ナゴルノ・カラバフ地域を巡るアルメニア軍とアゼルバイジャン軍の戦いは停戦発効後も、確実に攻撃を受けたと主張する範囲は広がっているため停戦自体が破綻する可能性も出てきた。
参考:Martuni, Shushi and various large villages of Artsakh are being shelled
正当なものを手に入れるまで私たちは最後まで戦い抜くと語るアゼルバイジャンはロシアの意向に従うつもりがない
ナゴルノ・カラバフ地域を巡るアルメニア軍とアゼルバイジャン軍の戦いは10日正午に人道的停戦(捕虜交換や戦死者の遺体回収目的)が発効したが、直ぐに局地的な戦闘が再開され互いに相手が「停戦を破った」と非難合戦が始まり、戦闘の範囲は徐々に広がりを見せている。
アルメニア側は12時05分にアゼルバイジャン軍が停戦を破ってカラカンベイリ方面に攻撃を加えたと発表、さらにナゴルノ・カラバフ地域のハドルト地区にも砲撃を加えていると主張して攻撃を行っているアゼルバイジャン軍部隊に攻撃を再開したが、逆にアゼルバイジャン側は停戦発効後にアルメニア軍がアゼルバイジャン領のタルタル市やアグダム地区に砲撃を加えていると主張(アルメニア側はアゼルバイジャンが嘘をついていると言っている)して、停戦に違反して攻撃を加えたアゼルバイジャン軍の装甲車両や榴弾砲を破壊した。
その後もアルツァフ共和国(事実上アルメニア支配下のナゴルノ・カラバフ地域)の大統領府報道官が10日深夜、首都ステパナケルト、マルトゥニ、シュシャ、さらに規模の大きな農村地帯に対してアゼルバイジャン軍が砲撃を行っていると明かして「停戦は全く機能していない」と主張、アゼルバイジャン国防省も首都バクーに次ぐ都市ギャンジャ(人口約30万人)に対してアルメニア軍が砲撃を再開したと主張して破壊されたギャンジャの街の写真をネット上にアップしている。
During the night, the city of #Ganja was under fire by the Armenian armed forces.#Ganjaunderattack #KarabakhisAzerbaijan #StopArmenianOccupation #StopArmenianAgression #StopArmenianTerror pic.twitter.com/Qkad5aXDSc
— Azerbaijan MOD (@wwwmodgovaz) October 11, 2020
果たして攻撃の規模が散発的なものなか激しいものなのかは不明だが、確実に攻撃を受けたと主張する範囲は広がっているため停戦自体が破綻する可能性も出てきた。しかしアゼルバイジャンのバイラモフ外相は停戦期間について興味深い発言を行った。
バイラモフ外相によれば今回の人道的停戦の期間は「捕虜交換や戦死者の遺体交換に必要な時間だけ続く」と説明しており、アルメニアとアゼルバイジャンの人道的停戦を主導したロシアの認識とは完全に異なる。
ロシアのラブロフ外相は今回の人道的停戦は捕虜交換や戦死者の遺体回収目的だが「両国が欧州安保協力機構ミンスクグループ仲介の下でナゴルノ・カラバフ紛争を平和的に解決する交渉に入る」と説明しており、人道的停戦の期間はナゴルノ・カラバフ紛争を平和的に解決する交渉が終わるまでという認識だ。
アゼルバイジャンのアリエフ大統領も「正当なものを手に入れるまで私たちは最後まで戦い抜く」と語るなど、ロシアの意向(=政治的解決の模索)に従うつもりがない素振りを見せている。
果たしてロシアが主導した人道的停戦は軌道にのるのか破綻するのか注目される。
※アイキャッチ画像の出典:WalkerBaku / CC BY-SA 3.0 アゼルバイジャン軍の特殊部隊
5分で停戦終了ではプーチンの面目丸つぶれ。ロシアの影響力の低下だけが浮き彫りされてしまった。
劣勢といわれるアルメニアが、ロシアを自国側に引きずり込む目的で、停戦合意を積極的に無視している可能性も。
アゼルバイジャン側が介入する意思がないロシアを舐めきってるんじゃ?
本格的に介入する様子がなけりゃ戦闘止める理由が無いもの
アルメニア側は押されてるんだから停戦したほうがありがたいでしょ
ソ連の残骸国家じゃ影響力も5分が限界か…
ウルトラマンの活動時間よりは長いのでOK
カップラーメンを作る時間くらいはあった(^_^)
今なら自衛隊送って北方四島実効支配すればロシア何も出来なくね?
核攻撃フラグが立つだけかなと。
戦術核の使用になんの抵抗もない連中ですよ。
自衛隊基地に定期的に巡航ミサイルぶっぱする訓練しに来てます。
北方領土のロシア通常兵力なら何とかできそうな気がするけど、核兵器使われたらどうしようもありませんからね。
自国領土に関してガチ対応してくるぞ
自衛隊の戦力ではF-35はともかく、それ以外の戦闘機がSu-35に勝てないので被害を被る事になるぞ
そんなことしていたらC国がこれ幸いと南西方面から悪さをして来て本邦は2正面に対応せねばならなくなる。
第二ラウンドが始まったから第三ラウンドもいける口だな。管理された戦いより全力前回の衝突の方が面白いに決まってる。プロレスみたく第三者の介入も大いに結構。
記事を読んだ限りでは、アゼルバイジャンが外交交渉でも一枚上手だな
アゼルバイジャンは停戦期間とその目的を自軍に都合良く解釈して自軍に有利になる様に仕向けた上、停戦の利用価値が無くなったらさっさと停戦を破ったと言う感じだ
結果的に停戦を呼び掛けたロシアの面子丸潰れだが、これはロシアが直接アルメニアを助けに行けない事を知っているアゼルバイジャンの一本勝ちだろう
>停戦の利用価値が無くなったらさっさと停戦を破った
でも、そもそも「捕虜交換や戦死者の遺体交換に必要な時間だけ続く」とか言いながら5分しか守らないわけでしょ。利用価値云々に関係なくはなからすぐに破るつもりだったんじゃ。
アゼルバイジャンは独裁国家だから(アルメニアもそうみたいだけど)、独裁者が自分の実績をアピールできる状態になるまで戦争を止めないんじゃないですかね。
停戦期間5分って記録今後破られること絶対ないだろ
カップラーメン3分で作って、残り2分で食べきれるかな?
捕虜なんて一人も(残って)いないのでヨシ!再開!
別にロシアとしても体裁の為に停戦を斡旋しただけ。
どっちが勝ってもロシアにはメリットとデメリットの両方ある国ゆえにこの程度でも充分と言えば充分。
平和の調停とか慣れない事やってるロシアを無視するとどうゆうことになるか
彼らは身をもって知ることになるだろう
ヤクザは舐められたらそこで終わりだゾ
アルメニアを凹ましたアゼルバイジャンを攻撃して手中に収めるロシアの図?
アルメニア助けるよりも実利が多そうだし
本気の停戦が近いのを見込んでの、陣取りと点数稼ぎに見えるけど
アゼルに今度はアンカラで会議やれって指示が出てるんじゃなの(笑)
チャイム鳴ってるのに注意されるまで答案に書き続けるようなもんか
アゼルの大統領がある街を解放したと宣言したあとに、実際には占領できてないとアルメニアとロシアが発表して、その直後に戦闘再開になった、とかいう話もある
こうやって世界を見ればいかに平和憲法9条が世界を先取りしているか分かる。憲法9条だけは絶対に変えさせない。
アゼルバイジャン< えっ?俺も日本とほぼ同じ憲法持ってますよ?ちゃーんと【国際紛争を解決する手段としての戦争放棄】を記載してます
まぁでも戦争するんですがね
追記
これがアゼルバイジャン憲法の9条ね
Article 9. Military forces
I. In order to provide its safety and defend itself the Azerbaijan Republic establishes Military
forces and other military troops
II. The Azerbaijan Republic rejects a war as a means of infringement on independence of
other states and way of settlement of international conflicts.
第二項がまさに日本が言うものと一緒
で、日本が何だって?
アゼルバイジャンとしては、「国内」を移動して違法占領しているやつを排除しているだけだからセーフ(震え声)
>カップラーメンを作る時間くらいはあった(^_^)<
でも食べる時間が足りなかった。