ウクライナ戦況

ポーランドが提案する米国経由のMiG-29ウクライナ提供、米国側は否定的

ポーランド外務省は「保有するMiG-29を無償で米国に提供する準備が整っている」と8日に発表したが、米国はポーランド側のアイデアを支持できるものではないと却下した。

参考:Pentagon says Polish proposal to transfer jets to US to give to Ukraine isn’t ‘tenable’
参考:Ukraine offered Nato fighter jets by Poland

MiG-29を米国に提供するというアイデアはポーランドが抱えるリスクをNATO全体で共有しようという狙いなのだろう

英国のウォレス国防相は8日、ポーランドのMiG-29をウクライナに提供するというアイデアについてBBCやスカイニュースに対し「このアイデアを実行に移せばロシアやベラルーシはポーランドを直接攻撃する可能性が高く、この選択の代償はポーランド国民に跳ね返ってくるためポーランドの大統領や国防相の肩にのしかかる責任は重大だ。これはポーランド自身が決める問題で他の誰かが口を挟む事はできない。しかし私は同じNATO加盟国としてポーランドを支持する」と述べて注目を集めていた。

出典:Julian Herzog / CC BY 4.0

つまりポーランドのMiG-29をウクライナに提供するというアイデアが行き詰まっているのは「代替戦闘機の提供」にまつわるロジスティクスの問題に加え、このアイデアを実行した場合の「代償」をポーランド国民が引き受けなければならないという問題に集約されており、他のNATO加盟国はポーランドに戦闘機供給を強制することは出来ないという意味だ。

そこでポーランドは「保有するMiG-29を無償で米国に提供する準備が整っている=遠回しにMiG-29の所有権を米国に移管したのにウクライナに提供してくれという意味」と発表、この提案は米国との事前協議が行われないまま発表されたらしくホワイトハウスも国防総省もポーランドの発表に否定的だ。

出典:RafałZambrzycki / CC BY 2.0

英国のThe Times紙も「この計画が承認されればNATOをロシアとの戦いに引きずり込む可能性が高い」と述べており、ポーランドは戦闘機を直接提供することで自国がロシアの攻撃を受ける可能性を米国(及び米軍が駐留する欧州諸国)に共有しろと要求した格好だ。

ポーランドが直接攻撃を受けても集団的自衛権の発動対象になるためNATOはロシアとの戦いに加入せざるを得ないのだが、ポーランドが無償提供するMiG-29をドイツの米軍基地に移動させたのちウクライナへ提供すると「ロシアはウクライナとの戦争にポーランドではなく米国(もしくはNATO)が介入した」と判断してドイツの米軍基地や欧州に駐留する米軍を攻撃しなければならなくなり、ポーランドが抱えるリスクをNATO全体で共有することが狙いなのだろう。

勿論、これは西側の理屈なのでロシアやプーチン大統領がどのように判断するは不明だが、今のところホワイトハウスも国防総省もポーランドの発表に否定的だ。

関連記事:英国防相、ウクライナへの戦闘機提供はポーランドの決断に懸かっている
関連記事:ウクライナへの戦闘機提供、ポーランドがMiG-29を手放さない理由
関連記事:ウクライナへの戦闘機提供、現在も米国とポーランドが協議中
関連記事:EU、ウクライナ支援を強化するため「戦闘機」を提供すると発表
関連記事:ウクライナ空軍、EUからMiG-29とSu-25を計70機受けると発表

 

※アイキャッチ画像の出典:Julian Herzog / CC BY 4.0

お知らせ:記事化に追いつかない話題のTwitter(@grandfleet_info)発信を再開しました。

英国防相、ウクライナへの戦闘機提供はポーランドの決断に懸かっている前のページ

今度は大寒波がロシア軍兵士を襲う、鋼鉄製の冷蔵庫に座るようなもの次のページ

関連記事

  1. ウクライナ戦況

    南ドネツクの戦い、ウクライナ軍がウロジャイネ解放を正式に発表

    ロシア人軍事特派員やロシア側情報源は「ウロジャイネを失った」と言及して…

  2. ウクライナ戦況

    ウクライナがロシア軍パイロットの取り込み成功、Mi-8を操縦してハルキウに到着

    ウクライナでは「ロシア軍所属のMi-8がポルタヴァ州上空を飛行していた…

  3. ウクライナ戦況

    ウクライナ最高議会が日本支持、ロシアには北方領土の返還義務がある

    ウクライナ最高議会は7日、日本の立場を支持して「北方領土はロシアが不法…

  4. ウクライナ戦況

    低空を活用した戦い、暗闇でロシア軍を襲うウクライナ軍のドローン部隊

    ロシア軍部隊を夜間に襲撃するウクライナ軍のドローン専門部隊について英国…

  5. ウクライナ戦況

    ウクライナ軍がスターストリークを使用してロシア軍のMi-28Nを撃墜か?

    英国のThe Times紙は1日「ウクライナ軍がスターストリークを使用…

コメント

    • 名無し
    • 2022年 3月 09日

    これに関してはユーリィ・イズムィコセンセの仰る通りで「誰もがウクライナに航空戦力を提供すべきだと考えているが、誰もその役目はやりたくない」ってやつ。

    35
      • samo
      • 2022年 3月 09日

      火中の栗の表現もおかしな話で、
      「NATO加盟国への攻撃はNATOとして参戦する」
      って、NATOは言い返さないと駄目なんだよ
      そもそも本来はそうあるべきなはずが、これじゃ加盟国への攻撃にもNATOは参戦しないのかって思われてしまう

      ウクライナへの侵攻前は、「NATOは周辺国への紛争に介入する可能性がある」ってラインだったんだよ
      それが開戦直前に「NATOは周辺紛争に介入しない」になってしまってる
      これでNATOが責任持てないなら、「加盟国への攻撃にも介入しない」って思われかねない

      45
      • くらうん
      • 2022年 3月 09日

      それにしてもリスク承知で散々ポーランドを焚きつけておいて、自分にお鉢が回るのは早々に拒否って、バイデンも中々の面の皮だと思うわ。

      35
    • 774rr
    • 2022年 3月 09日

    結局は西側諸国がどれだけ結束出来るかがカギなんやね
    最終的にウクライナに戦闘機は届くと思うけど いつになるかな 早いと良いね

    20
    • ウツボ
    • 2022年 3月 09日

    やっぱり火中の栗は拾いたくないか。責めるのは簡単だけれど、でも、自国の安全を第一に考えるのは当然といえば当然なのかな。

    10
    • ウーン
    • 2022年 3月 09日

    戦闘機はダメで、対戦車ミサイル、対戦車砲、対空ミサイルはOKなのか。
    もしロシアがポーランドを攻撃する口実を作ろうとすれば、今までの軍事支援で十分だと思うけど。
    ここの線引きがよくわからない。

    54
      • 2022年 3月 09日

      ウクライナは対戦車ミサイルの特産地で畑から生えてくる
      みんな知ってるね?

      23
        • 匿名
        • 2022年 3月 10日

        次は戦闘機の放牧だね

        1
      • おわふ
      • 2022年 3月 09日

      まったく、これが分からない。

      11
      • 匿名
      • 2022年 3月 09日

      プーチンが言う所のレッドラインがそれこそ側近ですら誰にも分からんの明確に線引しちゃうとヤツの思い通りに解釈変更できなくなるから説
      もっと言うとそれ明確にすると絶対整合性が合わなくなる部分出まくるから偉大なる首領様の判断に間違いはありえない説が崩壊するの防ぐため
      ってあれ?北の話だっけ?みたいなの国連でロシア代表が意味不明連呼してるの見てると誰もが思う所だけど後先無いヤツはみんなああなる説

      5
      • NHG
      • 2022年 3月 09日

      戦略的に価値のある「兵器」か、ただの「武器・弾薬」かで重みが違うって話じゃないの?

      • samo
      • 2022年 3月 09日

      これで折れたら、次はスティンガーの供与も参戦と見なすって言ってくるよ
      もうスティンガー名指しでロシアは批判してきてる

      3
    • 戦略眼
    • 2022年 3月 09日

    ここは、アメリカが責任を持つべき。
    ウクライナにEUやNATO加盟を匂わせたのは、アメリカだしね。
    プーチンも手出ししないよ。
    この状況でアメリカと殺り合う事になったら、中華に攻め込まれてキエフ公国の様に亡国するよ。

    12
      • 2022年 3月 09日

      相手の脳みそが健常ならそれでもいいんだよ
      問題はボケ老人が相手だからどのように解釈されるかわかったもんじゃない
      マクロンくんメンヘラ老人の介護頑張ってやくめでしょ

      26
      • samo
      • 2022年 3月 09日

      アメリカがというより、NATOが責任を持つべきことでしょう

      はっきり言うけれど、開戦前のNATOの抑止力は完全に失敗した
      最大の失敗は、「ウクライナへの侵攻しても、NATOは参戦しない」と明言してしまったこと
      抑止力とは、曖昧にすることが最大の武器であるべきことであって、これは完全な失言で言い逃れできない

      NATOがあるべき抑止力のラインがどんどん下がり始めてるので、どこかで押し返さないと非常に危ない
      これは言葉だけではなく、行動を持って行わないと
      戦闘機を供給するなら、NATO加盟国全ての兵士をその供給先に配備して、加盟国への攻撃が全加盟国の流血であるということを示さないとだめ

      36
        • 匿名
        • 2022年 3月 09日

        バイデンは知らんがNATOで参戦するか問われて事務総長が「それは分からない」とは言えませんが?隣国とは言え未加入国防衛をNATOで実施可能とすると拡大解釈もいいところでソレこそ失言だろうに

        4
          • samo
          • 2022年 3月 09日

          NATOはコソボ紛争に介入してだろ
          何を言ってるんだお前は

          20
            • 匿名
            • 2022年 3月 09日

            平和支援の介入は防衛義務の結果ではないぞ
            何を言ってるんだお前は

            2
              • samo
              • 2022年 3月 09日

              平和支援ってなんだよ(笑
              じゃ、ロシアの自称平和維持軍にも文句言えなくなるわ

              事実として、当時NATO非加盟の支援として武力介入してるんだよ
              これがNATOは周辺紛争にも介入するっていう一つの実例にもなってたわけ

              だからウクライナにも、実際に参戦しないにしても、
              「NATOは国際秩序のために行動する」みたいなテキトーなこといっておけばよかったんだよ
              ロシアには、「ウクライナに侵攻したら、NATOは介入してくるかもしれない」って思わせないといけないの。これがどんなに可能性の低いことであっても、それが抑止力として機能する。
              抑止力とは曖昧であることが全てといっても過言ではない

              可能性をゼロにする「介入しない」って明言をすることが、どれだけバカな発言だったかということを理解しないと

              35
                • NHG
                • 2022年 3月 09日

                開戦前のことを言ってると仮定して書くけど
                当時はロシアがこんな形で全面戦争に踏み切るとはだれも思ってなかったから仕方ないと思う
                それにウクライナ側(ゼレンスキー初期)も決して善人ではなく、過激なことをいいNATO(EU?)から警戒されてたとのことだからウクライナの自業自得の面も多少はあるみたいだよ

                1
                  • samo
                  • 2022年 3月 09日

                  >全面戦争に踏み切るとはだれも思ってなかったから仕方ないと思う
                  仕方ないで済ませちゃいけないよ
                  バイデンが「ウクライナで戦争が起こっても介入しない」明言することの理由になんかならない
                  世紀のバカ発言だから
                  この発言が、NATOの抑止効果の範囲を下げたんだからね
                  これが、非同盟国である東欧や北欧にどれだけ悪影響を及ぼしてるか考えたほうが良い

                  まさか開戦しないだろうと思ってました、だから介入しませんって言って、開戦されてんだから

                  8
                    • NHG
                    • 2022年 3月 09日

                    他の人のコメントに書いたけど、「戦争は起きないと思ってました」じゃなく「ウクライナ東部2州の切り取り」で終わると思ってましたかな
                    ウクライナ東部の2州にはウクライナの主権は及んでなく、そこをロシアに取られても欧米は痛くもかゆくもないし、その東部2州を守るためにNATOや米軍が出ていくなんて絶対回避したいでしょ
                    プーチンがそのへんの空気を読めてたらクリミアの時と同じくウクライナの一部を犠牲に国際秩序は保たれた

                    2
                      • samo
                      • 2022年 3月 09日

                      >絶対回避したいでしょ
                      結果を語ってるんじゃなくて、過程を述べてるの
                      NATOが望む結果ではなく、NATOのあるべき抑止力の維持をどうするかの話なんだよ
                      そのためには曖昧であることが必須だった
                      ドンバスどうこうだろうがウクライナ全土だろうが、それは話には全く関係がない
                      君は話の内容を全く理解できてない

                      6
                  • くらうん
                  • 2022年 3月 09日

                  横からだけど、そこは本質じゃないと思う。
                  主旨は「ロシア侵攻の可能性が高まっている中、ロシアを一番けん制しなければならないタイミングでバイデンが介入しないと明言した」こと。「戦略的あいまいさ」が一番必要とされる時に、台無しにした。
                  あと「戦争になるとは誰も思ってなかった」というけど、少なくともアメリカは12月にはかなりの確度で侵攻の意思を読んでいたし、ここの掲示板の記事を追えば2月には「これはやばい」って皆思ってた。

                  9
                    • samo
                    • 2022年 3月 09日

                    そう、そのとおり
                    更に付け加えると、米国はクリミアやアフガンでは機密情報ソース逆探知を恐れて、同盟国への情報公開をほとんどしなかった。
                    それが仇となって、クリミアやアフガンではあれほど混乱してしまったっていう失敗があった。

                    その反省を活かして、今回は情報公開を積極的に行った
                    米国の各機関は必至に動いたんだよ。
                    それが功を奏し、開戦前から同盟国を中心に、国々に差はあれど、危機感の共有には成功してた。
                    それで最後の仕上げが「介入しない」だからね
                    みんなの苦労が水の泡、必至に積み上げたものがおじゃんパーだよ

                    9
                    • NHG
                    • 2022年 3月 09日

                    曖昧さの放棄ってところはそうではある
                    だけど、ロシアがこんな擁護できる人がいなくなるレベルで建前をかなぐり捨て全面攻勢に出ると予想できてた人はいなくない?
                    少なくとも自分は東部二州を切り取って終わりだろうと思ってたし、ウクライナの主要都市を舞台にここまでの惨状が繰り広げられることになるなんて予想できた人はいないはず(そして実際に目にしても理解できないから痴呆なんじゃないかとかささやかれてる)

                    んでNATOやアメリカが軍事介入しないって言ったのは「ウクライナにも非があるからウクライナ東部の2州を切り取って手打ちにせいや、ただ制裁は強化すっけどな」というシグナルだったと思う
                    だからプーチンがそこを読めればほとんどウクライナ・ロシア双方に被害なく戦争は終わったはず

                      • くらうん
                      • 2022年 3月 09日

                      そこまでいくと根拠のない妄想の域だし、全面侵攻の可能性も語られてたし、そもそもまた主旨からずれたね・・。

                      4
                      • samo
                      • 2022年 3月 09日

                      全面攻勢であろうがドンバスのみであろうが関係ないんだよ
                      やるべき曖昧さの維持は変わらないっていってるの、「ドンバスのみだと思ってたから~」言ってるのて、私は話を理解できてませんって言ってるのと同じだから(笑

                      3
          • samo
          • 2022年 3月 09日

          逆に考えてみなよ
          なんで戦闘機供給を躊躇するのかって

          ロシアが攻撃するっていっても、通常戦力だけなら大して怖くない
          通常戦力ならNATO側が質、量ともに圧倒的に優位だから
          けれどプーチンは核戦力をする「かも」しれない

          この「かも」っていう曖昧さがめちゃくちゃ効いてるから、ここまで躊躇しているんだよ
          曖昧さを維持するのがどれだけ重要なのか、よく分かるでしょ?

          37
    • や、やめろー
    • 2022年 3月 09日

    こうなれば、欧州、アメリカ全体で覚悟を決めて、一気にやろうじゃないか

    8
    • バーナーキング
    • 2022年 3月 09日

    マッコイ爺さんがちょちょいっと書類いじってウクライナの中破〜大破した戦闘機とすり替えてくれないもんですかね…

    5
      • 匿名
      • 2022年 3月 09日

      米国として参戦せずNATOとして参戦せずでは秘密作戦で戦闘機供与してポ領内の秘密基地運用にすべきだったのでしょうがもう後の祭りだし
      またして一枚岩じゃないの晒すとプーチンさんにっこり事案ですし少なくとも「だから反対したんだ」みたいの絶対許さない掟が必要ではと
      ウクライナの旗色悪くなると1抜け2抜けでロシアの顔色伺い始めるかもだがそれ許さないとせねば何のためにウクライナ戦ったのかになる

      12
        • 幽霊
        • 2022年 3月 09日

        本気でポーランド国内での秘密基地なんて出来ると思ってるんですか?

        3
      • た、たなかー
      • 2022年 3月 09日

      第三次世界大戦は嫌だなぁ。
      正直、欧米にウクライナと心中する覚悟を持てというのは、無理な話でしょう。
      経済制裁で潰れてくれるのを待つ方が得策だと思います。

      11
    • samo
    • 2022年 3月 09日

    やっぱりそこですよねぇ
    以前自分が上げた記事でも、ブリンケン長官がF-16提供の許可を出したって話がありました、
    F-35を配備することが決まってるポーランドがF-16で、機密問題がネックになるのはやはりおかしかった。
    あったにせよ、ブリンケン長官が許可の発言をした時点で、解決した問題だったのだろう。

    ロシアが提供に対して、ポーランドへの脅しが露骨になり始めたところで、ポーランドが及び腰になり始めたからってのが、今最大の懸念

    ただ問題なのは、今、ロシアの核抑止のラインが、開戦→参戦→武器提供と、ロシア有利にどんどん下がり始めてしまってる
    これは非常によくない
    NATOとしての抑止力が後退してることを意味しているので、どこかでこのラインを押し返さないとより危険
    下手をすれば、NATO加盟国への攻撃に抑止力が働かないと、ロシアに思わせてしまいかねない

    25
    • よこた
    • 2022年 3月 09日

    これすごい判断が難しいですよね
    でもこのままウクライナが平定されてしまったら
    NATOは直接ロシアの脅威にさらされて同じ理屈で恫喝されるので
    先延ばしにするだけじゃないのかな

    8
      • samo
      • 2022年 3月 09日

      これに屈してしまったら、NATOは同盟として抑止力が作用していませんって言ってるも同義なんだよなぁ…

      25
        • くらうん
        • 2022年 3月 09日

        結局のところ、こういったお互いに懐の得物を見せ合うレベルの外交になったら、ハッタリの強い方が勝つんだわな。ビビってると思われたもん負け。
        どんだけ文明が発達して良いスーツに身を包んでも、その辺は田舎のヤンキー、いやチンパンジーの縄張り争いと変わらない。

        7
    • L
    • 2022年 3月 09日

    でもなー経済制裁の威力を発揮させるにはウクライナに防空頑張ってもらって粘ってもらう必要があるわけで、No-fly zone設定という飲めない条件の次にウクライナが必要としている支援ではある
    アメリカが及び腰になったら欧州がどんだけ頑張ってもウクライナは終わりや

    9
    • zerotester
    • 2022年 3月 09日

    ウクライナはNATOではないから防衛義務は無いと言うけれど、ウクライナに核兵器を放棄させる見返りに「米英露はウクライナの領土的統一と国境の不可侵を保証する」という議定書を交わしてるんですよね。
    米英はウクライナを防衛するためにリスクも取るべきで、そうでないと今後核を放棄する国は無くなるし、むしろ核が拡散する世界になるでしょう。

    9
      • 匿名
      • 2022年 3月 09日

      ブダペスト覚書が決議1441を彷彿とさせるのロシア側がこれに違反し核配備狙ってるとの根拠で仕掛けてきたからかな?しかし今のロシアの国連での振る舞いはただの頭変な人だしあれが当時の米国のモノマネだとしたら
      今のロシアって国の外交工作はもはや三流以下だなあって悲しくなる

      12
    • すえすえ
    • 2022年 3月 09日

    一つ思いついた
    一機1円で売ればいいんじゃね
    詭弁だけどさ支援ではありませんいらないから輸出するだけです

    だめけ?

    10
      • えぞ
      • 2022年 3月 09日

      なるほどw
      かつてウクライナが空母を屑鉄として中国へ売ったように、ミグを廃品処分してもらう形ですね

      というか、ロシアの理屈に合わせてNATOはどんどん引き下がっているので、そろそろ覚悟決めないともっとまずい事態になりそう

      12
        • 匿名
        • 2022年 3月 09日

        どんどん引き下がるというか露軍が当初からなけなしの精密誘導火力集中で市民を攻撃せずで火力制限して人道的侵攻に徹してたの
        NATOが人道的介入の口実を手にしないようが第一義だろうしそれが崩れて市民ごと街吹っ飛ばす状況はNATOで介入する根拠になる
        市民虐殺してんの咎めると核恫喝してくる国って人類の敵だろ

        12
          • 戦略眼
          • 2022年 3月 09日

          人道を言うなら開戦すべきでないし、開戦するなら手加減すべきでない。
          中途半端な事をすると、損害ばかり増える。
          戦略ミスだな。
          犠牲になる双方の将兵市民が気の毒。

          2
      • かえる
      • 2022年 3月 09日

      輸出ならおkということであれば建前は普通価格で売って、戦後支援の一環として債務チャラとかでもいいよねー
      まあロシアくんは自分がミエミエの嘘ついても、相手には許さないスタンスだから

      6
      • ななしさん
      • 2022年 3月 09日

      いや、金額の問題ではないのだよ。
      ロシアからすりゃ安値で提供したと思われる。
      それに提供して空戦力が無くなると困るのはポーランドだし。

      国境付近に置いてあった戦闘機が何者かに取られたり、ポーランドがウクライナ領空に武器満載で威力偵察した結果、ウクライナの指示で何処かの空港に降ろされ、鹵獲されてしまうとかなら、きっとロシアは文句は言えない。

      1
      • ああああ
      • 2022年 3月 10日

      適当に分解分割してから「保守部品ジャンク詰め合わせセット」として陸路で持ち込めばいい。
      組み立てみたらたまたま何機かできちゃった。

    • 伝説のハムスター☆☆☆
    • 2022年 3月 09日

    対戦車ミサイルや金融制裁はokで戦闘機はアウトって基準がおかしい

    どちらもロシアに出血を伴わせてるのに変わらないだろ

    ロシア側の主張を無視した時点で対立は確定何だから供与しとけ

    6
      • 匿名
      • 2022年 3月 09日

      西側全力でF35投入し制空したらプーチンブチギレでも分かるがミグ供与ごときで苦戦するザコが核ちらつかせるの極めて滑稽と言わざるを得ない
      露軍苦戦の原因を西側支援の結果だと言うだけ惨めになるプーチンさんはジャベリンと聞くと戦術ミサイルでも想像するのか?もしそうならバヤ杉

      20
    • 2022年 3月 09日

    まぁ状況が第二次世界戦なのに第一世界大戦の立場でいたいというところだろうな。

    6
    • 半蔵
    • 2022年 3月 09日

    ポーランドは供与も供給もしないがもう古くてF35と入れ替えで廃棄したミグ29が国際的な裏武器売買ルートを通りなぜかウクライナが使用たとしても不思議じゃないけどな(バレるか

    1
      • 匿名
      • 2022年 3月 09日

      突然のミグ飛来も全部国際的傭兵機関の仕業にしちゃえば?(適当
      特殊軍の仕業も全部PMCガーって言ってたの思い出せば不可能でもなかろうしリトルグリーンメンとかいうクソ下手くそな大根役者でクリミア制圧してた国がグダグダ言ってんじゃねえぞと全世界が声上げるべきだと思う

      3
    • K(大文字)
    • 2022年 3月 09日

    NATOが物凄いヘタレているけど。それこそゼレンスキー氏が「もういいわ」と言い始めるくらいに。
    でもコレって、ロシアが想像以上にヘタレだった事の裏返しよね。
    ロシア軍の通常戦力がウクライナ一国を平らげるのにもヒィヒィ言ってるくらいのポンコツだった事で、逆説的にプーチンの核恫喝が説得力を持ってしまっている。
    NATOに戦線拡大する時は核戦争になる、と。
    どうしたらいいんだコレ

    19
      • 戦略眼
      • 2022年 3月 09日

      春の目覚めで、泥沼化して、何も出来なくなる。
      夏までお休み。

      1
    • 狸囃子
    • 2022年 3月 09日

    まあ、これはしゃーないですね

    民主国家の首相であれば、先生国家ほど自身の基盤は盤石ではない以上自国民の安全や顔色を窺うのは当然でしょうし
    所詮は他国の問題なので「自国(ひいては自分)の決断がWW IIIの引き金を引いた」と批難を受けるのは何があっても避けたいでしょう

    結果それがロシアの拡張路線を後押しする事になったとしても

    1
      • 狸囃子
      • 2022年 3月 09日

      さすがに「先生国家」は恥ずかし過ぎました
      穴があったら入りたい…

      「専制国家」です

      2
      • 匿名
      • 2022年 3月 09日

      米国と連携で情報戦で先行ってるポーランドは政府判断も早いし要するに時期尚早なだけで結果は同じな感あるから答え合わせは後々やればいいぞ
      それにここでWW3の原因が何なの言い始めるとそりゃ露軍侵攻が原因なの明白で周辺国の対応如何でそうなったとか誰も認めないよヤクザ以外は

      8
    • 黒騎士
    • 2022年 3月 09日

    プーチンは核使用をほのめかせてまで自分の思う方向に持っていこうとしている。このようなテロリストの脅迫に妥協、弱腰では今後、台湾有事が起こった際には、中共もこの手を使うことは容易に想像できます。「NATO加盟国への攻撃はNATOとして参戦する」ここははっきり毅然と主張すべきです。私個人の考えとしては、核をにおわせた時点でプーチンの負けだと思いました。彼に大義はありません。

    11
      • 匿名
      • 2022年 3月 09日

      安保理決議を拒否権で廃案し続け西側介入を核恫喝で抑え込もうと必死だけどキエフまで廃墟にすると流石に人道的介入の気運高まるの確実だから
      国連決議の根拠無しにNATOで平和支援の介入が始まるだろうなってプーチンも分かってるから国内経済の寿命逆算した短期決戦しか脳にないけど
      今手を引いて和平すんのそんな悪いことでないのプライド度外視で理性優先したら分かりそうなもんだが核五大国なら押し切れる自信あるらしい
      でもねロシアさん既にだいぶん貧乏国家なの思い出して欲しいよね

      1
        • 戦略眼
        • 2022年 3月 09日

        キエフは、あの辺の国々にとって日本の奈良のようなものらしいから、廃墟にしたら、ロシア国内的にも不味過ぎる。

        1
          • 匿名
          • 2022年 3月 10日

          そうなると最期は茶器とともに爆死?
          嘘な逸話も量産中だし。

    • pa
    • 2022年 3月 09日

    — 私の理解ですが、西側は「ミサイルなどをウクライナに供与してもプーチン大統領は大きな行動を起こさなかったが、戦闘機を(あからさまに)ウクライナに供与したらプーチン大統領は大きな行動を起こす可能性が高い」と予想している、ということですよね。
    — で、「戦闘機(もしくは相応の戦力)をウクライナに提供しつつ、プーチン大統領が大きな行動を起こさないようにするにはどうしたらいいか(たとえば提供国をあいまいにするなど)」で合意が得られていない、ということですよね。

    3
    • 折口
    • 2022年 3月 09日

    中東戦争前夜、戦後シナイに駐屯していたイギリス軍が戦車や重火器から「目を離した」スキにイスラエル国防軍がそれらを接収してしまった事例のことを思い出していました。名目や体裁だけで全てが決まる訳ではないし、それなら米もポもとっくにロシアの報復リストの上のほうに名を連ねているようには思いますが…。

    ただポーランド側の懸念も分かるんですよね。今は善戦してこそいるが停戦できなければウクライナはいずれ物量の差に押されて制圧されてしまう可能性があるし、今のロシア指導部の状態ならその足でポーランドに来る可能性すらある。ポーランドはNATO加盟国なので参戦条項が機械的に発動しますし、陸軍の質量ともウクライナとは比較にならない軍事国家ですが、その手の正常な判断ができていれば今戦争にはなっていない訳です。さらに悪いことにロシアはウクライナ戦のどこかの時点あるいはNATOへの聖戦を掲げる過程で戦術核の使用に踏み切る可能性が十分あり、そうなると核使用のハードルを越えてしまったロシア軍相手にポーランド軍は戦わなくてはいけなくなります。西側がロシアのエスカレーションに対応した場合は核戦争ですし、そうなればポーランド軍は何の抵抗もなく無力化され、後には死の土地になったポーランドが残るだけです。

    3
    • NAめTOんか
    • 2022年 3月 09日

    ポーランド国民は大昔から戦争被害を被っており、国が何度も分割統治される中を独自の力で独立してきた国民性で、関係国の力のバランス政治の解釈と国のかじ取りに長けている。
    今回はEUで真っ先にウクライナ難民を受け入れ、ロシアが進行した数日で100万人を超えるウクライナ難民を一挙に受け入れている。人道支援に長けているからでは無く、隣国とのバランスに長けているからだ。だから、インド、アジア、アフリカの有色留学生に対しての支援や受入は厳しいことになっている。
    第2次大戦やそれ以前から、厳しい時代を生き抜いてきたので、米国がポーランド国内の滑走路からミグ戦闘機をウクライナへ飛ばすと言ってきたから、それなら、ドイツの米軍基地からウクライナへ向けて飛ばして見ろと言っているのである。流石に国のトップの首相発表では無く外務省として。英国も慌ててNATOが巻き込まれないようにポーランド支持をジョンソンでなく、国防相が発表した。米国に嫌われないよう配慮はするが、NATOのどこの国もロシアとの戦争など望んでないからである。
    英国などウクライナ大統領の亡命政府の準備を昨年12月には済ませていた。ある意味、政治経験のないコメディアン上がりの大統領を選んだため、ウクライナ国民が一番の血を流す不幸を背負うことになったのでは無いだろうか。ポーランドに似た戦場国家の歴史を持つ国民であるから、尚のこと可哀そうでならないが。

    5
    • coke
    • 2022年 3月 09日

    戦闘機を供与すると、まぁいろいろ軋轢生むよね。ここはひとつ、空中カジノを輸出してみたらどうだろう?
    過去の歴史を振り返るとご近所さんで水上カジノを輸出した国があるらしい。

    1
      • きっど
      • 2022年 3月 09日

      A380「呼んだか?」

    • パラベラム
    • 2022年 3月 09日

    なんかウクライナ陥落を米が待ってるようにしか見えない。
    米中露の間では中露が何処の国まで進行するかまで取引が出来てそうで怖い。
    次の予定が中による台湾進攻なら米は沖縄から姿消してグアムまで下がってんじゃない。

    5
      • あああああああ
      • 2022年 3月 10日

      開戦前はドニエプル川以東および南部は早期陥落でゼレンスキーは亡命政府というのが、
      アメリカが想定していたメインシナリオで、
      去年までの軍事支援の内容も(指揮系統が崩壊した後の)ゲリラ戦を想定したもの。
      現状の持ちこたえている状態が想定外すぎて調整不足なのだと思う。

      1
  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 米国関連

    米陸軍の2023年調達コスト、AMPVは1,080万ドル、MPFは1,250万ド…
  2. 欧州関連

    トルコのBAYKAR、KızılelmaとAkinciによる編隊飛行を飛行を披露…
  3. 欧州関連

    BAYKAR、TB2に搭載可能なジェットエンジン駆動の徘徊型弾薬を発表
  4. 中国関連

    中国は3つの新型エンジン開発を完了、サプライチェーン問題を解決すれば量産開始
  5. 軍事的雑学

    サプライズ過ぎた? 仏戦闘機ラファールが民間人を空中に射出した事故の真相
PAGE TOP