ドイツのラインメタルは18日、歩兵戦闘車「Lynx/KF41」の車体に120mm滑腔砲を搭載した砲塔を統合した火力支援車輌「Lynx/120」を発表した。
参考:Rheinmetall presents the Lynx 120 mechanized fire support vehicle
参考:Rheinmetall unveils new light tank
重装甲化が進む欧米基準だと120mm滑腔砲を搭載した推定50トンの戦闘装甲車輌が軽戦車?
ドイツのラインメタルは18日、モジュラー設計を取り入れた歩兵戦闘車「Lynx/KF41」の車体に拡張性の高い砲塔を組み合わせた火力支援車輌「Lynx/120」を発表、統合された砲塔にはレオパルト2シリーズに採用されているラインメタル製120mm滑腔砲、同軸機銃、360°カメラシステムが組み込まれており、ラインメタルは「任務や脅威の強度に応じて特殊な保護モジュールを簡単に装着することが可能で顧客の要望に応じてラインメタル製のアクティブ防御システム(APS)や追加装甲パッケージなども提供できる」と言及している。
これ以上のスペックについて言及されていないもののLynx/120のベース車輌は最大戦闘重量50トンのLynx/KF41なので「Lynx/120も同重量帯」と予想しているのかは不明だが、海外メディアはLynx/120について火力支援車輌ではなく「軽戦車」と表現しており、主力戦車を含む戦闘装甲車輌の重装甲化が一般的な欧米基準だとLynx/120が軽戦車扱いになるのが非常に興味深い。
海外市場に供給されている代表的な軽戦車(サブラ/ASCODやK21-105など)は105mライフル砲を採用した25トンクラスで、120mm滑腔砲を採用した推定重量50トンのLynx/120をココに並べても違和感しかなく、同じ120mm滑腔砲を採用した日本の主力戦車(10式/44トンや90式/50トン)と比較しても「?」しか頭に浮かばない。
まぁ主力戦車と軽戦車を主砲と重量のみで区別することは出来ないが、重装甲化が進む欧米基準が少しだけ垣間見えたような気がする。
※アイキャッチ画像の出典:Rheinmetall
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装甲配置次第なんだろうけど、割と普通にMBTとやりあえるんだろうか
それとも、正面装甲を削って非対称戦向けの仕様にするのかどっちなんだろう
現行レオが正面に1000mm級の装甲を施しつつ、対戦車ロケットとかへの備えでほぼ全方位に装甲やらなんやら追加してるからこその70t級になってるんだよね?
>装甲配置次第なんだろうけど、割と普通にMBTとやりあえるんだろうか
>それとも、正面装甲を削って非対称戦向けの仕様にするのかどっちなんだろう
砲塔の方は判らないけど、車体正面だと恐らく戦車砲級のKE弾﹙含む10cm級﹚には耐えられないと予想します。
フロントエンジンなので、車体正面上側の装甲に耐戦車砲級KEを付与するのは無理でしょうし、
エンジンのアクセスパネル?と、車体前縁との間に余りスペースがなく、車体正面下側も耐戦車砲級KEの重装甲を施している様には見え無いので。
欧州以外の軽戦車を欲しがっている国にコレを提案しても採用されるかは微妙な所かな。
Lynx/120被告は「僕は歩兵戦闘車です」などど供述しており、
議会では戦車に含めるかどうか、予算の扱いを見据え慎重に議論を進めております。
日本財務省「うーん、、、これは戦車!」
これは財務省じゃなくても戦車っていうと思う…
ですよねーwwwwwww
120mmクラスの直撃耐える歩兵戦闘車とか頭おかしなるで。ていうか真面目にどういう目的の車両なんだろか?本職の戦車にしては装甲車に毛が生えたような車体がベースだし歩兵戦闘車or軽戦車にしては重いし中途半端すぎない?
確かに少々ちぐはぐなイメージを受けますね
戦車の随伴歩兵を長距離輸送でき、ついでにミサイルや対戦車ロケット弾より運用費が安くて対装甲火力が見込める120mm滑腔砲を載せ、戦車隊の補助火力を持つ随伴車両的なコンセプトで開発し、けど安定射撃するために車体重量を増やさざるを得なかった感じのものでしょうか
帯に短し襷に長しって感じ…
何処が顧客ターゲットになるんだろう?
仮想敵的に戦車の重要性がそこまで高くない南アだろうか
それとも輸出兵器でごった返してる南米あたりだろうか?
ぅーん…
レオパルトA4を持っているが、A5以降に改修できない国とか?
トルコ、ポーランド、ノルウェーなどでA4の改良は試みられていたり、検討がされいるし。
トルコはレオパルト2A4車体に増加装甲とアルタイ戦車の砲塔を搭載した戦車を作ったり(試作?)
ポーランドはレオパルト2PLの契約をしたものの、工期の遅延と費用の増加に苦しみ
ノルウェーはレオパルト2NOを近代化する検討するも、現在レオパルト2A7NOとK2NOのトライアル中
対抗馬はK2戦車だな
それならK2の方が結局コスト削減になる気がする
ハンガリー向けの通常Lynxが218両で20億ドルで、一両当たり917万ドル(予備部品、訓練費込み?)。
K2が一両当たり850万ドル(本国値段)だけれども、韓国仕様を導入するか、ちょっとだけ自国仕様に変えるか、コンポーネント流用して新しい戦車を作るかでピンキリなので、コスト削減につながるかどうかちょっと……
ちなみにドイツのレオパルトA7Vの2017年契約では104両7億6千ユーロ、一両当たり829万ドルだそうだ(本国値段)
A4車体からのアップデートもしてるらしいが、輸出値段だともうちょっと上振れるだろう。
防御力がますます求められてるんじゃない?
個人携帯式のミサイルがおっかないから重装甲化からの主砲強化
既存の軽装甲車両で大口径主砲積んでいる奴と変わらないと思うぞ。主に歩兵支援でトーチカやバリケード破壊、積極的では無い戦車駆逐。
あくまで既存車両のファミリーだから車体を流用する以上は軽量化は難しい。Lynx/KF41がそれなりに防御等の性能を詰め込んだ上での重量だし、レオ2の主砲をそのまま積むから反動抑制の為に車体重量そのものでカバーするか緩衝装置が特別で重い可能性はある。
本体軽量で120mm積む車両と言えばCV90120軽戦車とチェンタウロ2だけどどっちもオリジナルの低反動砲でラインメタル120mmでは無い。インドに提案した韓国K-21(ベースは25t)のCockerill XC-8砲塔は120mm対応していて詳細不明だが、この120mmの出所はCV90120のRuag社120mmと同じなので低反動砲。ちなみにRuag1200mmの砲回りで言うならコンパクトだがラインメタル120mmより1.5t重いらしいから反動抑制なんだろう。
互換性重視での?ラインメタル120mmそのままならば、反動を車体で受け止める為の強化部分と重量で重くなっている可能性が高い。あくまでKF41の裾野を広げるバリエーションでしかないので外野がどうこう言う必要はないと思う。個人的に導入決めたハンガリーがレオパルト2A4運用しているのとT-72後継を考えた時に一部を代替する可能性はあるし、105mm砲より砲身寿命が長いから西側標準主砲のインフラ有効活用での需要を見込んでの話じゃ無いの?
大砲と装甲のいたちごっこもそろそろ限界か
歩兵戦闘車 ~ブロロロロロ~
一般人「あ、戦車だ!」
軍オタ「ばっか、あれは歩兵戦闘車だよ」
Lynx120 ~ブロロロロ~
一般人「あ、戦車だ!」
軍オタ「え、あ、ほへいs」
役人「書類上は戦車扱いですね、保有定数に含まれます」
軍人「ばっか、あれは歩兵戦闘車だ!」
役人・軍人「ぐぬぬぬぬ」
ロシアさん「15t以上で76mm以上の砲搭載したらタイヤのでも戦車言われるCFEに該当しない脱法戦車ことBMPT開発したで」
これ31型でなく41型だから89FVのでなく99式SPHの車体に90式砲塔統合したような代物だね
それでライトタンクかよって話だが中戦車だろうが自走対戦車砲だろうがMBT以外ならどれも同じだろ
それでこの砲塔はなんだ?って話だけどBAEやCMIのIFV用120mmに同じでALS搭載のツーマンの有人低姿勢砲塔だね
有人とは言ってもIFV車体に載せるのだから乗員は完全に車内側に座ってリモート運用も可能だろうと思うALS搭載だしね
ちなみにこの手の既存商材は売れた試しがないけど最近この手の軽戦車が流行ってるしラインメタルの販路ならどうなんだろね
これどこまで改修したのか分からないけどベース車両が
エンジン出力:850 kW(1,140 hp)
トランスミッション:Puma流用
重量:44~49t
でポン付けしてても50tしてそうでまともに取り回しできるのだろうか
面白ぇ
ドイツ「中戦車です」つ4号戦車
英国「中戦車です」つファイアフライ
米帝「中戦車です」つM4シャーマン
日帝「中戦車です」つ九七式中戦車
これが現代でも見れそうになってきたな
本当に面白ぇ
10式戦車は、実は軽戦車だったのか。
納得。
複数の海外YouTubeミリタリーチャンネルで日本の10式戦車は最新鋭の軽戦車で、歩兵支援を主眼とされています。と紹介されてたのは面白かったな
やはりそう分析するのかと
10式戦車は、今後欧州だと軽戦車扱いなのかな?、と記事を読んで思ったのですが
既に一部?で軽戦車扱いされていたのですか。
露戦車もなのかな?
日本人ですら勘違いしてる人がいるからね。
本当は防御力がかなり高いのにね。
まあでも10式の最大の特徴は革新的な指揮・射撃統制装置だと思う。
10式の指揮・射撃統制装置は他国のものとは次元が違う。
44tで軽戦車?歩兵支援を主眼?そんな評価してるやつが複数ですか?そいつは随分と面白いネタですね
装弾数減らしてまで連射速度を重視し行進間射撃時の速度向上にスペック全振りしてるの総火演動画で明らかなのにね
確かに外国人にはあの動作でM8AGS(空挺軽戦車)のようなヤツに見えるかもしれませんがじゃあM8は歩兵支援が主眼ですか?という話
むしろ今の時代に歩兵支援に重きを置かない戦車ってあるのか?対装甲車両がメインなら貫通力メインの砲弾構成だけになると思うがプログラマブルのエアバースト弾とか炸裂する砲弾なんて歩兵支援用の割合強めじゃん。レオ2やM1戦車のアップデートで都市戦争対応したのって対装甲車両用と考える人いるの?
10式なんて外国に出なけりゃ敵対する可能性が高いのはゲリラか特殊部隊員だろうし、そもそもゲリコマも想定した要望で日本全国どこにでもで歩兵支援を考えてないわけ無いだろう。言っている事がいつの時代の話かと思う。
例に出したM8AGSだってシェリダン後継考えれば対戦車戦闘より歩兵支援がメインだし、最近のMPFだって配備先考えたら機動性のある歩兵支援火砲でしかないと思うんだが。
参考記事の方を見たら、運用砲弾としてHE DM-11は出てくるのに対して、APFSDSについては特に触れてないのだけど、火力支援用途でHE限定使用なのかな?
50トンで軽戦車だと40トン級の10式、T-80、T-90は全部軽戦車扱いで、
場合によっては50トン台のルクレールや99式、K2にT-14まで軽戦車扱いにならないか・・・?