ドイツはウクライナに引き渡したLeopard2A6の代替としてLeopard2A8を発注(計123輌)し、KNDS Deutschlandは19日にLeopard2A8の初号機をドイツ軍に引き渡した。Leopard2A8にはドローン迎撃に対応したイスラエル製APS=Trophyが採用されている。
参考:Rollout des ersten Kampfpanzers Leopard 2 A8 für die Bundeswehr
参考:Leopard 2 A8 – Bundeswehr bereitet Bestellung von 75 zusätzlichen Kampfpanzern vor
参考:Russia’s tank active protection effort has failed
Trophyを搭載してもFPVドローンや徘徊型弾薬の脅威を完全に解決できるわけではない
ドイツはウクライナに引き渡したLeopard2A6の代替として2023年5月「Leopard2A8を発注する」と発表、初期発注は18輌だったものの契約に含まれるオプション(18輌発注時と同じ条件で最大105輌まで発注できる条項)を行使したため、ドイツは計123輌のLeopard2A8を発注したことになり、ノルウェー(54輌)、オランダ(46輌+)、リトアニア(44輌)、スウェーデン(44輌)も発注済みで、近いうちにチェコ(61輌+)とクロアチア(75輌)もこれに加わる予定だ。

出典:Ministerie van Defensie
KNDS Deutschlandはドイツ軍向けとノルウェー軍向けのLeopard2A8を19日に引き渡し、この式典に出席したピストリウス国防相は「2026年に75輌の追加発注を行う」と述べたためドイツの発注数は計198輌になる見込みだが、メルツ首相は5月「ドイツ軍を欧州最強の通常軍するのに必要な資金を全て供給する」と宣言して「今後5年間で総額6,490億ユーロ=約109兆円を投資する」と約束しており、この資金でドイツはLeopard2A8を1,000輌調達すると見込まれている。
因みにLeopard2A8にはドローン迎撃に対応したイスラエル製APS=Trophyが採用されており、Rafaelは2025年1月「Trophyはソフトウェアのアップグレードと軽微なハードウェアの変更のみで、クアッドコプター型ドローンや固定翼型ドローンの両方を迎撃できるようになった」「これは過去1年間のテストを通じて実証されている」「ドローン迎撃への対応は既存のTrophy運用者にも適応できる可能性がある」と言及しているものの、Trophyを搭載してもFPVドローンや徘徊型弾薬の脅威を完全に解決できるわけではない。
Rafaelも「対ドローン防御の役割はTrophy単独ではカバーできない」「可能な限り機動力、直接迎撃、直接防御を組み合わせることが重要」「この原則は単体、部隊、師団レベルでも同じだ」「さらに部隊レベルでの保護にはレーザー、ソフトキル、ハードキル、電磁スペクトルの制御など多層的な対ドローン防御が必要だ」と指摘しており、Leopard2A8も砲塔と車輌上部装甲が強化されている。
追記:ロシアでも「Arena-Mが車輌をドローン攻撃から保護できる」と考えているが、ロシア人軍事アナリストは「Arena-Mの対応範囲をドローンに拡張するため開発を行っているものの、技術者はシステムのレーダー性能で根本的な問題に直面している。ロシアのレーダー技術ではプラスチックのような電波透過性材料で作られたドローンの検出・識別が困難だ。特にロシアのレーダーは近距離の脅威とクラッターを区別することが出来ず、脅威の検出、追跡、優先順位付けに使用しているアルゴリズムも低速で移動するドローンに対応できるほど開発が進んでいない」と説明している。
このアナリストは「Arena-Mの開発作業は続けられているが、レーダー問題とソフトウェア問題の根本的な課題は未解決のままで、これがAPSの本格導入を遅らせてる原因だ」と指摘しているのが興味深い。
関連記事:Trophyのアップグレード、ドローン攻撃の脅威から戦闘車輌を保護
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※アイキャッチ画像の出典:Bundeswehr/Jana Neumann





















FPVドローン叩けるRWSくらいは出てこないほうがおかしくて、どこまでできるのかが問題。別にゲームチェンジャーとかではなくて、定量的に何%落とせるかによって評価が変わるやつですかね。
AIといっても物体検知および機銃の制御くらいで基礎技術として難しいものはないから、目先の用途に特化すればウクライナやロシアでもできそう。可視光だと妨害されやすいが、レーダーだと情報が取りにくいというトレードオフやらはある。実際に両軍ともに色々工夫していても上手くドローン対策できてると言えないのに、イスラエルだけが劇的に先に進めるとも思いにくいです。
画像の物体の識別には、最新鋭の半導体と機械学習の設備が必要だし、専門の人材も必要です。
金のない今のロシアには厳しいでしょうね。
特にその手の人材は、世界中で引く手数多な状況で、給料は一般人の10倍以上です。
しかもほとんどを米国と中国が独占しております。
イスラエルは米国とつながりが強くて、更に実戦経験が豊富なので非常に有利なんです。
最高性能を叩き出す研究レベルならそうですが、動かすだけならそこまでじゃないですよ。LLMとはまた別物です。むしろデータ集めが一番大事。
とはいえ高給出せなくて人不足なのは確かにあるでしょうねえ。ロシアのほうがまだ人や金では有利ですが、愛国心から協力するような人が少なくてとっとと海外で働いてるだろうから、トントンでしょうか。
ちょうど、組み込みGPUの評価をしてますが。
画像認識の学習には、大量の画像データとそれなりの量のGPUが必要です。
学習の質と、GPUの性能で性能は非常に大きく変わりますよ。
それとカメラやらレーダーの性能も効いてきます。
まあいつも通りウクライナは西側が、ロシアは中国がバックに付くんでしょう。
正規戦で有効だと全く思えないんですよね。
露出したアンテナが正面から丸見えですが、砲弾の破片がここに
ちょっと掠ったらAPSはもう使えない訳で。
これ、無駄でしょう…少なくとも非対称戦の兵器じゃないですかね。
砲弾が飛んでくることを想定しないレベルでしか有効でないと思います。
誘導兵器に対して生き残る方法は、飛行機と船の進化を見るに2つしかないと思います。
ステルスか迎撃です。
砲弾は迎撃出来るわけありませんから、戦車の未来はステルスにしか無いと思いますがね。
ドローンからジュースの空き缶落として一度トロフィー起動させたあと、本物の成形炸薬弾を落とすとか、いろんな試行が起こりそう。(小並感)
このレオは対ドローン対策が万全な次世代の戦車が完成するまでの繋ぎかと。
おそらく対(耐)ドローンのための重量増は確実だから、次世代戦車は無人砲塔になると思ってる。
アンテナがやられたら予備のアンテナを生やせばいいんだよ!! というのは冗談ですけど、そういう冗談じみた発想をちゃんと頭使って練り上げて、手を使って実用に落とし込めれば……。戦車の上に(有線で?)ドローン展開して索敵させるみたいな話とかはありますっけ。
光学迷彩ができない限りは、可視光で偵察してくるFPVドローン相手にステルスってのは(煙幕出すのも目立つから直撃避けるための最終手段でしょうし)困難そうです。砲撃するにもFPVドローンなり歩兵なりの偵察が必要なので、偵察を即座に排除しつつ機動力を活かして逃げるべし、ということになるかも。
もちろんFPVドローンが排除できないとなれば戦車の立ち位置がどんどん厳しくはなりそうですが、ドローン排除できないのに戦車もいないともっと苦しそうでなんとも。小型分散化・自動化が進んで、機能が限定されるが装甲は硬い二人乗りくらいになるとかの未来はあるかも。
というかアンテナといっても、通信用に生えてるやつでなく当然ペタッとしたAESAでしたね、これは生やせないので失礼しました。掠っただけで機能停止するかどうかはどうなんでしょ。詳しいことは機密でしょうけど、無事な部分を使って稼働しそうにも思いますが。
このレオ2って新造品?それとも倉庫のモスボールの改修品?俺は欧州の戦車生産事情に疎いんや……
誰か情報プリーズ……
向こうの人の話だと、生産ラインが閉鎖された事は無いというのと、ドイツ向けは1992年以来の新造という話ですので、新造車両ですね。レオ2A8ドイツで1000両生産だと価格が下がって再び売れそうですね。
後は、K2PLが時間の問題で、車体転輪増やさずにK2のサイズのままで生産しようとしたものの、防御性能がポーランドの要求であるロシア3BM59徹甲弾に対する耐性を達成出来ないとかで、揉めているらしいです。これから、面白くなりそうなヨーロッパの戦車事情でした。
韓国の防衛雑誌で知っています()以下は Naver ブログからの抜粋です 関連する問題を宣伝する)、K2PL プログラムの遅延はポーランドが戦車の停止を主張したことが原因であると主張したロシアのt14 アルマータが使用する125mm APFSDS弾「(ポーランドの国防ジャーナリストは後に、実際にはT-90Mの3BM59/3BM60弾だったと明らかにした)ポーランドが設定した60トンの制限内に留まっても、K2戦車には実現不可能である。」 これは、55-58 トンの K2 ブラックパンサーの前面装甲が 3BM59 を阻止できないことを意味します。
こんな感じです。
我々は知っている 韓国の国会議員から、ROKAはK2の前面装甲がブルセ-5を止めないという事実について彼に説明したとのこと (コルネットの北朝鮮のコピー)ATGM は、Bulsae-4 (600-800 mm の貫通力を備えた改良型ファゴット)を阻止するためにのみ設計されたためです。
そして最後に重要なことですが、2024 年の ADD レポートでは、ハードキル APS プログラムについて議論する際に、K2 戦車にはそれが必要であると述べられています 前面装甲はbulsae-4を阻止するためにのみ設計されているため。また、保護レベル(成形装薬に対する)は、ERA を含め、正面が 900 mm、側面が 330 mm と直接記載されています。
1992年以来の新造との事ですよ。
戦時、完成形が気になりますね。
戦場・相手・走行場所や地形によって使い分けるのかもしれませんが、戦場によって最適解が、大きく異なるのかなあと想像しています。
『トロフィー使えるのか?』鳥カゴつけたり、亀戦車とまではいかないものの強化していくとすれば、どうなのかなあと少し気になってまして。
全面ケージ+丸太などで強化するのと、トロフィーつけとくのであれば、どちらの方が防御力・持続性あるのか気になりますね。
追記です。
亀戦車いろいろ言われてましたが、『ドローン攻撃は被弾する』この前提だったと考えれば、即効性があり合理的だったなあと考えています。
今の主流は亀を超えてタワシだそうです。
ほぐしたワイヤーを全周に溶接したタワシのような姿ですが、ドローンが引っかかったり、あるいは信管が少し手前で作動したり向きがズレるんだそうな。
問題は重量増加に伴う足回りへの負担で、タワシプラス地雷除去ローラーを装備した場合10キロ程度で足回りが故障し放棄されるとか。前線の1番危ない地帯をドローンを吸収しながら地雷除去するにはちょうど良いのかもしれません
情報ありがとうございます、勉強になります。
『ズラすという概念』傾斜装甲の基本、戦車の系譜ということで興味深く感じました。
やはり各戦場の用途に適した形で、仰るように対応させていくのが、大事なのかもしれませんね。
見た感じあの程度の重量増加で足回りが壊れるなら初期の丸太搭載戦車や爆発装甲の時点ですら10kmどころか5kmの走行も不可能でしょう
足回りを重点攻撃して破壊に成功した機体をキャプションしたデマの可能性があります
それはそれとして確かに足回りへの負担は増えてはいるでしょうね
ウクライナ戦争の戦訓で、レオパルド2も、修理が容易でなく・部品の入手という問題があったのを思い出しました。
軍用装備の基本に戻って、ハードに使っても壊れにくい、壊れてもすぐ直せるもの、部品交換のために予備が用意できることを求められているのかもしれませんね。
それはレオ2の欠陥ということもなくウクライナでの後方支援体制の問題のような。ルクレールやエイブラムスと比べれば、保守的で整備が容易という立ち位置の気がします(チャレンジャー2とかいう子もいますが)。
実戦だとなし崩しに増加装甲が増えていくという教訓はあるので、重量増に耐えられるかの試験や、必要に応じた強化はもちろん必要だと思います。
1000両…
振れ幅が凄い
海外の戦車は次々とアップグレードしてますね。
常に海外の情勢を見据えて自分たちに何が必要なのかを模索し、「行動」する
それに比べて日本は何時も現実から目を逸らして変化を拒絶する。
現状維持に固執する、
何故なのか・・・
つ「10式戦車能力向上型」
歩兵が操る5万円のFPVに余裕でアウトレンジされるのでは、全く役立たずのような・・
ウクライナ戦でもフランスのAMX10が全く使い物になってないですよね
10式戦車能力向上型は、機関砲と近距離レーダーによるトップアタック対策と、APS搭載と、データリンクシステムの汎用化が検討されていて、重量増をなるべく抑えつつ、対策するという事なので、レオ2A8の69.3tみたいなムキムキ装甲(?)戦車にはなりませんよ‥30mmRWSとAPSストライクシールドで検討しているらしく、迎撃可能数が問題視されていて、色々と検討しているらしい‥個人的にはドローン迎撃ドローンを円形競技場の様にスウォーム配置して自動迎撃運用出来る付随無人車両とか出来れば、各種戦闘車両とパーティー組ませた方が迎撃能力向上という面ではいいかもしれないと思っています。
>迎撃可能数が問題視
アイアンフィストでも、ランチャー2基に2発で4回、あくまでミサイル等の迎撃がメインでドローン「も」迎撃できる、って感じですもんね
スウェーデンの「Kreuger 100」とかはランチャー1基に8発の弾頭が搭載可能みたいですが、これはドローン迎撃に特化しすぎて、ミサイルの迎撃が出来るかは分からないですし
陸自が望むAPSはなかなか見つからないです…
余り分かったようなことを言いたくはないし、軍需や軍隊の判断のが正確だとは思いますが、ドローンの脅威を履き違えてないかと。
やはりドローンの脅威は認知能力の向上で、複数車両でも単騎で機動しても検知されやすいし、検知されたら味方ドローンでも、ミサイルでも、航空爆弾でもなんでも飛んできますよ。
防空車両とパーティー組んでも航空爆弾が飛んでくればひとたまりもないし、ドローンに捕捉されたらドローン8機とかミサイルがとかでは済まない飽和攻撃が待っているのでは?
個人的にはFPSドローンに可能な限り捕捉されないように長距離直射をやる。捕捉されたら遁走する。追跡を電子戦攻撃とハードキルで防ぎきるとかの方が重要ではないかと。
本当は中国の100式戦車のように根本的に運用パラダイムを変革して、その用途に特化した専用の効率的な設計でフロムスクラッチで作るべきなのでしょうね。
既存の戦車にツギハギしても生存性が低そうですし、拡張の余裕もほとんどなさそうですし。
それはその運用がコケたら終わるので、自分は汎用的なのの方が良いかと思いますが。重量過多も軽すぎても汎用性は下がる
日本の環境で対ドローンしている次点で普通にヤバいだけでは?
核あたりで相手の拠点を吹っ飛ばす必要が出てくる
いや、だって元々は「侵入してくるコマンドを素早く急行して火力で制圧する」がコンセプトだったはずですよ。ところが、そのコマンドがもれなくFPVを持参して装甲車両に一方的なアウトレンジ攻撃が可能になってしまっています。
もはや、10式っていったいどこに出番があるのか皆目意味不明な兵器になってしまってますよ。
それはコマンドが持ち込むFPSがウクライナクラスに膨大なのかにもよりますし、当然自衛隊もドローンを導入するので戦術も大きく変わるでしょうよ。
戦車を作れる技術はあるんだから、そんな前提が多少変化したことで大袈裟に廃止だの無駄だの時代遅れだの言うより、ウクライナでの両軍の運用を分析するなり、ドローンを導入する普通科と競わせてドローン時代の戦車の戦い方を導出するしかないでしょ
じゃあドイツがもがみみたいなフリゲート作るかと言うとそうでもないし何処で戦って何を重視するかの違いでしょうね
なぜかと言われれば、それは予算でしょう?
予算さえあれば何でもできますよ
つまり防衛費のさらなる増額ですね
ドローンによる監視が当たり前になるという想定において、機甲戦力のAPSがどこまで有効なのかはわからないですね
勿論、無いよりもあったほうが断然マシですが、ずっと監視されて足が止まるまで何機もFPVドローンを突っ込んでくるであろう状況下でどこまで生存できるのか
戦車の運用が抜本的に変わらないとダメなんじゃないかと
実際の戦車へのFPVドローン攻撃は何機も次々使われているので、弾数が足りないかも。
イスラエル製かぁ、胡散臭いなぁ
鳴り物入りのアイアンドームも思ったより売れてないみたいだし
正直、劇的な効果はほとんどないと思います
金網被って空間装甲作った方が百倍効果ありそう
安く上げるなら建材利用だよな
PCフェンスで囲えばラジコンは止まるし
空間空けて二重に張れば突破はたぶん無理
家庭菜園用のビニール被覆の網ですら流行りのクワッドなら止めるよ
問題は格好悪いこと、死に直面しないと妥協できないの
戦車より先に攻撃ヘリコプターが戦場から姿を消すなんて、この戦争が始まる前は予想もしてなかった。
将来的には完全無人型戦車が登場しそうだけど、そうなっても、前線まで兵士を乗せて送るとか、最前線の負傷兵を回収するとかに使われそうだから、人が入るスペース自体は確保されそう。
陸自の考え方は結果的には時代の先取りだった、といえなくもない、かもしれない
ほぼ70tの重量では、これ以上の機能の追加や装甲の強化は難しいでしょうね。
Leopard2 AXでは自動装填装置の搭載が検討されているそうなので、画期的な軽量装甲が登場しない限りは砲塔の小型による軽量化を目指すしかないと思われます。
来年春頃には中華メーカーからプラモデルが出るかな。