欧州関連

たった5分で破られたナゴルノ・カラバフ紛争の停戦、アルメニアもアゼルも攻撃を再開

現地時間10日正午に発効したナゴルノ・カラバフ地域の人道的停戦は、たった5分で破られ攻撃が再開してしまった。

参考:Armenian Defense Ministry: Azerbaijani units launched an attack in the direction of Karakhanbeyli at 12:05

たった5分で破られた人道的停戦、局地的な停戦破りがナゴルノ・カラバフ地域全体に広がるかは不明

ロシアが仲介する形でアルメニアとアゼルバイジャンが人道的停戦(捕虜交換や戦死者の遺体回収目的)に合意、現地時間10日正午(日本時間だと10日午後5時)に停戦が発効したのだが、5分後の12時05分には停戦が破られて両軍が攻撃を再開している。

アルメニア側はアゼルバイジャン軍が停戦を破って「Karakhambeyli」と呼ばれる地域に攻撃を開始、さらにナゴルノ・カラバフ地域のハドルト地区にも砲撃を加えていると主張して攻撃を行っているアゼルバイジャン軍部隊に攻撃を再開している。

逆にアゼルバイジャン側は停戦発効後にアルメニア軍がアゼルバイジャン領のタルタル市やアグダム地区に砲撃を加えていると主張(アルメニア側はアゼルバイジャンが嘘をついていると言っている)、停戦に違反して攻撃を加えたアゼルバイジャン軍の装甲車両に無人航空機で攻撃して破壊、そのシーンを収めた動画までネット上にアップしている。

果たして停戦を先に破ったのがどちらなのかは不明だが、アルメニア側は上記2ヶ所以外の地域は比較的落ち着いていると言っているためナゴルノ・カラバフ地域全体で停戦が破られている訳ではなそうだ。しかし局地的な停戦破りが全体に飛び火する可能性もあるため、実際に人道的停戦が確立されるのかは今後の状況次第といったところだろう。

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※アイキャッチ画像の出典:アゼルバイジャン国防省が公開した動画のスクリーンショット

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コメント

    • 匿名
    • 2020年 10月 10日

    アイツガー
    アイツモーの極地

    4
    • 匿名
    • 2020年 10月 10日

    「3分間待ってやる!」よりはマシである。

    6
    • 匿名
    • 2020年 10月 10日

    wwwww

    3
    • 匿名
    • 2020年 10月 10日

    まあ、こうなるよな

    5
    • 匿名
    • 2020年 10月 10日

    ロシアの面目丸潰れで草

    16
      • 匿名
      • 2020年 10月 10日

      プーチンに本格介入の口実を作ってくれたとも
      さてさてさてさて
      アゼル空爆?

      3
        • 匿名
        • 2020年 10月 11日

        ナゴルノ・カラバフ内の戦闘であれば関わらないってロシアは明言してたんじゃないの

        5
    • 匿名
    • 2020年 10月 10日

    これはどうやって収集つけたらいいんだろう…

    1
      • 匿名
      • 2020年 10月 10日

      ぷーちんがにっこり笑って「どちらか片方だけに戦術核を売ってやる(撃ってやるでも可)」とでも言えばあるいは…

      7
        • 匿名
        • 2020年 10月 11日

        それは、ハブられた方に「お前に核を売ってやる」というところが現われるだけ。
        それがロシアの敵対勢力ならやぶ蛇にしかならない。

        1
        • 匿名
        • 2020年 10月 11日

        両国は元ソ連
        ビンテージな核ミサイルは既に過去のどさくさで倉庫からかっぱらってるかもしれない。

        1
          • 匿名
          • 2020年 10月 11日

          核兵器は賞味期限短いから。

      • 匿名
      • 2020年 10月 10日

      トルコもアゼル側の手綱を握れきれているのか謎な所ある
      コーカサス地方の周辺国がひどすぎてロシアが調停側みたいに見える

      5
    • 匿名
    • 2020年 10月 10日

    旧ソ連、それはルールなきモラルなき野蛮の国々
    力こそ正義なり

    覇王プーチンの出番かな

    3
    • 匿名
    • 2020年 10月 10日

    ロシアの顔に泥塗りすぎだろ

    6
      • 匿名
      • 2020年 10月 11日

      ロシア以外もこれで手を出しづらい。
      だれがやっても停戦破りになりそうだ

      1
    • 匿名
    • 2020年 10月 10日

    クリミア危機の時も停戦が決まった後しばらく小競り合いが続いたしまだなんとも
    勿論このまま続いて仲介した米露仏の顔に泥を塗る可能性はある

    5
      • 匿名
      • 2020年 10月 11日

      国際社会や大国の無策ぶりは随分前からリビアあたりで露呈した。
      今さら恥じる国もない。
      東アジアにも勝手に核武装した独裁国を事実上黙認してるありさまなのだから笑ったり批判出来る立場ではないが

      3
    • 匿名
    • 2020年 10月 10日

    流石に早漏すぎやしませんかね……

    3
      • 匿名
      • 2020年 10月 11日

      我慢出来なかったんでしょう。

      6
    • 匿名
    • 2020年 10月 10日

    両国とも相手が停戦したと思って油断したところを攻撃したら有利くらいにしか考えてなさそう

    10
    • 匿名
    • 2020年 10月 11日

    そもそもお互いがお互いを一切信用してないんだから停戦合意なんて守られるはずもなく
    俺が撃たないからってあいつも撃たない保証がどこにある?ってところですな

    4
    • 匿名
    • 2020年 10月 11日

    えー せっかくロシアが仲介した捕虜交換や戦死者の遺体回収目的の停戦だったのに・・・
    あっちがやってきたから即応戦って・・・・
    この両国は子供じみてる面がありますね。 それとも軍の命令が不徹底なのか停戦自体が末端まできちんと伝わってなかったのか

    1
      • 匿名
      • 2020年 10月 11日

      そもそも交換する捕虜って存在しているんですかね……?

      3
      • 匿名
      • 2020年 10月 11日

      アゼル&アルメ「閃いた!回収する奴は兵士だしさらに遺体増やしたろ!」

    • 匿名
    • 2020年 10月 11日

    約束を守れない相手とは話し合っても無駄だから殺し合うしかないってことだな。日本の近所には約束より正義を重んじる連中がいるが、いかに危険な考え方かがよく分かる。

    8
    • 匿名
    • 2020年 10月 11日

    リアル即堕ち2コマで草も生えない

    5
    • 匿名
    • 2020年 10月 11日

    素人童貞はこれだから。

    • 匿名
    • 2020年 10月 11日

    アゼルバイジャンはアルメニアが装備置いて陣地捨てたといっていたような?

    • 匿名
    • 2020年 10月 11日

    「プーチン氏、面目丸つぶれ」は、地域和平のために
    骨を折った事実さえ残ればいい的な話かも知れないが、同時に
    「エルドアン君、アゼルの手綱握れてない疑惑」が発生して、こっちの方が重症だろう。

    1
    • 匿名
    • 2020年 10月 11日

    5分とか、うちの職場の昼休みじゃん(´・ω・`)

    1
      • 匿名
      • 2020年 10月 11日

      短くてかわいそう

      1
    • 匿名
    • 2020年 10月 11日

    アゼルバイジャンに送られたシリアのテロリストが勝手に動いたか。それとも口封じに殺されたか。局地的に戦闘が発生したのなら指揮系統に齟齬が発生した可能性も否定できない。この類の話ならよくあること。

    • 匿名
    • 2020年 10月 11日

    ロシアの顔を立てて停戦協定に形だけ同意はしたが、どちらも停戦する気などないってことでしょう。
    アルメニアは事実上の支配下にあるナゴルノ・カラバフ独立を維持し将来には平和的に併合したい。
    アゼルバイジャンは同地域の支配権をなんとしても奪回したい。
    元々停戦する気が無いから双方共戦闘停止命令を出すこともない。

    • 匿名
    • 2020年 10月 11日

    比喩かと思ったら本当に五分かよ…

    • 匿名
    • 2020年 10月 11日

    こうなると平和的解決が難しくなってくるな
    どこまで織り込み済みなのかは謎だけどロシアが介入する理由は仕上がってしまった

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