ブラスザック国防相は13日「K2を補完する歩兵戦闘車など実績のある韓国製装備を購入する予定で、ポーランドと韓国は戦車と装甲兵員輸送車を共同開発することで合意した」と明かした。
参考:Powstaną nowe dywizje Wojska Polskiego wyposażone w nowoczesne uzbrojenie
韓国側の報道通りポーランドは本気でK2や装甲車の調達を実行するつもりなのだろう
ブラスザック国防相は演説の中で「ここまで安全保障環境が変化すると誰も想像していないかった。COVID‑19の流行、ルカシェンコ政権によるポーランドへのハイブリッド攻撃(恐らく難民問題のこと)、ロシアによるウクライナへの凶悪な攻撃を目の当たりして『安全保障における軍隊の存在が如何に重要で絶対的な役割を果たすのか』を再確認した。ポーランドには近代的で規模の大きい軍隊が必要だ」と明かし、現在進めている装備の必要性を訴えた。
Wojsko🇵🇱musi być wyposażone w nowoczesny sprzęt, o czym podczas wizyty w 🇰🇷 rozwiałem m. in. z przedstawicielami Hyundai Rotem. Dziś @PGZ_pl i Hyundai Rotem podpisały memorandum o wspólnym rozwoju czołgów i transporterów opancerzonych. To ważny krok dla rozwoju wojska i przemysłu pic.twitter.com/uzaURMWkkq
— Mariusz Błaszczak (@mblaszczak) June 13, 2022
ブラスザック国防相は「ウクライナでの戦い如何に遠距離火力が重要かを学び、米国製HIMARSを500輌も調達するのはポーランドを大砲大国にするためだ。これを補完するため榴弾砲や国産のグラディウス・システム導入、K2を補完する歩兵戦闘車など実績のある韓国製装備を購入する予定だ」と明かし、Twitterにも「ポーランドと韓国は戦車と装甲兵員輸送車の共同開発で合意した」と投稿して注目を集めている。
韓国向けのK2やK21などを購入した上で「戦車と装甲兵員輸送車の共同開発」を行うのか、それとも共同開発したK2PLや装甲兵員輸送車を購入するのかについては不明だが、韓国側の報道通りポーランドは本気でK2や装甲車の調達を実行するつもりなのだろう。

出典:ROK Ministry of National Defense
因みにポーランド国防省は装備調達の交渉を行う代表団を韓国に派遣中で、アラブ首長国連邦が導入を決めた天弓2(M-SAM2)にも関心を示しているらしい。
ポーランドは米国製のパトリオットシステムを2回に分けて計8セット(2セット+6セット)契約済みだが、製造の遅れとウクライナへの武器支援に関連してポーランドへの引き渡しが遅れる可能性を危惧、韓国メディアは「ターミナル・フェイズ(終末段階)で弾道ミサイルの下層迎撃に対応した天弓2を韓国から調達できないか検討していると報じている。
関連記事:ポーランドがK2×180輌の早期引渡を韓国に要請、FA-50調達も打診か
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※アイキャッチ画像の出典:대한민국 국군 Republic of Korea Armed Forces / CC BY-SA 2.0
ポーランドはドイツを完全に見切ったと見て良いんでしょうか?
戦車もらえなかったですからね。そういうことなのかもしれません
ドイツの信用度はウクライナ侵略前からジェットコースターしてるから。
数年前にMGCSに参加したポーランドを足蹴にしてから、シュバって来た韓国が何度も営業をして、客先のニーズを理解した製品開発を約束し、もっと未来の商品提案だったのを、なる早で開発生産する事になって対応をするから、韓国の信用度が月の高さにあり、ドイツの信用度はマリアナ海峡の底にあるかもしれない
ひょっとしたら、ドイツの信用度はマリアナ海溝をぶち抜いて地球の裏側にまで達してしまっているのかも知れませんね。
実績…?
実績ってのは、イコール実戦経験があるってわけじゃないからね。
ポーランド軍要求仕様へのカスタマイズや現地生産のオフセット等、ポーランド軍の危急の要求に高レベルで応えるパッケージ提案だったということでしょう。
それをを実行できるだけの実力が韓国にあると、期待も込めて評価されたのかと。
日本の場合は砲兵戦力というより戦術ミサイルとSAMの重要性が上がった気がしますね。
滑空弾等の開発を早めてほしい。
中SAM増強も。
>戦車と装甲兵員輸送車の共同開発
>K2を補完する歩兵戦闘車など実績のある韓国製装備を購入する予定
>天弓2(M-SAM2)にも関心を示しているらしい
ポーランドは完全に韓国のお得意様になるようですね。
韓国も商売の仕方がうまいです。
これからは東欧諸国も韓国製兵器に興味を示すでしょうから、ドイツとは別の世界基準を作るかもしれません。
正直、これほどポーランドが韓国製兵器を求めているとは思ってませんでした。
羨ましい、、、
しかし、ペトリオットの製造が遅れているので、ギャップ埋めに天弓2導入と言う話ですが、ペトリオット製造の原因の一つであろう半導体不足は天弓2でも大差ないので、結局早期入手は難しいのではないかと思いますが。
韓国企業ならグループ内に半導体企業を抱えてたり、同国の半導体企業と協力して供給問題をクリアしてきそう
韓国政府もそのへんは上手いからお膳立てしそうだし
御得意様と言うよりも「兵器開発のパートナー」と見做した方が良いかも知れません。
ポーランド的には欧米諸国の兵器開発が停滞している以上、直ぐ入手出来る最新兵器を供給出来る上に必要なカスタマイズも広範囲にやってくれる韓国は最良のパートナーだったと言う事でしょう。
只、これまでの韓国の兵器開発では問題点が多々噴出して解決に手間取った経緯が有りますから、ポーランドもその辺のリスクは計算した上での決断だと思います。ポーランド自身も兵器開発能力はそれなりに有りますから、もしもの時は韓国側の尻を叩いて自ら開発の主導権を握る位の考えは持っていると思います。
クラブ自走砲の開発は、英国製の大砲にポーランド開発の車体やったのが、発砲するだけで車体に亀裂が入るのしか開発できなくてどうしようもないから韓国にK9の車体を融通してもらったんやで。
自前で戦車を開発できひんのが理解できたからドイツか韓国かに天秤にかけてたんやろ。 自走砲の車体開発に失敗したポーランドに、自走砲の開発に成功した韓国の尻拭いが出来る根拠はどこにあるんやろうね?
兵器開発に問題が噴出して解決に手間取るのは、米国・英国・ドイツ・フランス・スエーデン・ロシア・インド・中国の兵器開発を見ていたら当たり前の日常茶飯事で、韓国特有の問題でもなんでも無いわ。 英国なんか、乗ってるだけで兵員を戦闘不能に陥れる兵員輸送車の欠陥を解決できる目処が立ってないのに量産しとるし、米国に問題の解決ができんで開発中止になった兵器がどんだけあったと思ってねんな。 韓国が手間取ってても噴出する問題に粘り強く対処してきたから、各国も韓国兵器を輸入するようになっただけやで。
100%上手いこといってるわけやないけど、世界中探しても100%上手いこといってる兵器なんて無いんやから財布と相談して性能と価格の妥協点を探るのが普通の国の軍やで。
各国の失敗と比べて同じ土俵で韓国も評価したりいな。
勿論、クラブ自走砲等の経験も有っての事だと思いますが、韓国だって粘り強く噴出する問題に対処出来ていたかと言うと…K2のパワーパックみたいに韓国政府にも見捨てられた物が有るのが何とも。
↑って、反論になってると思って書いてんのけ?
K2関連やと、すぐにパワーパックを言い出すのが多いんやけど、第四次生産では国産エンジンとドイツのトランスミッションの組み合わせになっとるし、トランスミッションもそれほど支障はなく信頼性でドイツが選ばれただけなんやで。 関係者が三菱のエンジンに反対するのを押し切って今のていたらくになっているOH-1と比べたらまだマシや。
韓国は戦車の国産パワーパックが悲願やから、第五次生産がもしあったら諦めずにまた改良して挑戦するやろ。
それに、ドイツがトルコにパワーパックの供給を断ってくれたおかげで、現在アルタイで韓国産パワーパックの試験運用をしとるんやで
ポーランドが導入するK2&K2PLのパワーパックが韓国産パワーパックになる可能性も0ではないやろ。 ドイツが勝手に墓穴を掘るかもしれんしな。
そんで、はなしを戻すけど、自走砲の車体開発に失敗して戦車のパワーパックの国産開発もしていないポーランドが、K2PLになんらかの欠陥が見つかった時に、開発の主導を握れる根拠はどこにあるねんな?
まあ韓国製兵器の実力を認めたくないだけでしょう。
導入国が馬鹿じゃなければ使い物にならない兵器を購入しないだろうし。
「お笑い韓国軍」のエースだったK-9やK-2の有用性を評価すべきでしょうね。
別に、反論のつもりで書いた訳ではありませんが。
まあ、K2のパワーパックを韓国政府が見捨てたのも訳の分からない理由でしたし…ああ、そこまで韓国製兵器に高い評価を下すのであれば、ぜひ自衛隊も採用出来る様に頑張って下さい(今の韓国側も日本と関係改善したい素振りを見せているし、不可能じゃないかも)。
高い評価なんかしとらんわ。
ワイの予想ではM1の追加か、レオパルドになると思っとったわ。
まさか、ポーランド専用開発のK2PLだけやなくて、山岳部待ち伏せ特化型戦車のK2を平原国のポーランドが採用する気になるとは思っとらんかった。
ワイはどこの兵器でも公平に評価しようとしとるだけじゃ。
いつワイが自衛隊にK2を導入せいって書いてん。
他人が書いてへんことに反論すんなよ。
それやったキミが韓国に10式を売りつけたったらええやんけ。
できんのか?
自分ができひんことを他人に押し付けんなよ。
自分の願望や憶測を根拠にしておいて、他人の主張へ反論になっていないとはこれいかに。
この半年でのドイツの右往左往ぶりを見るに完全に有事の際あてにならない国という印象がはっきりしましたね
現地移転まで柔軟に対応する韓国プランの装備に軍配が上がるのも無理はない
当てにならないだけじゃなく、自国の国防もダメダメですからねぇ
性能だけみればKF-51やEMBTのほうが自分達で開発資金を出さないで済むし、より高度な技術を使っていて高性能かもしれないですけど、「ドイツが有事の際あてにならない」というのがネック過ぎますね…
ロシアがポーランドに攻め込んでも、「NATOの加盟国?あーあー、聞こえない」で色んな理由をつけて支援を拒否しそうだし。
売れる売れる
本当によく売れるな韓国製兵器は
このままラインメタルの新パンターに対抗する様な新型戦車構想もぶち上げて欲しいね
アジア開発の戦車がヨーロッパに採用されるのは史上初ですな。
韓国としてはポーランドを足掛かりにヨーロッパへの輸出を増やせる機会になる。
同じ兵器で揃えれば部品の融通も効くし
有事の際に提供し合うハードルも下がりそう
一気に採用国が増えるかもしれないですねー
K2戦車はノルウェーで今年の2月から同国の次期主力戦車選定プログラムでトライアル中(レオパルト2A7と競合)でポーランドがK2-PLの導入を決めたことは選定に少なからず影響がありそうですね。歩兵戦闘車に関してもK21の改良型であるAS21レッドバックでオーストラリア陸軍の次期装甲戦闘車両選定プログラム(KF41リンクスと競合)に参加しており、ポーランドへはK21なのかK21を基に防御・攻撃能力を強化したレッドバックを提案するのか気になるところ。
韓国の防衛産業は技術移転や現地生産に積極的なのでポーランドやオーストラリアなど防衛装備品の現地生産を望む国からの評価は高い様です。
地理的に似たようなリスクを負っていて、かつ両国の関係悪化の可能性のある隣国同士よりも
遠い国からの調達の方が変なしがらみがなくて楽という側面もある気がするな。
特にウクライナ周りでドイツが変なしがらみを持っててあてにならないのもさんざん見た後だろうし
K2は、最初から完全に輸出を意識した仕様でしたし、ドクトリンに忠実な日本の戦車とは、最初から立ち位置が違いますね。
駆動系の問題も平地主体の戦場ではさほど問題にならないでしょうし。
ポーランド的には、性能と価格のバランス、さらに早期納品・カスタム融通性・多彩な商品ラインナップ、さらに言えばアフターサービス等の面で国と企業の長期安定性・信頼性も含めて、一通り合格という事なんでしょうね。となると、たぶん北のミサイル発射示威ごときさほど問題視されない、危険視されていない、って事かな。寂しいね、金正恩。
北や中国との問題なんて製造に関し韓国に極端な依存をしなければ良いだけ。
ドイツがウクライナへの自国製兵器の移送に待ったかけまくってるのみて
政治や外交理由の干渉を受けず技術移転やポーランド国内での製造にも協力的な韓国製装備は魅力的
(一応)西側で技術移転に非常に積極的なところがポーランドには魅力的なのだろうし、ドイツは信用ならないし技術移転には渋いしで、受注を取れるのはわかる。
しかし出生率が凄まじい勢いで下がっているのにどこに力いれてんだと思うが。
いま売れればいい、あとのことなんざ知らんってことなのか。
国の規模から言って、いくら何でもやりすぎな感じがするけど
どっからお金が出てくるんだろう??
韓国をあまり過小評価しないで。 20年前に確立されたあなたの頭の中の韓国と今の韓国はかなり違う。
韓国政府は、兵器産業を輸出事業の柱に育てることを国策とし防衛事業庁を2006年に設立しました。
2011年以降輸出額が飛躍しましたが、李明博大統領のリーダーシップとトップセールス効果、及び朴槿恵政権下の当該事業重視政策によると言われます。
2016年のデータですが、2006年に対し輸出先は47ヶ国から89ヶ国、輸出企業は47社から176社に増加しています。
その過程で当該企業への輸出支援プロセスを制度として確立し、防衛産業育成資金融資による輸出支援を行ってきたことが躍進の原動力になったと分析されています。(キヤノングローバル戦略研究所)
政権の左右に関わらず15年以上に渡り国策として継承し、成長支援を着実に実施してきたということでしょう。
国産化率や更なる技術革新と独自技術の保護等、まだまだ課題はあるようですが、最近の動向は次のステップアップを予感させるものではありますね。
ポーランドやバルト諸国、フィンランドなどロシア・ベラルーシとの境界国家群は、真剣にロシアの軍事脅威を受け止めて、軍事力の根本的な見直しと増強(NATO軍との共同演習や駐留基地の誘致も含めて)に疾走しています。
あくまで雑感ですが、これらの国々は、NATOとは別枠で、対ロシアで連帯し、共通兵器の生産や相互援助の緊密化に乗り出しており、傍目には新しい軍事ブロックを創ろうとしているようにみえます。その中で、ウクライナも同じ仲間と見ているようです。
ウクライナがロシア勢力圏に入ってしまうと、このような対ロ政策はほとんど失効してしまいかねないので、これらの国々は個々には非力であっても、共同してウクライナを支援し続けるでしょう。