ウクライナ支援で大きな存在感を発揮してきたドイツの総選挙でキリスト教民主・社会同盟が勝利、首相候補のメルツ氏は「世界は我々の連立交渉を何ヶ月間も待ってくれないだろう」「段階的に米国からの真の独立を達成する」と言及し、これは米国に依存しない自立した安全保障を意味している。
参考:Мерц закликав до якнайшвидшого формування уряду у ФРН
参考:Мерц про миротворців в Україні: Нині це питання не постає
このような動きや考えた方に他の欧州諸国も続く可能性がある
ウクライナ支援で大きな存在感を発揮してきたドイツで総選挙が行われ、社会民主党よりもウクライナ支援に積極的と予想されるキリスト教民主・社会同盟=CDU/CSUが第1党、大躍進を遂げたドイツのための選択肢=AfDが第2党の立場を確保し、ショルツ首相が率いる社会民主党=SPDは第3党に転落する見込みで、CDU/CSUの党首で首相候補のメルツ氏は「政権樹立のため潜在的な連立候補との交渉が必要だが、世界は我々の連立交渉を何ヶ月間も待ってくれないだろう」と述べたものの、政策的に相容れないAfDとの連立を拒否しているため3党による連立政権が有力視されている。
Wir leben in einer Zeit großer Herausforderungen und Krisen. Ich habe mich sehr über die Glückwünsche aus dem In- und Ausland gefreut. Gemeinsam mit unseren Verbündeten wird Deutschland einen Beitrag zu Freiheit und Sicherheit in der Welt leisten. (FM) pic.twitter.com/ktTNS6D6Dq
— Friedrich Merz (@_FriedrichMerz) February 23, 2025
メルツ氏はウクライナ支援継続を支持しているが、平和維持軍の派遣についてはショルツ首相と同じ立場=議論自体が時期尚早と考えており、特筆すべきは「段階的に米国からの真の独立を達成することがウクライナ支援に次ぐ優先事項になるだろう」と述べた点だろう。
ドイツは選挙前から米国製多連装ロケットシステムから脱却する動きを見せており、ここで重要なのは武器システムの主権確保=米武器取引規制(ITAR)の制限を受けないことで、議会はHIMARSベースの技術で構築されたGMARS(GMLRS、ER-GMLRS、ATACMS、PrSM以外の弾薬統合には米国の許可が必要)ではなく、最初から弾薬統合の自由が確保されたEuroPULSを選択し、Lockheed Martinは「PULSを選択すればドイツはGMLRSへのアクセスを失う」「在庫分のGMLRS(推定数千発)を使用するにはGMARS以外の選択肢はない」と警告したもののドイツ側の決意に変化は見られない。

出典:Elbit Systems
Defense Newsも「ドイツの選択は米国依存からの脱却、武器供給元の多重化を推し進めたい欧州諸国にとっての試金石になるだろう」と報じており、メルツ氏の言及や最近の選択は「段階的に武器システムの主権を回復させ、最終的に独立した安全保障を確保して米国依存もしくは従属した状況から脱却したい」と強く示唆し、このような動きや考えた方に他の欧州諸国も続く可能性がある。
関連記事:米国製多連装ロケットシステムから脱却する動き、米国がドイツの選択を警戒
関連記事:弾薬統合の自由、ドイツ軍の選択はGMARSではなくEuroPULS
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※アイキャッチ画像の出典:President of Ukraine
ドイツに武器システムの主権を回復が長期的に必要なのは確か
では米国離れを進めて、その結果アメリカがNATOから抜ける等のリスクは考慮しているのか
結局アメリカ依存しながらも兵器製造の儲けはアメリカに渡したくない、というようなワガママ止まりで無ければ良いのですが
そのへんは読みあいの部類ではあるけど、トランプも過去にNATOから脱退を口にしてるからね
さらにヘタに下手にでてもウクライナのように5倍請求コースもありえるし、アメリカがどこまで自国の利益を追求してくる分からないというリスクとも向き合わないといけない
*ただ欧州ってくくりで見れば核持ってる国もあるから、欧州が覚悟さえ決めればできることは多い
それは、ワガママなのですか? ワガママとは、誰にとってのワガママなのでしょう?
アメリカ側に立てばワガママなのでしょうけど、ドイツとしては、アメリカ依存しながらも兵器製造の儲けはアメリカに渡さないというのが希望なのです。
我々は、どちらの意向を指示すればいいのでしょう。
誤字です。失礼しました。
指示 → 支持
世間一般的な常識から見たら、「人に頼るくせに、その人に何も返さない」はわがまま、身勝手、そういった類と認識されて当然なのでは?
見返りはあるんですけどね。十分かどうかはともかく。
1つか基軸通貨ドルの信認で
ドルの価値を守るのと、流通を強制するための軍事力です。
2つめが核兵器の独占
いくら米軍が強くても、核兵器の前には無力なので。
米国にとって、核兵器の拡散は何としても防がねばなりません。
だから核兵器持つな。その代わり米国が守るから。
という契約を各国と結んでてその1つがNATOです。
で、核兵器拡散に備えてスターウォーズ計画なんか始めようとしてるんでしょうけど。
あんなのうまく行くのか?
それは見返りじゃない
ウクライナ「が」何かを返したわけじゃない
自分(アメリカ)の行いに対する、結果なだけ
言い方がきついけど、話の意図が全く理解できていない
スレッドの元はウクライナではなく、米国とNATOの話のようですが?
要はNATO諸国が米国に依存するのは、米国が自らの国益の為に望んでいたからという事です。別にわがままだった訳ではないということです。
経済的も安全保障的にもwin-winの関係でした。
その状況が変わりつつあるということでしょう。
大きな要因は米国の国益が、欧州からアジア方面に移ったからでしょう。
それは日本にとっては悪い話ではないですが、決してバラ色とは言い難いのが悲しい。
武器の主権に関わるものだと、今後はGPSフリーも実現する必要があるかも と思います。
トランプ政権のやり方だと、各国に使用量払えと言ってきそうな
これって確かに「思想としては素晴らしい」んですけど、どれくらい実現性があるんでしょうか?
武器弾薬の調達を多言化すると言っても、要は価値観を共有する欧州諸国から調達するということでしょうし、今回のウクライナ侵攻で欧州だけでは実戦に耐えうる十分な量の供給が難しいことが浮き彫りになったと思います。
そもそも日本と同じような立場のドイツが率先して軍備増強に動けるのでしょうか。このあたり日本ではデリケートな問題ですが、ドイツがどこまで動けるのか気になります。
ないですね。NATOはアメリカありきの組織です。アメリカなしで欧州や自国を守ろうとすれば金額面での負担は激増します。そして、アメリカ、中国、ロシアにお金が流れます。
だって、ウクライナ戦争で砲弾すらまともな数を作れないという実態がバレたんですよ?どこから武器を持ってくるのか?最終的にアメリカ、ロシア、中国といった生産力のある国ということになります。
メルツも口だけ人間でしょう。ドイツ経済を本格的に傾けさせるなら別ですが、そんな決断はできないと思います。
>「思想としては素晴らしい」
同意ですね。やるべきなのは間違いない。しかし、米国に依存したまま武器をウクライナに流し、自国の軍備も整っていないまま資金を出してしまった3年間のツケは大きい。ここから、米国から離れ、ウクライナへの支援を継続しながら新たな軍事体制を整えるだけの金が、今のドイツにあるのかと。
>「段階的に米国からの真の独立を達成することがウクライナ支援に次ぐ優先事項になるだろう」
米国からの真の独立が、ウクライナ支援に「次ぐ」と言ってる時点で、本当に独立した自国の国防を真面目に考えているとは思い難い。
ロシア凍結資産を使い込んでいるので、終戦だと返済義務が生じるから最低数年間は不可能かと思います。
まぁ、NATOの年間予算の70%をアメリカに払わせて
その金で調達する兵器は欧州産とか通らんわな。
一発でアメリカのNATO脱退、その後の形骸化と消滅に向かいそう。
ヴァンスも演説を聞く限り欧州を守るつもりなんてさらさらないだろうからな。
独立するのは良い事です。
ヴァンスはむしろ民主主義の敵のエリート独裁の権威主義体制とまで欧州を批判してる。
そしてロシアとの対立とウクライナ支援は民意が得られないだろうから、極右と極左がさらに支持を広げる流れでしょうね。
恐らく新政権はウクライナ支援を停止することも戦況を好転させることもロシアとの関係を改善することも出来ないでしょうし経済を復活させることも出来ないでしょう。
そうなると2番目に票を得たが政権入りさせてもらえない極右と支持を伸ばしたがギリギリで議席を獲得できなかった極左が今後も支持を伸ばし続けることは確実でしょう。
BSWは主に市場対策及びウクライナ支援への立場の違いで左派党から分裂しただけで、左派党自体も軍備強化拒否や米軍撤退要求の政党です。BSWとは異なり、こちらは今選挙でも支持を伸ばしています。
AfDとの連立はしないでしょうけど無視できる存在でもなくなりましたし難しい政権運営になりそうでしょうね。
拗れたままの政権運営で課題が解決せず、数年後に再選挙してAfDが第一党になる可能性もあるんじゃないですかね。
移民にしっかり対処するというのが極右と言われる所以なんだろうけど、当然のこと言ってるだけで意味不明な人権至上主義よりはマシだと思うし弱者を気取る人権屋は即刻成敗したほうが良い。
福祉予算を国内の貧困層に使いたくないが為の方便でしょうからね
富裕層に蔓延る人権屋に平等思想が無いのは経済の偏在進行から明らかです
難民入れれば労働供給増えて賃金抑制もできますし資本家も喜ぶ
> 経済の偏在進行
貧困層の福祉に手当してるうちは無理
文明発祥から一万年、人類史の中で富の偏在が進まなかった時代はほぼない
ベーシックインカムとかも解決策にならない
累進課税だけが銀の弾丸なのだ
IMFが途上国へ間接税導入を強要する理由はつまりそういうことなのだね
(途上国の既得権益層をますます富ませることで、先進国の植民地化に同意させるという構図)
人権ビジネス・DEIビジネス・温暖化ビジネスで、仰る通り追放すべきと思います。
DEIコンサルなどを使わせるために、無駄な法律規制を作って、凄まじいお金を企業からとっているわけです。
現場の労働者・研究者がコツコツ頑張って稼いだ成果なのに、何の価値もないもので搾取していく酷いビジネスなわけです…
記事の内容とは違うのですが。
米海軍が、フーシ派対策で面白い物を作ったみたいですね。
沿岸戦闘艦(フリーダム級の方)に、多数のヘルファイアミサイルをVLS方式で積む様です。
ヘルファイアは、飛翔速度が425km/hですから、シャヘド136相手ならば十分かな?。
シャヘド238(ジェットエンジン、500km/h)には不十分ですが。
戦闘艦は、おおよその位置で待ち構えて、45ktの速度で射点に移動して撃つのかな?。
いずれ、日本もこうしたフネを造る必要があると思いますが。
日本の場合は、渡洋してくるシャヘドを洋上で落とす必要があるだろうし。
やっぱり新造する哨戒艦あたりがベースになるのかな?。
防衛費増額はいいとして、投資は全部自分のポケットに入れてアメリカ人やアジア人には絶対に渡したくないといういつものヨーロッパ根性が全面に出ているのは面白いですね。
ヨーロッパの防衛産業は効率化のために緩やかに統合されており、調達で得られる利益も可能な限りにおいて分配されるようになっています。この配分や生産割当の概念こそが投資効率を下げている原因なのですが、ヨーロッパはこれまで統合の理念の名のもとにこの無駄を許容してきました(一カ国でまとめて生産するのが一番安いに決まっている)。今回はトランプという外圧で桁違いの公共投資増加が必要であること、各国でも自国中心主義的な政権がちらほら出てきていること、ロシアの軍事投資という相手側の基準が存在しており有限の財源の中で投資効率を高めてこれに競争せねばならないことなど、欧州の伝統的な統合・等配分の価値観への逆風はかつてない状態に見えます。おまけに音頭を取るべきドイツは経済の構造的問題や連立問題などで内憂外患で、果たしてヨーロッパは自分で言うように自主防衛路線に転換できるのか、乞うご期待。
面白いも何も当然です。
防衛予算は巨額で、EU域外に払ったらGDPの減少は無視できないです。
域内で使えば、一部は税金として戻ってきますから、金額ほど実質的な負担は増えないのです。
もし何兆円も米国に毎年払い続けたら、確実に景気が悪化しますよ。
その点は日本も同じですが。
そしてアメリカが起こるのも当然と。
何しろその理論でしたがえば、アメリカの国富はEUに流れ続けていることになるし、実際景気は良くないわけだから…
投資は全部自分のポケットに入れたいってのはどこの国も考えてる当然のことでしょ。
日本はそのあたりあまり考えてなさそうで中国とかに資本流出してて危機感持ったほうがいい。
方向性としては正しいと思います
死ぬほど金がかかるんですがそれは大丈夫なんですかね
ドイツは軍需強くて金が国内に落ちそうだからいいのかな
要点はおそらく、ユーロという通貨で上手くできるかどうか。
ドイツはマルクだった時代と違い、他国の銀行や金融政策と時間かけて調整しないと軍事費とユーロのバランスが崩れる。これと米国から離れての自国の経済復興を並行して行うのは至難どころではない。しかも、ロシアと敵対してウクライナというお荷物を支援しながらというデバフ付きで。EUにはただでさえギリシアというお荷物がいるのに。
むしろお荷物のお陰で通貨を安くできる、為替対策こそがユーロという統一通貨にドイツのような工業国が参加している旨みでしょう
ドイツがEU離脱したらマルク高で即死じゃないですかね
ドイツやゲルマン民族を余りバカにしてはいけない。
アメリカや欧州、あるいは国際社会、という重しが無いと分かれば、タガが外れたように100年前に戻るかもしれない。
80年間、西側社会はまずドイツをくびきに繋いでおく努力を続けた。
東西分割もその意味では効果があった。
ロシアの復活?で、もう、その様な時代ではなくなる。
まだ、もう少し先になると思うが。
復活する可能性はそこそこあるとは思いますが、問題はそこから何処に爆進するかなんですよね彼の国は…
というか、日本人もあまり言えたモノではないけれど、ドイツ人は本当に極端から極端に走る傾向が非常に強いからなぁ…
ロシアの安価なエネルギーを買わないと、ドイツは既存の工業さえ維持できず、衰退していくだけだ
兵器よりも人件費と徴兵制だろうね。そっちの方が金かかるよ。今の5倍、10万人は必要でしょう。
今の戦争して無いのに壊滅してる欧州各国の地上軍を復活させるなら10万では全く足りないでしょ。
そしてその人員配備に必要な金、装備、食料は確実に増税でしか賄え無い、先に政権が吹っ飛ぶ事に成りそう。
ドイツは徴兵制を復活できるでしょうか。
かつては兵器の高度化で徴兵制では質を担保できないと廃止したわけですが、いくら兵器が高度化しようと塹壕を埋める兵員がいないと無力だとか、ドローンオペレーターが数カ月の実戦で熟練の兵士並みの戦果を上げるようになってしまったウクライナ戦争での戦訓。
わが国でもドローン戦対応訓練とか進めているのでしょうか?
言うは易く行うは難し、の典型例だと思いますがどこまで本気なんですかね?
陸海空の兵器・砲弾とその生産全てをアメリカ以外のNATO諸国で賄うとすると、今のNATO予算の3倍ぐらいは最低でも必要に思えますので
各国がもの凄い増税しないと出来そうにないですが、話を通せるんですかね?
キリスト教民主・社会同盟の今回の選挙公約は
・減税、官僚制度の縮小。
・移民や難民にはやや厳しくする。
・温暖化、気候変動対策はやや弱める。
・ウクライナ支援は継続する。
ウクライナ支援継続ですが、個人的な印象では、拡大して熱心にやるという感じでもないようです。どのみち、連立のこともありますし、しばらくは、はっきりしない状況が続くでしょう。ドイツは様子見でしょうかね?
アメリカが居ないって事は、トルコも居ないって事に成りそうだが
アメリカ、トルコが居ないnatoになんの価値が有るのか疑問だ
全会一致でないとまとまらないというなら、いっそ親ロ国には脱退して貰った方がいいかも
ヨーロッパ衰退を受け入れるのであれば、NATOから二カ国を排除するのは可能です。ただし、ヨーロッパが一枚岩ではないという現実を考慮すると結局各国のエゴがぶつかる、負担の押し付け合いになると思いますが。
ヨーロッパは烏合の衆感がすごいんですよね。ウクライナ戦争だけでも、ちょっと負担が増えると及び腰になる国。勇ましいことを言っていても、派兵までは踏み込めない国。根底にあるのが、自分の国の負担は最低限で、他の国の負担を増やそうという足の引っ張り合い精神です。
今後も同じだと思いますよ。
>米国からの真の独立を達成する
昔ドイツに行ったとき南独の友人が頭上を通る米軍機に対してAmerica..と毒を吐いたのを思い出す…
そこまでの意味はないでしょうが、日本とは違ってドイツの右派は反米的なので右派の支持を得られそうな発言ですね。
踏み込みましたか…どこまで現実性があり何を実行できるのかでしょうか?
ドイツは、隣国に大きな脅威があるわけでもないですから、勇ましい事を言っても何とかなるのかもしれませんね。
トランプ大統領が求めるものに、安全保障面以外の経済面では、GAFAMなどへの規制罰金・デジタル課税をやめろというものがあります。
ドイツ新政権が、この辺りに対してどういった対応をとるのかで、ドイツ=アメリカ関係の温度感が分かりそうなので、かなり注目しています。
追記です。
在ドイツ駐留米軍、核共有にも触れるのか注目しています(かなり激しい事になりそうですが…)。
日本人にも核シェアリングの仕組みを理解していない人がほとんどだと思いますが、絶対トランプも理解していないのにカシオミニを賭けてもよいです。
説明自体はされてるんでしょうけどねえ。
ドイツが核保有まで考えてるのか、どういったデザインを描いてるのでしょうね?
イギリス・東欧などが、ドイツの安保政策にアレルギー反応がでないのか注目しています。
独は口でアレコレいう事は可能だが、露と敵対したままで米と利害が衝突するような行動は不可能でしょうね。米に見放され途方に暮れつつあるグループと露との和解で自立しようとするグループに大きく分かれている。マスクにいい加減第二次大戦のトラウマを忘れればとまで言われまとまらない。ウクライナ問題で対応を誤った独は馬脚を表し負組に。回復するにはいわゆる極右からカリスマが登場するしかないのではないか。現在の状況では難しそうだ。
ところでヘルメットを今年中に全員分配備する計画はどうなったのだろう?
フランスは元々独自路線、スウェーデンも資金力に問題が出てきていますができるだけ自前でやっています。
これにドイツも加わるとアメリカ製兵器からの脱却が進みそうです。
まあ、今のアメリカを見れば危機感を持たない方がおかしいです。
日本も考えるべきです。
アメリカ製兵器を大量に買い込んだポーランドはどうするのかが気になります。
今のところ、アメリカが欧州≪アジアになっているのが、「敵対はしつつもアメリカの覇権には挑戦しないロシア」より、「アメリカの覇権に挑戦する姿勢を隠しもしない中国」を優先するという姿勢で、大東亜戦争の再演が如く太平洋島しょの奪い合いをしないためには兵站拠点があって、整備拠点にもなる「不沈空母日本」が必要不可欠なので、次の戦争まではその心配は要らないと思いますね。
寧ろ、アメリカの兵器体系と合わせたほうが相互の補給の観点で楽なので、本邦は一層アメリカ兵器体系への組み込みが進みそうです。
この中で、アメリカ兵器産業に日本製兵器を組み込むような政治的強かさがあれば満点なのですが、残念ながら本邦の首班陣にそれは求めれないのが残念。
(まぁ、本邦の問題は首班陣よりも軍事アレルギーという綺麗事の元暴れ散らしている活動家がもっとでかいでしょうが……)
アメリカ軍の兵器体系に日本仕様のガラバゴス兵器なんてお呼びじゃないですよ。カタログスペック以前の問題です
その意見は前提条件が抜けてるよね
フランスも、スウェーデンも軍事産業を、国家の産業の柱、要に据えている
同時に、両国ともに民事はそこまで上手くいってるわけではない
だから余計に軍需産業を重視してる、輸出に力を入れている、という部分が
あとドイツっていつも口では色々きれいごというけど、わがまま三昧で兵器開発もしっぽ愛大石、
果たしてうまくいくのかどうか…
べきべき論を掲げたところで、今の日本にそんな余力ないでしょうし、アメリカから逃れるって歯を食いしばって色々なものを我慢して軍事産業を育成するってことですよ。
国防に必要だからと3割増税されても政変しないような状態になるには、北海道か九州を実際に侵略されるくらいのことが必要でしょう・・・
目標は大きいようですが、メルケルに破壊されたドイツ軍の再生が迅速に進んでいるとは聞きませんね。地道に積み重ねが必要なのでは
目標は雄大ですが、どうやってが見えないヨーロッパ仕草ですね。対米自立したいなら、予算や武器の備蓄が必要=ウクライナ支援を優先させる限り無理。
ウクライナを損切りしないと対米自立なんて夢のまた夢ですが、、、、ドイツはウクライナ戦争以降、3年間あるのに、戦争前より即応力低下しているので、メルツの主張を現実と照らすと、アメリカからの自立はウクライナを切らないと無理。それをやる気がないので、即応力は今のままか、さらに低下。
ところが、目標を達成するためには、今より何倍も軍事に力を注ぐ必要がある。どうやって実現するんですかね?
ドイツはアメリカ離れをする必要があると覚悟を決めたのではないでしょうか。
確かに2,3年で完全自立は無理だと分かった上で、10年後までにはEUが主導権を握る必要があると悟ったのが今のあたりで。
経済情勢などいろんなファクターはありますが、もうアメリカ頼りというのは間違っている(た)と認めざるを得ないでしょうから。
トランプは単純にディールだと思います。が、それで解決するならそれこそ政治なんていらんわけで。
今は、トランプやマスクが全能感で好き勝手やってますが、6月くらいには反動でアメリカの方がてんてこ舞いになるのかな、と正直思います。
今、ヨーロッパがバラバラで纏まっていないから、10年後も変わらないと思ったらそれは間違いでしょうし。
ヨーロッパは弱体化させるのが世界全体にとってはいいと思いますけどね。
メルツもネタニヤフを招待しようとしていますし、ヨーロッパ全体がダブスタの虐殺大好き軍団ですから。
アメリカもロクなもんじゃないですが、ヨーロッパは徹底的に叩いて弱体化しないとまた、どこかでヨーロッパのせいで虐殺が起きる。
208議席を獲得したCDU/CSUと120議席のSPDの連立政権発足で決まりでしょうか。87議席を失ったショルツは責任を取ってSPD党首を辞任するのかどうか。しないのであれば、2017年の第4次メルケル政権以降7年半+今後4年内閣に留まることになる。勝利したメルツは過度の環境対策を控え(火力・原子力発電賦活?)、不法移民に制限を加えるべきと考えており、前政権首相のショルツとは対立しそう。まぁ、緑の党が在野に下りハーベックやベアボックがいなくなるので、足枷が取れて保身の為に易々と変節するかもしれませんが。