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英軍元司令官、ロシア軍はウクライナ軍の5倍に相当する戦力を用意する

英軍統合司令部のリチャード・バロンズ元司令官は「守りの固いドンバス地域の防衛ラインを突破するためロシア軍はウクライナ軍の5倍に相当する戦力を用意するつもりだ」と明かした。

参考:Putin bids to outnumber Ukrainian troops five to one in the Donbas region

ロシア軍は消耗戦を避けるため圧倒的な戦力でJFOを包囲して防御陣地からの後退を迫る

プーチン大統領は国内外にドンバス解放(ルハーンシク州とドネツィク州の行政区域まで占領)を宣言、これを5月9日の戦勝記念日までに達成することを「強く望んでいる」というのが西側諸国の予想だが、ドンバス地域にはウクライナ軍最強の統合部隊(正式には合同部隊作戦/Joint Forces Operation)が布陣、8年間の歳月をかけて構築された多数の防御陣地群は非常に強固で、侵攻当初に投入されたロシア軍部隊は大きな被害を被りルガンスク人民共和国とドネツク人民共和国で動員した兵士を投入しているが損害が増えるばかりで目立った戦果は上げられていない。

出典:GoogleMap 大まかなウクライナにおけるロシア軍の支配地域/管理人加工

この状況を立て直すためウクライナ侵攻作戦の総指揮官に指名されたアレクサンドル・ドボルニコフ上級大将(別名:シリアの虐殺者)はハルキウ州南東部に位置するイジューム周辺での作戦を強化しており、多くの軍事アナリストやシンクタンクは「イジューム周辺のドネツ川南岸に橋頭堡を確保してスラビャンスク(ドネツィク州)を攻略、そのまま南下してJFOを包囲することを狙っている。さらにマリウポリの制圧が完了するれば約6,000人のロシア軍が北上してJFO包囲に参加してくる」と予想している。

このドンバス地域の動きについて英軍統合司令部のリチャード・バロンズ元司令官は「守りの固い防衛ラインを突破するためロシア軍はウクライナ軍の5倍に相当する戦力を用意するつもりだ」と明かした。

出典:Операція об’єднаних сил

バロンズ元司令官は「ロシア人はJFOが強力であることを認識しているため戦力比を修正するつもだ。入念に準備された防御陣地を突破するには1対7とまでは行かなくても1対5の戦力比が必要で、非常に厳しい消耗戦になるだろう。ロシア軍は消耗戦を避けるため圧倒的な戦力でJFOを包囲して防御陣地からの後退を迫るつもだ」と述べている。

つまりベルゴロド州、ヴォロネジ州、ロストフ州に集結しつつあるロシア軍の大部隊はドンバス地域で対峙するJFOとの戦力比を改善するための戦力で、イジュームとマリウポリのロシア軍がJFOの背後を脅かせば包囲→殲滅を避けるため強固な防御陣地を捨てて後退せざるを得ないという意味だ。

出典:Генеральний штаб ЗСУ

さらに興味深いのはバロンズ元司令官も米陸軍関係者と同じように「ドンバス地域の平坦で開けた空間はロシアの戦車にとって最適だ」と考えている点で「ロシアの戦車は広大な地域を素早く移動して散開できるためウクライナ軍は射程の長く殺傷力が高い武器が必要になる=機動力に劣る歩兵と対戦車ミサイルの組み合わせではロシア軍の戦術大隊に有効な打撃を与えられないという意味」と主張している。

ロシア軍はまだ戦力をかき集めている段階なので「本格的な戦いはまだ先」だと管理人は予想しているが、軍事アナリストの中には「今週末にもロシア軍は動きだす」と予想する方もいるので、ウクライナ軍とロシア軍の決戦は近いのかもしれない。

出典:Операція об’єднаних сил

因みにウクライナ軍はドンバスを防衛する統合部隊に約10個旅団相当の戦力(推定5万人前後)を配備しており、バロンズ元司令官が主張する「1対5の戦力比」を実現するためには兵力ベースで25万人規模の戦力をロシア軍は用意(※)する必要がある。

※武器の火力も計算に入れれば25万人もの兵力は必要ない。

関連記事:米陸軍、平坦で開けたドンバスでの攻防は戦車同士の戦いになると予想
関連記事:ドンバスを巡る戦い、ウクライナ軍の増援として第128山岳強襲旅団が到着

 

※アイキャッチ画像の出典:36 окрема бригада морської піхоти імені контр-адмірала Михайла Білинського

お知らせ:記事化に追いつかない話題のTwitter(@grandfleet_info)発信を再開しました。

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コメント

    • すえすえ
    • 2022年 4月 13日

    ここまで強固と評価される防御陣地とはいかなるものなのだろうか

    戦争が終わったら知りたい

    27
      • あああああ
      • 2022年 4月 13日

      現在の東部の戦線は河川や起伏が豊富なので隘路となる箇所が多く、抵抗しやすい地形です。
      これに地雷原・対戦車障害を組み合わせて進撃路を絞り、
      起伏を使い反斜面陣地に戦車を伏せて、逆襲・拘束。
      砲兵でキルゾーンを形成。
      市街地がチョークポイントになっている個所は市街地を障害として歩兵が遅滞を図る。
      など、一般的な戦術として色々考えられます。

      南部よりは守りやすいと思います。

      25
    • tarota
    • 2022年 4月 13日

    > 「ドンバス地域の平坦で開けた空間はロシアの戦車にとって最適だ」
    タコツボ掘っての対戦車ミサイルの待ち伏せを本当に防げるんだろうか。個人的には非常に苦しいというかキルゾーンになりうると思うのだけど

    10
      • アクアス
      • 2022年 4月 13日

      撃破されても惜しくない旧式戦車前進→タコツボからジャベリン発射→キルゾーン判明→残りの戦車後退→サーモバリック爆弾投下→本隊前進

      ならうまく行くのでは?

      8
      •   
      • 2022年 4月 13日

      相互支援された防御陣地は強力
      どこを狙っても十字砲火を喰らう
      地下に潜っていれば砲撃もなかなか効果が出ない

      13
      • 伊怜
      • 2022年 4月 13日

      平坦な場所での機動戦になると、待ち伏せしようにもルートの予測が難しく、位置の変更ができる機動力も無いので兵力を有効活用できない。
      また上空から容易に捕捉される可能性もあるのでそう簡単にはいかないかと。

      11
      • 匿名
      • 2022年 4月 13日

      確かに開けた土地ですが、8年も準備期間がありましたから野戦築城と侮れないかと。
      これは完全に想像ですが、前に記事にもなった100mm対戦車砲や、ソ連の遺物からレストアした戦車も陣地に組み飲み、携行火器と組み合わせていると思います。S-300と近SAMやスティンガーでミサイルの傘を形成すれば空軍機も迂闊に侵入できない。
      地下陣地相手にはあまり有効でない砲兵で叩きながら進むしかなく、正面から抜くのは相当骨が折れるかと。

      7
      • 四凶
      • 2022年 4月 14日

      ロシアが本調子で弾薬が潤沢なら恐らくこんな防御陣地はそれ程役に立たないんじゃないかな。鹵獲されているTOS-1なら射程10kmのサーモバリック撃てるから榴弾砲や長射程のミサイル無ければアウトレンジでトーチカに射撃用の穴があるなら影響を受ける。

      少なくとも単なるタコツボならば榴弾の適切な角度と高さで空中炸裂で結構なダメージ受けると思う。散布界とか調べてみるといい。普通榴弾の遅延炸裂なら土に1m位の深さは潜るし、安全対策するなら丸太やコンクリート片や土を重ねた物を2m位が普通に求められる。ZOF-39 クラスノポールが普通の榴弾と同じくらいの性能でかなりの誘導精度なら空中炸裂した破片を防ぐ程度の防御ならピンポイントで潰されるのがオチ。

      もしコンクリートで強固に防護されているならば2S4チュリパン240mm重迫撃砲を使えばいい。確か2次チェチェンで152mmが効果が無かったコンクリートの陣地だったかを破壊している。弾薬の詳細なデータは見つけられなかったが過去の似たような砲弾の性能を考えるに土ならば3~4m深さのクレーターを作るような威力があると思う。

      色々書いたけどロシアが本気を出すなら全体は無理でも部分的に穴開けるなんて現状戦力でも普通に出来ると思うけどな。ただ重量物が多いので車両運用に向かない地形ならどうしようもないが戦車が脅威になるなら通行には問題ない所なんだろうな。

      1
        • 四凶
        • 2022年 4月 14日

        色々と書いたけどロシアが制空権と対UAV対策してないなら高付加価値目標として処理されるのがオチよな。

        スイッチブレード600が供給されてるなら射程内に入らないと攻撃できないわけだし。

        1
    • 無題
    • 2022年 4月 13日

    人民共和国から動員した兵士って軍服着てるだけの一般人みたいなものだしそら役に立たんよな

    12
      • zerotester
      • 2022年 4月 13日

      道路に検問所があり、それに引っかかった人が徴兵されるという話を見ました。本当なんですかね。
      ドンバス地方には親ロシアの人が多かったはずですが、そんなことしたら民心も離れるでしょうに。

      19
        • 無無
        • 2022年 4月 13日

        独裁政権の一味が人権なんか考慮するはずない、彼等が民族的に親ロシアであっても本当にプーチン支持者なのかすら怪しい

        18
    • えぞ
    • 2022年 4月 13日

    現代戦では要塞は時代遅れみたいな先入観があったんですが、場合によってはそうではないんですね。
    双方とも航空支援が満足に受けられないせいでしょうか?

    4
      • 2022年 4月 13日

      第二次世界大戦の時も要塞は時代遅れって言われてたけど実際にやってみたらシチュエーションにハマれば厄介なことこの上ない
      まあ…結局は列車砲を投入されて80㎝グスタフの餌食になったけど…

      13
      •    
      • 2022年 4月 13日

      現代でも市街戦は塹壕戦の様相になるし
      アメリカ軍もこれを嫌ってなるべく避けるし、市街戦のノウハウも高い
      小隊規模での戦闘能力がモノを言う
      アメリカ軍はこれを鍛え上げてきたからアメリカ軍が異常に強いだけよ
      イスラエルも強いか

      23
    • zerotester
    • 2022年 4月 13日

    見出しを見てロシアが5倍の戦力を用意したのかと思ったら「用意しようとしている(と見られる)」という話ですね。ISWなどは懐疑的で、キエフから撤退した部隊はまだドンバスに投入されていないし、かなり傷ついているのでちゃんと再編するなら数カ月かかるし、再編せずに投入したとしたら戦力的にあまりアテにならないだろうという見方でした。

    イジュームから南下してウクライナ軍の包囲を試みるとして、次に狙うはずのスラビャンスクは50キロほど離れているので大きく突出することになり、逆にウクライナ軍に包囲される危険があります。それを蹴散らすくらいの戦力を用意できるのでしょうか。

    35
    • や、やめろー
    • 2022年 4月 13日

    この戦いの、重要な違い。それは「士気」

    14
    • 黒丸
    • 2022年 4月 13日

    大兵力は正義だが、それを賄う補給体制が構築できているのかな?

    対戦車ミサイルを活用するなら、バイク歩兵や乗車歩兵でヒットエンドランを繰り返す
    とかで機動力の弱点を補うことはできないかな?

    14
    • tsr
    • 2022年 4月 13日

    5万人の防衛戦力とは別に、余裕ができたキエフ防衛隊を東部地域に派遣するでしょうし、本当に5倍の戦力比になるかは少し疑問ではありますよね。

    9
      • 名無しさん
      • 2022年 4月 13日

      ウクライナ側も攻勢3倍の法則からすればドンバス地域で攻勢をかけるなら
      相手に対抗する戦力が必要なので、ロシア側に戦力を集結させられたら、
      攻勢を取るのが厳しくなるでしょうし、そこを無理攻めすれば、せっかく
      ここまで我慢して温存した虎の子の機甲戦力を無為に失う事になります

      どちらにしろウクライナ軍としてはこれまでロシア軍に出血を強いてきた
      非対称戦争に近い戦術、ゲリラ戦術は捨てて欲しくはなく、ただそれだけでは
      ロシア軍を領外へ追い出せない、失地回復が出来ない、国土や市民の被害が
      拡大するばかりで講和につながらない事情は理解しても、ここに来て焦って
      決戦思想に傾いて、相手にとっても与しやすい正規戦をロシア軍相手にやって
      大出血する様な事にはなって欲しくは無いです

      29
      • A
      • 2022年 4月 13日

      >キエフ防衛隊を東部地域に派遣するでしょうし、
      順当に考えるとそうなりますよね。
      でもベラルーシが何かやりそう。
      昨日プーチンと会ってなにやら企んでいたようだし。

    • 名無しさん
    • 2022年 4月 13日

    ドンバス突出部へのウ軍の攻勢が「クルスクの戦い」の二の舞になるのは嫌だな

    4
      • zerotester
      • 2022年 4月 13日

      クルスクの戦いではイジュームのあたりも戦場になってるんですよね。因縁深いものはあります。
      クルスクではソ連はドイツ軍が攻めてくるのが分かっていたので防御陣地を築いてがっつり守っていました。攻めさせて跳ね返してから反攻する作戦で、ドイツ軍はまんまとやられました。
      今回のロシア軍はイジュームから包囲を試みて南下してくるので、逆にウクライナ軍の陣地に突っ込んでくる形になります。迂回も試みているようですが。

      5
    • 無無
    • 2022年 4月 13日

    西側からMLRSや自走砲を送らないとヤバイぞ
    ロシアは先に砲兵の大火力を以て陣地制圧かけてから戦車を突撃させてくるはず
    戦車戦でなく砲兵が勝敗を分けるだろう

    10
    • 匿名
    • 2022年 4月 13日

    大損害被ったまま未再編のBTGは表向き健在を装ってるし衛星追跡され続けてる知ってるのであえて投入するんだろうけどそういうブラフ全く意味ないし
    集結規模で圧倒して事前情報で恐怖心を与えればウ軍が士気低下し逃げ出すとでもいまだに思い込んでそうだし露さんまたもや同じ失敗を繰り返すのか
    皆が上司に本当の事言わないの何とかするのが攻勢作戦実施より先では?

    8
    • 58式素人
    • 2022年 4月 13日

    ウクライナ軍の陣地はどんな形状ものもでしょうか。後で良いので知りたいです。
    昔のパックフロントのATGをATMで置き換えたものでしょうか。
    そうならば物が軽い分、陣地転換がやり易いですね。
    ロシア戦車を火力で止めたら、側背面を突かないといけないですが、
    予備戦力は充分あるのだろうか。
    捕獲した装甲車両を、自国とポーランド・チェコで、OHを急がないとですね。
    時間がなければ、交換してもらえるとありがたいですね。
    UAV対策を含めた航空優勢は絶対に必要でしょうか。

    3
    • 折口
    • 2022年 4月 13日

    奇襲的で迅速な打撃/無力化の目論見が失敗したあとの、時間をかけて構築された軍主力どうしの消耗的な衝突…クルスクの戦いですなぁ。場所もかなり近いですし。唯一違うのはロシア人が侵略者側だということくらいですが。

    5
    • ああああああ
    • 2022年 4月 13日

    5倍もの戦力があるなら戦域を相当広くとって攻勢をかけるつもりでしょう。
    南東部・南部は全戦線で攻勢をかけてウクライナ軍部隊を拘束
    イジューム南岸の部隊はKam’yanka-Mala Komyshuvakha-Velyka Komyshuvakhaの線でウクライナ軍を拘束
    可能なら予備を投入させる。
    これと同時にスラビャンスク北岸のウクライナ軍部隊を一掃して砲兵を前進させ、
    十分な砲兵支援の下でスラビャンスクを攻略
    ここまでが第一段階で、南岸に集積所を作って次の攻勢のための部隊を南岸に渡河
    最大の障害はスラビャンスク市街地および周辺の森林に潜伏する砲兵とSAMです。

    問題は部隊移動はともかく攻勢に必要な弾薬・物資の集積で、
    十分に集積できるまでは攻勢にでたくないのですが、政治的な制約がきになります。

    3
      • 2022年 4月 13日

      ウクライナ南部とクリミアに補給デポを構築したようです。以前までとは明らかに違いますね
      リンク

      2
    • STIH
    • 2022年 4月 13日

    陸戦も気になりますが、制空権に関する情報を知ってる方はいらっしゃいますか。
    結局上空をどれだけ抑えられるかが陸戦において重要なのは言うまでないですが、そうするとロシア領内からも射程となるS400を持ってるロシアが圧倒的に優位となる気がします。あとはTB2を始めとする、レーダ検出限界の隙間をぬえる中型UAVがどの程度活躍できるか鍵になると思われますが、いかがでしょうか。

    1
    • makumaku
    • 2022年 4月 13日

    ウクライナ軍が力押しのロシア軍に対抗するには、米欧からの情報と兵器の提供が必須ですね。
    もっとも、この戦争の行方は、米国からウクライナへの軍事経済支援次第でしょう。

      • 黒騎士
      • 2022年 4月 13日

      武器貸与法が下院を通るのはいつごろなのでしょう? 長期戦になれば、経済面でもロシアの兵站が枯れて兵力自体しぼんでいくのは確実だと思われます。ロシアは短期的には、5/9の戦勝記念日までに、目に見える戦果を確実にして東部での戦争の主導権を取ろうというあせりを感じます。ドボルニコフ上級大将が任命されたのもそういう理由からでしょう。しかし、キーフ攻略に失敗し、疲弊した部隊を矢継ぎ早に回そうとしていることや、実戦に乏しい兵力を各地からかき集めているような数合わせの兵力は、統制の取れた軍隊とは呼べず、データ上の戦力を発揮することは難しいと考えます。つまり烏合の衆になる可能性すらあります。今後の軍事行動は大規模になりますが、おそらく一回分の会戦しか今のロシアには残されていないでしょう。私の希望的考えとしては、作戦開始とともに、補給に苦労し、ウクライナ兵が携行している戦術ミサイルの前にロシアはかなりの出血を強いられるはずです。しかも復讐心に燃えるウクライナ側の戦いぶりはこれまでにも増して想像以上に過激になるはずです。残念ながら、ドボルニコフ上級大将は作戦失敗の汚名を着せられ更迭されると思います。ウクライナに栄光あれ!

      4
        • あばばばば
        • 2022年 4月 13日

        上院議会を通過した後、下院議会が二週間の休みに入ったらしいから、早くて28日までは議論が始まらないそうだ

        1
          • 匿名
          • 2022年 4月 13日

          これは手遅れになりそうですね
          所詮は「対岸の火事」だから仕方ないですが

          1
    • h4
    • 2022年 4月 13日

    キエフの戦いと大きく違うのは、BTGという編成がドンバスの野戦で最適と判断されて大規模導入された、という点。大隊+α程度の規模ながら砲兵の比率が高く連隊並と言われており、ウクライナ側は陣地を確保できるならともかく、機動戦をやりながら撃ち合うとBTGの火力が勝敗を決する。

    背後への機動をどうやって止めるかが課題の戦いになりそう。

    1
      • 匿名
      • 2022年 4月 13日

      基幹装備のMBTが軽ATMで一撃爆散だとAT歩兵との消耗合戦で撃ち負けるのドラゴンがジャベリンになった20年前に確定済みなんよね
      ウ軍がどんだけ西側軽ATMと内製ATMを投入するかが最重要なの戦場可視化が無人機で飛躍してる今なら当然でMBTは最重要装備でなく
      もうね旧車は砲塔ぶんどって軽ATM手と機銃手が乗る砲塔急造してターミネーターモドキでもやったほうが絶対戦果伸びるだろうなって

        • hiroさん
        • 2022年 4月 13日

        意地になっているのかも知れませんが、いい加減ちゃんとした日本語で書きませんか?
        ゆういぎねコメントでも、文体で読まない人が多いと思います。

        6
          • 匿名
          • 2022年 4月 14日

          ツイッターや一部のSNSでは「、や。を使う奴は臭い」「句読点使うのやめろ!」と、義務教育で習った日本語を殊更嫌悪する傾向がある様です

          恐らくその手のコミュニティから来た人ならば、注意されたところで端から聞く耳持たないでしょうね…

          互いにストレス貯めるのも何なので、ここは見掛けても適当に読み飛ばすのが吉でしょう

          7
    • samo
    • 2022年 4月 13日

    マウリポリから脱出できたのなら、その兵士が持っているものに特に期待するのは情報
    軍事的なものよりも、激戦となった市中の画像でも動画でも何でもいい、市内で何が行われ、どんな惨状なのか。
    そのデータは最重要
    マウリポリ市内に市民の遺体が散乱しているのなら、当然脱出兵がその画像なりを持って脱出してる可能性はたかい
    ロシアが凄惨な殺戮劇を行った何よりの証拠となる
    そしてそれはウクライナが戦うための支援を得るなによりの武器になる

    • 匿名
    • 2022年 4月 13日

    西側の国は資金的にも民意的にも既に大分入れ込んでしまってるから、戦力比的にヤバい雰囲気になったら今までためらってた強力な武器も支援しそう

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