欧州関連

NATOと中国、ウクライナへの武器提供制限とロシアの核兵器使用阻止で合意か

英国のSpectator誌は「欧米と中国の間には極秘のバックチャンネルが存在し『ロシアの核兵器使用を食い止める』という点で利害が一致、NATO規格の戦車、戦闘機、長射程ミサイルを提供しないことで合意している」と報じている。

参考:The red line: Biden and Xi’s secret Ukraine talks revealed

世界平和のため犠牲=ドンバスやクリミアなどの主権放棄を強いられる可能性が高いウクライナ人は「中国が最後の希望だ」とは認めないだろう

英国のSpectator誌は26日、ウクライナ侵攻に関する欧米の政治交渉には公式のチャンネル「Track1」と極秘のバックチャンネル「Track2」が存在し、NATOと中国は戦いのエスカレーションを防ぐ=ロシアの核兵器使用を食い止めるという点で利害が一致、NATOは中国の要求を受け入れ西側製の戦車、戦闘機、長射程ミサイルの提供を控え、代わりに中国もロシアへの支援を外交や情報共有といった範囲に留め、中国軍は軍事的チャンネルを通じてロシア軍上層部に「政治的決定がなされても従来の核兵器ドクトリンを守れ」と働きかけてきたと報じている。

出典:The Russian Presidential Press and Information Office / CC BY 4.0

プーチン大統領はウクライナ侵攻が西側諸国の反発を招きロシアが国際的に孤立することを予想、そのため中国に「失われた自国領の一地方を回復し、歴史的な範囲でロシアを再統一するための限定的な作戦を行うが、北京五輪は邪魔しない」と事前に説明、2月4日の会談で習主席からNATO第5条に匹敵する相互安全保障(無制限の友好の付属文書に含まれる)を引き出すことに成功、ただ中国側は「今回の限定な作戦でロシア領に併合される地域は相互安全保障の対象外である」と付け加えたたためウクライナ侵攻に関連した支援を行う義務はない。

中国は「ロシアがウクライナ東部=ドンバス地域を回復する限定的な作戦のため軍事作戦を実行する」と解釈、侵攻直後に「米国やNATOがロシアとの緊張を煽ったの原因でプーチン大統領の決断を支持する」と表向き擁護したが、事前説明とは異なりキーウ強襲などウクライナ全土に多方面から侵攻したため「ウクライナ東部に作戦が限定されていれば避けられた西側諸国の結束を引き起こす危険がある=最初から最もリスクの高いカードをプーチンが切った」と映りロシアの核兵器使用を危惧。

出典:Julian Herzog / CC BY 4.0

丁度そのころ米国とポーランドではMiG-29をウクライナに提供するための協議が行われていたが、米国は突然「ポーランドのアイデアを支持できるものではない」とMiG-29提供を却下、この方針転換についてSpectator誌は「ウクライナ侵攻に関して欧米諸国は極秘のバックチャンネル「Track2」を立ち上げる構想があって中国もこれを支持した」と明かし、台湾問題で対立してもウクライナ問題では「ロシアの核兵器使用を食い止める」という点で利害が一致したらしい。

中国は「戦闘機をウクライナに提供するのは行き過ぎだ=戦いのエスカレーションを招く」と主張してきたため米国はMiG-29提供を取りやめたが、代わりに中国もロシアに軍事的な支援は行わず外交や情報共有といった範囲に支援内容を留め、中国工商銀行、新開発銀行、アジアインフラ投資銀行といった大手金融機関もロシアとの取引を中止、中国のエネルギー企業もロシアへの出資や合弁事業を停止、VISAやMastercardに相当する中国の銀聯もロシア系銀行の提携を取りやめ、欧米との1,5兆ドル以上の取引(ロシアとの取引規模は1,000億ドル)を守っている。

出典:NATO

中国の関係筋は「王毅外相のシャトル外交で中国とNATOは『ウクライナとロシアの戦いをエスカレートさせないと点』で足並みを揃えることができた、9月上旬から断続的に続いたNATO指導部との交渉の中で王毅外相は『モスクワに対する中国の影響力を活用してプーチンに核兵器の使用を思いとどまらせる』と約束、その代わりに『NATOは戦略的な兵器をウクライナに提供しない』と確認した」と明かしているのが興味深い。

ロシアはウクライナ侵攻に相互安全保障が適用されなくても「物資面や資金面で中国からの支援が受けられる」と考えていたが、プーチンがやり過ぎたため中国の対応が予想以上に消極的でイランの提供する無人機、過去輸出した武器の買い戻し、武器製造に不可欠なマイクロチップを家電解に頼らざるを得ず、しかも中国は軍事的チャンネルを通じてロシア軍上層部に直接「政治的決定がなされても従来の核兵器ドクトリンを守れ=核兵器の使用は自国への核攻撃があった時のみに使用するという暗黙の了解」と働きかけている。

出典:Public Domain

要するにNATO規格の戦車や歩兵戦闘車、旧ソ連製のMiG-29や米国製のF-16、クリミア大橋を攻撃可能なATACMSの提供にNATOが慎重なのは「戦いのエスカレーションを招きたくないという点で中国と非公式に合意しているため」で、11月のG20で会談したバイデン大統領と習主席は「ユーラシア大陸での核兵器使用を防ぐ必要がある」と珍しく合意したのは「Track2の非公式な合意がTrack1の公な合意に切り替わった瞬間だ」とSpectator誌は指摘しているが、最も困難な問題は戦いをどう終わらせるかだ。

中国は公式に「外交による平和的な解決」を要求しているが、NATOは「交渉をいつ始めるのかはウクライナが決める問題」という姿勢を崩していないものの米軍のミリー統合参謀本部議長、NATOの高官、マクロン大統領など一部の指導者が「キーウは和平交渉に備えるべきだ」と述べ始めており、中国が提供した相互安全保障は「NATOの脅威」を理由に侵攻を開始したプーチンの面子を保ちつつ戦いを止めるに役立つかもしれない。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

ただSpectator誌は「この世界の平和維持における最後の希望だと中国は自認している」とも付け加え、世界平和のため犠牲=ドンバスやクリミアなどの主権放棄を強いられる可能性が高いウクライナ人は「中国が最後の希望だ」とは認めないだろうと指摘している。

Spectator誌の記事内容を検証するのは不可能なので真実かどうかは謎だが、ポーランドに着弾したミサイルを「ロシアによるNATO加盟国への攻撃だ」とゼレンスキー大統領が主張したのは「バックチャンネルでの合意を破壊して戦いで領土を取り戻さないと停戦を強要される」と危惧したためかもしれない。

追記:ドゥダ大統領はポーランドに着弾した2発目のミサイルについて「存在しない」と公式に否定した。

関連記事:ウクライナへの戦闘機提供、現在も米国とポーランドが協議中
関連記事:ポーランドが提案する米国経由のMiG-29ウクライナ提供、米国側は否定的
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関連記事:ウクライナ軍とロシア軍の戦い、攻勢を止めても敵が戦力を回復するだけ
関連記事:ウクライナ国防相、最終的に西側は射程300kmのATACMS提供に応じる

 

※アイキャッチ画像の出典:Public Domain

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コメント

    • 幽霊
    • 2022年 11月 26日

    2発目の着弾が無かったとポーランドが正式に発表したのなら着弾したのはウクライナの迎撃ミサイルだったと言う公式見解がほぼ確定しましたね。
    後はウクライナが認めて謝罪をするかどうかですけどやっぱり自分達が調査をしなければウクライナは謝罪をしないのかな?

    16
      • ミリオタの猫
      • 2022年 11月 26日

      この記事の内容が事実だとしたら、NATOに対して不信感を募らせているウクライナは謝罪しないが、NATOも中国との密約が有る弱みから必要以上にウクライナを批判する事は無いも知れませんね(実際、最近のNATO側はポーランドへのミサイル着弾事件について、余りウクライナを非難していない印象が有る)

      16
        • 幽霊
        • 2022年 11月 26日

        NATOと中国の密約はNATOの弱みになるでしょうか?
        NATOと中国の密約がなくてもロシアとの核戦争を恐れるNATO諸国が今より強力な兵器を提供するとは思えませんし、中国との密約のおかげで中国がロシアに対して軍事支援しない事はウクライナにとってもメリットですから。
        そもそもウクライナが着弾後直ぐにロシアの仕業だと言わずに調査結果を待ってから声明文を出していれば此処までNATO諸国とウクライナ間で問題になる事も無かったと思います。

        12
          • ミリオタの猫
          • 2022年 11月 26日

          NATOに取っては、中国との密約によってウクライナヘNATO仕様の兵器を送る事が出来ず、それによってウクライナの苦しみが増していると言う弱みが有ります
          ウクライナとしてもNATOが核戦争にビビって強力な武器を送ってくれないと言う不信感が有るでしょうし、中国が密約でロシアへ対して軍事支援をしないと言っても裏では何らかの支援をしているのは間違いないので、ウクライナに取っては何のメリットも感じていない可能性も有ります
          今にして思えば、ポーランドへのミサイル着弾事件の際にウクライナが直ぐロシアの仕業だと言ったのはNATOを介入させる為の賭けだったのかも知れません

          6
    • ミリオタの猫
    • 2022年 11月 26日

    NATOがウクライナヘ武器提供を制限している理由と中国がロシアへの支援に消極的な理由が漸くハッキリしたけど、果たして両者共それで良いのか?って気はしますね
    何故なら、戦争の当事国がこの合意では蚊帳の外であると言うリスクが有るからです
    ポーランドへのミサイル着弾事件でウクライナはNATOに対する不信感を増幅させただろうし、プーチンも何れは中国軍によるロシア軍上層部への働きかけを邪険に扱う時が来るかも知れないから…結果として、欧米と中国の呉越同舟で決めたこの策略は最後の最後で裏切られる(=恐らく、ウクライナの反攻に対してしびれを切らしたプーチンによる核攻撃)かも知れませんよ

    8
      • 幽霊
      • 2022年 11月 26日

      だからこその中国によるロシア軍上層部への直接的な働きかけでは?
      たとえプーチン大統領が核攻撃を決定してもそれを実行するかどうかはロシア軍上層部の判断ですし。

      10
        • ミリオタの猫
        • 2022年 11月 26日

        だからこそ、プーチンが痺れを切らせたらロシア軍上層部を更迭(あるいは見せしめで一部を処刑?)してでも核攻撃する可能性が有る訳です
        そもそも独裁者が他国の働き掛けで行動を自制するなら、そいつは独裁者じゃ有りません

        9
          • 幽霊
          • 2022年 11月 26日

          そうなったらロシアは内戦に突入する可能がありますね
          いくらロシアがプーチン大統領による独裁体制と言われても、ロシア国民は西側諸国の情報に触れることもできますから核攻撃をして核戦争を引き起こすリスクを許容する国民ばかりでは無いでしょうし、仮に軍上層部の更迭や一部処刑をしたら軍部の反発招くでしょうから。

          10
          • HY
          • 2022年 11月 26日

           ロシアのウクライナ侵略は事実上中国の支援あってのことですからね。それが無くなったら戦争を継続できません。またロシア陸軍はかなりのリソースをウクライナに当てているので、中ロ国境は多分がら空きです。そこに中国軍が配置されたらロシア存亡の危機になります。

          8
      • hoge
      • 2022年 11月 26日

      実際、当事国が蚊帳の外だからエスカレートする一方なのでは。
      ロシアなんて国家予算の大部分をウクライナとの戦争に勝つために注ぎ込み始めましましたし、ウクライナの「休戦しても意味がない」というロジックに反論できない。

      14
    • emp
    • 2022年 11月 26日

    まぁありうる話だなぁ

    NATOの最優先事項は自分達に被害が出ないことで、ロシアがNATOと戦うには核しかない
    だから核使用のハードルだけは下がって欲しくない

    中国も核使用のハードルが下がっては困る
    敵対するインド、不安定な北朝鮮、お笑いロシアが持っているから

    20
      • HY
      • 2022年 11月 26日

       どちらかというと何が何でも核戦争を回避したかった米国とNATOに中国が付け込んだ結果だと思います。自身は台湾有事に介入したら核戦争だと2005年に朱成虎氏を通して米国に、2021年に動画を通して日本に恫喝していますからね。

      13
    • 無題
    • 2022年 11月 26日

    数カ月後には破られてそうな無意味な合意だな
    ロシアと中国の領土への執着を甘く見てる

    34
    •  
    • 2022年 11月 26日

    馬鹿馬鹿しい。これじゃあ中国一人勝ちじゃないか。
    MiG-29を交渉材料に含める意味がマジでわからない。

    44
    • ぱんぱーす
    • 2022年 11月 26日

    戦争が多国家間に及ぶのを危惧するのは中国にしても同じという事ですね。
    バイデン大統領は副大統領時代から度々習近平との親密さをアピールしていましたし、独自のチャンネルを持っていたとしても不思議ではないと思います。

    2発のミサイルについてですが、ポーランドが当初2発と発表したのは住民が爆発音を2回聞いたからだそうです。
    1回目はあさっての方向に飛んだミサイルの自爆装置が作動、弾頭は破壊されたけどそのまま落下した燃料タンクが地上に激突、爆発して2回目ではないかという考察を読みましたが、なるほどなと感じました。

    15
    • 無無
    • 2022年 11月 26日

    これでウクライナがクリミア半島を諦める形の和平を強要されても、その不満の矛先を中国に転化し戦後の両国を切り離すことはできる、という計略のはじまりかい?
    もちろん西側も責任はあるが、身を切ってウクライナ支援している事実を以て帳消しを図るか
    いつも大国の都合で小国の運命が流動する、あながち他人事でもないもんな

    20
    • 名無し太郎
    • 2022年 11月 26日

    この記事は眉唾物だと思う。密約は指導者しか関わり合っていないし、他の意見が間接的にすら反映されていないのだから、反故にした場合のデメリットが皆無だ。だから相手側が守る保証がないのだから、そんなものを信用するとは思えない。
    ただ、この記事はウクライナが抱いているアメリカとNATOに対する不信感を反映している。そこには無視できない事実があるような気がする。
    バイデン大統領は日頃は対応が遅いのに、ポーランドの件にだけは、やけに迅速な対応を取った。ウクライナの人々が不信感を抱くのは、止むを得ないのかもしれない。

    不思議なのは、ポーランドの件に関して、アメリカですら事前に予測していなかったということだ。迎撃ミサイルがポーランドに墜落することは、発生確率として低くない。アメリカですら、それが発生した場合の対策を、事前に立てていなかった。
    ウクライナはアメリカから支援された貴重な対空システムは、首都や戦略上の重要拠点にまわす。だから国境は、どうしてもソ連時代のの旧式のものに頼らざるを得ない。それを見込んでロシアが国境にミサイルを撃ち込むことは、予測可能だと思うのだが。
    しかしバイデン大統領の対応を見る限り、どうもアメリカは予測を立てていなかったようだ。

    25
    • XYZ
    • 2022年 11月 26日

    これが事実ならば、戦況は膠着状態となります。
    疲弊したところでウクライナは領土を放棄しての和平ですか?
    こんな事をアメリカを含むNATOがやったならば、日本への侵攻があっても同じ運命になるのは確実です。

    そうなると日本は核保有を実行するしかありません。

    36
      • ミリオタの猫
      • 2022年 11月 26日

      私も、この件で一番懸念している事はそこです
      実は別のまとめ板で先に同じ趣旨の事を書いたのですが、もしもXYZさんが言う様な事態になれば「核を持って居ればやりたい放題出来る」と言う前例を作った事で、核拡散防止条約の意義が消滅する恐れが有ります
      つまり「核を持たなければ国家の安全保障が成り立たない」と言う新たな原則が出来てしまい、その結果日本に限らず世界中で核兵器の開発競争が起こるリスクが有ります
      ですので、欧米と中国に取ってもウクライナとロシアを巡る合意はヤバイ賭けだと思います

      22
        • 名無し
        • 2022年 11月 26日

        そんな先のことや整合性なんて、未来の人が考えればいいや、という国民性でしょう。欧米は。
        じゃないと、三枚舌外交とかやらない。

        13
          • ミリオタの猫
          • 2022年 11月 26日

          まあ、その結果として欧米は過去に途轍もない代償を支払った経験が有りますけどね
          例えば、中東問題が正にそれですが

          10
      • 名無し太郎
      • 2022年 11月 26日

      国防のための核保有というのは、無意味なことではないかな?ICBMに対しては、すでに有効な対抗手段が確立している以上、もう抑止力とはならない。
      ウクライナのインフラに多大な被害を与えているのは、小型ミサイルやドローンによる攻撃。これらの兵器は上空からではなく、地上すれすれを飛行しながら進行するので、従来の対空システムでは対応が難しい。

      アメリカの裏切りに備えるなら、日本独力で次世代戦闘機と、航空機では対応が難しい低空域での作戦に重要な自立型ドローンの開発に予算を注ぐことが重要。そして複数の部隊を結び付けるネットワークと、オペレーターを支援するAIも、これからの戦いにおいては必要不可欠。
      核は使えない兵器なので、張子の虎でしかない。そのような兵器の開発に予算を注げば、日本の国防力は著しく低下する。

      3
        • HY
        • 2022年 11月 26日

         けれど、核攻撃を受ける可能性は高いからシェルターは必要ですね。

        8
        • XYZ
        • 2022年 11月 26日

        100%核兵器を迎撃可能な防空システムはこの世に存在しません。

        通常兵器と違い、1発でも迎撃ミスをすれば大変な被害を受けてしまうのが核兵器です。
        ICBMはまだ迎撃に使用できる時間がありますが、中国と日本の距離では更に迎撃が困難です。

        これはお互い様ですから、北京や上海に核弾頭を撃ち込まれる可能性が少しでもあるならば、国防上これ以上抑止力を発揮可能な兵器は無いと思います。

        9
          • 名無し太郎
          • 2022年 11月 26日

          イージス・システムは200発のICBMが同時に認識可能であり、イージス艦とパトリオットの二段構えの迎撃態勢がある。そのため撃ち漏らす可能性は極めて乏しい。
          それに核の抑止力というのは、本当に存在するのかどうか怪しい理論だ。アメリカは核武装しているけど、タリバン政権には効果が無かった。イスラエルは核武装しているけど、ハマスはお構いなしに無差別テロを実行している。

          自分が恫喝に屈するから相手も屈すると考えるのは、極めて危険なことだと思う。相手が自分と同じような考えをするという前提で動くべきではない。
          他人なんだから絶対に自分とは異質な考え方をするはずだと思い、恫喝などという実体のない事柄に頼るべきではない。恫喝にしか使えない核兵器よりも、実戦で威力を発揮する通常兵器の方が、はるかに抑止力として効果的。

          それに仮にイージス・システムが上手く働かなかったとして、核の撃ち合いになったら、国土の大きさで日本は中国に対して圧倒的に不利。日本は数発の核で滅びるけど、同じ数の核を中国に撃ち込んでも、中国はビクともしない。
          また仮に首都に核の直撃を受けても、人命が塵芥に等しい専制国家においては、政府の首脳陣が脱出していれば効果はない。だから核で恫喝するのではなく、防空システムで核を無力化する以外に手段がない。

            • XYZ
            • 2022年 11月 27日

            仮に認識できたとして、実際に発射するミサイルは充分な数がありますか?

            同時に必要数を発射可能なランチャーが揃っていますか?

            防空システムを否定はしませんが、こちらから全く報復できない状況では相手が核攻撃するハードルが格段に下がります。

            7
      • hoge
      • 2022年 11月 26日

      つ 日米同盟
      ウクライナはNATO加盟国ですらない。

      5
    • 霞ヶ浦
    • 2022年 11月 26日

    これに関しては中国を批判する気は全くないと言うかおそらく日本政府も合意してるだろうな
    一方間違えば大惨事だし

    6
      • HY
      • 2022年 11月 26日

       合意どころか全く知らないと思う。賭けてもいい。

      39
    • とり
    • 2022年 11月 26日

    中国が余った兵器をロシアに流したり、戦争特需で儲けようとしたり、果ては「義勇軍」を送り込んで戦闘経験を蓄積する、なんてことにならないようにするという点ではこの密約は有意義ではあるし、強力な武器が供与できないのも仕方ないかという感じがする。
    あとは、ロシアの残虐性・不法性、ウクライナの被害者性を国際的に強調することで、密約なしでも中国が支援を踏みとどまるように強いていくことしかできない。後ろに中国がいるせいでウクライナだけお行儀良くしなきゃいけないとも言える。

    核兵器に関しては、むしろ核使用リスク低減よりも核使用の場合の米中の対応を話し合っておくほうが重要だろうが、それに関しては話が進む可能性はあるのだろうか?
    まあ表に出ない話だろうが、密約を明るみに出すなら同時にこの然るべき共同対応をロシアに伝えて、核使用を牽制してほしいな

    5
    • 58式素人
    • 2022年 11月 26日

    この戦争の行く末について。この記事の内容の通りなら。
    NATOは、クリミアを含むウクライナ領の奪還を掲げているけれど、
    その主張を下げるのかな。
    そんなことは、ロシアに接する加盟国は認めないような気が。
    米国はどうやってNATOをまとめるつもりかな、分裂かな。
    米国は、中共は競争者から敵に変えたのではなかったのかな。
    援助の大きさにものを言わせるつもりかな。

    4
    • zo5gt
    • 2022年 11月 26日

    ロシアは中国にウクライナ侵攻の全てを伝えなかったのに、中国から支援して貰えると思っていたのは虫が良すぎですな
    中国は開戦前からロシアのウクライナ侵攻を支持していないので、本音はロシアに対してぶち切れ寸前ですし。
    それに「中国・ウクライナ友好協力条約」で、ウクライナが核攻撃されたら中国は相応の安全保障を提供すると約束しています。
    ロシアがウクライナに核攻撃したら中国はロシアと戦争状態になりますので、中国はロシアの核兵器使用を絶対に防ぎたいでしょうね。
    また、6月に行われたBRICS首脳会議の共同声明で核兵器使用の抑制を謳っておりますので、米中がロシアの核兵器使用を防ぐことで合意したのは当然かと。
    なお、ゼレンスキー大統領は「ロシアを軍事支援しない今の中国の政策に満足している」と発言しています。

    17
      • HY
      • 2022年 11月 26日

      >それに「中国・ウクライナ友好協力条約」で、ウクライナが核攻撃されたら中国は相応の安全保障を提供すると約束しています。

       それって中国問題グローバル研究所の遠藤誉氏も指摘していたことでけど、私はその「安全保障の提供」の実体性に疑問。
       中国は公式に「核の傘」や「核共有」を放棄すべきだと主張してますし、第一その条約が締結された当時ウクライナは親露政権のヤヌコビッチでしたからね。その時は戦争の「せ」の字もありません。

       でも、本記事の「密約」なら中国がロシアの核攻撃を止める十分な理由になります。

    • 2022年 11月 26日

     ウクライナがNATO加盟ができるなら、多少身を切ることになりますが、ロシアが東部の一部とクリミア半島の領有だけで戦争を妥協して、さらにウクライナのNATO加盟を間接的にでも認めれば、戦争が終わるかもしれませんね・・。
     プーチンが、領土をどれだけ取ろうともNATO加盟だけは絶対に認められないということなら、それ以外の安全保障を認める方策をウクライナも求めるでしょうけど、ブダペスト覚書みたいのではもう納得しないでしょうし・・・・。

     

    8
    • 鳥刺
    • 2022年 11月 26日

    元記事は、事象の点をつないでバックグラウンドの枠組を推測する、よく出来たストーリーだとは思いますが、米欧が、ウ露戦争の進展と援助の範囲に関して、中国の拒否権を認めた「合意」をしているとなると…

    主に核抑止に関連した、暗黙の相互了解と行動の抑制は存在しているとは思いますが、ちょっと枠組が拘束している範囲も、中国の存在感も、中国の戦略的な自由度も、色々と誇大視している印象がありますね。

    >中国は軍事的チャンネルを通じてロシア軍上層部に直接
    >「政治的決定がなされても従来の核兵器ドクトリンを守れ
    >=核兵器の使用は自国への核攻撃があった時のみに使用する

    かなり問題で、実際の所は「懸念の表明」以上の、実効性のあるメッセージの伝達が可能か疑問です。
    元記事の通りですと、中国がロシア軍部に「核使用の決定が出ても抗命せよ」と要求しているようにも読めますが、行動に置き換えるとほぼクーデターの使嗾で、現実感がありません。中国には、このロシアの抑止の部分で、保証を西側に提供できるようには見えないのですが。

    数多いチャンネルのひとつ、以上の存在感は無いような。

    15
    • K(大文字)
    • 2022年 11月 26日

    核使用への反対も対露支援の自制も、取引きのカードにもならないようなシロモノでしょうに…この記事にある取引きが事実ならNATOは余りに迂闊で、交渉戦で中共に完敗したと言えるでしょうね。
    こんなのはむしろ中共に「で、アンタがたはロシアの核使用を容認するのか?軍事支援を良しとするのか?」と逆に問い詰めてもいいような話だ。
    仮にNATOがヘマうった代償で戦争が長引きインフラまで破壊されているとしたら、ウクライナが余りに不憫ですね。

    11
    • HY
    • 2022年 11月 26日

     10月16日記事、北極評議会においてNATOと中国が論戦をしている時に中国大使が「中国は世界平和の建設者だ」と発言したことと繋がる。多分、NATO側で密約は一部の人しか知らされていない。

    2
    • 人参は飲み物
    • 2022年 11月 26日

    もしこの報道通りなら「核持ちには対しては適切な支援を得られず、核持ちは聖域を作り出しやりたい放題出来る」って事だから
    核不拡散体制の終了を告げる最悪の一手を欧米は選択したと思うね

    ウクライナがやられていることを日本でやられる可能性もあるからこの件を頭に入れて注意深く支援内容を見守って行かないと…

    とりあえず、長期化してウクライナが再度追い込まれても長距離射程のミサイルやNATO規格の戦車を送り込まなければ黒ってことで

    13
      • HY
      • 2022年 11月 26日

       まぁ、日本が戦車やミサイルを送る可能性はゼロで送れるのは民生品のドローンくらいですね。銃弾もNATO基準だし、武器支援の心配はしなくていいと思います。

      「黒(というより白?)」だったとしても将来的に中国は日本に戦争を仕掛ける覚悟だし、その時にロシアも確実に便乗するから「核不拡散体制の終了」に日本は備えないと。

      7
    • 名無し2
    • 2022年 11月 26日

    核兵器使用で第三次世界大戦になったら中国は困るからね。当たり前だ。中国が台湾に侵攻するぞと言ってるのはアメリカを敵に回しておけば共産党が強権支配を行う大義名分になるかるからであって実際に侵攻したら何の利益もない。ここに実際にやっちゃうロシアとの深く広い谷がある。

    4
    • タイヤキ
    • 2022年 11月 26日

    中国に余りに都合がよいのでこの情報流しているのが中国の可能性高いので、証拠がない限りは信用に値しないですね。中国が何度か西側兵器をウクライナに投入したら戦争は拡大する主張どおりの密約内容ですからね。

    11
    • すっかり寒くなりました
    • 2022年 11月 26日

    記事通りであるなら開戦時のウクライナへの中国のサイバー攻撃やNATOの支援項目の自制に説明はつくのですが、ここまでイニシアチブを握られた合意であるなら尚更中国に対しデリケートな扱いをする筈ですし夏のペロシ下院議長の台湾訪問や台湾海峡でのエスカレーションへの非難の応酬について説明付かないので少々こじつけが強いかな?といった内容でした。
    記事原文でも水面下の合意内容に関しては特に取材からでは無くバリ島米中共同声明など外交的動向からの推論のような言い方してますし、水面下で何らかの調整はあったにしろ具体的な内容まで踏み込んで断言するには弱いかなと。
    個人的な推測だけで言えば経済制裁への懸念からの露支援自制とエスカレーション懸念や高度兵器の使途不明化懸念からのウクライナ支援自制でそれぞれ独立した事象だと考えますけど、こういった話は戦争終わって蓋を開けてみないと本当の事は出てこない部分ですね。

    3
      • すっかり寒くなりました
      • 2022年 11月 26日

      >記事原文でも水面下の合意内容に関しては特に取材からでは無くバリ島米中共同声明など外交的動向からの推論のような言い方してますし
      訂正、改めて読み直しましたらおおむね中国関係筋に基づく話でした。
      まあ総じてタレコミ元が自国の関与誇張してると腑に落ちるなぁと言った文面でしたが。

      4
      • HY
      • 2022年 11月 26日

       いや、この密約で「欧米は核戦争を覚悟してでもロシアを止める度胸はない」ということが中国に伝わったわけですから、他のコメントさんの指摘通り「核を持って居ればやりたい放題出来る」前例に従って台湾を攻撃する可能性が上がったわけです(ついで言うと日本攻撃も)。だから「ウクライナと台湾(と日本)は違う」ことを証明するためにバイデンが「失言」を繰り返す必要があったと思います。ペロシ下院議長らの台湾訪問については「密約」を知らなかった可能性が高い。

      3
    • NA
    • 2022年 11月 26日

    中国の影響力と善性を過大評価しすぎというか「(この世界の平和維持における)最後の希望だとは認めないだろう」と言いつつ逆説的にその可能性を既成事実とし、ウクライナ問題における中国の存在感を高めるために書かれた記事に見えますね
    実際にはそんな可能性は存在すらしません
    そもそも核兵器の使用の是非について共通認識があるなら、そこについては取り引きの理由になるものではないからです
    このアジェンダは「許せる」か「許せないか」の二択であり、「反対」で合意できないから「賛成」するという類のものではない
    仮にもしそうするのであれば、それは世界平和に関わるという中国の態度が取り引きのための欺瞞に過ぎないということです
    そして、中国が軍事援助しないという何の保証もない漠然とした約束と引き換えに、戦車や長距離ミサイルを提供しないというNATOの安全保障の根幹に関わる判断について中国の関与を許す前例を作ることは絶対にないでしょう
    こんな与太話を掲載するこのソースは全く信用できなくなりましたね

    5
      • 七草
      • 2022年 11月 26日

      そもそも政治や外交の裏話なのでこれを否定したり肯定したりするなんて誰もできないだろ?

      貴方がこれを違うと判断するもの自由だし、管理人もSpectator誌の記事内容を検証するのは不可能なので真実かどうかは謎と言ってる。

      ただ貴方の主義主張に削ぐわず「こんな与太話を掲載するこのソースは全く信用できなくなりましたね」と言うなら、もう見なきゃいいだけ。

      管理人の口癖を借りるなら興味深い記事だけど真実かどうかを判断するのは各々だ。

      4
        • NA
        • 2022年 11月 26日

        ああ、私がわざわざ「ソース」と書いたのはSpectator誌を指すためでそれを紹介した管理人氏について言及したものではないですよ
        つまり、まさにあなたの言う管理人の紹介する記事を読んで、ソースの信頼性についての判断をしたのが私のコメントです
        たしかに誤読しやすい文章でしたね

        6
    • NHG
    • 2022年 11月 26日

    なんか中国だけが得をしたみたいな話になってるけど、中国としても露のグズグズ大規模侵攻は困る話だから渡りに船だっただけだと思う
    中国からすれば、こんな稚拙で救いようのない戦争をするロシアに肩入れして一緒に制裁食らうなんて愚の骨頂だから、中国はロシアを過度に支援しない代わりに欧米は中国をロ制裁に巻き込まないバーター取引でしかないし、戦略兵器の提供もプーチンを過度に追い込んで核戦争の引き金を引かないって最終目的では両者立場を同じくしていて、割を食ってるのはウクライナだけ

    噂では中国は宇への核の傘提供の密約があるとかないとかって話もあるけど、それ以前に今のロシアは中国が欧米の制裁を受けてでも助けるべき相棒なのかといえば、答えは「NO」だと思う

    3
    • けい2020
    • 2022年 11月 27日

    ウクライナ戦争の初期の頃にも書き込んだ記憶があるけど、
    密約があるかはともかく、中国のロシアに対する態度はこの通りでしょ

    中国は軍事で世界覇権を狙って無くて、経済的な世界覇権を狙ってる
    軍事力は経済力・外交力を支えるものだし、その逆も同じ
    それを理解してるのが中国政府

    問題は、習近平がプーチンを信奉してるから、中国の動きがチグハグになってしまってる

    • 774rr
    • 2022年 11月 27日

    うわっ!
    昨日読んで無かった事が悔やまれる記事だねコレ

    NATOが武器支援に制限を掛けてる理由と
    中国のロシア支援が消極的な事が説明されてるやんけ

    何処まで本当なんだろうか? 気になるね
    もし続報があればまた読みたい

    • 匿名11号
    • 2022年 11月 27日

    どうかなあ。30ヶ国の構成国が一衣帯水で行動しているわけでもないNATOと、外交当局が国内で重きをなしていない存在の中国との間で、秘密合意を結べるほどの極秘チャンネルが成立するのかねえ。チャンネルの存在そのものが、トルコとか東欧とかのいろんな筋からバレてしまうと思うが。

    現実に起きた事象に合わせて、後付けでもっともらしい陰謀論をとっつけただけではないの。

    3
    • 匿名
    • 2022年 11月 28日

    こういう記事って結局答え合わせ不可能なまま時が流れ忘れられるという、
    言ったもん勝ちみたいな結果になるよね
    ポーランドに着弾した件でゼレンスキー大統領が急に意固地になったように見えるのは明らかに不自然で、裏で何かあるような気がするけど、
    それも真相は当事者しか分かんないんだよな…
    思えばウクライナやゼレンスキー大統領が英雄のように振舞えるのは多くの国の仮想敵国ロシアと戦ってるからで、
    周りを戦争に引きずり込むなら一瞬で梯子が外されるというのは今回の事で見えた気がする

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