KNDSはEurosatory 2024でLeopard2A-RC3.0とLeclerc Evolutionを、KNDSと競合関係にあるRheinmetallも無人砲塔を採用したPanther KF51を披露し、欧州では「無人砲塔による重量軽減」と「120mm以上の大口径主砲」がトレンドになりつつある。
参考:Battle tank concepts mushroom at Paris arms show
無人砲塔による重量軽減と大口径主砲の採用がトレンド
KNDSは予告していたLeopard2A-RC3.0とLeclerc Evolutionを披露、Leopard2A-RC3.0は無人砲塔を採用することで砲塔部に費やしていた装甲を省略でき、既存のLeopard2(約60トン)から約10%の軽量化が可能になり、顧客は主砲の口径を120mm、130mm、140mmの中から選択することが出来るようになる。さらに新砲塔には新しい自動装填装置が採用され、10秒以内3発の主砲弾を装填できるアイデアを採用しているらしい。
Overhead view of Leopard (2 A-RC) 3 concept. Turret weight is almost half that of the crewed version. Note flush crew hatches in the hull. Situational awareness achieved through multiple cameras affording a superb all round view outside the tank. pic.twitter.com/BpKYOH8WMG
— Nicholas Drummond (@nicholadrummond) June 17, 2024
KNDSはテスト可能な構成で走行と発砲を行い、ドイツ軍のLeopard2A-RC3.0の設計を提出済みで、完全に機能するデモ機を2026年のEurosatoryで発表する予定だ。
Leopard2A-RC3.0と同時にASCALON砲(22発装填の自動装填装置付き)を搭載するLeclerc Evolutionも発表されたが、これはLeclerc XLRからのアップグレードではなく新規製造を想定したもので、KNDSは「既存車輌からのアップグレードは経済的な問題がある」「LeclercはLeopard2と競合関係ではなく補完関係で異なる市場に対応するためのもの」「既に潜在的な顧客を見つけている」「そうでなければ開発しない」「主力戦車の市場には今後10年~15年の間に何百輌ものニーズがある」と述べている。
À quoi pourrait ressembler une -vraie- évolution du char Leclerc pour tenir jusqu’à 2045 ? KNDS présente un Leclerc dit Évolution : canon Ascalon de 120mm, capacité à passer facilement au 140mm, tourelleau ARX 30 (canon 30mm) pour l’anti-drone, lanceur de drones suicides pic.twitter.com/ADtfGzPW1F
— Vincent Lamigeon (@VincentLamigeon) June 17, 2024
140mmASCALON砲を搭載したEMBTも披露されたが、飽くまでEMBTの位置づけはMain Ground Combat System(MGCS)のデモンストレーターなので「ASCALON砲とEMBTの組み合わせ」が実用化されることはなく、KNDSはASCALON砲を搭載する無人砲塔のデモ(2025年予定)にEMBTを利用するらしい。
因みにKNDSと競合関係にあるRheinmetallも「MGCSの実用化が計画通り進んでいない」と述べ、Eurosatory 2024で無人砲塔搭載(主砲の口径は130mm)のPanther KF51を披露した。
Option for new generation #mainbattletanks: #Rheinmetall presents the Concept Uncrewed #Turret at #Eurosatory 2024https://t.co/EIflyQ798P @cogeseurosatory pic.twitter.com/0abZmPqLGt
— Rheinmetall (@RheinmetallAG) June 17, 2024
欧州では「無人砲塔による重量軽減」と「120mm以上の大口径主砲」がトレンドになりつつあるが、これが将来の戦場ニーズに合致するのかどうかは誰にも分からない。
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※アイキャッチ画像の出典:KNDS
砲塔だけポン付けすれば最新型と言うならお手軽で良いが、大口径化したら砲弾が足りないな。
補給車両が付属するのかな。
カセトカ/コルジナのように車体内弾薬庫を主弾薬庫にしない限りはそうなりますね
砲塔バスルに140mm砲弾を十数発も載せようと思ったらとんでもない頭でっかちの戦車が出来上がります
120mm、130mm、140mmAPFSDS砲弾の画像を見比べてみたが、120mm砲の砲弾を基準として薬きょうの太さは変わっていないが、全体の長さが1.3~1.5倍ほど長くなるので弾薬庫の設計次第では搭載数は変わらないのではないか
今のトレンドを見れば車体側弾薬庫は廃止しそうな流れだし、どのみち現行戦車より次世代戦車の弾薬搭載数は少なくなりそう
射角をつけて自走砲みたいな運用を目指す流れはないのかな?
「ウクライナ戦争が無かった」場合の正常進化系のように見えますね。つまりウクライナ戦争での戦訓を一切考慮きてるように見えません。ドローンによる直上からの急降下爆撃により西側戦車の代表格であるエイブラムスやレオパルト2が食われています。砲塔バスルに弾薬庫を設け誘爆にはブローオフパネルを使用するのが基本設計ですが簡単に爆破され容易に無力化されるのでは戦車の意味がない。これへの対策が見えない。無人砲塔で装甲を減らす?攻撃に脆弱なままですね。
失礼しました、誤爆です。
中国の15式軽戦車や新型戦車は自走砲としての運用も目指していますな。
中国は昔から戦車の間接照準射撃を重視していましたが、15式軽戦車は自走砲に見劣りしない間接照準射撃能力を保有しています。
中国は戦車の小型化と継戦能力の向上を両立させるために、主砲を125mmから105mmに小さくしましたが、将来の戦場ニーズに合致するのかどうかは不明ですね。
中国の15式軽戦車は高原や山岳地帯などの既存の戦車では運用しずらい場所で使用する為に設計されているはずなので、ちょっと特殊な分類かもしれませんね。
ドローンによる戦車への攻撃を防ぐにはまず「地形や遮蔽物に隠れる」ことなので、戦車を隠蔽して歩兵やドローンの情報を元に間接射撃を行うといったシチュエーションはあると思います。その場合は主砲の仰角を大きく取れた方が有利でしょう、高仰角射撃によるトップアタックも狙えるかもしれません。
大砲と同様に誘導機能を持った砲弾が開発され、装甲の薄い部分をピンポイントで狙えるようになれば主砲の大口径化は無駄になり、寧ろ小口径化して砲弾携行数を増やし、歩兵の火力支援により特化するというのも考えられます。他のコメントの記述通り、中国の小口径化、無人砲塔化は注目すべきコンセプトです。
今回の戦争でドローンが最大の脅威であることが判明したので、対空センサー、近接対空火器及び電子戦兵装も必須になります。古典的な航空優勢で戦車が無双できる時代は終わったのでしょうか。
韓国のK2戦車がそれができる設計になってる
実際使うことあるのか?とは思うけど
K2の高仰角射撃可能な砲架仕様は朝鮮戦争の戦訓が基です。
当時土砂で傾斜を付けた射撃台を作り、山上に陣取る北朝鮮軍に対しM4等の戦車が榴弾射撃を行った実績があります。それが有効だったのでしょう。
ただし、K2の滑腔砲用に装備化が示唆されていた有翼誘導砲弾は開発中止になったのか立ち消え状態ですね。
戦況により即興的にHEAT-MPを撃つかもですが、現在は自走榴弾砲の数が充足してるので常用されることはなさそうな。
流石に戦場を舐めすぎでは?高仰角射撃って崖の上とかビルの上層階みたいな高所に陣取る敵兵駆逐するのに普通に想定されている物。日本だと16式とかもゲリコマ想定で採用していたと思う。米軍とかだって目標面にどのくらいの距離離れていたら届くとか、戦車では限界あるからより仰角の大きいIFVとチーム組んでカバーするとか教本にある筈。ソ連のアフガニスタン侵攻時だって被弾対策の低シルエット小型砲塔戦車が高仰角射撃出来なくて崖の上のアフガンゲリラ攻撃するためにT-55だったかの方を重宝した。
コッカリル3000シリーズの公式動画だったとかでも街中での高仰角射撃をウリにしているし、何処でも戦場になる可能性はあるのだから何を重視して何を諦めるか、どうすればそれをカバー出来るとか開発時に考えるのが普通。ロシアのBMPT テルミナートルなんてもろそれでしょ、戦車支援戦闘車って銘打っているんだし。軽く浚うだけでもこれだけの事例が出てくるんだし実際に使うの化って疑問が出てくる方が不思議。
vt弾を撃つ自走砲とかあるので、ドローン向けvt弾か多目的榴弾あたりを発射するなら角度欲しいです。迫撃砲じゃないですが角度があった方が塹壕などに対する殺傷力もあるみたいですし。
個人的には大口径化より面白いと思う。
vt弾を撃つ自走砲とかあるので、ドローン向けvt弾か多目的榴弾あたりを発射するなら角度欲しいです。迫撃砲じゃないですが角度があった方が塹壕などに対する殺傷力もあるみたいですし。
ロシアなんかタンクカルーセルだし。
個人的には大口径化より面白いと思う。
失礼しました。
Leopard2A-RC3.0はペリスコープが無いけど、どうやって外を見るんだろ?
と、思ったら全周囲カメラで外を見るから、要らないって事なのか
軽量化していないレオパルドの方は、もはや装飾過多のケーキと言うか、ドライバーハッチが上から見えなくなった…
クスィーガンダムの後にF91が出てきた感じだなぁ、巨大化→軽量化
電子化・自動化・省力化を進めて3人乗りから複座へ、複座から一人乗りへ、最終的には無人化(リモート操作or自立稼働)の流れなんでしょうね
将来的にはドローン他からの周辺映像も拾えるようになるかもですね
間接射撃やるにもできたほうが便利でしょうし
あとT72にM1が側面に抜かれた映像見てたとき、コレ、ドローンからの視界あったら側面から狙われてるのに気付いたよな、と思いましたから
無人砲塔化、軽量化は分かるんだけど、主砲の大口径化って必要なんだろうか?
ウクライナ侵攻では戦車の自走砲化が取り沙汰されてるけど、あれが現代戦における普遍的な話しとは思えないし、そもそも大口径砲は継戦能力が落ちるわけで…。
「継戦能力」の定義によりけりですが、
一般に、砲口径が大になれば射距離当たりの装甲貫徹威力は相応に大になります。そして、FCS、操砲システム、砲安定化システムそれぞれの精度が向上すれば初弾命中率が相応に向上します。
つまり、後者の精度が総合的に向上するという前提でですが、高初速大口径砲とすることで初弾撃破率向上が期待できることになります。
自動装填システムの即応弾庫サイズが120mmと140mm砲弾で同じとして、その減数は数発に過ぎません。初弾撃破率の向上がそのマイナス要素を上回るのならば、搭載砲の大口径化は意味があるのだと思います。
仮に砲弾長が同一でも、140mm砲弾の収納容積は120mmに対して単純には36%増しです。
APFSDS弾なので一見砲口径は関係は無い様に見えますが、実際は弾長と長さの比を同一として増径し、弾体質量を上げて威力を稼ぐ筈なので、全長も大きくなる筈です。長さ方向は、弾庫の長さを延長すれば済むとも言えますが、それだと砲塔サイズの縮小と逆行します。結局、数発程度の減少で済むとはとても思えないのですが。
言葉足らずだったようですみません。
ALSがモジュール式で120mm~140mm砲弾に対応するというLeopard2A-RC3.0についての話です。それぞれの砲弾に対応できるよう、長さ方向は140mmの完成弾を収容できるスペースが確保されている前提でした。
上のほうで「あばばばば」さんが書かれていますが、もし120mmと140mmの薬莢部径が同一ならば収容弾数は同じにできるのかもしれません。
戦車の自走砲的運用の動画も見たことあるけど、それ以上に装甲車と戦車の遭遇戦や装甲車同士の撃ちあいって動画のほうが多いし、亀戦車のような即席追加装甲で覆ったり爆発反応装甲をDIYで追加取付けして防御力を高めてる報告も多いからウクライナの戦訓を組んだ進化ではあるのでは
ついでに敵のこもった廃墟を潰しやすいとか、自走砲的運用をする際にも好都合って感じな気がする
主に自走砲として使うために大口径化する訳でもないし、貴方の言う継戦能力が落ちると言うのが曖昧すぎて返答に困る。
弾薬の減少で継戦能力が落ちると言うなら車両の大口径ならば105mmライフル/滑腔砲で統一しないのか、115mm滑腔砲なり100mmライフル砲で統一しないのかって話にしかならない。機関銃以下で考えたら4.6x30mm弾で統一したら沢山携行出来てどんな戦場であれ継戦能力上がるって思う人居るかな?
大量に積んで継戦能力上がると言うなら装甲削って図体をデカくして沢山積めば良いけど、それは本当に継戦能力上げる選択肢になるのか撃破されやすいなら継戦能力は低いと言わざる得ないと思うけど。
大口径砲は輸送も製造に関しても負荷が増えて継戦能力が落ちる可能性だってあるんだが、どんな理由なんだろうか。
搭載砲に関してはそれぞれのメリットによって選ばれる訳で単純な一つの理由で選ばれる事なんて無いと思う。西側なら105mmライフル砲だと薬莢式だから雑に扱えるとか発火リスクが低いので効率的な収納が出来る。弾は回転の方向へ逸れてしまうが滑腔砲より命中精度に関して有利(両方経験した人の話ではライフル砲は5kmでも狙えるとか言っている)。
滑腔砲ならAPFSDSの性能を小細工無しに引き出せる、砲身の寿命が長く軽量な砲が作れる、砲だけを見れば威力を上げるための大口径化が容易とかある。
継戦能力は戦力としてカウント出来てナンボでもあるし、敵の無力化に大口径なら一発で済むのに小口径なら複数発か弾かれて撃破出来ずに味方の損害増えましたのパターンもあるから簡単な話じゃない
Tー14に行ったロシアは正しかったのか
「Tー14に行ったロシアは正しかったのか」
無人砲塔で重量が55トンでその気になれば152mm装備できるT14…
完全に欧州を先取りしている!(勘違い)
まぁ新規に戦車開発して行き着く所が同じなんだろうなぁ
>まぁ新規に戦車開発して行き着く所が同じなんだろうなぁ
亀戦車の立場は? (戦車ではないとの説が有力だけど)
流石に、亀戦車を真似している会社はないか・・・・
ドローンの攻撃に耐えて地雷を除去するのって重要だと思うんだけど。 今すぐ対応する必要があるロシアと、その違いかな。
無人砲塔化、大口径砲、UAVやUGVとの連携は将来MBTのトレンドでしょう。
本邦でも、2010~2014年に実施された「軽量戦闘車両システムの研究」でデュアルリコイル砲架付き無人砲塔の研究が行われ、2013年度事前の事業評価「将来ベトロニクスシステムの研究」では「乗員の被害低減と戦闘能力向上を図るため、将来の戦闘車両は無人砲塔になると考えられ」と述べられています。添付の運用構想図では、長砲身無人砲塔、車体前部に乗員集中配置、UAVやUGVと連携するイメージが示されています。
2013年度事前の事業評価「無人化砲塔技術の研究」では、装軌UGV搭載を前提に直射・間接射が行える無人砲塔を研究開発することになっていますので、本邦では次期MBTに先んじて、或いは替えて無人戦車が装備化されるのかもしれません。
量産出来るならやってみなてレベルですね。
ウクライナ戦争下で生産する必要性はないですが。
無人砲塔がトレンドか。ここまでMBTが巨大化するとそうせざるをえないんでしょう。
ところで10式の開発時にも無人砲塔が試験されたって話ありましたが無人砲塔の試験車両とかあるんでしょうか。
あれば興味ありますね。
本邦の令和6年調達品のリストに無人砲塔の試作品が載っていたはずです。これが、戦車用か艦艇用かはわかりませんが……。
令和5年度事前の事業評価に記載のある「無人化砲塔技術の研究」関連ですね。
事業概要に「敵陸上無人機群に対応するため、陸上無人機における戦闘を実現するための弾薬の装てん及び目標に応じた弾薬への諸元伝送を可能とする無人化砲塔技術について研究する。」とあり、戦闘型UGV用に射撃の自動化技術を確立するための研究です。
本邦での次期主力戦車開発は全くの白紙状態なようで、現在は将来的に適用可能性がある要素技術の研究開発のみが個別・段階的に行われています。
日本人って不具合を嫌うので新しい試みや技術より熟成された手堅い方を選ぶ傾向がある。
だから自衛隊の兵器は面白みがない。(個人的に)
不具合なんてどこの国でもアウトです。
兵器に面白みは必要ありません。効率的かつ効果的に兵士を倒せればいいので。
ネコ歩きさんが指摘してるように要素技術は研究してるので日本は今後開発になりそうです。
完全無人というのは、どうなのでしょう?。
素人は、砲塔には車長兼砲手を残す方が良いように思えます。
視察装置が故障すれば直接に観るしかなく、それには視界が必要と思います。
ですから、車長は高い場所に居る必要があるのでは。防護/脱出は別途考えるべきでは?。
操縦手は今の位置にで良い、と思います。
これも、視察装置が故障すれば、直接に路面を観ないといけないので。
機械装填にするなら、砲の口径の大きさはある程度自由でしょうね。
人力装填できる大きさ/重さは、127mmくらいが限界と言われていますし。
薬莢式にするか薬嚢式にするかの限界もその辺りと、昔から言われています。
たとえ一人でも砲塔に人がいると記事にあるような[砲塔部に費やしていた装甲を省略]が十分に出来なくなる恐れがありますので、そこは割りきるべきではないでしょうか
Tー14は無人砲塔のお陰で排煙装置すら省略出来たようです
あとは各国の運用者の考え方でしょうか。
イスラエルなどは、車長による視察を重視するようです。
その分、車長の死傷は多いようですが、
今後も何らかの形でそのドクトリンを追求すると思います。
ウルダン型ハッチの進化形が見られるかも、と期待もしています。
ロシアも対ドローンに車長の観測が重要と言っていますから安易にセンサーで賄えるとはちょっと思えませんね
とはいえ市街戦であれば車長も頭をひっこめざるをえませんし、市街が無限に広がる先進国で防御的に使うのであればデメリットもないかもしれません
人間の認識能力は視認距離で16km、F値も3あたりはあるので現状ドローンの確認手段としては最高です。
今後は観測員として必要な人材になりそうです。
完全無人は結構前から作れるんですが…今でも想定外のトラブルが多すぎるので、やっぱ冗長性が必要なんですよね。
あと、軍というのは軍人という権限者による承認を求める面も強いんですよ。機械に権限は与えられないので、軍人を介在させたいというのもあります。遠隔操作の無人機ミッションでも攻撃作戦では有資格の軍人と交代したりする事がありますからね。
それに、意外と近くに人間のスタッフが集まる必要もあって、無人=誰もいないかっていうとそうもいかないんですよね…
全体的にスマートでスタイリッシュな外見でカッコいいなぁ
特に砲塔が小さくなったのがヨシ。メルカバMk.4やレオパルト2A7の砲塔はどうしてああなった状態だし
小さく軽くインフラやロジへの負荷が少ない10式は悪くないと
結局のところ歩兵の運搬や援護で装甲車が前に来るから戦車からの一撃は痛いんだよな
無人砲塔の10式改で40tとかなら低い接地圧を強みにヘリのCASならぬCGSができそう
16式だと思ってた対面が10式改の絶望感はヤバいな
ドローン対策も短期的には空間装甲やショットガンとRWSを組み合わせたような簡易的なやつで凌ぐ感じ
投網とかはどうなんだろ
今んとこ運動量もペイロードも無いから芯を外せばダメか?
日本の次期戦車も130mmを採用するのですかね?
アメリカがどうするかで、NATO規格が決まって、それから決めるのではないかと思いますよ。補給面から考えてもそうなるはず。
ラインメタルの130mm砲は繋ぎの目的が強いので、変えるなら140mmじゃないかと‥
根拠は中国の25mm徹甲弾テスト資料、純粋なタングステンとタングステンにチタンとアルミをコーティングした三種類の弾頭を約1000m/sから3300m/sの間でテストした時の資料で、
一般的に公開されていて、繋ぎなら既存の砲弾改良でも可能というのが解るはず。
英語なので、自動翻訳とか使ってね
リンク
そして、この成果が生かされた可能性が有る徹甲弾が最近出て来たようです。DTC201型125m徹甲弾で初速1800m~1860m、貫徹力825mm~860mm@2km0°(type99A~type99B)と記載された砲弾の取説映像が出回っています。(リークと思われる)
リンク
T14とこいつらが戦う戦場を想像するにハードキルを求めるなら砲塔でなく車体を狙う必然が出る。無人化の砲塔は消耗品扱いで車体に対し予備は絶対に整備される。そもそも無人型砲塔は投入前の不具合に備え予備は必須だろう。
とすると直接照準のTKGで乗員の居る車体を狙わけだが、統計的に着弾率は砲塔8割で車体は2割だ。これを引き上げる必然がある。しかし、これらの新しい車種がより一層に車体を狙えるようなってるかというと?
つまりですね、砲塔正面に大口径榴弾を直撃させて、爆圧で車体前方天板を破ればいいわけですよ。
HESHでもいい。滑腔砲の時代はもう終わり、施条砲の復権ですよ!
それこそ徘徊型弾薬みたいなのを仰角で撃ってトップアタック狙うんじゃないかなと思います
それかレーザー照射ドローン+誘導砲弾とか
140㎜って大口径もそれ狙ってるのかなと
APでなくHEATで戦車抜くならミサイルでよかないっすかね。90式とか何年前の徹甲弾を使ってます?方やミサイルは同じ年月で驚くほど進化してる。
140mmだろうがAPは直接照準で当てるほかありません。直接照準でなくNLOSするなら弾種はミサイルです。ミサイル使うなら戦車砲から打ち出す意味が無い。
要するに120mmで正面抜けないヤツは外付けのミサイルを使えばいいんです。MBTが自車ドローンで捜索評定するなら、そりゃNLOSのミサイル使うほうが早い。
TKGは歩兵直掩用で絶対必要です。しかしそれが高初速の130mm以上である必要は一切ない。対装甲では必要としても即応弾数は減り、長い砲身で交錯地形での至近戦には不向きになる。メガシティ戦を想定する今にこれは大いに問題です。
ただミサイルにしても標準化されるAPSを突破する必要はある。それに対して130mm以上でしかも車体に当てるAPが実際にどこまで機能するのかの天秤ですね。
完全新規の砲塔システムと弾薬体系に投資するリスクとミサイル頼りのリスク・・・とは言え歩兵隊はそのミサイルに既に命は預けてる訳ですから今後にこれが無効化というのはありえませんがね。
ソ連時代から歩兵戦闘車に外付けミサイルを乗っけてきて、戦車砲からもミサイルを撃てるようにしてたけど、それが活躍したって話をあまり聞いたことがありません
ミサイルの速度の遅さもあって、結局のところ戦車から目標を発見・補足出来る戦闘距離では戦車砲を撃った方が早いし確実なのでは
連中の砲射撃ミサイルは遠距離標的を終末誘導することで確実に当てるオプションです。西側MBTが相手では砲精度でも射撃統制でも質で劣りアウトレンジされるのでそうなだけです。いわば79MAT時代の思想でしょうか。しかしそれが今では中多ってわけです。
連接戦闘が可能でNLOSで発射煙が標的に悟られる事もない。レーザー検知や紫外線検知でも無理でAPSのレーダーがなければ当たるまで絶対に検知不可能です。照準線一致の直接照準方式とは違い、打ちっぱなしで自立行動するというのは上空から丸見えって事でもある。
戦車砲の直接照準は結局は79MATに同じです。最新最強の140mmでも直接照準。しかし今のミサイルなら上から丸見え。
7Dの戦車戦闘団が内地の高機化基幹の戦闘団と戦ってももはや勝てやしません。01式に中多が圧倒的に強い。これにドローン部隊新編でドローン可視化の体制構築がされ、FPVドローンをアンチタンクと別途で運用されれば10式だろうが結果は同じです。今や戦車を繰り出して敵戦車に巡り合うまでが大変なんです。今もWTOの装甲衝力の物量を相手にするなら140mm化は必然でしたでしょうがね。
昔は戦車がより高い仰角を取って火砲の役割も担うみたいな未来戦記ものが結構流行ってたんですよね。
純粋な戦車戦からするとそれは最適ではないって話で鼻で笑われた話だったのですが…最近は接近困難なドローン地帯で頑丈な戦車に火砲役を担わせる話が増えてきて(戦車砲の射程とは戦車を撃破出来る&正確に狙える距離であって実際はもっと届く)、将来的には戦車に弾道射撃を行わせるとか、丘の上を狙わせるべくより大口径な榴弾を大仰角で撃てる様にするなんていう発想が実現しそうな雰囲気も…155mmで乗員2-3名電気式の61式戦車5型が実現してしまうのか!?(流石に2連装ではないだろうが)