BaykarとLeonardoは6日「無人機に対する欧州市場の需要を取り込むため両社は50対50の合弁会社を設立する」と発表し、Leonardoのロベルト・チンゴラーニ最高経営責任者は「BaykarのKızılelmaがGCAPのウイングマン候補になるかもしれない」述べた。
参考:Turkish-Italian venture adds new force to Europe’s drone market
参考:Italy’s Leonardo and Turkey’s Baykar ink agreement for UAV joint venture
イタリアも米国製システムの代替手段確保に向けて簡単なところから手をつけ始めているのだろう
トルコのBaykarはMALE UAV(中高度・長時間滞空型無人航空機)分野で目覚ましい成長を遂げ、小型のTB2はNATO加盟国を含む34ヶ国で、MQ-9に匹敵するAkinciは10ヶ国で採用され、強襲揚陸艦からの運用に対応したTB3やKızılelmaの開発を進んでいるが、輸出先の大半は中東、アフリカ、中央アジア、東南アジアで地理的に最も近い欧州諸国(ポーランド、ルーマニア、クロアチア、アルバニア、ウクライナ)の採用は限定的だ。

出典:Baykar
そのためBaykarは「EU域内に無人機を製造・販売するための拠点」を確保するため、奇抜なアヴァンティを製造する伊企業=Piaggio Aerospaceを昨年12月に買収、今年2月に伊政府高官とLeonardoがBaykarを訪問し「無人機分野での提携を協議した」と噂されていたが、BaykarはLeonardoは6日「無人機に対する欧州市場のニーズが高まっている」「今後10年間の無人機需要は1,000億ドルを超える」「この需要を取り込むため両社は50対50の合弁会社を設立する」と発表し、Baykarの無人機プラットホームとLeonardoのセンサーとミッションシステムを統合するらしい。
Leonardoのロベルト・チンゴラーニ最高経営責任者は「今回の提携がEurodroneと衝突することないものの、欧州がEurodroneのみで無人機の競争力を確保できるとも思わない。欧州は多くの時間を無駄にしてしまった」と述べ、イタリア軍がTB3、Akinci、Baykarの徘徊型弾薬や自爆型無人機を購入する可能性にも言及したため、Defense Newsも「イタリアは米国製無人機の忠実な購入者だったが、今回の合意はローマの方針転換を意味し、トランプがロシアに同調し、欧州に完全を課す中で米国製兵器への依存脱却の動きを反映したものだ。安全保障に結びつかないなら高価な米国製兵器を購入する動機は失われるだろう」と指摘した。

出典:GlobalCombatAir
さらにチンゴラーニ最高経営責任者は「BaykarのKızılelmaがGCAPのウイングマン候補になるかもしれない」と述べため大きな注目を集めているが、まだGCAPのウイングマンに対する要求要件が決まっていないため「GCAPにKızılelmaに売り込むアイデアは初期段階だ」と付け加えている。
どちらしてもイタリアもドイツと同じように米国から安全保障の独立を考えている可能性が高く、米国製システムの代替手段確保に向けて簡単なところから手をつけ始めているのだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:Baykar
良く考えたら、イギリスが「モスキート」の開発諦めたから、真面目に随伴機の開発続けてるの日本だけか?一応今年飛ぶらしいけど・・。
開発が中止された英モスキートはLANCA計画のための技術実証機でしたが、より低コストに要求が見直された結果であってLANCA計画そのものが中止されたとは聞きません。LANCAは謳っている通りF-35やタイフーンとの低コスト連携無人機という位置付けで開発が続行されていると思います。将来的にGCAPでの運用も無いとは言えないかと。
情報技術の分野でも米国離れが進むのか、進められるのか
関心を持って見ています
Kızılelmaってなんで赤いリンゴというペットネームなんだろうか?
試作機のエンジンがなんとウクライナ製だったんですね。
さすがに別の会社の製品に変更しようとしているようですが。
ナゴルノカラバフでトルコ製TB2が大活躍しまくって、各国がトルコのドローンに使われている部品を「戦争目的での使用はお断り」って輸出禁止にしたから部品の内製化をしながら売ってくれそうな国を探してウクライナと契約したんだっけな
他にもこのような動きが出てきたら、ギリシアはどうするのだろう。
トルコを含む欧州が一枚岩にまとまれるか、それともロシアのつけ入る弱点になるのか
不気味なところですね。
少しずつ、簡単な所から進めていくのが確実でしょうね。
イタリアの安全保障は、地中海周辺が一番重要ですから、アメリカに依存し過ぎない事はいいことですね。
Baykarは無人機で実績があるけど、ウィングマン構想に求められるようなある程度の性能(ドローン以上、有人戦闘機未満)を持った機体を作れるんかしら?
トルコの軍事用AI開発が先行的という話は聞きません。一方でLeonardo S.p.A.は2024~2028年の事業計画でAIとサイバーセキュリティ分野に注力すると発表しています。
Leonardo S.p.A.は実用機に発展する可能性を持つフライングテストベッドを得て、BaykarはAI技術他Leonardoの先端的航空機制御技術を得るというWin-Winの関係を目論んでいるのかと。
そのうちトルコはGCAPの機密情報のアクセス権を要求して来るかも知れませんね
日本はクルド人問題をカードにして上手く立ち回れるといいのですが
英独、伊土、日とGCAP一種類に一体何種類のウィングマン連携させるんだよ。そこは全然連携しないのな。真面目に米国に対抗する気あるのかよ。米国の無人機開発は遥か先行ってんぞ?
GCAP自体が米と距離のある話だから、無人機は米と共同開発とはいかないのは知ってたが、まさか三カ国別途開発とは…
用途がバラバラだし手探りなんでしょうね
各種部品やOSくらいは共通したらいいんだろうけど
無人機連携と言っても、無人機にどこまで任せるのかはGCAPのコンセプトとして明白にさせとかないとチグハグなことになる。だからこそ日英伊のコンソーシアムとして要求を纏めるのはもっと優先されて良いはずだろうに。
揃える必要なんかないでしょう。
むしろある程度選択肢があって顧客の事情に合わせて選べる方が良い。
特に艦発型が選択肢にあると運用の幅が広がる。
そりゃ開発国が無人機強者なら何種類も開発して、選べるように出来るかも知れません。スカイガーディアンなんて正しくそうでしょう。しかし今回は日英伊どの国もお世辞にも無人機開発で先行してるとは言えない国ばかりなのに、バラバラに開発して大丈夫なのか?
親機子機の連携前提で設計した筈が、子機の開発失敗で親機諸共対潜能力を失ったP-8の二の舞だけは避けねば
何で「一国が色々」開発しなきゃいかんのです?
各国が欲しいの開発して、他国のを見て「それも欲しい」と思えば買えば良いでしょう。
あと「無人機開発で先行してるとは言えない国」だからそれぞれどこかと共同開発の話が出てるんでしょう。
そしてEFの時のフランスみたいに喧嘩別れした訳でもないので「行き詰まったらその時に互いに技術支援を頼む」ことだってできる訳です。
あとP-8のMQ-4Cとの協調運用はMQ-4Cが高くてメリット薄くてやる国がほぼないだけでオーストラリアは一応やってるし、その実情が明らかになった後でもP-8単体でポコポコ売れてるのでそれらの国は「P-8自身に対潜能力がない」とは評価していないでしょう。
それこそバイラクタルやスカイガーディアンのように先ずプロトタイプがあって、多用途に派生するのが普通では?
1国、1企業がある程度似た様な用途の中でバリエーションを作るならそうでしょうが、
複数の国、複数の企業が自国の事情に合わせて全然違うものを作るなら共通のプロトなんか要らんでしょう。
例えばセンサー機とミサイルキャリア機を共通プロトから派生させるメリット、何かあります?
確かに求める性能は各国で大きく異なるでしょうし、用途ごとに全く別物になるのも分かります。
しかし完成する戦闘機は1種類なのだから、それと連携する上で最低限満たさねばならない仕様というものはあるはずでは?そしてそれを全て満たす実証機体がプロトタイプと言えるでしょう。
例えばミサイルキャリアは最低時速何キロで親機に随伴して、親機と最低何キロ間で通信を保証出来るか?親機と通信が途絶したら基地に安全に帰投するのか?
それこそ戦闘機に取り残されて、通信も途絶したキャリアが民家に落下したら、賠償が発生する訳で、無人機開発企業としても先ずは仕様を明らかにして欲しいと思います。
> 戦闘機に取り残されて、通信も途絶したキャリアが民家に落下した
そんなの共通仕様決めなきゃいけない話ですか?
不測の事態への対応だって国によって違うでしょう?
日本みたいに任務が概ね領海上あるいはEEZ上だけど領土内にはアホほど空港があってSTOL機なら降りられそうな護衛艦もある国に合わせて共通仕様決めちゃって、例えばサウジでまともに使えますか?
通信や速度の話だって同じです。
例えばセンサー機とミサイルキャリア機、あるいは随伴SIJ機とではそれぞれ要求される仕様が違うでしょう。
親機側が勝手に縛るべき話ではないし、開発国が顧客に対して責任を持てば済む話です。
基準が国や用途によって違うから、共通仕様なんて要らないにはならないのでは?航続距離、航行速度、通信性能いずれも親機の性能に依存して要求は変動しますし、そこら辺は後から開示するけど、無人機組は勝手に開発しとけなんて雑すぎませんか?
GCAP側で無人機を選択して制御・指示する方法さえ統一されていれば問題ないのでは
複数の猟犬を使う狩猟でも、犬の年齢や性別・性格に応じて獲物追跡や足止め・攻撃といった
犬への指示を巧みに使いながら獲物を追い詰めるのがよい漁師とされるので
それぞれの無人機の特性閲覧画面や指示選択肢・無人機からのフィードバックとその表示が
共同開発国間で共通デザインになる程度ではと思います。
無人機にどこまで任せるのかまで、現時点で縛ってしまうと今後の進歩に出遅れるのではと考えます。
発展途上の無人機技術に上から縛りを入れても、出遅れるだけなのは全くその通りかと思います。
しかし下限の方は決めておかないと、無人機連携を謳っているし、実際母機からは無人機を選択制御できるのに、肝心の無人機は全く連携に耐えないなんて事態もあり得るのでは?
そんなんその国の責任でいいでしょう。
仮にこの記事の機体がGCAPとの連携に耐えなかったとして、日英(やGCAP輸入国)が何か困ります?
そりゃイタリアだけが自滅しても日英は困らないでしょうが、日も英も開発に失敗する可能性は否定できないでしょ。
むしろトルコと組んでるイタリアのが成功しかねない。何なら米国が一番可能性が高い。
戦闘機本体を設計する中でそれに連携する無人機に求める性能も自ずと見えてくる訳で、それが各国バラバラに開発している無人機の性能より過大だった場合、速やかに技術協力出来る体制が作れるのか?は怪しいと思うのです。
ならば先ず今の戦闘機本体の要求から、無人機側の最低限の機能も策定した上でどう開発するか各国が決めるべきでないのか?
「仮に」と書いてる通りこの記事の機体(だけ)が転ける、というのは仮説です。
逆ももちろんあるでしょうし、全滅のリスクだってあります。
ですがそれは自分達が選んだ体制の技術不足であり、日英伊内の技術支援、という保険もある中での失敗なんだから仕方のない話でしょう。
逆に日英伊三国共同で無人機も開発すれば失敗するリスクはないんですか?
「性能は申し分ないけど米国製よりお高くなっちゃってどこも買わない」なんてのも「失敗」ですよ?
あと「親機の性能過大で無人機が失敗する」って一体どんな状況でしょうか。
何故か「随伴」無人機だから常に親機にべったり随伴すると想定している人がおられますが、そんな無人機は不可能あるいは高コスト過ぎて現実的ではありませんし、むしろ無人機の能力を縛る決めつけです。
センサー機なんかは見通し距離ギリギリ離れた(親子共に高度10000mなら700km以上。中継機挟めば更にそれ以上)定点に長時間滞空して視野を広げることなんかも求められるでしょうし、ミサイルキャリアは状況の変化に応じて要求された装備を積んで後追いで離陸することもあるでしょう。
こうした多様な用途において最低速度や最低離隔距離なんてのは足枷にしかなりません。
開発の最初から分かりきってた事を開示せずに乱開発させて、もう無人機が出来上がりつつある中で、新しい仕様を発表なんて、体制の技術不足で済ませられない、重大な運用ミス以外の何物でもないでしょう。
無人機開発側も要求される性能によっては伊土だけでは無理、英に助けて貰おう、或いは米に頼ろうと判断が付くでしょうに、基準も無しに勝手に作らせて性能不足になるのは当然です。
それに何もキャリア、センサー共通機を作れとは言ってない。例えばキャリアには親機と協調できるだけの一定速度(≪親機)が、センサーには滞空時間や親機との長距離通信能力を求められるだろうけど、そこに指標は要らないのかと言っているのです
センサー機は通常滞空型≒低速になりますし親機と1対1でもないので、滞空時間も親機に合わせる必要はないでしょう。前線基地発で細かく入れ替わったっていいし、逆に数十時間滞空して親機が入れ替わっても同じ子機が任務を続けてもいいでしょう。
(直接の)長距離通信能力なんて親機より見通し距離の影響の方が大きいし衛星介するならその国の持ってる軍事用の通信衛星環境が問題になるでしょう。
高速機でも速度は親機がどうであれ遷音速ギリギリ出せれば十分でしょう。それ以上出そうとすると一気に燃費やコストが跳ね上がる割に音速以下じゃトータルの移動速度は大して変わらないですし。
もちろん用途によってはコスト度外視で高速志向の無人機もあり得るけどそれならそれで親機の細かい性能は関係ないでしょう。
そもそもチーミング用の無人機なんてF-35はもちろんタイフーンやラファールとも組ませて運用始めようとしてるのになんでGCAPの性能にだけそんなに神経質になる必要があるんでしょう。
一体何の話をされてるので?
ここでの話は「日英伊がそれぞれ別に無人機を開発してる(が問題はない。GIGO側から無人機の仕様に縛りを科す必要はない)」という話であって、
「無人機開発側にGCAP本体の方の仕様が(決まってることすら)何も伝えられていない」なんて話はしてませんしあり得ないと思いますが。
GCAPのコンセプトは当初から明白で、有人機として第5世代戦闘機プラスの戦闘力を達成した上で、無人機との連携により各種任務遂行能力を強化/拡張できるようにすることだと思います。
ですから元からGCAPに連携無人機の開発は含まれておらず、拡張性の高い無人機連携機能が標準装備されることになるのかと。
英伊のGCAPにはいいんでないの
日本のF-3には要らないかな、中華さん相手にローエンド機は役にたたないでしょ
イギリス辺りはタイフーン介してトルコを英航空業界の顧客に引き入れたがってるし、トルコがGCAPを将来的に購入する可能性はあるだろうし、布石としては良い。
かくしてアメリカ製品はごっそりとシェアを持っていかれるのでしたとさ
結局パトリオットと03式中距離対空弾、イージスとFCS-3A、将来的にはF-35とGCAPの関係がそうであるように、性能で米国製が優れていることは認めつつ、予算が足りないから不可のない国産で数を揃えると言う古き良き日本式のやり方に落ち着くと思う。
残念ながら日本単独はおろか、今の欧州全体、或いは欧+日でも、簡単には米国を抜けないだろう。米国が強い分野は本当に強い。
だからこそ高い訳で、少数精鋭な米国兵器をどこまで国産でカバー出来るかが肝要だろうな。
政治家がいくら息巻いた所で、米国も含めて奴らは自国の産業界のことを何一つ理解してないんだから、いきなり米国を抜けとほざかれてもメーカーは青色吐息だろ。しかもそんなメーカーでさえ性能を担保出来ない兵器で中露と戦わされる兵隊はもっと憐れだ。
将来的に米国と対立するか、そこまでいかなくとも、米国から購入できない可能性も視野に入れて考えてるのでは?
いくら米国製の方が優れていても、買えなくては意味が無いです。
それと自前で作る能力が無いと、足元を見られて高い金を払うことになります。
ウイングマンはともかく、この流れに乗って日本もAkinci導入したらどうだろうか(単にフォルム好きだから見てみたいだけ)
ランダム記事でドイツ軍が普通の車をプーマ歩兵戦闘車と思い込んで訓練とかいう記事が出てきて笑った
こんなことやってたのか
今じゃ3%ルール無視して大軍拡だし隔世の感があるな
機関銃の代わりにホウキとかもやってた
聞いてるだけで哀れで涙が出てきそうなくらいだからやってる本人たちは本当に泣いてただろうね
そもそもGCAPはどうなるのかね?
なんか緊急性が増してきた感じだしこの期に及んでサウジが参加したら中国に情報が~とか言ったらすごいウザがられそうだから容認するか離脱するか早く決めたほうがいい気がする
「数年以内にロシアが進行してくる可能性がある」という状況でGCAPなんて作っている余裕はないから、既存機の生産奇数の増大や大規模なアップグレード、無人機のみの選考投入のほうが求められていそうですよね。
次の侵攻までにロシアがどれだけSu-57を揃えてくるか、
F-35は何機揃えられるか不透明な以上は代替のステルス戦闘機を用意することに越した事はないでしょうよ。ロシアが欧州攻略に十分なSu-57を揃えてくる前にGCAPを量産出来ていれば抑止力として機能しますから。
そーゆー事ですね。
「数年後に攻めて来るぞ!」でタイフーン盛り盛り量産して備えてたら、十数年後にじっくり次世代機を完成させて量産して攻めて来た、なんてことも十分あり得るでしょうね。
防衛側が決めつけ一点張りで対処したら攻撃側はその隙をつくのは当たり前の話でしょう。
GCAPやFCAS開発は将来の安全保障のための施策であって、喫緊に必要な施策としてF-35や既存機改良型への更新は同時進行中じゃないですか。予算やリソースの問題がありますが、どちらか一方が不要と考える当該国は現状無いと思いますよ。
温度差はあれど日英伊共に「早い時期にサウジがGIGOに参加することはない」と明言してるのでその心配は無用かと。
サウジはお金を出して、雑巾がけからやってもらおうかなーくらいの態度でいければ良いのですが。
クズルエルマはアナドルでの運用を目指していたから、もしイタリアが導入できたら、カヴールやトリエステでも運用できるようになるのかな
日本は「独自にウイングマン開発するよ」「アメリカと組むよ」「オーストラリアのゴーストバットが有力だよ」と、いろいろ報道やらを見ましたが、結局どれなんだろ…?
アメリカと組むのはUAVのAIあるいは管制システムっぽいので、
「当面ゴーストバット導入して戦力確保と運用検討。その間に独自の機体開発して日米共同開発のAIorシステム積む」なら全部成立するかと。
>結局どれなんだろ…?
現時点では選択肢として3者とも検討対象でしょう。
EUのフォンデアライエン欧州委員長が約127兆円の「欧州再軍備計画」
ぶち上げたのでGCAPがEUの次期戦闘機になる可能性があり日本にとって
一石二鳥の輸出チャンスでしょう。
GCAPに最適化した無人僚機の開発にも参入でき、軍事AIが弱い日本単独
では無理筋。
実際ウィングマンなんて役に立つのかねえ
侵空みたいな危険な任務をこなせるってもそんな能力ある機体なら結局高く付くだろうし使い捨て出来るようなものにはならないだろう
高性能な分だけ維持コストも高くなるし基地の能力を考えればパイロットいらずという利点も数を揃えることには繋がらない
そして安く低性能ならバイラクタルの同じ末路で役に立たない
詳しくはないのですが。状況を眺めていると。
機体制御に使うソースコードを自由にできる必要はあるのかな?。
他所の記事を読んでいると、F-35を導入した国は、米国の都合で、
ボタン一つでF-35を使用不可能にさせられることを懸念しているとか。
米国がジャイアンぶりを発揮するとそうなるのかな?。迷惑?ですが。
イスラエルなどはソースコードを開示されていると聞きますが。
日本の場合、独自のソースコードは、F-2の物しかないのかな?。
F-2は、ゲルさんが製造中止にしてくれている(笑)ようですが。
2035年時点の無人機関連分野で最先端を行くのは恐らく米国でしょうし、GCAPも初期段階では信頼性の高い米国機との連携から始まると思います。そこから開発完了次第、国産機、欧州機、トルコ機…諸々を連携させていく事になるかと。
まさにパトリオットと03式SAMの関係と同じです。遅れている分はきっちり金を払って購入するが、国産開発は継続するし、他国に遅れていない以上は国産を優先する。英独の首脳やメディアが喧伝するようなその場凌ぎの見苦しい態度でなく、方向性のある議論が必要でしょう。