ポーランドのDefence24は「ナゴルノ・カラバフ紛争の結果を受け止めてポーランド軍は改革を行わなければならない」という非常に興味深い主張を発表した。
参考:Dlaczego konflikt w Górskim Karabachu powinien zmienić Wojsko Polskie?
ナゴルノ・カラバフ紛争で何が起こったのかを理解していないポーランド軍はロシア軍はおろかアゼルバイジャン軍にすら敗北するだろう
ポーランドはロシアやベラルーシの脅威に対抗するためM1A2/SEPv3やパトリオットシステムと言った高価な装備調達プログラムに加え、ナゴルノ・カラバフ紛争で能力を証明したトルコ製UCAVのバイラクタルTB2を購入するなど矢継ぎ早に防衛装備品の近代化を進めているが、このようなアプローチについてディフェンスメディアのDefence24は「ナゴルノ・カラバフ紛争で何が起こったのかをポーランド軍は理解していない証拠で、頭を砂に埋めてトラブルが過ぎ去ることを期待=自分だけは大丈夫だと考えるダチョウの行動によく似ている(実際にダチョウは頭を砂に埋めない=ことわざ的な意味)」と主張している。
本当にDefence24の主張は非常に興味深く全てを紹介したい位なのだが、非常に長い(3万文字オーバー)ので要所だけに絞ってまとめると以下の通りになる。
ナゴルノ・カラバフ紛争でアゼルバイジャン軍の勝利に一役買ったのは間違いなくトルコ製やイスラエル製の無人機の存在で、ポーランドはバイラクタルTB2を24機調達する契約を結ぶなどナゴルノ・カラバフ紛争で証明された「新たな戦術」の取り込みが進んでいるように見えるが、なぜアルメニア軍が無人機に圧倒され負けたのかという重要な要素を見落としている。
アルメニア軍が当時保有していた推定30機程度のUAV/UCAV戦力はアゼルバイジャン軍(推定300機以上)ものと比較すると非常にささやかだが、アルメニア軍が保有していた近代的な防空システム群(S-300PM、Osa-AK、Buk-M2、ZSU-23-4、固定の対空火器など)は質的にも量的にもポーランド軍を上回っており、ナゴルノ・カラバフ地域に張り巡らされた対空火器の配備密度は北朝鮮レベルに達していた。
さらにアルメニア軍は無人機との交戦経験をもつロシアのアドバイスに従いUAV/UCAVの通信に干渉できるアンチドローンシステム(Repellent-1など)を調達するなど着々と防御を固めていたため「アゼルバイジャン軍の無人機を使用した攻撃から地上部隊や陣地を十分保護できる」と考えていたが、これがあっさりと崩壊してしまったのは何故なのか?=つまり「ナゴルノ・カラバフ紛争で何が起こったのか?」という問いの真意は「無人機に対して防空システムがなぜ無力だったのか?」という部分を指摘しているのだ。
残念ながら開戦時ロシアが提供した電子妨害技術はトルコやイスラエルが講じた妨害対策の前に無力だったためアンチドローンシステムは上手く機能しなかったが、自慢の防空システムは「有人機よりも小型でレーダー反射断面積が小さいUAV/UCAVを殆ど検出することが出来なかった」とDefence24は指摘しており、シリアやリビアで収集された非常に興味深いデータを提示している。
最も新しいロシア製の近距離防空システム「パーンツィリ」のレーダーは有人機を20km以上の遠方で検出することが可能でも、TB2のような小型機になるとレーダー反射断面積の値が小さいため検出範囲は7km前後まで減少、トルコはパーンツィリを倒すため電子戦装置を搭載した無人機とセットでTB2を運用したためパーンツィリのレーダーは干渉を受けて検出範囲が4km前後まで狭くなり、TB2は堂々とパーンツィリに精密誘導兵器を叩き込むことに成功したらしい。
無人機を使用した戦術は日進月歩で進化しており、1基の防空システムを潰すのにシリア内戦でトルコは平均5機の無人機を失っていたが、リビア内戦では戦術が見直された結果2.8機まで損失を抑えることに成功、さらに戦術が洗練したナゴルノ・カラバフ紛争では1機の無人機を損失するまでに2.25基の防空システムを破壊できたとDefence24は推定している。
要するに「ナゴルノ・カラバフ紛争で何が起こったのか?」という問いの答えは「無人機検出に対応したセンサーの欠如がアルメニア軍の戦術的な敗北を招いた」で、この教訓を無視してM1A2/SEPv3やパトリオットシステムといった装備を導入しても「ロシア軍はおろかアゼルバイジャン軍にすら敗北するだろう」とDefence24は指摘しており、UAV/UCAVやドーロンによる攻撃から身を守るため「無人機検出に対応したセンサーに統合された近接防空システム」の導入プログラムが現在のポーランド軍に欠けていると言いたいのだろう。
因みに既存のレーダーが無人機の検出に向いていないという部分は海外の軍事アナリストやディフェンスメディアも散々指摘している部分で、これはレーダー反射断面積の値が小さいという以外に飛行高度が低く飛行速度も遅いため「仮に検出できてもシステムのアルゴリズムがUAV/UCAV/ドローンなのか自然界に存在する飛行物体なのか正確に識別できない」と言われている。
無人機検出に対応したセンサーとはRCS値が0.01㎡未満の目標でも安定して検出(現時点の検出距離は6km~8km程度)でき、これを識別できるアルゴリズムを備えているシステムのことを指しており、米国、イスラエル、カナダ、トルコ、韓国などの企業が開発に成功して一部の製品は既に海外市場へ供給されているが、無人機検出に対応したセンサーと統合された近接防空システム(米IM-SHORAD、独Spexer2000/3Dを統合したRWS搭載のボクサー装輪装甲車、仏ドローン検出システムとRWSを統合したVAB装輪式装甲車など)は幾つかあるものの現時点で海外市場には供給されていない。
関連記事:ドイツ軍によるナゴルノ・カラバフ紛争の分析結果、アゼルバイジャン軍と戦っても勝ち目がない
※アイキャッチ画像の出典:Leszek Chemperek / CC BY 3.0 pl
無人機の跳梁を防いだ上で、機甲部隊が必要になるのだが。
ポーランドは、トルコからドローン等を買ってなかったかな。
ドローンを導入する事と対ドローン対策は別物では?
ドローン対策ができていないと機甲部隊だって役に立たないと思いますよ?
トルコは対ドローンシステムも開発しているから、ポーランドも導入するでしょう。
だから闇雲に買い漁っても意味がなくて、戦訓を正しく取り入れてそれに対応できるように軍を改革しないと何も意味ないぞ
っていう話なんじゃ?
自衛隊はどうするんだろうか。
対無人機防空システムについて何ら公表されていないようだけど、来る紛争に準備が間に合うのかな。
真面目に解説してるとこもあるよ
どうせマトモに見る気も無いだろうし迷惑掛かりそうだから挙げないけど
>どうせマトモに見る気も無いだろうし迷惑掛かりそうだから
だったら、ここに投稿しなけりゃいいのに。
自己顕示欲を満たすだけの投稿は、無意味だよ。
「何ら公表されていない」の時点で真面目に話す気ないのが丸わかりなんですよね
まず本格導入して各部隊で実際に運用して戦術を練り上げる所から始めないと対策の立てようがないと思う
洋上の母艦を潰せばいいだけなんで、慌てる必要はないでしょ
それより無人偵察機の巡回を増やした方がいい
輸送機から大量にカミカゼドローンを飛ばすなんて技術もあるようだし、洋上に母艦があるとは限らないよ。
ならその母機を落とせばいいだけ
カミカゼドローンが飛び立った後かもしれないぞ
民間機なのか日本への攻撃意図を持った軍用機なのかの判定も難しそうだし、北朝鮮領空でUAVをリリースされたりしたら自衛隊が攻撃できるのかetc.克服する課題は沢山あるよ。
敵基地攻撃能力の獲得だって現政権はまともに検討しない雰囲気だし。
すでに国内に浸透した部隊による攻撃の可能性を忘れるなよ。
支援のない小部隊がそこまでの装備を持ち込めるの?
小型ドローンなんか「一般市民」が普通に「輸入」出来るだろ。兵装もなんなら「ペイロードギリギリまで拡大したタンクに満タンの燃料」で済ませれば国内で普通に買える。
登録制にしようがどうしようが、いざという時に国内のC国人や元C国人が、今の身分や職を捨てる気になれば何の枷にもならない(そうでなくても日中で紛争になればとっとと仕事捨てて国に帰るC国人なんて珍しくもないんだし)。
そういうのは非正規戦じゃなくてただの戦争犯罪なんですがそれは……
戦争犯罪って戦争に勝った側しか追及出来ないし、台湾侵攻では工作員による撹乱が計画されているんだから、日本にもやるでしょう。
えぇ!?
アフガンでドイツやアメリカがやらかした戦争犯罪が一切裁かれてないですって!?!?
西側諸国は論理的に基準があって自国の軍を裁く仕組みあるけど、中国は超限戦とかいってありとあらゆる事を利用することを推奨する側なんだから裁くわけないじゃん
極左対策は自衛隊の仕事じゃないですよw
そもそもクソうるさいトイドローンなんぞより左翼の作ってた迫撃砲の方が何倍も役に立つやろ
まあ百歩譲ってその可能性を考えるとして、だったら日本もやり返したら良いだけの話ですよね
なんで日本だけやらない前提で、なんで中国だけ問答無用で銃殺されても文句言えない特攻をやらかす前提なのかだけ聞きたいかな
まぁそのための陸自ですし(&公安?)
というか洋上母艦といっても中国海軍の正規空母と平甲板のアメリカ級レベルの強襲揚陸艦8隻で数で局所を集中攻撃されたら間違いなく対応しきれず橋頭堡作られてしまうと思うけど
中国が日本だけに向けてそんな大軍を一度に投入できるの?
というより日本は中国軍の外海への蓋と言われているけど、逆に言えば中国からしたら外海に出るために侵攻するとすれば否応無しに中国海軍のほぼ全戦力が台湾か日本に集中することになってしまうんよ
正規空母はアメリカけん制に出されるとしても、揚陸艇は台湾か日本ぐらいにしか使い道がないし
いやいや、南シナ海やインド洋その他はどうするのさ
例の人工島は見捨てるわけ?
むしろそっちに自衛隊や在日米軍がそっちに戦力割いたらさらに侵攻しやすくなるから中国にとって望んだり叶ったりかと
命が安い中国にとって、例の人工島一つと引き換えに台湾、沖縄、九州のどれか一つでも手に入るのならメリットのほうがはるかに大きいし
それが可能なら日本の全戦闘機300機も局所を集中攻撃できますな。
中国空軍の基地と航空機の多さから言って、日本の全戦闘機を局所集中攻撃に使ったら他の場所が爆撃され放題になるよ
その逆も真なりって話では?
中国をほとんど包囲するようにアメリカ軍の基地が点在してるわけで、日台向けに集中させたら背後から撃たれ放題になっちゃうよ
インドやロシアとだって盤石ってわけでもなし
中国の背後にも海があったら日本は中国海軍の蓋なんて言われていないよ
中国軍は陸のほうが戦力充実している上、アメリカ軍基地は中国を包囲できるほど数も戦力も多くないのですが……
反撃の戦力がある時点で一点集中できてないですね
そのコメントは何に対して何の反論したんですか?
中国が海軍のほぼ全てを日本か台湾に侵攻させたとしても中国本土に残っている戦力のほうが多いから、全くもって中国が撃たれ放題になることなんて無い、ってことなんだけど
むしろ返り討ちにあってもおかしくないぐらい
インドが背後から中国を攻撃することに協力するかは疑問。
印中とも決定的対立は避けたいし、クアッドは軍事同盟として機能していない。
ロシアはむしろ中国を間接的に支援しそう(ウクライナで騒ぎを起こす等)。
インドやロシアは軍事同盟の側面もある上海協力機構のメンバーなので、両国の中立化を確認してから中国は台湾や日本に軍を指向すると思います。
協力なんて不要でしょ
というより、インドはインドでパキスタンがいるから95割動かないし動けない
だとしても、軍事的脅威があればある程度は張り付けざるを得ない
だから一極集中なんて馬鹿げたことは最初から起きない
基地の運用能力の限界だってあるし、そういった文脈を全て無視した暴論だよってだけの話
ロシア・・・「お、北海道が、がら空きじゃん、チャーンス!」
北朝鮮・・・「お、日本海側が、がら空きじゃん、チャーンス!」
韓国 ・・・「お。九州が、がら空きじゃん、チャーンス!」
九州は普通に中国空軍の盈虚を受けるのでは?
つーか北海道、日本海側、九州ががら空きってどこで一極運用するのよって疑問が
自己レス
小難しい「盈虚」なんて言葉書いてるけど「えいきょう→えいきょ」の打ち込みミスです
横からだが「九州」のせいで話がボヤけてるね。
「対馬」にすればしっくりくるかと。
> 韓国 ・・・「お、対馬がガラ空きじゃん、チャーンス!」
当然国内戦力の集中先は沖縄・九州。
言っとくけど上の方の「中国の戦力集中」に対して「日本も戦力を集中できる」というレスに対する「解釈」であって、個人的には必要性も有効性も妥当性も感じてないからね。反論は上の方のレスに直接どうぞ。
正直、韓国をいれたのは蛇足かなって思う
そもそも中国軍相手に橋頭保を作らせない想定なんて自衛隊してないんじゃない?
どこに攻めてくるのかはわからないし、上陸されるの想定内でしょ。
いや、もともと上陸させないために自衛隊は空海に力を入れていたのですがそれは
それが近年一気に自衛隊はおろか在日米軍さえ上回りかねないほど中国の軍事力が上がったから大騒ぎになっているわけで
出来るだけ上陸させないように自衛隊が考えているのはそうでしょうけど、相手が攻めてくる場合って当然勝算があるからするわけで実際に攻めてきたら上陸はされるでしょう。だから自衛隊は上陸された場合の想定は当然してると思いますという意味です。
自衛隊は米軍がくるまでの時間稼ぎが任務ですから、米軍が本気出せば何とかなるだったのが中国ヤバタニエンになったというのはわかります。
陸自は冷戦時代からずーっと、「最初の着上陸を防ぐのは無理なので、持久して米軍の支援を待つ」が基本戦略なんだが。
水際防御なんて一撃講和論並みの絵空事だわ。
何らかの対策研究はしているだろうけど、パーンツィリでさえこうまでやられているのを防衛省がどのレベルで危険視しているか公式発表していないから何とも言いようがない
公式発表がないことには楽観視して87式自走高射機関砲の改良研究程度だからわざわざ発表するまでもないとしているのか、逆にかなりの脅威とみて情報を出さないレベルの対策研究しているのか判断つけようがないし
一応公開されてる動画のほとんどが、パーンツィリの移動中や待機中の物を狙ったもの。
作戦行動中のパーンツィリには逆にTB-2が撃墜されてる報告もある。
リビアやらがどれだけ移動に気を遣ってるのか知らないけど、本家ロシア軍だとそう上手くは行かなそうだけどね。
>電子戦装置を搭載した無人機とセットでTB2を運用したためパーンツィリのレーダーは干渉を受けて検出範囲が4km前後まで狭くなり
とはいえ地対空兵器が検出範囲4km前後まで狭くされたら割と致命的だと思う
そもそみ西側に、手頃な値段の対小型目標の近接防空システムが無いのが、一番つらいところな気もするが。
日本だと87式自走高射機関砲を改造するのが手っ取り早いと聞いたことがあるけど、パンツアーリがだめとなると、やっぱ新規で作らないとだめなのか。
あるいは開き直って戦闘機で撃ち落とすのが良いのか。
87式自走高射機関砲は調達が終了している上に導入している部隊が北海道と教導隊しか無いので、展開速度も考えて装輪装甲車ベースで新たに作る方が個人的にはベストでは?と思いますね。
87式自走高射機関砲を改修しつつ、16式機動戦闘車ベースで作るとか。
ドローンと言えど千差万別なので、様々な対応が必要ですね。
ベースの機体が云々よりも、どうやってUAVを検出するのか?、というのが問題なのかもしれない。
低空飛行、小型、良好な運動性等々、レーダが苦手とする対象だから、カメラによる画像検出や昔ながらの人間による多重検出網の構築で対応するしかないのかもしれない。
そうはいっても、高射機関砲的なのは必要だろう。カメラ式の画像認識システム(可視光領域の)を追加してら、ちょっとはマシかも。
16式の車体にパンツアーリ改良したの載せたいな。
尖閣衝突時とかで絶対に必要だろ。
結局は移動式アイアンドームでミサイルを撃ち落すしか対処法なさそう
ドローン相手なら4.5世代どころか初期4世代戦闘機に旧式の安い空対空ミサイル装備させてもいけるだろうね
問題があるとすればパイロットや人員、空港をそろえる必要があることか
MQ-9やTB2みたいな無人機なら戦闘機で対応できるだろうけど、高度100mぐらいを200km/h未満で飛行する小型の徘徊型UAVやISRタイプのUAVはどうするの?
無人機対策が戦闘機で片付くならここまで問題になってない。
とはいえ上空から監視する方法が、小型UAVに対しても有効なのは間違えないのでは。
そうすると制空権がやっぱり重要だし、さらに言えば中露の極超音速ミサイルが非常に有効に有効な兵器であることがわかるが。
ミリレポで解説してたけど、まず有人でAn-2をアルメニアに向かって飛ばし自動操縦にしてから
パイロットは途中でパラシュートで飛び降り、無人機化したAn-2がデコイになってアルメニアに侵入
敵にミサイル等を発射させ、それをバイラクタルで監視して敵の防空兵器の位置を確認して
潰してたそうな。思わず笑ってしまったが、まあ頭いいよね。
アゼルバイジャン軍と陸自が戦ったらどうなるだろうか?
対策ほとんどやってない陸自がボロ負けしそう。
TB2も本土が侵攻されたとき用の需要があるんじゃないのかな?
そもそも陸自ってなんのためにあるんだろうか。
あることはあるでしょうけど、優先度はあまり高くないと思うよ
陸自だけだとわからんが空自を含めるとアゼルはボコボコ
そもそもアゼルはAWACSすらもってないからF-35に虐殺される
>>そもそも陸自ってなんのためにあるんだろうか。
マスコミは報じないけど災害時に大活躍しております
「災害自衛隊」とか「災害救助隊」とか揶揄されていまして...
報道されていない?
災害派遣なんかのニュースはよくやっていますよ?
それは軍事組織である理由にならないでしょ
自分は無くていいとは思わないけど
理由を説明いただけますか?
むしろ装備含めあらゆる事態想定して自己完結している組織は自衛隊の他に何があるのさ。
意味のない問いだ
アゼルバイジャン国内で戦ったらアゼルバイジャン軍が勝つだろうし、日本国内で戦ったら自衛隊が勝つだろう
アルメニア軍の敗北は、
まともな航空戦力を持っていないが地対空戦力はある、
という状況下で起きたことなので、空自がいれば勝つのでは
逆にSAMでハリネズミになっときゃなんとかなる、
というのはもう時代遅れということがはっきりした
やっぱり航空機によるセンサー網や打撃力は必要ですね
地上の大型レーダーにできないことが戦闘機の小型レーダーにできるとは思えないんだけどどうやるんだろ?
よくよく考えると、使い捨て航空機で敵SAMの位置特定→小型UAVで敵SAMに妨害→TB2で精密爆撃のコンボの前段を阻止できるって話なのかな?
いや普通にサウジがF-15でドローン落としてますがな
地上の大型レーダーでなんでできなかったって、対レーダー兵器を警戒して普段は沈黙してたからですよ
サウジの件でパトリオットは水平線の下を移動する目標への迎撃に致命的な脆弱性があることが確定しているから、対レーダー兵器を警戒してたんじゃなくて検出できなかったんだよ。
だからF-15で対応せざるをえないんだ。
相手が正規の航空戦力をもたない反政府組織だからこれでも良いけど、まともな航空戦力をもった国が無人機を併用して攻撃を仕掛けてきたら戦闘機で無人機の迎撃なんてやってる暇があると思う?
無人機に戦闘機で対応していること事態がやばいんだよ。
アゼルバイジャンの航空戦力はMiG29が数十機が精々だから
全く問題にならんでしょ
話の前提条件をよく見ようよ
誰も中国とやり合う話なんかしてないよ
どうやって何(TB2?)を落としてるんでしょう?
上の人のコメントをコピペ↓
>まず有人でAn-2をアルメニアに向かって飛ばし自動操縦にしてから
>パイロットは途中でパラシュートで飛び降り、無人機化したAn-2がデコイになってアルメニアに侵入
>敵にミサイル等を発射させ、それをバイラクタルで監視して敵の防空兵器の位置を確認して
本分からコピペ(↑の続き)↓
>電子戦装置を搭載した無人機とセットでTB2を運用したためパーンツィリのレーダーは干渉を受けて検出範囲が4km前後まで狭くなり、
>TB2は堂々とパーンツィリに精密誘導兵器を叩き込むことに成功したらしい。
*電子線装置を搭載した無人機による干渉がなければ7kmまで伸びる
そしてもう一度本文からコピペ↓
>因みに既存のレーダーが無人機の検出に向いていないという部分は海外の軍事アナリストやディフェンスメディアも散々指摘している部分で、
>これはレーダー反射断面積の値が小さいという以外に飛行高度が低く飛行速度も遅いため
>「仮に検出できてもシステムのアルゴリズムがUAV/UCAV/ドローンなのか自然界に存在する飛行物体なのか正確に識別できない」と言われている。
なので、SAMで検知できず戦闘機なら検知できるって理由がよく分からん
SAMが釣り出されたってのが敗因だから
戦闘機あればSAMで迎撃せずに済んだ
そう書いたら「いや普通にサウジがF-15でドローン落としてますがな」と返されたので、そのドローンはなんなんだろうと
なるほどね
書かれた内容で概ねあっていると思います
もちろん、敵に戦闘機部隊が充実してたらそうはいかんのだろうけど
サウジに打ち込まれてるドローンって奴は例の巡航ミサイルもどきだから、TB2などとは比較にならないよな。ドローンなら何でも同じだと思っているようだ。
少なくともサウジは今の所F-15でドローン狩りをバシバシやってるので何らかの形で補足してるんじゃないかな(油田に突っ込んできたドローンも当初予想してた進路とは別の方から迂回して突っ込んできたので見落としたのが原因っぽいし)
後は早期警戒機ある国なら早期警戒機飛ばしながら戦闘機で狩りに行くのが無難だろうねぇ
何なら空中給油機とセットで長時間戦闘機を常駐させる形にすれば最大限の警戒態勢も取れるだろうし
ナゴルノカラバフの件はどうもトルコが国境ギリギリのところにSAM置いてアルメニア空軍に牽制してたのもあるっぽいし
上でも言われてるけど工作部隊による攻撃やこちらの混乱に乗じて潜入してきた部隊等から重要施設とかを守るのに必要
工作部隊が重要設備を強襲する可能性は十分にあり得るし基地の警備隊だけで守ろうとするのは現実的じゃない
後は災害救助は言わずもがなでしょ、軍事組織の自己完結力や輸送力、医療設備、土木に偵察、マンパワーと一番その辺陸自が一番有用に使えるし
それといる事自体がそれでゲリラ作戦やら軽々しく離島を占領する行為に対する抑止力なんで
陸自がない場合、交戦国は、軽武装で侵攻できます。
戦車という強力な兵器があるため、相手も対抗できる強力な兵器が必要となります。
日本の周りが海、という利点を生かすには、軽武装では侵攻できない陸上兵器が必要です。
ロシアのパンツを潰すとなると、一緒にいるS-400も対処せにゃならん。ロシア自身も無人機たくさん運用してるからきついぞ。
TB2サイズですらフルのレーダーレンジでは捉えられないのか
小型のUAVが既存レーダーでは捕捉できないというのは既知だったが
やはり、一番確実なのは人間の目だな。
ゼロ戦のパイロットは目がいいほど撃墜率が高かったらしい。(先に攻撃態勢が取れるから、敵の死角から襲える)
それでも、目撃というよりもやっとした紫色の感じを注視していると、徐々に敵機だと分かる、っていう記述を見たことがある。
櫓を立てて、物見を配置しよう。
物見櫓は流石にただの的になるやろ。それこそ無人機やミサイル、スナイパーなどなど。
とはいえ、人間の目が優れているのは同意だな。そうすると無人機にカメラを載せて、上空から監視か?
対空システムの構築用に10機程度とステルス機が作れるかの確認ぐらいはした方が良いかもね。
それぐらいのUAVは買わなくても標的機として既に運用されている
自衛隊も研究はしてるだろうけど、良くも悪くも保守的だし、
先端の戦術にあった装備なんかは、必要性を考慮はしていても
販売されてる兵器であってもなかなか買わないだろうなぁ。
現物を見学できるのは大分先になるだろうて…
自立ドローンによる回遊型ドローンの自立攻撃がそろそろ開発されるんじゃないの?
偵察機登場以後の戦闘機開発のように
イランの358対空ミサイルというのがそうらしいがググっても詳細がてで来ないな
ポーランドの場合、NATOのロシア正面の装甲戦力を一手に引き受ける形になってるので、戦車を揃えること自体仕方ないことかなと。それに後ろに独君がいるので、有事の際はNATOの何らかの防空網も出張ってきてくれんじゃないかしら。
ただ、ロシアの圧倒的縦深突破暴力があるので、開戦初期で装甲師団溶けちゃったら意味ないですけども…。
ポーランド君は地形がアレだからな~( ノД`)…
装甲師団どころか陸軍が溶けそう
ウクライナ君とポーランド君を覆う、北ヨーロッパ平野と東ヨーロッパ平原(ロシア平原)という名のロシアにとってのサッカーグラウンドですからね〜。地帯戦術取れる余地が無くて、ホンマかわいそう
いやそもそもロシア兵器がスペック詐欺だっただけではないのか?っていう
米露両方の装備を買って運用してる国は珍しくないし、パトリオットじゃ不十分だと認識してロシアの防空システム買う国があるくらいだからそれはない
スキャンイーグルが落ちたぐらいで
「2億円の損害ぃ!」とか騒いでる国よりは
ポーランドは頑張ってるよ
ドローンと某国の話題は何故か荒れる
今まで散々軽視してた部分だから、これを認める層と認めない層がぶつかるだけ。
でも1年前よりマシになった方だと思うよ。
でも何というか、口調が喧嘩腰だよね
みんなお嬢様言葉で話せば多少は和むんじゃない?(強引)
自分が信じているものを否定されると誰でも口が悪くなるから仕方ないんじゃない?
ただ喧嘩越しも度を超えるの良くないと思うけど。
✕ 誰でも
○ 君等だけ
ドローンを軽視っていうか、元を辿ると陸戦軽視に見える
ぶっちゃけ認める層と認めない層の双方の過激派がこの1年で納得出来る要因が出てきたのもあるのかなと
ナゴルノカラバフの紛争の詳細や油田攻撃されたサウジの現状とか見る限りドローンは万能兵器ではない事は明らかで
他方、じゃあ本邦でドローンいらないのかというとそんな事は勿論なく従来からあったFFRSに加えてスキャンイーグル、各種観測用ドローンが陸自に全体的に普及し始めていて、海自も来年無人機を運用するもがみ型が2隻就役するし、空自も来年本格稼働予定の偵察隊向けのグロホが2機初飛行済みで恐らく来年から問題なく稼働する、海保もシーガーディアンの導入が早期に行えるように急ピッチで手続きが進められていて、本邦でも必要なドローンが遅まきながらようやく普及する状況になっていてドローンが本邦にも必要になっている状況は明らかだから
無人機の有効性を認めない層には電子光学系のセンサーが収集できる情報がレーダーで収集できる情報とは異なるところを理解していない人が多いと思う。
あと見通し通信は日本の環境では役に立たない言う人も多いけど、例えば護衛艦の飛行甲板や離島からヘリタイプの無人機を見通し通信の範囲内で飛ばして収集できる情報量を理解できてないんだよね。
それ多くの人は単なる見通し通信ではなく飛行場からしか利用できないTB2の見通し通信を否定しているのでは?
ああ、それは確かにそうかも>EOセンサとRFセンサの情報の違い
現行のスキャンイーグルとかもLOS通信だもんね(なんか衛星通信対応型が出るって話をチラッと聞いたけども)
LOS通信だから駄目、で切り捨てちゃうと肝心の部分の分析が出来ないからそこはもうちょっと踏み込んで考えた方がいいよねぇ
戦場における情報収集の大切さとか戦略の重要性がさっぱり分かってなさそうな人がチラホラ見受けられるんよね
レーダーの起動ボタンオン→ミサイルの発射ボタンポチ→敵撃破くらいにしか考えてなさそうなんだよなあ
戦場の情報収集といえば、陸自バイク「偵察オート」はなぜ「ゲームチェンジャー」たりうるのか 日米演習の事例という記事が面白かった。
米陸軍のアグレッサー部隊は陸自バイクを発見する事が出来なくて、バンバン情報上げられてたの。それがチート扱いされて偵察部隊は一旦下がるといった統裁処置までされてしまったのよ。お前らもUAVバンバン飛ばしてるやんって思ったけど、やっぱり人の五感ってのはUAVを遥かに上回るのよね
認める認めない以前に、日本の立地条件を無視して大陸国家と同列に比べられてもねぇ
立地条件を言うなら大陸国家より島嶼国家の方が無人機の運用に向いているですけど
まあ戦車で本土決戦やることしか考えられない人たちには分からないんでしょうね
真珠湾攻撃で航空機の有効性を自ら証明したのに
時代遅れの戦艦作りまくった過去があるからな>日本人
今回もそうなるのではと危惧してると思う
空母と航空機の生産でいっぱいいっぱいだった開戦後の大日本帝国に戦艦を作りまくれる能力もあったとは初耳なのだが、真珠湾攻撃以降に起工した戦艦の艦名を教えていただけませんかな?
真珠湾攻撃の後に日本が戦艦を作りまくったという話がそもそも現実の話ではないんですが・・・
日本が最後に建造した戦艦である大和型の建造時期知ってる?
全部起工したの真珠湾攻撃の前よ?1隻は完成してて引き渡し数日前、1隻は1年前に進水式終えてて艤装中
強いてその条件に該当する船って考えても信濃1隻しかおらんのだけど(しかも信濃の起工自体は真珠湾攻撃の前の年で途中で空母に変わってるし
でもってアメリカはサウスダコタ級4隻とアイオワ級4隻も就役させてるっつう
軍事ブログで自虐史観丸出しのデマ垂れ流してるんじゃないよ
日本は開戦以後一隻も戦艦を作ってない
アメリカは戦時中も建造してたしイギリスなんか戦後まで戦艦作ってる
戦艦が有効ではないと証明されたのが第二次世界大戦ですし、戦艦だけ1920年代以降作らないまま戦争しろとも言えないでしょう、それにミッドウェー海戦以降は空母優先で大和型戦艦は中止されたはずですよ。
作りまくったのは1922年以前で海軍軍縮条約で建造停止のハズですが??
大和型2隻は少なくないですか?海軍は違うことするのに必死でしたよ。
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アゼルのアルメ防空システムの無力化、無人機は手段の一つでしかなくて実態としては古くからあるSEAD任務を緻密かつ完璧にやってのけた結果だと思うよ。
ポーランドに圧力をかけているロシアは確かに無人機の運用に熱心だけど、ポーランドが侵攻されるような状況でやってくるのは今ウクライナ国境沿いに終結してるような機械化された重旅団(手厚い航空支援も含む)で、アゼルバイジャンのようなUAVの支援をうけた軽歩兵主体の軍ではない。ロシアがUAVを使わなくてもポーランドの防空システムは伝統的な戦力だけで圧倒されてしまうし、それはポーランドもわかってるんじゃないか。ポーランドが導入したUAVはむしろ、ロシアに対する攻勢局面や遅滞防御や後方撹乱で使うのを想定してるんじゃないんだろうか(ロシア式縦深突破に迂回できる後方があるかどうかは別として)。
パンツィリを潰すとかすごいな。トルコはシリアでロシア軍相手にECMの技術を磨いたのが幸となったのだろう。ドローンの肝はECMにありと理解しました。
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先の話だけど、これ見た感じけっこう長距離まで効きそうな
中露とかもう配備してんだろうね
そもそも自衛隊は米軍が来るまでの時間稼ぎが任務だから、アゼル軍が日本に攻めてきたら米軍がつぶすでしょ。
アルメニアもロシアが来てくれると信じてたわけだが・・・
日本てロシアと同盟組んでたのか・・・
アルメニアもナゴルノカラバフだけじゃロシアは参戦しないと分かってたからアゼルに自国領攻撃させようとかしてロシアを引き込もうとしてたんだよ
アルツファフ共和国はロシアどころか当のアルメニアすら承認してない限りなく黒に近いグレーな地域
兵器云々の前に基本的な事実関係分かってねえな
尖閣諸島のアメリカの態度も同じようなものでは?
毎回アメリカの政権が変わる度に、日米同盟の範囲かどうか確認してるんだから。
ロシアは停戦合意の時も「国際法的にはアゼルバイジャンの領土」と認めてるから事例としては全く違うが
そもそもカラバフをアゼルバイジャン領に組み入れたのは他ならぬ旧ソ連だし
ロシアが参戦しなかったのは、国際法を尊重したわけではなく、単純に国益にならないからという理解なんだけどな。
仮にロシアが国際法を尊重してるなら、ウクライナを侵略なんかしてないからね。
他国の振り見て、わが国立て直せ
アゼルバイジャン軍と陸自の対戦とかは正直どうなるかは分からないが、なんでアゼル軍(と言う事は全軍)で日本は陸自にのみに限っているのかよく分からんよな。アルメニアの練度の問題とかもあるし、地形とか交通網気や象条件とか様々な要因が絡んでいてのナゴカラ紛争であって、UAVの成果というのは一つの要因でしかない。実際に特殊部隊も動いていれば機甲部隊も動いているからUAVだけでケリがついた訳でもない。仮にアゼル軍を陸自に置き換えたとしても陸自がどういう配置にするかとかも重要なファクターであるから、結果は分からないというかそれする必要ありますかとは思う。
個人的にはTB2の探知距離の話は興味深いし、ポーランドの装備に関して言うなら重く展開しにくい物は自国で用意するから軽量で展開しやすい物はNATOでとかの棲み分けがあったりするかもしれないから、限られた予算での選択としてはまだマシではないかなとは思う。
ひょっとして、パーンツィリはJSMをほとんど迎撃できなかったりする?