ウクライナ戦況

ノルウェー国防省、ウクライナへ22輌のM109を提供したと正式に発表

ノルウェー国防省は6日、ウクライナにM109A3GNを22輌、155mm砲弾、スペアパーツを提供したと正式に発表した。

参考:Norway has donated M109 to Ukraine

ノルウェーがウクライナに提供したM109は22輌、但しロシア軍の攻撃で既に失われ始めている

ウクライナのレズニコフ国防相は5月末に提供国の情報を伏せたまま「M109の一次バッチ分を受け取った」と発表、戦場で確認されたM109の画像から「ノルウェーが提供を表明していたM109A3GNではないか」と噂されていたが、ノルウェー国防省は正式に「M109を22輌、155mm砲弾、スペアパーツをウクライナに提供した」と表明した。

出典:Генеральний штаб ЗСУ ノルウェーが提供したM109A3GNを使用するウクライナ軍

ノルウェー国防省は「韓国製の自走砲K9導入で不要になったM109を保管中(A3GNM×14+A3GN×42)で、その中から22輌を155mm砲弾やスペアパーツと共にウクライナに提供した。ノルウェー軍はM109の使い方をウクライナ軍兵士に教えるため訓練をドイツで実施した」と明かしており、ウクライナ軍は提供されたM109は既に前線に投入されロシア軍を攻撃するの使用されていると明かしている。

因みにロシア軍は多連装ロケットシステムでM109を攻撃するシーンを公開。

この攻撃で「1輌が重大な損傷を受けた」という説と「使用されたのがクラスター弾頭なので損傷は軽微だ」という説が囁かれているが、どちらにしてもロシア軍の反撃を受ける可能性が高い地域に投入されているので損耗は避けられず、追加の供給がなければウクライナ軍の砲兵戦力は何れすり潰されてしまうだろう。


追記:大量の装備を積み込んだ鉄道車輌がイルクーツクから西へ移動中、、、

関連記事:6/8更新|各国がウクライナに提供している重装備のリスト
関連記事:ウクライナ、ベルギーが民間企業に払い下げたM109A4の入手に成功
関連記事:ウクライナにM777、FH70、CAESAR、M109、ハープーンが到着

 

※アイキャッチ画像の出典:Norwegian Ministry of Defense

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コメント

    • kitty
    • 2022年 6月 08日

    ところで、この戦争、戦車vs戦車の機甲戦って発生しているのかな。
    戦車同士が主砲で殴り合うシチュが、既に太平洋戦争の「艦隊決戦」的なものになっていたりして。

    13
      • samo
      • 2022年 6月 08日

      小規模は発生しているみたいだけれど、大規模はほぼ皆無みたいですね。
      ロシア軍は、ドネツ川沿岸の丘陵超砲撃によって渡河ができない、南部ではドネツ丘陵が突破できない。
      ようは、大規模戦車戦になるような平野部に進出できていないから、大規模戦車戦が起きていない模様です

      8
        • AH-X
        • 2022年 6月 08日

        そういう事情もあるでしょうけど、機甲戦やるには双方練度不足ではないかと。
        あとこの装備輸送なんですが、ロシア側から投稿してるのかな?投稿した人罰せられないんでしょうか?それとも意図的だったりして。

        7
          • 無無
          • 2022年 6月 08日

          これ戦争前の映像かもよ。
          ウクライナ開戦前からロシアの鉄ちゃんというか、軍事輸送投稿マニアが同じような動画を多数あげていたから、
          これもフェイクである可能性はある
          ロシアは国土が広大なので、平時の通常の演習でも日常的に大がかりな鉄道輸送をやってるから

          10
          • hiroさん
          • 2022年 6月 08日

          練度不足の裏付け情報があるのでしょうか?
          ウクライナ軍が捕獲したT-80でヒット&ランの遠隔射撃をする映像がありますが、ウクライナ·ロシア共にUAVによるサーチ&デストロイを恐れて平原での戦車部隊の展開が出来ないのでは?
          東部では地形的に不向きと言われたジャベリン他の対戦車ミサイルも効果を上げている様ですし、過去の経験値だけで判断出来ない戦術様式で闘っている結果(経過)なのかも知れないと思っています。

          2
            • や、やめろー
            • 2022年 6月 09日

            裏付けというが、彼は予想で話していることに気づきません?あと戦車戦できる平原にまだロシア軍が到達できてないって理由だと思いますけどね

            5
              • hiroさん
              • 2022年 6月 09日

              無から有を生み出せないと思いますが。
              予想するにしてもその基となるものがあるでしょう。
              横から変なイチャモンをつけられてもね。

              6
          • samo
          • 2022年 6月 08日

          ただ、丘陵阻止については、元陸将の方が指摘されていたので、かなり角度高い戦況だと思われます

          1
          • ダヴー
          • 2022年 6月 09日

          なぜ機甲戦にならなかったのかタイムリーな分析
          リンク
          ざっくり言うと
          ①両軍とも機甲戦向けの編成をしていない。
          ②無人機などの存在により奇襲性を確保できない。
          ②比較的平坦な土地だがそれでも独ソ戦当時と比較して抵抗拠点になりうる市街地が増えている。

          8
    • メルケル
    • 2022年 6月 08日

    >ノルウェー軍はM109の使い方をウクライナ軍兵士に教えるため訓練をドイツで実施した
    ついでに重装備の稼働率が終わってて練度がやばいドイツ兵も教育してあげてくださいw

    4
    • マモっちゃん
    • 2022年 6月 08日

    追記の動画、2S5 152mm自走砲12両に
    BM-27に見える車両が4両、弾薬運搬車が同数と
    貨車42両の半分近くが重砲、MLRSに割かれてる

    砲火力で圧倒したいロシアの思惑が
    形になったような貨物列車だな

    14
      • STIH
      • 2022年 6月 08日

      まだ兵器を持ってこれるのかよと。ロシアもそんなに余裕があるとは思えないのに、まだまだストックはあるってことですか。
      あとはそれに乗っかる人のほうが足りなくなるんじゃないかと思いたいのですが、どうせシリアだか中央アジアから二束三文で連れてくるんしょうかね。
      ほんと恐ろしい国だわ。

        • hiroさん
        • 2022年 6月 08日

        イルクーツクから輸送ということでお察しください。

        6
          • STIH
          • 2022年 6月 09日

          そのイルクーツクって、当初から動くかどうかわからない兵器がストックしている場所でしたっけ。全部は復旧できないでしょうけど動けば戦線に投入できるわけで。

          1
    • スマック
    • 2022年 6月 08日

    東部の攻勢前に多くの軍事アナリストが予測していた第二次大戦以来の戦車戦にはならなかったですね。
    どちらかと言えば塹壕掘って火砲を撃ち合う第一次大戦スタイルで戦線が膠着。
    第一次大戦は膠着した戦線の突破に戦車が開発され塹壕を蹂躙したけど、歩兵の対戦車兵器の発達で戦車といえど塹壕に凸するのも難しいんでしょう。

    13
      • samo
      • 2022年 6月 08日

      付け加えると、塹壕を縦横無尽に動き回っての人間TELとも言える戦術と、
      丘陵部を盾に使った、火砲による稜線超砲撃がいまの戦場の主役みたいですね。
      前者は塹壕に突撃かましても蛻の殻で、逆に袋叩きに合う危険性と隣合わせ、
      後者は丘陵地帯の取り合いになっている
      ロシア軍が、ドネツ川沿岸の丘陵地帯砲撃に手を焼いているのと同じく、
      ウクライナ軍もポパスナの丘陵部を取られたことには手を焼いている

      2
      • 匿名
      • 2022年 6月 08日

      塹壕も砲弾から身を隠すだけで無く、民生品ドローンからも隠れる為に利用されている様ですよ

      民生品ドローンを積極的利用したお陰で、索敵能力が凄まじく向上し、移動中のロシア側の機甲部隊を、ウクライナ軍の長距離砲が狙撃するという神業すら可能にしています

      勿論予めドローンで移動経路を特定し、キルゾーンに向けての砲撃でしょうが、そのまま射撃観測も出来、更に戦果確認をし、おまけに動画編集してネットに流して国際世論形成に利用する、という捨てる所が無い活用ぶりです

      ISISとの非正規戦で、民生品ドローンのポテンシャルの高さは話題になりましたが、この正規戦で改めて有効性と活用の幅の広さが実証されている印象です

      19
      • 無無
      • 2022年 6月 09日

      戦車隊が遭遇する前に、どのくらいミサイルや長距離砲撃で敵戦力を削減出来るかが勝敗の分かれ目になる。
      これが下手すると戦車の意味を失わせている、こちらの戦車を守るために必死に戦車以外の火力で敵戦車を叩くの図、本末転倒
      海から戦艦が消えていったのと同じ流れに入っている

      5
        • hoge
        • 2022年 6月 09日

        それ第一次世界大戦以来、ずっと同じやで。
        本末転倒ではなくて、第一次世界大戦のときからずーーーと、戦車は戦車以外の火力や歩兵で守らないと極めて脆弱で、何十年も前から戦車不要論は叫ばれていた。
        対戦車ミサイルでぼこぼこにされたのは、それこそ50年近く前の話だし。
        それでもなんで戦車が使われていて、ウクライナが戦車の提供を呼びかけているのか少しは考えようや。

          • 無無
          • 2022年 6月 09日

          そんなの説明になってない、なぜ戦車戦が戦場の決め手になっていないのか
          戦車を守るための戦闘の意味って何

          3
            • hoge
            • 2022年 6月 09日

            だから少しは考えたり、ぐぐったりしようや。
            そもそも戦車の主たる仕事は戦車と戦うことではないし、戦車戦が決め手になったことなんて殆どないのではと指摘しておく。

              • 無無
              • 2022年 6月 09日

              自滅発言としか
              財務省が喜ぶぞ

                • hoge
                • 2022年 6月 09日

                意味不明だし、少しは調べたら?
                戦車は戦車と戦うだけが仕事ではない、というか戦車と戦う以外の仕事のほうが多いだろうし、歩兵も砲弾の破片や銃弾一発で死傷するので戦車よりも遥かに脆弱。
                よって、それこそ死傷しないように必死に守らないといけないけれども、それぞれに役割がある。

                  • 無無
                  • 2022年 6月 10日

                  戦車は戦車を相手にしていないならば、なんで滑空砲や対戦車の装甲をしてるのやら
                  言ってることが矛盾してますよ

                  • 無無
                  • 2022年 6月 10日

                  どうやらわかってないから言うけど、それが戦車かい?
                  これからも戦車の性質や役割が変化するのは必然だよ、それを戦車というジャンルに固執する君が古いだけなんだよ
                  戦争にこだわりの意味とかないからね

        • NATTO
        • 2022年 6月 09日

        戦車も現代のような形ではなくなると思います。
        一方で歩兵の重要性は高くなるので、イスラエルのナメルのような重装甲、重武装の兵員輸送車に資金を集中するのではと思います。

        で、時代が進むと兵員輸送車と戦闘車を分離した方が有利でないかというオチになるのではと思います。

        4
          • 名無し
          • 2022年 6月 09日

          >で、時代が進むと兵員輸送車と戦闘車を分離した方が有利でないかというオチになるのではと思います。

          おっしゃる通りで、それ、まんまBMP-Tが出来た経緯ですよね。

          1
        • 四凶
        • 2022年 6月 10日

         別に戦車に戦車をぶつける必要はない。
         
         戦車と言う陸上で上位にある攻撃力と防御力と機動性が活かせるターゲットにぶつければいいだけの話。対戦車メインなら多種多様な砲弾なんて不要になる。貫通力だけに焦点絞った砲弾だけ積めば良いけど現実は違う。
         機銃メインのトーチカ潰すのに榴弾砲バカスカ撃ってみたり高価な誘導ミサイル使ってみたりとかより戦車砲で潰す方がいい場合もあるだろう。

         同レベルの性能なら殴り合えば痛い目に遭うのは分かっているし、変な固定観念で戦力磨り潰すのもどうかと思うが。

    • show the flag
    • 2022年 6月 08日

    ロシアの著名なブロガー、ヴラドレン・タタルスキー氏は先日ロシア軍の失敗に相手砲兵の制圧を欠いたこと挙げ、偵察・砲迫レーダー・UAVの不足と前線-砲撃陣地の連絡の欠如を指摘していました。

    これを踏まえNASA firmsでセベロドネツク周辺を眺めると、市街を中心として北・北西方向10Kmほどの距離の森林部で2・3日周期に広域の熱源が生じていますが、曇りがちだった天候と季節的に森林火災も考えづらく、今日のISW記事でもその近辺に布陣した火砲の写真が掲載されていました。
    市街地の熱源が裏付けとなるセベロドネツク・リシチャンシク両市街がロシア軍の砲撃を受けているとの報道からすると、上記森林部の熱源は砲撃陣地が応射を受けたことによるものに思えます。

    ロシアの元軍人ブロガー、イーゴリ・ギルギン氏はドネツク方面に投入されたM-777の長射程がロシア軍を悩ませていると記述していますが、上記がこれに整合するならロシア軍もまた戦力をすり潰しながら砲撃しているということなのでしょう。

    なお、6月6日セベロドネツクの北、Pryvillya付近のドネツ川に熱源が見られました。
    当該地点は川の直上、かつ屈曲部、対岸にキャンプ場の開けた土地と道路を備えた場所で、5月に失敗に終わったロシア軍の渡河地点と近い条件にあることが気になっています。

    5
    • 58式素人
    • 2022年 6月 08日

    M109A3がMRLで攻撃されるシーンを見ると。
    M109側は、移動中なのかもしれないが偽装のない状態に見えます。
    M109A3は通常榴弾で射程が18.1kmです。
    仮にロシア側がBM21とすると、射程が20.38kmなのでM109側を上回ります。
    素人目線ですが、M109側が油断しているところを射程の差を利用して
    討ち取られた様に見えます。
    またはM109側が1発撃って即陣地交換ということで偽装を省略したかな。
    いずれにせよ、偽装なしでUAVに見られたらこの結果ということかと思います。

      • 浅見真規
      • 2022年 6月 08日

      A5までの旧型のM109は撤収に要する時間が牽引砲並みに長いみたいです。
      対砲兵レーダーで砲撃地点が敵に知られて反撃される現代戦で撤収時間が長くて反撃される「お古」のM109を貰って使わざるを得ないウクライナの砲兵さんはかわいそうだと思いますね。

      リンク>PzH2000の特筆すべき能力は即応射撃能力で、M109 155mm自走榴弾砲の5倍以上と評価されている。
      >例えば、陣地に進入してから砲撃までに必要な戦闘準備時間は、M109の2分30秒に対して
      >PzH2000はわずか30秒に過ぎない。
      >8発砲撃するのに必要な時間は、M109の約2分に対して1分。
      >撤収にかかる時間は、M109の約7分に対して30秒。
      >つまり、一連の砲撃ミッションにかかる時間は、M109の11分30秒に対して
      >PzH2000はわずか2分で完了できる。

      3
    • 浅見真規
    • 2022年 6月 09日

    ウクライナ軍がM109A3の集団で砲撃してたとしたらロシア軍の多連装ロケット・ランチャーの餌食になる。
    (ただし、この場合、ロシア軍は数千メートル上空のドローンが発見したのか、それとも、当初はドローンでは気付かなかったのが対砲兵レーダーで砲撃地点割り出してドローンのカメラをズームアップしたのか不明だが。)
    ロシア軍は対砲兵レーダーを持っているので砲撃すれば発射地点が割り出されるので数発撃ったら撤収せねばならないが、M109はA5までは撤収が非常に遅く7分もかかっていたらしい。
    wikipedia「PzH2000自走榴弾砲」参照。
    撤収に7分もかかるのに集団で砲撃していれば、ロシア軍の多連装ロケット・ランチャーの火制域に何両も入り一気に何両も被弾する。
    撤収に時間のかかるM109A3は分散して護衛付きで単独行動し、離れた地点のM109A3と同時刻に斉射すべきなのだ。尚、ドローンで発見される可能性があるので撤収時間の短いPzH2000自走榴弾砲も護衛付きで分散・単独行動すべきだ。

      • 四凶
      • 2022年 6月 09日

       レーダーあって即応体制持った砲兵部隊なら飛翔速度等を考慮しても24km圏内だと、2分以内で着弾だから数発同じ場所で撃つなんてとても出来ない。

       分散配置にしてもそれぞれ護衛付けるなら護衛が遊兵になりそうだし限度があるだろう。

       自走榴弾砲が惜しいなら通常弾で完全にアウトレンジできるケースか射程延長弾でアウトレンジ出来るかの一方的な攻撃ぐらいじゃないと守れないんじゃないの?

    • makumaku
    • 2022年 6月 09日

    昨日E.ルトワック氏は、”増強されたロシア軍がウクライナ軍を磨り潰している。西側諸国から到着した155㎜砲はあまりにも少ない。”と呟いていました。

    • 58式素人
    • 2022年 6月 09日

    前記に続けて、
    この戦争では、観測機器の進歩から、砲兵の射距離の優越が必要に思える。
    前にも書いたけれど、時間を作ってでも、供与されたM109とM114の砲身を
    39口径長に換装した方が良いのではないだろうか。いずれも実績があります。
    供給する砲弾も、BB榴弾の割合を増やすのが良いのではないだろうか。
    39口径長でBB榴弾なら30km程度の射程を見込めると思います。
    BM21よりは長いです。現状の射程は18.1kmです。余裕のできた部分は、
    設置場所の選定や、射撃前後の手続きの時間を稼ぐなどに使えないだろうか。
    45口径長にできれば同条件で射程は約40kmまで伸びるが簡単には無理かな。
    供与する国には、出来れば供与前に39口径長の砲身への換装をお願いしたいものです。

      • 四凶
      • 2022年 6月 09日

       ベースブリードみたいな射程延伸弾は散布界の悪化と炸薬が6割ぐらいだったかまで減少するから微妙なんだよね。
       結果的には命中率の低下と威力減少で、同じ成果を求めるなら更に砲弾が必要になるんで西側が対応するのかがより問題になってくる。

      1
        • 58式素人
        • 2022年 6月 09日

        155mm榴弾の場合、RAP弾にすると炸薬量7割で射程約70kmだそうですが、
        BB弾は資料を持っていません。
        RAPと違いモーター部分を持たないので、炸薬量6割までにはならないと思います。
        射程が延びれば散布界が広くなるのは仕方ないので、この場合は運用かと思います。
        仮に、上の方が書いているように、各砲が単独行動するにしても、上部で統制して、
        複数門が1発ずつ撃って、同着射撃をすることは十分に可能かと思います。

    • NATTO
    • 2022年 6月 09日

    列車輸送の動画を見るとアメリカ軍の1マイルトレイン輸送は格が違うと思う。
    1編成に積むブラッドレーで89式の全車両を上回る。

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