欧州関連

英陸軍参謀総長、ロシア人はウクライナ支援の報復のため必ず戻ってくる

英陸軍参謀総長のローリー・ウォーカー大将は22日「歴史的教訓によればロシア人は決して忘れないため、ウクライナ支援の報復のため必ず戻ってくる」と述べ、3年以内に英軍の攻撃能力を2倍、2030年までに3倍にすると発表した。

参考:UK has three years to prepare for war, army chief says

本当に量を伴わない計画で抑止力を担保出来るのか謎だ

英国王立防衛安全保障研究所での講演でウォーカー大将は「ロシア、中国、イラン、北朝鮮といった地政学的脅威の集中に対処するため英軍の近代化が急務だ」「我々は避けられない道を進んでいる訳ではないものの、抑止力を担保するハードパワーの再構築が絶対的に必要だ」「歴史的教訓によればロシア人は決して忘れないため、ウクライナ支援の報復のため必ず戻ってくる」「ロシアはウクライナと停戦後に3年~5年で戦力を再編する」と述べ、3年以内に英軍の攻撃能力を2倍に、2030年までに3倍にする計画を発表した。

出典:MOD/OGL v1.0

ウォーカー大将の計画は「戦力を2倍~3倍に増強する」という意味ではなく、AIを組み込んだソフトウェアなど新技術を採用することで「戦場認識力の範囲を2倍に拡張し、収集した情報処理速度を高めて判断を下すまでの時間を半分に短縮し、現在の半分の弾薬で影響を及ぼす範囲を2倍に拡張する」「軍事的なインターネットを構築したい」と説明し、もし英軍の攻撃能力が2倍~3倍になれば陸軍は最低でも3倍以上の規模の敵を破壊できるようになると主張し「兵士の数だけで攻撃能力が決まると信じている人もいるが、それは時代遅れの考え方だ」「追加の兵士も今以上の資金も必要ない」と述べている。

さらにウォーカー大将は「2027年~2028年までに台湾に対する軍事的オプションを完成させたいと習近平が明言している」「イランには核兵器を製造する能力を持っている」「ある国(ロシア、中国、イラン、北朝鮮)の問題は別の国の問題を誘発させる可能性があり、これは世界的な問題だ」と述べ、こういった要因も関係して「3年以内」というタイムラインが設定されているらしい。

出典:BAE 英空軍向けの自律型協調プラットフォーム(ACP)

技術的優位性で数に勝れる敵を圧倒するという考え方は非常に素晴らしいが、技術は英国だけに味方するものではないため、本当に量を伴わない計画で抑止力を担保出来るのか謎だ。

関連記事:ファーンボロー国際航空ショー、GA-ASIが空母搭載型のGambit5を披露
関連記事:英国が自律型協調プラットフォーム戦略を発表、チーミング可能な無人機構想
関連記事:英国、無人航空機や無人水上艇を組み込んだ海兵隊のハイブリット戦を公開

 

※アイキャッチ画像の出典:Минобороны России

ドネツク州ロズヴァツケ周辺の状況が急速に悪化、ロシア軍が1km以上も前進前のページ

ウクライナ人記者、ポクロウシク方面におけるロシア軍の前進速度は驚異的次のページ

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コメント

    • 匿名
    • 2024年 7月 24日

    今のイギリスなんて戦争出来る能力あるのかな、運動会で少し走っただけで足をつって動けなくなる運動不足のオヤジみたいなものでしょ

    61
      • 名前を入力してください
      • 2024年 7月 24日

      軍事の研究開発や備えは引き続きすべきですが、
      人口オーナス真最中のイギリスに大それたことが可能とは思えません。

      人口オーラスの観点で見ると日本が一番ヤバそうですが・・・

      15
    • 名無し
    • 2024年 7月 24日

    左派は陸軍とコネがあるのかね?
    最近のニュース、全て「陸軍に金回せ」になってる。

    19
    • 無印
    • 2024年 7月 24日

    >「兵士の数だけで攻撃能力が決まると信じている人もいるが、それは時代遅れの考え方だ」
    せやろか?
    同じテクノロジーを使うなら、数が多い方が勝つのでは…

    63
      • 2024年 7月 24日

      兵士の数だけでは決まらないというのは圧倒的事実であるから特に間違いではない。そもそも同じテクノロジーという前提がこの主張に見られない。

      9
        • 野良猫
        • 2024年 7月 24日

        自分だけ他者を圧倒できる優れたテクノロジーを手に入れられるという前提で戦争されちゃ困るんですが

        80
          • 投石機
          • 2024年 7月 25日

          想定している敵が、今回のウクライナ侵攻で先端ITの活用とはあまりにも縁遠い事が露見したロシア陸軍ですから
          この計画が実現した場合、英陸軍が一定の年数技術的アドバンテージを維持する事は、充分期待出来るのでは?

          4
      • 2024年 7月 24日

      東側に比べて西側の1兵力のコストは圧倒的に高いと思えば、兵士数の依存度の少ない新技術に投資するのは必然なのです。

      8
    • Dr.Strangelove
    • 2024年 7月 24日

    個人的にはあまり納得できる論考ではないと感じました。

    「ロシア人は決して忘れない」はまあいいとして、依然として防衛的な安全保障政策を採るロシアが英国と軍事的な衝突を引き起こすというのは非現実的に思えます。

    ただ欧州政治は複雑怪奇ですし、ありえないわけではないでしょう。しかし、なら陸軍ではなく海空軍の強化では?陸軍を無視すべきではありませんが、優先順位は下でしょう。

    具体的な内容も首を傾げざるをえないですね。我が国の自衛隊も隊員の待遇や定員割れに苦しんでいます。英国は知りませんがもっと酷いでしょう。まずはそちらが優先かと。攻撃能力を3倍とぶち上げたのはインパクトを狙っているだけに思えます。新技術による少数精鋭で、数を質で担保するというコンセプトも数を揃えられない言い訳にしか聞こえませんね。

    全体的に、ネオコン的言説にケチ臭さが加わったものという印象です。

    45
      • aen
      • 2024年 7月 24日

      >防衛的な安全保障政策を採るロシア

      …え?
      ジョージアのアブハジアに南オセチア、クリミア侵攻にドンパス紛争
      シリア、リビア反体制派への肩入れ

      どの辺が防衛的なんでしょか?
      プーチン自身も大ロシア構想の論文を出していますよ?
      ウクライナの次は沿ドニエストルのモルドバ、バルト三国、西側寄りの姿勢を明確にしたアゼルバイジャンなどに手を出しても全く不思議ではないと思われますが

      43
        • Easy
        • 2024年 7月 24日

        ですから,大ロシア構想にイギリスなんていう島は不要ですから,ロシアが攻めてくるとイギリス人が恐れるのは杞憂もいいとこですね。
        ただ、これまでイギリスがやらかしてきた数々の悪業が祟って恨まれて攻撃される可能性はあるので、それを認識してるだけマシかなとは思います。やっぱりイギリス人でも自覚があるんですね。

        62
          • jeaw
          • 2024年 7月 24日

          何を言ってるんです?
          ウクライナ支援をしてるのはイギリスだけではありませんよ
          イギリスがどこぞへのロシアの復讐を看過できないならあり得るでしょう普通に
          バルト三国のようなNATO加盟国なら参戦は自動的ですよ

          27
          • admj
          • 2024年 7月 24日

          >これまでイギリスがやらかしてきた数々の悪業が祟って恨まれて

          イギリスがロシアにしてきた悪業ってなんだ?
          正気かね

          21
            • DEEPBLUE
            • 2024年 7月 24日

            >これまでイギリスがやらかしてきた数々の悪業
            ロマノフ朝関係者やリトビネンコ氏の亡命を受け入れた事では?

            15
              • 狂気だね
              • 2024年 7月 24日

              亡命者受け入れが悪行ですか。
              あなたがそう思うのは勝手ですが、多数の人にとっては効力を成さない抗弁だと、書き込む前に一度も思わなかったのですか.

              21
                • 774
                • 2024年 7月 25日

                ロシアが悪行だとしてしまえば他者が何と言おうと関係ないでしょ
                言葉を返すようですが、多数の人にとっては効力を成さない抗弁だとしてもそれを利用する一部の人間がいるのです
                我々も慰安婦やら南京やら徴用工などの問題を経験してるでしょ

                6
          •     
          • 2024年 7月 25日

          いくらなんでもイギリスで地上戦なんてのは考えられないですし、他国が攻められた時のための軍備としか読み取れません

          5
        • 2024年 7月 24日

        ノボロシアの話でしょ?
        あくまで旧ソ連圏内の離しであって米英みたいに何とか革命でオセロをする話ではない。
        別にロシアが好きとか正しいとかではないがNATOの拡大でウクライナでチェックメイトとかどんだけ煽っているんだって話。

        31
        • Dr.Strangelove
        • 2024年 7月 24日

        ええ、このように近隣国家への介入を行うロシアの安全保障政策は、西側から見れば攻撃的と見られるかもしれませんね。

        しかし、そもそも西側とロシアでは安全保障の考え方が違い、ロシアでは自国の周りに自国領ではないが、自国軍隊が行動可能な空間を設けておき、緩衝地帯とすることで直接的な戦争を防ごうと考えるのです。その緩衝国から先には勢力圏を大きく拡大しようとしません。こういった考え方の違いが十分双方で理解されていないのは残念ですね。

        しかし、緩衝国が決定的に敵対姿勢を見せた場合、危機を感じて行動するわけですね。但し、これに厳密に当てはまるのは旧ソ連圏の紛争の中では今回の露宇戦争のみだと思います。

        >>ジョージアのアブハジアに南オセチア、クリミア侵攻にドンパス紛争
        シリア、リビア反体制派への肩入れ
        挙げられた例を個別に解説はしませんが、ロシア政府が潔白とは言えないものの現地政府の問題が大きく、何もしなければ大惨事になっていたであろう例が多いとは述べておきます。確かな解説は小泉悠先生、松里公孝先生、佐藤優さんといった方の著書をお読みください。私見ならば、このサイトの過去記事(インドとロシアがSu-30MKIの海外輸出で協力、アジアの国へ売り込みか)において少し私も書いています。

        >>ウクライナの次は沿ドニエストルのモルドバ(略)などに手を出しても全く不思議ではないと思われますが
        そうは言えないでしょう。モルドバは中立ですし、バルト三国はNATOなので全面戦争です。それにアゼルバイジャンはロシアがアルメニアを見捨てた関係でロシアと親密になってきているようですよ。報じる記事もありますね。
        アゼルバイジャンと関係強化、新輸送路結節点 NNA ASIA

        33
          • admb
          • 2024年 7月 24日

          >緩衝国が決定的に敵対姿勢を見せた場合、危機を感じて行動するわけです

          だからどこが防衛的なんだと
          防衛なんて方便にすぎない
          そもそもロシアに攻め込もうなんてアホな国は存在しないんだから

          緩衝国などではなく、大ロシアの構想で侵略したいだけ
          それには西側と関係近くなるとやり辛いってだけよ

          侵略する方便、ロシアのナラティブをまんま信じ込んでどうするね

          24
            • 理想はこの翼では届かない
            • 2024年 7月 24日

            周辺国が西側と県警近くなる = 事実上の侵略でしょう
            パワーゲームである以上、自陣営からの寝返りをそそのかす事は当然の行為であり、その報復も当然の行為です
            「緩衝国などなく」という発想自体がご都合主義でしかありません
            事実として世の中は代理戦争にまみれているのですから

            西側・東側関係なく、それぞれが防衛的に攻撃姿勢を見せるのです

            28
            •  
            • 2024年 7月 24日

            分かるつもりが無ければ理解できないんじゃないかな
            我が国を基準にすると理解できないでしょうが、米国民にすらまだ憲法変えてないの?と言われるぐらい異質な理論を持ってるんですよ

            17
            • Dr.Strangelove
            • 2024年 7月 24日

            ロシアの安全を保障してくれる緩衝国を西側が取り込むことでロシア国家が危機に陥ると彼らは感じ、それを阻止しようとしているのです。勢力圏拡大ではなく、維持を目的としているわけですので防衛的と表現して差し支えないでしょう。

            方便と捉える余地はあるかもしれませんが、それを非難するならばアメリカの世界政策なんか極悪の帝国主義と言わざるをえないでしょうね。

            >>そもそもロシアに攻め込もうなんてアホな国は存在しない
            グルジアはアブハジアと南オセチアに侵攻しました。ウクライナやバルト三国は国内のロシア系住民を迫害しています。それ自体でも攻め込む行為に近いですが、敷衍して考えてみましょう。緩衝国がなければその暴力がロシアに向かうとロシアは考えてもおかしくないです。

            >>大ロシアの構想で侵略したいだけ
            南オセチア、沿ドニエストル、2014年のドンバス、いずれも一言言えばロシアに編入できたでしょう。それをしていないのはロシアの目標が緩衝国確保だという理由になると考えます。

            >>ロシアのナラティブをまんま信じ込んでどうするね
            これが非難されるのならば、小泉悠先生含めロシア研究者の殆どは吊し上げられることになるでしょうね。

            30
              • reallyabachelor?
              • 2024年 7月 24日

              つまるところ、ロシア独自の論理っていう俺ルールにすがるのは、それ自体が国際秩序において全く根拠のない論理である、ということの証左ではないですかね。

              主権平等の原則において他国が勢力圏や宗主権などと主張する筋合いはないですね。
              国連加盟国ならロシアもウクライナの主権と自由を認めるべきですよ。
              東欧+キエフとドンバスを民族自決でトレードするならそれもいいですけど、ドンバスの住民投票には国連の監査団も入れるべきでしょうね。

              あと、丸の内OLはロシア人が生存権構想を持ってるって言うことを指摘してるだけで、それを支持してるわけじゃないからね

              14
                • Dr.Strangelove
                • 2024年 7月 25日

                独自の論理なら他の国だって持っているでしょう。確かにロシアの軍事行動を表立って支持する国はほぼなく、国際法上は違反と見做される可能性が高いですが、ロシアが力を持っている以上非難以上のことはしない国が国際的には多数派ですよ。

                >>主権平等の原則において他国が勢力圏や宗主権などと主張する筋合いはない
                理想論ではそうでしょうが、西側諸国とされる国がアメリカの勢力圏でなかったらなんなのです?筋合いはなくとも、現実には存在します。

                >>住民投票には国連の監査団
                なんらかの国際的組織の必要性については同意です。

                >>丸の内OLはロシア人が生存権構想を持ってるって言うことを指摘してるだけで、それを支持してるわけじゃない
                私も支持していると書いたつもりはありませんよ。私が言いたいのは相互理解の重要性です。

                2
            • y
            • 2024年 7月 24日

            防衛的か侵略的かというのは、結局ものの見方によるものが大きいうえに
            線引きがわかりづらいものと思います。
            異なる見解が生じやすい観点ですので
            行動原理や動機とは別のものと考える方がいいのかなと思います。

            9
          •     
          • 2024年 7月 25日

          >その緩衝国から先には勢力圏を大きく拡大しようとしません。

          ロシア人が住む地域を「併合」してロシアが大きくなっていく度、その隣にまた緩衝国が必要になりませんか?ウクライナ侵攻とその後の動員逃れなど、周辺国へ移住したロシア人達の子孫が数十年後の火種になりやしないかと心配しています。

          11
            • NHG
            • 2024年 7月 25日

            今の状況的にベラルーシのような子飼いの衛星国を作れば満足しそうではあるけど、自国の一部を緩衝地帯とするつもりがロシアになければ他国を攻めて作るしかないからね

            6
          • kitty
          • 2024年 7月 25日

          佐藤優氏だかが言ってた様な気がしましたが彼らの内在論理では、ロシアの戦争はすべてが防衛戦争なんですよね。
          我が国の専守防衛もそれくらい柔軟だといいんですけどw。

          6
        • T.T
        • 2024年 7月 24日

        全部西側の介入で引き起こされた紛争じゃ無いですか。十分戦略的には守勢ですよ。

        42
        • 暇な人
        • 2024年 7月 25日

        グルジア→グルジアが少数民族弾圧を初めて住民がロシアへの帰属を求めたから
        クリミア→ウクライナでクーデターがおこされてロシア系の迫害が始まったから
        シリア→シリア政府を転覆させるために反政府を支援している欧米のほうが問題では?
        リビア→カダフィ政権をNATOが侵略してその後も安定せず内戦状態になり反政府側を支援

        リビア以外は防衛的な関与だと思いますがね、リビアもNATOの侵略が発端ですし

        7
      • a
      • 2024年 7月 25日

      ロシアに対して目くじらを立てる人はいても、例えばアメリカやEUの民主主義陣営のための、平和ための戦争や軍拡という論理にどれだけの人が異をとなえられるんだろう。旧日本軍の生存権のための闘争に納得できる人はどれだけいるのか。
      上のコメント見てると気になる。

      23
    • センツァノーメ
    • 2024年 7月 24日

    >「歴史的教訓によればロシア人は決して忘れないため、ウクライナ支援の報復のため必ず戻ってくる」
    歴史的教訓によれば日露戦争でもロシア内戦でもイギリスがバリバリ敵を支援してきたけど、ロシアは特に報復しなかったどころか2度の世界大戦で同盟組んでませんでした?

    38
      • あるまじろ
      • 2024年 7月 24日

      そうだな、報復はしないが、先制攻撃はするもんな!
      (露土戦争や冬戦争、ポーランド侵攻)

      ヨーロッパ見てると相互に血の歴史があるから、棚上げしてるだけで忘れる人の方が少ないと思うけどなぁ・・・。

      24
      • TKT
      • 2024年 7月 24日

      まあ歴史を遡れば本当にいろいろというかグチャグチャの極み、極致ですよ。

      ナポレオン戦争ではイギリスはロシアと対仏大同盟を組んでフランスと戦い、クリミア戦争ではイギリスはフランスと同盟を組んで、セバストポリ要塞を攻撃しました。第一次世界大戦ではイギリスはロシアと同盟してドイツを攻撃し、ロシア革命では日本と組んで、出兵を行いました。

      第二次世界大戦ではイギリスはソ連と組んでイランに侵攻して、占領しました。イランがドイツと組む可能性があったからです。

      第二次中東戦争のスエズ運河では、イギリスはフランスと組んで、スエズ運河を奪回しましたが、ソ連はアメリカと組んで干渉し、スエズ運河は再びエジプトのものとなりました。

      17
    • とある経営者
    • 2024年 7月 24日

    なにもウクライナ戦争だけではありません。台湾問題も同じです。日本が台湾分離主義勢力を支援するなら中国はその恨みを忘れず必ず日本に罰を与えます。日本人はこの事も認識しなさい。

    19
      • 765
      • 2024年 7月 24日

      日本が支援するにしないにしろ、台湾有事の際は日本はほぼ100%攻撃くらう予定なんだから諦めろ
      仮に中国に味方したら今度はアメリカから攻撃が飛んでくるぞ

      25
        •   adwt
        • 2024年 7月 24日

        その人は言い回しやら言葉の選び方からして日本の人ではないでしょう

        37
          •     
          • 2024年 7月 25日

          このブログ、たまに台湾に対して「分離主義」って言葉を使う人を見るけど、やっぱ中国の方なんですかね…?政府が建前上言い張るならともかく、一般人がこれを言うのはどういう精神状態なのか理解できないです。

          6
            • Authentic
            • 2024年 7月 25日

            まあ、それはスペイン人もカタルーニャ人殴りつけてたし中国人だけではないけどね
            民族自決は認められるべきだけど現代の西側民主主義国においてすら分離独立運動だけは民主主義の例外扱いされてるのも事実

            7
          • kitty
          • 2024年 7月 25日

          むしろ、日本人じゃないアピールが強すぎて釣りネタにしか見えないです。

          4
        • 2024年 7月 24日

        戦争で敵を増やす政策は最大の愚策なので積極的に日本に攻撃が来る事は在日米軍も引きずり出す事になるのて100%ないけど。
        そもそも台湾有事で日本が応戦するシナリオ事態が破綻している。(米軍も手出しできないのに)

        13
      •   jewa
      • 2024年 7月 24日

      そういう思い上がった態度だから中国は嫌われ世界を敵に回しつつあるんですよ

      習近平以前はもっとしたたかな外交してたのにねえ
      夜郎自大に成り果てた

      30
        • 2h35p
        • 2024年 7月 24日

        胡錦濤政権は2005年に反国家分裂法を施行し、政権末期は九段線を強調して南シナ海の実効支配を拡大しています。
        習近平が夜郎自大になったわけではなく、中共自体が国力増大に伴ってどんどん増長していっただけかと。
        だから中共は習近平を国家主席に選出したんだと思います。

        14
      • kame
      • 2024年 7月 24日

       う~ん、清々しい程の『大中華思想』ですね。今年で一億人近くの党員数になった中国共産党ですが、中にはこういった思想を本気で信じてる共産党員もいるから笑えないですよね。

      14
      • Authentic
      • 2024年 7月 24日

      日本は安全保障と市場を人質に取られてるから今のままだと対米従属せざる得ないけど
      中国が日本の核武装を容認してアメリカに代わって市場を提供してくれるなら日本はアメリカ追従を止められる
      けど中国にはそこまでの覚悟あるの?

      7
      • 暇な人
      • 2024年 7月 25日

      ウクライナでも台湾でも独立を潰して国家主権を守ろうとか考えている、悪しき中央政府から民族主権を守るために独立しようとする者たちを助けたいと思っているのですよ。
      現代で植民地なんて認めてはならないのです。大日本帝国の末裔としてね。

      だからウクライナではロシア系を、台湾では台湾系を、ウイグル、チベットもね。チェチェンも独立する気なら独立支援をしたいと思ってますよ。
      もちろんイスラエルよりもパレスチナを応援しています。

      2
        • ななし
        • 2024年 7月 25日

        なぜ国家主権を守ろうとするのか?ということ

        単に支配階級が利権を守ろうしている、だけではなく、
        分離独立を認めれば国がバラバラになり他国に収奪され、
        地域の大惨事になるという懸念があればこそ強硬な態度をとる
        という側面もある

        例で挙げている地域の事情は個々全く事情が異なるのに
        一緒くたに悪の中央政府、正義の民族主権と括っているのに
        違和感満載だよ。こういう独立運動につけこんで煽動し、
        混乱を招き利益を得ようとする連中もいる

        5
    • たむごん
    • 2024年 7月 24日

    本当に、ウクライナ戦争の教訓を、反映しているのでしょうか?

    兵士の数・弾薬量・コストパフォーマンスが重要という点だけでなく、ハイテクに頼りすぎると(相手も対応するため)リスクが増すのも教訓のようにも思うのですが…

    >「戦場認識力の範囲を2倍に拡張し、収集した情報処理速度を高めて判断を下すまでの時間を半分に短縮し、現在の半分の弾薬で影響を及ぼす範囲を2倍に拡張する」

    22
      • 反革命分子
      • 2024年 7月 24日

      今戦争の例を見ずとも、古くは青銅器や鉄器、最近ではプロペラ同調機銃など、劇的な効果をもたらす技術か速やかに普及するのは分かりきった話かと思います。

      こんなことを自覚していないとも思えないので、「短期的な優位をもたらす技術の優位に賭ける以外の選択肢がない(正攻法の大軍や物量は不可能)」という弱音のようにも聞こえます。

      しかし我々素人ですら怪しんだ電撃戦(航空機なし)を薦めて大変なことになった前科がありますので果たして・・・

      18
        • たむごん
        • 2024年 7月 25日

        仰る点、同意します。

        先日のシンクタンクの指摘も、士気低下に賭ける以外に作戦成功の選択肢がなかったため、士気低下による逃亡に期待したと感じています。

        同じような、失敗を繰り返さない事を願っています…。

        >…防衛ラインを突破するメカニズムは「ロシア軍兵士の士気低下による逃亡」を期待していたらしい。

        (2024.07.19 英シンクタンク、ウクライナが犯した最大の過ちは楽観的過ぎる期待と想定 航空万能論)

        6
    • DEEPBLUE
    • 2024年 7月 24日

    21世紀にもなってまさかの「百発百中の砲一門」理論?

    24
      • Dr.Strangelove
      • 2024年 7月 24日

      現在の一部を除いた西側軍事産業の体たらくを見るに、よしんば百発百中の砲一門を作れたとしても、撃つ前に故障したり取り扱いが難しくて使い物にならなかったりしそうですね…

      27
      • akiyori
      • 2024年 7月 24日

      残念ながら数撃ちゃ当たるよりも百発百中の砲一門理論の方が正しいと研究で証明されてるぞ

      5
        • 胡瓜
        • 2024年 7月 24日

        最新の研究以前に百発一中の砲百門を揃えれば最初の斉射で6割以上の確率で百中の砲1門側が撃ち負けて敗北って計算できないんです?

        30
          • イーロンマスク
          • 2024年 7月 24日

          ランチェスターの法則ですな
          これを理解できてると多少の性能の良さなど物量の前には消し飛んでしまうのが分かる

          19
            •     
            • 2024年 7月 25日

            ランチェスターではなくただの確率論ですね…

            5
        • れんちゃ
        • 2024年 7月 29日

        GPS砲弾至上主義は既にしぼんでしまいました。妨害されて命中率が大したことなくなっちゃったので…だからある程度装甲化された機動力の高い自走砲と膨大な数の砲弾を作る必要が出ている訳です。撃つ側は至近弾もしくはドローンに攻撃される前提なおかつ、夥しい砲弾を双方が打ちまくる前提で動いてます。
        そして、少数で細々と抵抗するという事自体が相手にワンチャンを狙わせるリスクだという話にもなってきてる。つまり、それなりの数を揃えた上でガンガン命中させて早期に敵の意気を削ぐべきというステップに至っている訳です。
        砲部隊が全滅しても更に新しい砲部隊を送り込めばいいじゃないを地で行く相手でもありますし…

    • イーロンマスク
    • 2024年 7月 24日

    >ロシア、中国、イラン、北朝鮮といった地政学的脅威

    全部西欧列強に国内めちゃくちゃにされた国じゃないですかやだー

    35
      • tjdwatme  
      • 2024年 7月 24日

      ロシア、中国は西側の支援と投資で経済発展した国でしたね

      イランはともかく、北朝鮮は自身のせいでしょう

      7
        • イーロンマスク
        • 2024年 7月 24日

        100から200年ほど時間軸を長めに取るとよく分かると思いますよ
        例えば日本でも干渉戦争を知らない人がほとんどでしょう
        でもやられた方は忘れないものです

        20
      • kitty
      • 2024年 7月 25日

      北朝鮮ってメチャクチャって評価なの?
      あの国の国民をものすごく良く統治しているようにしか見えませんけど。

      3
      • KANIEBI
      • 2024年 7月 25日

      ロシアが列強に国内めちゃくちゃにされた国…?
      ロシア帝国もロシア・ソビエト共和国も他国をめちゃくちゃにする列強側の国なのに?

      3
    • あばばばば
    • 2024年 7月 24日

    イギリスの場合、兵士の新規受け入れ拡大とグダグダになっているIFV計画を見直したり、装備の整備に重点を置くなどすれば容易に戦力が現在の2倍3倍に上るかもしれない。
    AS90とチャレンジャー2の置き換えもするべきだろうが、こっちは2・3年じゃ間に合わないだろうけど。

    5
    • とむ
    • 2024年 7月 24日

    「追加の兵士も今以上の資金も必要ない」と述べている。

    兵員どころかお値段も据え置きで攻撃能力を2倍、3倍に⁉︎
    英軍には異世界から名軍師でも転生して来たのかな

    22
      • DEEPBLUE
      • 2024年 7月 24日

      そう言うコンサルが追加費用なしで改善したの見たことが無いですねえ・・・。久々に英国面炸裂かな

      17
    • Authentic
    • 2024年 7月 24日

    >AIを組み込んだソフトウェアなど新技術を採用することで「戦場認識力の範囲を2倍に拡張し、収集した情報処理速度を高めて判断を下すまでの時間を半分に短縮し、現在の半分の弾薬で影響を及ぼす範囲を2倍に拡張する」「軍事的なインターネットを構築したい」と説明し、
    これ全部中国が先行してる技術分野じゃん

    25
    • ツァーファイ
    • 2024年 7月 24日

    なら支援しなかった方がイギリス国民にとって良かったのでは?とつい思ってしまいます。
    イギリスを含め、今回の欧米の支援は一昔前なら交戦国と見なされるレベルです。

    22
    • Minerva
    • 2024年 7月 25日

    >>ロシアはウクライナと停戦後に3年~5年で戦力を再編する
    寝言は寝て言えというレベル
    今のロシア軍を見れば5年で再編できるのは奇跡で、軍人が言っていい妄言ではない
    T-62が主戦力の一つになり、保管品をほぼ使い果たした陸軍、壊滅した防空網、複数が沈没した揚陸艦、空中管制機とAEW機をクルーごと複数機損耗した空軍。これらをウクライナで戦死や重傷を負った軍人の問題と戦争中に老朽化したインフラ問題を同時に解決しながら補充する魔法をぜひ大将に教えていただきたい

    10
      • 名無し
      • 2024年 7月 25日

      素人が吠えても何の説得力もない
      米軍の司令官も独の国防大臣も戦争後数年でロシア軍は戦力を再生すると証言してる
      気に入らないなら彼らに直接「いやそんな事はありえない、俺は詳しいんだ」とでも言ってやれば?

      7
        • Minerva
        • 2024年 7月 25日

        こうなったのは情報機関の怠慢が大きい
        リンク
        情報機関の間違った情報を基に間違った提案がなされ、間違った政策を立案されることの実害は非常に大きい
        昨年のアメリカの情報機関が発表したロシア軍の戦力回復の報告書が間違っていたことがOSINTの今年の調査で判明してる
        米軍の司令官の議会報告はその間違った報告書を基に行われている

        1
          • 名無し
          • 2024年 7月 25日

          インターネット戦士の素人とアメリカ、イギリス、ドイツの諜報機関が真逆の事を言ってて諜報機関側が間違っておりトーシロが正しかったとするなら西側はもう本格的に終わり屋根
          インテリジェンスで思いっきり負けておいて「戦場認識力を高め、情報処理能力を高めれば数を質で凌駕できる」とか言ってんのギャグになっちゃう

          3
            • minerva
            • 2024年 7月 25日

            はい 管理人の記事の中で米国棒情報局のリックマン副長官も同じように言っています。
            >>「オープンソースから得られる情報と諜報機関が収集する情報の立場が逆転した」

            4
      • 暇な人
      • 2024年 7月 25日

      ウクライナの発表する戦果が正しければそうなんだけどねw

      2
        • minerva
        • 2024年 7月 25日

        ウクライナ政府ではなくOSINTの情報です
        管理人が記事でも言及するロシア系のFighterbomberの情報も含まれています

        2
    • マダコ
    • 2024年 7月 25日

    ロシアは、西側にガスを売っていた事を忘れないので、必ず帰ってくる。
    10年以内にあり得るね。

    5
    • マンボウ
    • 2024年 7月 25日

    英国参戦の一番ありえそうな状況だとウクライナに派兵してロシアと闘うパターンだが、これとて考えにくいので、単に軍が予算拡大の名目に使っているだけなのでは

    1
    • れんちゃ
    • 2024年 7月 29日

    スタンスがズレてるかな。ウクライナは欧州に至る為の足掛かり&兵力補給地でしかない。
    最初から東欧制覇と西欧の服従を勝利予定の宣言文で高らかに歌い上げてたし、幾度も恫喝を連発してた。ウクライナを応援しようがしなかろうが、相手が弱いならロシア軍は進んでくるでしょう。一瞬でも進駐した地域は永久のロシア&ロシア話者(ロシア語のベースになった言語圏含む)がいるだけでそこをロシアが併合するのは正義と言ってるのだから。
    むしろ言ってはなんだが彼らが言うウクライナ如きで大損害を受けて末端でちまちま砲戦で僅かな距離を押しあうくらいしか出来てないから、仕切り直しが必要になってるだけな話。
    序盤にここまで苦戦するなんて事を言ってた人は殆ど居なかったろう。準備なしに冬季に凍える部隊で突っ込んだ&部隊間の連絡協調も補給もろくに取れてないと散々指摘されてたが…それをやらかしてしまった。
    しかし、次のロシアは流石に学んでくるだろうから、その時に備えなければならないという話。
    ウクライナを支援したかどうかなんか、とっくの昔に通り過ぎてる。むしろウクライナに支援を渋ってた頃からロシアの態度はこうだ。だから躊躇してた仏独ですら支援する事にした訳で、実態はまったく逆の展開。ロシアに備える為にウクライナを支援してロシアが兵力を容易く現地調達で増強しない様に時間を稼ぎ出したという様なお話。

    • れんちゃ
    • 2024年 7月 29日

    ただ、ロシアの軍事力回復を3~5年で見ないといけないというのは間違ってはいないと思いますよ。これは「敵の能力を過小評価してはならない」という大前提からきています。現実的とかそういうラインで物事をとらえるのは間違い。中国やイランや北朝鮮や様々な国が後押しをする可能性も見ないといけない。
    それに加えて、ロシアの戦力回復が中途半端でも将来的な回復を見込み、それに加えて相手が脆弱&弱腰と見れば野心を抑え切れず冒険に出てくるという事を恐れてもいる訳です。なおかつ、この根幹はロシアに冒険心を抱かせない事が主要となっている為、これは無理だなと思わせるだけの準備を実際に見せつけないといけない。結果的にロシアが冒険心を抱いても大失敗に終わるとしても、それを起こされるだけで既に大迷惑だという事でもあります。
    そして、現状の様な状況に陥る事は殆どの人たちはまったく指摘出来ていませんでした。それはもう寝ぼけた様なたわ事ばかりが大手を振ってまかり通っていた訳で…その反省でもある訳です。今の前提はあり得ないにとらわれない実力最優先での頑強さが求められています。それに、欧州が備える相手はロシアだけではありませんし…
    それに加えて、欧州は元々各国軍が麻痺的な不健全状態に陥ってもいたので、実際の所本来あるべき姿に戻すだけでも1.5倍から2倍くらいの体制になっちゃったりします。整備不良でまともに動かない歩兵戦闘車部隊とか、継戦能力を考えない砲身運用とか、時代遅れの砲兵運用。高いばかりで数がほとんどない対空&遠距離攻撃手段…どれもこれも手を付ける必要があるが、たぶん大丈夫の号令でそれらはずっと放置されてきました。

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