中国の軍用機開発に精通したリック・ジョー氏は中国のJ-36について「低シグネチャ、大きな航続距離と内部容積、高高度飛行及び高速飛行に最適化され、有利な戦術的ポジショニングと先制攻撃を追求し視界外戦闘に特化した有人戦闘機」と評価し、伝統的な戦闘機というカテゴリーは時代遅れになると指摘した。
参考:J-36: Assessing China’s New Generation Combat Aircraft
次世代戦闘機は高性能な武器システムを制御するプラットフォームと表現した方が良いのかもしれない
中国は12月26日に成都飛機工業公司製の次世代ステルス機が初飛行を実施し、エンジンを3基搭載したデルタ翼機の姿に世界中の人々が衝撃を受け、中国の軍用機開発に精通しているリック・ジョー氏も30日「過去1年半に登場した数々のヒントは次世代機がまもなく登場すると強く示唆し、直近4ヶ月間でその兆候は加速し、登場が予想されるプラットフォームの詳細についてのヒントが増えていた」と述べ、J-36と呼ばれる成都案についての考察を披露した。
J-36が初飛行した時期については「ほぼ14年前に登場したJ-20と状況が酷似している。中国人のコミュニティの間ではJ-20に関する噂やヒントが実機登場よりも先行して議論されていたが、J-36に関しても状況は同じで、人民解放軍に関する情報と距離がある人々にとって12月26日の出来事は予想外だっただろう」「J-36の初飛行は毛沢東の誕生日に合わせて実施された可能性もあるが、瀋陽案の初飛行、076型強襲揚陸艦の進水式、KJ-3000の初飛行などは26日でないため単なる偶然かもしれない」「J-36の存在が公のものになったのは12月26日だが、秘密裏に飛行テストを行っている兆候は衛星写真によって確認されていた」と指摘。
初飛行した機体の役割りについても「機体番号『36011』は単純なデモンストレーターではなく開発中の試作機に近いことを示唆している」「2011年初頭に初飛行したJ-20のデモンストレーターは『2001』だったが、2014年に初飛行した開発中の試作機は『2011』だった」「まだ中国政府や人民解放軍からの公式情報がないためJ-36の正確な役割りは不明で、アナリストの中には爆撃機や空対空任務も可能な戦闘爆撃機だと主張するものもいる」「これらの予想は的外れではないものの、信頼出来る中国人のコミュニティの情報や空中戦闘に関する将来トレンドの前で色褪せて見える」と指摘し、J-36の特徴について以下のように述べている。
“J-36のサイズは全長22m×翼幅20mと推定され、尾翼のないダブルデルタ翼機の形状を採用し、胴体下部の側面にエアインテークが2つ、機体上部にも形状が不明瞭ながらエアインテークが1つあり、3基のエンジンを搭載するという点で非常にユニークな構成だ。これまでに登場したJ-36の画像はYF-23を連想させ、外側の2基については推力偏向ノズルが採用されていると考える人もいる。胴体下部中央には大きなウェポンベイが確認でき、超長射程のP-17を搭載するのに十分な長さかもしれないが、回転式ランチャーを搭載するための深さがあるかどうかは分からない”
“このウェポンベイの両端にはJ-20のものに匹敵するサブ・ウェポンベイが存在し、最大離陸重量は50トンを越えるかもしれない。しかしJ-36はスプリットフラップラダーを含む比較的大きな操縦翼面が確認でき、複雑で野心的な飛行制御を採用している可能性、特に推力偏向ノズルを採用している可能性を高めている。エンジンについてはWS-10×3基構成、WS-15×3基構成、ラムジェットエンジンを搭載しているなどの噂が飛び交っているが、どれも信じるに足る根拠は提示されていない”
“外見から判明したJ-36の特性は低シグネチャ、大きな航続距離と内部容積、高高度飛行及び高速飛行に最適化された大型機で、機体制御も音速域の操縦に最適化され、恐らく亜音速域での操縦性は追求されていない。J-20と比較すると戦闘半径の大幅な拡張、全方方向に対するシグネチャの低減、強力なセンサーとEW能力に不可欠な発電能力を備え、UCAVやCCAといったウィングマンや有人機と協調して作動し、そのために必要な指揮統制能力とネットワーク機能も備えているはずだ”
“J-36は強力なセンサーやウィングマンと協調することで視界外の状況認識力を大幅に強化し、超長射程ミサイルや自機の前方を飛行するウィングマンからミサイルを発射することで視界内での交戦リスクを軽減し、有利な戦術的ポジショニングと先制攻撃の機会を追求した機体、視界内戦闘ではなく視界外戦闘に特化した有人戦闘機と言える。これは次世代戦闘機として予想外なことではなく、米空軍のNGADや英伊日のGCAPと同じコンセプトだ。ノースロップ・グラマンはB-21について第6世代プラットフォームと表現しており、第6世代という肩書は戦闘機の能力を定義するものではなくなってきた”
“実際、伝統的な戦闘機というカテゴリーは時代遅れになる可能性が高く、次世代戦闘機は高性能な武器システムを制御するプラットフォームと表現した方が良いのかもしれない”
因みにリック・ジョー氏は「エンジンを2基搭載した可変尾翼の後退翼機=瀋陽飛機工業集団案」については「登場がやや意外だったこと以外に触れない」と述べており、恐らく入手できる情報が限られているため瀋陽案の評価を避けたのかもしれない。
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※アイキャッチ画像の出典:@RupprechtDeino
Xでエンジン3発なのをやたらバカにしてる人がいますけど、そんなに良くないんですかね。
新しい事を批判する人間は、一定数いるんでしょうね…
自衛隊=日本の防衛産業から見れば、新しい事に予算を投資できるのは、物凄い羨ましいと思います。
純国産ですからね。
たむごんさんも来年こそは
新しい仕事を見つけて無職ニートを脱出しましょうね。
ご心配ありがとうございます。
昨年は、投資環境がよかったので、自分や自分の周りを含めて素晴らしい1年の方が多かったと思いますよ。
名無しさんのキャリアデザインが、今年も輝かしく光ることを願っています。
たむごんさんが今年こそ定職につけますように
その人たちって十中八九、いまだにロシアの何々枯渇論とか戦況図を見てもウクライナが負けてる事にはならないとか言ってる面白い人たちと同一でしょう?
軍事的議論で負けちゃった人たちの言う事を真に受けちゃだめですよ
平気で嘘をつくのでそういう人たちは
今回のうぃっち某氏はほぼ全包囲から殴られたので分かりやすいですがものによっては同レベルの話でも真に受ける人が多発しますからね。半歩一歩引いてみる大事さを感じます
まあ、整備の手間は大変でしょうけど、だったら、4発にしたP-1とかどーなのよとか。
実際に運用機になったらエンジンの改良が進んで、双発になるのかもしれないし、この時点で論うことではないのは確かですね。
いや哨戒機と戦闘機比較したら駄目でしょ?
哨戒機はあくまで撃墜の可能性の低い対潜任務を長時間やるわけで、機動性を度外視しても良いですが、
戦闘機は機動性も問われますし、排熱も問題視される訳で、整備に及ぼす悪影響が比較にならないです。
こいつの真価はエンジン開発支援機だと思うな
>エンジン3発なのをやたらバカにしてる人がいますけど、そんなに良くないんですかね
非常に大雑把に言えば二乗三乗則※上、単発や双発よりも同じ推力ならなんぼか軽く出来る。バイクのエンジンも400㏄単気筒ではなくマルチ化して3気筒4気筒にしてるじゃん。
※ジェットエンジンの推力は吸入空気量を左右する直径(面積)に比例する。従って直径を2倍にすれば面積はその二乗の4倍になるので推力は4倍になるが、体積は3乗で増えるから重量は3乗の8倍になって面白くない。
逆に直径を半分1/2にすると面積は1/4になり推力も1/4になるが重量は1/8になる。ということは、直径1/4のエンジン4基を装備した場合、エンジン総重量は直径1のエンジンの半分で済む。
というわけで欲しい推力を得るのには単発よりも多発にした方が軽く出来る。ただし、エンジン架や補器や配管などの重量も嵩むので単純計算程は軽くならないし整備も含め金もかかる。
最初のジェット艦戦FH-1ファントム開発時にORしたら6発にするのが一番お得だった由。ま、そんな小さなエンジンを作るのも大変ということで結局双発に収まったが。
J79単発のF-104と双発のF-4、F100単発のF-16と双発のF-15を並べると得失と特質が見えてくるであろう。
機械的強度と耐熱強度の要求から、実際のエンジン重量はスケールの三乗にはならないです。目標とする推力・熱条件次第ですが、二乗と三乗の間に収まるのが普通です。
FH-1の開発初期段階では大推力ジェットエンジンが完成段階に無かったため多発型が検討されていたと記憶してますが違ったでしょうか。ウェスティングハウス J30の完成により、同エンジン双発に決定した経緯だったかと思います。
重箱ですけど直径1/4のだと推力1/16になって16基エンジンが必要になるのでは
重量は16基×1/64で1/4で済みそう
中国がドンドン実証試験を重ね新しいステルス機を生産している間に、
我が国の愛国者達はF-3神話を称える「愛国日本最強動画」をyoutubeで視聴し、中国の新型ステルス機を馬鹿にしているのです。
いったいどちらがバカにされるべきなのか客観的に考えてもらいたいものですね。
ろくな分析も出来ずに片方を上げて片方を下げてるアンタもその愛国神話の消費者たちと同じ穴のムジナだよ
戦闘機で一番困るのは排熱(F-35の欠陥の大本もこれ)なんですが、3発を横に並べると真ん中のエンジンの排熱性能がどうしても左右より悪くなるはずなので素人目には非合理的な配置に見えます
また給気口が上面にあるとそこから雨が吹き込んでしまいますから全天候性としては悪く、雲より低空での運用はあまり考えてイないのかなと思います
まあこんなものはぱっと見ただけでわかる構造上の弱点なので中国の想定する運用としてはそれがあってもメリットの方が大きいと判断しているのでしょう
たぶんだ吸気口が上についてるとかじゃなく各エンジンの出力を下げてトータルでの発熱を抑えるとかそっちだと思う
あくまで自分の想像だけど、エアインテークが目立って大きいわけじゃないから総出力は増やす目的ではなさそうだなと
前例が無さすぎますのでね…
それこそ重くなりすぎるんじゃないのかな…
高速高機動飛行&大量の電気消費(センサー、通信…)を支えるのに重さ増大は流石に邪魔過ぎるんじゃないかな…
左右の2基が推力偏向ノズルありだという話もあるので、ロケット的な「推力と翼さえあればどうとでもなる」志向を突き詰めた形なのかもしれないですね。「重い?翼と十分な推力があれば解決だ!」の精神
超音速を主領域として想定するならば合理的だとは思いますが、燃料(推進剤)の消費がとんでもない事になりそうにも思えます。現状では推測にしかなりませんが、長時間滞空任務を想定しない方針で随伴機と共に「飛ぶ・撃つ・帰る」特化なのかもしれません
前例がないってのは単純化すると
・誰も思いつかなかった
・思いついたが技術的問題があり実現しなかった
・思いついたがそもそも理論が過ちだった
のどれかなんですよねぇ…
実は三発目のエンジンは発電専用とかだったら、中国人のセンスに驚かされるのですが。
SM.79という傑作機もあるというのにねえ。
でも、実際三発機は珍しいよね。
3発目のエンジンは必要な電力を確保する為じゃないかと思います。現状だとまだ必要推力と電力を両立できないのでジェネレータ兼用で3発目を積んでるのではないかと。技術が進歩すれば2発になると予想します。
3つ目は実はエンジンじゃなくって、ステルス型のラムエア・タービン(風力発電機)だったりして!
ミサイルの追尾性能が、非常に向上してますからね。
視界外戦闘に特化するのが1つの流れなら、戦闘機が大型化するデメリットが減ります。
陸上基地と空母=強襲揚陸艦で、戦闘機(無人機)のサイズ=役割=搭載機が大きく変わっていくかもしませんね。
F35は、空母陸上基地で共通化していく流れでしたが、それが変わるのか注目したいと思います。
かねてから第六世代戦闘機は再び超音速化するだろうと考えていましたが、やはりそうなりましたね
というのも、中東でアメリカが展開した諸処の航空撃滅戦の中で、mig-25だけは高い生存性を誇っていたからです
米軍のF-15、16、18では高エネルギーで飛ぶmig-25を撃墜できるだけのエネルギーをAAMに与えることが出来なかったんですね
また、その発展機であるmig-31は大エネルギーを活用できるミサイルR-37を運用し、自軍の制圧する空域の中からウクライナ空軍を撃滅してみせ高い攻撃性を示しました
ただし知られているようにmig-25は非常に使い勝手の悪い機体ですし、mig-31もまた改良されたとはいえその欠点を引き継いでいます
設計が古いですからね
最も大きな問題は制空だけ出来ても意味がないということでしょうか
正直、ステルス機のあのノッペリとした形状と材質でどこまで速度だせるんでしょうか?エンジン能力高くても断熱圧縮と材質の問題で今の戦闘機は能力抑える機体が多いですし。
「有利な戦術的【ポジショニング】」のための「高高度飛行及び高速飛行に最適化」という話なので「(MiG-25みたいな)最高速特化」ではなくて高速巡航性能の話じゃないですかね。
ステルス機で燃料ぶち撒けながらM3に迫っても赤外線放射しまくってたら意味がないでしょう
Mig25もMig31も、強力なレーダーを積んで、大型長距離ミサイルを発射するミサイルキャリアでしたからね。Mig25はXB70対策で、Mig31はルックダウンを強化して比較的B1対策かな。
電波出しまくったら、ステルス機の意味はないですが、ミサイルキャリアと言う点では、似たり寄ったりか。
個人的にはXB70バルキリー爆撃機(高高度高速。運動性皆無)とか、F117(運動性微妙)とか、変わり種系で面白いな。コンセプト的には、電波出しまくりで巨大ミサイル発射のMig25系統のほうが好みですが。
「最高速」は赤外放射以外にも燃費とか熱とか色々と代償が大きいんですよね。
好みや浪漫はさておきJ-36がそれらを無視・克服して最高速特化してるとは思えなくて、このツリーで言われてる様な投射兵器にエネルギー与える目的なら巡航速度を上げてM2手前で運用高度を上げる方が現実的な選択肢だと思うんですよね。
高エネルギーとか大エネルギーというのは航空機の推進力を示していると思いますが、発射直後はともかく空対空ミサイルの数十kmから数百kmの射程の中でミサイルの推進力に影響を与えるのでしょうか?
あとR-37Mは射程320kmと言われているのでウクライナ空軍機に対し優位性を持っているのは確かですが、ウクライナ空軍が「撃滅」されたエビデンスを知りたいです。
エネルギーはそのまんま位置エネルギー(≒高度)と運動エネルギー(≒速度)でしょう。
ジェットでもロケットでも推進機というのにはそれぞれ適した高度・速度がありそれを外れると効率が低下しますので航空機を標的とする(=長射程の場合、普通は標的より高高度を飛ぶ)高マッハの対空ミサイルにおいて発射母機の速度高度の影響は小さくないだろうと思います。
…まあそれによってウクライナ空軍が撃滅されたとは寡聞にして存じ上げませんが。
ウクライナ侵攻戦におけるMig-31の明確な戦果はKh-47M2による対地攻撃しか見当たらないような。
バーナーキングさんが書かれている通り、Mig-31の優越性は高速/高高度飛行性能に集約されるわけで、空対空戦闘では交戦高度で優位に立てることでしょうか。ミサイルの有効射程は推力喪失後に維持できる有効存速までなので、下位から撃つほうは基本的にハンデがあります。
ミサイル仕様で推進剤の燃焼時間は決まっているので、最大速度に到達するまでの時間とその速度は有効射程に影響します。つまり、発射時のプラットフォーム速度は少なからず影響があります。
とりあえず、GCAPのコンセプトが間違いではなかったのに、一安心
GCAPは最高速度をF-35程度に妥協し高速巡航能力を重視するという話ですが
能力が高いエンジン積んでても、マッハ2を越えたら断熱圧縮による熱の壁により、それに対応する材質で機体を作らないといけないですから。どうせその速度で高機動をとっても、ミサイルを振り切れないなら、別の事に振り分ける様になってますからね。
それ固定式ダイバータレスインレットだからF-35と同程度、という雑な推測では?
実際には「固定式インレットは最適なフライトエンベロープの範囲が可変式より限定される」というだけでしかなく、その最適範囲をどこに設定するかで巡航速度も最高速度も大きく変わります。
GCAPは公開イメージを見る限りF-22やF-35より機体規模比で大きなインレットになることが予想されますし、大幅な軽量化も予想されますからまず間違いなくF-35より高高度・高速巡航寄りになるでしょう。
GCAPでも可変式のDSIの話聞かないってことは J-20のDSIみたいに可変引きにするのってあんまり効果ないんですかね
効果は間違いなくあると思いますが、固定式であることによるコスト・重量減というDSIのメリットが薄れますからメリットデメリットどちらをどう評価するかの問題でしょう。
コスト過多で可変後退翼が廃れたからって「可変後退翼に効果はない」とはならないでしょう。
インレットと言えば、両脇のは何で中華戦闘機お気に入りのDSIではなく、F-22風味なのが、個人的に?です。
両脇のは、LERX下にインレットを配置している所は第四世代風で、一見高迎え角を意識している様に見えるけど、
真ん中が、低RCS・低抗力が期待出来る代わりに、高迎え角に不利な背負い式のインレットしているから、
多分両脇のインレットも、高迎え角とは別の目標なのでしょうし。
インレット周りの設計思想はLERXも含めた多段圧縮での高速志向で、処置の簡易化のためDSIは回避
位しか理由を思い付かなかったけど、我ながら無理筋な印象で。
うーん、仰る通り上下についてる時点で条件が違い過ぎるのに、そこに「共通する目的、運用思想」を見出そうというのが無理筋なのでは…
高出力が必要な典型例は高迎え角の時だろうけど、真ん中が背負い式だから高迎え角時について重視している様には見えない
それ故、高迎え角以外の要因で両脇のレイアウトについて考えると『多段圧縮での高速志向』しか思い付かないけど、DSI回避理由については我ながら無理筋な印象
といった考えで前回記した次第です。
正直自分も高高度重視くらいしか思いつかず、そのためだけに上下インテークとエンジン3基はコスト的に見合わない気がしますが逆に言えばそれだけのコストに加えて「有人の超大型機を実際に空飛ばす」なんつーこれまた高コストを掛けて実行してる以上、何かしら意図と成算はあるんだろうと思います。
前例が無いだけに、今後の分析や続報に期待ですね。
隣国の新鋭機で日本にとり新たな脅威となり得るので、
単純に楽しめないのは残念ですが。
同感です。
仮に技術的に多少微妙で後に続く機体がなく、戦闘機・航空機の技術史に影響を与えなかったとしても直接対峙する本邦的にはその鬼っ子の尖った設計にコスト掛けて対応する必要があって普通に嫌、という。
新しいコンセプトを試せるのは
余裕があって羨ましいですね
なんかボヤッとF-22で考えていたことを、突き詰めた感じがしますね。
かつては、米国で発明したものを日本が洗練させて製品化するというパターンがありましたが、その日本のお株を中国が乗っ取ってしまった感があります。
NGADでやりたかった事を先にやられた気がする。
防衛増税してこれ買おう
J-36 上面からの吸気だと駐機中の雨対策が面倒そうです。
中国は多くの軍用空港に格納庫を用意してますが
あのサイズだと今までの格納庫に収まるのでしょうか?
メリット>>デメリットならば、多少面倒でもデメリット対策を工夫する道を選ぶと思いますよ。
吸気口カバーはジェット機の標準装備で、機体の大小問わず必ず用意されるものです。
はやく全体の姿を見たいぜ
対地近接支援なり対レーダー戦なりを無人機戦力に分担出来る以上は寧ろマルチロールから制空特化+無人機指揮に進んでいくんではないかな?
おそらく次期戦闘機はウイングマンそのものの性能と連携時の総合能力で大きな差がつくと思われるので脅威のレベルがわかるのはこれからでしょう。
視界外戦闘に特化するのは良いですが。
西側のAWACSあるいはロシアのA-50に相当する機体はあるのかな。
または、AWACSに代わる探査衛星などはあるのかな。
あまり聞いたことはないのだけれど。
記事の機体が実用化されるまでには必ず必要になると想像します。
KJ3000と言う、輸送機Y-20ベースのAWACSが最近飛んだそうです
中国にはKJ-2000がありますね(5機運用)。
そしてY-20BベースのAWACSが先日初飛行したので、近い将来、中国は数十機のAWACSを運用すると思います。
出す必要のない画像(しかも真偽・詳細不明)をリークした目的を考えるほうが有意義だと思います
本邦は惑わされず粛々とGCAPを進めるだけです
バリバリ愛国として中国は舐める相手ではないけど
共産圏特有の技術一辺倒感はある
やはり小型のエンジンの整備の手間と積載量の点でメリットを享受できるかという点、おそらく今後はステルス性能より妨害能力を重視していくと思うし、そういう点で言えばこれは5〜10年後には無用になる可能性もある。
F-15がまだまだ現役だと考えるとほぼ答えは出るかなと思う
先制攻撃能力があっても積載が少なければメリットは少なく
大規模な電子戦環境下になると積載の少なさが目立ちますね
あと中国は電子戦機のイメージが少ない…
どちらにせよ小型機は小規模作戦以外メリットを感じないという個人的な認識ですね
>中国は電子戦機のイメージが少ない
ええ、空軍の戦闘機にも艦載機にも電子戦機がある唯一の国なのに?
電子戦支援機もSIGINT機も始終日本近海に飛来している。
次世代機のコンセプトって要は、『飛びながら戦うスマホ』っていう感じなんだな。
だとしたら中国はかなり有利だと思う。
なぜなら既に電気自動車での経験があるから。
それを考えて戦闘機の日本の一般的なイメージって未だに『トップガンの幻想から抜けていないんじゃないかと感じる』
大丈夫です。
次世代戦闘機はじめ将来防衛装備品の開発コンセプトは、現在では防衛研究所や防衛装備庁の担当部署が諸外国の構想/技術動向等を睨みながら策定する研究開発ビジョン等が基になっています。次期戦闘機は多次元統合防衛力構想の一要素です。
そこがしっかりしてれば、我々含め一般人がどうイメージしようと、あとは技術進捗と事業予算の問題です。
2024年最後の記事が中国なのが興味深いです
やはり東洋の王道中国による時代がいよいよ来るのですね
コンセプトとしては面白い。
広い太平洋でアメリカとドンパチやる想定ならこういう機体が必要だろう。
疑問なのはステルス機の場合自らレーダー波を出すわけには行かないため、赤外線探知など別に搭載するか
レーダーを出す偵察ドローンを別に何機も、突っ込ませて捕捉するつもりだろうか?
グアム基地攻撃だけなら弾道ミサイルと極超音速ミサイルで足りると思うが、
ハワイやアメリカ本土を極超音速ミサイルで叩くための母機の想定なのかな?
正直言って、弾道ミサイルも超音速ミサイルもウクライナやイスラエルに対して使われた実績を見る限り、核兵器でも搭載しない限りは基地や本土攻撃には向かないと思いますよ(核兵器は使ったら相手も撃ち込んでくるから無理。
こう言う戦闘機は、航空機で随伴機を運用して、レーダーを使ってお互いをフォローし安全な制空圏を維持して、占領や爆撃機による爆撃をするので無いでしょうか?
中国軍の第5世代機(J-20とJ-35)にはEOTSやEO-DASを搭載しているので、第6世代機もEOTSやEO-DAS等のセンサーを搭載すると思います。
ロイヤルウィングマンを先行させて探知する方法も当然考えているとは思いますが。
雑に考えるなら3発エンジンの内1基はエアボーンレーザーや電子攻撃用装備に電力供給するとか、効率上がるかは分からないが離陸して高空まで上昇して真ん中1基で低燃費飛行とか色々ありそう。大穴で将来的に真ん中1基を電動エンジンとか異種エンジン換装で熱ステルスを突き詰めるとかも考えられそう。
この機体は大型になりがちな超音速/極超音速ミサイルやバンカーバスターの内蔵運用まで考えていそうとか色々と想像が膨らむな。
現状、YJ-12Bもブースター部除いても全長6m程、重さが3t位あるので、ステルス機に格納するには大幅に大きくするか、縮小するかしないとむりですね。
ステルス機に積むよりは無人随伴機に載せた方が使いやすい可能性が大きいでしょうし。
聯合報ではラムジェットエンジンを搭載して極超音速飛行が可能だとかいう真偽不明な情報も有るらしいが、まさか背面の1基がラムジェットという攻めた設計だったり?
そこまでいくと、三発目のエンジンはプラズマステルスの電力用とかまで考えちゃいますw。
日英がステルス機同士の戦いは接近戦になるからとラムだかスクラムジェットのAAMを開発中止にしたのと比べると興味深い
日英がJNAAMを共同研究段階で突如終了したのは、日本が開発・生産母体となるミーティア・プログラムに参加できる見込みが無くなったからでしょう。
英国以外の構成国又は企業の一部ないし全部による拒否が確定的になったのだと思われます。結果的に、次期戦闘機にミーティアを搭載したければ完成品を輸入するしかなくなった。
日本側は先読み制御可能な先進シーカシステムを独自開発できたので良しとし、ミーティアのデータも手に入れ、相当以上のAAMを国内開発可能と判断したということかと。
仰る通りですね。
ただ痛いのは「140機以上運用するF-35に搭載可能な国産関与のAAM」実現の道が閉ざされた事で、仕方なく去年「AIM-120の日米共同生産」に舵を切った、と解釈しています。
巨大複雑ということは撃破できた時のリターンがデカいと言う事。
個人的に兵器が消耗する物と言う本分を忘れてゼロリスク追求のため高価複雑になるのは地獄一本道と思ってるので
あ〜あやっちゃったと見てる
やっぱ無人機使えるよなぁ……
しかしこういったロマンの塊にガンガン投資出来る環境は素直に羨ましい……
やっぱ無人機使えるようになってるよなぁ……
しかしこういったロマンの塊にガンガン投資出来る環境は素直に羨ましい……
>「機体番号『36011』は単純なデモンストレーターではなく開発中の試作機に近いことを示唆している」
>「2011年初頭に初飛行したJ-20のデモンストレーターは『2001』だったが、2014年に初飛行した開発中の試作機は『2011』だった」
2022年の珠海航空ショーで第6世代戦闘機のコンセプト機が出ていましたが、やはり先進技術実証用の機体ではなく次世代戦闘機の試作機でしたか。
SNSでは次世代戦闘爆撃機(JH-XX)という主張もありますが、もう戦闘爆撃機と戦闘機を分けることは無意味なのかもしれません。
ベンリッチが1990年代に空中戦能力を削ったマッハ2級のステルス機を自伝で主張していたけれど、ようやくお出ましか。
思い切りがつかなかっただけでこのタイプのミサイルキャリアーは前々から考えられていた
それにしても中国とは…
アングルによってはB-21みたいにも見えますね。
しかしNGADよりも先に中国の第6世代機を目にすることになるとは。
今の中国は軍事的にはかつての米国のように自信に溢れているように見えます。
こういうトンデモ機体を作って飛ばせるっていうのは、
アメリカ、ソビエトの様にこの先すごく進化する証ですよ。
GCAPが本来やるべきだった仕事をやっている。
率直なところ、うらやましいと感じる。