欧州関連

英仏が自走砲提供を発表、まもなくウクライナ軍は東部で大きな前進を遂げる

英国のウォレス国防相は「20輌以上のM109をウクライナに提供した、まもなくウクライナ軍は東部で大きな前進を遂げる」と明かし、フランスのマクロン大統領もキーウで「Caesarを追加で6輌提供する」と発表した。

参考:Ukraine receiving enough weapons to win the war, defence secretary says
参考:La France va livrer «six Caesar additionnels» à l’Ukraine, annonce Emmanuel Macron

同盟国はロシア軍に勝てるだけの武器を送り始めており、まもなくウクライナ軍は東部で大きな前進を遂げるだろう

英国のウォレス国防相はラムシュタイン会議出席後、SkyNewsの番組に出演して「幾つかの地域でロシア軍はウクライナ軍を上回る火力投射量(20対1)で勝っている。しかし同盟国はロシア軍に勝てるだけの武器を送り始めており、まもなくウクライナ軍は東部で大きな前進を遂げるだろう。英国はベルギー企業から購入した20輌以上のM109にオーバーホールを施してウクライナに提供している」と明かした。

出典:Генеральний штаб ЗСУ ノルウェーが提供したM109A3GNを実戦で使用するウクライナ軍兵士

ウォレス国防相が言及した「ベルギー企業」とは世界中から余剰装備を専門的に買取る「Flanders Technical Supply(FTS)」である可能性が高く、FTSの倉庫にはベルギー国防省が払い下げた64輌のM109A4とスペアパーツが眠っており、デドンダー国防相は「買い戻しのため連絡を入れた時にはM109A4の売買交渉が成立した後で、詳細は把握していないもののM109A4はウクライナに向かっている」と6月2日に議会で答弁している。

FTS側は買い取り金額の10倍をベルギー国防省に要求したという噂があったので、管理人は「金額で交渉が長引くと判断したウクライナが言い値で直接買い取ったのではないか?」と思っていたが、これを実際に買い取ったのは英国だったというオチだ。

ウォレス国防相はM109の提供数について「20輌以上」と曖昧にしか発表していないが、64輌全てを買い取っているのならM109の提供数はもっと多いだろう。

出典:Сухопутні війська ЗС України

因みにフランスのコロナ外相が以前「数週間以内にCaesarの追加供給を行う」と発言していたが、キーウを訪問したマクロン大統領は「Caesarを追加で6輌提供する」と正式に発表しており、イタリアも保管中のM109(約200 輌前後)をウクライナに提供できないか検討中だったので、もしかすると今回のキーウ訪問でM109をウクライナ側に通知した可能性(イタリアは提供済みのFH70も公式にウクライナへ送ったとは認めていない)がある。

一般人にとってウクライナへ提供される正確な武器の種類や数は謎で、上記の話は飽くまでも積み上げてきた情報に基づく推測に過ぎないが、ウォレス国防相が「同盟国はロシア軍に勝てるだけの武器を送り始めており、まもなくウクライナ軍は東部で大きな前進を遂げるだろう」と述べているので、ラムシュタイン会議で決まった武器提供の大半は公表されていないと見るべきなのかもしれない。

15日のラムシュタイン会議で決まった武器提供と15日以降に各国が発表した武器提供の一覧
提供国 種類 数量
米国 M777 18門
牽引車輌 18輌
155mm砲弾 36,000発
HMARS向け弾薬 数量不明
車載用ハープーンシステム 2セット
軍事用無線機 数千個
暗視装置 数量不明
赤外線センサー 数量不明
回収車輌 4輌
各種スペアパーツ 数量不明
人道支援 2億2,500万ドル
カナダ M777の交換用バレル 10セット
155mm砲弾(韓国と交渉中) 100,000発
英国 M109 20輌以上
     
フランス Caesar 6輌
     
ドイツ M270(MARS-II) 3輌
M270向け弾薬 数量不明
M270スペアパーツ 数量不明
   
ギリシャ BMP-1 20輌~30輌
     
スロバキア Mi-17 4機
  Mi-2
1機
BM-21用のロケット弾 数量不明
オランダ 砲兵装備 数量不明
ポーランド 砲兵装備 数量不明

関連記事:ウクライナ、ベルギーが民間企業に払い下げたM109A4の入手に成功
関連記事:イタリア、ウクライナに提供する自走砲や装甲車を間もなく発表か

ウクライナとロシアのどちらかが決定的な軍事的勝利を収めるまで戦いは続く

EU首脳会議に出席したイタリアのドラギ首相は今月1日「イタリアを除く主要加盟国はウクライナに加盟候補国の地位を与えるのに反対している」と明かしていたが、ゼレンスキー大統領と会談したドイツのショルツ首相、フランスのマクロン大統領、イタリアのドラギ首相、ルーマニアのヨハニス大統領は「ウクライナにEU加盟候補国の地位を与えることを支持する」と発表。

出典:President Of Ukraine

さらにEU諮問委員会もウクライナに加盟候補国の地位を与えることを支持する決議案を16日に可決、これに反対する国が登場しない限り今月23日~24日に開催されるEU理事会でウクライナは「EU加盟候補国の地位」を獲得する見込みだ。

さらに興味深いのはマクロン大統領が「フランスとドイツは戦争の早期終結のためウクライナに譲歩を要求しない」と公式の場で宣言した点だだろう。

会談後の記者会見でマクロン大統領は「いつか戦いを止める時が来るだろうし、その時に必要なのは交渉だ。ただ交渉の条件や形式を決定するのはウクライナであり、フランスとドイツはウクライナの頭越しにロシアと交渉したり、ウクライナに譲歩を要求することもない。我々は要求の多い調停役を務める覚悟はあるが、決して望んでいない譲歩を要求することはない」と宣言した。

出典:President Of Ukraine

本当に「クリミアやドンバスといった領土をロシアに譲れ」とウクライナに譲歩を迫っていたのかは不明だが、マクロン大統領が「譲歩を伴う戦争終結へのアプローチ」をキッパリと否定したため両国の戦いは「ウクライナとロシアのどちらかが決定的な軍事的勝利を収めるまで続く=西側はウクライナ勝利のための武器支援を継続する」という意味だ。

追記:戦いのエスカレーション=戦術核兵器の使用を招く可能性を危惧するNATOは全て加盟国が「西側製の戦車や戦闘機をウクライナに提供しない」という点で合意していると噂(5月頃に報じられている)があったが、マクロン大統領は公式に「ウクライナに特定の武器を提供しないことで欧米諸国は合意している」と明かした。

出典:Outisnn / CC BY-SA 3.0 スペイン陸軍のレオパルド2A4

特定の武器に該当する兵器についてマクロン大統領は「特に戦車や攻撃機は供給しない」と明かしており、恐らく西側製の戦車、航空機、ロシア領の奥深くに到達する誘導兵器などが制限に該当するのだろう。

関連記事:ウクライナはクリミアを含む全領土解放を主張、フランスも軍事的な奪還を支持
関連記事:ウクライナへのレオパルド2提供は実現困難か、西側諸国の合意から逸脱

 

アイキャッチ画像の出典:270862/CC BY-ND 2.0 ベルギー陸軍のM109A4

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コメント

    • 幽霊
    • 2022年 6月 17日

    正直クリミア半島とドンバス地域の奪還は難しそうですけどね。
    仮に奪還できてもかなりの火種を抱え込む事になりそうです。

    21
      • けい2020
      • 2022年 6月 17日

      それらを奪還できる事態になってる時には、火種になるだろうロシアに戦力が残ってる可能性は低いかと

      そこまでいったら制裁は半永久継続でしょうから、軍事力回復することも困難ですし
      (すぐに侵略するロシアに通常戦力持たせる事の危険性を全世界が知ったので)

      なら中国が支援するという意見がありますが、中国はロシアのの戦力低下は既定路線なので微妙かと
      (もうロシアの通常兵器軍事大国という、メッキが剥がれてしまったので中国も方針転換の必要性あります)

      17
        • 幽霊
        • 2022年 6月 17日

        奪還した後に親ロシア派が一人もいなくなれば火種も無くなるでしょうが流石に無理でしょう。
        武器や弾薬を隠しておいて奪還後にテロ活動などをする可能性は充分あると思います。

        6
          • C7P
          • 2022年 6月 17日

          冗談や誇張抜きに解決するころには一人もいなくなってると思うよ

          10
        •  
        • 2022年 6月 17日

        むしろロシア軍駆逐出来るような過剰な装備を抱えたウクライナが火種になる

        8
    • 名無しさん
    • 2022年 6月 17日

    日本もFTSに売却すればいいのに。
    お金になるなら財務省もニッコリでしょ?

    22
    • 折口
    • 2022年 6月 17日

    >西側製の戦車、航空機、ロシア領の奥深くに到達する誘導兵器

    前者2つは訓練の面から言っても早期装備化が困難でしょうが、それでも3つは一番欲しいものであるはずですし先手を打って可能性がないことを示されるとあらためてつらいですね。ウクライナは(政治的制約で)撤退して戦線を集約することもできず、ロシアの旧式装備体系に優越する兵器で数の劣位を補うことも許されず、ロシアが最も得意とする砲兵戦で(局所的な優位すら得難いと分かっていても)戦わざるを得ないということが明言されてしまった訳ですから。肝心の野砲の調達も迅速とは言い難いですし…

    まぁ国際社会の法と秩序が(域外の国への援助で)出来る限界がここ、ということなのでしょうね。志願軍名目で空軍部隊をまるごと送り込んでいたら、それこそソ連と変わらなくなってしまいますしね。

    16
      • 浅見真規
      • 2022年 6月 17日

      >志願軍名目で空軍部隊をまるごと送り込んでいたら、

      日中戦争時にアメリカは中華民国支援のために空軍部隊を志願兵名目で送り込んでいます。

      wikipedia「フライング・タイガース」参照。
      リンク>フライングタイガース(ズ)
      >は日中戦争時に中国国民党軍を支援したアメリカ合衆国義勇軍
      > (American Volunteer Group; AVG) の愛称であるが、
      >戦闘機(100機)やパイロットは米国政府が用意しており、
      >実質、義勇軍の名を借りた米国の対日戦闘部隊であった。

      1
        • 匿名
        • 2022年 6月 17日

        今やそういう牧歌的な時代じゃない、という事では?

        21
          • 浅見真規
          • 2022年 6月 17日

          >今やそういう牧歌的な時代じゃない、という事では?

          そのとおりです。単に歴史的事実を述べようとしただけですが、誤解を招いてすみませんでした。
          アメリカが志願兵名目で空軍部隊をウクライナに送り込めば、下手をすれば核戦争や第三次世界大戦を引き起こす危険があるので、私も反対です。

          (ついでなので補足しますが) しかし、万が一、東部戦線でウクライナ軍が大敗北して、ロシア軍が東部だけでなく大河のドニエプル川を(現在、ロシア軍が占領している)河口のヘルソンから西部に大挙侵入しようとすれば、ヘルソン付近でドニエプル川にかかる橋をアメリカ空軍がウクライナ政府の了解を得て爆破すべきだと思っています。(ただし、複数の橋のうちで、堰き止め湖の堰に付随・並行する自動車橋は隣接する堰まで破壊すると洪水が起きたり水不足・電力不足が起きる危険があるので注意が必要です。)
          尚、ウクライナがヘルソン付近でドニエプル川にかかる橋を破壊しないのは不思議で、東部戦線で大敗北した場合に、ウクライナ滅亡・消滅の危機だと瀬戸際状況を演出して欧米諸国を戦争に巻き込むためなのかなと疑いたくなります。

          1
        • 折口
        • 2022年 6月 17日

        フライングタイガースの事完全に忘れてました。
        一応、国際平和を是とする戦後秩序の形成前の事なので(欧米諸国が戦後に似たような事してなかった訳ではないですが…

        2
      • けい2020
      • 2022年 6月 17日

      なかなか誤魔化すのが難しいので、理性が怪しいロシアに核攻撃を決断させてしまう危険性が一番の理由かと
      国際社会・西側諸国も国際的な法と秩序なんて都合よく解釈したり、変更することは珍しくないので

      6
    • 浅見真規
    • 2022年 6月 17日

    EU加盟が実現したら、西欧で働きたいというウクライナ人男性が非常に多いはずで、戦時下での男性の出国制限を廃止させるために、クリミヤやドンバス全体の奪回は諦めて早めに停戦しようというウクライナ国内での世論が盛り上がると思います。まあ、EUにとっても質の良い労働力を手に入れれるという大きなメリットがあるので、停戦に向けたウクライナ国内の世論誘導ののためにEU加盟をちらつかせてるわけではないでしょうけど。

    3
      • Formula750
      • 2022年 6月 17日

      殆どがNATO加盟国であるので、EUに加盟できないトルコが何かi色々な事で嫌がらせをするかもね

      5
      • ギャルソン
      • 2022年 6月 17日

      いや、ウクライナのEU加盟はこの戦争が終結してからじゃないと不可能。

      そもそもウクライナ国民は出国制限に反対してないし、そんな世論が盛り上がる前提が存在しない。

      EU加盟後にウクライナ人がEUで働きたいと考えると言うのも違うと思う。彼らウクライナ人の行動を見ていれば分かりそうなもんだけどね。彼らは自国の戦後復興に注力するでしょ。

      あなたの価値観で予想しても外れるよ。あなたとウクライナ人の考え方が全然違うから。

      11
    • ido
    • 2022年 6月 17日

    マクロン大統領達がここで交渉に関することを公表するとは思わなかった。譲歩しないという強気外交で行けばプーチンも折れるかもしれない…というか折れてくれ

    6
      • けい2020
      • 2022年 6月 17日

      西側諸国の譲歩前提・ウクライナ抜きの和平交渉をやりすぎて、フランスの国際的立場が暴落してますからね
      このまま行ったらフランスの国際的発言力が壊滅してしまう上に、それだけ譲歩しても進展が無かったのでしょう

      なので諦めて腹をくくった気がします、フランスはロシアにエネルギー依存とかしてませんし

      14
    • 伝説のハムスター☆☆☆
    • 2022年 6月 17日

    このニュースはよくないね

    何でいちいち公式で認めてベラベラとしゃべるか理解できないし無性にイライラする

    戦略的曖昧さはどうしたんだ?メリット、デメリット考えたら今戦闘機や戦車を渡さない等言うべきではないだろ

    戦術核気にしてますってことを知ったロシアは更なる制限をつけようと恫喝や配置などでプレッシャーをかけて来ることは間違いない

    航空戦力などを渡さない事等、西側のレギュレーションがハッキリすれば弱点の部分をつくべくその分野の兵器をどんな手を使っても増産し投入するだろう

    もちろん観察している中国に台湾侵攻時に有効だって中国に変な教訓を与えてしまい一層リスクが高まる

    ウクライナ側は人的消耗が激しく航空戦力等支援に制限があるってわかれば士気が下がる

    ロシア領を攻撃できる兵器を渡さなければウクライナは攻撃出来ないし、現状曖昧さで核エスカレーションも起きてないんだから維持すべきだったろ

    会議に出ているポーランドや日本の関係者、アメリカ等の中国と対峙している国々はマクロンの口を封じるべきよう合意させるなり努力すべきだったと思うわ

    14
      • WSO
      • 2022年 6月 17日

      マクロンが供与制限の件を勝手に暴露してしまった…それはちょっとどうなんでしょう?何とも言い難いような。ただ、いずれにしても西側戦車・戦闘機は今後も停戦成立まで絶対に供与しない、と言っているわけもないですし今後の状況次第という含みは消してないのでは?

      それと、NATOが自主制限を公表せずとも遅かれ早かれロシアは状況を察するのでは。何せウクライナ優勢という状況でもないのに西側戦闘機供与の動きがない、西側MBT供与の動きがない、ああ、線引きしているんだな、と。

      NATO各国首脳にしても、ウクライナ支援強化を望む国民から不要な突き上げ食らったり激しい支持率低下などの国内の不要な政治的混乱を避けたいのであればNATO総体の合意、と周知させる必要があったという可能性も。

      17
    • 58式素人
    • 2022年 6月 17日

    旧東側製の戦車ならば引き続き送っても良いのでしょう。
    既に送られた旧東側製戦車にはリニューアルした物もありましたが、
    付いている部品は西側製の物も良いのでしょうね。暗視装置等。
    部品を送ってウクライナ国内で付けて貰えば戦力の向上になるのかな。
    可能な範囲で複合装甲も部品にならないかな。
    ハリコフ機関車工場やモロゾフ設計局は今は稼働しているのかな。
    あと、突撃砲や装甲偵察車(ストライカーAGSやチェンタウロ、ルーイカット)
    は良いのだろうか。履帯は付いていないけど。

    8
      • 匿名
      • 2022年 6月 18日

      実際には、ウクライナへ供与される前に各国は通信関係や高度な連携システム等を取り外す様ですけどね…
      ロシアに鹵獲されれば仕様が筒抜けですから、機密保護の壁は思った以上に高いようです

      1
    • おわふ
    • 2022年 6月 17日

    大型ドローンや、MBT並みの装甲車両が脱法的に送られるならいいのかな?
    ドローンの追加だけでも早くしてほしい。
    対砲兵に航空支援は必須でしょ。

    せめて徘徊型弾薬の追加を。

    4
    • トブルク
    • 2022年 6月 17日

    >「ウクライナとロシアのどちらかが決定的な軍事的勝利を収めるまで続く=西側はウクライナ勝利のための武器支援を継続する」

    現実は、独仏は、双方が決定的勝利をつかめず消耗戦が続き、ウクライナが疲れたところで和平に持ち込むつもりなんでしょう。
    仮にウクライナが反攻に転じても、砲兵火力と装甲戦力が不十分だと人的被害が甚大なので、すぐに頓挫するでしょう。
    ロシア側は、ソ連時代にNATO相手に縦深戦術を敢行するために準備していた大量の在庫砲弾を使っていると思いますが、西側がウクライナを本気で勝たせるつもりなら、総力戦と言えるレベルの砲弾を生産して支援する必要があります。
    また、ロシア側が強固に防衛するであろう東部2州の奪回に戦車は必要ですので、この辺の支援を行わない限り、ドイツやフランスの発言は、疑っておいたほうがよさそうです。

    11
    • WSO
    • 2022年 6月 17日

    EU加盟候補国の地位を与える?手放しに喜べないような気がする。汚職とか経済レベルとか民主主義徹底とか法律順守徹底とか何だかんだでウクライナは現時点でEU加盟の「コペンハーゲン基準」を満たしてない筈ですよね。なのに今回の突然の好待遇…これ、EU加盟したらEU軍絡みで軍事協力をするからNATO加盟は諦めてくれ、なんていう話じゃないといいんですが。まぁうがった見方である事は自覚してますけどね、なんかちょっと腑に落ちない。

    あと、マクロンの発言の「フランスとドイツは戦争の早期終結のためウクライナに譲歩を要求しない」云々の件もそう前向きに評価はできかねるかな、なにせ言ってる事は要するに「全てはウクライナの決断次第、我々は積極的には動かない、我々には責任は無い」と言ってるだけしか聞こえないんですよ。譲歩は要求しないかもしれない、しかし兵器供与で限界を主張したり、戦況が悪化した場合は暗い見通しを延々詳細に説明してみたり、暗に意志を曲げるようなはっきりとは言わないご提案のような事はやりかねない、というか。

    11
    • 四凶
    • 2022年 6月 17日

     M109A4BEってのオーバーホールしてるのってA7をラインナップしているBAE何だろうか。何かしら最新バージョンからのフィードバックで性能アップとかあるのかね。スッピンのA4より角度に関係ない装填と射撃速度50%向上があるらしいからPzH2000に次ぐ性能なのは間違いないが手に入れやすい砲弾で最大射程23kmだと対砲兵相手だと辛いよなぁ。

     戦車供給に関しては提供するにしても最新の物をフルスペックなんて夢でデチューン前提だろうから防御力の低下をさせるのも手間、照準絡みの装備外されたらそもそも戦力として微妙ってのがあるんじゃないかな。
     戦車をまともな戦力化するなら反射レベルまで高めた乗員のチームワーク、、地形や挙動(常に安定して固い地盤があるわけでもない)によって戦車に何が起きるかを把握する必要もあって戦力化には時間が掛かる。
     未熟な乗員が変な操作してエンジン壊した、履帯が破損して西側の新しいMBT捨てて鹵獲されるのを気にしている可能性はある。最前線での使用前提だからウクライナ側がほぼ無傷の戦車は味方戦車砲・ミサイル・誘導弾を使用した空爆で必ずスクラップにしますとか約束しないと提供なんてされないんだろうなとは思う。

    4
      • 戦略眼
      • 2022年 6月 17日

      スッピンのM109A4BEのオーバーホールでしょう。
      改修までしていたら、間に合わないよ。

      4
        • 四凶
        • 2022年 6月 18日

         車内にポン付けする支援用のタブレットとか何かしらのアンテナ追加で砲撃支援出来るシステム導入とかそれ程ハードル高いかな。まぁGIS Arta使用出来る環境構築でも良いかもしれないが。

         A4BE自体がA4より高性能なのでもう一押しぐらいあってもいいかなとは思う。

    • 鳥刺
    • 2022年 6月 17日

    管理人様、武器提供リスト改訂お疲れ様です。

    独仏伊が、ロシアに宥和的に対したいんじゃないかという疑惑を晴らすべく最大限のリップサービス、されど戦車は来たらず、ですかね。

    M109がどんどん増えるのはなによりですが。

    >東部で押し戻す
    う~ん、東部も色々ありますからね。
    ボルチャンスク、チュグエフ突出部~ユピャンスク、イジューム西側面、イジューム南~スラビャンスク北面、バフムート~ポパスナ、セベロドネツク、アウディーイウカ、ヴォルノヴァーハ…

    正直焦点になってるルハンシク~スラビャンスクでは、見込める増援の規模では局地の戦力優位を得られないので擂り潰して終わりなんですが、発言の根拠となった何らかの作戦が存在するんですかね?

    4
    • 月虹
    • 2022年 6月 17日

    >恐らく西側製の戦車、航空機、ロシア領の奥深くに到達する誘導兵器などが制限に該当するのだろう。

    この制限があるからこそポーランドやチェコなど東欧諸国は自軍の旧ソ連製戦車・航空機をウクライナの為に送らざるを得ない。特にポーランドはウルフプログラムを前倒しで進めて韓国のK2-PLの導入を決定したことから既に供与しているT-72M1に加え、改修型のT-72M1Zや長期的には置き換えとなるPT-91も供与する考えでいるのでしょう。

    2
    • 58式素人
    • 2022年 6月 17日

    冗談を書きます。
    M109を英国でオーバーホールとのことですが、射程が少ないモデルならば、
    前に出られるようにRHA換算600mmくらいのチヨバム装甲があると有難いですね。
    正面・上面・側面に付けて貰えばいいと思います。
    敵の野砲に届くまで前に出ることと、一部戦車の代わりに歩兵の援護ができます。
    重榴弾は戦車を含めて大抵のものを吹き飛ばす事ができますから。
    以上は冗談でした。

    1
    • ダヴー
    • 2022年 6月 17日

    戦車が供与されないとなると、ウクライナ軍はよほどの事がない限り戦車を前線には投入できないですね。
    もっとも、ナゴルノ・カラバフ戦争でも戦車が活躍したのは、歩兵と砲兵で戦線を啓開したあとの戦果拡張の段階になってからなので、当面は大部分を温存でしょうけれど。

      • マロリー
      • 2022年 6月 18日

      2~3月の首都侵攻の際、結構な数の装甲車両を鹵獲したはずだけど、それ使えないのかな。
      戦闘車両に限っては、西側から供与されるモノより、ロシアからパクったモノのほうが多そうだけど。
      無傷で手に入れたモノもあるし、東部戦線に使うため今現在急ピッチで修理してるモノ、廃車だけど、部品取りに使えるモノとか、特にT72と弾薬は結構持ってるんじゃないかな。

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