数少ないドイツ海軍の稼働可能な潜水艦が座礁し、最悪、実戦に投入できる潜水艦が、たった2隻になるかもしれないとドイツメディアが報じている。
参考:Deutsches U-Boot auf Grund gelaufen
何度も事故を繰り返して自滅するドイツ海軍の潜水艦
5月14日、ドイツ海軍の212A型潜水艦「U-36」が、ノルウェーのハーコンスヴァーン海軍基地から出港した際、艦体の底と海底が接触し損傷を受け、現在、ダイバーが艦体の被害を調査し、修理の必要があるのか評価を行っている。
2017年、ドイツ海軍が保有する潜水艦は、通常の定期検査に加え、保守部品の問題で、6隻全てが運用不可能な状況に陥っていたが、ここ数ヶ月間で状況がわずかに改善し、3隻の潜水艦が実戦に復帰していた。
しかし、今回の座礁事故で、最悪修理が必要となれば、ドイツ海軍の運用可能な潜水艦は2隻にまで減ってしまう。
そもそも「U-36」は、1年に及ぶ様々な問題点の修理を終えて、再び海に戻ってきたのは昨年の2018年で、修理後の初の訓練航海で事故を起こしたことになる。2017年10月には、同型艦の「U-35」がノルウェー沖で潜航中に、岩に衝突し、スクリューのブレードに損傷を受け大規模な修理を受けた。
保守部品の問題が解決しても、艦を操艦ミスで壊してドック入りを繰り返していては、一向に潜水艦の稼働率は改善されない。
ノルウェーのハーコンスヴァーン海軍基地は、北欧最大の海軍基地で、特に山の地下を掘って作られた洞窟型のドックなど、様々施設を地下に設けている実戦型の基地だ。そのためNATO加盟国の艦艇が頻繁に、この基地を訪れているので、ドイツ海軍としても通いなれた航海ルートのはずだ。
それにも関わらず事故が多いのは、ただ運が悪いのか、それとも腕が鈍っているのか・・・
とにかく、現在のドイツ海軍から、Uボートで連合国を震え上がらせていた時の面影は、完全に消えて無くなってしまった。
結局、ギャグのような稼働率問題を放置したドイツ連邦軍
2019年にドイツ連邦軍が提出した、主要兵器に関する報告書によれば、軍が装備してる主要兵器の稼働率は依然として不安定なままだ。
2018年、陸軍が53機保有している攻撃ヘリ「ティーガー」の平均稼働率は11.6機(約20%)で、71機保有している輸送ヘリ「NH90」の平均稼働率は17.5機(約20%)、71機保有している輸送ヘリ「CH-53」の平均稼働率は9機(約13%)だった。
この数字は、ドイツ空軍の戦闘機「タイフーン」が、電子警戒装置の冷却液漏れのせいで、正常に作動せず、これを修理するための保守部品のストックが少なく、新たに入手するにも時間がかかるため、一時的に過度率が10%台に落ち、ドイツメディアから「ルフトバッフェの惨状」と叩かれた数字と同じレベルだ。
結局、「ルフトバッフェの惨状」は、2018年中、何も改善されることが無かったという意味だ。
稼働率が低いと問題になってるF-35でさえ、ドイツの奇跡のような低稼働率に比べれば、非常に優秀だといえるだろう。
ギャグのような稼働率を一向に解決する気がないドイツ連邦軍は、「お笑いドイツ軍」と認定される日も、そう遠くないだろう。
※アイキャッチ画像の出典:Attribution: Bundeswehr-Fotos / CC BY 2.0 ドイツ海軍 212型潜水艦「U-32」
大戦末期の疾風とかシュヴァルベだってもっとましなのでは……
徴兵制から志願制になってかなり立つし、練度も低下してる?
1隻は使い物にならず、長期に渡って港に係留したままのはず?
この2隻(稼働できる)にカウントされてるんかな?
こんな感じだとミサイル、魚雷も怪しい。
(定期的に搭載してるバッテリーを交換するのは最低限必要、5年周期ぐらい?)
ドイツ軍のこの惨状は、メルケル政権が見境無しに軍縮をやりまくったせいなんだよね。
一番マシな陸軍ですら、人員は陸上自衛隊の半分以下。
かつて、欧州を震撼させたドイツ軍はもはや存在しない。
ポーランドの復讐かな? なんて事も思いますね
メルケルはポーランド系ドイツ人(つまりはポーランド人)
え、いつの話してんの?
今更この話?
前は運用可能艦2隻以下のときもあったで。。
少しマシになったと思った矢先に、また事故やらかしたってことですよ
まあ、乗員は年単位でまともに訓練出来ていなかったでしょうから、錬度は新兵同様でしょうな
某マンガの「最古参の新兵」となるのも近いか? 「最強の敗残兵」は1人も居ないでしょうけど
メルケル後の政権で今のアホみたいな軍縮路線が撤回されたとしても
落ちるとこまで落ちたこの状況からじゃ、建て直すのにどれくらいを要するのやら…
テレビcmで他民族をバカにする差別思想丸出しのドイツ人。
この体たらくで他民族をバカに出来るつもりか?
今のドイツに国防の意識がない NATOに国防丸投げし今迄ドイツが担っていた分今返して貰う考えなんだろう 確かに極東と違い中国や北の脅威も無く仮想敵国はロシアなんだろうが ぶっちゃけロシアもユーロ圏の一員のようなもので近々に敵も居ないのに 防衛費を使う気に成らないだろう
せいぜい海外派兵で 出刃って行くだけならばそれでも良いだろう ただしいざ一戦交える事に成っても直ぐに 精鋭部隊に なれない つまり10~20年先を見ないといけないがドイツには それを感じない NATOに今後もおんぶに抱っこに成るつもりなんだろう