英国の防衛産業団体は第6世代戦闘機「テンペスト」プログラムにフランスを加えることは難しいと明らかして、仏独が主導する第6世代戦闘機「FCAS」プログラムとの統合を否定した。
参考:Tempest fighter: Breathtaking power of state-of-the-art plane shows Britain’s new ambition
テンペストプログラムにフランスを加えることは難しい?
英国の航空宇宙・防衛・セキュリティ・宇宙産業を代表する業界団体「英国航空宇宙安全保障産業連合(ADS Group Limited)」は、英国が開発を主導する第6世代戦闘機「テンペスト」プログラムと、仏独が開発を主導する第6世代戦闘機「FCAS」プログラムが最終的に統合されるのではないかという憶測について完全に否定した。
ADSにはエアバス、ロールス・ロイス、BAE、ボンバルディアなど1,000社以上の英連邦企業がメンバーとして名を連ねており、第6世代戦闘機「テンペスト」プログラムにも深く関与している。
ADSの最高経営責任者であるポール・エヴァリット氏は第6世代戦闘機「テンペスト」プログラムについて「これまで順調に推移しており、今後のタイムスケジュールに関しても概ね正しい。戦闘機タイフーンは2040年に退役するため開発期間は限られており、誰もがこのプレッシャーを理解している」と話した。さらにテンペストが完成すれば、第二次世界大戦の伝説的な戦闘機「スピットファイア」と同等の象徴性をもつ可能性があるとも付け加えた。
さらに軍事アナリストの間で最終的に「テンペスト」と「FCAS」は統合されるのではないかという憶測についてエヴァリット氏は「テンペストプログラムにフランスを加えることは難しい」と話した。
恐らくFCASとの統合を拒否する理由は、フランスをプログラムに加えると「空母での使用」を前提に設計しなければならなくなり、開発プロセスの複雑化や艦載機としての制約を受け入れることは出来ないという意味を含んでおり、だからこそフランスを名指しして否定したのだろう。
裏を返せば、FCASに参加しているドイツやスペインがテンペストプログラムに加わることについては可能だとも受け取れる。
テンペストプログラムには英国以外にイタリアとスウェーデンが参加を表明しており、英国は2025年までの研究開発費として約20億ポンド(約2,800億円)を投じる予定だが、最終的な開発費の総額が幾らになるのかについては明らかにされていない。現在のタイムスケジュールに従えば、第6世代戦闘機テンペストは2035年に運用が開始される。
日本は英国からテンペストプロジェクトへの参加を打診されており、今年の夏頃を目処に戦闘機F-2の後継となる次期戦闘機「F-3(仮称)」の協力国(企業)を選定する予定だ。
※アイキャッチの出典:tomaspic / stock.adobe.com
英国、第6世代戦闘機「テンペスト」プログラムにフランスを加えるのは不可能
・・・・・・・・・だっておフランス野郎は大嫌いなんだもん が本音だろw
日本(大型・対艦ミサイル4発)、スウェーデン(小型軽量・運用簡略化)を誘っといて「フランスは艦載機版を要求するから無理」は筋が通らないですよねぇ。
まあ実際のとこ「仏独入れたらまとまる物もまとまらない」とは思うけど。
ラファールにルクレールと共同開発プログラムから脱退して独自路線に走るのがお約束とおもわれているんだろうなあ。
OSというかセンサーフュージョンとか火器管制系だけ共同開発とかできないもんなのかねえ。
ソフト開発の費用が莫大になるのはどこでも同じ。
FCASもテンペストもたぶん完成しない、技術も資金も全く足りずに出来上がるのはモックだけで空に上がることはないだろう。
日本のF-3がかなり早めに、しかもずっと高性能なマルチロール機として完成する。
両機とも日本のF-3をベースに自国向けの改造を行た機体になる、それが一番安価で確実な線。
プライドの問題もあるだろうが、経済的軍事的事情がそれを許さない状況に陥る。
日本が参加するかどうかは未定ですが、早くf-3の開発が望まれます。
仏は、独特なものがあり米国との情報統合が難しいと聞きます。英国のこの決定は、開発がややこしくならない為の最善方法かも知れません。
統一教会の広告がバッチリ貼られててワロタ
うん?
自分の観てるのにほソニーのAI開発ツールと音が静かなベアリングの広告しか出てないのだが
それなら最初から名前をテンペストではなくスピットファイアにしとけって言う話し。ネームバリューが偉大過ぎてつけられなかったのかも。