ウクライナのドニプロペトロウシク州パブログラードで観測された大爆発は「化学工場への攻撃」が原因で、敷地内に保管してあった「期限切れの推進剤」や「対人地雷」の誘爆を誘い、信じられないような大爆発を発生させた可能性が高い。
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パブログラード化学工場への攻撃が「期限切れの推進剤」や「対人地雷」の誘爆を引き起こした可能性
ゼレンスキー大統領はドニプロペトロウシク州パブログラードで観測された大爆発について「ロシア軍のミサイル攻撃で42人が死傷した」と明かし、非常事態庁も「パブログラード地区への攻撃で化学工場が破壊され、100を越える建物が被害を受けた」と発表したが、まだ何が攻撃され大爆発を引き起こしたのかは不明だ。
ただ海外メディアなどは「ネプチューンやVilkha-Mの開発に関与し、ロケットの推進剤を生産しているパブログラード化学工場が攻撃を受けた」と報じており、同社が保有する敷地内には解体待ちのミサイルブースター(SS-24に使用されていたもの/2020年時点で期限切れの推進剤が1,800トン以上も存在=BBC)を保管する施設があり、地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)も「オタワ条約で処分が決まった対人地雷5,500万個の一部を保管するためにも同施設が利用されていた」と明かしている。
ロシア国防省も1日に「ウクライナ軍向けの武器・弾薬を生産する企業を破壊した」と発表しているため、パブログラード化学工場への攻撃が敷地内に保管してあった「期限切れの推進剤」や「対人地雷」の誘爆を誘い、信じられないような大爆発を引き起こしたのだろう。
ウクライナのドニプロペトロウシク州パブログラードで観測された爆発の全容。爆発は攻撃で引き起こされたものと誘爆によるものの2回発生している。 pic.twitter.com/LqG2ulca9K
— 航空万能論GF (@grandfleet_info) May 2, 2023
どちらにしても爆発規模の割に死傷者が少ないのは施設がパブログラードの郊外にあったためで、もし市内で同程度の爆発が発生していれば街全体が消滅していたかもしれない。
因みにセヴァストポリのコザチャ湾にある燃料タンクが攻撃を受けて爆発する瞬間を捉えた映像も登場している。
❗️The attack on CRIMEA exact moment of the Ukrainian attack on the Russian oil refinery. pic.twitter.com/zqbPggcsf6
— Malinda 🇺🇸🇺🇦🇵🇱🇨🇦🇮🇹🇦🇺🇬🇧🇬🇪🇩🇪🇸🇪 (@TreasChest) May 1, 2023
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※アイキャッチ画像の出典:Telegram経由
“ネプチューンやVilkha-Mの開発に関与し、ロケットの推進剤を生産”
とありますが、実際そうならば、誘爆の件はおいておいても、
ウクライナにとって痛い損害ですね。
実際のところはどうなのでしょう。
よく読んで。
「同社が保有する敷地内には解体待ちのミサイルブースター(SS-24に使用されていたもの/2020年時点で期限切れの推進剤が1,800トン以上も存在=BBC)を保管する施設があり、地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)も「オタワ条約で処分が決まった対人地雷5,500万個の一部を保管するためにも同施設が利用されていた」と明かしている。」
この規模の誘爆だと生産設備にも被害出てるだろう
ウクライナの国産ロケット弾の生産は確実に影響でる
誰もが存在を知ってる施設を1年経った今頃になって攻撃する意味。
ウクライナが開発してたミサイルが実用段階になってきたから破壊したと考えるほうが自然かな。
よく読んでって、どこが引っ掛っているの?誘爆した件は分かった上でウクライナ主力長距離兵器への影響を与えると痛い損害と書いているから変な所は無いと思うけど。
実際の所は20年位にここが閉鎖危機迎えていた時なんてウクライナミサイル産業の終焉とか言われた企業だから国産兵器のロケットやミサイル推進系はここで全てカバーしてたんじゃないかな?流石に詳細まで知らないけど他にあるのは爆薬作る企業で推進薬を作っている感じはしないんだけど。あるスタートアップ企業にまともなロケット製造技術があるならば限定された生産は出来る可能性がある。
ロシア唯一のMLRS製造工場も火災でダメージ負っていたから、偶々思いついたか報復?がてらにここの工場狙った可能性はありそうだけどな。
長射程高威力のミサイル製造が出来ず既存の長距離ミサイル在庫のみで絶望的になったのがこの先どんな影響及ぼすかな。低速・ペイロード小のドローンで300km越えの攻撃能力はあるけど高威力で射程が200km超えるようなミサイルの在庫は数えるほどしかなさそう。ストームシャドウがそんなに大量に渡される訳でもないし西側が支援強化しないと長距離攻撃に関しては厳しい感じはする。
冷戦なんて30年前に終わったのだから大陸間弾道ミサイルが残ってるわけない。地雷についてだって熱だけで誘爆するような材料は使ってはいないだろうし仮にも鉄の箱に入れられているのだから多少の火花では着火しないだろう。
兵器の生産工場だったとするのが有力ではないか。
両陣営が冷戦の遺物で戦っている状況をみるとなんとも言えなくなってしまう
M1戦車M2歩兵戦闘車「おっそうだな
トーチカU「ロシア海軍共の揚陸艦数隻を海の藻屑にした俺の戦果を忘れないでください…」
残っていないと思うのは貴方の勝手で、それを示す証拠出せば良いのでは?
残っているのミサイル本体じゃなくて推進部分なんだけど?その後始末するのに米国は空き地なりで燃やすか爆破処分勧めたけどウクライナはそれを拒否して、採石用爆薬への再生とドイツ製の高価な焼却炉で処理する道を選んだんだよ。それにも金掛かるから米国からの資金途絶えた時点でウクライナの環境基準に配慮した安全な処理が滞って開始当初の半分以上処理した状態で放置されていたんだけど。これは米国大使館のページに詳細でなくとも資料があるはず。
地雷だって安価に作るなら樹脂のケーシングとTNTが使われるし、TNTだって過酷な環境下にあれば爆発するだろう。こんな処分前提の消耗品に対して外部からの攻撃に耐えるような対策はするだろうか?TNTだって絶対的に安全な訳でも無く熱や衝撃と様々な要因で爆発する。
仮に着弾したミサイルが5V55Rだったら弾頭100kgのHE fragmentationだから破片で穴が開いてそこに火災の炎が入るとかあるでしょ。そうでなくても着弾時に信管の代わりとなるプロセス進行がされる可能性だってあり得る訳だし。威力的にMk82爆弾に近いレベルの物が炸裂したら無傷で済むとも思えない。そもそも想定が多少の火花ごときで爆発するかってのがおかしいと思う。
兵器の生産工場とか疑う前に、もう推進薬製造工場って書いてあるけど推進薬程度じゃあれほどの爆発の可能性は無いのかな。
オタワ条約には4年以内の対人地雷破棄が義務付けられていたはず
まだ持ってるの??
予算不足で火薬が残ってたんじゃないですかね
廃棄するのにも金と時間がかかるわけで、政治的にも混乱が続いたウクライナでどこまで予算をつけて実行することが出来たかと言えば難しい問題ですね。
所詮大本営発表だからね
ウクライナの既存の軍事基地は場所バレしてるので開戦早々から爆撃されており、武器弾薬兵器は色々な施設に分散して隠して保管している
今回爆破された施設は化学工場であり、敷地内に不要な燃料があったのは確かだろうが、それなりの規模の工場なら武器弾薬が保管されていてもおかしくはない。最前線に近いドニプロなら反攻作戦用の大量の兵器がどこかしら市民の目にも届きにくい場所に保管されているのは確かだ
ロケットやミサイルを生産する軍需企業「ユージュマシュ」も拠点はドニプロでしたがロシア軍からの攻撃が頻繁にあるので工場を一部疎開させているみたいです。特にウクライナ西部はロシア軍のミサイル射程から遠いので比較的安全(精密誘導ミサイルが枯渇したロシア軍はポーランドなど西側諸国に誤って着弾しないようにウクライナ西部への攻撃は減っている)とされ、企業の疎開先として選ばれているようです
「ウ空軍によると、ムルマンスク州の露軍Tu-95戦略爆撃機9機とカスピ海地域のTu-160戦略爆撃機2機がKh-101/Kh-555巡航ミサイル18発を発射、うち15発を撃墜」
との事なので、着弾は3発
町外れの保管庫に当たったのが事実としても、列車やS-300への命中が虚報とは限らない訳で…
偵察衛星持ってない民間人には、戦場の霧は濃いですね現代でも
残念ながら現地は曇りなので衛星画像解析によるリアルタイム分析は期待できない。
被害の評価や具体的な標的についてはもう少し時間がかかれば分かるだろう。
対人地雷についてはウクライナは「対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びにその廃棄に関する条約」(1997年)の締約国でありながら禁止されているロケット発射型対人地雷を使った疑いがあるとして、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチに調査を求められる失態を犯している。一方ロシアは条約に参加していない。
どちらの爆発もすごく燃えてるな。
ところで、ウ露戦争や、その影響でロシアの森林火災が放置されていることによる二酸化炭素発生はおびただしい量になると思うが、環境団体は何故指摘しないのかな?
日本の次世代石炭発電にはしつこく化石賞を贈るのにね。不思議だね。
散々研究も指摘もされています。
2022の化石賞をロシアは2度受賞しています。
戦争はトップクラスに環境に悪いんですけどね
環境問題ににリスクを冒してまで付き合う人間なんてほぼいないんですわ
実際の被害はともかく、ミサイル関連の施設でほどよく郊外に有るのは成果としては派手で見栄えはあるな。
ロシア内ではどういう報道されてるんだろ?
大戦果扱い何かね。
1.8キロトンと考えるとすごいな
どんだけ廃棄待ちしてたんだ
侵略者を吹っ飛ばすために使えたら良かったんだけどな
推進剤を安全な状態で取り出して別のミサイルに詰め込む・・・口で言うのは容易いですが、実行するのは恐ろしく危険で困難なミッションでしょう。移し替えたところでちゃんと機能するかは不確実ですし。
退去する予定の建物に運び込んで、ロシア兵が占領したら起爆する・・・バフムトで何度か行われている作戦なら使えなくもないと考えましたが、普通の補給にも苦労している状況で、こんなデリケートなものを持ち込むのはやはりハイリスクすぎるでしょう。
WW2のドイツで、古い火薬を再生するのにニポリトが作られていたけれども。
ニポリトの材料は無煙火薬、PETN(ペンスリット火薬)、RDX、TNT
だったそうだけれども、今ではどうやって再生しているのだろう。
ニポリトは安価であったとされていますが。
推進薬は、軍用ならば多分HMXと想像しますが、どうやって再生するのでしょうか。
HMXはRDXに類似するそうですが。