中国では076型強襲揚陸艦の1番艦「四川」が27日に進水し、環球時報は「電磁式カタパルトとアレスティング技術を搭載しているため有人・無人戦闘機の発艦が可能」と、中国人民解放軍の公式サイトも「四川は固定翼機、ヘリコプター、水陸両用装備を搭載できる」と報じた。
参考:中国海军076两栖攻击舰首舰下水命名
参考:[正午国防军事]中国海军076两栖攻击舰首舰下水命名
参考:China launches world’s first electromagnetic catapult-equipped amphibious assault ship Type 076
今のところ2番艦の建造は確認されておらず、四川はテストべッド的な性格が強いのかもしれない
中国人民解放軍海軍は第13次5カ年計画で予定されていた055型駆逐艦×8隻を2022年までに就役させ、第14次5カ年計画(21年~25年)でも8隻の建造を予定しており、Naval Newsは5月「中国の大連造船で055型10番艦が進水し、新しい055型の建造も始まった」「同時に新しい052D型駆逐艦の建造も始めた」「この造船所の大型乾ドックで建造されていた5隻の052D型駆逐艦も最近進水したばかりで、同時進行で遼寧の近代化工事も行った」と報じた。
Condition of the New Chinese Landing Helicopter Dock Ship: Type 076
🇨🇳 The Type 076 landing helicopter dock (LHD) ship, part of China’s naval expansion, is under construction and represents a significant enhancement of China’s amphibious warfare capabilities. The Type 076 is… pic.twitter.com/svuSWwdR8e
— Authentic World Updates (@worldupdates245) May 25, 2024
米ディフェンスメディアのWarZoneも「上海の造船所で建造が進む076型強襲揚陸艦の大きさは075型と福建の中間で、最も注目すべきは75型(32m)やアメリカ級(32.3m)よりも広い艦幅(推定43m)だ。076型の左舷には075型には無かったデッキサイド式エレベーターのスペースが見られ航空機の運用能力が強化されている。まだ076型の詳細は不明な点が多いものの、伝統的な水陸両用作戦だけでなく大規模な無人機作戦にも対応している可能性が高い。この種の艦艇は空母打撃群の作戦支援に追加の質と量を提供するだろう」と言及。
中国ではF-35BのようなSTOVL機の開発が確認されていないため「076型強襲揚陸艦には電磁式カタパルトが装備される」とも噂されていたが、27日に076型強襲揚陸艦の1番艦「四川」が進水し、中国の環球時報=Global Timesは「四川は強襲揚陸艦として初めて電磁式カタパルトとアレスティング技術を搭載している」「空母と同様に有人戦闘機や無人戦闘機の発艦が可能になっている」と、中国人民解放軍の公式情報サイト=中国军网(China Military Online)も「四川は固定翼機、ヘリコプター、水陸両用装備を搭載できる」と報じている。
公開された四川の飛行甲板には「福建の電磁式カタパルトを覆っていた建屋」と同じものが確認でき、076型強襲揚陸艦で固定翼機の発艦と着艦が可能なら空母を補完する存在となるが、今のところ2番艦の建造は確認されておらず、四川はテストべッド的な性格が強いのかもしれない。
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※アイキャッチ画像の出典:中央电视台 076型強襲揚陸艦 四川
テスト「ベッド」だと思います・・・
アングルドデッキなしでワイヤー着艦を採用する場合、着艦体制に入ると失敗に備えて甲板を開けておく必要があり、次の発艦に向けた作業を並行して進めることが困難になり、運用能力はSTOVL空母に劣る可能性があります
センサーノードとして無人機を運用するのが関の山であり、西側のように補助空母として運用することは困難でしょう
ここまで規模デカくてカタパルトまで付いてとなるとアングルドデッキ付けないの?と思いますよね。
10年以上前からvtol機開発の動きがありましたから、本当はSTOVL機を運用したかったのかもしれません
あなたのおっしゃる通り、通常型の固定翼機の本格的な運用はキツくて、実際の飛行甲板はヘリコプター揚陸艦として使われるでしょう。
「せっかく作るなら電磁カタパルトの試験艦としても使えるようにしよう」ぐらいの感覚で乗っけたのだと思います。その感覚で高価な電磁カタパルトを載せられるのはある意味脅威っちゃ脅威ですが、ホントにモノになる船なら今頃量産されてるわけですわ
強襲揚陸艦なら固定翼メインじゃないんだから重要性は低いかと
リニアカタパルトの実用化のテスト運用と経験値の蓄積の意味合いが大きいとおもわれます
アングルドデッキは技術的障壁もなく、デメリットも小さい一方で恩恵は非常に大きいため、当初よりCATOBARで設計していたのであれば導入しない理由がありません
開発、建造過程で不本意な計画変更があったのは間違いないと思います
アングルドデッキ付けるなら固定翼メイン運用だろうから強襲揚陸艦ではなく、それはもう空母でしょ。
ヘリメインだとしてもワイヤー着艦方式ならばアングルドデッキを採用しない理由は無いです
コストが大きいデメリットでしょう
改設計費用を除いた船価だけでも2割り増しぐらいになると思うよ、それにウェルドックがあるなら通常の空母より主要甲板が一層多い筈なのでトップヘビーとなるのが大きな問題になると考えられる
実際の運用ではアングルドデッキありのCATOBAR空母でも同時発着艦は殆ど行わない
実際の運用ではSTOVL空母でもAV-8もF-35Bも滑走レーンを端から端まで目一杯使う事が多い
CATOBAR空母で着艦レーンから着艦機を退かすのに1-2分、着艦レーンに被るカタパルトに発艦機を載せるのに1-2分
STOVL空母でも発着艦レーンから着艦機を退かすのに1-2分、発着艦レーン上に発艦機を載せるのに1-2分
なので076型の艦載機運用能力はSTOVL空母と同等レベルであると考えられるね
「次の発艦に向けた作業」です
つまり機体の点検、補給、武装など
アングルドデッキであればこれらの作業を前部甲板で並行できるため作業効率に大きな差が出ます
またstovl空母の着艦は艦後端しか使いませんので同様です
アングルドデッキのないワイヤー着艦空母は、着艦の間艦前方に巨大なデッドスペースが生じます
>>「次の発艦に向けた作業」ですつまり機体の点検、補給、武装など
>>アングルドデッキであればこれらの作業を前部甲板で並行できるため作業効率に大きな差が出ます
アングルドデッキであろうがなかろうがそれらの作業は格納庫内か飛行甲板上の発着艦動線に被らない端の部分で行うのが基本ですけど?
>>またstovl空母の着艦は艦後端しか使いませんので同様です
V/STOL空母も同じ、発着艦動線上で「次の発艦に向けた作業」なんて基本しない、トラブったら発着艦動線塞いじゃうでしょ
>>アングルドデッキのないワイヤー着艦空母は、着艦の間艦前方に巨大なデッドスペースが生じます
なので根本的に認識が間違ってるね
stovl空母は垂直着艦しますので「着艦動線」は存在しませんが
格納庫内でそれらの作業を行うといちいちエレベーターで機体を上下させなければならないので大変に効率が悪化します
世界中の航空機運用艦では発艦動線上での作業は一般的に行われていますが
そもそも甲板上の機体が多すぎて全ての機体を動線からどかすことが出来ません
>>stovl空母は垂直着艦しますので「着艦動線」は存在しませんが
は?存在するが?着艦スポット前後の安全マージン分及び移動時前進する分が着艦動線に当たる、にしても発着艦動線を着艦動線にすり替えてるのが苦しい詭弁だね
>>格納庫内でそれらの作業を行うといちいちエレベーターで機体を上下させなければならないので大変に効率が悪化します
格納庫内か飛行甲板上を格納庫内にすり替えるなよ
>>世界中の航空機運用艦では発艦動線上での作業は一般的に行われていますが
原則行われていない
>>そもそも甲板上の機体が多すぎて全ての機体を動線からどかすことが出来ません
勝手な設定生やして矛盾も甚だしくなってるけど、お前なに言ってんの?
そのあたりの中国ミリオタさんの考察。
リンク
中国での考察によると、四川は甲板幅が十分広いので左舷を滑走路、右舷を駐機場に分離した方が安全なエリア分けが可能とのことでした。
むしろアングルド・デッキにしたところでカタパルト後端は重なってしまうし、アングルド・デッキ後部が右舷駐機エリア潰してしまいデメリットの方が勝るとのこと。なのでシンプルに発艦と着艦で同じ滑走路を共有した方が、滑走路が長くなり、衝突防止のための駐機スペースも広くとれるそうです。
カタパルト後端が重なることは問題ではありません
シャルル・ド・ゴールも重なっています
並行して行うのはあくまでも「発艦のための作業」であり発艦そのものではないので
右舷後部に駐機スペースが欲しければその分張り出させればいいことです
アングルドデッキを採用しないことによる問題点は、着艦作業の間艦前方に広大なデッドスペースが発生することです
四川の全長が253mと比較的短い上にカタパルトが左舷にしかないためアングルドデッキを設置するとカタパルトに干渉してしまい離着艦同時作業が可能とは思えません。
飛行甲板が長さに比してかなり幅広なためAGMオンライン氏の仰る通り左右分割の方がまだ現実的と見受けられますね。
「発艦のための作業」は補給、点検、武装など艦載機の運用にかかるあらゆる作業のことであり、カタパルトに接続するのはその最終段階のみですので、カタパルトを使わなくても大部分は並行して行えます
関連するやり取りを一通り読んでいただければ改めて説明する必要もなかったのですが
であれば「補給、点検、武装など艦載機の運用にかかるあらゆる作業」を右舷側のスペースで行ってカタパルト上に移動すれば良いだけであって、こうなるとアングルドデッキに拘る理由は全く無くなってしまうようですが。
アングルドデッキを採用しない場合タッチアンドゴー機が艦首まで駆け抜けるので艦前方を開けておかなければならずデッドスペースになります
アングルドデッキがあればその問題が解消されます
この程度のことはお手元の機械で「アングルドデッキ」と調べれば出てくると思いますが
それも前述の通り右半分は空きスペースのため駐機等は可能です。アングルドデッキを設置したところで左側の大半はタッチアンドゴーのため空けておかなければならないのは大差なく、四川の構造上カタパルトに干渉するのも変わりませんよ?
左舷「前方」の話をしてるの、わかりますか?
「アングルドデッキを使えば左舷前方が開ける」←「左舷の大部分は使えないじゃないか」
これが反論としてズレてるの、理解してください
私は最初から左舷側が全部使えるようになるという話はしていません、「左舷前方」の話をしています
「右舷でやればいい」ではないんです
右舷のスペースに加えて左舷前方も使えるようになる、有効面積が増える、これが重要なんです
カタパルトとの干渉しても問題ではないとも既に言っていますよね?
シャルル・ド・ゴールは発艦動線と着艦動線が一部重なっていますが、それでもアングルドデッキを使っています
もうちょっと「会話」する努力をしてください
四川の全長は253mですが例えばニミッツ級のアングルドデッキの長さは約240mです。アングルドデッキを設置したとしても前端を左舷によほど大きく張り出さない限りそれほど大きなスペースを左舷前方には確保できず、その割に右舷後方のスペースを潰してしまうためにトータルではそれほど差はないように見受けられます。
そもそも何故左右分割なら左舷側がデッドスペースになってアングルドデッキなら左舷側に広大な空きスペースという表現を使うのかが不明です。
貴方の「何が何でもアングルドデッキでなければならない」という主張にこちらが合わせるのにも限界がありますね。
シャルル・ド・ゴールという名前を既に出しているのにニミッツ級をわざわざ引用してくるあたり本当に…
200mあればE-2のような大型機でも着艦可能です
シャルル・ド・ゴールのアングルドデッキもそうです
機種を絞ればさらに短くすることもできますね
右舷側は駐機スペースなのでしょう?
アングルドデッキを採用すれば、採用しない場合にデッドスペースになってしまう左舷側の広大なスペースでそれらの作業が出来るわけです
いや、左舷側は着艦と発艦のためのレーンで右舷側が駐機その他のスペースという風に理解していますが、アングルドデッキを採用しようか着艦機がある場合は着艦レーンを空けておく必要があり左舷側に広大なスペースなど出来ようがないはずですが??
アングルドデッキを採用すればタッチアンドゴー機が左舷前方に進入しませんので左舷前方が開けますね
このkasugiって人に何言っても無駄だよただの荒らしなんだから
そのようですね。彼は自分が一度アングルドデッキが必要と主張すれば論理が破綻しようが何が何でも主張を通さなければならないと思っているようですね。
「軍事オタク」が専門家から全く相手にされない3つの理由 元海上自衛官が冷静に分析する
文谷数重(軍事ライター)
という記事で論われている軍事オタクの典型像なんですよね、この人。
ブーメランが全くお上手ですね
せめてウィキペディアぐらい読んでからくればいいのに
脊髄反射で書いてるのかって低レベルの返しですね。
引用した記事を読んでたら、wikipediaを嫁なんて出てこないでしょうに。
以前にも、米軍の戦闘教義を翻訳していたサイトを引用していた方に対して、アヤを付けて、その内容そのものに対する反論はともかく、「なんで原本が読めるのに和訳サイトなんて引用するんだ」と批判したあげく、肝心のその内容が原本には無かったというかなり恥ずかしいイベントがあったと記憶しております。
あなたは、あなたが自分で考えているほど、思慮深くはありませんし、頭も良くないのです。
もっとキツイ長い文章も書いたのですが、保留になったようなので掲載されないかもしれません。
待ってみたが、結局、今回も論破されるとダンマリでフェードアウト。
懲りずにしばらくすると書き込み再開するんだろうなあ。
強襲揚陸艦は近距離で戦うとおもうので無人機を多数ばらまける方が理にかなう気がする
電磁式カタパルトの消費電力、特に重量が軽い時にどうなのか少し気になります。
運用する無人機、軽いものを多数運用するのであれば、何とかなるのでしょうかね?
福建に搭載されてるカタパルトは電磁式ですけどリニアモーターは使われてないそうです。
フライホイールに回転力を蓄えて渦電流クラッチで艦載機を牽引するワイヤーを巻き上げるみたいな機構らしいと言われています。
米海軍のリニアカタパルトは大電流が必要なので原子力空母じゃないと搭載は難しいとされていますが、中国式の電磁カタパルトはそれよりもちょっと省エネで通常動力艦でも搭載できるものなのかもしれません。
ご解説ありがとうございます、勉強になります。
技術面・実戦面、非常に興味深いですね。
電磁カタパルト…、電磁式…、フライホイールの加速やクラッチに電磁誘導が使われてれば電磁式なのか、そうか…
ガソリン約1ガロンのエネルギー
分かりやすい情報ありがとうございます。
勘違いされていおりますが、電磁カタパルトの消費電力は5.3MW。ガソリン換算で約1ガロンのエネルギーです。
イージス艦のAN/SPY-1の消費電力が4~6MW。エネルギー効率4~6%の蒸気カタパルトに比べたら半分程度の消費でしかありません。400回の稼働でようやくF-35C1機分の燃料タンク満タンにするのと同じ消費量です。
分かりやすい情報ありがとうございます、勉強になります。
技術・運用が時間経過により成熟していけば、革新に繋がりそうですね。
この艦はウェルドックもあるようなのでUAVだけではなくUSV、UUVを含めた総合的な洋上無人機運用をテストする目的もありそうですね。
人民解放軍海軍の何が恐ろしいって海兵と海軍士官の育成速度よ。建造速度だけなら、造船大国の日韓でも予算を注ぎ込んで真似できんくもないが、人は逆立ちしても無理。海自は急速配備中のFFM隊員育成だけで海上訓練センターはパンク寸前だ。
一方中国は、近海防衛用に大量建造してる056型コルベットが、実質的な訓練習熟艦として機能してるから、そこそこの質の海軍軍人が定期的に吐き出されてる。
軍人志望の若者がそこそこ多いのも強み。中国は出身地の戸籍で露骨に就職や進学で差別されるので、みんなは何とかして都市部の戸籍を取ろうとする。これを取得できる方法は大まかに3つで
①共産党員になる
②一部の名門大学に進学する(北京大、清華大、復旦大etc…)
③軍に入って出世する
で、③のハードルがほか2つより遥かに低いので、田舎の若者はみんな軍に入るという。
ちょっと待てよ、覆いで隠されてる部分が全てカタパルトだとすると、かなりの長さになりそう。
発艦速度に加速するのにそれだけの長さが必要ということとすると、このリニアカタパルトをアングルドデッキのある空母に搭載されることはなさそう。当然、中国の事だからすぐに改良して能力向上させて短距離で加速できるようにして次期空母で使われるだろう。
衛星写真でカタパルトを設置する溝が確認されていますが、搭載しているカタパルトは福建と同型の120メートルですよ。
空母「福建」ではアングルド・デッキの張り出し外縁にほぼ沿う角度で3基目の電磁カタパルト(艦首側2基と同じ長さ)が設置されています。
米海軍大型空母ではアングルド・デッキに2基のカタパルトを設置していますが、内側の1基は着艦作業中は運用できないレイアウトです。「福建」ではその1基を省略したレイアウトになっており、中国海軍は運用上大きな不利は無いと主張しています。
仮想敵国とはいえ、こうもポンポンと兵器開発の結晶物が出てくるのを見るとどうも羨ましく感じる
これがミリオタの性ってやつか
中国は堅実に技術をものにしてますね。
空母も未完成品を完成させる→国産で1から作ってみる→更に新しい要素を組み込むと段階経てます。
中国の揚陸艦には155㎜級の榴弾砲と人員や砲弾を運べる大型ヘリが艦載されているか
あるいは中型ヘリで運べる軽量な榴弾砲が用意できているのでしょうか。
多分ですがいずれもまだ途上だった気がします。
カタパルトから無人攻撃機発進させて砲撃の代わりとしてヘリボーン成功後の
空挺堡の援護をするつもりなのかなと思いました。
何で155㎜クラスの砲をヘリで運ばなきゃならない前提なの?
揚陸艦なんですから、726型エアクッション揚陸艇とかで陸揚げすればいいのでは?
ヘリによる砲輸送の目的は揚陸作戦全体のスピードアップ・長距離化により
対艦砲撃や対艦ミサイルのリスクを減らすためです。
エアクッション揚陸艇も遠距離から高速で揚陸する目的で米国が開発しました。
エアクッション揚陸艇とMV-22オスプレイにより目的の海岸に対して
過去の平底揚陸艇とヘリコプターを使用するよりも離れたところから発艦でき
より高速で目的地と艦の間を往復することができ、揚陸作戦の高速化につながります。
軽量なM777榴弾砲はオスプレイで空輸できるので揚陸部隊の火力強化になります。
中国にはオスプレイとM777が欠けているのでそれを埋めるために
揚陸時の積極的な無人機の活用を考えているのでは、と思う次第です。
結論ありきでこじつけてるだけで思い込みが激しすぎる
何で米軍と同じ事をするという勝手な前提で語ってるんだよw
世界で一番揚陸作戦の経験豊富な米軍の手法を
後発の中国海軍が模倣、技術吸収するのはおかしなことではないと考えます。
ただし、いずれは中国独自の方向に進んでいく可能性はあり
この艦がその一歩である可能性も否定しません。
だから中国もロシアもエアクッション揚陸艇の有用性までは認めて装備化しているのでしょう。
だけどヘリで155mm砲まで運搬するほどの速度が必要なのかというところまでは疑問視している可能性だってあります。
自走砲が陸揚げできれば、文字通り自走すればいいわけでM777のような軽量化のためにむやみに高価になったり、生産性に問題を生じるのは、東側の軍事ドクトリンに合わない印象です。
中国はロシアからウクライナで鹵獲したM777の詳細な情報を入手しているのでは考えています。
M777はアフガンでも活用されてましたので、中国が研究分析すれば
揚陸用だけでなく、道路網の貧弱な対インド地域でも利用できると判断して
類似品を自国で開発生産する可能性があります。
中国にそういう動きがなく、牽引砲よりも自走砲という方向になることは否定できませんが。
M777にそれほど秘密になるような技術はないでしょう。
高価な軽量合金を使えば軽くなるというシンプルな科学で、高度な冶金工学を持っているロシアが技術的にコピペできない理由はないと思われます。
中国にだってジェットエンジンに使用する合金に比べれば模倣の難易度は低いですし。
揚子江の上流の方で建造中と聞く、UAV空母も気になります。
衛星写真には撮られた様子ですが、詳細はあまり記事にならない様です。
あまり大きくはないようなので、数が揃えられるかも、ですね。
福建の補助はこちらのフネがするのでは?。前進配備の形で。
同じくツインアイランドのトリエステも何とか就役出来たようで
これからの強襲揚陸艦はこの形が主流になってゆくのかな
アングルドデッキが無いのは、帰艦の必要の無いカミカゼドローンを発艦するのかも。
それなら有効な装備だと思う。
076型強襲揚陸艦にはGJ-11等のUCAVや無人ヘリを搭載しますね。
076型強襲揚陸艦は過去の米海軍が計画した「制海艦(護衛空母)」と同じ立ち位置だと思います。
西側だと強襲揚陸艦で固定翼機を運用する場合「F-35B載っければいいじゃん」でしかなくカタパルトを装備するという発想自体が出てこないのでしょうが、中国の場合は「VTOL機を開発するには時間がかかる。だったらカタパルト付ければいいじゃん」という感じなんですかね。手っ取り早く航空機運用能力を得るにはむしろこちらの方が合理的なのかも知れません。
いずれにしても西側とは異なる設計思想で造られた076型は個人的に物凄く興味深い存在です。