マクロン大統領は6日、TF1とFrance2の共同インタビューの中で「ゼレンスキー大統領との会談でMirage2000-5提供とパイロットの訓練を発表するつもりだ」「目標は夏からパイロットの訓練を開始して年末までに運用体制を整えることだ」と言及した。
参考:EN DIRECT – Élections européennes : Macron appelle à «ne pas laisser l’extrême droite ainsi monter»
参考:GUERRE EN UKRAINE: EMMANUEL MACRON ANNONCE CÉDER “DANS L’ANNÉE” DES MIRAGE 2000-5 À KIEV
フランスはMirage2000の運用経験をもつギリシャとの協力を模索しているのかもしれない
これまで登場した「Mirage2000のウクライナ提供に関する動き」は公式な情報に基づいていない噂レベルの話ばかりだったが、TF1とFrance2の共同インタビューにマクロン大統領は「ゼレンスキー大統領との会談でMirage2000-5提供とパイロットの訓練を発表するつもりだ」「目標は夏からパイロットの訓練を開始して年末までに運用体制(パイロットと機体の確保)を整えることだ」「パイロットの訓練はフランス国内で行われる」と言及し、遂にMirage2000提供の動きが公式に確認された。
マクロン大統領は「提供するMirage2000-5が何機になるのか確定的なことは言えない」「(Mirage2000-5提供について)他のパートナーと連合を構築している最長だ」とも言及しているため、F-16を提供する英国主導の戦闘機連合とは別の連合=Mirage2000の運用経験をもつギリシャとの協力を模索しているのかもしれない。
因みにマクロン大統領は「ウクライナ人兵士4,500人を訓練し、装備を与え、フランス旅団を編成したい」「我々が提供した武器でミサイルの射点を攻撃することを許可している=ウクライナ攻撃のためロシア領内から発射されるミサイルの射点や拠点をSCALP-EG(Storm Shadowの仏バージョン)で攻撃することを容認しているという意味」「我々が尊重できる唯一の平和は当事者が合意したものだけで、ウクライナが抵抗しなければ和平の瞬間は訪れない」「フランス、米国、日本が支援していなければウクライナはロシアの衛星国になっていただろう」とも言及した。
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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force photo/Staff Sgt. Larry E. Reid Jr., Released
うーむ、F-16があるのにこうやって機種ばかり増やしても整備負担が増しそうな気がします。
兵器には詳しくないですが戦闘機は何かと手間が掛かるものですよね。見本市と化した戦車がよく批判されますが、戦闘機も同じ轍を踏ませるのでしょうか?F-16がこれほど遅れているのに、年末までに運用体制の確立というのも怪しそうな気が。
なんとなくですが、対露強行路線に転じたマクロン大統領のパフォーマンスの匂いがします。空軍がほぼ消滅したウクライナにとってはこれでも嬉しいのでしょうか?
パイロットが一番のボトルネックで、フランスで訓練すると言ってるのだから、有り難いんじゃね?
F-16も20機とかしかないんだから。
年内は無理ゲーたと思うけど。
もしSCALP-EGか使えるタイプなら、数機しかないSu-24の後継に使える。
空戦しかできないタイプならMICAちゃんは射程が短いから、苦しい戦いになりそう。AIM-120の搭載能力あるんだろうか。
ミーティア搭載機も多分システム上はMICAの発展型で処理してそうだからたぶんない
まず、ウクライナ空軍は消滅していない。
負け惜しみや詭弁ではなく実質的にもそう。ソーティ数や能力が足りているとは言わないが、Su-27やMiG-29、Su-24からHARMやストームシャドー等で攻撃している。
それを更新するので2機種くらいあるのは許容範囲だと言えるだろうし、訓練&更新スピードやリスクヘッジの観点からも好ましいくらいかと。
…え?フランスがそこまで優しいわけない?
そりゃあとからラファールは売り込むでしょう。でもそれは未来の話だから、今戦闘機を欲しいウクライナにとっても将来の商売の足がかりにもなり得るフランスにとっても悪い話じゃない。
はい、確かに「消滅」はしていません。私が書いたのは「ほぼ消滅」です。
戦前、ウクライナには運用中の戦闘用機が100機弱あったようです。(FlightGlobalより)保管中の機体を再生したものや、東欧諸国から提供されたソ連製航空機によって数は増えたはずですが、そんなにたくさんではないでしょう。(ロシア比)
そして去年9月までに撃破されたウクライナの戦闘用機はほぼ90機に達します。(oryxより)航空機の墜落や破壊は映像が残りにくく、この集計終了後、さらにロシア軍によるランセット等を用いた航空撃滅が強化されたことを踏まえると、現在まで実際撃破された数ははるかに増えるでしょう。数の面では「ほぼ消滅」が妥当かと。
戦果を見ても、HARMが戦果を上げたという話は寡聞にして知りません。ストームシャドーは一時騒がれましたが続報がありません。これに関しては提供国から制限がかかっているという話もあり、またそもそも数がなさそうなのでウクライナ空軍に責任を問うのは酷でしょうが。要因は一つではないでしょうが、やはり能力も「ほぼ消滅」していると私は考えざるを得ません。
>>2機種くらいあるのは許容範囲
これはそうかも知れません。しかし、合理的な設計思想に基づくソ連機に比べ西側戦闘機は手間が掛かるイメージがあります。農道離着陸能力もなさそうですし。F-16も同じですが、2機種になる事でより負担が増しそうです。
ただ、訓練スピードやリスクヘッジに関しては同意見です。そういったメリットもあるので、整備負担のデメリットとどちらが大きいかですね。
ミラージュってここでも何回か扱われている機体だけど、気候的な物とかあるだろうが台湾空軍のCPFHはF-16の4倍以上で部品とかの問題もあって部品取りの需要すら発生している。過酷な戦争で負荷が掛かるのは間違いないし提供されたとして2030年まで運用の保守契約が結ばれているがフランスが責任もってケアしてくれるのかが一番の問題だと思う。
ウクライナにとってのメリットはF-16を除いて射程の長いAAMとSCALP-EGの運用能力と運用国が少ないから訓練がそれほど詰まっていない事だが、デメリットとしてF-16と比較して機数が少ないし運用国も限られ部品調達の不安さもある。
一番のネックは運用した事の無い機体を手間掛けて短期間で無力化される可能性をどう考えているかじゃないかな。
大量に運用しているインドでは特にそういうった話は出てない
なので何とも言えない
とはいえ、かつて日本がフランスから機関銃を輸入した際、
故障知らずとされていたそれが故障しまくる事に日仏両国が衝撃を受けて調査したら、
気候や赤道経由の旅路が鯨飲ではないか?という結論が出た事例もあるから
熱の問題が大きいのではないかと思う
幸いウクライナは、気候的には暑い国ではないのでそれほど問題は起こらないかもしれない
マクロンにとっての有終の美またはレガシーになるであろう、パリ・オリンピックまであと2ヶ月足らずだから、
土壇場で、再びゼレンスキーに掻き回されないよう、お土産をたんと渡してご機嫌をとっているのだろう。
フランス主導の戦闘機連合の話は、この戦争には間に合わなそうだから、戦況への影響はないでしょう。
もちろん、そこにロシアへの配慮が伺えます。
平和の祭典のホスト国として、難しい舵取りに思う。
その仮説は非常に妥当なのですが。
となると、同時に「現在、ゼレンスキー大統領の精神状態が非常に悪いのではないか」という仮説が成り立ちます。
フランスにとってはオリンピック、アメリカにとっては大統領選挙が今年最大のイベントであり。
そこまではなんとしてでもゼレンスキー政権に頑張ってもらわなければなりません。逆に言えば,今突然戦闘機を渡してご機嫌を取りはじめたのは「ご機嫌を取らないとゼレンスキー大統領が何をしでかすか分からない」のではないかと。
具体的には、突然の辞任や突然の降伏宣言、または原発爆破による自爆テロ、ロシア民間人への大量虐殺テロ(地下鉄に毒ガスとか)を画策しており。それは支援していた西側政権に打撃となるようなものであるために,必死で宥めている、という構図が透けて見えますね。
上記の話だけでは流石にそんな仮説は立たないです…
どんな話題でもウクライナ不利に受け取り過ぎでは?
>>同時に「現在、ゼレンスキー大統領の精神状態が非常に悪いのではないか」という仮説が成り立ちます。
>>原発爆破による自爆テロ、ロシア民間人への大量虐殺テロ(地下鉄に毒ガスとか)を画策しており
ちょっと妄想キツイよ
ここはTwitter(X)じゃないんだから…
何をどうやったらここまでロシア寄りな想像が出てくるんだろうか
「西側の支援が遅い」とか「(勝てないのは)支援国が供与兵器でロシア国内を攻撃する事を許可しないせいだ!」などと言ってる時点でゼレンスキーの精神状態が良いとは思えませんがね。まあ仮に原発自爆テロをやらかした所でロシアがやった事にしてしまえば西側はダンマリかもですが。
日本も評価されてるのね。
今年も発電機送るんかな。メッチャ、喜ばれそう。
ほんと珍しいですよね
日本の支援をちゃんと認識してるって事自体が。
日本人内ですら軍事支援以外は支援に値しないので、実質日本は支援していないのと同じとか言われる始末なのに、こうやって海外首脳が認識してくれてると支援継続の意思も増そうというもの。
やっぱり貢献を無かったことにされるのが1番腹が立ちますからね。
“「目標は夏からパイロットの訓練を開始して年末までに運用体制(パイロットと機体の確保)
を整えることだ」「パイロットの訓練はフランス国内で行われる」”
戦役が今年中に終わらないなら、間に合うのでしょうか。
何回も言いますが、素人は、グリペンの方が良いのでは、と思います。
ミラージュ2000-5が良く無いとは言いませんが。今は戦役時です。
F-16が何百機と供給されるわけでないのだから、大規模戦闘になったら下手をすると一度の戦闘で戦力価値を消耗してしまうかもしれない
それを考えれば、目先の事にとらわれずに次の手を打っておくのは悪い事ではない
一度のやり取りで終わる可能性が期待できる平時ではなく、今は戦時なのだから
今時点で、F16の提供可能数は、
少く見て50機+α、多く見て100機+αでしょうか。
まずは、これを領収することなのでしょう。出来るだけ多く。
素人の勝手な意見ですが、フランスは、まず、訓練に協力すべきでは。
機体のことは後でも良いので。
特に、これから動き始めるなら、そうして欲しいと思ったり。
一時停止状態のグリペンは、想像ですが、多分フランスより
もっと実現に近い場所にいるのでしょう。機体共で。
グリペンが即時に供給されるならね。
少し前にF-16優先するからグリペン待ってくれだったのに、ミラージュ大丈夫?
悪いけどそれ無しね
なりふり構ってられなくなってきてるのかもしれない
数年前から言ってるF16でさえこの有様なのによくもまあ年内とか。上でも書かれていますが政治パフォーマンス、やってる感的な奴なのでしょうか。これが使い物になる可能性がある数年後までには終戦していて欲しいものです。
日本では目標というものは達成されることが前提で語られることが多いけど、
欧米では基本的に「そうなれば良いな」的に掲げられるものだから・・
前から思っていたのですが、装甲車にせよ、自走砲にせよ、戦車にせよ、戦闘機にせよ供与するかしないかをすったもんだして、供与発表してから訓練開始するワンパターンは何とかならないんですかね
ウクライナ兵の訓練も完了した段階で供与発表即日戦線投入とかじゃないと、ロシア軍の対策期間を与えるようなものじゃないですか?
供与前からレオパルドやエイブラムスの弱点マニュアルが出回って、ロシア兵が学んでいる動画や写真が公開されてますよね
完了するまで時間かかるから「なにもやってない」と思われてしまうからでは?
支援疲れが色々指摘されてる中でそれはまずいだろうし
これはパイロット育成キャパ絡み?
もうF16パイロット育成キャパはいっぱいだから、フランスができることを探したってかな。
前向きに捉えるならそうですが、グリペンを後回しにした事とは整合しないんですよね。
説明されてない何かがあるんでしょうけど。
F-16に集中したいからグリペンやめると言い出したのに、今さらミラージュ提供とは何がしたいのかわかりません。
訓練タイミングを逃しすぎており迷走している印象。
まあこの場合はウクライナパイロット育成うんぬんは対外的な隠れ蓑で。実際はフランス人パイロットが義勇兵参戦して操縦するパターンでしょう。
当座は複座型を渡して実質的な操縦はフランス人が行って発射ボタンはウクライナ人が押す形かなと。
F16の時は複数の国が係わってるから調整に手間がかかってグダグダになってたんじゃと思うけど、フランス単独で天候の安定した植民地で訓練すればなんとかなるんじゃ?
リビアやイラクみたいにソ連機と併用する国がお客様だったから何かノウハウがあるかも。
ウクライナ国籍ってどうやって取得できるのでしょうかね?大量のウクライナ移住者作戦は可能なのでしょうか?
以前にもマクロンは、フランスが直接に派兵する?ようなことも言っていたと思う。フランスの外務省などが、マクロンの真意は違うと一生懸命否定していた。
今回のミラージュ供与は、年内に間に合うのかな?また、どのくらい実効性はあるのかな?そもそも実現できるのかな?
派兵の可能性を排除しないという発言ですね。
中国が台湾への武力行使の可能性を排除しないのと同じで
言葉の上では何も言っていないのと同じだけど、取り上げたことに意味があるタイプの発言。
>>「フランス、米国、日本が支援していなければウクライナはロシアの衛星国になっていただろう」
ソ連衛生国1、2だった両国を御家騒動までもっていった連中の発言とは思えんな。
Mirage2000-5、F16の訓練で言語が問題になってましたが、どうなのでしょうか。
マクロン大統領が、日本に言及している意図はなんなのでしょうね。
フランスが、ウクライナ派兵問題でヨーロッパ内で孤立気味になっていたため、巻き込むために無理やり名前を挙げたのかと一瞬思ってしまいました。
>「フランス、米国、日本が支援していなければウクライナはロシアの衛星国になっていただろう」
米の意向に左右されないという意味ではF-16やグリペンより価値あるかもしれない
政権変わったりでフランスがヘタレたら意味ないけど
確かにアメリカの部品が入ってると、その辺で面倒な事が増える。
日本の名前が出たことより、欧州域内の支援額でそれほど多くないフランスがそれ言っちゃうの?ってツッコんじゃった
「欧州、アメリカ、日本が支援しなければ」ならともかく
先行国が引いていく中でフランスやってますのパフォーマンスが見え見えで痛々しい。いまさ航空機は間に合わないし首をすくめつつある日本は名指しで当事者扱いされて迷惑千万。第二次大戦でフランスは陸軍主力が1週間で独軍に粉砕されパリは無血開城して1か月で降伏。第二次大戦後喜び勇んでインドシナ再征服に出かけたがベトナム軍に包囲され1万人が降伏。最近では旧フランス領の西アフリカの政変で軍事介入を口では言うものの結局腰砕け。ここ100年は軍事的な威信など皆無。
露軍と2年間に渡り血みどろの戦いを繰り広げているウクライナ軍をフランス軍が訓練する・・・・?歴戦のウクライナ兵を招いてフランス軍を教育してもらうというなら分かるが・・・・。マクロンはあいかわらずの受けない道化。ガリアの雄鶏。
日本を引合いに入れた意図は確かによく分かりませんね。
あと、迷惑千万まではともかく、それ以降の内容はただフランスを貶してるだけの長文で不要かと思います。
今のフランス軍の話をするのにWW2の話を持ち出すのは違うでしょう
ちなみにフランスの軍事産業は今や米中に次ぐ規模で盛況です
実は軍隊の練度って戦争を続けていく間に低下するんです。
米軍もそれが対テロ戦争時に問題になってました。
おいおい、対テロ戦って、碌な近代兵器を持っていない連中との戦闘に手一杯では、そりゃ近代国家同士の大規模戦争に対する備え、練度は低下するだろうよ。
しかし、侵攻開始当初から現在までの露軍の変遷を見るに、宇露間の戦争には当てはまらないのでは?
流れるような罵倒、ラップ味があって好き。
あまりにも情けない国に成り下がったドイツに代わり、フランスが大陸欧州の盟主に一応はなっていくのでしょうかね…
おフランス人がそんなことをしだすとは隔世の感ですが、ニューカレドニアの件やアフリカのシマをロシア勢に喰い破られてることなどで足元が燃え始めたことで、自ら動きつつ正義の味方仕草もやらざるを得なくなったといったところでしょうか。
そして米英独伊などはそんな仏に押し付けての片足抜けをいつでもできるように立ち回っていくのでしょう。
わざわざ日本名指しんて、ケチなフランスさんが今回支援頑張ったみたいですけど。
裏で今回支援金の裏書きとか債務保証とかさせられて無いか。心配です…。
先日は、プーチンが韓国をベタ誉めして、日本は貶してましたし、両陣営共に政治的な囲い込みや牽制合戦でしょうか?
そもそもフランス製の軍用機は基本フランス製兵器しか搭載・運用ができないわけで、台湾でも度乳したのは良いけど運用が手に余っている。
正直、保管機の押し付けと言う感もあるしミサイルの供給も必要なわけでフランスもそれに耐えられるほどの備蓄、生産施設があるのかね?
ゼレンスキー大統領は言うのタダという感があるが、マクロン大統領も同じくいうだけタダと言う感はあるわな。
不思議なのはみんな通常時の前提で話をしてることかな
これは戦争中なんだよ。例えばだアメリカにしろ日本にしろ大戦中に何年もかけて育成してから送り出すなんかは厳しかったよね。現ロシアにしても未成熟なパイロットを使ってちょくちょく問題を起こしている。
それから、ウクライナで厳しい状態にあるのは高稼働状態で残余が足らない話であって、パイロットや整備員が壊滅されたとかそういう話でもないよ。
更に言えば、既に同系機の調達が厳しいから、当座の置き換えとして色々と考えてる話なんだ。
また、ウクライナは他の地域と違ってかなり特殊でエンジニアがいるんだよ。彼らは驚くべき精力で色々な対応をなしているので…そういう素地が無い国とはまた話が違ってくるのだと思うよ。
最適な運用はそりゃまあ無理だろうけど、何も無いよりはマシという様な運用はなんとかするっていうレベルのお話なんだと思う。