欧州関連

ドローン戦争、アルメニア軍苦境はアゼルバイジャン軍のUAVが原因?

アルメニア軍のロシア製防空システム「S-300PS/V」が、アゼルバイジャン軍の自爆型UAVによって破壊されたと報じられている。

参考:В Азербайджане сообщают об уничтожении С-300 Армении: в небе над границей БПЛА Турции
参考:Азербайджан уничтожил комплекс С-300 при помощи беспилотника-камикадзе

アゼルバイジャン軍の無人航空機戦力は侮ることが出来ない充実ぶり

ロシアメディアは27日、ナゴルノ・カラバフ地域に近いアルメニア領ゴリス市付近に配備されていたロシア製防空システム「S-300PS/V」が、アゼルバイジャン軍の徘徊型自律兵器(通称:カミカゼUAVもしくは自爆型UAV)によって破壊されたと報じており、S-300が敵の攻撃によって破壊されたのはこれが初めてらしい。

↑アゼルバイジャン国防省が公開した最新の動画

ただしロシアメディアの報道はアゼルバイジャン国防省の公式発表ではなく、アゼルバイジャンメディアの報道を引用しているため事実なのか疑わしく、アゼルバイジャン国防省はアルメニア軍の近距離防空システム「9K33オサー」の破壊を繰り返し何度も強調しているのに、より高度で高価な防空システムS-300の破壊について何も言及しないのは辻褄が合わないが、アゼルバイジャン軍が無人航空機を大量に使用して戦いを優位に進めていることだけは確かだ。

因みにアゼルバイジャン軍が保有している無人航空機のラインナップは意外と豊富で、イスラエルから偵察/監視用途に小型無人航空機サンダーBやオービター3、中型無人航空機のヘルメス450/900、攻撃用途に自爆型無人航空機スカイストライカーやハーピーNGを導入しており、最近トルコから精密誘導兵器を搭載可能な中型無人航空機バイラクタルTB2を保有している。

特に小型で電動推進を採用しているイスラエル製のスカイストライカーは低高度をほぼ無音で飛行するため目標に気づかれることなく接近・攻撃することが可能だ。

さらにトルコから導入したバイラクタルTB2は高度と精密誘導兵器の特性を生かして近距離防空システムの射程圏外から攻撃を仕掛けてくるため、パトリオットのような中層を担当する防空システムの範囲から漏れやすい前線の部隊にとっては非常に厄介な存在で、シリア内戦やリビア内戦の戦いが再びコーカサスで再現されているのだろう。

勿論、アルメニア軍も無人航空機を保有しているが偵察/監視用途の国産小型無人航空機ばかりで、アゼルバイジャン軍の無人航空機(イスラエル製無人航空機の一部は国内でライセンス生産している)と比較すると質でも量でも劣っており、この辺りが戦況に反映されているのかもしれない。

果たして、このような戦い方が今後も通用するのか、もっと高度な防空システムを備えた国に効果があるのかは不明だが、これまで敵防空網の破壊・制圧任務といえば電子攻撃機による撹乱や対レーダーミサイルによる敵レーダーの破壊がセオリーで、このような戦術は限られた国(資金豊富な軍)にしか許されていなかったのに、コストの安価な無人航空機普及で敵防空網の破壊・制圧が多くの国に手が届くようになってしまい防御に徹するという戦い方は益々不利になることが予想される。

出典:GeneralAtomics

日本の場合は四方を海に囲まれているため航続距離の短い無人航空機による攻撃からは「無縁」だという考え方もあるが、現在、大型無人航空機や有人機に小型無人航空機を搭載して前線まで運搬する戦術実現に各国が取り組んでいるため、日本本土も離島も何れ小型無人航空機の脅威に晒されることになると管理人は思っている。

 

※アイキャッチ画像の出典:アゼルバイジャン国防省が公開した動画のスクリーンショット

シリア人傭兵も参戦、アゼルバイジャンとアルメニアの軍事衝突にトルコの影前のページ

アルメニア、トルコ参戦なら弾道ミサイル「イスカンデル」使用を宣言次のページ

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コメント

    • 匿名
    • 2020年 9月 29日

    トルコは実戦で自国のUAVの有用性を証明したから
    色んな国がトルコ製UAVを買いたがるだろうね
    S300破壊映像は商談のときに特別にお見せしますとかなんとか言って見せるんじゃないでしょうか?

    航続距離が短いという話ですが
    太平洋戦争の時、硫黄島がアメリカの手に落ちる前
    空襲を受けてた日本は爆撃機がどこかの島から来てると考えていたが
    実際は空母から飛び立って爆撃後は中国に着陸してた
    同じことがUAVでも起きないとは言えない
    日本はもっと危機感を覚えるべき

    22
      • 匿名
      • 2020年 9月 29日

      太平洋戦争の時、硫黄島がアメリカの手に落ちる前
      空襲を受けてた日本は爆撃機がどこかの島から来てると考えていたが
      実際は空母から飛び立って爆撃後は中国に着陸してた

      おまえ、ドゥーリットル日本本土爆撃とB29の日本本土空襲を混同しているぞ
      空母から飛び立って爆撃後は中国に着陸してたのはドゥーリットル日本本土爆撃でアメリカが硫黄島を
      攻略するずっと前の出来事だぞ
      硫黄島がアメリカに落ちる前はとっくにグアムからB29の編隊が日本本土空襲している事を日本軍は知っていたし
      第一、それを阻止するためにマリアナ海戦起きてんだけど
      日本がもっと危機感を覚えるのは同意するが、こういうサイトでで書き込むならちゃんと歴史を知ってからにてくれ

      39
        • 匿名
        • 2020年 9月 29日

        空母からB-52が飛び立つと言う政治家も居るからね…

        23
          • 集団的自営店
          • 2020年 9月 29日

          そのヒトが東大卒弁護士ってマジなの?背乗りされたんじゃね(笑)

          8
        • 匿名
        • 2020年 9月 29日

        まあ落ち着け。
        最初の投稿者はたぶん混同していないと思われ。
        趣旨は空母から爆撃機を飛ばしたような事が、現代でも起きる可能性があるから注意せよ、と。
        ただ「硫黄島がアメリカの手に落ちる前」と書いたのはマズかったが。
        硫黄島で無く、サイパンと書いとけば良かった。

        あと揚げ足取りレベルで申し訳無いが、「グアムからB29の編隊が日本本土空襲している」とある。
        主にはテニアンとサイパンからだ。
        グアム、テニアン、サイパンの位置関係をグーグルアースで確認する事をお勧めする。
        B29の航続距離、レシプロエンジンの信頼性等を勘案すると、テニアンからでなくグアムから出撃する作戦立案は厳しいものがある。

        19
    • 匿名
    • 2020年 9月 29日

    今回のAA戦争が、戦場の風景を一変させたのは間違いない。安価なドローンの対地攻撃力を再評価することになりそうだ。

    17
    • 匿名
    • 2020年 9月 29日

    自衛隊上層部はまだ米ソ冷戦時代意識から抜けてないのか、まさかね
    湾岸戦争にショックを受けて人海戦術からハイテク化に舵を切った人民解放軍より遅れてるのかい

    12
      • 匿名
      • 2020年 9月 29日

      いやぁ自衛隊の無人機は滅茶苦茶進んでるぞ?
      中国軍がいまだ影も形も作れてない無人機搭載フリゲートの大量生産をアメリカに次ぐ速さで開始し
      単独で数週間自律航行して敵地に機雷を敷設する超ハイテク大型UUVすら数年以内に実戦配備を開始する段階にある
      これは世界最速に近い
      ちなみに無人機の動力もつい先ごろ日本以外どこも実用化できていない全樹脂電池が川崎の民生用水中ドローンに適用されるというニュースが出ていた
      いずれ潜水艦やUUVにも適用されるだろうな

      単に日本の地形だと空中ドローンは大して脅威ではなく水中ドローンはそれより遥かに強大な脅威なのでまずはそっちを優先して実用化進めますねという当たり前のリソース配分をしているというだけ

      15
        • 匿名
        • 2020年 9月 29日

        >自衛隊の無人機は滅茶苦茶進んでるぞ?

        こんな潔い平行世界の住人を久しぶりに見た

        29
          • 匿名
          • 2020年 9月 29日

          考えの足りない人間って自分が安心するために都合の良い事しか見ないし多少はね・・・
          見てるこっちが恥ずかしくなるけど

          自衛隊は諸外国軍と比べて大学や研究機関との提携が遅れてるし、いかんせんインテリが軽んじられる空気からなんとかしないと差が開く一方だね

          11
            • 匿名
            • 2020年 9月 29日

            >自衛隊は諸外国軍と比べて大学や研究機関との提携が遅れてるし、
            >いかんせんインテリが軽んじられる空気からなんとかしないと差が開く一方だね

            防衛シンポジウムで防衛省や自衛隊の技官の人と話をすると一概にそんな風には思えないけど

            大学との連携に関しては大学にアレすぎる人が多いというのもあからなぁ
            もっともこっそり連携を始めた大学も出てきたようですぜ

            20
            • 匿名
            • 2020年 9月 29日

            大学とは連携せずに暗殺とかした方が日本の為やぞ。
            あいつら中国朝鮮の兵器開発には嬉々として協力するからな。

            16
            • 匿名
            • 2020年 9月 29日

            大学といえば、ついさっきこんなニュースが。

            ■陸上自衛隊にAI技術活用を助言、東大松尾研発のスタートアップACES
            リンク

            東京大学 松尾研究室の人工知能(AI)スタートアップ企業である株式会社ACES(エーシーズ)は9月29日、防衛省陸上幕僚監部人事教育部人事教育計画課と、ACESが陸上自衛隊の各種分野におけるAI技術活用についての助言をすることで合意したと発表。

            10
            • 匿名
            • 2020年 9月 29日

            自衛隊と大学の協力はなくても、大企業と大学の連携は…いやこの話はやめとこう
            大学はもう企業から金引っ張ってこないと研究費が足りんからまともなラボは企業と組んでるよ

            3
          • 匿名
          • 2020年 9月 29日

          ↑↑が30FFMとかの事なら、間違った事言ってなくね?

          確かに空中用ドローンは周回遅れ感あるが、水中用ドローンならうちの国トップクラスよ?
          主に民間で活躍してるからこういうサイトでは話題にならんが、無人潜水艇使った国際コンペで事実上のチャンプ国ぞ(1位の多国間連合チームに次いで2位)

          伊達に領海防衛一筋ウン十年やってないんじゃ

          22
            • 匿名
            • 2020年 9月 29日

            民間だとごっそりパクられちゃいそうな気がするんですがね、
            特に使われてるパーツが民生品なら、あちらの部品で構成されていそうなものです。

            2
            • 匿名
            • 2020年 9月 29日

            「都合の良い情報しか見ない考えの足りない人間」なんじゃね?(ハナホジ

            最後まで日本に艦載戦闘機は運用できないと絶叫してた連中もそうだけど、こういう手合いって「日本はドローンで遅れている」という特定の世界観が自分の中で絶対の真実になっちゃってるからそれに反する情報は見えないし提示されても受け入れられないし書いてある日本語を理解することもできないのよ
            飛行型にあらずんばドローンにあらずとばかりに飛行ドローンばかり崇拝してるし
            実際は機雷という名の自爆水中ドローンの方が遥かに昔から使われていて巨大な実績を上げてるのにね

            16
            • 匿名
            • 2020年 9月 29日

            そもそもドローンの脅威を声高に叫ぶなら気にするべきは対ドローン兵器の開発状況であってドローンの配備状況じゃないし…(対ドローン戦闘が可能なドローンがこの世に現在いったい何機あるというのか)

            その点においては日本はHPMの開発がアメリカを追い抜くほど進んでるわけでたった1機のF-3のために安物ドローンが数百機単位で撃墜されることにもなりかねんし(対HPM防御のためのFBLや光コンピュータの開発・実用化も世界最先端)
            レールガンもアメリカが対地攻撃重視で大口径砲中心に開発してるのに対して日本は対空に使いやすい中口径砲で開発進めてるのよね

            9
          • oominoomi
          • 2020年 9月 29日

          機雷掃討用の無人機(UUV)なら、ずっと前から海自が使用してますよ。
          もちろん30FFMにも搭載されます。

          日本の作戦環境で先ず重視せねばならないのは、対潜水艦戦・対機雷戦です。
          アルメニア.アゼルバイジャンの様な戦場が日本に現出するのは、もはや末期的な状況ですから、UUVが優先されUAVが後回しになるのは、効率的な資源配分という点で仕方のないことです。

          15
      • 匿名
      • 2020年 9月 29日

      人民解放軍は人海戦術捨ててないぞ

        • 匿名
        • 2020年 9月 29日

        だからタチが悪いんだよ、今はハイテク人海戦術だから対抗が難しい
        人口がほぼ12倍、うーん苦しい

        9
      • 名無し
      • 2020年 9月 29日

      無人UAVは満足な対空レーダー網が無い国に対しては有効だが、戦闘機が対処すれば簡単に撃ち落とされる運命にある。
      イージス艦のレーダーを突破してUAVが日本に近づくことはできない、クラウドシューティングが完成すればほぼ完ぺきな防御態勢になる。
      日本が島国で本当に良かった。

      8
        • 匿名
        • 2020年 9月 29日

        1発3億円のパトリオットでコストの安いUAVを迎撃してコストが合う訳がない。

        あと小型UAVの捕捉が難しいのは目標が小さすぎて識別が難しいからで、イージスのレーダーも例外じゃない。つまりこれはアルゴリズムの問題

        だからUAVを捕捉するにはレーダーより赤外線センサーの方が有効なのにエンジンの電動化で、これも難しくなってきてる

        12
          • 匿名
          • 2020年 9月 29日

          小型化すれば航続距離なんてたかが知れてる。じゃあ母機発射型にすればいいと言うかもしれないが
          その母機は相手にどこまで近づくのよ?母機が補足されたら意味無いでしょ。
          結局周りを海で囲まれてるってのはそれだけでアドバンテージがあるわけよ。
          だからといって対策をおろそかにしてはいけないが、対UAVは実体弾より電波・レーザー系にシフトしていくだろうし現状海自のECMでほとんど対処できるんじゃね?

          7
        • 匿名
        • 2020年 9月 29日

        下でSAMの話が出てるけど、戦闘機の機銃で対処しても同じ事で、
        ドローンの処理に戦闘機が駆り出される様ではキルラジオが何百対0だろうとランニングコスト含めた削り合いではジリ貧です。

        5
          • 匿名
          • 2020年 9月 29日

          キルラジオってなんやねん。クソ予測変換めorz
          もちろんキルレシオです。

          4
          • oominoomi
          • 2020年 9月 29日

          対UAVにF-15やF-35が出動するのではコスパが悪すぎるのは仰る通りです。
          なら安価なドローン相手には安価なCOIN機を大量に揃えて対応させればよくないですか?

          2
        • 匿名
        • 2020年 9月 29日

        ドローンは戦闘機の機銃で打ち落とすのに決まってる、ミサイルではコスパが悪すぎる。
        例えばF-35Aなら100~200Km範囲のドローンなら簡単に発見して撃墜可能、ドローンでも対戦車ミサイル装備型なら数億円するからそんなのがバタバタ落されれたらたまったもんじゃない。

        3
          • 匿名
          • 2020年 9月 29日

          戦闘機が機銃で処理可能なのは大体中型以上のドローンでしょう、小型の
          ドローンや徘徊自爆型のドローンなんかは機銃で処理とかまず無理
          中型以上のドローンでも例えば記事中にあるヘルメス450とか全長6m
          で最大速度200km未満と戦闘機からして小型低速でこんな目標を機銃
          で落とすとなると相当減速せねば射撃機会の確保が難しく、戦闘空域でち
          んたらそんなことしてたら無駄に危険に身を晒し余計なリスク負う事にな
          るので非効率で非合理的だわ

          8
            • oominoomi
            • 2020年 9月 29日

            低空で多数のCOIN機がUAV対処にあたり、上空で戦闘機が警戒に当たれば良くないですか?

            2
          • 匿名
          • 2020年 9月 29日

          攻撃側は選択肢を無限に持ってるのが厄介なんですよ。
          「ガソリン満載の市販ドローン」なんてチープなので飽和攻撃仕掛けて来られたら機銃でも燃料と機体の損耗考えたら割りに合わんでしょ。
          侵入コースによっては撃ち落としても地味に被害が出るし。

          6
          • 匿名
          • 2020年 10月 04日

          低空でつっこんでくるドローンをわざわざ重装備の戦闘機で狩るのか…(困惑)
          例え一機でもドローンでF35を拘束できるのは敵方のコスパが良すぎて失笑もんだわ

          2
    • 匿名
    • 2020年 9月 29日

    アゼルバイジャン軍は本来ならNATO側なのに、トルコが後ろ楯となるとどうにも敵側のように感じてしまいますね。もはやトルコ陣営として分離して考えるべきなのでしょう。

    ドローンは日本やイギリスなど島国攻略にはハードルが高いのは事実です。現にそれに適した兵器はアメリカですら未だに開発できていません。将来的に可能になるとしても、衛星など高高度の中継が必要でどこでも手を出せる代物にはならないでしょう。完全自律なら尚更です。むしろ島国の場合は長距離ミサイルでの飽和攻撃の方が容易いと思います。日本全国に乱れ撃ちされてはとても守れませんから。

    12
      • 匿名
      • 2020年 9月 29日

      ちょっと前に謎の気球騒動がありましたよね
      推定高度が2万メートル以上で民間の航空機では近くによることすらできなかった
      正体については今も不明ですが移動式通信基地局ではないかともいわれてます
      UAVの中継に衛星ではなくああいった気球を利用するという方法もありますし
      それならばハードルは下がると思います

      5
        • 匿名
        • 2020年 9月 29日

        仮にあれが中継機器であるなら、あの様な物では当然撃ち落とすハードルも遥かに下がります。アメリカですら早期警戒機をどうしようかと戦略を練り直している現代のミサイル技術を見れば、更に機動性の劣る中継機器などは的を浮かべるだけです。

        5
          • 匿名
          • 2020年 10月 03日

          そしてその”的”にBC兵器が載っていたら?
          市街地上では一機でも落とし被害が出たらもう手が出せないのでは?
          日本にはシェルターもないし

          1
    • 匿名
    • 2020年 9月 29日

    大型の無人航空機は小型で探知されにくいという小型無人機の利点投げ捨ててるのでそれはどうだろう
    ちなみに低空を飛行する物体は対水上レーダーでも捉えることができて日本はXバンド対水上レーダーを搭載した大型哨戒機を70機導入中

    仮に小型無人機が海を渡れる航続性能を獲得したとしても奇襲するためにはXバンドの性能が落ちる濃霧や豪雨を突くしかなさそう

    10
      • 匿名
      • 2020年 9月 29日

      国内の外国人が母国から「輸入」したり国内で普通に購入して組み立てる、なんてのはどうでしょう。

      4
        • 匿名
        • 2020年 9月 29日

        国内の外国人(観光客、前職軍人)

        …hoi4の大日本帝国初手フランス本土プレイを思い出したわ

        7
      • 匿名
      • 2020年 9月 29日

      伊400型みたいに低速のUUVで目標近海まで運搬したのち射出したらどうだろう
      エースコンバット7では民間船舶のコンテナから射出してたな

      9
        • 匿名
        • 2020年 9月 29日

        もう潜水艦が水中から発射するドローンは実用化されたと思う。確かオーストラリアの新しい潜水艦がそれを搭載するんじゃない?アタック級のプロモーション動画で映ってた。

        7
      • 匿名
      • 2020年 9月 29日

      日本近海まで民間船で近づき、それを母艦にして、位は普通にあり得るからなぁ。

      12
        • 匿名
        • 2020年 9月 29日

        「不審船」「漁船」とか…?

        4
    • 匿名
    • 2020年 9月 29日

    自衛隊の短SAMならこの程度のUAVは造作も無く撃ち落とせる!
    ってイキリ散らしてる軍オタがいっぱい居るけど
    安価のUAVに高額な短SAM撃ってる時点で負けだって早く気付いて

    11
      • 匿名
      • 2020年 9月 29日

      いっぱいいる云々安価の云々高額な云々とイキリ散らしてる知将がいっぱいたくさん多くいる?

      6
      • oominoomi
      • 2020年 9月 29日

      安価なUAV相手には安価な機銃弾をお見舞いすればいいんじゃないですか?
      工作船相手に対艦ミサイルを使おう、とは誰も考えないでしょう。

      3
        • 匿名
        • 2020年 9月 30日

        残念ながら現代の機銃弾はハイテク信管などが使われていて全く安価ではないのである

        1
          • 匿名
          • 2020年 9月 30日

          ハイテク信管でないものにしてください。

          3
    • 匿名
    • 2020年 9月 29日

    ミサイルから対人小型ドローンがばらまかれる戦場、あるんだろうな

    3
    • 匿名
    • 2020年 9月 29日

    上陸作戦には敵にも戦車が必要<無くなったな>

    3
      • 匿名
      • 2020年 9月 29日

      車両に乗っているより、体一つの方が生存率が高くなりそうな世の中になりつつありますかね。

      2
        • 匿名
        • 2020年 9月 29日

        戦車も対空レーザーとか装備して、無人機の回路を焼切ってそう。

        3
      • 匿名
      • 2020年 9月 29日

      戦車が必要なくなったのではなく、
      UAVに対応した戦車が必要になった

      4
        • 匿名
        • 2020年 9月 29日

        UAVに対応した戦車ってなんだろう

        1
        • 匿名
        • 2020年 9月 30日

        別に戦車で対応する必要なくね?

        2
        • 匿名
        • 2020年 10月 01日

        つまり87式自走高射機関砲の再生産だな!

          • 匿名
          • 2020年 10月 01日

          40mmCTA砲は?87式はさすがに古いです、射程30キロメートル以上の防空システムが必要なはずでしょう、新型待ちです。

          1
    • 匿名
    • 2020年 9月 29日

    わざわざ無人機使わなくてもミサイルでよくね?ってやつだな。

    2
      • 匿名
      • 2020年 9月 29日

      ミサイルは目標が明確にあって狙って発射するもの。
      自爆ドローン目標が明確でなくてもとりあえず上空を徘徊させ、敵レーダー波を感知してカミカゼしてくれる物
      雑な説明をすればワイルドウィーゼルを自動で行ってくれる対レーダーミサイルだよ

      7
        • oominoomi
        • 2020年 9月 29日

        ミサイルだって飛行経路は何とでもなりますよ。
        そもそも「自爆攻撃用UAV」て「プロップ式の安価で低速な巡航ミサイル」、

        6
        • 匿名
        • 2020年 9月 30日

        JWS01って日本まで届いて徘徊して特攻できるほどの航続距離あるんですか?

        1
          • 匿名
          • 2020年 9月 30日

          ああ、大型無人機や有人機で持ってきて使う的なやつですか。
          でもそれで大量に持ってこれるんです?空自が対処して戦闘になるのでは?
          小型無人機の低空飛行ではないならレーダーには見つかりますよね。

          3
    • 匿名
    • 2020年 9月 29日

    「現在、大型無人航空機や有人機に小型無人航空機を搭載して前線まで運搬する戦術実現に各国が取り組んでいるため、日本本土も離島も何れ小型無人航空機の脅威に晒されることになると管理人は思っている。」

    俺はこの記事を思い出した
    リンク

    2
    • 匿名
    • 2020年 9月 29日

    >大型無人航空機や有人機に小型無人航空機を搭載して
    >前線まで運搬する戦術実現に各国が取り組んでいる

    エースコンバットが現実に

    • 匿名
    • 2020年 9月 29日

     これから対UAV用の自走対空砲的なやつの開発機運が高まって来るのかな。パーンツリィみたいな従来型では対処しきれないみたいだし。アメちゃんも本気になって金を使うでしょうね。

    3
      • 匿名
      • 2020年 9月 29日

      高まってくるっつーか日本ですらとっくにHPMの開発が実用段階に達してるぞ?
      まずは車載型から投入する

      4
        • 匿名
        • 2020年 10月 03日

        もちろん、韓国中国もそれに対抗する手段を開発中だろうさ

    • 匿名
    • 2020年 9月 29日

    戦場上空をレーダー波受信するまで徘徊するドローンとか嫌過ぎるもんの実績が出来たなぁ…
    戦争の初端はこいつをブンブン飛ばすとこから始まるようになるのかね
    同様のドローン開発も当然だけど対空レーザーの開発が待たれる
    SAMとレーザー車が組めばまぁなんとかなるじゃろ

    3
      • 匿名
      • 2020年 9月 29日

      航空兵器を地上から攻撃するのは下の下でより強力な航空機で駆逐する方が効率がいいしより強力な航空機で基地ごと爆破したらもっと効率がいい

      3
        • 匿名
        • 2020年 10月 04日

        そうだね
        政治家官僚大臣辺りを丸め込んで中国の意のままにしたほうがもっと効率がいいね

    • 匿名
    • 2020年 9月 29日

    領土領海の外からどころか国内からの無人機攻撃を警戒しなきゃならん状態
    国内の軍事施設 重要インフラの同時多発爆発事件と同時にチャイナの侵攻が始まる

    4
      • 匿名
      • 2020年 10月 03日

      そして何が起きたか把握出来ないうちに日本終了ですよ
      日本国籍取得した中国人社長が首相官邸周辺の精密な3D地図データを本国に送信してた事件があったでしょう?
      目的は控えめにみても制圧用でしょうね

    • 匿名
    • 2020年 9月 29日

    仮にS-300がUAV全機撃ち落としても
    コスト的にはS-300の方が高くつくんだろうな
    地対空ミサイルもオワコンになりはじめたか

    2
    • 匿名
    • 2020年 9月 29日

    シリアでもそうだったが、ロシアの電子戦部隊が活動を始めたら
    トルコのバイラクタルTB2はパタリと活動できなくなる。
    ジャミングやスプーフィング(なりすまし)に対する耐性が、どのレベルまで対応しているのか。
    アゼルバイジャンも、今回はトルコから戦時でも無人機の無限供給を受けているからいいが
    戦果に対して損耗が多い大きい点も見過ごせない。どこまで攻勢が長続きするのか見もの。

    4
    • 匿名
    • 2020年 9月 29日

    そもそも空対空戦闘能力のないドローンなんぞ何万機揃えたところでまともな航空戦力持ってる国が相手だったら基地を爆撃されて一発昇天だからな…(´・ω・`)
    ある意味F-35が最強の対ドローン兵器っつーか

    数が多い分格納庫にすし詰めになってそうだしそれこそJDAM一発落ちただけで50機とか100機とかまとめて吹き飛ばされるのでは

    4
      • 匿名
      • 2020年 9月 29日

      そういう戦闘機の出てくる本格の正規戦の前に、所属不明のドローンが多数現れてこちらの通信やインフラやらにダメージを与えるわけですよ、
      つまり宣戦布告前にそ知らぬ顔で攻撃を始めるのにドローンの第一義があると予想すべき
      下手すると、戦闘機飛ばす前に決着がつく

      4
        • 匿名
        • 2020年 9月 30日

        そもそも宣戦布告なんてかなり前からどこもしなくなってるらしいですよ。
        今回の戦闘の宣戦布告どうこうはメディアが勝手に宣戦布告とか言ってるだけって聞きましたが、
        本当に宣戦布告はあったのですか?具体的にはどう宣戦布告したんです?
        別にドローンでなく弾道ミサイルや巡航ミサイルでよくないですか?
        どこ所属かわからない程度の小型低性能のドローンで決着がつく?具体的にはどうつくんです?

        3
          • 匿名
          • 2020年 9月 30日

          宣戦布告があったのどうかわからないけど、弾道ミサイルは移動目標に着弾させるのは技術的に困難で地上の固定目標攻撃にしか使えない。巡航ミサイルや対地ミサイルなんかは目標のデータを別に収集して入力するか誘導してやる必要がある。

          無人航空機による攻撃は目標の捜索から精密誘導兵器の発射まで自己完結してるので、有人機に近い動きができる。しかも撃墜されても人的被害がでないので敵からすれば凶悪なんだよ。

          1
            • 匿名
            • 2020年 9月 30日

            でもその無人攻撃機って衛星使って少数しか運用できないし、それとも完全自立型ですか?
            本当に無人機がそんなにすごいならとっくに無人戦闘機が作られているのではないですか?
            将来的にはそういうのも出てくるかもしれませんけど当分先みたいですし。
            あと固定目標とかになら使えるんですよね。それでも十分脅威ですよ。
            そしてどう決着がつくのかゼロは俺に何も言ってはくれないと。

            2
      • 匿名
      • 2020年 10月 04日

      自爆型ドローンってミサイルに等しいんだけどそれをF35で対処するの?w
      きみいってることむちゃくちゃだな

        • 匿名
        • 2020年 10月 06日

        いやこれ発射前の話だから
        飛んでくるミサイルを迎撃する話じゃなくてミサイル基地を爆撃する話だから
        むちゃくちゃなのはお前の日本語読解能力だから

        1
    • 匿名
    • 2020年 9月 30日

    ドローンと言ってもいろんな種類があるのにみんなドローンがあればとかいわれても何について話してるかわからんからせめて製品名ぐらい書いてほしいと思うのは私だけなのかな?まずドローンの中身から提示してよ。いったいみんな何について話し合ってるんだ。(製品名についてちゃんと話してくれてる人はみんなに含みません)

    1
    • 匿名
    • 2020年 9月 30日

    ミサイルマニアが自己燃焼してるけど、ドローンとミサイルの区別すら意味をなさなくなる将来に気がつけよ
    過去の固定概念に捕まってると現実から捨てられるぞ

      • 匿名
      • 2020年 9月 30日

      ドローンとミサイルの区別すら意味をなさなくなる将来ってどういったものなのでしょう。
      よろしければご教授ください。

        • 匿名
        • 2020年 10月 01日

        打ったら打ちっぱなしのミサイルと、打った後も制御が利くUAV類の違いは本質的じゃね。
        まだ正しい分類法が無いだけで、そのうち細かく分類されるようになるでしょ。

        1
    • 匿名
    • 2020年 10月 01日

    • 匿名
    • 2020年 10月 01日

    アメリカで発射直後はミサイルで後からクラスターみたいに小型無人機が大量に出てくるの研究していたような?

    • 匿名
    • 2020年 10月 02日

    分類て必要か(笑)現場ではミサイルだのドローン区別とかどうでもいいこと、敵か味方か、それだけ

    1
    • 匿名
    • 2020年 10月 03日

    閑話休題。

    アゼル軍が、国内士気高揚?のために、ミュージックビデオを発表。ドローンも活用している()。余裕ありますね。
    リンク

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