米国防長官がウクライナ戦争に対する方針を発表し、これ受けてTelegraphは「これがプーチンとトランプの世界だ」「もはや米国はウクライナや欧州に安全保障を提供することに関心がない」「ウクライナ抜きで交渉が始まるならプーチンにとって大勝利だ」と報じた。
参考:This is Putin and Trump’s world now
我々はウクライナと同じテーブルに着きたいのか、それともウクライナをメニューに載せたいのか
Telegraphは12日「ウクライナについてウクライナ抜きでは何も語れないというのがバイデン政権時代の米国の口癖で、これは超大国間で第三国を分割するゲームには加担しないという意思の現れだったが、この約束はトランプ政権になって無くなってしまった。トランプ大統領はプーチン大統領と電話会談を行い『戦争終結に向けた交渉』を開始することで合意した。プーチン大統領は他国の運命を決定できる国のみが真の主権国家だと信じており、ウクライナ抜きで戦争終結に向けた交渉が始まるならプーチンにとって大勝利だ」と報じた。

出典:DoD photo by U.S. Navy Petty Officer 1st Class Alexander C. Kubitza
“ヘグセス国防長官はNATO国防相会談でトランプ大統領の平和ビジョンを説明し、ロシア軍が占領している地域について「ウクライナに返還されない」と述べ、現在の前線位置で戦争が凍結されることを示唆した。さらにウクライナにはNATO加盟国の地位も、第5条による安全保障も与えられず、米国はウクライナに派遣される平和維持軍にも参加することがない。これはウクライナから盗んだ土地をロシアに与え、再びウクライナをロシアの攻撃から脆弱なままにする厳しい取引だ”
“但し、ヘグセス国防長官は「ウクライナの恒久的な平和は強力な安全保障に基づく必要がある」と、ロシアが攻撃準備に利用した過去の協定を指して「この安全保障はミンクス3.0になり得ない」と述べ、この約束が守られるならウクライナはキーウ、ハルキウ、オデーサ、ドニプロを保持でき、自由を維持して繁栄を遂げるならウクライナ国民はロシアとの戦争に勝利したと言えるかもしれない。恐ろしいほどの犠牲を支払い、不完全な平和の下でだが、それでも彼らは勝利し未来があるのだ”

出典:DoD photo by Staff Sgt. Danny Gonzalez
“ウクライナを支援してきた国々も部分的な勝利を主張できるかもしれないが、これには落とし穴がある。ヘグセス国防長官が述べたように米国はウクライナや欧州に安全保障を提供することに関心がないのだ。従って平和の形式は欧州次第だ。我々は欧州の運命を自ら選ぶのか、米国とロシアに決めさせるのか選択しなければならず、これは次の攻撃を防ぐため欧州とウクライナが軍事力と防衛産業に多額の投資を行うことを意味している。困難なトレードオフと厳しい政治的決断が必要なものの実行可能だ。ウクライナには実戦経験が豊富で欧州最大の軍隊があり、もし欧州諸国が約束を守れば強固で確実な防衛体制を確立できるだろう”
“何も手を打たなければプーチン大統領は数年後、ウクライナに戻ってきてハルキウとキーウを占領するだろう。そしてNATOが集団的自衛権の美辞麗句を守らないことを確信し、どこかのNATO加盟国に侵略してプーチン大統領の見立てが正しいと証明される可能性が高い。そして欧州諸国はロシア人外交官が好んで使用する「新しい欧州の安全保障構造」の中で生きていくことになる。そこは強者が弱者を切り刻むというプーチン大統領の考えが支配する場所になるはずだ”

出典:Президента России
“トランプ大統領のレトリックは一貫しており、米国の重点が欧州から太平洋に移ったのはオバマ政権時代からだ。つまり米国の軍事力にタダ乗りした欧州に対する苛立ちはトランプ政権以前から存在したのだ。この苛立ちはロシアとの緊張緩和によって悪化している。対外的な結束はNATOの強みの1つで、ルッテ事務総長はヘグセス国防長官が演説する前「これ以上、彼らを有利にさせることは止めよう」と述べ、プーチン大統領との交渉を行うべきではないと警告したが、トランプ大統領は「戦争終結に向けた交渉開始で合意した」と表明した”
“NATO加盟国の中にはヘグセス国防長官が言及した内容を歓迎する国もあるだろう。ドイツは以前から全ての占領地奪還には懐疑的で、ウクライナのNATOの加盟にも反対してきた。ゼレンスキー大統領は戦争終結に向けた交渉からウクライナが外されることを恐れている。しかし戦争はまだ終わっておらず、有能で意欲的な政治家のゼレンスキー大統領はあらゆる機会を利用し、ウクライナにとって最善の取引を勝ち取ろうとするはずだ。まだやるべきことは沢山残っており、戦争の厳しさと必然性は「停戦に近づけば近づくほど前線での戦闘が激しくなる」と意味している”

出典:DoD photo by Lisa Ferdinando
“一方で英国と欧州は自問しなければならない。我々はウクライナと同じテーブルに着きたいのか、それともウクライナをメニューに載せたいのかだ。今が決断の時だ”
やはりヘグセス国防長官の演説は「米国がロシアとの和平交渉を主導しても、ウクライナ支援、ウクライナを交渉テーブルに着けるため提供する安全保障、戦後に派遣されるかもしれない平和維持軍は全て欧州がやれ」と、次の攻撃を防ぐ抑止力を「欧州自身で用意しなければならない」と受け止められており、ウクライナに派遣したNATO加盟国の平和維持軍が攻撃を受けて「集団的自衛権が機能しない」と証明されれば戦火に欧州全体に飛び火する恐れがあるため「決断の時」と言っているのだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:NATO
有能で意欲的な政治家のゼレンスキー大統領かぁ…
芸能人・経営者として有能だったのかもしれませんが、ほんと持ち上げますよね…
確かにミスもあったけど、
彼以上に抗戦のかじ取りを取れた人間もいないと思う。
もちろん、戦術、戦略的という意味でなら他にふさわしい人物もいただろうけど、
政治、外交、ウクライナの顔役としての立場の意味という意味ですね。
ロシアに喧嘩売った時点で失格、政治、外交全て能力なし。
芸人の下積みがあるから演説は上手かったがそんな人間いくらでもいる。
ヒトラーなんて最悪だったしな。
ここにつきますね。ロシア以外との外交も最低レベル。国内の汚職防止、オルガリヒ排除も無理。東部への民間人含む攻撃は旺盛。内閣をお仲間で埋めたり甘い汁を吸うのとショーだけは得意でしたね。
批判的な立場から見ているのは間違いないですが、中立的に見ようとも褒める所は少ないのでは?
ゼレンスキー氏が侵攻直後に亡命して、プーチンが勝利宣言、
そして戦勝バブルの勢いで世界各地の領土問題を武力で解決することを後押し、
そんな可能性もあった、むしろ高かったと私は思っています。
そんな状態では中共の台湾進攻も間違いなく起きたと思います。
ウクライナの為になったかどうかは現時点では微妙ですが、日本的には助かったと私は考えます。
私はゼレンスキー氏に感謝していますし、核の脅しに屈しなかった英国にも敬意を持ってます。
特に岸田、石破という人間を首相にしてしまった国の人間としてね。
それな
あの時ゼレンスキーが逃げずに徹底抗戦したから、ロシアの短期決戦の目論見を阻止して国力を削ることにも成功し、中国の台湾侵略の野望も抑止力が働いた
少なくともあの抵抗の強い意志は讃えるべきじゃないかと
2022年ウクライナ戦争初期に露とウクライナに停戦交渉に行った当時のウクライナ首相のベネットが語っています。
ベネットは、プーチンに対して、交渉のためゼレンスキーを標的にしないとの確約をもとめ、プーチンが承諾したとゼレンスキーに伝えた。そしたらゼレンスキーは地下壕から出て「私は恐れない」と大見えを切ったとバラしている。
ゼレンスキーのプーチンに対する信頼は固いようです。
>ウクライナ首相のベネット
ウクライナじゃなくてイスラエルでは?
それで何人のウクライナ人が死にましたか?
ロシアが来る前のウクライナで何人のロシア語系ウクライナ人が殺されるのを日本人は見殺しにしましたか?
それを軽々しく感謝だって?
流石、アメリカの中東での虐殺に手を貸した国、パレスチナでの力による現状変更を黙認する国の人間だけある。
恥を知るべきです。
私はゼレンスキーが終始致命的な失態を繰り返していると記憶してます
・侵攻を警告され、国境に大規模集結されるもブラフと判断し放置し、一時国土の多くを失落
・キーウ強襲時に逃げずに残留
(ロシア後続部隊が遅参する致命的大失態の棚ぼたで、ロシア側の自滅がなければこれで終わってた可能性大)
・陸戦装備より戦闘機などばかりの支援を繰り返し要求
・膨大な国外避難民を出しているが一向にまとまった義勇軍が組織されない
・国内も徴兵政策が機能していない(被侵略側より侵攻側の方が本気)
・既存部隊への人員補充を怠り、新設部隊に注力するも新設部隊が一向に機能しない
・東部劣勢状況を無視し、半端な戦力でクルスク逆侵攻という謎判断
一つ一つが全部致命的で笑えません
道化としては役者なのでしょうが、脚本家としての才能はないです
名無しの元ウクライナ…様。私も、ほぼ同感です。民主社会の一員を標榜するなら、「民主主義を守る」「独立する」という目標は、その国の国民の民意に則った強度と度合いにするべきだと思います。「大陸と戦う結果になっても、完全独立を果たす」「その際の“後ろ盾”と武器提供者は勿論アメリカ」と望んでいる台湾の方が多数派を占めているのでしょうか?ウクライナも嘗てはそうでした。結果は御覧の通りです。米英の武器商人とエネルギー屋以外、誰一人幸福になっていません。其れ処か、今後待っているのは修復困難な昔日の同胞・隣人への不信と憎悪、大量の墓石と荒廃した国土、親や未来を奪われた子供と若者…。もう沢山です。
アフガニスタンやシリアを見るに優秀で意欲的と言っても良いのでは?
開戦時の支持率考えれば即逃亡しても許される程度しか支持されて無かったし
とりあえずノルマの半分は達成したし夏には領土割譲で停戦かな
国防長官のスーツの略綬みたいになってる星条旗の柄がダサすぎる、と思ったらポケットチーフだった。国旗が柄のポケットチーフをこれ見よがしに身につけてるのは、自民党議員のブルーリボンみたいなものなのか
ここから支援国がアメリカに追従してウクライナを飛び越してロシアと交渉し始めるのか、それともアメリカを批判してウクライナと心中する覚悟を見せるのか気になりますね。
1抜けしたアメリカとインドや中国みたいな様子見してた国だけが得しそうですが。
ハンガリー、スロバキア、ルーマニア、ブルガリア、クロアチアあたりは抜けるだろうな
便所の紙より使えないブダペスト覚書
核兵器は何を言われても手放しちゃダメだね
それはおっしやる通りですね。
ただ、ブタペスト覚書は冷たく言うと条約や同盟ではない単なる覚書ですからね。また、カザフスタンやベラルーシやウクライナは核を持っていたというより、置かれていただけですからね。
停戦の実質はトランプとプーチンの間で決まります。ウクライナはもちろん参加しますが、やや形式的な立場です。まあ、バイデンが始めた戦争をトランプが終わらせるわけですね。
黒電話「ですね!」
アメリカ「罰則規定ないから違反してても関係ない」
一応、保護の例外規定があってロシア理論ではクリアしているんですよね。
ただまあ、色々ウクライナも約束ぶっちしてるので一方的には言えないでしょう。
また、ウクライナにあった核兵器は置かれていただけでモスクワ管理かつ維持費が無く漏洩の恐れも大きかったので、単純に手放しただけでも無いんですよね。
モスクワにキーとボタンがある核兵器だったのでたとえ領内にあってもウクライナが使用できないものだったようです。ベラルーシの核兵器のようなものです。
更に当時のウクライナには維持する能力も資金も無いですからね。
ウクライナが旧ソ連の遺産を売りまくってたのを考えたら、使えない核兵器なんか売り飛ばしてたのでは?
すぐに使えないといっても物理的にものがあれば解析できるでしょうし、安全装置のリバースエンジニアリングがどれくらい難しいかなんて当然機密で、最悪でもプルトニウムピットの使い回しは可能です。開発や維持管理に携わってた人も北朝鮮よりいるはずです。実態を知ってる人は公に話せるわけがないので、この辺本当にどうだっだかを「公式発表」で判断するのは困難かと。
まあ手放さなかったらそれはそれで、技術をつける前に先制攻撃されるか制裁食らって北朝鮮化するか、どう転んでも酷い博打ですので当時のウクライナの選択自体は正しかったと思います。
まだ随分都合のいいポジショントークをするんだな
心配しなくてもウクライナはあと半年程度しかもたない
”そこは強者が弱者を切り刻むというプーチン大統領の考えが支配する場所になるはずだ”
いうて今まで西側も切り刻む側だっただろというのが非欧米圏の思いだと思うが、当の本人たちの自意識は違うらしい。
仰る点極めて重要で、資源を安く強奪してきましたからね。
西側の富の源泉を冷静に考えられないから、環境ビジネス・人権ビジネスに傾倒しすぎて、産業競争力も減退したと考えています。
強奪ビジネスがおかしかった,おかしいから修正中なんですよ。100年単位で歴史を見てみましょう
先日マクロン大統領が「アフリカには感謝を忘れている者いる」と発言してアフリカ各国から反発されてましたね
彼らは植民地支配は収奪ではなく文明を授けたとでも思っているのでしょう
アフリカで原理主義者と戦った実績があるから出た発言らしい。(ソースはYahooニュース)
まあ戦死者が出てるから言いたくなるのだろう。
ソマリアでフランス対外治安総局の隊員がアル・シャバブに殺害されてるから・・・。
北アフリカの過激派の大暴れは。natoによるカダフィ政権破壊とリビア内戦の影響なんだけど。
日本人もアルジェリアで殺されたし。
西側には北アフリカを混乱に陥れた自覚はないけど。アフリカの人はNATOに責任があり対応すべきと考えている。
で不十分と考えている。
日本のメディアもリビア、NATOとの関連に触れたがらないから、、、
元バイデンの副大統領みたいに啓蒙してやっていたぐらいの考えなんでしょう。
なんでこうも無邪気に自分の側の無謬性を信じられるのか。
でも、こういう意識ってこの戦争の最中にもこうした掲示板の意見の中にも色々見られましたからね。
現在進行系でやってますものね…
ニューカレドニアのようなフランス海外領土だとか、シリアの米軍占領地だとか
英国と欧州は他国をメニューに載せてきた側ですよねえという
そもそも論、欧州の安全保障にウクライナは必ずしも必要ないだろ
むしろ貧困国のお世話する負担が増えるだけで。
ただ、この記事で一つ言えるのは、ゼレンスキーは政治家としては実績込みで生粋の無能です。
『欧州の安全保障という枠組み』に、ウクライナがそもそも入っていたのか?と疑問を感じています。
ウクライナは西側諸国との関係性が薄すぎた・ウクライナが旧ソ連の中心構成国だった・政治経済文化のロシア依存度が高いため、自分は入っていなかったと考えています。
ウクライナは破格の支援を、上記の前提を考えれば受けられましたが、クリミア奪還を戦略目標・南部反転攻勢を行った時点で大きな失敗でしたね。
ウクライナの戦略目標が、開戦時の領土奪還ならば外交交渉により達成できており、戦略目標設定を失敗したのが主因と思っています…
目標設定は・・悪い取り巻きや国にそそのかされてこうなった感がしますねえ。踊らされてる感が凄かった、流石役者。
三文役者が、プロデューサーの気まぐれで用意された一世一代の晴れ舞台で、実力通りの大コケしてブーイング浴びてるだけという、ある意味妥当な結果ですね。
トップ政治家は、キャリアの中で仲間を増やし・周りを率いる力になるわけですが、政治経験なしの大統領は難しいだろうなと…
冷静に考えれば、領土を失い・人命に犠牲・国土に被害を被り・隣国に足下を見られ続けて、何を得られたのか悩ましいものですね。
本当に仰る通りです。
迫真の演技・語り口は一流でしたが、目標設定の意思決定過程そろそろ詳細に公開すべきですよね。
日本政府は数兆円も支援してきたため、日本国民は知る権利があり、日本国民に伝える義務があります。
ChatGPTですら、ウクライナ戦争の原因に関して、近年は意見が変わっているからな。
以前はロシア悪魔だったけど。 NATO拡大論やら2022年2月ごろのウクライナによるドンバス紛争拡大をフェイク扱いしないようになった。また、西側のプロパガンダを認めるようになった。
(つまり、プーチンの野心ではなく、ドンバス紛争が発火点である可能性をChatGPTはある程度認めるようになった)
ChatGPTは西側の言論をベースに学習しているので、西側の一般人や専門家の認識・言論は大きく変化していると考えていいのかも。
>クリミア奪還を戦略目標
で、これに関しても、ウクライナ戦争開戦前に既に設定されていた可能性がある。つまり、ドンバス紛争勝利→クリミア奪還→バイデン選挙勝利のストーリー。
AI変遷のご指摘、勉強になります。
地域紛争・民族紛争・内紛をきっかけに、国家間全面戦争に拡大することは、昔から至る所でありますよね。
日本人も、ウクライナ支援を2兆円近く行っているだけでなく、インフレによる莫大な負担も享受してきました。
スポンサー国の国民として知る権利がありますから、クリミア奪還の戦略目標を動かさなかった事について、分かりやすく情報開示する義務があると考えています。
もともとOpenAIの学習方法が不明な上に、プロンプトによって何を返すか変わりますからね。実際にChatGPTに変化があるという信頼できる情報があったとしても、OpenAIの学習データなどに何らかの変化があることを示す興味深い情報というだけで、さらに突っ込んだ解釈が必要です。
さらに邪推すると
「つまり、ドンバス紛争勝利→クリミア奪還→バイデン選挙勝利のストーリー。」という文は若干不自然に感じます。もし間違いであるなら申し訳ないですが、あなたが誠実に自分の意見を書いている人間かも疑ってしまいます。
エマニュエルトッドがいうところの「ニヒリズム」の繋がりがバイデン含めたエスタブリッシュメント欧米指導者と共鳴したところはあったのでしょう。しかしそれはそれぞれの国民に何をもたらしたのかこれから厳しく問われることになるでしょう。
戦略目標の策定はクリンキーに英国が深く関与していたように、ウクライナ独自の能力を超えたものとなっていた時点でとっくに破綻が見えていました。
歩兵の優位・技術の優位・戦術の優位はハリコフ反攻がピークでそこがキエフ戦後の唯一の停戦タイミングでした。カルタゴの指導者たちのせいでハンニバルのカンナエの勝利を生かしきれなかったように、ハリコフの成果をウクライナも活かせなかった、それに尽きると思います。
まさに仰る通りで、各国の国民が何を得られたのか重要と思います。
ボランティアならば、自腹で寄付すればいいという話しで、国家予算・与信・資源を活用しているので成果が重要です。
ウクライナの前線指揮官・兵士は存分に頑張り、一時的でも優位を確保したのは同意です。
ウクライナ政治指導部が、(クルスク侵攻含む)政治決断失敗により前線を崩壊させたわけですが、前線指揮官に失敗として擦り付けてる姿は醜かったですね…
あの反攻はロシア軍の戦線整理が発端となっているため、あの時点でロシアは長期戦の修正計画を完了して実施に移してたと思います。あのタイミングだろうと、ロシアに対して大きな圧力を西側がかけられなければロシアは飲まなかったでしょう。
そして2022年後半までに大きな金融資本やNATOなどの外交カードはすでに切っており、本当に大きな効果があるのか不明だった兵器供与や自分の首も絞める資源関連の制裁しか残ってませんでした。
ロシアが長期戦を回避しようとしたのはやはり2022年4月の停戦交渉までで、交渉の一方的破談以降はそもそも紛争の凍結自体を完全に否定するスタンスを崩してません。
ちなみに、たむごんさんは日本はどういう立ち回りをするのがベストだったと思いますか?
私はインドみたいな立ち位置が理想と思っていたのですけど、日米同盟があるので好意的中立までは難しそうなので人道支援特化でお茶を濁すとかが着地点かなあ
大統領選でトランプが勝つかどうかが半丁博打みたいなところがあったので、どっちが勝つか不確定な時点でどっちが勝手も大丈夫な選択肢は非常に悩ましいですね
トランプが勝つのが分かってたら、もっと踏み込んだ塩対応が出来たのですが…。
勝手も→勝っても
訂正
自分も全面同意で、インドの対応が理想だったと思いますが、非常に悩ましい判断でしょうね。
G7のSWIFT金融制裁も、3(米英加)対3(独仏伊)に当初は割れていて、日本はクリミア危機の時のように消極的に動きやすい立場だったなと。
ガザ戦争の対応を見れば、G7がイスラエルに協調するなかで、日本は距離を置けたわけでして。
長崎の平和式典が、地方行政だったと言えども、G7大使一同が反発して出席拒否するみたいな事もできるんですよね。
岸田政権も、アメリカの要請によるLGBT法成立を強行していったのを見ても、対ロシアで何か考えたというよりもバイデン政権に要請されたからということだろうなと残念に感じていました…
ただし、日本政府も老獪なタヌキみたいなところがありまして、JT(国が筆頭株主)のロシア法人を残したり、ガス取引・海産物取引を続けたり(アメリカも対露取引を続けていましたが…)。
ウクライナ支援も、訳分からないものを支援の金額に入れて膨らませて見せただけで『上手く両天秤にかけた』かもしれないと感じています。
(2022年2月27日 対ロシア制裁、決済網から部分排除 ドイツが妥協案 日経新聞)
(2023年2月20日 SWIFTのロシア排除、効果あった? 専門家「対象は一握りだけ」 ウクライナ情勢 ロンドン=和気真也 朝日新聞デジタル)
(2024年8月9日 西側諸国の駐日大使、長崎の平和式典に出席せず イスラエル不招待が理由と BBC)
返信ありがとうございます。
以前もJTの話ご教授頂きましたよね。その節はありがとうございました。
これまでは大統領が誰になるか分からないので両天秤に掛けるしかなかったのでしょうが、今はもう確定したわけです。
日本の悪癖とも言える「取り敢えずアメリカに付いていく」がこれまでは逆効果になっていましたが、今後はアメリカに合わせるお国柄がプラスになるフェイズかもしれませんね
「アメリカもうこう言ってるし、日本もアメリカと同等の対宇・対露姿勢でやっていきましょう」とアメリカに一歩遅れてうまく軌道修正出来ればなと思っています
こちらこそ、コメント欄の皆様にいつも勉強させて頂いています。
まさに仰る通りと思います。
ヨーロッパが拘っているようなニュースもありますが、それならばヨーロッパに任せましょう。
ドイツ首脳なんか今月の選挙でいなくなりそうなわけで、欧州他国も不透明な国があり、彼らと足並みを合わせる意味がないんですよね…
日本は、対中国を考えるだけでも手に余りますから、(いつも通り)対米追随を上手く使いたいですね。
NATO諸国「もう頭にキタ!防衛費増やしても、これからは米国君の兵器なんか買ってやらない!」
ってなったりしませんかね。実際、既にそんな感じの記事多いし。
それってUSAIDから金貰っている記者の願望じゃないですか?
欧州諸国の一般人はもう戦争支援による物価高にうんざりでしょ。
プーチンはトランプとの電話会談で根本原因の解決を強く主張したそうで、それは具体的にはNATO解体(もしくはロシアのNATO加盟)なんだよな。
そしてトランプは第一期のときから強いNATO解体論者(報道ではNATO“脱退”論者とされているが、“解体”が正確)で、ソ連崩壊・ワルシャワ条約機構解体時にロシアとの間で解体が約束されていたはずのNATOが、クリントン政権の裏切りで存続し、それどころか年々東方に拡大してロシアの安全保障を脅かし圧迫し続けてきた状況こそが今回の戦争の根本原因とまず間違いなく理解している(トランプはアメリカの現在の主敵は中国であり、それを封じ込めるためにむしろロシアとは結ぶべきという考えを持っていると思われ、その点でも故安倍元首相と考えが合致していたと考えられる)。
だから、今後の方向としてはトランプ政権の4年間でNATO解体へと進むと予想します。
ウクライナ領については、周辺諸国(ロシア・ポーランド・ハンガリー・ルーマニア)により“切り取り次第”となると予想。
ポーランドですら、ウクライナという土地は欲しくても、その上に乗っている人間はイラネでしょう。
休戦後に欧州の部隊か平和維持軍として派遣されたとして、それを攻撃するのがロシア軍とは限りませんからね。
アメリカや欧州はウクライナを見捨てたと恨む勢力や、ロシアとの戦闘再開時にNATOを巻き込みたいせいが平和維持軍を攻撃する可能性がある。
やってしまったらウクライナは平和維持軍(欧州の部隊)との開戦になっちゃうでしょうけど。
今後逆恨み攻撃する元気があるなら今のうちにロシアへぶつけろと言いたい。
とはいえ戦争で駒としてロシアの前に散るのは嫌だけど、目の前で背中見せてる平和維持軍に八つ当たりで石投げるのは出そう。99%が違っても1人いれば出来ることですからね。
停戦後は人権や諸国の責任を叫びつつ各国に復興支援を求めそうですが、今まで何年もウクライナという国への支援を行った側としては戦争中だろうと戦後だろうとこれ以上払いたくないのが正直なところ。
ミンスク合意破ったのはウクライナって認識なんだけどなぁ
と思いつつも、どっかの元国防長官がロシアは人口が少ないのに国土面積と資源を沢山持っている国だ、こんなことは許されないみたいな馬鹿みたいなこと言ってて、結局西側はロシアから奪いたいんだなっていう感覚しかないので、NATO解体か加盟が結局解決策ですな
中国は資源がない上に明確に領土欲を隠してないわけで、ロシアはその点で言えば資源が余って労働人口が欲しいから領土欲少ないんだよね
トランプ大統領はダボス会議で堂々と「私は習主席がとても好きだ。彼をずっと好きだった。」と述べていますし、大統領就任以降に習主席と電話協議して「我々は非常に良好な個人的な関係を築いている」と述べています。
今のトランプ大統領は習主席のことが好きなので、本当に中国を封じ込める気があるのか疑問ですね。
そもそもロシアは地政学的に中国の封じ込めに参加できませんので、対中国でロシアと手を結ぶメリットは殆どありません。
ロシアを中国から引き離すのが困難になったのが、バイデン政権の4年での決定的な違いなんだよな。
トランプ第1期や安倍氏時代は、ここまで分離困難ではなかった。
中国の弱点は資源だった。オーストラリアや海上ルートに依存していたけど。もはや、ロシア・イラン・中央アジアから陸路で入手可能になった。
この4年で、中国の半導体産業もバイデン政権の嫌がらせにかかわらず、独自進化しているし。嫌がらせでは止められないことが明白になった。 インドも西側の子分からグローバルサウスのリーダーを望んでいることが明確になった。 ロシアや中国と言った覚悟を決めている国とは簡単に勝てないことが明確になった。じゃあ、西側やアメリカの有権者に覚悟があるのか。ない。
トランプ政権第2期が変化してもしょうがないと思う。
トランプ第1期でもロシアを中国から引き離すのは困難だったと思います。
トランプ第1期の時点で中国のGDPと人口はロシアの10倍近くあり、ロシア貿易における最大の貿易相手国は中国でした。
そのため今も昔もロシアは中国から離れるメリットがありません。
また中国の陸路輸送ルート(中欧班列や中パ経済回廊など)が本格的に構築されたのはトランプ第1期の時でした。
中国の半導体産業を制裁したのもトランプ第1期の時でしたので、中国はトランプ大統領によって独自進化しました。
トランプ大統領は性格的にプーチン大統領や習主席と馬が合うと思います。
ロシアのNATO加入申請再びですか。東欧国にとっては福音に近い気がするのですが、どうなんでしょうね
米国もやっとまともな対応し始めたか
まぁ今更感半端ないけど
ウクライナ民衆や周辺国の一般人の不安の代弁としては理解出来ますが、西側、特に米英の一定以上の地位にある政治家・経済人・軍関係者が同じ様な事を発言したら「どの口が言うか!!」と噛み付きたくなります。他の方も御指摘していますが、そのアメリカ合衆国と追随者に当面切り刻まれずに済むと胸をなで下ろしつつ、ロシアの一応の勝利に快哉を叫ぶ国は日本人の想像以上に多いと思います。植民地どころかベルギー王室に私物化され地獄を見たコンゴ、「10人に1人が死んだ対日戦、2人に1人が死んだ対米戦」のフィリピン、「ロームシャ」が日常語になった東南アジア…。岡目八目、他人の振り見て我が振り直せと言います。ロシアを批判するなら、西側はせめて60~70年代並みに自己を省みるべきでは?。
追記です。他の方も御指摘のクリミアとオスマン・トルコ他の関係はずっと気になってました。その辺の果てし無い領土問題への防波堤なのか、ウメロフ氏って“クリミア先住民”だと聞いた(読んだ)憶えがあります。ウメロフ氏には申し訳ない無いのですが、“先住民”!?どういう判定?どういう人達??と戸惑ってしまいました。
「アメリカがウクライナというNATO非加盟国を守らない事」と「欧州のNATO加盟国が集団的自衛権行使をしない事」を同列にして語るのはミスリーディングだと思うのですよ
「NATO加盟国が集団的自衛権を行使しないだろう」と仮定の話を元に「きっとこうなるからこうしろ」と論じるなら、説得力のある根拠を提示する必要がありますし、NATO加盟国にロシアが侵略するつもりがあるならとっくの昔にバルト三国やポーランドが侵略されているのでは?
Telegraphの主張はどうにも我田引水的というか、結論ありきの欧州危機論のように思えます
自分もそこの飛躍は気になりましたね
停戦後プーチンは
失礼返信してしまいました
>“何も手を打たなければプーチン大統領は数年後、ウクライナに戻ってきてハルキウとキーウを占領するだろう。
ここまではまだ分かりますが
>そしてNATOが集団的自衛権の美辞麗句を守らないことを確信し、どこかのNATO加盟国に侵略してプーチン大統領の見立てが正しいと証明される可能性が高い。
これは飛躍しすぎに思えますねえ
自分も気になりました。どういう根拠で書いてるんだと。
この戦争や最近のガザの悲劇を見るにつけ、おかげさまでこういうニュアンスには敏感になりましたね。
ウクライナも欧州も、もしトラに備えてこなかったから慌てふためいてる。
最悪なのはゼレンスキーが激戦州ペンシルバニアを訪問したこと。
トランプは確実に根に持っていてゼレンスキーを政敵と見なしている。
トランプの就任式に参加のオファーをゼレンスキーが出しても断られる始末。
プーチンとは対面での会談が決定したがゼレンスキーとはまだ予定されてない。
選挙しろという圧力も民主主義の為というよりゼレンスキー辞めろという意味でしょ。
停戦交渉でゼレンスキーがゴネるようなら消すと思いますよ。イランやらロシアやらウクライナの反ゼレンスキー派やら擦り付ける相手なら枚挙に暇がありません。さらに”対空ミサイル(破片など)のロットがアメリカから援助したもので、ウクライナが橫流ししたものだ(自業自得じゃん?)”みたいなオチまで付けると思いますよ。
ゼレンスキーを消すと思うは物騒だけど実際トランプも消されかけましたからね。それがアメリカ。
『プーチン大統領は他国の運命を決定できる国のみが真の主権国家だと信じており』
ここは微妙に間違い。
プーチンは主権国家とは『他国に強制されたり、依存したりしない、独自の判断ができる国』という意味の発現を昔から繰り返している。ある意味18世紀から20世紀初期の発想。その意味ではスイスなんかは比較的尊重してる。逆に日本に対しては、アメリカの影響力から脱して真の主権国家に戻れ、的なアドバイス(?)を過去にしてました。
他国ではなくて自国ですね
ただこの記事はタイトルからして見る人が見たらカチンときそうな感じなので読み上げソフト対策であえて誤字を入れた可能性はあると思います、勝手にお手軽に拡散する輩もいますので
アメリカがウクライナを見捨てる事が、ほぼ確定したと言って良い。
これを覆すのはアメリカの大統領選挙しかない。
クリミアが正式なロシア領になったら、トルコやルーマニア、東欧までがトランプに腹を立てるだろう。
トランプならNATO加盟国が攻められても『法』など破ってしまう。
そうでなければバルト三国が攻められる前にNATOから脱退するかもしれない。
『プーチンさん、やる前には早めに教えてね。アメリカの国益に関係ない事は勝手どうぞ。』
支援国はウクライナに戦意が有るから支援してる
ウクライナは支援が有るから戦えてる
こういう構造で継戦してる以上ロシアが折れなきゃそりゃいつかはこうなるよねってオチに落ち着きますかね
ロシアが折れるまで支援し継戦する手も無くはないですけど一部の人以外は許容出来ないコストを負うことになるのでどこの国の政治家も国民を説得できない
ロシア側は停戦に前向きなのでしょうか?
ロシアの停戦に合意する要求は
ロシアが未占領の土地を含む東部4州の完全併合
ウクライナのNATOへの非加盟
ウクライナの武装解除
ロシアのウクライナへの介入権限の拡大
だったような気がするのですが、
欧州が平和維持軍をウクライナに派兵することはロシアが反対すると思うのですが。
外交交渉の基本は、最初に互いにハードルを上げてそこから妥協点を探っていくことですからね
ロシアも満額回答までは(期待はしていても)狙っていないと考えられます
平和維持軍ですが、規模と条件によってはロシアにとっても良い側面があります
例えば核兵器はもちろん、空軍や重火器の持ち込みは禁止&監視のために定期的にロシア使節団が視察にいくことを条件にする、ドニエプル川以東には進出しない(非武装地帯にする)などです
そして何より、今後確実に発生するであろう過激派によるテロ行為に対して、欧州に”責任をとらせる”ことができます
ミンスク協定が破綻したのも、2021年10月のドローンテロが最後のきっかけとされています
この時にはウクライナはテロを取り締まるどころか誇示し、それに対して西側は非難はすれど何ら対応をとりませんでした。平和維持軍は戦闘を再開させないために非占領地でのテロ取り締まりを行う義務があり、ロシア側に被害が生じれば何らかの責任と補償しなければならなくなるのです
ですね。ただそこが交渉でしょうね。
優先順位として、
ロシアが未占領の土地を含む東部4州の完全併合(未占領地まで求めるかはわかりません)
ウクライナのNATOへの非加盟(開戦からのロジックなので、これは折れないし、アメリカも否定してくれた)
あとクルスク残っていれば無償返還もあるし、おそらくクルスクを材料とした交渉には我々が知ることが出来る範囲では応じることはないでしょう。裏取引であり得るかもしれませんが。
この2つは譲る気がなさそうです。
でも全部が全部とおるとはさすがに思わないでしょう。
介入権限の拡大はよく知らないけど、介入できるにこしたことないし、どうせ合意に関係なく大国はする。
武装解除要求と平和維持軍の派遣を全て禁止するのは無理なことはわかっているでしょうから、最初ふっかけて交渉で介入の余地を残すのではないでしょうか。アメリカが派兵しないと明言してくれただけで既に成果ものです。さらに平和維持軍を構成する側は出費が伴いますから、本音で言えば欧州がしたくないのではないでしょうか。
こういうの考えるの楽しいですよね
↑のコメントへの反応です
停戦なんかされた日にはウクライナからヨーロッパ各国に難民爆弾が来ると思います。だから早期停戦に口を出してヨーロッパ諸国(いわゆる西側先進国)が邪魔しようとしてるようにも見えます。
ハンガリーとかポーランドはあまり文句が聞こえて来ません。前にはポーランドはシリア難民を徒歩で国内を移動させてドイツに送り込みましたね。
「我々はウクライナと同じテーブルに着きたいのか、それともウクライナをメニューに載せたいのか」と問われれば、周辺諸国はメニューに載せたい国が大半でしょう。ウクライナ戦争前は露のにらみも利いていたし2014年以降は米の縄張りになっていたから周辺諸国は手が出せなかった。米が引き、露がドニエプル以東と南部地域にとどまるならポーランド、ハンガリー、ルーマニアその他歴史的にも民族的にも関係は複雑。旧ソ連が国境を定めた歴史の浅い新造国家だから係争が始まる可能性は大いにある。露の世論では周辺諸国による分割を容認する言説が多い。それがウクライナの無害化につながるというわけだ。復興だとか長期的に考えれば全体として露連邦の構成共和国になるのがウクライナ人には一番平和なのではないか。
仰る通りで、ウクライナ弱体化により隣国外交が刷新されるでしょうね。
ザカルパッチャ州の二重国籍が分かりやすいですが、ハンガリーの関心が高いだけでなく、オルバン首相の支持基盤にもなっているなと。
ウクライナが、隣国にゼロ回答はあり得なくなっているため、他国にどこまで妥協してくのかも注目しています。
トランプ政権の停戦提案をプーチン政権がどの時点で決めるかでしょう
クルスク州の掃討、ポクロウシク、コンスタンチノフカの陥落後の前線か
さらにドニプロペトロウシク州に侵攻しスラヴャンスクなどドネツク地域
と交換するか
停戦の保証は反露でないハンガリースロバキアなど中立国から監視軍を派遣
すればNATO軍がウクライナに居座るのを阻止したいプーチン政権も同意か
(朝日新聞)ウクライナ支援会合、米国が関与継続を表明 欧州の負担増も求める
リンク
ウクライナ支援に懐疑的なトランプ米政権の発足で継続が危ぶまれていたが、米国が関与を続けることを確認した。
ヘグセス米国防長官が米国の継続的な貢献を表明したとし、「全ての参加国がウクライナ支援を強化し続けることを確認した」と述べた。新たに数十億ドル相当の軍事支援も決定したと明らかにした。
ヘグセス氏は会合の冒頭、「米国はもはや依存を助長する不均衡な関係を容認しない」と述べ、将来的には欧州諸国がウクライナ支援の大部分を負担するよう求めた。
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日本の5大紙の中ではロシア寄りな朝日新聞でこの報じ方ですから
記事のThe Telegraphは取り上げ方がやや偏っているかもしれませんね
ロシアを経済制裁で潰せなかった時点で核戦争覚悟して国家の存亡賭けて戦争始めたロシアに、産業が空洞化し人権至上主義の西欧が勝てる道理も無く当然の帰結かと。西側のボスのアメリカが何とかしてくれると依存してたら梯子外されて混乱しているとか色々と甘えすぎたということでしょうね。
中途半端な停戦はロシアが望まないのでロシア案飲むか否だけどロシアが恐れているのはアメリカであり欧州では無いしウクライナ関連はアメリカは手を出さないとのことだしロシア案飲めないというなら出来ないとは思うが欧州として覚悟を決めて連合軍派兵しロシアとウクライナの地で決着付けたら良い、アメリカ抜きならロシアは核戦争にはしないというか総動員で抗戦し欧州連合軍が兵員損耗に耐え切れず結果負け現状より酷い条件になりそうだけど。
金融市場的には停戦の雰囲気が強いんだよな。
RTSもルーブルも爆上げしてるし。
>次の攻撃を防ぐ抑止力を「欧州自身で用意しなければならない」
ないんだな、これが
だから米露の間に入って、交渉のテーブルに参加するのは絵空事に等しい
まともな武力が無いと交渉さえ出来ないんだ
悔しいだろうが仕方がないんだ
いやこれね、プーチンは戦略的に大敗北してますよ
ロシアが戦争で得たものは 元々衛星国化していた東部2州と僅かな土地
東部の僅かな土地しか得ていないんです
失ったものは人命や国富、戦費に突っ込んでしまった年金基金、傷病兵への補償金は勿論のこと西欧諸国の再軍備が大きいですね
経済制裁でボロボロ、ウクライナ戦で備蓄を使い果たしつつあるロシア軍にはドイツポーランド連合だけでも相手取って軍拡合戦をやる体力がありません
NATO解体? アメリカがフランスのように一抜けすることを解体とは呼びませんよ アメリカがカナダを併合したら欧州軍ですか
眠れる虎を起こしてしまった形です
更には戦後ウクライナに反露民族主義政権が誕生し西側装備でロシアと対峙することでしょう 戦前は反分離主義であっても反露ではなかったから大損ですね
ウクライナが核武装へ進むことも考えられます 原発はありますからね
さてクリミアには価値はあったかもしれません
ウクライナの端の寸土には諸々失ってまで取る価値があったとは私にはとても考えられません
従ってプーチンは戦術的に僅かに勝ち、戦略的には大敗といえましょう
一週間で勝って終わる筈の戦争で3年粘られている時点で勝ちもなにもないのですが
一瞬釣りかと疑うぐらい現実を受け入れられていない
あと、眠っていたのは虎じゃ無くて豚だった
今のロシア軍と戦ったらソーセージ一直線だろ
ウクライナは核武装どころか戦後国体が存続するかどうかも怪しい
それと申し訳ないが一週間で勝つって言ったのはどこの誰だ?
もうツッコミ所満載の物語や
>>一週間で勝つって言ったのはどこの誰だ?
ロシア連邦保安庁、あと東西各メディアと情報機関
開戦後すぐのタイミングだとロシアの快進撃もあって首都陥落目前みたいな雰囲気だったな
>東部の僅かな土地しか得ていないんです
もともとロシアの領土的達成目標は「ドンバス完全制圧+
緩衝地帯を削り取る」ですから戦術的には「大勝利目前」
ですな。ドンバスは豊富な資源とウクライナ随一の重工業
地帯で、南部は肥沃な農業地帯です
>戦費に突っ込んでしまった年金基金
ロシア連邦安定資金を年金基金と混同されてますねえ、、、
まあそもそもロシアの国家予算に対する債務残高比率は
ご存知ですか?ロシアの財務状況は超健全体質なので、
いざとなれば国債を刷り増せばいいだけですよ?
>経済制裁でボロボロ、ウクライナ戦で備蓄を使い果たし
つつあるロシア軍
現実を直視しましょう。ロシアは戦争特需で好景気であり
中央銀行も加熱する景気を抑えるのに苦労しています
備蓄を使い果たすに至っては3年前から欧米では同じ事言って
ますが、10年後も同じ事を言うのですか?占いですね
>戦後ウクライナに反露民族主義政権が誕生し
戦前から反露民族主義政権だったからこんな事になったのです
同意
短期決戦に失敗し国力削られまくってる時点でロシアに明るい未来などない
削られて磨かれているから、恐れているんでしょうに。馬鹿にできるほど弱ってるのなら欧州はここまで反応してないしバルト三国は震えていない。
こういう者は分野に分けて考えましょう。
軍事は他の方も指摘しておりますが、そちらは良しあしあれど少なくともこの弱ってる間に戦争を吹っ掛けて潰しきると言ったウォーゲーム的なことは核保有国である以上ありえないので、私は大したことがないと考えております。そもそもNATOがロシア軍は増強されていると訴えているのです。また、この反省を踏まえた技術開発に遅れなければ今後の軍需産業もそれなりに市場確保できるでしょう。
その他経済などに関しては痛手を負ったのは確かですが、少なくとももう第一のショック時期は過ぎており、後はバブルの鎮静化が課題でしょう。
産業についての打撃もショックを既に終えており、ロシアでは自製・中国製化が進みました。少なくとも外国資本への依存と産業における外需への依存は統計に表れている通り減少しているうえひとまず動いてるので、言うほどの状況にはないでしょう。
人についての打撃は、人手不足の解消に追われているのはその通りです。実際内需の増大に対して生産が十分でないというのは産業界からも声が出ております。それでも、軍民ともに生産は改善しているのが統計に表れ、景気の鎮静化と共に需給は均衡するでしょう。
また、ロシアはある程度の中年以上をメインターゲットに契約軍人を集めており、その家族に対して手厚い保証をしております。地方の契約軍人の息子はあきらめるしかなかった高等教育のチケットを手に入れられるので、次世代への投資にするというのがウクライナの契約との考え方の違いです。
その次世代がこの戦争をどう評価するかはわかりませんが。
ウクライナが世界各国からの支援を受けてロシアに噛みついた結果、返り討ちに合い領土減って国がボロボロになった。
って感じの戦争だったな。
善悪とか言うつもりはないが、利を得ようと西側諸国が煽ったのもあり動いたのはウクライナ側でロシアは現状維持を初期の停戦交渉含め望んでたわけだからロシアの侵略戦争とは呼べない。
結果的に国単位だとウクライナ支援国は大金を捨てて無益に等しく、世界を無視した北朝鮮は国民を犠牲にしながらも有益な繫がりを得てるあたり不思議な戦争だった。
非難は声明しつつ中立の立場を取ったインド等はまだいいが、隣国でありながら初期から制裁に参加した結果北方領土交流含めた国交を失った日本は金銭以外でも損が目立ってる。
一応、戦争はまだ終わってないけど
キエフに斬首作戦をかけた空挺部隊と渋滞おこした親衛戦車師団が見えなかった方ですか?
まあいずれだいたいこうなると予想していた話でしたが、いよいよこういう現実的な段階になってしまいましたね。
しかしアメリカの大統領がガザ地区はアメリカが所有とか、カナダはアメリカの州とか言い出している時点で、ウクライナから遠い国はもはやウクライナだとかロシアどころではなく、経済的にもロシアを経済制裁するどころか、自分たちが関税によってアメリカから経済制裁を受けそうな状況であり、我が日本もまた例外ではありません。
鋼鉄やアルミニウムに高い関税がかけられれば、アメリカ国内で生産される兵器も大幅に値上がりするか、生産自体が遅れる、あるいは生産計画が縮小するかもしれず、アメリカから兵器を輸入する日本の自衛隊の武器の調達計画、部隊の編成計画も大幅に狂うでしょう。
長期的に見れば欧州防衛の現地化が欧州の主体を強めることが、「アメリカが欧州を失う」事になるのではないでしょうか。
つまるところ多極世界の中でアメリカ極が少数派に転落するのではないかということです。
欧州極が対中貿易を天秤にかけ米中戦争で中国極に有利な和平を強要する可能性もあるのではないでしょうか。無論ロシアも中国極につくでしょう。
それは本邦にとってもあまり良い知らせではありません。
そもそもEUっていう世界の先進国同盟が、
アメリカに頼るなと
日本なんて80年間アメリカ1国頼みで共産主義との最前線張ってきたんやぞ
二行の文章で、オチを付けるとはなかなかやりますな>日本なんて80年間アメリカ1国頼み