中国関連

中国メディアが人民解放軍を批判、司令官達は新しい兵器システムに理解が追いついていない

複数の中国人軍事アナリストは、兵器システムの自動化に一部の軍司令官の理解が追いついておらず「時代遅れで非効率な訓練をしている」と批判して注目を集めている。

参考:China’s military commanders come under attack for outdated training

中国人民解放軍の司令官は現代の兵士達を正しく導くために頭を切り替える必要がある

中国人民解放軍陸軍は兵器システムの自動化をほぼ達成し終え、中央軍事委員会は中国人民解放軍創設100周年にあたる2027年までに中国人民解放軍を完全な近代的軍事組織に生まれ変わらせることを目標に掲げており、中国人民解放軍の電子戦やサイバー戦を担当する戦略支援部隊(SSF)は各地上部隊の指揮システムを空軍の早期警戒システムや各種センサーシステムと統合することで部隊の司令官に拡張された戦場状況認識力を提供することを主導している。

要するに中国人民解放軍陸軍の司令官は兵士の肉体的負担に依存した旧時代の兵器システムから開放され、より遠方の戦場状況まで知ることが出来るようになった=つまり各部隊が孤立して独自に交戦する旧ソ連軍方式から各部隊がネットワークで繋がり共同で交戦する米軍方式に移行したという意味で「兵器システムの自動化」は複数の部隊による共同交戦を確立するための第一歩なのだが、この様な変化の本質を中国人民解放軍陸軍の司令官達は理解出来ていないらしい。

出典:Tyg728 / CC BY-SA 4.0 03式300mm自走ロケット砲

中国人民解放軍軍事科学院で研究員を務めるZhang Xicheng氏は自動化された兵器システムのメリットを最大限引き出すのに「兵器を直接操作する肉体的負担に重点を置いた厳しい訓練は前時代的で非効率だ」と指摘、もっとデジタル化された情報の処理能力や操作方法の訓練の重点を置いた訓練に移行すべきだと指摘。

中国のシンクタンクで研究員を務めるZhou Chenming氏も「旧時代の兵器とは異なり製造コストが高価な精密誘導兵器を使用する実弾演習を頻繁に行うのは無駄でデジタル化された兵器システムの訓練はシミュレーターで代用することが可能だ。実際シミュレーターを試験的に導入して訓練した若い兵士達は米軍と同じ様に実弾を撃つのは年1回~2回だが命中精度はシミュレーターで記録された数値に近い」と指摘して実弾を使用する演習を強要する司令官に「最も非効率な訓練方法を改めるべきだ」と批判している。

出典:Danny Yu / CC BY-SA 4.0 早期警戒管制機KJ-2000

マカオ在住の軍事アナリストも「中国人民解放軍の電子戦やサイバー戦を担当する戦略支援部隊(SSF)は米軍を手本にして陸海空といった従来の領域に加え宇宙やサイバーなど新領域を横断する(クロスドメイン)能力の確立を主導して共同交戦にシフトしている」と説明しており、このような複数の軍事アナリストが指摘した問題をとりあげた香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙は中国人民解放軍の司令官は現代の兵士達を正しく導くために頭を切り替える必要があると言っているのが印象的だ。

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※アイキャッチ画像の出典:Public Domain 人民解放軍地上部隊の兵士

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コメント

    • 匿名
    • 2021年 5月 02日

    >各部隊が孤立して独自に交戦する旧ソ連軍方式から

    「八路軍」という言葉を思い出した。
    起源がゲリラ部隊ですもんね。
    オリジンは大事にしてもらって、効率性の悪さを残してほしいもんです。(笑)

    とはいえ、切り替えは30年(世代交代)かかるのかな。
    昔のやり方を変えられない人は一定数必ずいます。

    NTTも民営化したものの、社員の意識が完全民間化するのに30年はかかった感じがする。

    23
      • 匿名
      • 2021年 5月 02日

      近年の中国の軍改革の要点は、全体的な近代化のほかにもう1つ、陸軍の縮小という重要な課題があったですからね。
      人民解放軍の成立の経緯と、その功績ゆえに長老支配続くの過大な集団という問題を、まだ解決しきってないのでしょう

      14
      • 匿名
      • 2021年 5月 02日

      ネットワークが遮断されたら、孤立・独自に交戦せざるを得ないから、効率性が悪いとは限らないけどね。
      ネットワークによる共同交戦はアメリカ軍の強みでもあり弱みでもあるから。

      28
        • 匿名
        • 2021年 5月 02日

        イラク戦争の時に砂嵐でアメリカの海兵隊が前線で孤立するってことがあったね。
        その時の前線部隊の指揮官が後に日頃のネットワークに依存しない訓練が役に立ったと言ってた。

        9
    • 匿名
    • 2021年 5月 02日

    そんなに慌てて切り替えしなくて、従来通りのほふく前進と実弾射撃に専念してくださいって
    伝統ある人民解放軍ばんざい!

    12
      • 匿名
      • 2021年 5月 02日

      陸自やアメリカ軍を馬鹿にしているの?

      5
        • 匿名
        • 2021年 5月 02日

        志那ならばバカにしても良いのかって返しとく

        6
        • 匿名
        • 2021年 5月 02日

        真面目な人ですか、重いね

        3
    • 匿名
    • 2021年 5月 02日

    装備の近代化があんまり急に進んだからそれに合わせた教育ってのは中々ついてかないのか
    まぁ、そらそうだわね

    15
      • 匿名
      • 2021年 5月 02日

      自衛隊も似たり寄ったりではないだろうか?特に陸自。

      28
        • 匿名
        • 2021年 5月 02日

        歩兵は特に体を動かしてなんぼだし、仕方ない部分もあるかと。

        10
        • 匿名
        • 2021年 5月 02日

        世界的に見れば自衛隊は高齢者偏重部隊。

        老人は情報を更新しない新しい事は受け入れないからね、
        年寄の知恵や経験もたまには役には立つから
        決定権が無いポジションに置くなら使い道はあるだろう。

        4
    • 匿名
    • 2021年 5月 02日

    たしかにそう感じる。しかし、人民解放軍を批判できるわけもなく、大物に命令された様な気もする。

    1
      • 匿名
      • 2021年 5月 02日

      軍はつねに党によって監視され統制を受けてますからね。
      つまりメディアによる軍批判は共産党上層部が旧態依然とした軍指導者を不満に感じてるというメッセージです
      これは、台湾に関わって党が本気で動いてるサインかも知れない

      26
    • 匿名
    • 2021年 5月 02日

    あれこれ理由つけて陸軍の予算を削ってるようにしか思えない
    陸軍を削って空海に回せと直接言えない辺り陸軍が軍閥化してるんだろうか
    陸軍の予算削ったらクーデター起きそう

    2
    • 匿名
    • 2021年 5月 02日

    中国メディアなのに人民解放軍を批判、と言う点で少し意外でした。
    対象が党でなく軍だと可能なのかな?
    党の意向を汲んでの事だろうけど。

    2
      • 匿名
      • 2021年 5月 02日

      実は、中国メディアが人民解放軍を批判する例は結構有るよ
      90年代の話だけど、月刊軍事研究で中国国内における人民解放軍批判に関する記事を翻訳の上で連載していた事があって、メディアだけで無く共産党内部からの批判もあったと記憶している
      勿論、これらの批判は共産党の意向を汲んでいるのは言うまでも無く、裏を返せば共産党自体がそう言う問題意識を持っていると解釈して構わないと思う

      28
        • 匿名
        • 2021年 5月 02日

        成る程。
        ありがとうございます。

        1
    • 匿名
    • 2021年 5月 02日

    人民解放軍って司令官の頭がついていかないほどのスピードで兵器体系が進化していってるとか怖すぎだろ
    日本も「自衛隊の装備の進化が早すぎて頭がついていけん」とか言ってみてえもんだな

    22
      • 匿名
      • 2021年 5月 02日

      中国という国はコロナウイルスのようにどんどん変貌を続ける怪物と見とかないと、昨日までの認識が明日まで同じって感覚じゃあ取り残されるわ
      中国を無毒化する有効なワクチンも開発されてないしな

      7
      • 匿名
      • 2021年 5月 02日

      その前に自衛隊は周辺国の装備の進歩についていけてないから、中国メディアのような心配をする必要はないぞ

      10
        • 匿名
        • 2021年 5月 02日

        釣りだと思うが、自衛隊が周辺国の装備の進歩について行けないと言う客観的な証拠は無いぞ
        例えば、無人兵器に関しては遅れている様にも見えるが、これは自衛隊が直面する脅威に対して現状の無人兵器では必ずしも有効で無い為
        どこのブログで読んだか忘れてしまったが、米軍が2030年代の台湾侵攻作戦をシミュレートした結果、現状の無人兵器は余り役に立たないと言う結果が出たそうで、これが自衛隊の無人兵器に対する考え方に影響している可能性は有る
        勿論、現状で役に立ちそうな無人兵器はちゃんと導入している(例・陸自が導入済みのスキャンイーグル等)
        又、対艦ミサイルに関しては周辺国について行けない処かハイペースで新装備を複数導入・開発中だしね

        5
          • 匿名
          • 2021年 5月 02日

          2020年の秋頃に米空軍が行った中国軍による台湾侵攻阻止をテーマにした戦争ゲームの結果、航続距離の短いF-35Aはあまり役に立たないという結果がでたそうだよ。

          F-35Aを台湾海峡の空域に動員するには大量の空中給油機が必要で、さらに中国軍機が搭載するPL-15の脅威のため後方に下がらないといけないのでF-35Aの作戦効率は良くないらしい。

          逆に中国軍迎撃に役に立ったのは台湾海峡に展開した数百の小型ドローンや無人航空機によるメッシュ状のセンサー網で、海峡の状況認識力の拡張が上陸を試みる中国軍の撃退に効果的だったみたい。

          だから現状の無人兵器は余り役に立たないという考えは改めたほうが良いよ。

          7
            • 匿名
            • 2021年 5月 02日

            そのシミュレーションについて意見を述べると、F-35Aの航続距離は既存機よりも長い事が知られている(F-35情報館と言うブログを読んだ上での見解)
            F-35Aの場合、増槽を2本搭載したF-15CやF-22よりも滞空時間で勝ると言うデータがあるので、F-35Aの作戦効率が良くないのならそれ以外の有人機も全てダメと言う結論になる
            なので、台湾侵攻阻止作戦に置いては嘉手納やグアム等からの空軍機よりも空母機動部隊の搭載機が主役となるだろう(だから、中国軍は対艦弾道ミサイルや極超音速兵器に空母機動部隊等で対抗しようとしている)

            数百の小型ドローンや無人航空機によるメッシュ状のセンサー網の有効性については疑問を感じないが、問題はその様なシステムを作るのは米軍でもこれからの段階だった筈
            なので、近未来に置いてその様なシステムが間に合うのかと言う問題がある
            それと、俺が読んだ記憶のある台湾侵攻(2030年頃)のシミュレーションの話、記事が分かったので貼って置く
            記事欄の一番下の書き込み(No.24274)だけど、要約すると「グローバルホークやリーパー級のUAVがクソの役にも立たなかった様だ」と言う内容だった

            リンク

            10
              • 匿名
              • 2021年 5月 02日

              匿名掲示板の書き込みがソースだと。。。

              4
                • 匿名
                • 2021年 5月 02日

                御指摘有難う
                上の書き込みを書いた時はそこまでしか分からなかったんだけど、その後調べてみたら掲示板の書き込みの元ネタになったと思われるブログの翻訳記事が出て来たのでリンクを貼って置く
                多分「2020年の秋頃に米空軍が行った中国軍による台湾侵攻阻止をテーマにした戦争ゲームの結果」を書き込んだ人の内容の元ネタもこれだと思う

                リンク

                2
              • 匿名
              • 2021年 5月 06日

              「現状の無人兵器が役に立たない」と
              「グローバルホークやリーパー級のUAVがクソの役にも立たない」では
              全っっっっっっ然話が違うと思うんだが。

          • 匿名
          • 2021年 5月 02日

          それ、このブログでは見た記憶がないぞ。興味深いな

            • 匿名
            • 2021年 5月 02日

            UAVにネガティブな記事が少ないよね。
            過渡期なのだから、どちらも抑えて欲しいところです。
            外国語に弱く他力本願なので、尚更です。

            4
              • 匿名
              • 2021年 5月 02日

              それだったら、他の軍事系ブログを根気良く探すと良いと思う
              それもUAV関連以外のスレを読んでいたら思わぬ情報が書き込まれていたりするから要注意
              例として、ある軍事系ブログの戦車スレのリンクを貼って置くけど、その中の書き込みに「アゼルバイジャン戦であれだけ猛威をふるったトルコ製のUAVは、シリアだと初期こそ活躍したもののシリア空軍のSu-25攻撃機が出張った途端にたちまち狩られる存在になってロクな戦果を挙げられていない」と書かれてあって面白い

              リンク

              5
                • 匿名
                • 2021年 5月 02日

                紹介&アドバイス、ありがとうございます。
                そうですね、自分でも探してみます。

              • 匿名
              • 2021年 5月 02日

              UAVは万能な存在で既存の兵器を置き換える存在じゃないけど、新たに登場した兵種で確固たる地位を築いているのは間違いない。

              だからUAVは役に立つとかまだまだ様子見だとかで対立するよりも、どう活用するのか前向きに考えた方が健全だと思うよ。

              とくにUAVの議論でみんなの意見が食い違うのはサイズや用途の認識が統一されていないからで、いい加減UAVという呼び名を止めて用途で分類された名称が出来ればいいのにね。

              10
                • 匿名
                • 2021年 5月 02日

                >いい加減UAVという呼び名を止めて用途で分類された名称が出来ればいいのにね。

                確かに。
                母機とファンネル擬きがUAVで一色単なのとか違和感ありますし。

                1
                  • 匿名
                  • 2021年 5月 06日

                  いっしょくた【一緒くた】
                  何もかも(一緒にできないものまで)ひとまとめにすること。同一視すること。

                • 匿名
                • 2021年 5月 02日

                用途は、こんがらがるかな。
                既存の有人機用レーダーに映るかギリギリだけど、UAV用に調節すれば映る翼幅11m未満をミニUAV。レーダーで検知できるか光学検知にするか困ってる翼幅1.5m未満をマイクロUAV。P-1と同じ翼幅35m以上をビッグUAV。

                とかにしてくれれば、マイクロUAVで、車両を次々撃破的な書き込みは減るかな。

          • 匿名
          • 2021年 5月 02日

          対艦ミサイルの開発・導入が日本より遅れてる周辺国なんて格下の台湾韓国朝鮮ぐらいだろ
          中国ロシアは日本以上のハイペースで開発・導入をしてるし質でも量でも上だわ

          5
            • 匿名
            • 2021年 5月 02日

            日本の国産対艦ミサイルは、一般人が予想する以上に性能が高い事は一部の軍事雑誌で紹介済みなんだけどねえ……
            まあ、中国やロシアの対艦ミサイルも見るべき物があるけれど、極超音速兵器と中国の対艦弾道ミサイルを例外とすれば、日本も結構頑張っているからちゃんと調べてみようね

            6
              • 匿名
              • 2021年 5月 02日

              これは嫌味とかではないんだけど、残念ながら日本の国産対艦ミサイルは海外で評価されていないというより防衛省が情報を出さない&PRしないからほぼ取り上げられないんだよ。

              だから国産対艦ミサイルの性能が良いと言っているのはほぼ日本人だけで、世界的な認識とはズレがあると思った方が良い。

              そもそも国産の対艦ミサイルが本当に他国のものより性能が良いのかは防衛省の一部しか分からないことだと思うよ。

              7
                • 匿名
                • 2021年 5月 02日

                F-2もそうりゅうも実際どうなのかは謎ですもんね。
                結局、戦闘保証がついてないものなのでよく分からない。

                6
                  • 匿名
                  • 2021年 5月 02日

                  兵器なんて、そこら辺が不明なままで退役してくれるのが良いけどね。

                  4
                  • 匿名
                  • 2021年 5月 03日

                  バトル・プルーフねえ……
                  まあ日本の場合は仕方無いが、実の所海外の兵器でさえ実戦で性能が保証された兵器の数は多く無い上、実戦で使われた時の状況を精査しないと本当に役立ったのかどうか分からない場合もあると言うのに
                  実際、ある実戦の環境下で威力を発揮した兵器が、別の実戦に使われたらクソの役にも立たなかったと言うケースもあるからね

                  第一、F-2やそうりゅうの性能が実際の所謎ならば、中国のJ-20や商級、それにロシアのSu-57とヤーセン級の性能だって実際の所謎だろ?
                  だからと言って「よく分からない」で済ませるのでは無く「分かるまで徹底的に資料を捜して考える」のがマニアの心得だぞ

                  2
                • 匿名
                • 2021年 5月 03日

                それ、「自分は何も調べていません」と言っているのと同じだよ
                防衛省は大っぴらに情報を流さないだけ
                近年では防衛省も公式HPから様々な形で情報を流しているし、マニアの中にはそれらの公式情報だけで無く防衛省に対して情報開示を行った結果をまとめてTwitterに書き込んでいる人までいる
                それだけの時間の余裕が無いなら、書店で売っている軍事専門誌を片っ端から読み続けて行けば、それなりの実態が分かって来る
                で、国産対艦ミサイルに関してだが、性能自体は結構良いと思われる
                一例だけ挙げると、ASM-2は現在までB型と同改善弾の二回マイナーチェンジが行われており、世界的な潮流に乗り遅れない程度の改良は続いている様だ
                少なくともこれらの改良に関して一切情報を流さない露中よりは情報があるのに「他国のものより性能が良いのかは防衛省の一部しか分からない」等と宣うのは、ある意味マニア失格だぜ?

                2
                • 匿名
                • 2021年 5月 06日

                RIMPAC2018での演習前後で12式をベースとするシリーズ展開がどちらかと言えば拡大・加速してるのを見る限り、
                少なくとも西側諸国の海軍の目で見て特に見劣りする物ではないんだと思いますけどね。
                米国との連携も進んでいて、少なくとも米国は日本の対艦ミサイルを戦力としてカウントしているのは明らかですし。

                むしろ何を根拠に「防衛省が情報を出さない&PRしないから海外で評価されていない」と仰ってるのか謎です。
                海外、と言うのが中朝韓の事であれば納得ですが。

              • 匿名
              • 2021年 5月 02日

              性能もだけど、物量も凄いみたいだね。
              例えば、ポーランド海軍の1個沿岸地対艦ミサイル師団で24発の即応弾に対して
              陸自は、地対艦ミサイル連隊で96発の即応弾。

              2
                • 匿名
                • 2021年 5月 02日

                ちなみに即応弾24発は、陸自だと中隊規模。

                • 匿名
                • 2021年 5月 02日

                相手が元祖本家の人海戦術ですから
                どこまで通じるのかはちと不安だよ

                1
                • 匿名
                • 2021年 5月 02日

                あのさ、編成の違いと部隊規模・人員規模の違いが抜けてるだろw

                3
                  • 匿名
                  • 2021年 5月 04日

                  ポーランド海軍が入手したNSMは、試験用も含めて総計50基だったと思うけど、追加購入したのかな?

      • 匿名
      • 2021年 5月 02日

      対艦攻撃手段や離島防衛手段とか、良くも悪くも独自路線で邁進中だよね。決して進歩していない訳じゃあない、と。
      ただ余りに変化の激しい無人兵器や装備更新に成功してるとは言えない空自を見てるともどかしいと言うかナンと言うか。
      民間同様変化の時期ですから自衛隊の皆様には頑張って欲しいものです

      3
        • 匿名
        • 2021年 5月 02日

        UAVも独自路線気味かな?
        超低空飛行小型目標﹙例:巡航ミサイル、高度15m・速度1080km/h・RCS 0.1㎡﹚対応のUAV用レーダーや、それ用の解析手法の開発とかしてるし。
        補助戦闘機な分野だと、複数航空機自律協調用のアルゴリズム開発を2010年頃から行ったりとか。

        1
    • 匿名
    • 2021年 5月 02日

    習近平主席、同志スターリンを見習い、高級将校の7割を大粛清しましょう!!

    5
      • 匿名
      • 2021年 5月 02日

      粛清のあとは大混乱しても結果的には精鋭軍になってしまうオチだから、このままでいいよw

      4
      • 匿名
      • 2021年 5月 02日

      そんな事をしたら、デジタル世代の昇進が早くなってより中国軍の新陳代謝が良くなってしまうぞ

      11
        • 匿名
        • 2021年 5月 02日

        デジタル世代の将校がクーデターを企てているという偽情報を流して若手も処刑させよう。

        4
          • 匿名
          • 2021年 5月 02日

          実は共産党がいちばん恐れてるのは、それ。
          軍のいう実力集団の、現代的感覚を持ち西側世界をも知る将校が、歪んだ一党独裁政府に対してクーデターを起こす、そんなシナリオを立てて警戒してるよ

          2
            • 匿名
            • 2021年 5月 02日

            「中国軍がクーデターを起こす」というのは夢物語ですけどね(今も昔も)。
            なぜなら、中国は建国以来「党が鉄砲(軍)を指揮する」を確立させるために、軍の末端組織にまで共産党支部を設置して、政治委員が軍を監督管理するようになっているから。
            ただし、ガッチガチに党が軍を監督管理し過ぎた結果、党と軍(陸軍)の癒着が酷くなったり、陸・海・空の統合運用に支障が出たため、習近平が軍事改革を行って問題点を解消した。

            3
              • 匿名
              • 2021年 5月 02日

              本当に解消したのかは判らんよ、
              党内の造反組が軍部と結託する可能性もある
              共産党とて一枚岩ではないから、これは歴史でわかるだろ
              天安門の真相とて、本当は民主派と保守の争いという単純な話ではないって説があるしな

                • 匿名
                • 2021年 5月 02日

                党の理想を極限にまで追求する思想を持ったタカ派の解放軍軍人が居ないとも限らんしな。
                (極限にまで追求しすぎて総書記がドン引きするぐらい?)

                1
              • 匿名
              • 2021年 5月 02日

              すると、軍に対する党の監督管理が緩まったと?

              それはそれで、南・東シナ海、インド国境での軍の暴走が気になりますな。

    • 匿名
    • 2021年 5月 02日

    まるで日本のIT企業のようだなぁ・・・
    (自分の勤務先を思い返しながら)

    1
      • 匿名
      • 2021年 5月 02日

      雇用延長の技術士な先輩の愚痴で、最近の若い衆はsim回して設計した気になって式とか理論とか検討しないから中身無い、ってありました。
      若い衆でなくてもsim頼りなの多いし、学会に参加する様な開発者って極一部だろうと思いながら聞き流してるけど。

      2
      • 匿名
      • 2021年 5月 04日

      不治痛なんか未だ秋草時代の負の遺産を返済出来ないからな…

    • 匿名
    • 2021年 5月 02日

    解放軍は、猛烈な勢いで兵器システムを自動化したので、年老いたガテン系司令官たちが、
    デジタル戦争を指揮できないとは、思わぬ落とし穴というべきか。
    先週、2020年に中国のいくつかの大都市で人口減少が始まったというニュースがあった。
    予想より7年も早く減り始めたインパクトは大きく、解放軍も今後新兵確保に苦心するだろう。

    2
    • 匿名
    • 2021年 5月 02日

    中国に限った話ではないけれども兵器システムはどこまで自動化されるのかな。例えば現在の無人機は攻撃する際は人間が判断しているけれど、将来はどうなるのか。究極的には人間が死なない戦場が出現するのか・・・・(もちろん正規戦での話)

      • 匿名
      • 2021年 5月 02日

      そしてターミネーターとかマクロスプラスな世界を憂いたり。

      1
        • 匿名
        • 2021年 5月 03日

        現実でゴーストが出てくる可能性とはたまげたなぁ……
        初音ミクやペッパーが禁止になっちゃうよ……ヤバイヤバイ

          • 匿名
          • 2021年 5月 05日

          そう言えば役者は揃いつつあるね。

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