欧州関連

チェンバレン方式で平和は実現不可、戦争拡大を避けるにはウクライナ勝利が不可欠

ラトビアのレヴィッツ大統領やパブリクス副首相は「ロシアはナチズムと同じように振る舞うのでチェンバレンと同じ方法では平和は戻ってこない。ロシアのプロパガンダに騙されずウクライナに最新の戦車と戦闘機を提供すべきだ」と訴えた。

参考:‘With new tanks and jets Ukraine can win the war’

多くの西側諸国の人々は積極的なウクライナ支援がプーチンを怒らせ、より高いレベルのエスカレーションを招くと本気で信じている

ロシア軍の不当な暴力と戦うウクライナへの支援には不可解な制限が存在し、特に西側製戦車の提供については「ロシアが怒って戦いをエスカレートさせる」「ウクライナ軍の兵士には使いこなせない」「訓練に時間がかかる」といった様々な理由を挙げて旧ソ連製の戦車だけを提供してきたが、ここに来て「ウクライナ支援に対する哲学を転換すべきだ」という声が高まっている。

出典:Public Domain

訪独を控えたウクライナのシュミハル首相は「ロシアの主張や脅しは所詮プロパガンダに過ぎず、M1エイブラムスやレオパルト2といった最新の戦車を提供してほしい」と訴え、ウクライナ支援に積極的な国の一つに挙げられるラトビアも「最新の戦車と戦闘機があればロシアに勝てる」とNATO加盟国を説得しようとしており、Times紙の取材にレヴィッツ大統領やパブリクス副首相(国防相を兼任)は「この問題で逡巡するのを止めるべきだ」と述べた。

パブリクス副首相は「ロシアの情報戦とプロパガンダは大きな影響を及ぼしており、多くの西側諸国の人々は積極的なウクライナ支援がプーチンを怒らせ、より高いレベルのエスカレーションを招くと本気で信じているが、これこそがロシアの狙いで我々は大きな間違いを犯している。なぜ西側製の装甲車をウクライナに提供してはいけないのか?ロシアを怒らせるかもしれないという理由だけで提供を躊躇しているのか?本当に戦争拡大を回避したと、本当に平和を取り戻したいと願っているならロシアとの戦争にウクライナが勝利する必要がある」と主張。

出典:Bundesarchiv, Bild 183-R69173 / CC-BY-SA 3.0

さらに「ロシアは第2次世界大戦のナチズムと同じ振る舞いを行っておりチェンバレンと同じ方法で平和は戻ってこない。何らかの譲歩を伴うようなロシアとの和平交渉は論外で、これは問題の解決ではなく次の戦争への準備期間にしかならず、次の戦争は必ずNATOの領域内で発生するだろう」と付け加えている。

レヴィッツ大統領も「我々はロシア人をよく知っているので色眼鏡なしに現実を直視してロシアの脅威を再三警告してきたが、西欧の国々はロシアのプロパガンダに侵されていることが多い。特にロシアに融和的な政策を推進してロシアのエネルギー資源に依存するという過ちを犯した国もあるが、犯した過ちの代償は欧州全体が支払うハメになる。現在我々は過ちを正すためのイニシアチブを取り続けており、欧州の政治的な比重は西から東へ移動している」と述べているのが興味深い。

出典:bundesregierung

Times紙は「欧州地域の方向性を決める上でフランスとドイツは決定的な影響力を行使してきたが、この地位がブリュッセル=EU主導にとって変わられる瀬戸際にある。プーチンの企みを見抜けずウクライナ支援で後手に回る仏独はEU内でも影響力が低下が避けられず、欧州の政治的な勢力図は塗り替えられるかもしれない」と指摘しており、欧州の危機=ロシア軍によるウクライナ侵攻で主導的な立場を確立したエストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、スロバキア、チェコといった東欧が欧州全体における政治的発言権を高めるという意味だ。

47年間もソ連体制下で過ごし、独立を取り戻した後もロシアに情報戦やサイバー攻撃に10年間も晒されたラトビアのウクライナ支援額(軍事援助)は3億ユーロ=約418億円に過ぎないが、ラトビアにとっては年間国防予算の1/3、国内総生産(GDP)の0.8%に相当する額で、Times紙は「経済規模で比較すればラトビアは英国の4倍、ドイツの10倍、フランスの20倍もウクライナ支援に貢献している」と評価している。

因みにパブリクス副首相は「経済問題やエネルギー問題などで支援が停滞する懸念があるが、我々は平時ではなく戦時に生きていると明確に国民へ伝えなければならず、この冬を生き延びるため手段を講じなければならない。しかし戦争には犠牲はつきもので欧州諸国は耐える覚悟が求められている」と訴えており、ドイツに対しても「ショルツの機嫌を損ねるかもしれないが、ラトビアから見るとドイツの支援は不十分で、我々と同程度の犠牲を支払いウクライナに支援を与えることを願う」と付け加えている。

関連記事:多連装ロケットシステムに発注殺到、ラトビアもHIMARS売却を打診
関連記事:どんどん強化されていくウクライナ軍、今度はラトビアからM109が到着
関連記事:ウクライナ軍、ラトビア製ドローンがロシア軍妨害下でも作動することを確認

 

※アイキャッチ画像の出典:Saeima/CC BY-SA 2.0

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コメント

    • 匿名
    • 2022年 9月 03日

    「ブリカス仕草」と散々避難された中でEUを離脱したイギリスのムーブが今になって「大正解なんじゃ?」って思ってくる

    59
      • STIH
      • 2022年 9月 03日

      実際ドイツ(EU)の態度に嫌気がさしたことが、ブレクジットの原因ですから、その博打に大当たりしたと言えるのでは。

      24
    • 伸縮性のあるボクサー型のスパッツに近い装甲車
    • 2022年 9月 03日

    ドイツ最大野党CDUの党首もレオ2ウクライナに送れって今朝言ってましたね

    西側戦車送るとしたら可能性としては一番あり得るのがレオ2、M1
    時点でルクレールでしかね? アリエテはなさそうだし…

    ただ現実問題としてポーランドやチェコにレオ2提供できてない時点でましてやウクライナにレオ2送れますかね?
    よくてスペインの提供案をもう一度検討って感じ

    あとはアメリカが在庫のM1送りつけるって手もあるけど…
    んにゃぴ…戦車の提供に関しては現実的な案がこれもう分かんねえな

    24
      • 名無し
      • 2022年 9月 03日

      エイブラムスは海兵隊の分いい状態で送れるくらい余ってるはずなんだけどねえ。
      砲弾ごとあげられれば一番いいのだけど。

      8
      • ななし
      • 2022年 9月 03日

      ルクレールは例のガスタービンとディーゼル併用パワーパックの整備性が悪いので供与はないと思いますね。
      ユーロパワーパックに換装した輸出仕様もありますが、こっちは多分そんな直ぐには数を出せないと思うので

      出せそうなのはM1ですかね…ただM1は大飯食らいのガスタービンエンジンなんで燃料の補給や整備で問題が出そうだなって…

      15
      • ブルーピーコック
      • 2022年 9月 03日

      M1エイブラムスだと撃破してもされても汚染しそう(偏見)

      改修しない79輌のチャレンジャー2なんてどうなんでしょうね。主砲が英国面ですけど。

      4
        • 匿名
        • 2022年 9月 04日

        このブログの3年前の記事では「既に時代遅れのチャレンジャー2では行進間射撃すらまともに出来ない」と指摘されてましたが…

        とはいえ、彼方此方の軍管区から掻き集めて来た旧式のT-72辺りに対してならば充分対抗できるのかもしれません

        3
      • 月虹
      • 2022年 9月 03日

      イギリスが民間企業に払い下げられたベルギーのM109A4を買い取り・オーバーホールをしてウクライナに引き渡した様に英国がハブとなりスペインが保管中のレオ2を再生してウクライナに引き渡す方が現実そう(イギリスは自国でウクライナ兵が西側兵器に習熟できる様に訓練も行っているので都合がよい)。あとは韓国からK2戦車の購入を決定したポーランドがしびれを切らして保有するレオ2の一部をウクライナへということも状況によってはありえそうな気がします。

      ウクライナ軍の戦車の運用方法として大規模な戦車戦というよりUAVによる事前偵察→地の利を生かした待ち伏せ攻撃といった駆逐戦車の様な運用方法もしているので第二世代主力戦車でドイツが保管中のレオ1でも運用次第で戦力になると思います(ロシアはドネツクなど東部戦線で攻勢を強めている時期にヘルソンなど南部戦線からT-72やT-80を引き抜いて代わりに保管中だったT-62Mを南部戦線に投入している)

      9
    • ミリオタの猫
    • 2022年 9月 03日

    ラトビアが遂に「正論を言った」って感じですね。
    独仏を中心に、ウクライナ支援に及び腰な国々はロシアからのエネルギー供給で利益を享受していると言う一面もありますが、もう一つの理由として「ロシアが怒って戦いをエスカレートさせる=核戦争を引き起こす」と言うプーチンのプロパガンダによってビビっている訳で、このままウクライナを見捨てれば間違い無く次はバルト三国かポーランドへプーチンは御礼参りに来るのが確実である上、今度はロシア側がNATO加盟国へ対して先制核攻撃をやらかすシナリオも有り得る以上、ここでウクライナが勝つ以外に第三次世界大戦を止める方法は無いと言うのを世界は知るべきだと思います。

    さて、今回のラトビアの発言に対して、プーチンは何かアクションを起こすのでしょうか?
    自分がプーチンの立場なら、自分が言っているプロパガンダが真実だと言うのを証明する為に核ミサイルの試射位はやりますが、果たして現実はどうなるでしょうか?

    42
    • ブルーピーコック
    • 2022年 9月 03日

    チェンバレン君はソ連を牽制しようとしてドイツを利用しようとしただけなのに・・・当初は褒められていたのに・・・

    なお結果。

    16
      • 毛根
      • 2022年 9月 03日

      WW1で膨大な犠牲を出した独仏とも、とにかく戦争を避けろという世論だったから、
      あの時、チェンバレンが強硬策に出られたかとどうなんだろうかとは思う。。
      #でもあのときチャーチルなら、というifは思わなくないが、、、

      黒船とか言って日本の内政を揶揄することがよくあるけど、
      日本に限らず民主主義国家って、外部からの強力なビンダがないと(国民の)目が覚めないことも多いのよ。

      23
        • 毛根
        • 2022年 9月 03日

        ✕独仏とも
        ○英仏とも

        お詫び頭を丸めま、、すでに髪がなかった、、

        13
          • 匿名
          • 2022年 9月 04日

          これまでに多大な犠牲を払って来たからこそ、今の平静があるのですね…
          (全てを失ってしまえば、もはや恐れるモノはありませんし)

          3
    • バクー油田
    • 2022年 9月 03日

    まあでも日独という旧枢軸国は、戦後ずっと特に旧連合国に対して「あいつ胡散臭い」なんか言えない立場でしたからね。
    少なくとも何も言わず、目だ立ずに謝罪を繰り返して「平和主義」を貫いている事が国際社会での生きるポジション
    今回ドイツがボッコボコに叩かれてますが、戦争に備えない、戦争に協力しない事でボッコボコに叩かれるというのは
    戦後につけられていた「平和主義の徹底」のくびきからようやく解放されたという事です。
    この今回のボッコボコの儀式の前にドイツがロシア中国を警戒して強力な再軍備と戦争に対して積極的な関与を進めていたら、「またドイツが・・」と言い出す国や米英メディアが出てきていたでしょう。
    日独とも、きっちりと潮目のタイミングまで我慢出来たという事でもあるでしょうね。

    34
      • hiroさん
      • 2022年 9月 03日

      旧西ドイツに関しては、冷戦期はNATOの最前線として49.5万人の兵力を保持していたのが、冷戦終了後は旧東ドイツ軍を吸収したのに軍備の漸減が進行して現在は18.4万人まで減少しています。
      NATOの東方拡大により最前線から後方地域になったことで、人員·装備の削減とロシアへの接近を主にメルケルが実施したのは周知の通り。
      あまり他人のことは言えませんが、喉元過ぎれば熱さを忘れるを地でおこなったのがドイツ。
      現在の最前線国が活を入れるのは当然でしょう。

      13
        • Nanashi
        • 2022年 9月 04日

        当のラトビア自身独立後に徴兵制を廃止しています
        冷戦終了で平和の配当を受け取ったのはドイツだけではなくラトビアも同様です

    • ラルフ
    • 2022年 9月 03日

    そもそも今までチェンバレン方式で平和的に解決した事ってあったか…?

    18
      • 無無
      • 2022年 9月 03日

      その後にチェンバレンを真似て講和した例を探したけど、見つからない、むしろ反面教師として意識されることが国際政治の常
      今も決着のためにウクライナ側にのみ犠牲を強いる停戦ラインを提唱する平和論者は少なくないが、チェンバレンの失敗から何も学んでいない。
      チェンバレン方式の成功には、単なる両者の話し合いではなく、停戦後にこそ世界がロシアに徹底的制裁をかけて軍を引かせることにのみ可能性がある、それだけの覚悟の無いものだけがチェンバレン方式を称えている愚かさ。
      ヒトラーがチェコを得ることで成功を確信しポーランドを襲ったように、
      すでに東欧圏の支配確立を目標に掲げているプーチンとの話し合いなど愚の骨頂

      26
    • bbcorn22
    • 2022年 9月 03日

    今回 独仏はほんと役立たずだったしな。
    邪魔にしかなってない。

    19
      • hage
      • 2022年 9月 03日

      クリーンエネルギーとか言ってガスを安く売ってくれるロシアにしっぽ振り続けた結果がこの有様だからな。

      独仏は今年、ロシアからガス絞られた上に干ばつで原発の発電能力がガタ落ちて死にそうらしいですが、
      化石賞とバカにされた本邦としては出来ることはないので、温かい目で見守っております。

      45
    • たまねぎ
    • 2022年 9月 03日

    アメリカのウクライナ支援は、欧州NATOにおける覇権の強化とロシアの弱体化を意図したものであって、ウクライナの勝利まで目的としているかどうかは、かなり怪しいと思う。
    戦争初期は確かにエスカレーションを招く危険性を考慮していたと思うが、今はむしろロシア(軍)を弱体化させすぎることの危険性、ロシア連邦そのものの不安定化リスクを考慮しているのではないだろうか。
    仮にプーチンが倒れた後、民主的で平和的な政権が生まれるとは想像できないし、連邦がバラバラになって軍閥化と核拡散という悪夢すらあり得るし…

    5
      • オニオンリング
      • 2022年 9月 03日

      >ロシア連邦の不安定化リスクの考慮
      ソビエト連邦崩壊後の事例があるので、2度目のロシア解体も困難があっても対応できるのではと思います。
      核拡散問題ですが、放射性物質は微量でも取扱方法を誤れば短期間で接触者が死に至るので、組織的な管理能力がある集団でなければ取り扱えない。マフィアが取り扱っても死人になるだけ。
      多民族が分裂して別国家になる方が、統一した連邦国家より組織的一体性が無くなり、人類全体に対する脅威が少なくなるので望ましいと思います。
      ロシアの強みである農業は、植物遺伝子の角度から見れば西側企業の第一交雑種優良品種種子によって支えられていて、バイエルなどからの種子、除草剤、殺菌剤、殺虫剤が経済制裁対象に指定される事にまで発展すれば、寒冷大陸性気候においても高い生産性を維持できていた現状から想像できないほど、悲惨な収穫量と低品質に悩まされる事になります。
      ロシアの育種品種改良技術は低く、原原種、原種、第一交雑種と多年にわたる研究開発の中核部分を西側企業に丸投げしていて、豊富な遺伝子バンクはあっても民間育種も弱いため、現在の種子の在庫在庫切れ、追加購入が止まれば厳しい事になります。
      世界を相手に飢餓を武器として利用したゆえ、報復として西側からロシアへの農業分野制裁が行われる事になれば、一般ロシア人民の食生活は一段と粗末にならざるをえないでしょう。
      ソビエト連邦が食生活、特に食肉によって起きた暴動の発展によって終末を迎えたように、粗末な食生活への不満からプーチン政権の内部分裂を待つのも良い手段だと思います。
      種子は産地代替が効かない、地域固有条件に合う育成品種でなければ高い生産性が望めない戦略物質なので、上手に使うべきと考えます。

      18
    • 折口
    • 2022年 9月 03日

    今のウクライナはかつてのチェコスロバキアよりむしろ日華事変当時の中華民国政府なんじゃないかなと私は勝手に思っているのですが、大きな戦争の前の小さな戦争であると思わせる部分が多々あるのは感じますよね。

    ウクライナがすべての失地を回復して「ロシア人の帝国にはもはや異民族の国家を足元に置いて養う経済力も、あらためて従属させるほどの軍事力もない」事をロシア人自身が直視できればそれに越したことはないですが、おそらくそれほどキッチリと勝敗の分かれる終わり方はしないでしょう。然るにある種の泥沼化のような状態に落ったとしても、プーチンが利用した「(帝政時代からソ連に到るまで一度でもモスクワが統治していた範囲すべてを含んだ)ロシアを取り戻す」という運動はプーチンの死後も継承されて続いていくのではと思います。ビスマルクが一度の戦争のために利用した大ドイツ主義が彼の失脚後に独り歩きして第二帝国からナチスドイツまでドイツ人を熱狂させたように、ロシア人も最も大きかった時のロシアを求めずにいられなくなるのでしょうし、それはプーチン死後にむしろ盛り上がる可能性すらあるでしょう。そういったロシア人の民族主義的熱狂がウクライナの次にポーランドやバルト三国に向いた場合はやはり世界大戦に、というシナリオは依然あると思います。本当に、瀬戸際の時代ですね。

    13
      • hiroさん
      • 2022年 9月 03日

      ウクライナかかってのチェコスロバキアと例える論説があるのですか?
      寡聞にして初耳です。
      余談ながら、第三帝国論はロシアの方が先ですね。
      かの文豪ドストエフスキーが、西ローマ帝国·東ローマ帝国を継ぐ第三の帝国にロシア帝国がなるべきとの説を唱えています。
      それとは別にノルウェーの劇作家イプセンが観念的な第三帝国論を唱えており、ドイツ第三帝国論はドストエフスキー·イプセン両人の思想に影響を受けたと考えられています。

      1
    • える
    • 2022年 9月 03日

    戦車は渡してきてるだろう
    自走砲も装甲車も
    各国自国防衛のために兵器を揃えているんであってウクライナのためには揃えてないから一番いいのはそう簡単に貰えるわけないだろ
    ドイツとか軍備増強をけちってたから装備余らせてないよ
    割合主張したいのならそれで言ったらアメリカが一番低いんだからアメリカに言え
    アメリカならたくさん渡せるよ

    1
      • バーナーキング
      • 2022年 9月 04日

      割合でもアメリカの方がドイツより多いじゃん。
      記事読んでる?

      11
    • 2022年 9月 03日

     国家総動員をかけることは、おそらく暴動やデモを恐れてプーチンは未だに決断ができないのでしょうから、無いとしても、問題は核の仕様ですか・・・・。

     ただまあ、核を使うにしても、まず核兵器を使うぞという脅しの1つもあるでしょうし、それに対しての欧米諸国の核を使えばもう引き返せないぞ!・・という逆恫喝もあるでしょうし・・。

     南部攻勢が成功して、クリミア半島にウクライナ軍が接近し、クリミアからロシア人が大挙逃げ出し、戦争の現実をロシア本国の富裕民に知らしめるところから、全てが始まる感じですかね・・?

     そうなると、今度の南部攻勢は、クリミアまで到達せずともある程度クリミア在住ロシア人を恐怖に陥れるくらいには、成功しなければならない感じになりますね・・。

     あとは、アメリカの11月の中間選挙でバイデンが敗北した場合、その後のアメリカのウクライナ支援がどういうものになるかはわかりませんから・・、ウクライナからしても、そこまでにどれだけ領土奪還できるかが、この戦争の1つの契機にはなりますかね・・。

     バイデンが勝てば、その後も支援はいけるでしょうが、仮に負ければ支援がどうなるかは不透明になってきますから、ここまでの段階にある程度の失地回復をウクライナができなければ、それ以降はその時点での領土で、実質的な良く言えば休戦ライン、悪く言えば国境の確定が起こってしまう可能性もありますね・・。

    • 無能
    • 2022年 9月 03日

    ボリスはVサイン似合いそうだったのに辞めちゃうしなぁ
    EUの指導者達はチャーチルどころか、チェンバレンにも届かない小粒揃いな感じが何とも…

    3
      • 無無
      • 2022年 9月 05日

      歴史的評価は戦後を待ちましょう、今はすべての情報が揃っているわけではないから
      誰が詐欺師で誰が腰抜けか、これから見えてくる
      現代では英雄なチャーチルが勝利の日を待たずして選挙に敗れ消えていったのは、英国人の現実主義と、その時には判んないってことの証明です

      1
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