チェコのパベル大統領はNovinky.czのインタビューに応じた中で「国際社会はウクライナとロシアに和平交渉を促すべきだが、この交渉によってロシアの敗北、占領地の返還、損害賠償は実現しない」「公正な和平は幻想に過ぎないものの、それでも理想を実現させるため話し合いを行うべきだ」と述べた。
参考:Petr Pavel: Spravedlivý mír na Ukrajině je spíš iluze
大国でも他国を一方的に踏みにじることを容認しない世界に住みたいのか、より大きな棒のルールが適用される世界に住みたいのか
チェコのパベル大統領はNovinky.czのインタビューに応じた中で「ウクライナとロシアの戦争は軍事的手段で政治的目標を達成できないという現実を双方が受け入れるまで続く」「もし和平交渉が行われればロシアがウクライナ領の一部を長期間占領する状態が続く」「戦争を終結させる代償としてある種の妥協的な解決策を取るのであれば、私はその道を行くのが良い考えだと思う」と述べた。
全世界がロシア領クルスク州におけるウクライナ人の動向に注目している。今後どの様な展開になるのか?
クルスク州での展開はウクライナ人が設定している目標次第なので(何かを語るのは)難しい。最も可能性が高いのは将来の交渉立場を強化することだろう。双方が「軍事的優位を獲得出来ない」という結論に達すると交渉が始まり、ウクライナは取引材料が必要になるものの現在は何も持っていない。ロシア領の一部を支配することは取引材料の1つとなりウクライナの交渉立場を強くするはずだ。
本当にウクライナがロシア領の一部を支配できると考えているのか?
今のところが成功している。ウクライナ人は40km近く前進し多くの街や集落を支配下に置いている。勿論、ロシアが占領している領土(ウクライナ領の約20%)とは比較出来ないものの、この事実はロシアと軍隊の威信に大きなダメージを与えた。恐らく第二の作戦目的は「ロシア軍とプーチン大統領が全能ではない」とロシア国民に示すことかもしれない。
ウクライナはプーチン大統領が設定したレッドラインを再び越えた。これはどの様な反応を引き起こすだろうか?
現在までの反応は想像よりも非常に弱い。ロシア軍には迅速かつ果敢に反応する能力がないことを示している。クルスク侵攻はウクライナに向うはずだった戦力の一部を引き寄せることに成功し、他戦線の軍事的圧力を部分的に緩和させた。ロシアは過去に何度もレッドラインを設定してきたが何も起こらなかった。プーチン大統領は2022年当時「如何なる支援も戦争への関与と見なして対抗措置を取る」と脅したが何も起っていない。
ロシアが自国領への攻撃を阻止出来なかったのを見ると、もっと早く攻撃が起こらなかったのは間違いだったのではないか?西側諸国はロシア領攻撃に許可を与えなかったのか?
ウクライナ人に効果的な防衛手段を与えたいのであれば必要なものを全て与えなければならない。何故なら「ロシア領への攻撃許可を与えていない」と知っていれば国境地帯に割り当てる防衛戦力を侵攻作戦に転用することが出来るからだ。攻撃を仕掛けた側の領土も「攻撃を受ける」というのは武力紛争における交戦規定に合致する。
チェコが供給した武器もクルスク侵攻に使用されているのか?
これに関する情報を私はもっていない。チェコはウクライナに重装備だけでなく弾薬も供給しているのでロシア領内で使用されているかもしれない。チェコはウクライナに供給した武器の使用について「特別な制限」を設けているという話は聞いていない。
WSJは「ノルド・ストリーム事件の背後にウクライナ人がいた」「この攻撃計画についてゼレンスキー大統領ですら知っていた」と報じられているが、貴方はノルド・ストリームが正当な標的だった考えているか?
これに関する情報を私はもっていないが、武力紛争は軍事的な標的だけでなく戦略的な標的に対しても攻撃が行われる。そして戦争資金を稼ぐノルド・ストリームは戦略的な標的の1つであり、欧州からロシアへの資金供給を断つという条件下なら「正当な標的」と言える。繰り返しになるが、私は事件の背後関係に関する情報を持っていない。
この件についてウクライナ人は欧州と話し合うべきではないか?この攻撃は欧州に多大な問題を引き起こしている。
我々は複数の代替手段を持っていたため、ノルド・ストリームはエネルギー分野の安全保障を左右するパイプラインではなかった。複雑な問題を引き起こしたのは確かだが、対処出来ないレベルの問題ではなかった。パイプラインは紛争に影響を与える可能性を秘めているため今後も標的であり続けるだろう。
WSJの暴露はウクライナ支援に対する同盟の結束を脅かさないだろうか?
これまでのところ同盟は(ウクライナ支援に対する)コンセンサスを見出すことに成功してきたが、だからと言って全ての国が支援継続に無条件で賛成している訳では無い。意見も立場も異なるし、これは常に変化し続けている。ノルド・ストリーム事件の背後にウクライナ人がいたと証明されれば各国の支援に影響を与えるかもしれないが、現状ではウクライナを支援する以外に選択肢がない。これはウクライナが好きか嫌いかという問題ではなく、大国でも他国を一方的に踏みにじることを容認しない世界に住みたいのか、より大きな棒のルールが適用される世界に住みたいのかの問題だ。
この戦争は2年半も続いている。貴方は西側諸国がロシアの成功を阻止するのに十分な意思を示せていると考えているか?
後から「あの時にこうすれば良かった」と思うことは誰にでもある。我々は早い段階で「ウクライナ支援を強化すべきだ」と訴えていたものの、紛争の初期段階において十分な意思を示せていたとは思わない。これがロシアの圧勝で終わるような短期的な紛争ではなく「欧州や世界の安全保障が危機に瀕している」と誰もが認識し始めため、ウクライナ支援に対する意思や意欲は時間の経過と共に高まっている。
この紛争はいつまで続くと思うか?
軍事的手段で政治的目標を達成できないという現実を双方が受け入れるまでだ。それは年内に起こるかもしれないし、来年か数年後に起こるかもしれない。それとも紛争が凍結された段階に移行して何年も続く可能性もある。私は「数年以内に戦いの継続が不可能と認識して交渉が始まるだろう」と予想している。そのためには米国や中国を含む大国が貢献する必要があると考えており、政治的にも経済的にも外交的にも両者を交渉に向かわせる取り組みが必要だ。
GLOBSECが8月末にプラハで開催する安全保障会議でもウクライナとロシアの戦争を取り上げる予定だ。そのテーマの1つは「戦争から公正な平和へ」だが、公正な平和とはどの様なものだと考えているか?
公正な平和を0か100の範疇で想像するなら「クリミアを含むウクライナ領の完全回復」を意味するだろう。そのためには戦争被害に対する補償を侵略者の負担で行うことが前提になるものの、これは誰もが感じているように幻想に過ぎない。公正な平和は理想と現実で少し異なるだろう。それでも理想に近い公正な平和を実現させるため話し合いを行うべきだ。
もし和平交渉が行われればロシアがウクライナ領の一部を長期間占領する状態が続くだろう。国際法や国連憲章を尊重する民主主義国家の立場から言えば「当事者同士の合意」を尊重するものの「侵略によって国際的に認知された国境の変更を認めない」というのが当然の姿だ。そのため我々はロシアが占領している地域について「ウクライナが主権を回復するまでの一時的な占領状態」と見なす必要がある。
ロシアによるウクライナ領の占領を受け入れるのか?我々は介入しないのか?
我々の目標は「ウクライナが可能な限り占領地域を奪還すること」だ。その一方で「ロシアが核兵器や大量の軍事的・物質的リソースを持っている国だ」と誰もが知っており、この様な激しい戦争を何年も続けることが出来るだろう。だから戦争を終結させる代償として「ある種の妥協的な解決策」を取るのであれば、私はその道を行くのが良い考えだと思う。
そうなればロシアは次の戦いに向けた力の蓄積に必要な時間を得るだけだ。それでも凍結された紛争はそのまま維持出来ると考えているのか?
戦争終結後に続くのはウクライナのEU加盟とNATO加盟だ。ウクライナを安全保障の真空地帯として放置しておけば新たな紛争を招くことになる。これと並行して欧州の安全保障体制を回復させるためロシアと集中的な交渉を行うべきだ。2014年のクリミア併合以降、我々はこうした議論をやや過小評価していた面がある。
NATOで働いた経験を持つ私から言わせれば「欧州とロシアの間の安全保障問題」は「ウクライナのNATO加盟」ではなく「欧州全体の安全保障体制に対する問題」で、核兵器や通常戦力を管理・制限する条約の更新、大規模演習を実施する際の通知、新技術に関する情報、例えばオープンスカイ協定を含む信頼関係を構築する過程の問題だ。
ウクライナのNATO加盟は領土の回復なしで可能なのか?
(ロシアの一時的な占領状態から)ウクライナはいつ全領土を支配できるようになるのだろうか。NATO加盟は全領土の回復が前提条件ではないと思っている。暫定的な行政上の境界線が定められるのなら、これを暫定的な国境と捉え「その時点で支配する領域」を基準にウクライナをNATOに受け入れることが可能だ。
NATO加盟国の領土に侵略者が存在する状況は第5条の発動に影響を及ぼさないのか?
歴史的な先例、例えばドイツの状況を見てみよう。全ての西側諸国が容認しなかったドイツの分割があり、東ドイツはソ連による占領状態ともいえる状況だったが西ドイツはNATOに加盟することが出来た。技術的にも法的にもNATOとロシアが対立することなくウクライナをNATOに加盟させる方法があると思う。
以上がパベル大統領が言及した内容の要約だ。ウクライナとロシアの究極的な政治的目標は「ロシア軍を追い出して1991年の国境回復」と「親露政権樹立によるウクライナの傀儡化」なので、これをウクライナ側が軍事的手段で達成するには領土の20%を奪還する必要があり、逆にロシアが軍事的手段で達成するにはウクライナ全体を占領しなければならず、どちらも達成できないという現実を双方が受け入れまで「数年はかかる」と指摘しているのが興味深い。
パベル大統領は和平交渉で「ロシア主権を認めないもののウクライナ領の一部で占領状態が続く」と予想しており、戦争を終結させる代償として「ある種の妥協的な解決策」を現実的な平和への道として「良い考え」とも述べている。
和平交渉が政治的に実現するタイミングは予測不可能だが、軍事的に実現するタイミングは「ロシア軍がドネツク州制圧に成功した場合」だと個人的に思っており、現在の侵攻ペースが維持されても数年はかかる計算だ。
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※アイキャッチ画像の出典:Petr Pavel
5年くらいの継戦は、ウクライナ戦争は想定されていましたからね…。
長期化すれば、在外ウクライナ人の徴兵問題、徴兵年齢引き下げが再燃するため、いつまで戦い続けられるのかは難しい問題だなと。
ノルドストリームは、出資者がロシア・ドイツ・フランス・英国の企業のため、受益者もロシア・ドイツ・フランス・英国なんですよね。
ノルドストリーム爆破テロについて、チェコは(産ガス国でもないため)特に利害関係がないというのが実体かなと(間接的にガス価格安定・調達の関係はあります)。
まさかチェコがロシアによる民間インフラ破壊を容認するとは。いくらドイツ嫌いとはいえ。
今になって、妥協的な和平を望むならなんで迂闊にウクライナ側がレッドラインをドンドン高くしたの。これに限らないけどもう目的と手段が支離滅裂過ぎて、ある種の尊敬すら覚える。
ウクライナが負けるだけで民主主義は崩壊の危機を迎えるほど脆弱で頼りない存在なのに、だのにロシアと戦う頼みの綱は欧州。大国だろうと武力による現状変更は許されないがイスラエル(とアメリカ)は支持するだとか…あと、汚職を合法化してる国が民主主義ヅラしないでほしいとか。だんだん生理的に無理になってきた…。
そうなんですよね…
中東に目を向ければ、「最も大きな棒」のルールが罷り通ってシリア領パレスチナ領が侵されていますし
欧州でも安保理決議無き武力行使によって、ユーゴスラビアは領土一体性を破壊されました
結局のところシリアを援助してイスラエルをゴラン高原から叩き出させようとはしないのですから、武力による現状変更を許さない為ではなくロシアを弱らせたいだけではないかと
そのような西側の二重規範が情報化で誤魔化せなくなってきた感があります
>生理的に無理
大変ですね
>妥協的な和平を望むならなんで迂闊にウクライナ側がレッドラインをドンドン高くしたの
ここまで真逆に受け取ることも可能なんだね
記事にあるように妥協のカケラもなく実現不可能なハードルを掲げていたのはロシアで、をれをウクライナによって下げさせられたという話でしょう
>大国だろうと武力による現状変更は許されないがイスラエル(とアメリカ)は支持するだとか
イスラエルのガザ侵攻は基本的には「人質奪還」なので前提が少し違うかと
前提がそれでも先鋭化して無辜の市民を巻き込みまくってるイスラエルはどうかと思うし、武器支援してる西側もどうかと思うけどね
「当事者の合意」は理想じゃないかなぁ、ミュンヘン会談や朝鮮戦争停戦交渉の様に大国や支援国同士の交渉で解決する可能性もある。トランプが当選したら十分ある。まぁチェコはミュンヘン会談で分割されドイツの保護領になった過去があるから、そういう幻想を抱くのはわかる。あと、NATOの加盟に西ドイツの例を出していたけど、西ドイツはNATOの前身の西ヨーロッパ連合条約から加盟国だったというのが大きいと思う。それでもエストニアはロシアと領土問題を抱えても加盟したけどね。ロシアはクルスク解放とドンバス制圧まで対戦する気は無いぞ!!
誤字訂正 対戦→停戦
ノルド・ストリーム事件に対する姿勢は不信感しかない。本当は情報を持ってけど公開すればウクライナに逆風だから黙ってただけでしょ。
隠し切れなくなった現在に至ってもなあなあで済ましてウ支援を継続したいのかも知れんが見逃されていい破壊工作じゃねえよ。
>大国でも他国を一方的に踏みにじることを容認しない世界
今まで散々中東やアフリカで西側が好き勝手やってきたこと考えると本当にお前が言うなって感じはする。
チェコ自体はやっていないとはいえ、西側代表格のアメリカ、イギリス、フランスあたりの所業を見れば自分達こそ今まで他国を踏みにじってきた一員だと思いますが。
無自覚に二重規範出来るのはもう本能みたいなもんなんでしょうね。
そりゃあ、「他もやってることなのに、俺だけお目こぼしされないのはずるい」程度のロジックで「国際法や国連憲章が尊重される世界」が建前ですら否定されるようでは、二重規範どころかモラルハザードだからねえ。
チェコにとっては命取りだし迷惑この上ないでしょうな。
結局は現代でも白人様ということなんですしょうね、そりゃ欧州やアメリカ以外からの支持を得れるわけない。
>今まで散々中東やアフリカで西側が好き勝手やってきたこと考えると本当にお前が言うなって感じ
>チェコ自体はやっていないとはいえ
西側?に強い反感をお持ちなんですね。
東側の方なんですか?
関係ないと頭では分かりつつ、感情が抑えきれないんですね
日本は東側に位置する国なのだから西側の顔するのが本来おかしな訳で
逆にあんたは西側の回しもん?
恐らく回し者ですらない、鹿鳴館時代に流行った白人の猿真似の亜種。脱亜入欧の抜け殻。
弾薬調達に奮闘したり、割とチェコはまともだなあと思っていたのですが、サラッとダブスタ肯定しまくるインタビュー内容を見ると欧州のダブスタ倫理は日本人には理解しがたい欧州文化・風土的なものなんでしょうかね
「そんなんだから火種が尽きないのでは?」と思ってしまいます
かなり言葉を選んだ結果のように思えます。表立って否定するわけにはいかない西側理論の面目を保とうとするとこんな言い方になるのかと思いました。
東欧であるチェコ自身は玉虫色のままかと。
> 戦争終結後に続くのはウクライナのEU加盟とNATO加盟だ
それができるような条件で和平が実現すると思ってるのは能天気なのかポジショントークなのか
西側はウクライナが負けそうになると停戦停戦の大合唱を行なうが停戦条件を守らない。これが2度のミンスク合意、ミンスク合意を3回繰り返すほど露は甘くない。クルスクを攻撃してくれたのは好都合。クルスクにウクライナ軍を置いておけば停戦しなくてもいいから今のウクライナを滅ぼすことも可能になった。
非ナチ化、非軍事化、中立化の3条件は必ず達成すると露は最初から一貫している。そのためには米の1極支配の打倒が必要で特別軍事作戦はそれを行うように設計されていると最初に表明している。だから中露同盟、北朝鮮、イラン、シリア、BRICS、アフリカ諸国、南米諸国との関係強化を行っており西側の経済制裁は破綻、経済は順調に発展しており長期戦体制の構築に成功している。
そもそも最初から短期戦など想定していない。ウクライナという露世界の攪乱要素をこの機会に根絶することを考えているはずだから急ぐ気もない。物質的・精神的な継戦能力を完全に奪いどうなってもいいから、もう戦争は嫌だというところまでやるはずだ。
>非ナチ化、非軍事化、中立化の3条件は必ず達成すると露は最初から一貫している。そのためには米の1極支配の打倒が必要で特別軍事作戦はそれを行うように設計されていると最初に表明
>西側の経済制裁は破綻、経済は順調に発展しており長期戦体制の構築に成功
>そもそも最初から短期戦など想定していない
大国が他国を一方的に踏み躙る世界
大国同士の戦いが起こる世界に比べればマシだと思います
1914年のセルビアをロシアは見捨てるべきでした
別にオーストリアハンガリー二重帝国は皇位継承者候補暗殺の報復としてテロ組織の壊滅と反オーストリア活動の取り締まりと顧問派遣を要求しましたがそれだけです
これが1500万人と釣り合うとは思えません
そういえばこれは協商側の当時のスローガンそのままですね
それは大国側の視点でしかない。そしてそれは最終的には小国が実質的になくなって行き着くのは大国同士の争いしかない
必要であれば無くなった後にまた緩衝地帯としての小国をでっち上げますから大丈夫
トランプ政権なら強引にでも妥協させるのかも知れないが、ハリス政権だとベトナム並みの泥沼化だろうな。