北マケドニアはT-72に続きSu-25をウクライナに提供したと報じられており、現地メディアの報道によれば北マケドニア国防省はSu-25提供を肯定も否定もしなかったらしい。
参考:Македонија и „сухоите“ ѝ ги подари на Украина
ウクライナが今年6月に技術者を北マケドニアに派遣してSu-25を国に持ち帰るため修理や点検を行ったらしい
NATO加盟国の北マケドニアは2000年にウクライナから31輌のT-72を受け取っており、北マケドニア国防省は「この旧式戦車は数年以内に競争力を失うため最新の戦車で更新する必要があり、ウクライナに寄贈することを決定した」と述べているらしいが、何輌のT-72をウクライナへ移送(SNS上にアップされた輸送シーンに映るT-72の数は8輌)したのかは分かっていない。

出典:Armija/CC BY-SA 4.0
ただT-72のウクライナ提供を発表後、北マケドニア国防省はT-72を装備した戦車大隊の解散を発表しているため「保有する31輌全てをウクライナに提供した可能性が高い」と推測されているが、今度は2001年6月にウクライナから購入した4機のSu-25(単座3機+複座1機)がウクライナに提供したと報じられている。
北マケドニア国防省は「ウクライナにSu-25を提供したのか?」という現地メディアの質問に肯定も否定もせず「ウクライナへの武器支援に関する決定は必要に応じて機密が解除され公開される。これまでの決定は我が国の安全保障に影響を与えるものではない」とだけ述べているの興味深い。

出典:Fedor Leukhin / CC BY-SA 2.0
因みに北マケドニア国防省は2003年に「もはや我が国に戦闘機は必要ない」と宣言してSu-25の登録を抹消したが、NATO加盟に際して保管中のSu-25を現役に戻すことを検討(アップグレード)したものの実行に移されることはなく、これに目をつけたウクライナが今年6月に技術者を北マケドニアに派遣してSu-25を国に持ち帰るため修理や点検を行ったらしい。
もしこれが事実なら北マケドニアは戦闘機(実際には攻撃機)をウクライナに提供した初めての国になる。
関連記事:北マケドニア、ウクライナを支援するため保有するT-72を提供
※アイキャッチ画像の出典:Chris Lofting/GFDL 1.2
ていうか、有人攻撃機という兵器ジャンルが米国以外には無理な代物になっているのでは…。
それよりも、戦車大隊を解体して大丈夫か?
>「この旧式戦車は数年以内に競争力を失うため最新の戦車で更新する必要があり、ウクライナに寄贈することを決定した」
この国防省の発言が事実ならT-72更新の為に導入される戦車が気になる。数的にポーランドの様にアメリカのM1エイブラムスを導入するか、ドイツやスペインからレオパルト2A4を買う(資金に余裕があればシンガーポールの様にエボリューションキットでA6M相当にアップグレードする)あたりが順当なところ。大穴で軽装甲車で繋がりのあるトルコからアルタイを買うということも考えられるがアルタイ戦車自体が量産化前なので難しいか…
SU25で通用するならば。
A4の近代化モデル(F16相当、ニュージーランドで過去に実行)でも良さそうに思えます。
使える機体があれば、ですが。
更にF5も加わってリアルエリア88。
マッコイ爺さん大活躍か。
ロシア・ウクライナともに支配域内での対空能力が高く、Su-35でさえ撃墜される戦域では、もし本当にSu-25が提供されていたとしてもウクライナ支配域内での限定的な運用しかできないかと