シリアやリビアの内戦で鍛えられナゴルノ・カラバフ紛争でブレークしたトルコ製UAV「バイラクタルTB2」をNATO加盟国のポーランドが導入する報じられている。
参考:Poland may soon acquire Turkish Bayraktar TB2 combat drones
UAVの可能性に賭けたトルコ、遂にNATO加盟国がトルコ製UAV「バイラクタルTB2」を購入か?
ポーランドのマリウス・ブラスザック国防相は19日、トルコ製UAV「バイラクタルTB2」の写真と共に「もうすぐ良いニュースが来るのでお楽しみに」とツイートを行い注目を集めている。
Już wkrótce dobre informacje… stay tuned! pic.twitter.com/UxQT0RtRjf
— Mariusz Błaszczak (@mblaszczak) May 19, 2021
昨日の時点でポーランドにトルコがバイラクタルTB2を提案したという情報はなかったのだが、トルコのヴァランク産業技術大臣は19日に「多くの国からトルコ製UAVを販売して欲しいという要請が届いており、近いうちに欧州の空を飛んでいるバイラクタルTB2とアンカを目にすることになる」を述べているのでポーランドとのバイラクタルTB2輸出交渉が水面下で進んでいたのだろう。
トルコは軍事用途のUAVを多数開発して中東やアフリカを中心に輸出を行ってきたが、例外的にバイラクタルTB2だけはウクライナとアゼルバイジャンへの輸出に成功しているので「欧州の空」をトルコ製UAVはすでに飛んでいると言った方が正しい。

出典:baykarsavunma
恐らく「近いうちにトルコ製UAVが欧州の空を飛ぶ」と言及したヴァランク産業技術大臣の真意は「欧州=NATO加盟国」という意味で、ポーランドへのバイラクタルTB2輸出は「NATO加盟国がバイラクタルTB2の実力を認めた」と言いたいのだろう。
特に親ロシアを掲げるベラルーシと国境を接したポーランドは事実上NATOにおける対ロシアの最前線で、このポーランドがバイラクタルTB2を選択したということは同機が競合(性能的にではなく実施するミッション内容)するMQ-9よりも費用対効果が優れているという意味するため、本当にポーランドへの輸出が実行されれば海外市場におけるトルコ製UAVの評価が一段と高まることになるはずだ。
因みに地上管制システムなどの関連機器やトルコ軍による運用部隊の訓練やサポート等を含めたバイラクタルTB2の調達コストは1機あたり約530万ドル/約5.7億円(モロッコ契約に基づく数字)だが、MQ-9の導入コストは1機あたり1.5億ドル/約163億円(台湾契約に基づく数字)もするため両機は運用上許容できるリスクに差が大きい。

出典:public domain 翼下にヘルファイア4発とペイブウェイ II 2発を搭載したMQ-9
機体性能で単純に比較すると最高速度、巡航速度、運用高度の点でTB2はMQ-9に劣るがUAVは戦闘機ではないので致命的な欠点とはいえず価格差を考えると十分許容できる範囲で、UAVに求められる耐久性(該当する空域に長時間滞空できる能力)については両者とも互角(TB2:27時間/MQ-9:28時間)だ。
TB2とMQ-9の最大の違いは携行できる弾薬量を左右するペイロードの差(TB2:150kg/MQ-9:1,700kg)なのだが、ここにトルコ製UAVが人気を集める理由が隠されてる。

出典:Karel Šubrt / CC BY-SA 4.0 MAM-L
米国製UAVは有人機が使用するレーザー誘導爆弾「ペイブウェイ」や対戦車ミサイル「ヘルファイア」を使用するのだが、トルコが開発したUAV専用の精密誘導兵器MAMシリーズは非常に小型でレーザー誘導のMAM-C(最大到達範囲8km)は6.5kgしかなく、GPSと慣性航法を追加したMAM-L(最大到達範囲14km)も22kgと非常に軽量でヘルファイアの半分以下だ。
しかも数千メートルの高度から使用すれば戦闘車両の装甲を十分貫通もしくは戦闘を継続することが不可能ほどの損傷を与えることが出来るとトルコ側は主張しており、これは数々の実戦を通じて証明されてきたため虚言ではない。

出典:baykarsavunma
要するに有人機用に開発された弾薬を流用せずUAV専用の弾薬を用意することでトルコは「実用的な範囲でパンチ力を維持しながらMQ-9をスケールダウンすることに成功した=数字ほどのペイロードギャップを感じさせない」という意味で、この小型化が安価な調達コストを実現する上で役に立っているのは間違いないだろう。
補足:MQ-9は今のところTB2が対応していない電子攻撃や戦術通信の中継などのミッションに対応できるのでTB2に劣っている訳ではない。ただ調達コスト的に米国以外の国が損耗を許容できるか怪しいゾーンに足を突っ込んでいるので数を揃えられるTB2の方が現実的な選択肢なのだろう。
最後になったがヴァランク産業技術大臣は「多くの国からトルコ製UAVを販売して欲しいという要請が届いている」と言っているので、もしかするとポーランド以外のNATO加盟国もバイラクタルTB2の購入を考えている可能性もあり、ここまで来るとUAVの可能性に賭けたトルコの苦労は報われたと言って良いのかもしれない。
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※アイキャッチ画像の出典:baykarsavunma
ロシア軍相手に活躍できるとも思わないけど
特にポーランドからしたら高価すぎて数も揃わないやられるのが怖いで使いづらいアメリカ製より、安くて最悪使い捨てにできるトルコ製の方がマシってことかな
ポーランド軍だって馬鹿じゃないんだから使えると判断しての導入しょう。
いい加減我々の方が頭を切り替えるべき
活躍できないと言っただけで使えないとは一言も言っとらんが
>使えると判断して
についても、アメリカ製より結果的にはマシと書いてる
単にナゴルノ=カラバフの夢をロシア相手に見るなって話
ポーランドのお隣にグローバルホーク買って一回も飛ばせないまま博物館送りになった馬鹿な国があるじゃん
国だから失敗しないという幻想は捨てるべき
どこかの島国もその馬鹿な国に分類してるけどね。
その件に関しては我が国は他国の事言えない‥
UAVって、センサー役や攻撃機的な役割が一般的だと思いますが、
日本の場合、センサー役以外だと戦闘機用途を目指しているみたい。
「遠隔操作型支援機技術の研究」で、ヘリを母機とし単発プロペラ実験機とで比較的安価な系を構築しての実証実験が計画されていますが、
その単発プロペラ機への要求事項の一つに「空対空戦闘固有の戦術機動が可能なこと」があります。
「パイロットの手を煩わせない無人機制御システム」なのに、無人機に対空戦闘を模擬させる実験を行うみたい。
志向している空戦は、ミサイルキャリア用途限定ではなく格闘戦込みで、でしょうね。
とはいえ、SRAAMを用いてのでしょうが。
50km圏内を防ぐ自走SAM
4〜500kmをカバーする長SAM
上空をカバーする戦闘機
という多重多層の防御を敷くロシア軍相手に
地平線の向こうにはいけないんでレーダーから丸見えで、時速100マイル程度の鈍足のUAVをどう活用するのかを提示してくれないと何も話ができないので、まずそこについて教えてくれないなら
「考えを改める」ための考えがないというしかないわけだが
低コストでオプションも付けられてたくさん揃えられるトルコ製となんか色々ハイエンド化してるアメリカ製といったら前者だよなぁ
日本が導入できたらやっぱトルコ製?
懸念材料としちゃ、クルド人が邪魔するかなぁ
日本で使うにはトルコ製は最高時速や通信半径で性能不足
日本に合うものを作るとグローバルホークのような高級機が出来上がる
いや、目的次第では日本でもトルコ製を買った方が良い場合もあるよ
例えば近接支援目的での対地攻撃とか(TB2は正にその目的の機材)
日本がグローバルホークを買ったのは日本全土のみならず周辺海域の哨戒や監視活動に使う為で、その目的だったらどうしても高級機になってしまう
要は、どの様な目的で使うかを考えた上で装備を選ぶのが重要って事
日本のように山が多いと見通し線は短くなるから衛星通信が必要 それ関連で費用は高くなる
今の所バイラクタル社の対応製品はトルコ衛星でしか使えない
山岳地帯であるナゴルノ・カラバフでの運用は苦労したと思うよ
でも結果としてナゴルノ・カラバフでの戦闘では勝利に貢献していますから、衛星通信の問題は克服可能だと思いますよ
むしろ日本側の衛星通信システムにどう適合させるかが問題…そうなったらTB2相当の国産品を作った方が早いでしょうが
今の所バイラクタル社の対応製品はトルコ衛星でしか使えないってどこ情報?どうせ適当に書いてんだろ?
トルコ衛星の通信衛星はNATO規格の通信に対応してるから、この規格を利用する通信なら他のNATO加盟国が利用する衛星も使用できるよ。
否定するなら適当な妄想で難癖をつける、、、本当に何でもアリだな
あとTB2は衛星通信に対応したタイプが完成してるぞ。
TB-2Sはまだ開発段階でNATO規格ではあるがトゥルクサットからの衛星通信でしか使用されてない NATO諸国との間が険悪になってるから今後も他NATO規格の他の衛星へのアクセスが許されるのだろうかと懸念されている
しかもTB-2Sは価格がそれなりに高くなることがこのブログで示唆されている
海上に出るにはバイラクタルではやっぱり性能が足りてないかと
巡航130kmでは遅すぎる
ですので「近接支援目的での対地攻撃」には有用では無いかと上の方で書いています
島嶼奪還作戦時の対地支援とかに使えると思いますけどね
島嶼奪還ならブルカノ砲みたいな物もありますし、航空戦力を撃退しないと投入できないのはやっぱり難しいかと
遅すぎて尖閣の場合、宮古島から1時間、嘉手納から3時間はかかりますし
ヘリパッドから展開できればいい機材なんですけどね
バイラクタルはやっぱり大陸国でこそ輝きそうです
日本で使うなら北海道ですかね
取り敢えずコレは日本の防空システムに適合しないね
飛距離が短すぎる
グローバルホークの最高時速って400km/hちょいですけど???
バイラクタルTB2はもっと遅い
最高時速220km/h
トルコのUAVが、空戦機動も可能で且つ自立した編隊行動が出来たら、空自さんも導入を考慮するかも。
日本のUAV、センサー役以外だと、上記の方向への実証実験を志向しているぽいので。
うちも買おうよー、買って買ってー
もっと高価なグローバルホーク買ってあげるから我慢しなさい
返品はできないですかね……(小声)
バイラクタルやリーパーもそうですが、色々積めるけど所詮は無人COIN機ですからね
運動性がないので、対空はもちろん対艦任務も難しい
北海道に配備すればロシアへの備えになるかも位ですよ…
その北海道はえらい事になってる見たいなので対露以外にも出番がありそうな…
対半島も
お隣の中ちゃんも露ちゃんも持ってるし、オージー君なんてすっごいの持ってるんだよー
インドネシアちゃんもオージー君の見て自分で作ってるし…
ねー、買って買って買ってー
あんたにはTACOM買ってあげたでしょ!
なおその後
ロイヤルウィングマン陣営が今更F-15にUAV積む研究始めたので一気に注目度上がりましたね。
もう!無くしちゃったの!!
コラコラあんまりわがまま言ってママ(財務省)を困らせちゃいけません。ウチは他にも買わなくちゃいけない物が沢山あるんだから
…ところでママ、f15改修の件どうなってるの?
MQ-9にTB-2のUAV専用の精密誘導兵器を搭載しておけば
長時間徘徊しながら弾切れを起こさないので、ちょうどいいんじゃね
陸自が打撃用UAVなるものの調査を始めるようだが、一体どのような機体を想定しているのやら
トルコ製ドローンに夢を見ている人ほどシリアでのスプリングシールド作戦を知らない
作戦初期はシリア軍に壊滅的打撃を与えたが最終的にトルコ空軍無人機部隊も3週間で7機が撃墜され壊滅的被害を被った
トルコが失った7機はシリアに打撃を与えた事と比べると余裕でお釣がかえってくるから7機撃墜ぐらいでは損害とはいえない
損害は主観的なものではなく客観的基準
当時のトルコ空軍の無人機保有は約100機で年生産が10機
一説には当時の全保有機の15%を最大で失ったと言われている
リビアに投入されていた機体もあるのでシリア空域に投入された機体の損害率は最低でも3割を超え、壊滅基準の4割に届いていても不思議ではない
だからUAVは損耗を許容してリスクの高い作戦に投入出来るのがメリットでしょ?
保有する100機が全部落ちても作戦目標を達成すれば問題ないんじゃないの?
有人機を失ったみたいな計算をしてる時点で無人機の事を分かってないんじゃない?
先制攻撃となった序盤では活躍したけど、迎撃態勢が整った状態で迎撃されるとかなりの損害が出た
ってことは、場合によっては作戦目標達成もあやういってことでは
まあこの辺の話って、神格化するのも過剰に貶めるのも違うし話のバランスが難しい感があるけど
ウキペディアでも見てもスプリングシールドで失ったUAVの数は4機なんだけど
リンク
言ってることは正しいけれど日本語が通じていない
>>損害とはいえない
じゃなくて軍事的には戦闘不能になった時点で損害と表現するんだよ
言ってることは正しいけれど「損害とはいえない」とは一言も書かれてないけど本当に日本人?
>>7機撃墜ぐらいでは損害とはいえない
返信するコメントが間違ってるよ?
横からですが、重要なのは損害ではなく目標を達成できたかどうかでは?
損害に見合う成果を得られなかったなら問題だとは思いますが…
「投入したミサイルの100%を喪失した」みたいな話ですよね。
流石にミサイルのと様な使い捨てではない物の「再利用可能だが喪失を前提としたUAV」ですからね。
>流石にミサイルのと様な使い捨てではない物の「再利用可能だが喪失を前提としたUAV」ですからね。
その前提は自爆ドローンには当てはまるけど、
今回のは「前提」ではなく「ある程度許容」に過ぎないので、的外れだと思います。
「再利用可能だが喪失を前提としたUAV」は、空振りに終わった場合は回収出来るが仕事した場合は100%消耗するUAV、そのような代物に適用すべき言葉かと。
「喪失を前提」だから。
と言っても有人機に落とされたり基地を砲撃されたって話でバイラクタル自体が有用な兵器に変わりはないよ。ローエンドの航空戦力としてみるとかなり優秀だよ。
長期の内戦でシリア政府軍の状況が悪かったとはいえ、7機落とすのに3週間もかかっているのか。ちなみに2020年2月末から3月初頭の話ね、これは
これがリーパーならば大損害だろうが、バイラクタルTB2ならば許容範囲とも言えよう
結局の所、作戦目的を達成できたかどうかが重要な基準よね。目的を達成しての無人機消耗(運用基盤は残存)ならば成功で、達成前ならば失敗と
機体単価6億程度の物を三週間も時間かけて7機落としてもなー(笑)
その間シリアが被ったダメージの方が遥かに大きいわな
自分で書いててそれが分からんのが不思議だな
その認識が間違っている
損害の半分はバイラクタルTB2ではなくコンビを組んでいた衛星通信の高性能UAVアンカS
当時トルコ空軍に25機しかない虎の子でこれの被害が拡大したためソーティ数が減少して損害も減少した
アンカSならば、バイラクタルTB2よりも痛いですな……
いつもいつも無人機の話になると意見が割れるよね。
その流れで何故か罵り合いに発展するのが頂けないねぇ
管理人の方でちょくちょく削除・アク禁した方がいいよな
荒れるほど意見が割れてたらそれはそもそも話が噛み合ってないだけだってばっちゃがゆってた
ハイエンドとローエンドをごっちゃにして過大評価/過小評価したりとか、想定する運用や戦場が異なってるとかが多い印象
局地的な紛争でのCAS想定してる人と国家同士の大規模紛争を想定してる人だとそりゃあ意見は噛み合わんわな
戦場設定もそうだけど無人機の使い方が攻撃用途に偏りすぎてるのも問題かと。
ここ管理人が戦場認識力の拡張やセンサーノードだの諸外国がUAVのどうやって活用してるのか説明してるのに
>戦場認識力の拡張やセンサーノード
まあ、この辺を拡張すると単価が際限なく上がるんで攻撃用途に偏ってる節があるような
アメリカ製UAVもそうだし、F-35でいちばん高くついてるのはステルス性の維持じゃなくて、高度なセンサーとその統合だって話だし
逆にバルキリーやロイヤルウィングマンが安く見えるのもセンサーを母機に任せてるからではっていう
無人機を活用した戦場認識力の拡張なんて欧米じゃ当たり前のように普及しつつあるからコストが高価とか言う問題じゃないよ。
単純に日本人は有用性を理解できずに軽視してるだけだと思う。
i3ファイターの時点でそのレベルの構想を公にしてる時点で
欧米に比べてそこを軽視してるという考えは明らかな間違いだと思う
導入が遅れてるように見えるなら予算と優先順位(日本では母機の次期F-Xを優先してるだけ)の話では?
だから、そこじゃないんだって、、、
日本はなんでもかんでもハイエンドの無人機しかでてこないでしょ?
直ぐにF-Xと同時開発してる無人機しか出てこないでしよ?
無人機を活用した戦場認識力の拡張はハイエンドだけでじゃなくてローエンドの小型無人機を大量に投入して戦場にメッシュネットワークを構築するこも含まれていて、これは航空戦だけの話だけじゃなくて海上戦や陸上戦も適用される話。
たぶん分かってないと思うけど今最も重視されている戦場認識力の拡張は電子妨害下でも確実に作動する光学系だよ。
有用性を理解できずに軽視してるといって気分を害したなら謝罪するけど、日本人は世界的な無人機の活用に自分を含めてついていけてないと思う。
リモコン機に毛が生えたような実験機を用いた実証実験でさえ、実験機に空戦機動を求める位なので、日本の場合空戦可能なUAVへの志向が強い様ですが、
それと並行して﹙高度15,000mから高度数m~15mのRCS0.1㎡な巡航ミサイルを複数同時探知するなどの﹚警戒機用途のUAVも注力してるかと思います。
要素開発のもう一方が、それ専用のレーダーや光学系センサーや冷却機構といった代物だから。
モーターグライダー級の細長い主翼な機体での自動離着陸技術の開発とかもその流れ。
戦場認識力の拡張関連については、仰るように目立った動きは見かけないですね。
それについては、UAVの開発が空自側の領分だからではないか?、と邪推しています。
空自さんは、対空や対艦用途は熱心だけど対地支援は今一つな印象があり、
UAVの開発も似たような傾向を感じるので。
陸自側が主体でUAVの開発してたら、10式戦車などとの連携を意識したものになるのではないか、とも夢想しています。
メッシュネットワークを構築して云々とかは完全にハイエンドの領域なんすけど・・・
そもそも、現時点ではそんな高度な連携をできる機能を持つ機体は無いし、これからハイエンドが目指すところだぞそれ
何が言いたいのか全く分からん
枝形式のコメント欄も悪いよ
一つの論点の話に違う論点の人が入ってきて混乱する
問題原因は枝形式のコメント欄では無く書き込む人間の方では?
アメリカの圧力で差し止められそう
むかしむかし、ミサイルなんてものは信用出来ない!砲だ!って人達が沢山居た時代があったんじゃよ
それが今でいう無人機は役に立たない論者と完全に一致
ミサイルが必要不可欠な様に無人機も大小様々な機体が正規戦非正規戦どちらにも必要不可欠な時代が来たんじゃよ
ゲームや映画の感覚だと戦闘有人機に勝てない無人攻撃機や高度な対ミサイル妨害装置を持たない無人攻撃機は正規戦じゃ役に立たない様に思えるけど、実はそうじゃないんじゃよ
ミサイル万能論ってご存知?
その反動が上の時代
たとえ撃墜されまくっても
安くて大量に配備できるならいいよね。
ただFAX使ってる日本政府の高齢者は
無人で飛行機が飛ぶなんて説明しても信じないでしょう。
さすがに頭が高度成長期製の方々でもラジコンくらいは知ってるだろう
高度成長期どころか、戦前にもリモコン誘導の無人機とかにチャレンジしてる国ですもの。
5億円でもまだ高いと思うんだが、アイアンドームが400万円なんだしプロペラなんだしもう一桁下げられないのかね。
アイアンドームの安価さは、ARHとかの自前での誘導を切り捨てたから、との説明を見たことがあります。
UAVの場合、自前のセンサーを切り捨てる事はできないだろうから、センサーが小慣れた値段になるまでは大幅原低は厳しいかも。
リーパーに比べたら素晴らしく安い。
が、MBTと張り合える価格帯と考えると高い気もする。
しかし戦闘ヘリ(AH-64とか)の1/9と考えるとやはり安い気がする。
日本の場合、対中、対露での運用、あと広大な海上運用を運用条件に含めるかどうかが機種選定の決定要因になるよね。この条件ならハイエンド機が必須。
一方、陸自用、戦術エリア運用、となると、滑走路が要らずデコボコ地形に向いたヘリ型UAVが欲しいかな
川崎のNinjaのエンジン使った無人ヘリK-RACERベースでどうでしょうか。
ネーミングは最悪ですが。
空自はロイヤルウイングマン的な無人機をやっています、この手の小型UAVは陸自がやるべきでしょう、
…と書いていて思ったが、陸海空とか縦割行政か!?
防衛省もお役所ですから
日本は現状陸自の空対地攻撃主力が対戦車ミサイルすら打てないコブラ1sが主力だからな
空自も対地ミサイルが無いからって中露相手に誘導爆弾は人名軽視すぎるからね、TB2沢山買って欲しいわ…
空自だと、1:2とか1:3で空戦している時に近接支援している暇はない、と手抜きするのは仕方ないとして、
陸自が﹙対空装備の充実はさて置き﹚戦闘ヘリも攻撃タイプなUAVも低調なのは何故なのだろう。