欧州関連

ロシア軍が使用するイラン製無人機、迎撃コストは攻撃コストを上回る

ロシア軍が使用するイラン製無人機の迎撃コストは攻撃コストよりも高価で、ここに攻撃で被害をうけた損害額と復旧費用を加えるとShahed-136がウクライナに与える損失は甚大だ。

参考:Financial toll on Ukraine of downing drones ‘vastly exceeds Russian costs’

まだカウンタードローンシステムには「絶対的なシステム=効果が検証されたもの」が明確に存在しない

ロシア軍は戦術をインフラ攻撃に変更することでウクライナに大きなダメージを与えており、ゼレンスキー大統領は「1ヶ月間で233機のShahed-136を撃墜した」と発表したが、イラン製無人機のShahed-136は「1発必中」の巡航ミサイルとは設計も運用思想も異なるため「233機も撃墜されたShahed-136は攻撃効果が小さい」という意味ではない。

出典:Twitter経由

Shahed-136は制裁の影響を受けにくい部品(携帯電話や模型飛行の部品など)で簡単に製造することができ、製造コストも2.1万ユーロ(Guardian紙は2万~5万ユーロと主張)以下と非常に安価なため、戦場に大量投入することで敵の負担を増やし防空シールドを突破することを意図的に狙っており、投入されたShahed-136の60%(英諜報機関)~80%(ウNGO組織)がウクライナ軍の戦闘機、地上配備型防空システム、携帯式防空ミサイル、対空機関砲など撃墜されている。

つまり100機のShahed-136を投入すれば「最低でも20機は防空シールドを突破して目標に到達できる」という意味で、これに掛かる費用は200万ユーロ(約2.9億円)~500万ユーロ(約7.3億円)に過ぎず、ロシア軍が使用する短距離弾道ミサイル「イスカンデル(推定300万ドル)」で換算すれば2発分にも満たない。

出典:Ministry of Defense of Russia

ウクライナのNGO組織はここ数週間の攻撃で撃墜されたShahed-136の費用を1,166万ドル(約17億円)~1,790万ドル(約27億円)、これを迎撃するために掛かった費用を2,814万ドル(約42億円)と見積もっており、ここに攻撃で被害をうけた損害額と復旧費用を加えるとShahed-136がウクライナに与える損失は甚大だ。

勿論、即時性や確実性が求められる目標への攻撃にShahed-136は向かないが、固定目標を繰り返し攻撃して最終的に破壊できれば良いといったケースならShahed-136の攻撃は非常に有効で、今後2,000機以上の投入が予告されているためロシア軍がShahed-136を使い果たすのは当分先の話になる。

出典:IMA Media 演習に登場したShahed-136

NATOが「近日中に効果的なカウンタードローンシステムをウクライナに提供する」と発表しているものの何をどれだけ提供するのかは不明で、まだカウンタードローンシステムには「絶対的なシステム=効果が検証されたもの」が明確に存在しないため、ウクライナ軍がShahed-136を効果的に阻止できるようになるかは蓋を開けて見るまで分からない。

まぁ上記の話は「ウクライナのインフラ攻撃をShahed-136に限定した乱暴な仮説」で、実際にはイラン製UCAV「Mohajer-6」やロシア製の巡航ミサイルも使用されているため攻撃コストは最も高価になるはずだが、Shahed-136がインフラ攻撃で効果的なのは間違いないだろう。

出典:U.S. Marine Corps photo by Cpl. Jennessa Davey

航空万能論の読者には釈迦に説法かもしれないが、ジャベリンがロシア軍の機械化部隊に絶大な効果を発揮したのは満足な歩兵の支援を伴わなかったためで、HIMARSがロシア軍の兵站を叩くのに絶大な効果を発揮しているのは航空支援を防空システムが拒否する環境が成立したためで、Shahed-136が効果的なのは即時性や確実性が求められない攻撃に使用されているためだ。

つまり戦場の環境や条件に変化が起これば「効果的な兵器」も別のものに変わる=ジャベリン、HIMARS、Shahed-136が常に絶対的ではなく、異なる攻撃手段をバランスよく準備しておくことの重要性は全く失われいない。

関連記事:ロシア国防省、問題の無人機がイラン製だと出演した番組内で漏らす
関連記事:ロシア、ウクライナへのインフラ攻撃は飢餓をもたらし難民を発生させる

 

※アイキャッチ画像の出典:dalکاخ/CC BY-SA 4.0

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コメント

    • 通りすがり
    • 2022年 10月 21日

    迎撃ミサイルの難点は、技術的なものよりこれよね
    コスト度外視出来るなら遠~近SAM山盛りにすれば大体何とかなる
    レーザーやマイクロ波が望まれる理由

    23
      • 月虹
      • 2022年 10月 21日

      ドローンであれば現状だと費用対効果から見てオトマティック自走対空砲が有効な気もします。
      オトマティックはイタリアのオート・メラーラ社(現在はレオナルドに吸収)が開発した76mmスーパー・ラピッド艦載砲を車両搭載用に捜索レーダーや照準装置を追加してレオパルト1またはOF-40の車体に載せた自走対空砲で最大の売りが機関砲ベースの自走対空砲より優れた破壊力です。

      76mm・62口径の長砲身から発射される砲弾は最大射程16㎞、最大射高6,000mにおよび、近接信管による破片効果により目標を破壊します。発射速度は毎分120発と砲としては飛びぬけた発射速度を持ち、射撃管制装置により5~6発のバースト射撃を行います。自走対空砲としては開発が遅く、その後の地対空ミサイルシステムの普及により日の目を見ませんでしたが光学照準装置と追跡レーダーのみを搭載した廉価版をオート・メラーラはイタリア陸軍向けに提案し続け、ようやくチェンタウロ戦闘偵察車の車体に同システムを積んだ「チェンタウロ・ドラコ」が開発され、配備される見込みです。

      5
      • 匿名
      • 2022年 10月 22日

      攻撃側と防御側を比べたら、攻撃側の方が有利なのです。だから、専守防衛政策など愚の骨頂なのです。
      だったら日本も攻撃政策をとるべきです。外国の軍隊も普通に攻撃政策をとっており、だからといって批判や批難されていません。攻撃政策を行なったからといって日本だけが批難されるいわれはありません。
      さあ、日本も専守防衛政策を捨てて、攻撃も可能な普通の軍隊を保有しましょう。憲法9条を廃止しましょう。

      3
    • ブルーピーコック
    • 2022年 10月 21日

    こうも自爆型無人機の有用性が示されるとイージスアショアは結果的に話が流れて良かったのかも。航空機や弾道ミサイルを探知できても、この手の兵器から逃れられないし、守るにもアイアンドームみたいなのを並べるとなるとコストかかるし。

    12
      • hogehoge
      • 2022年 10月 21日

      いや、正攻法ならShahed136は日本が計画していたイージスアショアに有効ではないですよ。

      攻撃範囲こそ1800-2500kmほどあるのではと言われていますが、
      巡航ミサイルと比べると速度が185km/hと遅く、更により大型なので、海上にて戦闘機の機銃で十分に迎撃可能です。

      ウクライナと日本では地政学的な状況が違いすぎるので、
      これを戦術に組み込むとしたら、民間船舶載せたテロ攻撃のような手法ぐらいかと。

      11
        • 名無し
        • 2022年 10月 21日

        近接防空と広範な防空とでは話が全く違うんでは
        近短SAMの迎撃をすり抜けてる事実があるのにより精度が粗い遠距離レーダーで安定して探知できるとは思えん
        まして探知を避けるため低空飛行してくるものを

        27
        • トーリスガーリン
        • 2022年 10月 21日

        仮にShahed136のような自爆ドローンのみが投入される状況を想定すればそうですが、恐らく自爆ドローンによるインフラ攻撃を実行する状況であれば飽和攻撃を企図して弾道ミサイル、巡航ミサイルと同時に投入されることが考えられます
        また海自部隊などの軍事目標を標的とした敵航空機部隊の投入もあり得るため、自衛隊の戦闘機部隊がその全力を誘導弾迎撃戦に投入できるとは限りません
        自衛隊の防空アセットは西側としてはかなり充実していると思いますが、同時・広域・飽和的に投入される敵の誘導兵器に現状で十分対処可能であると判ずるのは楽観的かと思います
        またイラン製のShahed136と中国製の同種装備が同じ水準であると想定するのも甘いのではないでしょうか?

        29
          • きっど
          • 2022年 10月 21日

          そもそも日本の短SAMは4連装ランチャー2基とレーダー1基で一組なので、1システム辺り8発と即応弾数が少ないのですよね。調達数も決して多くは無いですし、数に頼む飽和攻撃では弾数が足りるとは思えないのですよね……
          その点を考慮してか、新近SAMと新基地防空SAMを携SAMベースで開発する計画が有り、新近SAMは現行近SAMと同じく8連装、新基地防空SAMは16連装になるようですが、まだ開発されてすらいませんので……

          15
      • ミリ飯食べたい
      • 2022年 10月 21日

      数の暴力で押し通し、機能停止に追い込むことができると考えれば、固定の防空サイトに対しては脅威でしょうね。
      海自の人員問題の解決にならないなど色々言われていますが、この半年でドローン戦術の真価・進展をみれば、イージス・アショアを諦めた選択は諦めた理由を褒めることはできないにしても、おっしゃるとおり結果的には良かったのでしょうね。
      仮にあのまま計画を推し進めたとしても、近接防空にコストを割く必要が発生して予算も人員も圧迫したことでしょうし。

      20
        • 戦略眼
        • 2022年 10月 21日

        代わりにイージスアショア艦が出来る。

        5
          • 成層圏
          • 2022年 10月 21日

          イージスシステム搭載艦が完成する頃には、レールガンかレーザー兵器が出来てて、搭載されるのでは?
          あるいはお得意の後日搭載で両方装備するかも(実際はブラフ)

          3
      • 名無し2
      • 2022年 10月 21日

      イランだからこの程度の質と数で済んでいるわけで、中国も当然この戦法を研究しているはずで、西側先進国ではドローン対処のために予算や心理面での圧迫はますます強くなるでしょうね。

      26
      • nachteule
      • 2022年 10月 21日

       最後に管理人さんが良いこと書いているのにそれを無視するような事を書かなくてもね。
       アショアはアショアが出来る事が売りで有って万能な盾として存在する物ではない。変則的な軌道をする飛翔体の迎撃は無理なら将来的なソフトかハードのアップグレードに期待するか別のシステム構築するか。
       対UAVのシステムが超長距離で高空を飛ぶ飛翔体を迎撃できる訳でもないから、それぞれの脅威に対してコスパなどを踏まえてバランスよく防御手段構築するのが必要。

      9
        • ブルーピーコック
        • 2022年 10月 21日

        『移動できないイージスアショア』がShahed-136のような兵器による飽和攻撃に耐えられない、またはコスト的に割りに合わないのではと言ったのであって、イージスアショアが使えないとは言ってませんよ。
        アメリカ軍が日本国内にも配備しているBMD用移動式レーダーAN/TPY-2のような移動式レーダーを自衛隊も購入して、SM-3&PAC3(またはTHAAD)との連携で穴埋めできれば良いんてすが。その頃には移動目標への攻撃が可能なカミカゼドローンが配備されているかもしれませんが。

        7
    • 名無し
    • 2022年 10月 21日

    防空網に関してはイスラエルに聞いてみるのが一番ですね。

    16
    • 黒足袋
    • 2022年 10月 21日

    台湾・西南諸島の防衛にとって貴重な戦訓ですね。
    レールガン、ガンダム世界のメガ粒子砲が実用化される前ならどんな手段が有効なのか、考えておきませんとね。

    2
      • シロナガス
      • 2022年 10月 21日

      隣の大国が採用しそうな飽和攻撃ですね。
      自衛艦隊や対地誘導弾に次々着弾する映像がテレグラムに流れる未来をなんとしてでも防いで欲しいです。

      23
        • 匿名
        • 2022年 10月 21日

        厄介なのはインフラ破壊に使われて防空システムで対処しきれないって点で自艦に突っ込んでくるんだったら近接防御システムに落とされるだけじゃないの

    • ドゥーエ
    • 2022年 10月 21日

    ここの読者にも言われるように「今更無効な戦略爆撃?」と当初訝しまれていたけど、インフラだけを集中的に狙った事例ってあるのだろうか?
    市民に(大々的な)被害が出ない分、復讐心からかえって士気が向上するという副作用を抑えて実行できるような気もするけど、生活の不便が続いたり冬に凍死者が出るようなことがあれば結局は恨みを買うことに・・・

    3
      • ブルーピーコック
      • 2022年 10月 21日

      ベトナムでのラインバッカー作戦ですかね。インフラ破壊だけってわけでもないですが。石油備蓄施設、橋や鉄道操車場、港湾の機雷封鎖などを行っています。
      またアメリカにはブラックアウト(停電)爆弾またはグラファイト爆弾と呼ばれるCBU-94があります。湾岸戦争やイラク戦争、コソボ紛争で使われたこれは炭素繊維の糸というかワイヤーを撒き散らして発電所の機能を麻痺させる爆弾で、送電を阻害します。どの戦争でも7〜8割の電力に影響があったとされています。
      ただし、破壊するわけではないので炭素繊維を除去すれば送電可能になりますが、時間を要するため復旧までの時間は各種機能が麻痺することになります。今回の戦争でロシアは使ってないのは、持っていないのか、届ける手段が無いのか、壊した方が有益とみなしたのかは分かりませんけども。

      7
        • ホテルラウンジ
        • 2022年 10月 21日

        色々な兵器があるんですね。
        確かに当然米軍と同じようなものを持っている筈のロシアがそれを使っていない理由が不思議ですね。

        3
        • ドゥーエ
        • 2022年 10月 22日

        なるほど勉強になります。確かに本家一押しの都市空襲「だけ」は効果がなかったけど、日本への航路封鎖なんかは効果絶大でしたね。

    • 美濃尾張
    • 2022年 10月 21日

    ファランクスを使うC-RAMなんかもあったけど、効果はどうなんだろう

    有望視されてるレーザー兵器はまだ開発中だし、できたとしてもドローンの大群にどれだけ有効か

    策源地を攻撃されないからって、オークどもいい気になってるな?

    4
    • おそロシア
    • 2022年 10月 21日

    ウクライナが停電してうっくらいな

    まだまだロシアは核を使う気がなくて
    通常戦力だけで戦う気みたいで一安心

    にしてもロシアはいまさらアメリカが何時もやってる大規模な無差別
    攻撃をするなんて特別軍事作戦という建前を本気で守ろうとしてたみたいだね、それを辞めたということはようやく戦争をする覚悟を決め
    たのかな

    7
    • 2022年 10月 21日

    mig戦闘機でShahed-136を何機も撃墜してるから、WW2レベルの古いタイプの戦闘機をベースにしたドローンを万単位で量産して配備したらどうか。
    操縦も今の戦闘機ほど難しく無く、速成パイロットでも役に立つ気がする。
    ただ、それが可能ならa-10あたりは既に供与されているかも。

    ハマスロケットのようなやつだと対処できないが。。

    1
      • 名無し2
      • 2022年 10月 21日

      爆撃ドローンの迎撃用に小口径機銃を搭載し速度と運動性を持たせた安価な戦闘ドローンが出現し、それらから爆撃ドローン編隊を護衛し随伴するため航続距離が長い大型ドローンが出現。旋回銃塔とか落下増槽なんかも装備するわけです。

      5
        • 7.7mm4連装
        • 2022年 10月 22日

        今こそ無人化デファイアント

    • 無能
    • 2022年 10月 21日

    結局のところ皆にとって必要なモノなんだから皆でお金や技術出しあって作っていくしかないだろ
    言い方は悪いけど、せっかくロシアとウクライナが開発環境用意してくれたんだし、実戦テストなんてまたとないチャンスよ?

    10
    • タカ
    • 2022年 10月 21日

     超低コストドローンは、相手にコスト負けを強いるという点で邪道なようでいて、戦争の王道を行く兵器だと思う。
     あくまで今の所は…。
     カウンタードローン兵器の開発が急がれますが、やはりドローンを探知する部分がネックになっているんだろうか?
     撃墜するだけなら、こちらのサイトで以前紹介されていた、いくつかの兵器が有効だと思うのですが、イスラエル製が多かったような…。
     アメリカが音頭を取って、早く実用化してくれないだろうか。

    4
    • さめ
    • 2022年 10月 21日

    日本としては防衛装備庁で研究してたマイクロ波照射装置へ期待するしかないな
    砲弾やミサイルによる迎撃はコストや外れだまの懸念が高すぎる

    8
    • s
    • 2022年 10月 21日

    ロシアが何をもって、イランの無人機の支払いにするのか・・・・恐らく核弾頭だろうね!
     イランに整備する技術があるのか・・・・イスラエルは、阻止できるのだろうか?

    7
    • 7c
    • 2022年 10月 21日

    でもさ。
    ウクライナって今装備をごっそり提供受けてるのであって、迎撃コスト掛かって(人件費・諸雑費は除く)ないよね?
    NATO側はロシアの力を削ぐための支援だから今更コスト云々ではないでしょ?

    イランはロシアへは売却してるから、ロシアはコストが掛かってる。

    ところでHIMARSと比べて、母機の移動展開は早いのかな?

      • 2022年 10月 21日

      日本は中国に備えるため一切装備提供はできないって言うけど、他国には容赦ないね。

      2000機分を迎撃するためAIM-120を出せって無理筋だろ

      1
    • 無印
    • 2022年 10月 21日

    ちょうどフランスが、レーザーでドローンを打ち落とすってニュースがありましたが、どこが開発したか日本のメディアはメーカーの名前を言わないんですね

    2
      • フラット
      • 2022年 10月 21日

      そりゃ世間の99%の人間からしたらどうでもいい情報ですからね。「ふーん」で終わる。需要がないから報道されない

      19
    • ななし
    • 2022年 10月 21日

    兼業だと本業が差し障るからドローン用のレーダーシステムを立ち上げて、軽機関銃やら炸薬量1㎏くらいで最高速度400㎞/hくらい出せる200万以下の迎撃用自爆ドローンと連動させて。とか。
    目視しにくい夜中着弾が増えてきてるから、確実に補足してMANPADSで出血覚悟で落としていかないと。インフラ壊されるよりもマシか…。

    • トクメイキボウ=サン
    • 2022年 10月 21日

    迎撃コストが高くつくと言っても迎撃しない訳にはいかないしなぁ
    SMASHなりアイアンビームなりそれぞれの迎撃装置を複合的に使用して迎撃アルゴリズムの書き換えに必死こき続けるしかないんだろうな

    4
    • にゃにゃし
    • 2022年 10月 21日

    存外、阻害気球的なものが効果的だったりとか?

    11
      • 戦略眼
      • 2022年 10月 21日

      霞網という手もある。

      10
      • あばばばば
      • 2022年 10月 21日

      今はヘリウムが貴重だから……
      水素で上げればヒンデンブルグ号待ったなしだし
      空気をバーナーで温める方式も、ガスが落ちてきたら危険だし、電気式はそんな余裕ないだろうし

      3
    • 黒丸
    • 2022年 10月 21日

    ウクライナのAn-3に重機関銃と暗視装置積んで、
    ドローンよりも高い高度から重要施設の周囲を哨戒飛行させるぐらいしか
    即時に使える安価な手段を思いつかない。

    1
    • むむ
    • 2022年 10月 21日

    スーパーツカノのような軽攻撃機で迎撃にあたるのはどうだろうか?

    2
    • daishi
    • 2022年 10月 21日

    ソ連時代お得意の飽和攻撃は目標と道具を変えれば今も有効と考えられる事例ですね。
    空母など防御システムの厚い高付加価値目標ではなく、地上の民間固定インフラを狙う方法はジュネーブ条約からするとクロに近いグレーなラインですが、WW2時代の無差別戦略爆撃の現代版に見受けられました

    5
    • 58式素人
    • 2022年 10月 21日

    冗談みたいなことを言いますが。Shahed136であるならば。
    前線から少し下がった所に警戒ラインを敷いて、
    対空監視を行い、UAVや巡航ミサイルを監視したらどうでしょうか。
    対空監視員は速成教育したパートタイマーで良いと思います。
    あと、初等練習機に機銃を据えて、UAVを攻撃しては。
    搭乗員は、それこそ初等課程を修了しただけの人で良いと思います。高齢者も可。
    機銃で打つのもよし、翼で引っ掛けるのもよしです。
    天候については、記事を見たことはありませんが、UAVはおそらく荒天に弱いでしょうから、

      • show the flag
      • 2022年 10月 21日

      まさにそれをしているとの報道を見かけました
      想定航路上にMANPADSを装備した少人数のチームで監視にあたっているようで、その他スマートフォンの通報アプリの併用など手をこまねいているという訳でもないのでしょう。
      ただ、Shahed-136は慣性+GPS併用の誘導方式らしく外見からすると光学誘導を備えていないように思われるところ、昼間の攻撃映像が捉えられていることに疑問があります。
      威嚇効果を高めるための日中のご挨拶ならともかく低観測性を生かすなら専ら夜間攻撃となりそうに思えます。
      目視を要する可能性を考えると中間誘導にビーコンを展開しているか、終末誘導に工作員がレーザー照射でもしているのでしょうか。

      7
    • りんりん
    • 2022年 10月 21日

    一番良い対抗策は、同様の攻撃を敵に仕掛けることだと思います。
    同じコストを敵も負担しなければなりません。
    つまり、イーブンになります。

    17
    •  
    • 2022年 10月 21日

    鹵獲して、ロシア・イランの反体制派に渡そうぜ。

    5
    • エア
    • 2022年 10月 21日

    イランの製造能力でこれだけ苦労するのだから
    中国が本気でこの戦術使ったら恐ろしい

    17
    • ぽち
    • 2022年 10月 21日

    アメリカは
    「イラン人はロシアにドローンを提供し、クリミアで操作法も教えている」と断定
    タバコの不始末・・・期待してます

    黒海上空でロシアがイギリス機に発砲って。。。ミスとはいえ、ありうるのか?
    米英共に参戦してくれないかな

    6
    • 名無志野
    • 2022年 10月 21日

    蛇口が閉められないのとウクライナに不利な非対称的戦争ルールが辛いですね…
    イランのUAV製造工場で謎の火災が起きて欲しいです

    8
    • けい2020
    • 2022年 10月 21日

    根本的にはShahed-136の飽和攻撃が脅威なのは、
    供給拠点のロシア国内などを攻撃できないことでしょう

    報復とドローン供給妨害で同じように、ロシア国内に無差別攻撃出来れば有効な反撃になるでしょう

    戦争は攻撃主導権を握れなければ、どうやっても被害ばかりうけるという見本だと思います

    9
    • cow2
    • 2022年 10月 21日

    ミサイルも対空防御もピンきりで今の日本に必要なのは長距離弾道
    ミサイル対策の兵器でしょう
    今のウクライナ軍は実質NATO軍だからロシアも本気になるだろう
    バイデンが中間選挙で負ければウクライナ支援も削減だろうし
    欧州もエネルギー危機で戦争どころではないからでいずれ停戦だろう

    1
    • ゆう
    • 2022年 10月 22日

    ドローンは「迎撃コストは攻撃コストを上回る」はちょっとおかしいと思う。
    現在、ウクライナでこれが問題となっているのは「ロシアが非軍事施設・インフラへの攻撃」という、やってはいけないことをしているから。このような「非武装・薄く・広く」が対象物の場合、車爆弾など、他の手段も有効だろう。
    また、ウクライナは、ロシアへの「非軍事施設・インフラへの攻撃」そのものができない。
    だから、ロシアが自爆ドローンをその施設の攻撃に大量に使える。
    もし、ウクライナがロシアの「非軍事施設・インフラへの攻撃」が可能となると、迎撃コストは劇的に下がる。
    「やったら同等の手段でやり返される」となり、自爆ドローンでのその施設への攻撃に躊躇するから。
    同等の「自爆ドローンの保持」のコストですむ。

    2
      • L
      • 2022年 10月 22日

      民主主義国家の弱点を突いた兵器だなぁ

      1
    • 通りすがり
    • 2022年 10月 22日

    ジェットエンジン式ラジコンが時速300km出せるらしいし、形状工夫すれば700kmでるので、それベースに自立飛行で(破片で墜落しないように)目先
    に回り込み、近接信管のグレネードランチャーで落とすのがいいんじゃないかな
    現在の迎撃コストが高いのは高速で飛んでいって当てる誘導装置を使い捨てにしているからだろうし
    なんなら、線状に切り裂く成形炸薬棒を牽引して当てるなら確実性と低コスト化、多弾頭搭載が可能じゃないか

    1
    • 似非市民
    • 2022年 10月 22日

     戦は数やで、兄貴‼︎理論からすると、V1飛行爆弾の発展型みたいな安っすい無人ドローンをひたすら撃ちまくるのも最善手の一つかもしれん。
     
     せやけど、無人兵器の将来は、スタニスワフ・レムはんの『砂漠の惑星』っちゅうSF小説に繋がってるんかもしれんなあ。

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