米国はギリシャに今年1月「最大40機のF-35売却を議会に通知した」「コンステレーション級フリゲートへの参加承認」「C-130H、ブラッドレー、フリーダム級沿海域戦闘艦などの余剰防衛装備品を提供する用意がある」と伝えたが、現地ではパッケージの内容が物議を醸しているらしい。
参考:US military assistance to Greece hits roadblock
コンステレーション級を止めて全てFDIで統一するというのは政治的に難しいはずだ
米国のブリンケン国務長官は1月末、ギリシャ政府に宛てた書簡の中で「最大40機のF-35売却を議会に通知した」「コンステレーション級フリゲートへの参加承認」「C-130J売却」「C-130H、KC-135、ブラッドレー、戦術車輌、フリーダム級沿海域戦闘艦、プロテクター型沿岸警備艇などの余剰防衛装備品(EDA)を提供する用意がある」と伝達し、現地メディアが「ブリンケン・パッケージ」と呼ぶ上記内容は物議を醸しているいるらしい。

出典:Fincantieri
Kathimeriniは8日「ブリンケン・パッケージに含まれるコンステレーション級フリゲートにギリシャが参加するかどうかは不明だ。EDA経由の装備品は無償で提供されるものの、空軍は飛行可能な状態に戻す費用が高額なC-130Hを受け入れる可能性は低い。陸軍も運用状態に戻すため多額の投資が必要なになるブラッドレーを、海軍も問題があるフリーダム級沿海域戦闘艦の受取を拒否した。このパッケージの中で問題がないのはF-35だけだ」と報じ、ギリシャは改修費用を負担しなければならないEDA経由の装備品の大半を拒否した。
さらに興味深いのはコンステレーション級フリゲートへの参加承認で、元々はギリシャから計画への参加を打診したのに「参加するかどうかは不明」と述べているのは計画遅延が原因だろう。
コンステレーション級フリゲートの調達コストはフランスから調達しているFDIフリゲートとほぼ同額だが、両艦の取得は安全保障における米国とフランスの影響力を調整した結果なので、コンステレーション級を止めて全てFDIで統一するというのは政治的に難しいはずだ。
因みにブリンケン国務長官が通知したF-35の売却規模は最大40機だが、ギリシャは当面20機しか導入しない。
関連記事:ギリシャ首相、米国にF-35Aを20機+オプション20機売却を要請
※アイキャッチ画像の出典:U.S. Army photo by Capt. Cody Gallo
>このパッケージの中で問題がないのはF-35だけだ
またまたご冗談を(猫先生省略)
代わりになるような機体はJ-20かSu-57くらいなもん
フリーダム級なんて、もらって喜ぶ海軍は居ないでしょ…
手堅く行くはずだったコンステレーション級もグダグダだし
>EDA経由の装備品は無償で提供されるものの
>改修費用を負担しなければならないEDA経由の装備品の大半を拒否し
タダより高いもんはないと婆ちゃん言ってた
旧東独のBMP-1をウクライナに提供した見返りにドイツからマルダーを貰ってます(Ringtausch)が、当のドイツが直接ウクライナへ装備を提供する方針に転換したので追加分のマルダーは当面見込めなさそうですし、IFVの配備を急ぐならブラッドレーは悪い選択肢ではなさそうな気もしますが、、今のギリシャにはそれでも負担が大きいのでしょうね。
ブラッドレーだからといっても保管されていてレストア必須のやつとかなんでしょうね…なんせ余剰品な訳ですから。
フリーダム級ベースのMMSCをサウジアラビアが導入するんだから速度制限とかして運用すればまだマシではと思ったが、あっちはレーダーもマトモでより大型?にして8セルVLS搭載とか変化点ばかりだったな。
現有のフリゲートと似たサイズで火力が低くランニングコストが高い?ならタダでも要らないんだろうな。
それにしてもフリーダムの海軍の主張する安い方の年間ランニングコストにもう10億円プラスするだけで哨戒艦が作れるとか頭おかしなるで。もちろん高いほうが正しいなら楽勝で一隻作れる。
ペッパーくん、本体代金はたったの15万円ポッキリだけど、初期調整とか技術料が3年契約で300万円かかるって話を思い出しました
結果、ほとんどの企業が契約更新せず(できず)、大量の解雇ペッパーが世に放たれたとか
ゴミ押し付けようとして草
ブラッドレイだけでも陸自にどうですかね?せめて北海道の師団だけでも完全機械化したい…..
改修費込みなら素直に10式増産したほうがはるかに安くて性能も良い
北海道の師団だけでも完全機械化したいって、それは何のためですか?わざわざ使い古されて手を入れる必要がある車両を導入してまで得られるのが、何にも寄与しない格好だけは無しですよ。防衛関連の予算があるから取りあえず使ってやれとかならいい加減にしろとしか。
>>財務省&アホ議員連中&左派国民
ブラッドレーなんてバカ高い車は要らないし買わない(`・д・´)キリッ
それより【四輪バギーとジャベリンのセット】なら対戦車から兵員輸送もできて安上がりで人命も軽くて一石四鳥!
…しまいには戦地まで軽トラか徒歩でいけば?なんて言ってきそう…(´・ω・`)
なんでミリオタって適当な敵を妄想で作って叩くんだろうな。ほんと気味悪いからやめたほうがいいよ
お人形さんごっこは楽しいですから
主語がでかい&財務省がケチなのは事実
ミリオタは知識があるだけに無理解による自衛隊への皺寄せに危機感を持っている
それブラッドレー買わない回答になっていますか?軽トラか徒歩で行けとかまでになったら末期でしょう。まぁ敵の監視を掻い潜るとかある訳だから一概には言えませんが。
これから先、共通戦術装輪車・パトリアAMV XP・軽装甲機動車後継とか装甲車両導入を控えているのに軽トラで行けとかよくもまぁそんな事をかけますね。
第7師団は将来の情勢変化への担保として機甲戦のノウハウを保持するために維持されていると言って良いのですが、現在・近い将来の情勢判断は「日本本土への本格侵攻の蓋然性は極めて低い」で変わりありません。
それが89式装甲戦闘車等の装軌車両装備後継開発の優先順位が低い最大の理由で、戦術研究・訓練・演習等に現状で大きな問題はないということなんでしょう。
もっとも、既存及び将来装備に対しドローン等の新たな脅威への防護力強化の検討が開始されていますが、島嶼部が主な戦場と想定される関係上、水陸両用以外の装軌戦闘車両の優先順位は低いままです。10式MBTや89式FV等の後継車両開発は(あると思いますが)次国家防衛力整備計画になるかと。
これ
決して不要でもないし、意味がないわけでもないけど、優先順位が低い
金が余っているわけではなく、有事が近い可能性がある
島国という立地を生かして、このままSAMとSSM重視でいい
それ以外の陸は、どちらかというと民兵含むテロ対策を重視した方が、、、
89式追加した方がましやろ
ここのリストには上がっていないけれども。
MRAPのマックスプロはあってもいいのでは。
ウクライナで、結構、見直されている(笑?)ようだし。
元々背が高いから、レーダー/観測車両として向いているのでは。
車体が重いために足回りに負担がかかるそうだけど、その部分は、
後輪側を大型トラック(積載20tくらい?)の強度の部品に交換しても良いのでは、
などと妄想します。
実質タダでもらえそうだし。
まあ、忘れてる人多いですけど財政破綻寸前まで追い込まれた国ですからね。ウクライナ戦争関係なしに。
ギリシャ、高いといっても新品よりは安いはずなんだしIFVは不足してそうだから、せめてブラッドレーは買った方がいいのではないかと思う。