、デコイみたいに消耗前提とか。
無人機って言ってもサイズも機能用途も様々になると思う。
随伴型カミカゼドローンとかさ
日本が、対中国最前線のファーストペンギンに、されないようにしたいものですね。
中国空軍の能力強化は、凄い勢いだなと。
日本はF-3に合わせてかららしいですけど、せめてF-35で動かせるようになりませんかね?
9月3日の軍事パレードには次期戦車等も登場するらしいので、見応えは2019年の軍事パレードを上回りそうですね。
中国はこれだけ明確に日本に敵対している大きな脅威なのに、中国のからの輸入にロクに関税もかけず、中国に日本の技術を持った企業を買収されることも阻止せず、土地も買われ、中国でスパイ容疑という名目で捕まった日本人の救出もできない日本の政財界、政府はどうなっているのか。
中国、中国軍の進化速度は本当に凄い。
中国SNSの軍事クラスタは対日戦勝記念日に向けて大盛り上がりです。
何というか皆自信に満ち溢れているというか、まさしく中国の栄光の時代なのだなと、本当に実感させられます。
また君か壊れるなぁ
そんなに抗日記念日とやらを彼らと祝いたいなら中国SNSでやればいいのに
もちろん、私は中国語も勉強して読めますので、一緒に盛り上がりますよ。
軍事に興味があるのであれば、これほどの大イベント、しかも世界の先端を行くお祭りに、イデオロギーやら対立感情で参加しないのは勿体無い。
腐敗と衰退と失敗が延々と続くだけでロクなニュースも無い日本関連の軍事ニュースより100倍も面白いです、いや本当に。
中国では公務員の給料遅配が増えており、わかりやすい不景気ですが
大変安上がりに得られるピークと自信と栄光なんですなぁ