ジョンソン政権は「ウクライナ軍は主要都市の維持だけでなくロシア軍を撤退に追いやっている。我々の支援も戦い方の変化に応じて変える必要がある」と発言、ロシア軍を追い出すため新たな武器供与の検討に入ったと報じられている。
参考:Boris Johnson wants to send deadlier weapons to help Ukraine
ウクライナ軍の戦いはロシア軍の進軍を阻止するための動きから、ロシア軍に奪われた領土の奪還へと変化した
英国のトニー・ラダキン国防参謀総長は閣僚へのブリーフィングの中で「ウクライナ軍の戦いはロシア軍の進軍を阻止するための動きから、ロシア軍に奪われた領土の奪還へと変化し、この戦いはより伝統的な戦争へと移行している」と説明、これを受けてジョンソン政権の閣僚は「ウクライナ軍は主要都市の維持だけでなくロシア軍を撤退に追いやっている。我々の支援も戦い方の変化に応じて変える必要がある」と発言、政府としてどのような支援が可能か検討に入ったらしい。

出典:93-тя ОМБр Холодний Яр
ジョンソン首相はウクライナに提供する武器の種類について明言していないが、英国の国防当局者はウクライナ東部の敵を追い払うのに「より遠距離への射撃が必要」と述べており、The Times紙は「陸軍が保有する自走砲「AS-90」の供与もオプションの一つになるかもしれない」と言及している。
正し標準的な砲弾によるAS-90の射程距離は15マイルに過ぎないとも指摘して「英国には長距離における精密攻撃能力に大きな弱点がある」と述べているのが興味深い。

出典:Sgt Si Longworth RLC / OGL v1.0
どちらにしてもウクライナでの戦いはロシアがドンバス解放を呼ぶ「ルハーンシク州/ドネツィク州の行政区域制圧」を阻止する戦いとマリウポリ防衛を除けば、ウクライナ軍とロシア軍の攻守の立場は完全に逆転しており、戦い方の変化に応じてジャベリンやスティンガーよりも殺傷能力が高く「より長距離の敵を攻撃できる何らかの装備」をウクライナに提供する必要があるのだろう。
因みにTimes紙は「トルコ製UCAVのバイラクタルTB2を使用してロシア軍に対抗したウクライナ軍の戦いにジョンソン首相は感銘を受けた」「米国が対艦ミサイルや高度な防空システムをウクライナに供与することはジョンソン首相は熱望している」とも報じている。

出典:Армія Інформ / CC BY 4.0
追記:英国のバーバラ・ウッドワード国連常駐代表は29日、ウクライナが要求している国際的な安全保障の保証国として「英国はその役割を果たす準備が出来ている」と表明しており、イタリアに続いて英国もウクライナの安全保障に責任を負うことに同意した。
ウクライナが中立宣言を行うため国際社会に要求している安全保障とは「紙切れだったブダペスト覚書」の教訓に基づき、ウクライナの安全を保証する国はNATO第5条に近い集団的自衛権を行使する義務を負い、再びウクライナが何者かに攻撃を受けると軍の派遣、武器の提供、ウクライナ上空の閉鎖などを実行する必要があり、この枠組にロシアを含む複数の国(米国、英国、フランス、中国、ドイツ、イタリア、ポーランド、イスラエル、トルコなど)が参加することをゼレンスキー大統領は要請している。
関連記事:騙されないゼレンスキー大統領、ロシア人は結果でしか信用できない
関連記事:ウクライナ軍の反攻、ムィコラーイウ州のロシア軍をほぼ駆逐
※アイキャッチ画像の出典:Richard Watt / OGL v1.0
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に、日本ちゃんに出来る事は。。。?
ゼレンスキー「ロシアへの制裁と、戦後復興に力貸してくれたらええんやで」
出来ないことは求めない、交渉人として優秀っすわ
TOYOTA
トラックいっぱい送って欲しいよね
普通の日本車で使い道は幾らでもあるんだから
でも日野は今…。
日野の問題は排ガス規制なのでウクライナで問題になるのかな?
トラックとユンボ、ブルドーザー、レッカーの建機の類い。
新品の在庫があるかわからないから中古を車種メーカー問わずで集めて送っても良いだろうね。
途中で無くなって、ロシア軍のテクニカルにされない?
資金援助が一番現実的かつ有効
これなら兵器弾薬から食料薬なんでもウクライナ自身がその時ほしいものを購入するのに役立てる
日本から物資を送るのは遠すぎるし輸送路は限られている
そのうえ使い勝手も違いすぎてウクライナ語のマニュアルを用意したところで習熟までに時間がかかりすぎるし、そもそも譲れるほどの兵器も弾薬もない
唯一できるのはそれなんだけど感謝も結局されないし戦後にも影響力を得られないからなあ。
つっても渡せるものはホントにないからどうにもならんけど。
もしロシアが敗北してくれれば、国際秩序を無視する権威主義国家が(比較的)民主主義国家に敗北し、国際秩序が保たれた
というだけで日本にとってはアホほどお釣りが来る結果なので、感謝とか影響力とかはどうでも良いとは言わないけど大したことではないと思う
日本も加わって欲しいかな。
ウクライナ侵攻したら、千島樺太の安全は保障しない。と言っとけば、合法?で北方領土取り戻せる。
何にもないからしゃしゃり出てこないで!😡
>日本
日本は憲法があるから、戦後の復興が1番だと思う。自衛隊なり消防なり派遣してやった方がいいとは思う。
アフリカや東南アジアで日本国旗のついた橋や道路は、ある意味平和の象徴として現地の人にわかりやすく刺さるよね。
そういう打算抜きで今まで現地の人の為に努力してくれた方々には日本人としても感謝したい。
地対艦ミサイルと機雷の供与
黒海艦隊が壊滅すれば、極東からフネを回さざるを得ない。
他方面の艦隊を回そうにもボスポラス海峡は通行制限中だったかと。
その間はウクライナ側が黒海を自由に使えることになるわけで、
まあ、日本からウクライナへのビックなプレゼントと割り切ることですな。
トラックとユンボ、ブルドーザー、レッカーの建機の類い。
新品の在庫があるかわからないから中古を車種メーカー問わずで集めて送っても良いだろうね。
日本もFH70と牽引車両どうですか?
国産SSM一式
初の実戦テスト
どうせロシヤからはすでに敵性国家認定されてるから、良い子ぶる必要ない、
ロシヤにはまず力を見せつけないと交渉すら出来ないのは、ウクライナが教えてくれた
イギリスってやっぱり外交上手いと思う
戦後、ウクライナで一番権益と影響力持つのは英国だろうな
ロシア絶対殺すマンの英国
その歴史は100年以上に及びもはや遺伝子に組み込まれていると考えていいかもしれない
でも、ビリヤード勝負でMiG-15のエンジン渡したりしてるじゃん…
正直二枚舌で漁夫の利だけ狙ってる印象しかない
Mig-29を横田基地で引き渡す。
韓国のT-80とBMP-3を瀬取りで、密輸する。
攻勢に出るとなったらやっぱり敵砲兵を叩ける装備とかがウクライナにとっては一番欲しいだろうけど、今の西側で供与できる装備だと何だろう。
対砲兵レーダーとかくらいかしら。
自走砲はどの国も余剰無いだろうし。
ウクライナ南東部って、北部のように森林地帯もなく、畑ばかりでとにかく見通しが良すぎるから機動力が重要になる
だから、装甲車はありがたがられるんじゃないかな?
ぱっと思いつくのはストライカーとか?
もっとも、真っ平らで障害物なないなら、最優先でほしいのは高度な対空兵器だろうけれど
ストライカーに限らず装甲兵器系はアメリカは、というかバイデンは供与したがらなそう。
攻撃兵器は供与しないって言っちゃったし。
赤十字マークつけておけば、装甲車だって救急車と言い張れるかも。
たしかスペインがそれで装甲車を送ってるね。
まぁこれは元々救急タイプのRG-31だけど。
とは言えそんな形では数は送れないだろうなぁ。
地上発射型のアムラームNASAMS辺りは射程は限られるが9K37 ブークの保管たり得るかな。迫撃砲・光学照準器・機関銃・スパイクNLOS・スパイクER辺りとかは射まだロシアへの刺激は小さい感じはするけど。
あーなるほど、改修やめて新規調達にしたから余るんだな
ボリス君外交うまいじゃん
アメリカもF-22を送ればいいのに
おなじMiG-29でもポーランド仕様の機体は供与してもすぐ使えないとか言われてたり
鹵獲したロシア戦車ですら、ウクライナ仕様に急いで改修してようやく戦線に投入され始めたとかいうレベルなのに
アメリカ兵器をそのまま提供しても意味あるんだろうか
というか、老朽化激しいと言っても今なおステルス性は戦闘機の中でも随一と言われるF-22はどこにも出せないと思う
確か、法律で輸出を禁止されたはず。
マリウポリを救援できたらウクライナの完全勝利って言っていいけど。それはロシアが断固許さないんだろうな。
フランスがマリウポリに人道支援で兵力送るはなしはどうなつたのか。
>フランスがマリウポリに人道支援で兵力送るはなしはどうなつたのか
これフランスが言ってるだけで、それを許可するかどうかの決定権を持つのは結局はプーチン
フランスがプーチンに対する利を提示すりゃ許可するだろうし、できなきゃ許可しない、ただそれだけのこと
まあ、マクロンも開戦前にプーチンに会いに行って、直後に開戦されたりとやられたい放題なのに懲りないなと
ジャベリンやスティンガーがいくら強力であろうとも、所詮人が担ぐ携帯武器。機動力がなく、待ち伏せが基本になってしまう
キエフといった北部は広大な森林地帯も多く、それに紛れてロシア軍に肉薄することはできていたのだろうけれど、
反転攻勢の主戦場となる南東部は北部のような森林地帯はロクになく、畑ばかりの真っ平らで見通しが良すぎて、歩兵での接近は難しい
となれば、自走砲も含めた機動力に富んだ機甲部隊と、それを守護する航空兵力、さらにそれを守る対空兵力が必要不可欠
Times紙が報じている、米国の対空システムといった高度な戦闘システムの供与の必要性は、南部地域の奪還を叶えるのならば絶対条件。
これまでロシア側の恫喝に屈する形で、供与を渋り続けてきたアメリカおよびNATOだが、この供与の実現は本気でウクライナを支援を成功させるか否かの岐路立つ場面といえる
もっとも、NATO側における最大の懸念はフランスで、あまりにも天然ガス依存の問題が派手だったためにやや影に隠れがちだったが、核大国を自認するフランスは、そのウランの調達先をカザフスタンやロシアに依存していて、アメリカとの距離をとる外交上、おいそれとオーストラリア等に切り替えられない。故にロシアとの関係を完全に絶ちたくないという姿勢が見え隠れし続けている。
加えて、選挙が近く成果を急ぐマクロンの立場もあって、停戦と己の成果のためにウクライナに領土の割譲を迫るのではないかと大変危惧している
フランスは、そのウランの調達先をカザフスタンやロシアに依存していて
へえ、初耳です。マリなどの西アフリカの旧宗主国からが主だと思ってました。フランスがアフリカ諸国への軍隊派遣に積極的で、事実上の経済植民地同然に押さえているのは核燃料利権のためだと…。
アメリカからはロシア産ウランの禁輸も制裁リストに加えるべきだと主張がありますね。
ウクライナも2014年以来、核燃料調達の脱ロシア化を着々と進めて2023年にはゼロに持っていく計画だったようです。
原発用ウランだと、およそ3割をカザフスタンに依存してますね
ウズベキスタンまで入れると5割を超えます
ロシアの関係なくして立ち行かない地域なので、フランスはロシアとこれ以上関係悪化したくないというのが本音でしょう
カナダやオーストラリアからの供給に切り替えると、アメリカやイギリスとの欧州における影響力を大きく削がれることに繋がりかねません
まあ、クリミア併合前までは仏露は武器売買契約していた関係でしたからね…。ミストラル強襲揚陸艦とか。
ウクライナ侵攻にフランス製兵器が使われなくてフランスもよかった(?)ですね。
フランス人は、狡猾で悪も知恵も豊かで見た目が良いから厄介。
中国海軍の艦艇に搭載されている機関にフランス製があるし、各種センサーも売っている。
2000年代に北京駐在のフランス海軍武官ヴィッソンを近くで見てたけど、嫌なヤツだったな。
というわけで、フランスはあてにならないと思います。
残念だなあ地球の裏側に武器送るだけで仮想敵国の軍隊ボコボコに出来るなんて
本来なら笑いが止まらない状況なのに
自走砲の供与もいいけれど、ウクライナ軍への燃料の補給はどうなってるんでしょ?
国内の備蓄分で回しているのか、武器援助国が一緒に供給しているのでしょうか?
広い国土で陸路でしか補給路が維持できないと思うので気になりますね。
ディーゼル燃料供与は決定済み
イギリスの陸上火砲調べたらAS-90が178両、L118が166門、MLRSが67基って出てきたんだかこんなに少なかったのか
正直、この数の火砲からなんとか捻出するより航空機送った方がいいと思うわ
イギリスはAS-90のアップグレードを中止して国外からの輸入品に置き換え予定なので、捻出というより先行処分に近いかと
AS-90ならポーランドのAHSクラブと弾薬共有できるね
多分ポーランド側に余裕はないが……
韓国がk-9売り込みそう
というか、真面目に西側で今も自走砲を生産しているのが韓国ぐらいしかないという現実
今ある商材が装輪車載式のばっかなの戦場の舗装路利用率考えると砲兵は装輪化がベターなの現状の装軌走行装置の限界的にそうだろな思うしIFVはともかくSPHはバケモノ装輪で妥当かもね
この戦争でそれが覆るとは全く思わんし今より遠距離火砲を今より高速走行装置に搭載するのやはり正義だけど対テロ偏重で無人機代替しすぎたのTB2神がああでも再認識はされるだろう
自走砲はロケット砲にくらべて射程距離と時間当たりの投射可能火力がね・・・
20年頃にポーランドがウクライナにAHSクラブの輸出の話が一瞬だけ持ち上がったぞ(その後に続報なし)
AHSクラブはK-9の車体にAS-90Mの砲塔を持ち、NATO軍規格の砲弾を使用できるのが特徴だ。
しかし、輸出動向の話であるならば、戦後まで話は動かないだろう。
もし、ウクライナが主張する新しい防衛機構に英国やフィンランド等のK9自走砲を採用する国があれば、K9採用に偏るかもしれない
保証国に日本が入ってない以外に、ドイツも入ってないんよな。
そらこれまでの経緯からしてウクライナが保証国に入れないのは分かるけど同じ枢軸国のイタリアが今回入ってる事に注目した。
前から終わっていたとは思うが、「私たちは枢軸国なんで大人しくしておく事が国際社会が自分たちに求められている事」という時代が今回のウクライナ侵攻に際して逃げ腰のドイツへの叩きで決定的に終わった。
日本としては海部政権の時の湾岸戦争から参加しておけば国際的なプレゼンスという、「経済が衰退しても先進国を維持する為の強み」が育成されていたのにこのまま国際的プレゼンスも無いまま経済衰退していく流れは実はロシアと同じく日本も非常に不味い流れと思う。
経済が衰退しても、台湾や東南アジアから頼りにされる顔役の存在であり続けたら、また別の商売で国民所得は維持できたはず。
正直そこに保証国に日本入れる意味がわかりませんわ
位置関係・国内事情・装備事情とあらゆる意味で他国の紛争に派兵なんてできる体制じゃないのに
ドイツ入ってるよ。
旧枢軸国は関係無いでしょう。
イタリアはそこそこ強力な即応部隊があるし、海軍による黒海の牽制も期待しているのでは。
何と言っても軽空母2隻を保有しているし。
ドイツはリモート演説でさんざん罵倒しちゃったし、ロシアとの関係に不信感が拭えないんでしょうね。
いざという時も頼りになりそうも無いし。
日本に軍事的安全保障を求めるのは無駄とウクライナも分かっているだろうし、極東アジアとは分けて考えた方が良いと思います。
そもそもイタリアは日独とは明確に区別された枢軸国からの離脱国という立場なので、戦後の軍解体もなく、国民の敗戦国という意識もあまりないので。
イタリアは最後は「国民の手で」ファシストを追いやり、敗戦を受け入れたわけで、日独のように「極端な反省」をする環境に無かったんだな。
ドイツはともかく日本の積極的平和主義を妨げているのは他ならぬ日本国民だということを忘れてはいけない
それなら、東欧諸国で安全保障協力機構を作らせた方がよいのでは?
もし、彼らが日本に役割を求めてるとするならば、防衛装備購入時の代金の貸し付けでしょうね。
機甲は軽ATMでどうもなるが自走榴投入しまくる砲兵叩くには無誘導ならクラスターだがオスロで無理で誘導砲弾となると普及進んでないのがアダだね
特に東側規格のは絶望的なので西側規格の砲ごと送る必要あるしもはや長距離有線式対舟艇ATMのほうがマシな話だがそれ要するに無人機+軽ATMで代替されてしまった分野で西側みんなかつて放棄した装備品なので(日イ除く)
あるとしたら96MPMSかスパイクNLOSという選択肢しかないがスパイクNLOSを対砲兵装備で米英経由で供与ってのは十分ありえる話だろうな
今回の英国の報道は、少し楽観的ではないだろうか。
まだ、戦争のヤマ場を越えた訳ではないだろう。
ウクライナにしてみれば、ドネツク・ルガンスク・クリミアまで奪回しなければ終わらない。
最後期には、人間性の底を見るような争いを眼の当たりにするのではないか。
ウクライナにしてみれば、”リトルグリーンメン”などは発見次第に死刑だろうから。
ロシアの報道が信用ならないのは、もはや常識だが、
英国も約束は守るけれど、それ以外は信用ならないことがある。
ウクライナが今一番欲しい武器援助は、対弾道弾を含めた制空権と思うけど、
これは、NATO(米国)が参戦しないと無理かな。米国はどうするつもりだろう。
AS-90を渡すよりもチェコにウクライナが注文済みのダナの納入を急がせるように圧力かけるほうが早い
日本は一人で大騒ぎしてるけど、誰からも必要とされてない感が凄いな。
西側の協議からも外されてるし。
ウクライナとロシアとの停戦後、一番損するのは日本だろう。
攻撃型兵器はNG防衛型兵器はOKの支援体制の転換期が来たようだな
これからはさらに色んな種類の兵器が送られることになるだろう
ただしモスクワを直接打撃できるような弾道ミサイル巡航ミサイルは最後までNGだろうけど