ルーマニアのDefense Romaniaは15日、チウカ首相率いる交渉団が来週に韓国を訪問してK9導入に関する協議を行うと報じており、ロシアに近い国から輸入している火薬の国産化についても韓国側と議論するらしい。
まだ交渉のテーブルに着いた段階なので契約が成立するかは未知数だが、、、
海外市場で飛躍を遂げた韓国製装備品にはポーランド以外の欧州諸国も関心を寄せており、今年9月に開催された「DX KOREA2022」にはスロバキアのナド国防相が自ら視察団を率いてFA-50などを熱心に視察、ルーマニアのディンク国防相も会場を訪れ韓国政府の高官と会談するなど積極的な動きを見せていたが、ルーマニア国防省は11月に「韓国と防衛協力に関する基本合意書に署名した」と発表。
この協定には共同演習、サイバー防衛、軍事教育などの分野で協力関係を強化することが謳われているが、軍事技術の移転を含む開発協力やルーマニア国内での装備製造に関する可能性の評価も含まれており、現地メディアのDefense Romaniaも「両国間で交わした内容は不明なものの韓国が欧州で受注を獲得した装備を考えれば戦車や自走砲に関心があるのではないか?」と指摘していたが、署名された基本合意書にはTR-85を更新するための主力戦車K2、牽引式の旧式榴弾砲を更新するためK9、MLI-84を更新するための歩兵戦闘車Redback、国内での弾薬製造に欠かせない火薬工場の4つが含まれているらしい。
ルーマニアのチウカ首相率いる交渉団は合意書への署名を受けて「今月20日から韓国を訪問してK9導入に関する協議を行う」と報じられており、ロシアに近い国から輸入している火薬の国産化についても韓国側と議論するらしいが、Defense Romaniaは「まだK2やRedbackの導入に関する協議は行われていない」と指摘している。
つまり基本合意書に含まれた4つの装備の調達順位には優先度があり「K9の調達が最も優先度が高い」という意味だが、まだ交渉のテーブルに着いた段階なので契約が成立するかは未知数だ。
関連記事:ルーマニアと韓国が防衛協力に関する基本合意書に署名、K2、K9、Redbackの調達を検討
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※アイキャッチ画像の出典:Romanian Ministry of Defense
ウクライナ戦争では1にドローン、2に砲兵な状態で、ロシア相手にはとにかくドローン観測砲撃を撃ちまくるしかないことが証明されたからなぁ。
M777すら生産終了するような西側のお寒い状況で、ちょうどよく自走15榴を生産している国があってよかった。
もしこの状況下で、国際砲兵マーケットに中国製しかなかったと思うとゾッとする。
K9自走砲の強みは性能や価格、ライセンス生産といっは部分だけでなく、K9導入国の横の繋がりがあること。
実際にハンファディフェンスは「K9 User Club」を設立。オーストラリアやフィンランドなどK9自走砲を導入した軍事関係者同士の交流の場を設けることで運用方法などを意見交換して運用効率の向上を図っている。軍需企業が運用国同士を繋ぐというのは前例が無くフットワークの軽さと柔軟性が売りの韓国だからこそ出来るのだろう。
このまま売れ続けると、敵味方に分かれてK9同士の砲撃合戦もあり得るな。
長い下積みを経て韓国製兵器が雄飛する時が来たんやな。
どれだけ小さくてもコツコツ実績を積み上げるとチャンスはやってくる。
韓国兵器や韓国の防衛政策が最初どれだけ叩かれていたか。蓋を開けてみれば全てが大正解だった。個人レベルでも言えることですが外野のノイズや多少の不安要素などは無視して勢い良く突き進むのが事業を成功させる上で大事ですね
そのうち、K-9 vs K-9コピーで南北で砲撃合戦したりして。
記事タイ見るまでサムネで美人秘書みたいな人しか見えてなかった
自国の兵器のセールスを熱心に初めて十数年、韓国からしたらやっと結実した成果だよな。
兵器を売るなんて官民一体になって10年、20年力を入れなきゃダメって良く分かる。
日本もこれからやっと武器の輸出に力をいれるそうだから10年後に期待しておこう
それまでに台湾有事がなければいいが…
東欧各国がウクライナ供与の穴埋めで韓国製を買うの納期や価格面で他の選択肢が中国製くらいしか無いからではないか。後発ジェネリック感もあるがK9はM109より先進装備だしレッドバックに至ってはKF31/41に競り勝てる程だ。80年代設計の他の選択肢はもはやお呼びじゃない。
欧米列国は長いこと装軌需要が低調で開発投資をしてなかったツケに直面した。装輪化一辺倒だった結果だね。逆に韓国はその国土事情から装軌車偏重だ。これが功を奏した。
と、考えると装軌車開発では韓国と変わらん所か3,99GのMBTまで作ってる東洋の某国もこれに続きたいよね。