中国関連

中国、台湾を守るため全力を尽くすというバイデン政権を誰も信用しない

バイデン政権の下で安全保障問題を担当するサリバン大統領補佐官は今月7日、記者の質問に答える形で「米国はロシアによるウクライナ侵攻と中国による台湾の武力統一が同時に発生することを防ぐため全ての行動をとるつもりだ」と述べたが、中国は国営メディアを通じて「サリバンの発言を信じるものは誰もいない」と指摘した。

参考:Note to Sullivan: You are dragging US down by talking big: Global Times editorial
参考:China vows to attack US troops who come to Taiwan’s aid
参考:First battle could be the end for Taiwan
参考:‘First Wave Of Chinese Soldiers Will Take Taiwan Before US Intervenes’

米国は手持ちの交渉材料に何が残されているのかを冷静に考えれば手の中が空っぽであることに気づくだろ

サリバン補佐官を始めとするバイデン政権の主要人物は「中国の武力統一から台湾を必ず守る」と発言しているが、ホワイトハウス自体は台湾関係法に基づき「米国に台湾に対する防衛義務はなく引き続き台湾の防衛を支援する=防衛に必要な武器供給を行う」という立場を堅持、しかも中国に対する米国の軍事的な優位も相対的に小さくなって抑止力が減少しているのに「バイデン政権が本当に強い意志を持って台湾を守るため全力を尽くすと誰が信用するのか」と国営メディアは指摘している。

出典:DoD News photo by EJ Hersom

恐らく中国の指摘はウクライナ問題でバイデン政権が示した方針にも関係があるのだろう。

緊張状態のウクライナ問題についてプーチン大統領と会談したバイデン大統領は「ウクライナ侵攻が発生しても対応オプションにウクライナへの米軍派遣はなく経済制裁など別な方法で対応する」と明かしており、これはウクライナがNATOの正式加盟国ではないため「第5条に基づく集団的自衛権を発動する対象外」と発言して「ウクライナ侵攻には経済制裁で対応する」との考えを示したストルテンベルグ事務総長と同じ見解だ。

つまり多くの米国人兵士に犠牲がでるかもしれない中国との戦いを「防衛義務」もない状態で確約しても説得力がなく、過去のように圧倒的な軍事力で中国を封じ込める事も出来ないバイデン政権の言葉を誰が信用するのか=台湾海峡の軍事的緊迫度合いが増した時に米国は「経済制裁で対応する」と言って逃げ出すという意味で、中国国営メディアは台湾の武力統一を確実に阻止したいなら「1992年のコンセンサスに立ち戻り『台湾に一国二制度の原則』を受け入れさせるべきだ」と提案した。

出典:U.S. Army

因みに米国は手持ちの交渉材料に何が残されているのかを冷静に考えれば「手の中が空っぽであることに気づくだろうし、もし気づかないのであれば米国はさらなる恥辱に塗れるだけだ」と中国国営メディアは付け加え記事を締めくくっている。

中国の軍事力や技術開発は侮れないレベルに到達しているため「台湾の武力統一を未然に防ぐ」というシナリオは実現性に乏しいか

台湾でも国家安全会議の元秘書長(総統を除けば会議の実質的なトップ)を務めた蘇起氏が6日、台北で開催されたフォーラムでの講演で「中国は2018年以降、我々を物理的に封鎖し電子システムを麻痺させる能力を備えており、台湾を武力統一するため派遣される第一陣の兵力は2万8,000人に達する」と語り、現在の台湾海峡におけるパワーバランスは米国から中国に主導権が移っているため米国が救援に来るまで台湾は持ちこたえることが出来ず「戦いは自体は米軍介入前に勝負がつく」との見解を示して注目を集めている。

出典:中華民國總統府 / CC BY 2.0

ただ蘇起氏は国民党の政治家で中国寄りの立場を主張しているため、彼の見解は必ずしも事実に即したものではない=中国に有利な視点で語られた可能性があり、深刻に受け止める必要はないが「このような意見もある」と認識しておくべきだろう。

中国国営メディアが指摘した「防衛義務」についても米議会で「台湾に対する曖昧な態度をやめるべきだ」という声が挙がっており、曖昧な態度やめて台湾の防衛を義務づけるのか台湾に淡い期待を抱かせるのを止めるのかは不明だが少しづつ状況は変化の兆しを見せている。

出典:ロッキード・マーティン NGAD

しかし米空軍は台湾海峡での戦いで中国軍に勝利できると自信を持って言えるようになるのは次期戦闘機(NGAD)やB-21が投入できるようになる2030年頃の話なので、中国軍による台湾の武力統一が米軍の準備が整う前に発生すれば「中国に対する米国の軍事的な優位は相対的に小さい」という中国国営メディアの指摘もそれなりに的を得ているのかもしれない。

まぁ結局ところ戦争の結果自体はやってみないと分からないが、中国による台湾の武力統一を未然に防ぐには中国の政治的指導者が認識するレベルで「米軍の軍事的優位」を取り戻せば良く、逆に台湾の武力統一への米軍介入を未然に防ぐためには中国がバイデン政権に「容認できないレベルの犠牲者と損失を被る」と認識させれば良いだけの話だ。

管理人も日本人なので前者のシナリオを切望するが、中国の軍事力や技術開発は侮れないレベルに到達しているため「台湾の武力統一を未然に防ぐ」というシナリオはもしかすると実現性に乏しいのかもしれない。

因みに一つだけ明るい話題として「台湾の国産潜水艦建造スケジュールが前倒しになる」と報じられており、これが実現すれば2024年に進水予定だった1番艦の進水は2023年に前倒しになる予定だ。

関連記事:米シンクタンク、なぜ台湾のために米軍兵士は死ななければならないのか?
関連記事:NATOのストルテンベルグ事務総長、ウクライナをロシアの侵攻から守る義務はない
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関連記事:米空軍は次世代戦闘機の新しいプロトタイプを製造中、台湾での戦いにF-22は役に立たない

 

※アイキャッチ画像の出典:U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 3rd Class Gabriel A. Martinez

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コメント

    • 匿名
    • 2021年 12月 10日

    豪もそうだが、米も1941年の記憶が残っているかどうかという事では。台湾、日本が抜かれれば、グアム、ハワイや西海岸は目の前だろうに。

    37
    • 匿名
    • 2021年 12月 10日

    >因みに一つだけ明るい話題として「台湾の国産潜水艦建造スケジュールが前倒しになる」と報じられており、これが実現すれば2024年に進水予定だった1番艦の進水は2023年に前倒しになる予定だ。

    明るい話題がショボく感じるなぁ。
    こんなこと言っちゃ悪いんだろうけど、台湾海峡で勝てる要素ってほぼないな。
    蘇起氏の発言が正しければ、「台湾の武力統一を未然に防ぐ」のは無理で、管理人が言ってる米軍の軍事的優位も簡単に確立できるわけがない。
    日本にとっても台湾は大事だってわかるんだけど、守るんだったら「容認できないレベルの犠牲者と損失を被る」覚悟を持ったほうがいい。
    敵基地攻撃能力がどうとか言ってる政治家がそんな判断をできるとは思えないけど。
    個人的には侵攻されたら、諦めたほうがいいと思ってる。
    台湾を守る現実的な案があれば、教えてほしい。

    26
      • 匿名
      • 2021年 12月 10日

      本気でリスク抱えてでも守るってなら半世紀前の米台相互防衛条約を復活させることかね

      それ以外だと在日米軍を最低限、中国海軍と沿岸部の中国空軍を上回るレベルまで増強してようやく台湾防衛のスタートラインだな

      抑止力ともなると中東から引き上げさせた兵士をそのまま持ってきて台湾に侵攻されたら逆侵攻して中国沿岸部を抑えられる兵力があっても確実ではないし、そもそもスタートラインに立てるほど在日米軍を増強するって時点で政治的、資金的、地域感情的に実現性は相当低いし

      7
        • 匿名
        • 2021年 12月 10日

        復活させた瞬間、中国のレッドラインを越えて侵攻が始まるからそれはない

        7
          • 匿名
          • 2021年 12月 11日

          そんなことはないだろう。だが、国交断絶くらいは行くかもしれない。

          6
      • 匿名
      • 2021年 12月 11日

      現実的な案どうこう以前に、今の延長で別に構わんと思うが?

      日本は南西諸島をキッチリ守る。
      米国はそこを起点に船舶・航空機で武器・弾薬や援助物資を送り込み台湾軍の継戦能力を維持する。
      攻撃されたら、キッチリ反撃。

      あとは二万八千+α程度の侵攻戦力に音を上げるかどうかは台湾次第と思うがね。

      5
        • 匿名
        • 2021年 12月 12日

        >攻撃されたら、キッチリ反撃。

        これが本当にできると思うの?

        2
      • 匿名
      • 2021年 12月 11日

      現実的な案ねえ、日米(英豪)は南シナ海に多数の潜水艦をウジャウジャ展開させることかな。

      その状況で台湾の潜水艦が2~3隻でかまわないので中国向けの商船を沈めれば、中国の沿岸諸港を通じた海運は寸断される。
      経済が干上がれば、侵攻どころではなくなるわな。

      6
    • A
    • 2021年 12月 10日

    >手の中が空っぽであることに気づくだろ
    いつも冷静な管理人さんが珍しく言い切りの形にしている。
    本当は「!」をつけたかったくらい怒ってたりして。

    1
      • 匿名
      • 2021年 12月 10日

      それ中国国営メディアの言な

      38
      • 匿名
      • 2021年 12月 10日

      だろうのうが抜けたんじゃね

      • HY
      • 2021年 12月 11日

      手の内が空っぽなのは中国も同じ。
      長年続けてきた「ほほえみ外交」が破綻して、経済成長も頭打ち。
      如何に親中政権が誕生しても、自ら「自由と民主主義」を完全に放棄させることができないことが、香港でもわかったし、
      もはや軍事方面以外の選択肢がなくなっている状態。

      10
    • 匿名
    • 2021年 12月 10日

    中共としてはアメリカの同盟国への揺さぶりのつもりで言っているのだろうが、アメリカがアフガンやウクライナで踏みとどまらなかった理由を考えたら、何とも呑気な事だなぁと思う。
    ただアジアでの戦力バランスがヤバいのも事実だし、アメリカにはスピード感を持って対中シフトを実現してもらいたい。
    もちろん、日豪も努力しなけりゃならないが。

    23
      • 匿名
      • 2021年 12月 10日

      呑気なのはアメリカでは?

      13
      • 匿名
      • 2021年 12月 10日

      これなんだよな
      アフガニスタン撤退だって対中に専念するためだし

      7
    • 匿名
    • 2021年 12月 10日

    2030年後も台湾海峡のバランスは中国が握るでしょ
    無人機、短距離弾道ミサイルしかり投入出来る物量が違うもん
    ステルスでどうのこうの対処出来るレベルでは無い

    7
    • 匿名
    • 2021年 12月 10日

    中国は台湾に軍事侵攻なんてしないだろ
    台湾の現政権で不満が溜まれば、今は野党である親中派が盛り返すだろうし
    与党になって中国に従うよう法律を変えちまえば合法的に台湾が手に入るんだから

    1
      • 匿名
      • 2021年 12月 10日

      プーさんにそれだけの忍耐力があるかな?
      長い目で見た合理性より時の政権の功名心が優先されることなんてよくあることだ

      28
        • 匿名
        • 2021年 12月 10日

        プーさん、今68歳か
        後10年我慢出来るか出来ないか
        70超えたら焦りだすかもしれないね

        11
        • 匿名
        • 2021年 12月 10日

        2035年までは待つつもりらしいけどね。
        中国は2035年までに中国本土と台湾を高速鉄道で結ぶ計画を立てている。
        武力を用いず10年以上掛けてじわじわと台湾を侵食する計画。
        ただし、台湾政府が独立を公式発表したら即座に攻撃すると思うけど。

        2
      • 匿名
      • 2021年 12月 10日

      >与党になって中国に従うよう法律を変えちまえば合法的に台湾が手に入るんだから

      馬英九総統時代でも出来なかったのに?

      12
      • 匿名
      • 2021年 12月 10日

      そもそもできないよ。
      中国の勝利条件は台湾占領ではない。その後に西側諸国を中心とした中国封鎖に対抗しなければいけない。
      貿易が止まったら、中国は干上がる。
      つまり本当の勝利条件は、西側先進国を中心とした範疇勢力を黙らせるまでが含まれる。
      中国にそこまでの力はない。

      20
        • 匿名
        • 2021年 12月 10日

        中国側は、中国抜きで経済が回らない状態の維持が対抗策

        8
          • 匿名
          • 2021年 12月 11日

          サプライチェーン外しが順調に進んでるんで対抗策にはならないよ

          4
      • 匿名
      • 2021年 12月 10日

      香港問題で中国への猜疑心が高まったからそれは難しそう

      17
        • 匿名
        • 2021年 12月 10日

        台湾の人たちには香港に未来の自分たちの状況が見えただろうね

        7
    • 匿名
    • 2021年 12月 10日

    > 米空軍は台湾海峡での戦いで中国軍に勝利できると自信を持って言えるようになるのは次期戦闘機(NGAD)やB-21が投入できるようになる2030年頃の話

    中国側も当然対応してくるだろうから、楽観的予想に思えるなあ

    24
    • 匿名
    • 2021年 12月 10日

    バイデンは信用されようがされまいが、四年間で退場するだろう
    中国はいつになったら信用されるのか(笑)

    7
      • 匿名
      • 2021年 12月 11日

      はいはい

      2
        • 匿名
        • 2021年 12月 11日

        おや留学生さん

        6
          • 匿名
          • 2021年 12月 11日

          ナニイッテンダ

            • 匿名
            • 2021年 12月 12日

            あまり読解力が低いと嫌みいわれるだけよ(笑)

    • 匿名
    • 2021年 12月 10日

    真面目に中国と事を構えるとしたら捨て鉢上等で各自治区で内乱を誘発させるしか無いと思う
    台湾侵攻と時を同じくして時限爆弾の様に中国国内で暴動を誘発させて引っ掻き回すしかないかと…

    国内が安定した状態でよーいどん!で台湾争奪戦に挑んでもまず負ける

    5
      • 匿名
      • 2021年 12月 10日

      スカイネット(天網)が中国国内に張り巡らされているのにどうやって反乱おこさせるの?
      扇動するデマは検閲で削除可能、顔認識は数秒以内で特定、5人以上長時間で集まったら即警察がくるのに無理に決まってるでしょ
      我々西側諸国が逆に扇動されて後手後手に回ってる状況でよくそんな妄言が言えるね

      29
      • 匿名
      • 2021年 12月 10日

       おんなじ方法でやり返されて、銃社会の米国の方が悲惨な内戦状態になるんじゃないだろうか?

       

       

      15
      • 匿名
      • 2021年 12月 10日

      そのやり方で最強なのは間違いなく中国人なので…
      各国に浸透してる人口の暴力よ

      14
    • 匿名
    • 2021年 12月 10日

    中国の野望が台湾侵攻だけで終わるとは思えなくなったな…恐らく中国の本当の野望は「台湾侵攻を利用して米国の覇権を決定的に破壊し、米欧日等の民主主義国家を打倒して中露(あるいはインド・トルコ等中東の一部諸国)で世界を分割する」しゃないのかと思えるぞ。
    中国は台湾侵攻を切っ掛けに第三次世界大戦を起こしても構わないと考えているのかも知れない。
    そうなったら、ある意味で人類は滅亡の道を辿る危険性が有るから事態は深刻と言わざるを得ないが、果たして米国はそこまで考えているのか?

    12
      • 匿名
      • 2021年 12月 10日

      さすがに日独伊の三国が世界征服の野望を抱いているというのと同じくらい突飛な考えだな。あえて言えば、妥協を不可能にする危険な考えだ。
      結局の所、常識的な範囲の国益のぶつかり合いに過ぎないよ。

      9
        • 匿名
        • 2021年 12月 10日

        いや、中国の野望を詳細に検討すると「日本が出来なかった大東亜共栄圏を自らが実現する」事になって来るから突飛な考えとも言えんよ。
        それに中国は清朝末期から太平洋戦争終結頃まで、西欧や日本から植民地に近い扱いを受けた時代が有るから、それに対する復讐心も垣間見える事を忘れてはならないと思う。

        18
          • 匿名
          • 2021年 12月 10日

          中国の野望はそんな大それたものじゃないよ。
          中国の野望は「共産党の存続」で建国当初から変わっていない。
          党を存続させるためにはどんな手を使ってでも国力増強を続けるし、党に脅威を与えそうな存在には攻撃を行う。
          共産党を永遠に存続させるには、世界征服をして党の脅威を全て排除する必要があるけど、中国共産党がそこまで考えているかは分からない。

          4
            • 匿名
            • 2021年 12月 11日

            その「共産党の存続」こそが、今の中国で一番危険な要因なんだけど…そもそも共産主義と言うのは「共産党の考え方に反対する勢力や個人は、例え党内部の人間と言えども徹底的に排斥する」と言う思想が有り、それが冷戦期のソ連がやったハンガリー動乱・プラハの春に対する軍事介入へと繋がっているし、日本でも日本赤軍がやった山岳ベース事件やあさま山荘事件の伏線になっている。
            だから、今の中国共産党が最終目的として「世界征服をして党の脅威をすべて排除する必要が有る」と考えていても俺は不思議に思わない。

            5
              • 匿名
              • 2021年 12月 11日

              「共産党の考え方に反対する勢力や個人は、例え党内部の人間と言えども徹底的に排斥する」は共産党に限らず、あらゆる組織に当て嵌まる一般論ですけどね。
              会社等の組織も「存続」することが最優先だし、会社の存続に害をなす勢力は排除する。
              「共産主義を広める」「民主主義国家の打倒」「大東亜共栄圏の実現」みたいなイデオロギーは今の中国にはありませんね。

              3
      • 匿名
      • 2021年 12月 12日

      中国は多民族を統治する難しさを国内問題だけで実感してるから、世界征服のごとき野望は持ってない。なかなか歴史を勉強にしてるから、かつてのいわゆる世界帝国が崩壊する過程を、拡大のしすぎだと認識してる
      彼等の目標は、世界最大の人口を有する国にふさわしい、より高い地位と、あとは自己の生存権確保という分かりやすさがある
      例えば奴等は日本を直接支配したいのでなく、総理就任後の最初の外遊が必ず北京への挨拶をする国になれば良いと考えてるよ
      要するに主人を米国から中国にしてくれたら、あとは好きにしてて良いよって感じ

        • 匿名
        • 2021年 12月 12日

        問題は、仮に中共に日本を直接統治する気が無いとしても「朝貢料」が幾らになるか見当が付かないこと。
        まぁ尖閣は当然として、沖縄の割譲くらいまでは要求されるだろうね。
        後は歴史問題絡みで何か“ご指導”はあるだろう。
        現状でもウダウダ文句垂れて来ているのだから、それが「命令」になって逆らえなくなるだけか。
        俺は嫌かなぁ。てか米帝ってけっこうマシだな、そう考えると。

        4
          • 匿名
          • 2021年 12月 12日

          多分在日米軍が在日解放軍にすり替わるんじゃないかな
          そして思いやり予算という名の朝貢料を払うと

          1
          • 匿名
          • 2021年 12月 24日

          朝貢料等と書いてるのでひとこと。
          朝貢貿易は基本的に属国側の方が利益がある貿易なんですよ。
          歴史的にも、過去、朝貢貿易を中国側の懐事情で「あんたんとことは朝貢貿易しない」と宣言したら、
          属国側がブチ切れ
          「我々はあなたたち王朝の一番の属国であるのに、けしからん。朝貢貿易認めさせるために中国と戦争する。」
          ってんで戦争勃発したこともありますし。

    • 匿名
    • 2021年 12月 10日

    中国視点でいつ台湾有事を発生させるべきかを考えると、
    ・2030年ごろの米軍の新ステルスの戦闘機や爆撃機や空中給油機やLRHWなど新装備配備が整うより前
    ・ロシアのウクライナ侵攻と同時
    ・コロナの混乱の時
    ・日本が南海トラフ地震など大災害で混乱している時
    ・日本が左派政権になってる時
    ・アメリカがバイデン政権の時
    かな

    ドローンについてはどう考えているんだろう
    既存の装備を時代遅れにするドローンをもう少し拡充させてからの方が中国優位と考えるのか、それともドローン対処装備をアメリカが配備する前に台湾有事を起こした方がいいと考えるのか

    11
    • 匿名
    • 2021年 12月 10日

    今になって思えば、くまのプーさんとの首脳会談の直前にシリアにトマホークぶっ放したトランプって有能だったんだね

    35
    • 匿名
    • 2021年 12月 10日

    バイデン政権は米露の二国間交渉でウクライナ問題を収束させる方向でNATO内で調整を試みて逆にNATO加盟の東欧諸国から非難されたそうな。まぁ当然ですわ。
    米国の政策をバイデン氏が全部決めてる訳ではないだろうし、ホワイトハウスの政権スタッフの質が全体的に落ちているとか複合的な要因があるのだろうけど、言ったら悪いけど交渉事や急に湧いて出た事態への対処が下手すぎる。中国の公営メディアの見解はいずれも巧妙なレトリックで真実などないけど、米政権の腋の甘さを見透かされているのは間違いない。
    バイデンさん、米国のステレオタイプなリーダー像からはかけ離れていて、むしろ古い時代の日本のリーダーに近いタイプなんじゃないかと思うんだよな。実際長いこと院内総務をやってきて年功で候補者指名された人だし…。だから博打慣れしてるプーチンには良いように振り回されるし、こんな具合に中国にその様子を嘲笑される。一つ救いがあるとすれば中国共産党もアジア式の組織なのでプーチンみたいなリーダーは居ないというあたりだけど。

    12
      • 匿名
      • 2021年 12月 10日

      中国にはプーチンみたいなリーダーがいないから、中国はロシアより厄介だと思いますけどね。
      中国は個人の感情で動かずコスパや党の利害をちゃんと考えて動くし、共産党独裁なので政策方針が決まったら物凄いスピードで押し進むことができる。

      6
    • 匿名
    • 2021年 12月 10日

    タリバン如きに手も足も出なかった米軍が
    中共の革命的打撃力に勝てる訳ないんだよなぁ・・・

    3
      • 匿名
      • 2021年 12月 10日

      逆説的に正規軍とだから戦えるという見方もできるのでは

      20
        • 匿名
        • 2021年 12月 10日

        今まで航空優勢の環境でほぼ格下相手しか戦った事ないのに、通常兵器の性能差がほぼ無い軍隊相手にどの程度に戦えるか?
        それに中国が核の使用に対してどの程度、理性を保っていられるかという部分も考慮しなければならないだろう

        9
      • 匿名
      • 2021年 12月 11日

      でもアフガンに使ってた戦力を、無理やりにでも撤退したおかげで台湾に振り分けることが出来るようになったわけだろ。
      日本人としてはあのアフガン撤退を馬鹿にしてはいけないんだと思う。

      15
      • 匿名
      • 2021年 12月 11日

      それとこれとでは話が色々と違うだろ…

      3
    • 匿名
    • 2021年 12月 10日

    アフガン撤退に失敗し近々ロシア攻めて来るんじゃねーの?って言ってる時にウクライナを防衛しないと事前に明言しちゃったお爺ちゃんは誰も信用しないよ
    頭いたい

    18
    • 匿名
    • 2021年 12月 10日

    日本が白団という名称で台湾で中華民国軍と共同訓練(米軍を挟まない)を行なえば、台湾には有事の際に駆け付ける意図を伝えつつ、表向きには中共を牽制しつつ、アメリカに牽制できるのではないか?

    1
    • 匿名
    • 2021年 12月 10日

    台湾に弾頭レンタルしてやればいい
    すぐ黙る
    インドが舐められないのは結局核

    6
    • 匿名
    • 2021年 12月 11日

    中国は勝てそうな相手にしか戦争を仕掛けない。
    台湾単独には勝てるだろうが、アメリカが出てくると話は別になる。
    だから中国としてはあらゆる手段を講じてアメリカが出てくるのを防ぐのことが必要だが、アメリカの本気をどこまで推し量れるかが問題になる。
    今の中国はエネルギーと食料をアメリカに抑えられているから巨大な人口が弱点になる、インドやロシアから輸入できるだろうが相場の数倍の価格をドルで払うことはい今の中国には不可能だろう。
    たとえ台湾を獲ったとしても制裁は長期間続きバブルは崩壊する。
    攻撃を決断するのは困難だろう。

    4
    • 匿名
    • 2021年 12月 11日

    これ系のニュース取り上げる必要ある?
    普通にプロパガンダじゃん。

    6
      • 匿名
      • 2021年 12月 11日

      そう思うならそっと閉じれば良いだけ、取り上げるか取り上げないかを君に指図する権利はない

      10
    • 匿名
    • 2021年 12月 11日

    管理人としちゃ、台湾が中国にとられた方がうれしいんじゃないかね

    4
      • 匿名
      • 2021年 12月 11日

      管理人はバイデン政権が嫌いなんだな…てのは伝わってくるね。最近の記事傾向的に。
      まあなんか頼りないのは事実だが…

        • 匿名
        • 2021年 12月 11日

        ちゃんと読めばきついことを書いてても嫌いという感情論で書いてないのは明らかでしょ

        8
        • 匿名
        • 2021年 12月 12日

        国語力の無い世代が不安です
        諧謔や皮肉を読み取れず、表面の字面だけで喜んだり怒る未熟な世代

          • 匿名
          • 2021年 12月 12日

          世代間の比較ならおじいちゃん世代の方が国語力や情報リテラシーが未熟なんすよ
          なんせ立憲共産党の支持層は60overなんでね
          自分自身を客観的にみてごらん

          1
            • 匿名
            • 2021年 12月 13日

            そうやって不要な反論することで自己の未熟をさらけ出すから言ってるのに。
            そもそも相手の年齢を勝手に妄想してる時点で愚か

              • 匿名
              • 2021年 12月 13日

              >そもそも相手の年齢を勝手に妄想してる時点で愚か

              それは先に未熟な世代って持ち出したからだよ
              不要な世代間煽りも先に上の人が持ち出してるね
              不要かつ根拠のない上から目線の煽りはやめようね
              まぁ上の人とは違う人かもしれないけど

              1
    • 匿名
    • 2021年 12月 11日

    敵国のプロパガンダ放送を真に受けて不信感を煽る行為こそ信用できないわ

    3
      • 匿名
      • 2021年 12月 12日

      その割に、ここの強気な住民たちは香港については触れなくなってるね
      ウイグル、モンゴル、いくらでも問題あるのに

      1
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