欧州関連

ウクライナへの戦車提供に関する合意形成、これを阻止したのは誰?

20日に開催されたラムシュタイン会議は「ドイツ製戦車のウクライナ提供に関する合意形成」に失敗したが、ポーランドはブラスザック国防相は「レオパルト2提供に向けた運用国による連合体構想」を披露して成功を確信していると述べた。

参考:Fiasko szczytu w Ramstein. Decyzja o dostawie Leopardów dla Ukrainy odłożona w czasie
参考:Szef MON: Wciąż jest nadzieja na przekazanie czołgów Leopard. Jestem o tym przekonany, że budowa koalicji zakończy się sukcesem

レオパルト2のウクライナ提供、ラムシュタイン会議でどの国が賛成して、どの国が反対したのか

ラムシュタイン会議後の記者会見でブラスザック国防相は「レオパルト2を運用する15ヶ国でウクライナに戦車を提供する問題を話し合った。私はレオパルト2をウクライナに提供するための連合体を作りたいと考えている。まだ決定していないが新たな会合を開催することで合意している」と明かし、記者に「まだドイツ製戦車をウクライナに届ける希望は残っていると思うか?」と質問されると「個人的にはあると思っている。ピストリウス国防相は就任2日目なので直ぐに結論を下すことが出来ないが、この連合体構想は成功すると確信している」と述べた。

出典:Mateusz Włodarczyk/CC BY-SA 4.0

さらに別の記者が「ドイツのピストリウス国防相が『レオパルト2のウクライナ提供について合意できなかった』と発言したが、具体的にどの国が賛成して、どの国が反対したのか」と質問、これにブラスザック国防相は「私もドイツとの二ヶ国間協議で同じ質問をするつもりだ」と答えており、レオパルト2提供にドイツのみが反対しているのか、ドイツ以外の国(ハンガリーあたり?)も反対しているのか、中々興味深い話と言える。

ブラスザック国防相はポーランドのウクライナ支援についても「装備を提供してウクライナ軍兵士による旅団を訓練する」と明かし、これに必要な装備類はポーランドに残っているT-72と歩兵戦闘車を提供するらしい。

出典:diehl 中央がIRIS-TSLMで左がIRIS-TSLS

因みにドイツのピストリウス国防相もウクライナ向けの軍事支援パッケージ(10億ユーロ以上)を発表、この中にはマルダー歩兵戦闘車×40輌、ゲパルト自走対空砲×7輌、IRIS-TSL×1基、IRIS-TSLで使用する迎撃弾などが含まれており、ドイツの累計軍事支援額は33億ユーロ=約4,600億円を越える。

関連記事:ポーランド、ドイツが反対してもレオパルト2提供に踏み切る可能性を言及
関連記事:ドイツ国防相、ラムシュタイン会議でレオパルト2提供は合意できなかった

 

※アイキャッチ画像の出典:Polish Ministry of National Defense

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コメント

    • 戦略眼
    • 2023年 1月 21日

    一番悪いのは、バイデンだな。
    M1A1でもM60A3でも出してやれば、ドイツも出すだろう。
    ポーランドもT-72系列を根こそぎ送れ。

    7
      • きっど
      • 2023年 1月 21日

      アメリカには台湾問題が有るからな
      台湾の空海戦力は開戦と共に壊滅し、陸戦にて持久することになる公算なので、戦車も重要になってくるかと
      アメリカが膨大な数のM1戦車を保管していたとしても、その全てを速やかに再整備・近代化して送り出せる訳では無い以上、台湾やポーランドへの大規模輸出に追加して出す余裕は無いのかもしれない。海兵隊が使用していたM1A1も、ポーランドが買い付けましたし

      30
      • ミリオタの猫
      • 2023年 1月 21日

      きっどさんの発言以外にも米国はレオパルド2問題でドイツに踏み絵をさせて、NATOの主要メンバーとして信頼し得るか否かを判断する意図が有りますからね(日本も様々な防衛上の問題でやらされた事が有る)
      それとブラスザック国防相の発言内容は割と冷静なので、一部で言われていた「ドイツの許可無しでレオパルド2をウクライナヘ送る」作戦は取り敢えず棚上げになったのかなと言う印象が有ります

      8
      • 匿名
      • 2023年 1月 21日

      M1戦車は、制空権とり燃料補給体制出来て効率的に運用出来る戦車だから制空権ないウクライナでの運用は無理ですね。
      M1戦車は3時間で燃料切れおこすので、アメリカの燃料車が近くまで並行や飛行機で燃料輸送出来てはじめて使えますからね。局地戦圧勝戦車ですからね

      5
      • 匿名
      • 2023年 1月 21日

      M1は三時間で燃料切れする局地戦戦車だから、三時間で燃料補給出来ないウクライナには不向きな戦車ですね。
      制空権とり、M1のための燃料補給を八時間で三回出来るアメリカ軍の補給体制あって活躍出来る戦車ですからね。
      M60はT90に確実に負ける。操作整備しやすいウクライナ軍のT72のほうがよい戦車だから、ウクライナ軍望まなそう。

      7
        • 匿名希望係
        • 2023年 1月 21日

        レオ2もいつものユーロ詐欺でかわらんらしいけどな>燃費

        6
      • 半分の防衛費の国から
      • 2023年 1月 22日

      あっさりと破壊された映像を見たく無いから提供しないのかもしれませんね、日本も反省して戦車保有数800に戻した方が良いのでは?74式と同じ重量で設計させて敵が戦車を運用出来ないところでこちらは運用する理論の、低価格豆タンクなのに歩兵の直衛分も無いとか‥後駆逐戦車のコンセプトならそれ相応のBIGGUN搭載モデルも専門部隊用に用意すべきです。
      ドイツはショックを受けた
      リンク
      今時戦車ランキング(私見)
      リンク

        • 半分の防衛費の国から
        • 2023年 1月 22日

        一応、最新対戦車ミサイル対抗策も紹介しておきます。

        リンク

        • nachteule
        • 2023年 1月 22日

         国防は兵器の数増やせば達成出来るもんでもないし、島国である日本なら他に優先すべき兵器があるでしょ?
         物があれば有事に何とかなるとか言うなら当然保管体制まで含めた無駄を許容するだけの余裕がある思っているの?最新式戦車だから素人同然でも戦力になると思っているなら流石に世の中を舐めすぎだし、それを増やすくらいなら多目的砲弾とか誘導砲弾やAPSや新型装甲の開発して既存戦車の戦力向上の方が先でしょうが。

         戦車運用なんて戦車だけ有れば済むだけの話ではなくて歩兵や補給整備等々全てが機能しての戦力でしかないのにそこまで考えているのかな?

        1
    • HEAT信奉者
    • 2023年 1月 21日

    もしかしたらドイツはレオパルト2を供与しても弾薬や部品、整備等のバックアップが出来ない程になってるのでは?(陰謀論)
    でもまぁKMWのスポークスマンは「レオ2はユーザー数が多いから部品も融通しやすい相互運用性も高くてK2なんかより断然優秀」とか言ってたから大丈夫なんだろうけど

    24
      • おわふ
      • 2023年 1月 21日

      ドイツ陸軍の惨状を見れば、実際出来ないのでしょうね。

      11
    • 折口
    • 2023年 1月 21日

    こんだけ引っ張ってしまった以上はこの後遅滞なく供与できても「あのバタバタは何だったんだよ」という印象が欧州各国、特に東欧諸国の防衛当局者の印象には残るんじゃないかなあ。ドイツは欧州経済には強い影響力をこの先も持ち続けるので政治的な影響は皆無でしょうけど、次の欧州標準戦車もドイツ製一色にするのは難しくなったのかなと(F-35の時みたいに通商規則や雇用問題を人質にして米国製やアジア製を排除する可能性はありますが)。閉鎖的な欧州の兵器市場を米国や韓国で食い荒らす、日本製が入れそうにないのが惜しいですが爽快じゃあないですか。

    まぁ冗談はともかく、ドイツの場合この政治問題から独立した影響力が良くないと思うんです。EUは加盟国皆平等が前提でありドイツがEUに対して法的にリーダーシップを持っている訳ではありません。ですが欧州委員会の議論でも経済や通商が絡む”柔軟な交渉”はあって、結局のところ国力の大きい国が強い影響力を持つことになります。農村から都市に人が集まるように、資本は乏しい場所から富める場所に勝手に集まっていきますから、関税撤廃と自由通行が保証された自由貿易ルールの環境において経済的にも政治的にもドイツがどんどん強くなっていくのは自明です。それでもドイツは法的にはいち加盟国に過ぎないです。

    全てのドイツ人が意図的にEUのルールを悪用しているとは思いませんが、ドイツは「いち加盟国」と「最大の影響力を持つ事実上の盟主」の立場を都合よく使い分ける傾向があります。今回の戦車供与議論はその顕著な例です。もし欧州の政治経済安全保障に対して相応の責任を持つリーダーの立場を自認していれば、問題はここまでこじれなかったでしょう。政治的な責任を負わず、小国の顔をして経済的な利潤だけを追求しようとしている姿はかつてバッシングされていた頃の日本と重なるでしょう。日本もその頃から何が変わったかというと景気が悪くなった以外は大差ない気がしますが、一連の騒動は「力を持つ国は(力を授けてくれた)国際社会・国際秩序に対して責任を持つ」という一つの顕著な事例なのかもと思いました。

    43
      • TKT
      • 2023年 1月 21日

      まあそういうような流れで考えると、ウクライナのNATO加盟交渉だとか、NATO軍によるウクライナ軍の訓練、あるいは関与、介入というのが、ドイツ政府、ドイツ国民の意志に反した、意志を無視したものだったのかもしれません。

      駐独ウクライナ大使の解任を巡っても、ドイツ政府が今のウクライナ政府に強い不信感を持っているのがわかりますし、またポーランド政府は今になって新たな戦争賠償を要求していて、決してドイツと友好的とは言えません。

      今のウクライナ政府や、ポーランド政府は民族主義的であることが疑われており、イギリスなどはすでにEUから離脱しており、首相も次々と交代しています。アメリカはもちろんEUではありません。

      つまりドイツからすれば、NATOによるウクライナ支援は、イギリスやアメリカがドイツ抜きで勝手にやって、勝手に失敗したことで、ドイツを巻き添えにするな、と考えているかもしれないのです。ドイツ海軍の司令官がそういう話で解任されたのもあります。

      今になって苦しくなってから、今まで無視してきたドイツに都合よく頼ろうとするのならば、最初から、もっと早くからドイツ政府、ドイツ国民の意見を尊重するべきであった、つまりNATOによる介入や干渉に慎重であるべきだったのかもしれないのです。

      ウクライナ軍による情報統制なども、こういう場合にはかえって裏目になる、逆効果になるものであり、ウクライナ軍の損害を公表できないのはドイツ国民の不信感を一層増大させるでしょう。

      15
        •  
        • 2023年 1月 21日

        マイダン革命の時からしてアメリカとEUでは温度差がありましたし、ドイツからしたら対立を煽って事態を悪化のはアメリカ、という認識が強いのかもしれませんね。
        まあ実際問題ウクライナの親ロシア政権が続いていれば戦争が起きることはありませんでしたし、それを巡ってロシアと対立することもなく、ドイツとしてはその方が経済的恩恵を受けられていたわけでわからないこともない話です。

        18
    • 思い付きだけど
    • 2023年 1月 21日

    全くの想像ですが、ドイツがレオパルド2が使われるのに反対しているのは、既になにかしらの弱点が判明してるのでは?さらに空想ですが、ロシアや中国に対して「弱点」の提供に合わせてロシアから天然ガスや石油、中国からマーケットを得ていたのも引き換え(の一部)だったのかも?

    1
      • ネコ歩き
      • 2023年 1月 21日

      >「弱点」の提供
      為政者として最大級の愚か者の行為です。あり得ない妄想でしょう。

      21
    • 2023年 1月 21日

    こんな面倒臭い政治的欠陥戦車もう誰も買わねえだろ

    47
    • たら
    • 2023年 1月 21日

    想像ですが,ドイツはこのウクライナ戦争の終わり方として,西側とロシアの仲介者は自分しかいないと思っているのではないでしょうか。仲介者としてトルコ・フランスがしばしば上がってきますが,西側で真にロシアと話せるのはドイツであり,レオパルト2の提供はその立場を捨てることになり,それは最終的に西側の利益を損なうことになると。個人的にはそういう状況ではないと思っていますが,そういう未来観もあるかなあと。

    6
      • 58式素人
      • 2023年 1月 21日

      「ロシアの捕虜だ」byトランプ大統領。
      こういう存在が、仲介者として信頼されるとは思えないのですが。

      20
      • 2023年 1月 21日

      いまだにドンバスもしくは全土をロシアに取らせて主戦派の英米を差し置いて独仏で交渉をする、という妄想を抱いているのかもしれませんね。

      8
      • TKT
      • 2023年 1月 21日

      いやそれこそ、これ以上さらに戦局がウクライナ軍にとって悪くなった場合、日本が停戦交渉の仲介者の一人になる可能性もありえるのです。

      日本はまだウクライナに兵器、武器などはただの一個も送っていませんし、ロシアとの貿易も続け、サハリンでの共同開発も続けています。

      航空自衛隊はインド空軍のスホーイSu-30と共同訓練をしていますが、日本もインドもウクライナに対して良くも悪くも非常に微妙な立場なのです。自民党でも森喜朗のような人はすでにゼレンスキーを批判しています。

      6
        • 匿名11号
        • 2023年 1月 21日

        森君もオリンピックではミソをつけましたが、これで完全に政治生命を絶たれましたね。

        しかし経済制裁に加わった日本が、中国との共同演習を行うロシアに対して仲介者の立場に立てるなんて、甘々の見方もいいところでしょう。

        14
    • 2023年 1月 21日

    鹵獲されるとまずいからじゃね
    自衛隊も車両の車検ですら自前だし(ほかの理由もあるにしろ)

    4
      • 味噌煮
      • 2023年 1月 21日

      ドイツのことですから、国内世論の反対が強いという事情があるようです。首相は国内世論への配慮を優先しているのでしょう。
      リンク
      日本でも、もし他国に重装備を提供するという話が出たら、似たような状況になりそうと想像されるところです。

      20
    • hihi
    • 2023年 1月 21日

    M1はエンジンがガスタービンだから燃料バカ食いなんで戦時下のウクライナでは運用が難しいのでは?燃料もジェット燃料でしょ。それとロシアに鹵獲でもされて劣化ウラン装甲の秘密がバレると困りますからね。M60A3でも供与してやればいいと思うけど、まぁバイデンは政治的に供与したくないんでしょうね。

    2
    • 無題
    • 2023年 1月 21日

    合意が無理そうなら使い捨て戦車として送るしかないな
    ロシア相手だとサポートが滞る戦車なんてそれくらいの扱いで十分だろ

    2
    • makumaku
    • 2023年 1月 21日

    1/20 レズニコフ国防相はLIGA.netに「(レオ2を保有する)一部の国々が、ウクライナ戦車兵のためにレオ2の教習を実施する」とコメントしたらしい。
    リンク

    4
    • おわふ
    • 2023年 1月 21日

    この件が決着したら、次はエイブラムスやF-16の供与でアメリカが踏み絵をやらされる番だと思います。

    11
    •  
    • 2023年 1月 21日

    レオ2が良い理由

    ・生産数が膨大で各国が予備パーツを大量に保有している
    ・NATO圏の国家に多数導入実績が有り陸路でウクライナに持ち込み可能

    まぁどちらにせよこんな融通の利かない兵器だと次のドイツ製戦車を買う国は減りそうだね…
    てかドイツ製の兵器が別の国家に取って代わられそうなほどアカン自体だと思うよ個人的に

    15
    • 寒い
    • 2023年 1月 21日

    ここまでこじれるならポーランドが自国のエイブラムスをウクライナへ送ってしまえば良いんじゃないですかね。ポーランドが自主的に決定した事案で、間接的でもアメリカが移転の許可を出していて、数は少なくてもエイブラムスがウクライナへ供与された既成事実が出来るのだから一応要件は満たしていると思うのだけど

    4
    • メモリアル・デー
    • 2023年 1月 21日

    エイブラムスの供与は兵站上無理でしょうね。
    ただでさえ長大な戦線を抱えており、東西入り混じった多種多様な武器兵器弾薬と共に多数の兵員を前線に配置してる中、ガスタービン戦車なんて送ってしまったら余裕のない兵站がパンクするでしょう
    ガスタービンエンジンを搭載してる戦車自体がエイブラムスとT-80ぐらいしかなく、T-80は後にT-80Uとしてディーゼルエンジンに換装しているしエイブラムスも燃費の悪さから補助動力装置を追加搭載しており、採用国は産油国が多いがその中のイラクがエイブラムスの不満の一つとして燃費の悪さを上げ、T-90の導入に踏み切ったという経緯を考えるとガスタービン戦車がどれほど兵站に負担を与えるか誰でも想像できるでしょう。

    4
    • 黒足袋
    • 2023年 1月 21日

    もうヨーロッパ諸国の次期主力戦車選びから、ドイツは確実に脱落するでしょうね。性能がどんなに優れていても、保有する国の思い通りにならない兵器は要らんでしょう。漁夫に利を得るのは韓国か? ラインメタル社などが実体をポーランドに移すという手もあるかな?

    8
      • あああ
      • 2023年 1月 22日

      レオ2は独政府主導で開発なのでこの有様ですが、ラインメタルでベンチャー開発のKF51なんかだと問題ないので、今後の宣伝には自社開発で安全とかの触れ込みが追加かもね。
      中身にしろ独軍向けのヤバさは最新鋭のプーマが生き証人だし、どんどん敬遠はされるだろう。独軍との相互運用性の価値だって色々改善されるであろう今後でも怪しいもんです。
      方やポーランド製の韓国AFVはポーランドが証明するように縛りが無く、かつコスパに優れる。更には本国で大量ストックがあり、生産体制もまた強固で米国製の次に安全と言える状態です。
      今後の東欧各国は西側ナイズと軍備拡大でポーランド製の韓国AFVを広く導入してくのは明白です。西欧各国にしろ独軍向けに共同開発で参画はリスキーと考えるでしょう。
      というか独製AFVは殿様商売してた反動がここで一気に出ます。バルトにボクサーIFVを単価6億円で売りつけてたの足元見すぎですよね。日頃の不信がここで表面化した結果の今なんでしょうね。

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