ノルウェー政府は4月「フィンマルク旅団向けにK9の追加調達(24輌)を提案している」と明かしていたが、国防資材庁は19日「K9追加調達に関する契約をHanwha Aerospaceと締結した」と発表した。因みにK9の運用国は11ヶ国で総生産数も2,500輌を超える見込みだ。
参考:24 nye artilleriskyts til Finnmarksbrigaden
爆発的に売れるK9の総生産数は2,500輌を超える見込み、今後の展開次第で3,000輌に到達する可能性も
ノルウェーは陸軍近代化の一貫としてK9を24輌(弾薬運搬車K10×6輌)を2.1億ドルで取得したが、この契約には追加購入オプションが含まれており、駐韓ノルウェー大使は2020年7月にK9製造工場を訪問して「ノルウェーはK9追加導入の準備が整った」と明かし、ノルウェー政府も2025年4月「防衛力強化のため約170億クローネ=約2,300億円の投資を提案している」「政府はフィンマルク旅団の砲兵大隊を編成するためK9×24輌の購入(56億クローネ)を提案している」「この追加取得はHanwha Aerospaceと締結した契約に含まれるオプションを行使することで実行可能だ」と発表。

出典:Forsvaret
Defense Newsも「ノルウェーは56億クローネ=5.3億ドルの費用を投じて自走砲戦力を倍増させる計画だ」「ノルウェーはHanwha Aerospaceとの契約に含まれるオプションを行使するつもりだ」「但し、この追加支出計画はまだ議会の承認を受けていない」と報じたものの、現在の安全保障環境を考慮すれば議会が計画を拒否する可能性は低く、ノルウェー国防資材庁は19日「Hanwha Aerospaceとフィンマルク旅団向け新型自走砲を契約した」「新たに発注した24輌のK9は2027年末までに国防資材庁へ納入される」「陸軍への引き渡し予定は2028年になる」と発表した。
グロ・イェーレ国防資材庁長官も「Hanwha Aerospaceと新たな契約を締結出来たことを嬉しく思う」「この契約によってノルウェー軍が要求する時間、コスト、性能の範囲内で自走砲を確保できる」「2027年に予定されているK9の追加納入において効率的なプロセスとHanwha Aerospaceとの良好な関係が重要な役割を果たした」と、ノルウェー陸軍のトップを務めるレルヴィク少将も「K9は40km先の目標を優れた精度で攻撃できる」「K9の追加導入はフィンマルク旅団と陸軍の火力を大幅に強化するのに役立つ」と述べている。
因みに現地製造バージョンを含むK9は韓国、オーストラリア、インド、エジプト、トルコ、エストニア、フィンランド、ノルウェー、ポーランド、ルーマニアが採用、今年1月にはベトナムとの契約も成立したため、総生産数も2,500輌を超える見込みで、導入国の追加発注とK9に関心を示している米国、カナダ、スウェーデン、イラクの動き次第で総生産数が3,000輌を超えるかもしれない。
さらに開発国の韓国ではK9A1からK9A2へのアップグレードが開始されているため、大半の導入国がK9A2へのアップグレードに追従する可能性が高く、Hanwha AerospaceにとってK9関連の保守サービスやアップグレードサービスから生じる利益は莫大なものになるだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:Hanwha Aerospace





















韓国ではK9はいくらでも生産出来るけど、乗員の確保に苦労している、と言う話を聞いたことがあります
そんな話があるなら、完全自動無人化した更なる新型を開発しようって思いますわな
無人化した自走榴弾砲の登場は意外に早いかもしれない
将来的なアップグレードで砲塔の無人化と給弾車からの自動給弾が予定されてるので
最終的には無人で動く自走砲になりそう
装輪式自走砲は選択肢が多いですが、装軌式自走砲はドイツか韓国しか選べないのが現状で、性能・価格のバランス、ライセンス生産の容認という要素のおかげで、事実上の西側のスタンダードになってますね。
こういうのどーなんでしょうね。
現代では機甲部隊は通用しない、分散した軽歩兵の浸透戦術が
基本なので、部隊の前進のスピード自体はかなり遅い。
シュートアンドスクートもやりすぎは逆に危険ということで
要するに砲兵にあんまりスピードが求められてない。
結果的に自走砲自体にそんなにメリットはないように見える。
牽引砲には独自のメリットがあり決して廃れない、とウクライナ
の将軍も言っていたけど、要するに自動化にそんなにメリットが
ないって話だと理解している。
ただ牽引砲は多分シンプルすぎて安価すぎるので企業が真面目に
作っても利益ないんだよね。
だから防衛企業が作るのは高価な価格を正当化する為の何らかの
ギミックを添えた自走砲ばっかりになる。
本気で真面目に陸戦を戦うつもりなら、安価でシンプルな牽引砲
を国主体でじゃんじゃん作るべきだと思うが、平時の内は世界の
どこでもそんな事やらないだろうな。
牽引砲は人手が必要なのを失念してるぞ。
加えて人間は暑さ寒さに弱く病気になるし、ABC兵器で汚染されたら活動が制限される。
ウクライナでは塹壕に籠っているから顕在化してないけど、露天で運用する牽引砲は作業員が榴弾で吹っ飛ばされやすいデメリットがある。
塹壕があるじゃんと思うかもしれないが、逆に言えば敵の射程圏内で活動せざるを得ないくらい射程が短い訳で、そんな兵器を買うくらいなら長射程化した上で乗員が防護され、逃げ足も速い自走砲が好まれてきた訳。
人間を湯水の如く供給し消耗できるなら牽引砲は便利だけど、それが出来ないから自走砲が求められるの。
自走砲に求められるスピードは、移動時だけではないよ。
砲撃後に反撃を受ける前に、迅速に撤収するためにもすぐに動かせることが必要で、牽引砲にはできないこと。
「撃ったら逃げる」これが牽引砲にはできない自走砲ならでは戦術です。
こりゃ西側標準自走砲になり得るかもね。
民主主義の兵器廠韓国!!!
安価な誘導砲弾への道筋が出来てしまった以上、砲身砲、特に自走砲に投資するのはどうかって気もする。
電動モーターとプロペラでアッサリ実現してしまったって事は砲身という加速手段が問題だった訳で、ロケットモーター化したFPVドローンくらいは直ぐに出てくるんじゃ無いだろうか?
安価なドローンは軽い弾薬しか運べない
重い弾薬を運べるドローンは高価になる
重い砲弾を大量に安価に供給できる自走砲の置き換えにはなりようが無いでしょ
そりゃ、電池を使えばそうなる。誘導システムは光ファイバーFPVドローンを踏襲して推進装置(というか加速手段)をロケットモーターなりに置き換えて滑空させてしまえばってのは誰でも考え付く手だと思うって話。
前世紀末に流行りかけて凝り過ぎでポシャったネタなんだけど電動プロペラで成功例が出来た以上は再び出てくるだろう。
>推進装置(というか加速手段)をロケットモーターなりに置き換えて
そりゃ、コスパが悪くて、大量に消費する砲弾の代替えはムリでしょう。
砲弾の代わりになる威力だと動力が何だろうが重く高くなって置き換える事にはならないという話です
ドローンの動力が何であろうと関係ありません
大量の砲弾を投入する事と大量のドローンを投入する事は両立します
HIMARSよりも短いグラートなんかを誘導砲弾化して、誘導方法に光ファイバー使うってことです? 長距離で間接射撃するTOWみたいになるのかな。自分で操縦するんでなく、カメラで捉えたターゲットをタッチなどで指示してやると画像認識で自動追跡するようにすれば、まあ可能なのかな。
絶対にないとまでは言わないですが、原理的に有線誘導の対戦車ミサイル以上のコストにはなるので安いと言えるかは疑問です。また亜音速の対戦車ミサイルと違って最高速度が高い(800km/hくらいらしい?)ので、砲弾と比べて加速が緩やかとはいえカメラや光ファイバーへの熱も厳しそうです。(まあ加速だけなら緩やかにロケット燃料燃やすようにいじれるかもしれません。)