ウクライナ軍の反撃が始まった南部地域のヘンソンとノーバ・カホフカで大規模な爆発が発生、現地当局は市民に「直ぐ防空壕へ避難しろ」と呼びかけているらしい。
参考:В Николаеве и Херсоне раздаются мощные взрывы
5月末に行われた反撃は限定な前進でストップしてしまったため、今回の反撃はどこまで前進できるのだろうか?
ウクライナ軍の反撃は28日から29日の夜間にHIMARSの攻撃で始まり、アントノフスキー橋、ノーバ・カホフカ水力発電所、司令部施設、弾薬庫、物資集積拠点を破壊、ヘルソン州上空をカバーするロシア軍の防空システムも弱体化、Economist紙のキャロル現地特派員は「未確認ながらウクライナ軍はHIMARSを含む砲兵戦力と航空戦力で防衛ラインに突破口を開いた」と主張している。
Ukrainian defenders attack in several directions in Kherson region.
Rashist air defences are degraded. The Ukrainian air force is in the sky.
Many ammunition warehouses, equipment concentrations and command centres of the rashists were destroyed, weakening their combat ability.
— Michael MacKay (@mhmck) August 29, 2022
The operation appears to have started with overnight HIMARS strikes on command centres and bridges. Unconfirmed report claims Ukr used aviation, artillery to break through first line of Russian defence. #Kherson https://t.co/FGgqwFxTRr
— Oliver Carroll (@olliecarroll) August 29, 2022
本当にロシア軍の防空システムがダウンしているのかは謎だが、ウクライナ空軍機がヘルソン州上空を飛んでいるという報告も複数あるので、部分的に防空システムがダウンしているのかもしれない。
さらに敵が放棄していった武器や弾薬を示す映像も確認されているので、ドネツク人民共和国の第109連隊がヘルソン地域の陣地から後退、これを支援していたロシア軍空挺部隊も戦場から逃げ出したと話も信憑性を増してきた。
In Kherson region, Ukrainian defenders have broken through the first line of defence of the Russian fascist invaders.
The Armed Forces of Ukraine do not report where.
In this video a Ukrainian soldier inspects ammunition abandoned by fleeing fleeing rashists. pic.twitter.com/zvVmsAAIow
— Michael MacKay (@mhmck) August 29, 2022
ウクライナメディアは「ヘンソンとノーバ・カホフカで大規模な爆発が発生、ノーバ・カホフカ当局が市民に避難するよう呼びかけている」と報じており、未確認ながらインフレツィ川周辺やDavydiv brid周辺で両軍が激しく交戦しているらしい。
因みに5月末に行われた反撃は航空戦力を投入したものの限定な前進でストップしてしまったため、今回の反撃はどこまで前進できるのだろうか?
追記:ウクライナ大統領府は南部での反撃について「当局の公式発表前にセンセーショナルな報道は控えて欲しい」と発表した。
関連記事:ウクライナ軍が南部で反撃開始、ロシア軍の防衛ラインを一部地域で突破か
※アイキャッチ画像の出典:Telegram経由
対レーダーミサイルの存在は大きいですね。
対空レーダーのスイッチを入れたら、対レーダーミサイルが飛んでくるし、
対空レーダーを稼働させないとHIMARSの釣瓶撃ち。
ゆーて対レーダーミサイルなんてそんな効果あるんか
別に最新兵器というわけでもなくてベトナム戦争の頃から存在している種類の兵器なんだから
普通に対処法も確立してるんちゃう
レーダー波を停止することが最も根本的な対処法ですが、現代の対レーダーミサイルは発信源の場所を記憶しレーダー波が途切れても目標に向かって飛行し続けるので対処するのは難しいです。レーダー波に向かって飛翔するミサイルなので下手に妨害電波を発信すると対レーダーミサイルをおびき寄せることに繋がりかねません。また、地上から対空ミサイルで迎撃すると対空ミサイルの煙の軌跡が残り、それこそ自軍のSAMサイトの正確な場所を敵に知らせることになります。
いずれにせよ完璧な防衛手段がなく、発射から着弾までの時間が短いので厄介ですね。
南部取り返せたら聖ジャベリンの次は聖ハイマースになりそうだな。
聖ハームもお忘れなく
まるで三賢者ですね。
燃料価格で西側が苦しい冬の前に、ヘルソンでの住民投票を実行される前に、新たなロシア軍の増援が来る前に、、時間に迫られて、足りない装甲戦力で攻勢するウクライナも苦しい。でもヘルソンを奪還できれば勝って終われる希望が出てくる。西側も長く、もっと強力に援助できる。逆に大きな戦力を消耗する攻勢が頓挫してしまったら..と思うと怖いけど…ウクライナ軍参謀本部を信じる。ウクライナに栄光あれ
@Militarylandnet がウクライナ軍のSu-25が攻撃しているという動画をツイートしていますね。今日撮影されたものという証拠はありませんが。Economist紙の特派員は上空にウクライナ軍機がいるとツイートしていますし、本当に航空優勢を奪取したのかもしれません。S-300で地上攻撃している場合ではなかった?
ロシア軍は防衛線を構築しているはずですが、かなり広大な領域なので突破されると脆いかもしれません。ロシア軍ができなかった機動戦をウクライナは見せることができるのか。ヘルソン奪還は簡単にはいかないでしょうが、それなりの広さの占領地を取り返せば政治的な効果は大きいでしょう。
ヘルソンを落とした後、どっちに行くんでしょうね。
東か南か。
補給面でだいぶ叩いたし防衛装備はそこまで多くはなさそう
後は歩兵がどれだけ抵抗するかやね(傀儡2国は手伝い戦やし、それほと士気は高くないか?)
いや、傀儡2国軍が頑張るかも。
負けたら、裏切り者として酷い目に合いそうだからね。
1か月ほど前にヘルソンの軍関係者の家族は逃亡したと言われてますね。
ロシア軍人の家族がヘルソンに移住しているわけではないので、
ウクライナを裏切った現地の軍人の家族でしょうね。
ルガンスク軍は、リシチャンシク戦の後、州境に到達した途端にやる気を失くして現在のシヴェルスク前面の膠着ですし、ハルキウ北郊のロシア軍潰走時も、ロシアが旧国境で、敗走するドンバス系部隊の国内進入を阻止して騒ぎになっていたような。
8年撃ち合ってれば前線の軍隊の敵愾心は本物で、ドンバス分離派軍は自宅の近所なら軽視できない戦意を見せますが、縁もゆかりも無いハルキウやヘルソンで使い捨ての肉盾に甘んじる理由は持ち合わせていないようです。
まあ限定攻勢でしょうね。ロシアもウクライナ軍も境に地雷敷き詰めているせいで奪っても地雷の撤去に時間かかりますからね。ロシアみたいに人海戦術で地雷踏ませるなんて非人道的な人海戦術はウクライナ軍はとれないでしょうしね。寸土の奪いあいになってしまう。
ロシアは近々こうなること分かってて原発周辺で騒いでたのかな
ロシアの攻勢なら西側からも情報出やすいのですが
ウクライナの反攻だとさすがに情報少ないですね
限定攻勢なのかヘルソン奪回まで行けるのか…
今回のウクライナ軍によるヘルソン州での集中的な攻撃は、被占領地奪回のための、本格的な反攻作戦前の”地ならし”であると、米国、ウクライナ双方の当局者がリークしていますね。
CNNが複数の米政府高官からの情報として、本件をスクープしていたようです(8/29)。
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