欧州関連

総費用は約6,600億円規模、ポーランドが250輌のM1A2/SEPv3調達を正式に発表

ポーランドは米国から250輌のM1A2/SEPv3を調達すると正式に発表、取得費用は233億PLN/約6,630億円になる見込みで国防予算外の資金で調達するらしい。

参考:Polish Army: Abrams MBTs for 4 Battalions of the 18th Mechanized Division. Financing – Outside the MoD’s Budget.
参考:Polish Army to gain state-of-the-art tanks: ruling party leader

噂どおりポーランドがM1A2/SEPv3の調達を正式発表、ただしウルフプログラムとの関係は不明

ポーランドの与党「PiS/法と正義」で党首を務めるヤロスワフ・カチンスキ副首相は14日、陸軍の第1機甲旅団を訪れ250輌のM1A2/SEPv3を調達すると正式に発表した。

カチンスキ副首相は「少なくともポーランドは4個大隊分のM1A2/SEPv3を調達する予定で陸軍は質的飛躍を遂げることになる、調達プロセスが順調に進めばM1A2/SEPv3の引き渡しは来年の夏頃に始まるかもしれない」と語り、ブラスザック国防相も「250輌のM1A2/SEPv3に加え各種支援車輌、大量の弾薬、訓練及び後方支援パッケージを含む取引総額は233億PLNになり、閣議決定に基づきM1A2/SEPv3の調達費用は国防予算とは別の資金を割り当てる」と語って注目を集めている。

米国務省は今のところポーランドへのM1A2/SEPv3売却に関する可能性(対外有償軍事援助/FMS)を発表していなので、ポーランドと米国の契約には時間がかかる可能性が高くカチンスキ副首相が言及した「来年の夏頃」に引き渡しが始まるとは到底考えにくい。

出典:US Army 米陸軍第3旅団戦闘団「グレイウルフ」に引き渡されたM1A2C/SEPv3

しかしポーランドがM1A2/SEPv3を導入するのは政府の決定事項なので、この結果が次期主力戦車調達計画「ウルフプログラム/ProgramWilk」なのであれば韓国のK2PL、ドイツのレオパルト2A7+、イタリアが持ちかけてきた主力戦車の共同開発は全て消し飛ぶことになるのだが、同プログラムは800輌近い需要があるのでM1A2/SEPv3で全て埋めるのか国内産業に恩恵が多いプログラムを別に立ち上げるつもりなのかは今後の展開次第だ。

ポーランドメディアはM1A2/SEPv3について「本当に素晴らしい戦車だ」と評価しているが、この戦車は最悪に近い燃費の問題を圧倒的な資金力や兵站能力でカバーできるリッチな国を想定した設計なのでポーランド軍の兵站担当者や納税者にとっては「素晴らしい戦車とは言えない=ソ連製のT-72M1や同車の設計を受け継ぐPT-91、ドイツ製のレオパルト2A4/2A5と全く異なるロジスティクスを一から構築しなければならずインチ、フィート、ガロンという独善的な測定方法はcm、m、リットルを採用するポーランドに混乱を招くという意味」と主張。

さらにM1A2/SEPv3購入に関する取引にはオフセットやポーランド産業界に対する再投資義務が含まれていないため、この取引を実行すれば国内の防衛産業に回すための資金が何年も途絶え産業基盤が失われる可能性があり、そもそもポーランド陸軍の需要(700輌~800輌)をM1A2/SEPv3で満たすだけの資金がどこから出てくるのかも謎で現状のロジスティクスを活かしながら兵站担当者や納税者を満足させる唯一の選択はレオパルト2A7+だけだろうと述べている。

果たしてウルフプログラムの勝者=M1A2/SEPv3なのか?

それともウルフプログラムとは別会計(別計画)でM1A2/SEPv3を調達するのだろうか?

今のところカチンスキ副首相もブラスザック国防相もウルフプログラムについては一切触れていない。

関連記事:入札プロセスを省略? ポーランドが米国とM1A2/SEPv3購入契約を夏以降に締結する可能性

 

※アイキャッチ画像の出典:US Army Photo by Mark Schauer ユマ性能試験場でテスト中のM1A2C

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コメント

    • 匿名
    • 2021年 7月 15日

    エイブラムスはアイドリング&低速用に小型エンジンでも付けりゃいいのになと常々思う。。

    2
      • 匿名
      • 2021年 7月 15日

      走行は無理だけど停車時の電源供給用に補助動力装置は積んでるよ

      22
      • 匿名
      • 2021年 7月 15日

      輸出用にユーロパッケージでも選択出来たらもっと売れた予感

        • 匿名
        • 2021年 7月 16日

        MBT70計画がコケてのM1だから他所に売るっていう発想はまあないだろうし、今更言っても仕方ない

    • 匿名
    • 2021年 7月 15日

    かなり論議の余地がありそうな決定ですが、あえて仮説を立てると、ポーランドも昨今のドローンやUAVの進展に鑑みて戦車の将来性に疑問を抱いているからこそ、中古リサイクル戦車の購入という形で時間稼ぎをしてるのでは。
    いまはロシア相手に戦車無しの陸軍では冒険過ぎるけど、では今から戦車事業に本格的投資をやっても近未来に通用する展望があるのか見えない、そんな状況では。

    9
      • 匿名
      • 2021年 7月 15日

      それなら、手持ちのleopard2やPT-91の改良でしのぐでしょう。

      4
        • 匿名
        • 2021年 7月 15日

        ロシア由来戦車の寿命が本来15年程度なのはよく知られてますから、PT91のみの更新用と考えられませんか
        これから戦車に大規模な投資をやってもいいのかとポータルが迷うほうが自然に見えますけどな

          • 匿名
          • 2021年 7月 15日

          少なくとも戦車不要/縮小論にドローンは関係ないけどな
          そんなのは第4次中東戦争からこっち言われ続けてることだし、戦車にとっての周辺環境に今更変わりなんて無い

          というか、その論法はレオ2A4を買い足すとかM1A1を買うならまだ分かるけど
          最新版の戦車を買うのに繋ぎ扱いは違くないか

          2
            • 匿名
            • 2021年 7月 15日

            どうみても相手はロシアだし、とりあえずにしろ手に入る最強戦車という基準と、あとは国際的配慮かと
            追加発注の有無を注視したいとこですね

      • 匿名
      • 2021年 7月 15日

      まずUAVやドローンで戦車が時代遅れになるという考え方自体が根本的に誤ってる。

      専門家のナゴルノ・カラバフ紛争の分析があるけれども、戦車よりも脆弱な歩兵や装甲化されていない車両も空からは丸見えだし、装甲がない分もっと容易に無効化されていて、その論法ならば歩兵や非装甲車両はなおさら役に立たないことになる。
      (実際には陸戦は陣取り合戦なので航空機で代替できずに何らかの車両は絶対に必要。)
      リンク

      >To conclude from this that the tank’s days are numbered, however, is a serious error. From the videos in Nagorno-Karabakh it is evident that unarmoured vehicles and dismounted infantry are faring no better, even those dug into positions with camouflage screens. Indeed, the lack of protection means they will likely fare worse since there are more kinds of munitions that are lighter and easier to employ that can kill them.

      そうではなくて、実際に必要なのは様々な手段を講じて空からの脅威に備えること。

      7
    • 匿名
    • 2021年 7月 15日

    800輌調達ってあるけど、レオパルド2A7+って中古の在庫そんなにあるんですかね?それとも新造なんでしょうか
    M1A2/SEPv3なら中古でも800輌ならお金出せば揃うでしょうけど、ガスタービンが…

    あとイタリアも新型戦車の計画があったのか
    共同開発になったら、イタリア200輌(ぐらい?)ポーランド800輌で1000輌近く生産できたのに、惜しかったですね

    5
      • 匿名
      • 2021年 7月 15日

      車体とパワーパックの生産が可能であれば、レオパルド2A7+の新車は生産可能じゃないだろうか
      車体は独仏共同開発の次期主力戦車で新造する事は決まっているし、パワーパックも新型が出ているらしいし、たぶん行けるだろう

    • 匿名
    • 2021年 7月 15日

    アメリカ製兵器を買うことでアメリカ様と仲良くしてロシアへのカードを用意しようという目論見
    その点において韓国は最初から貢献できず、ドイツは昨今の政治的な流れから信用できないってことだろう

    21
      • 匿名
      • 2021年 7月 15日

      地政学的には米国がポーランドを支援するのはドイツ、ロシア双方へ打ち込む楔になるらしいから

      米国製を選んだのはベストな選択だろうね

      1
      • 匿名
      • 2021年 7月 15日

      多分現在の選択肢で緊急的に導入できる戦車が、M1A2SEPv3だけだから少量を導入しただけだと思うぞ。
      K2PLはK2戦車のコンポーメントを利用した新戦車開発で、イタリアも戦車開発で姿も形もない。どうあがいても30年代中盤から40年代初旬に掛かりそうだ。
      レオパルド2はA4の改修遅延があるし、A7+の選択肢もA8が出るという噂があって時期が悪い。

      今回の戦車の購入はウルフプログラムにさほど影響を与えないとも考えられるし、市場にあって割とすぐに導入できるのがM1A2だけだろう。

      4
        • 匿名
        • 2021年 7月 15日

        戦車開発は屍の山で、上手くいかずに頓挫したり大幅に遅延した計画ばかりなので、なし崩れ的にM1の数は増えていきそうな気も。

        3
    • 匿名
    • 2021年 7月 15日

    >>各種支援車輌、大量の弾薬、訓練及び後方支援パッケージを含む

    とは言うが単純計算で1両26憶円というのは安いのだろうか?

    1
      • 匿名
      • 2021年 7月 15日

      台湾がおそらく似たような契約内容で
      M1A2SEP V3ベースのやつを108両で20億ドルだそうだから、台湾に比べると少し高いかも?

      ただ、運用基盤とか為替レートとか関連してそうだしそんなもんって言われたらそんな気もする。

      6
        • 匿名
        • 2021年 7月 15日

        維持して運用する為に必要な全ての支援機材以外に、機材のトレーニング費用も含む筈
        ですし、支援車両まで込みってのも大きいでしょうね
        仮にM1クラスのMBTを自国で国産してそれ全部作る費用で考えたら、仮に250両で
        戦車単価12億円で3000億円、残りが開発費と支援機材、弾薬、補用部品までとなると
        完成品で手っ取り早く戦力化出来るメリットも加味すれば、確かにそんなもんかなって
        気もします。

        ただ、BAEと共同でやった未来戦車っぽいPL-01の方が量産まで行って欲しかった気も

        1
          • 匿名
          • 2021年 7月 15日

          一応、DSCAの公開情報(リンク)によれば、台湾に売るプログラムもトレーニングや支援車両・弾薬も込みなので大筋では同じはず

          やはり、台湾では元々M60を使ってるからそこの差が大きいのかなぁとは思うけど、詳細はわからんね

          1
            • 匿名
            • 2021年 7月 15日

            台湾向けのM1A2TはSEP v3ではなくて、SEP v2ベース?という話があるので、単に型落ちで安い可能性も..
            リンク

              • 匿名
              • 2021年 7月 15日

              台湾に売却される装備の中にAN/VAS-5BやCROWS-LPが含まれてるからsep v3ベースって考えて間違い無いかと

              1
    • 匿名
    • 2021年 7月 15日

    性能やコストではなく政治的理由でM1A2/SEPv3に決定したのか。
    兵器市場はこういうことがあるから日本も勉強しておかないとね。
    しかし、ポーランドにM1A2/SEPv3を運用できるのかね
    ?稼働率が下がりそうな気がするが。

    9
    • 匿名
    • 2021年 7月 15日

    戦車単体としては果てしなく高いけど、親米国、親米国になって欲しい、ロシアとの最前線という事情がある中でのFMSなので、破格の安さなんだと思う。
    訓練や弾薬等を含むと米政府がメーカー支払いで赤字を抱えてもいいぐらいの軍事支援をしてもおかしくない場所。今エイブラムス製造はメーカーではなくて公営公廟だけど。

    8
      • 匿名
      • 2021年 7月 15日

      米国ってまだ工廠持ってんの?

      1
      • 匿名
      • 2021年 7月 15日

      なぜかメーカーが撤退したんで、エイブラムスは官営Lima Army Tank Plantって公廟で作ってる。
      当代の指名管理者はGeneral Dynamics。

      7
        • 匿名
        • 2021年 7月 15日

        ちょっと前に「ナショジオチャンネル」でエイブラムスのオーバーホールの様子を取材してた番組放送してたの見た。
        リマって工場のある場所じゃなくて公廠自体の名前だったのか。

        5
          • 匿名
          • 2021年 7月 15日

          あれ面白いよね
          吊るした車体を巨大な吹き付け機で研磨したり
          綺麗にした後に組み立て工場に運ぶまでそのまま外に置いて全面が錆てるのとか
          一番は中東の細かい砂でタービンのブレードがズタズタになってたとこ

          6
            • 匿名
            • 2021年 7月 16日

            >綺麗にした後に組み立て工場に運ぶまでそのまま外に置いて全面が錆てるのとか

            初めて観たとき、画面に向かって思わず突っ込み入れたのを思い出しました。

    • 匿名
    • 2021年 7月 15日

    ちょっと羨ましいと言うか、この部分
    >国防予算外の資金で調達するらしい
    >M1A2/SEPv3の調達費用は国防予算とは別の資金を割り当てる
    日本も迷走しているアショア後継の費用を、いっそ防衛省予算とは切り離して
    別枠にしてしまえれば、既存装備の調達が割を喰ったりしないので、好きな
    もん選定してくれってなるのだけど・・

    9
    • 匿名
    • 2021年 7月 15日

    直後に独ソ対決が始まったから印象薄いけど
    ドイツ軍のポーランド侵攻って完全にソ連との共同作戦だったからね
    そりゃ「対露の同盟者としてのドイツ」なんて信用出来んわな

    10
    • 匿名
    • 2021年 7月 15日

    ポーランドはトルコからバイラクタルTB2を買ったり、軍備増強を急いでいるように見える
    数年以内にどこかの国と戦争が起きるという想定でもしているのだろうか?

      • 匿名
      • 2021年 7月 15日

      ロシアのクリミア侵攻みて備えなきゃアホだろ

      20
        • 匿名
        • 2021年 7月 15日

        PLのRU嫌いは筋金入りに加えて、先ごろロシアがウクライナ国境に軍を
        展開して圧力をかけたことを切っ掛けに、今回の話がPL国内で進んだらしい。
        選り好みしている時間の猶予も、お茶を濁す余裕も無いという判断なのかも。

        3
        • 匿名
        • 2021年 7月 15日

        即戦力のレオ2とM1に対して別に国産率高め戦車を求めるに違いないよ。PT91とかほぼ国産だし。
        AMVのラ国で1000両くらい装備してるし新戦車で国産狙わないわけがない。
        ただその戦車が3GMBT型とは限らずK9の車体に国産砲塔乗っけるみたいな対戦車自走砲型の中戦車という可能性もあると思う。

    • 匿名
    • 2021年 7月 15日

    欧州製は平時の運用コストで優位だが戦時に至って果たしてロジが機能するか?平時に予算削って稼働率抑えてるお得意先のレオパルドの活性化が戦時は優先で波蘭は後回しにされる懸念はないか?
    一方で米陸軍は欧州に重部隊の事前備蓄を拡張し最悪その機材の部品取りも可能だし、そもそも対露戦では一枚岩ではないであろうEU各国と異なり戦時準備が即断可能な米国経由なら稼働率は保証できるという事ではないか。

    6
    • 匿名
    • 2021年 7月 15日

    ガソリンエンジンなら燃料をヘリと共有出来るからトータルで兵站の負担は軽くなる
    ガソリンエンジンなら燃料をヘリと共有出来るからトータルで兵站の負担は軽くなる
    ガソリンエンジンなら燃料をヘリと共有出来るからトータルで兵站の負担は軽くなる
    ガソリンエンジンなら燃料をヘリと共有出来るからトータルで兵站の負担は軽くなる
    ガソリンエンジンなら燃料をヘリと共有出来るからトータルで兵站の負担は軽くなる

      • 匿名
      • 2021年 7月 15日


       ヘリってガソリンなの?

        • 匿名
        • 2021年 7月 15日

        一般的にもポーランドにおいても、ガソリン(レシプロ)エンジンもあればガスタービンエンジンもあるよ
        ガソリンエンジンの現役戦車はパットンシリーズくらいじゃないかな、知らんけど

        1
      • 匿名
      • 2021年 7月 15日

      新手の嫌がらせ?
      スペースの無駄遣いは止めましょうよ。

      6
    • 匿名
    • 2021年 7月 15日

    国内にこそ米軍地上部隊は駐屯していないが、NATOの演習で米軍とは散々共同訓練しているのでPL軍はM1のことは多少分かってるんじゃないか。PiS党の国防大臣が理解しているかどうかは知らないけど。

    1
    • 匿名
    • 2021年 7月 15日

    これで、M1A2/SEPv3てバッチの貼られたレオパルドが納品されたりして。

    • 匿名
    • 2021年 7月 17日

    ガスタービンに関してはメリット/デメリットが当然あるから、どこまで重視した選択なのかだよね。兵站を重視するならディーゼルだけど、AGT1500はマルチフューエルだからいざという時の潰しは効く感じではあると思う。ヘリとの燃料云々書いている奴いるけど、機数が少なく戦車と並んだ状態で前線に展開する必要の無いヘリと燃料が同じになったとして言うほど兵站の負担なんて軽くなる訳がない。

    燃費の悪さに関しては遠距離ならタンカーを増やしトランスポーターの活用、もしくは補給がしやすい最終防衛戦での活用とか考えていて、国内を縦横無尽に展開させるとかはあまり考えていないような気がする。

    >1両26憶円というのは安いのだろうか?
     フル装備でトロフィー込みでそれならか良心的なお値段なのでは?比べちゃいけないのは分かっているけど軽装甲で素の10式が15億だし。なおランニングコストは考えない物とする。

    >一番は中東の細かい砂でタービンのブレードがズタズタになってたとこ
     F-135のブレードも似たような事が起きているし、そもそも砂がエンジンにダメージを与えるは逃れられない話。普通のディーゼルとかでも砂のせいでシリンダーがやられて性能が落ちる。だからこそ履帯やエンジンへのダメージ減らす為のトランスポーターが必要な訳で。

    >K9の車体に国産砲塔乗っけるみたいな対戦車自走砲型の中戦車という可能性もあると思う。
     そんなもの作るぐらいならロマソクにコッケリルの戦車砲乗っけたパトリアAMV機動砲車みたいな物作った方が良いだろう。本当だったら新しい装軌歩兵戦闘車でもあればそれベースにした方が良いと思うけどBMPで満足しているのか、優先順位の問題か装輪でも十分な環境なのか。

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