英国は「F-35Bを138機調達する」と約束してるものの、未発注の残り90機を調達できるか非常に怪しくなっており、保守党のジェクティ議員は「2030年代半ばにF-35Bの生産ラインが閉鎖される可能性がある」「公式調達計画に定められた138機を確保できたら非常に驚く」と警告した。
参考:F-35 Aircraft: Procurement Show full question Question for Ministry of Defence
参考:UK F-35 deliveries to pause until the early 2030s
もし英国が約束していたF-35Bの発注数を削減すれば、それだけ生産ラインの閉鎖が早まる
英国はF-35プログラムのTier1パートナーとして「F-35Bを138機調達する」と約束してるものの、これは「138機の調達契約を正式に締結した」という意味ではなく「政治的なコミットメント」に過ぎず、F-35Bの調達契約は第一段階=Tranche1の48機のみで、2026年3月に48機目を受領したことを受けて「Tranche1での48機(TR2構成機34機+TR3構成機13機)調達が完了した」と公式に発表した。

出典:Royal Air Force
2025年6月に発表した国防戦略の見直し結果の中で「政府はF-35調達を継続すべき」「より多くのF-35を購入すべき」「F-35BとF-35A(NATO核任務ミッションへの参加用として12機調達)の組み合わせでも良い」と一定の方向性を示し、2026年6月30日に発表した国防投資計画の中で「英国のF-35次期調達分27機には追加のF-35BとともにNATO核任務向けのF-35Aが12機含まれる」「F-35関連費用の4年分として22億ポンドを拠出する」と明記したが、約束されたF-35Bの138機調達に向けた「残り90機」については詳細を有耶無耶にしている。
英国のルーク・ポラード国防即応・産業担当相は7月9日「6月30日に発表された国防投資計画第28項を参照し、F-35Aを何機購入する予定なのか、その決定はいつまでに行われるのか」という質問に「F-35Aは12機発注する予定で、具体的な納入スケジュールはF-35プログラムオフィス(Joint Program Office)との協議によって決定される。英国は2030年代初頭から次期F-35の納入開始を目指している」と回答し、英国のNavy Lookoutは11日「これまでの公式見解とは裏腹に、F-35の発注が停滞していることは明白だ」と指摘。
The MOD is also concerned about the F-35B production line closing in the mid-2030s. I would be very surprised if we ever achieve the 138 currently in the programme of record.
— Ben Obese-Jecty MP (@BenObeseJecty) July 11, 2026
“英国は現在保有する47機に加え、今後数年間は追加の機体を受領する予定はない。国防省は新たな機体の納入について「2030年代初頭になることを望んでいる」と述べている。この追加分にはF-35A×12機、F-35B×15機が含まれる見込みだが、これもJPOとの交渉次第である”
Navy Lookoutの指摘についてポラード国防即応・産業担当相に質問したベン・オビース=ジェクティ下院議員が「国防省は2030年代半ばにF-35Bの生産ラインが閉鎖されることに懸念を抱いている」「現在の公式調達計画に定められた138機を最終的に確保できたら非常に驚く」と述べ、もう英国は「F-35Bを138機調達する」という約束を守れそうにない。
The Government now confirm that they “hope” the next tranche of 27 F-35s will arrive in the “early 2030s”.
With fears that the production line for the B will close in the mid 2030s, how does this Government hope to complete the order for the remaining 90?https://t.co/WjBq9vAFF7
— Ben Obese-Jecty MP (@BenObeseJecty) July 10, 2026
GCAPはF-35Bではなくタイフーンの後継機であり、非常に高価になると予想されるGCAPで調達数が削減されそうなF-35Bをカバーするのは現実的ではなく、F-35Bの調達数削減はそのまま有人戦闘機戦力の縮小に繋がる可能性が高い上、米海兵隊もF-35Bの調達数を353機から280機に削減し、2026年までに受領するF-35Bも205機に達するため、米海兵隊、英国、イタリア、日本が今後の予定発注数を維持した場合の生産規模は220機程度しかない。
F-35Bは年20機~30機程度生産されているため、220機程度の予定発注数では10年以内に「F-35Bの生産ライン閉鎖」が現実化し、もし英国が約束していたF-35Bの発注数を削減すれば「それだけ生産ラインの閉鎖が早まる」という意味で、ジェクティ下院議員が「2030年代半ばにF-35Bの生産ライン(恐らくF-35B専用の機体、リフトファン、エンジンの生産)が閉鎖されるかもしれない」「2030年初頭までに15機という調達ペースで約束した138機を確保できたら非常に驚く」と言及したのもそのためだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:Royal Air Force





















軽空母で飛ばせる固定翼機はもうF-35Bしかないもんな
でも英国に新しく買う経済力があるかというと、、、
その前に、おおすみ型及びうらが型代艦の強襲揚陸艦用のF-35Bが、確保できなくなってしまう。
中国空母に対抗するために、5隻×20機は確保すべきだろう。
中国空母の増勢に対向する為に、これくらいは準備しておく必要がある。
なんで対中目的でそんな事をする必要があるのか全く分からない、どう考えても身の丈以上の戦力で整備して維持するだけで日本の国力を食い潰す。日本が出来るのは中国空母に正面切って対抗するのでは無く、潜水艦なりUUV/UAVなりミサイルなりで非対称戦略で戦うべき話。ガチで対抗するなら米国レベル位やる覚悟は必要だが現実的では無い。
今ですらたかが対潜ヘリすらまともに数が揃えられないのにF-35Bを増やすとか妄想以外の何物でも無いでしょう。機体を揃えたとしてもパイロットがどこから沸いてくるんですかね。F-15のPre-MSIP分をスライドさせるにしたってGCAPのパイロットが足りなくなる。対中国で何かしたいなら海自であっても有人機+ロイヤルウィングマン位にしとかないと後が続かないでしょう。
うらが型後継を固定翼機運用能力を付与した多目的艦にするのは大型化で高級志向にならざるをえないのでコスパ的に良いとは思わないし、今なら新型FFMベースにした拡大型の亜種を作るべきだと思う。
固定翼機運用能力艦を増やすなら護衛の為に米国並のイージス艦の整備も必要だと思うし単に空母プラットフォームを増やせば良いだけにはならない。あくまで最低ラインで広い甲板を持つ護衛艦を除く護衛艦のESSM運用能力付与するとか、最低64セル搭載した最新あきづき型バージョン作る。理想はイージスを現行の2倍以上にするかセル数が多い13DDXで護衛するとかするとかしないと重厚長大な高付加価値な艦を守る事なんて出来ないでしょう。
対中国を念頭にするとしても日本海軍の復活なんて全然現実的じゃ無い。昔より高価値の艦への攻撃方法が多様化しているのに自分自身すら守るのが怪しい艦が多い自衛隊が背伸びしてどうするんですかね。沈められたら終わりなんですよ?
F-35Bの導入国が、アメリカを除くとGCAP開発国なのは偶然かな?
ステルス音速VTOL機と言う唯一無二の機体だけど、X-BATみたいなVTOL無人戦闘機が今後台頭してくる事も考えたら、
ハリアーほど普及も長生きもしなさそうだなぁ
日本としてはアンドゥリルのバラクーダの、B型のウエポンベイに入るタイプを使えるようにして欲しいよ、ステルス性を維持したまま対艦攻撃が出来る
JSMはB型のウエポンベイには入らないし
そりゃ大金出せる国かつ軽空母を運用している国だと限られてきますし
しかしQEIIはでかい軽空母ですね…
クイーン・エリザベス級は建造中、F-35Bがダメになる可能性を考えて、カタパルトとアングルドデッキの追加が出来るよう余裕持ってますからね
…今ではこの余裕は宝の持ち腐れ感がありますが
日本の場合はファミリー化させた長距離ミサイルをウェポンベイに入れるのでは無く、ウェポンラックに付けてレーダーレンジに入る前に投入する、LRASM式に舵を切ってる感じなのでそこまでウェポンベイに収まるのはこだわらないですかね。
小型で作ったF-35に夢を詰め込み過ぎて、逆に開発が制限される本末転倒の事態を起こしてますし。
洋上航空を重視して、航続距離をのある大型機を欲しているからではないでしょうか。
でもGCAPを必死に開発する気も無し
とにかく一番都合が良いのが”アメリカにただ乗り”
チャールズ国王もトランプ接待に大奮闘
どうなのでしょうね。
英海軍は、今後CTOL機の運用を行わない、と言ったそうだけれど、
本気かな?。お金がないだけなのでは?。
やろうと思えば、例えば、JAS39グリペンの海軍型を作って貰えば、
大きいフネは持っているのだし、割と簡単にできるのでは?。
金欠は困ったことですね。かつての英国を見てみると、
例えば、ブリストル(現RR)ペガサスエンジンは、後継機のBS.100
計画があり、これはコアのオルヒュースを更新する物であったとか。
BS.100を使ったホーカー・シドレーP.1154という超音速VTOL機の
計画もあったとか。金欠で止めて、ブリティッシュファントムになった、
とどこかで読んだ覚えがあります。
いくらロシア危機て言われても
西へ行くほど危機感無いよな
英国とスペインは言わずもがな
アイルランドとか国防費はGDP比1%でしょ
F-35B需要はまだあると思うんですけどね。スペインだってトランプ以降に方針転換するかもしれませんし、インドネシアも将来的に空母導入を視野に入れてます。日本もおおすみ型の後継艦の内容によっては追加導入もあるかもしれません。
替えが効かない特殊な機体ですからね。潜在的需要はまだまだあると思いますから生産ラインはそう簡単に閉じないんじゃないですかね。
とはいうものの、カネ出す側の視点では、換えが効かない、しかも政治的に使い勝手の悪い、特殊な機体に依存して、高価で寿命も長い空母を作ってしまうほうが、よっぽどリスクなので。。。
F-35Cはアメリカ海軍(一部海兵隊)専用で400機程度、F-35Bが米海兵隊(270機)・イギリス空海軍(48機)・イタリア空海軍(40機)、シンガポール空軍(12機)、航空自衛隊(42機)でイギリスの追加発注がなければC型と同程度の生産機数しか見込めていないのは想定外ですね。
本来なら軽空母との組み合わせでC型より増えるかと思っていただけに、COVID-19や政治・紛争・それに伴う物流の問題が受注にも影響を及ぼしているのかもしれません。
F-35のソフトウェアはA/B/C型とも同じものを使うためソフトウェアの観点ではアップグレードが継続しても、B/C型が両方とも2030年代に生産終了となるとB/C型専用の保守パーツ供給やアップグレードも不安要素となります。
少なくともブロック4へのアップグレードは不可欠でそこまではレーダー、エンジン、冷却機構、ミッションシステムなどがB/C型にも供給されるとは思いますが、それ以降が未知数の状況では発注が増えにくいかもしれません。
STOVL機って需要は確実にあるんですがいかんせんその需要量が小さいんですよね。
ハリアーも世代ごとに分けると約400機ずつしか生産されていないので。
米国の今の状況を見ると、2030年代半ばにF-35Bを、現在注文分全て生産出来るとは思えない。
金があっても納品されなきゃ意味が無い。