欧州関連

英空軍、機体寿命を半分以上残したタイフーン×30機を2025年までに退役

英国は6,000飛行時間に設定されている機体寿命を半分以上残したタイフーン・トランシェ1×30機を2025年までに退役させる予定で、果たして購入しても良いという引き取り国は現れるだろうか?

参考:UK to retire Tranche 1 Typhoons with more than half of airframe hours remaining

トランシェ1退役時の平均飛行時間の予想は2,544.8時間、まだまだ飛べるタイフーンを欲しがる国は?

英空軍にはアップグレード計画から漏れたタイフーン・トランシェ1が30機(単座24機+複座6機)存在しているが、既に実戦任務からは外された状態で2025年までに退役することが決定している。

タイフーンの中で最も古いトランシェ1の能力は空対空戦闘のみで機外に電子戦ポッドも携行することも出来ないため運用範囲が非常に限定されており、これまで領空侵犯の恐れがある航空機に対する緊急発進(スクランブル)任務などに従事していたものの、F-35Bの本格導入やトランシェ2以降のタイフーンに対するアップグレード計画「プロジェクト・センチュリオン」が進んだため英国は費用対効果の良くないトランシェ1の退役を2019年に決断(正式な決定は2021年3月に発表した国防計画の見直し計画で行われた)していた。

出典:public domain 英空軍のタイフーン

この退役するトランシェ1について議会は機体の状態について質問、国防省は「トランシェ1退役時の平均飛行時間の予想は2,544.8時間になる」と明かしたとジェーンズが報じており、英空軍のタイフーン・トランシェ1は機体寿命を半分以上のこして退役すると報じているのが非常に興味深い。

タイフーンの機体寿命は6,000飛行時間に設定されているので国防省が明かした2,544.8時間という数字は機体寿命の42%に相当するため「非常に勿体ない」と思うが、好き好んで空対空戦闘にしか使用できない中古のトランシェ1を引き取りたいという国はほぼ存在(例外的にインドネシア)せず、トランシェ2以降と同等の能力を付与するためには相当なアップグレード費用がかかるので第3国に転売するもの難しいだろう。

そもそもタイフーンを共同開発国以外の国が購入するにはエアバス発行の「ユーザー証明証」を取得する必要があり、これを取得するには共同開発国(イギリス、ドイツ、スペイン、イタリア)からの承認と米議会の輸出許可(GPSなど米国保有の技術に関する部分)を得なければならず、あえてタイフーンの中古機購入を選択するような国(政治的に欧州主要国+米国と問題のないことが条件)にとってハードルが高い。

参考:インドネシア、導入するタイフーンを「トランシェ3A」にアップグレード?

これは米国製の軍用機にも同じことが言える。

出典:Public Domain F-16C/Dバラク

イスラエルがクロアチアに提案したF-16C/Dバラクの売却(12機で約5億ドル)が頓挫したのは、米国がF-16をイスラエルに売却する際に締結した契約(第三者への譲渡ルール)に違反していたため米国がクロアチアへの輸出許可を与えなかったの原因で、このルールに従うならイスラエルはクロアチアに輸出するF-16C/Dバラクに施した独自の改造をオリジナルの状態に戻す必要があり、これを現状のまま輸出しようとしたためクロアチアへの輸出許可を拒否したのだ。

参考:怪しいフランスの売り込み、クロアチアがラファールを導入すればオーストリアの二の舞か?

つまり使用済みの戦闘機をスムーズに第3国へ転売できる西側諸国は米国かフランスだけという意味で、米国の輸出規制を回避するためフランスは意図的に米国製の装置・部品や技術を迂回してラファールを開発したためタイフーンにはない自由を手に入れている。

要するに米国製エンジンを採用した韓国のKF-21も、英国のBAEシステムズから技術協力を受けているトルコのTF-Xも「国内開発」だからとってフランス並な自由を手に入れたことにはならず、何れ米国や英国の輸出規制と向き合うことになるだろう。

出典:한국항공우주산업

勿論、政治的にも安全保障上にも米国や英国と問題のない国への輸出なら「市場で競合する」という理由で妨害を受けることはないが、韓国もトルコも政治的に欧米と折り合いの良くない国=市場も狙っているので輸出規制を掻い潜って新たな顧客を見つけるのは容易ではないはずだ。

まぁ最初からフランスと同じレベルの自由さを手に入れるのは現実的に不可能なのでこの部分は致し方ない。

少々話が逸れたが、まだ3,000飛行時間以上の機体寿命を残して退役する英空軍のタイフーン・トランシェ1は今後どのような運命をたどるのだろうか?

もし非常に面倒くさい手続きとアップグレード費用を負担しても良いという国が現れれば英国は喜んで取引に応じるはずだ。

 

アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force photo by Senior Airman Luke Milano

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コメント

    • 匿名
    • 2021年 9月 10日

    これは日本が国産戦闘機を開発しても輸出するつもりがあるなら同じような事が起きるよね。

    12
      • 匿名
      • 2021年 9月 10日

      当然、起きますよ
      現状で日本は戦闘機の輸出を認めていない(時期は忘れたが、去年のJ-Wing誌の次期戦闘機特集でその様な言及有り)のですが、日米共同開発のF-2は勿論、F-2後継の次期戦闘機も外国製の部品を使う可能性が高いので、何らかの形で該当国の輸出規制に引っ掛かるはずです
      尤も西側諸国製の戦闘機は、大抵英国のマーチンベイカー製射出座席を採用しているので、仮に米国の輸出規制は回避出来ても英国の輸出規制は回避出来ない可能性が高いです
      因みに、管理人さんが「米国の輸出規制を回避する為、意図的に米国製の装置・部品や技術を迂回して開発した」としているラファールも射出座席は英・マーチンベイカー製のMk.16・F16Fなので、英国の輸出規制に引っ掛かる可能性が有ります

      29
    • 匿名
    • 2021年 9月 10日

    思いやり予算出して日本でスクランブル対応してもうとか…と思ったけど、さすがに恥も外聞もなさすぎか
    状況が違うとはいえもったいなぇ話だ

    4
      • 匿名
      • 2021年 9月 11日

      南西諸島向けにF-15Jの負担を減らすために安値で売ってもらえるなら面白い
      その代わり運営費や兵站面の負担を考えると採算は取れないから妄想の類ですよね・・・

      9
    • 匿名
    • 2021年 9月 10日

    昔はパソコンをアップデートしながらOSの寿命が尽きるまで使いつぶす感じだったけど、今のスマフォは毎年のように新OSが出て、それに合わせた設計の最新機種に次々買い替える感じだし、軍用もそうなっていくのかな。

    4
      • 匿名
      • 2021年 9月 10日

      軍用機のアップデートは自作PCのアップデートに近いところありそうよね。
      システム更新だけじゃなくて部品もちょくちょく交換してるので、5,6年も経つと筐体カバー以外殆ど別物になってるし差し替えた部品代だけで1台組める額に達してたり…

      6
      • CPUとか交換しまくって、OSも4回アップデートしたなあ。
        何もかも皆懐かしい。

        今もandroid2.3.4のスマホでyoutubeを観ています。

        戦闘機は維持費が掛かるから、旧式機の活用は難しいのかな。

        3
          • 匿名
          • 2021年 9月 12日

          Android 2.3.4は確かに古くて草

          たぶん知ってるだろうけど、もうすぐAndroid 2.3.7以前の端末ではGoogle のサービスにログインできなくなるから気を付けてな。

          ログインしないままなら使えるけど。

          1
            • 匿名
            • 2021年 10月 29日

            flash fox経由でアクセスしているから、大丈夫!

    • 匿名
    • 2021年 9月 10日

    イスラエル「いらないの? もらっていい?」

    6
      • 匿名
      • 2021年 9月 10日

      いや…確かこのブログでイスラエルは米空軍から退役するF-15を入手する目論見があると報じられているので、タイフーンをわざわざ欲しがるとは思えないのだが……(イスラエルは既に米空軍の中古F-15を運用した実績あり)

      4
        • 匿名
        • 2021年 9月 11日

        イスラエルが自由に改造できるのはアメリカ製の機体だけだしね
        昔の南アチーターの例はあるけど

        2
      • コメ主
      • 2021年 9月 10日

      ごめんなさい
      ネタです。

      4
      • 匿名
      • 2021年 9月 10日

      もう昔のように、手に入れられるものなら何でもよい、という状況じゃないと思うの

      5
    • 匿名
    • 2021年 9月 10日

    さしもの英国面も、これの有効な再利用方法は見い出せなかったか

    10
    • 匿名
    • 2021年 9月 10日

    使いつぶすことを前提にスクランブル専用機として安く日本が買うことはできないだろうか
    このままだとF35をスクランブルに使うという非常にもったいないことになりそうなのが不安

    11
      • 匿名
      • 2021年 9月 10日

      Pre-MSIPちゃんのことも思い出してあげてください
      というか保有数に対して一部が早期退役するTyphoonと違ってそらじのPre-MSIPは全F-15Jの半数に達するから、全く他人事じゃないんだよな日本

      17
        • 匿名
        • 2021年 9月 10日

        それはF-35で置き換えるから
        酷使されて問題になってるのはF-15JMSIPだから、F-15JpreMSIPをF-35で置き換えて、
        押し出されたF-15JpreMSIPは、そのまますぐに廃棄じゃなくてスクランブル機専任にして使いつぶすのかもね

        14
          • 匿名
          • 2021年 9月 11日

          pre機の改造ってそんなに手間なんだろうか?
          MSIP機の寿命か減っているなら、pre機に首をすげ替えたらダメなのかな?

          1
            • 匿名
            • 2021年 9月 11日

            だいぶ前だが、離陸時に事故で大破したPre-MSIPのF-15Jがあり、修理再生でMSIP仕様にしたと聞いたから、それくらいバラさないとMSIP仕様にはできないようだ。

            6
            • 匿名
            • 2021年 9月 11日

            デジタルデータバスへの配線交換すればできる
            これだけで十何億円とかかかるが
            あとは発電機が違うからこれも交換いる

            お金を掛ければ出来はする

            7
              • 匿名
              • 2021年 9月 11日

              現代戦闘機の配線って数十kmあるからその交換だけでも凄まじい金と手間と時間がかかるな

              1
            • 匿名
            • 2021年 9月 12日

            pre機に対して
            ・操縦系をデジタル式フルFBWに変更
            ・エンジンをF110-IHI-129に換装
            ・胴体後半をF-15Eにものにすげ替え
            ・3次元推力偏向ノズルも導入
            との大規模改造案が平成8年にありました。

            その際、次期日米共同開発案件としてボーイングやGEなどアメリカ側の協力の内諾も受けていた様です。
            しかしその後、主導していた技術者が営業職に飛ばされるなとして、日の目を見ずにその改造案は立ち消えとなりました。

            これは個人的な妄想ですが、﹙ステルス機の早期導入とかの理由で﹚pre機の延命に消極的なグループが一定の勢力を持ち、上記改造案を潰したのかな?、と予想しています。
            その流れで、pre機のJ-MSIP化の手間についても、実態以上に宣伝されている様に思えます。
            陰謀論の一種との自覚はありますが。

            1
            • 匿名
            • 2021年 9月 13日

            そもそも、そんなにハードル低いなら言われるほど騒がれずにさっさとやってしまうと思わないか?

            pre機のJ-MSIP化の手間が必要異状に盛られていると思うなら、イスラエルの改修機についてここの過去記事とか調べてみると良い。

            1機1機の個体構成確認に始まって、機体をバラバラにして半年以上掛けてやっている。日本が求める以上の改修しているせいか改修に掛かるお金はざっくり100億のはず。それ位しなければ生存性や攻撃に関しては十分ではないんだろう。お金は掛かっても大半は国内に落ちるから問題ない認識じゃないかな。

              • 匿名
              • 2021年 9月 13日

              J-MSIP化以上の大規模pre機改造案が過去にあり、それすら同時は有望視されたようなので、
              それと比較したら

                • 匿名
                • 2021年 9月 13日

                ハードルは低いかと

                • 匿名
                • 2021年 9月 13日

                平成8年と四半世紀前の話しなので、
                今だと条件異なると言われたらそれまでですが。

          • 匿名
          • 2021年 9月 11日

          世代とバージョンの差があるとはいえ、かつては空の覇者だったF15系が主力機扱いどころかスクランブル機として使い潰されてもおかしくない現状はどこか寂しさを感じるな……

          3
      • 匿名
      • 2021年 9月 10日

      それ、非常に同意する!
      既に中国やロシアは日本にスクランブルによる消耗戦を仕掛けている。
      ここで、能力は劣るがコスパのいい中古機体で対応するのが得策だと思う。
      仕掛けて来るほど損する仕組みを作ることが、国防において重要ではないだろうか。

      4
        • 匿名
        • 2021年 9月 10日

        誰が乗るの?

        1
          • 匿名
          • 2021年 9月 10日

          F-15JのPreMSIPのドライバーをコンバートする

          1
            • 匿名
            • 2021年 9月 10日

            PreMSIP使えばええやん

            15
              • 匿名
              • 2021年 9月 11日

              PreMSIPで敵の初動に対抗できないだろ

                • 匿名
                • 2021年 9月 11日

                タイフーンもトラ1じゃ似たり寄ったりだろ
                他の「能力は劣るがコスパのいい中古機体」でも同じ
                中国の最新の4.5世代機に対抗なんかできん

                それでもスクランブルの消耗戦対応という枠組みだけで活用するんだったら、今ある資源を活用するのが最善だし、導入に掛かるコストもかからん
                コスト的に見ても、F-15JPreMSIPの転用が一番安いし早い

                17
            • 匿名
            • 2021年 9月 11日

            パイロット、整備員も付けて、そっちの費用は英国持ち、だったらありかも? トランシェ毎にだいぶ仕様が違っているようだから、パイロット、整備員も再教育に手間がかかるから、トランシェ1専用要員ということで(笑)

            1
              • 匿名
              • 2021年 9月 11日

              その費用を持てるくらいなら英国が自分達で使うんじゃね?

              1
          • 匿名
          • 2021年 10月 23日

          俺で良ければ

        • 匿名
        • 2021年 9月 10日

        それだったらF-15JpreMSIPでよくない?
        MSIPと違って酷使されてないpreMSIPなら飛行時間に余裕あるから、スクランブル対応だけならpreMSIPで十分だし

        11
          • 匿名
          • 2021年 9月 10日

          もう部品がなくて現場が悲鳴を上げている
          フロッピーディスクを使う戦闘機なんてそう長くは運用できない

          1
            • 匿名
            • 2021年 9月 11日

            部品取りすりゃいいでしょ
            80機のJPreMSIPのうち半数の40機は部品取り機
            40機存知させて、経年が来たらそのまま破棄なら、20年は持つでしょ
            その経年で破棄になった機からも部品は取れる

            10
              • 匿名
              • 2021年 9月 11日

              なんで経年廃棄になった機体から部品が十分取れると思うんだ?
              そんな使えるかギャンブルな部品で20年以上使えるぞエッヘンという大戦略脳こそ経年廃棄だろ

              4
                • 匿名
                • 2021年 9月 11日

                飛行時間ってなんで設定されていると思ってる?
                基本的に、経年破棄の理由は機体フレームの疲労による分解リスクが理由
                中の部品等は普通に使えるぞ
                だから、米軍は飛行時間の限界が来たT-50の中古機を部品取り機として、世界中からかき集めたりしてる
                海自のCH-53なんかも飛行時間を超過してたけど、部品取り機として米国に売却されたりしてる

                噛みつく前にちょっとは調べようぜ

                19
                  • 匿名
                  • 2021年 9月 11日

                  フレームが大丈夫でも、内部の電装が古くて搭載できる武器も一、二世代も昔のものしか積めないだろう

                  イギリスからタイフーンを購入する場合、エアバスを通さないと買えないだろうし、トラ3A相当に改修した物の方がPre-MSIPよりマシだろう。

                  2
                    • 匿名
                    • 2021年 9月 11日

                    正面戦力としてはF-15JPreMSIPには期待してない
                    あくまでも平時のスクランブル対処専任にして、JSIの飛行時間の温存目的だから

                    9
                  • 匿名
                  • 2021年 9月 11日

                  あほか。そんなに上手く行くならなんで自衛隊は「普通にされている」事を大々的にやらないんだ? そりゃ再生できる部品もあるだろうさ、だが同じくらい使えない部品もあるだろう。そんな不安定なサポートで自衛隊の稼働率が維持出るわけないだろ。
                  そもそもそんなつぎはぎのお古の機体でインターセプトしてこいと言えるか? 士気駄々下がりは間違いないだろうな。
                  理屈でうまく行くことと実際どうかは違うだろうが

                    • 匿名
                    • 2021年 9月 11日

                    だったらタイフーンもダメだろ
                    タイフーンだろうがF-15JpreMSIPだろうが、正面戦力としての性能的にはどっちも落第
                    それでもスクランブル対応のみでタイフーン買えって言う意見に、それぐらいだったらF-15JPreMSIPでも十分で、JSIの温存ができるだろって話だろう

                    7
                    • 匿名
                    • 2021年 9月 11日

                    >「普通にされている」事を大々的にやらないんだ
                    F-4EJ改でやってたが
                    退役したF-4から部品をかき集めて、残った50機あまりのF-4を延命した
                    リンク
                    リンク
                    お前、物を何も知らないにも程があるだろ

                    8
                    • 匿名
                    • 2021年 9月 11日

                    F-4EJ改で散々退役機から部品取りしまくってたのに、何言ってんだこいつ

                    12
                    • 匿名
                    • 2021年 9月 11日

                    知ってるか?
                    F-4EJってな、その不安定なサポートとやらで、三つの飛行隊分ってあう結構な数のF-4を、なんと20年以上延命してたんだぜ?

                    これ海外じゃなく、日本の話な

                    7
                      • 匿名
                      • 2021年 9月 11日

                      違うよ…F-4EJの場合、三菱重工業が取得していたライセンス生産の範囲が広かったので、米本国から部品が入手出来ない場合は三菱側が独自に調達・あるいは生産して対応する事が出来た
                      月刊「J-Wing」2012年5月号のF-4EJ特集にその辺りの話が三菱側の担当者の証言と共に紹介されているんだけど、その中には「米国でも前例の無かった『インテーク・ダクトの構造に多数の腐食が発見』された際、会社の設計課が独自に修理方法を決定して対応した」って話まである
                      F-15JのJSI改修やPreMSIPの将来がここまでグダグダになっているのも、三菱側が認められているライセンス生産の範囲がF-4EJよりも狭いのが原因でしょ

                      10
                      • 匿名
                      • 2021年 9月 11日

                      それは機体側、箱の延命の話でしょ
                      金属疲労対策めっちゃ頑張ってましたって話だよ。

                      普通にF-4EJ、部品取りで検索してみ
                      退役機からの部品取りも動画付きでのってるぞ

                      9
                      • 匿名
                      • 2021年 9月 11日

                      話を変えるな
                      退役機から部品は取れないって、お前は話をしてただろ
                      事実は違って、日本も退役した機から部品どりをしていた
                      腐食対策は部品じゃねえ

                      8
          • 匿名
          • 2021年 9月 10日

          タイフーン買うぐらい(予備パーツを含めて下手すると300億コース)ならJSI改修した方がマシですな

          1
            • 匿名
            • 2021年 9月 11日

            改修もいらないでしょ
            根本はJSIの温存だから、例えば5分待機のスクランブルは原則F-15JPre専任にするだけでもかなり温存できる

            4
              • 匿名
              • 2021年 9月 11日

              あくまで相対的に『マシ』って話しでなおかつ物差しを用意することで対費用コストが悪いの示してるだけなので

      • 匿名
      • 2021年 9月 10日

      具体的にどう勿体ないんだ?

      • 匿名
      • 2021年 9月 10日

      射程が下手するとAIM-120の運用能力すらなさそうなんですが>虎1タイフーン

      • 匿名
      • 2021年 9月 11日

      海自が平時のパトロール用に哨戒艦を導入するように、空自もスクランブル用の機体を導入できんかとは思う。
      ただ、運用コストがかさむ中古機や日本では戦時に使えそうもない中途半端な有人小型機ではなく、運用コストが安くて戦時には強行偵察や対艦対地攻撃に使い捨てにできる無人機がいいかなあ。

      5
    • 匿名
    • 2021年 9月 10日

    そりゃ破格に設定すれば食指を動かす国も出てくるが、ではすんなりと関係数ヵ国の承認がとれるのかよ。訳あり物件に手を出す国もまた訳ありと見ていい、かならずトラブルになって破談

    2
    • 匿名
    • 2021年 9月 10日

    まともに運用するには導入費用が高過ぎて意味が無い
    日本にはいらん
    機体だけあっても、すぐに飛べなくなる

    9
      • 匿名
      • 2021年 9月 10日

      レーダーが旧式
      空対空しかできない
      運用コストが高い

      これじゃ、どこもいらないよなぁ

      16
    • 匿名
    • 2021年 9月 10日

    ポーランド空軍に供与は出来ないかな?

      • 匿名
      • 2021年 9月 10日

      そこはF-35買うことが決定済み

      5
    • 匿名
    • 2021年 9月 10日

    アメリカみたいに容赦なく無人化標的機にってのは無理か。

    4
    • 匿名
    • 2021年 9月 10日

    Flightradar見るとユーロファイター毎日訓練に使ってるのに
    まあ合理的な損切りができるというのは有能だが

    1
      • 匿名
      • 2021年 9月 11日

      合理的なのかどうかも考え物だけどね
      退役させるといっても、代替機を用意してるわけでもなし、ただの純減だし
      これに限らず、イギリスってどんどん作戦機減らしてるから、枠の維持のためにも、役立たずでも持つことには意味もあるんだよ
      合理性の名のもとに純減してでも破棄して、それで数的な戦力的空白を生んで、それを将来でも是正しなかったら、ただ戦力を減らしただけで終わったら合理的とは言い難いし

      8
    • 匿名
    • 2021年 9月 10日

    中身全部引っこ抜いてスクラップ扱いで博物館に売ろうぜ

    1
      • 匿名
      • 2021年 9月 11日

      リノエアレースのJET部門にでも持ち込んだらw

      1
    • 匿名
    • 2021年 9月 10日

    インドネシアだったり。

    • 匿名
    • 2021年 9月 10日

    そもそもラファールとタイフーンを同列に扱うのもどうなのだろう?
    ラファールは古い機体でも祭祀禁忌とほぼ同等に改修できるので、中古機も基本的にほぼ最新バージョンと同等のばかり
    今回のタイフーンの様に非常に限定的な機体とは違うわけだし

    ラファールは、実験機だったLF1タイプからでも、アップデートで現状最新のF3まで改修可能(F4からは新設計に代わるのでF3から改修出来るかどうか不明)に設計されていて実際行ってるが、タイフーンはそういうのは全く考慮していないのでトラッシュ1からの改修はコスパ的にもほとんど意味がない
    と言うより、非常に難しそうな気がする

    10
      • 匿名
      • 2021年 9月 11日

      >祭祀禁忌 

      何その怪しげな儀式。最新機のタイポかな?

      4
    • 匿名
    • 2021年 9月 11日

    めんどくさい調整を経てまでトランシェット1を取得したい物好きなんかいないよ
    素直にスクラップか標的機にするのが一番

    5
    • 匿名
    • 2021年 9月 11日

    ドイツに挙げるのが一番よさそうw共食いしてんだし

    17
      • 匿名
      • 2021年 9月 11日

      これネタ抜きで一番の有効活用かもしれん、ドイツはタイフーン以外仕入れる気がないから使える分だけ抜き取る

      12
        • 匿名
        • 2021年 9月 11日

        マジレスするとイギリスがそれなら使えるだけ予備部品として使うだけなのでは?

        3
    • 匿名
    • 2021年 9月 11日

    海外への売るより国内で廃品リサイクル業者にでも解体してもらったほうが政府支出がより確かなものになるし。
    安全保障分野は余らせてナンボみたいなとこあるし。
    台風さん始まりからややこしかったから…まあこんなもんでしょ!見た目は結構好きだけどね!

    2
    • 匿名
    • 2021年 9月 11日

    そろそろasimoをコクピットに載せる時期が来たのではないか?
    有人機を無人機化出来るならそれに越したことはない。

    1
      • 匿名
      • 2021年 9月 11日

      トルコの技術なら遠隔制御や自律制御の改造ができそう

    • 匿名
    • 2021年 9月 11日

    どこかまだトラ1使ってなかったっけ?
    オーストリアのトラ1どうしたっけ?

    つーか本当にどこからも要らない子扱いされるゴミだなトラ1…
    タダですら欲しがるところ限られるだろ

    4
      • 匿名
      • 2021年 9月 12日

      まず予備部品が枯渇するのが約束されている次点でいらねぇーわ。この産廃になる

      2
    • 匿名
    • 2021年 9月 12日

    スクランブル専用にF-15J preMSIPをという意見があるが、南西諸島域での中国軍の防空識別圏侵入機には戦闘機が含まれている。
    以前にスクランブル機に対し中国戦闘機が戦闘行動と見做される機動を行ったため、フレアを発射しつつ緊急退避行動をとったという事件があった。
    相手によるわけだが、スクランブル機はpreMISIP機や低速無人機で十分というわけではない。

      • 匿名
      • 2021年 9月 12日

      いいたかないが、その状況での生存性はpreじゃなくても大して変わらんのじゃないかね。

      4
      • 匿名
      • 2021年 9月 13日

      状況が悪すぎる
      有視界でフレア焚く状態だと赤外線+セミアクティブ誘導をされる状態。
      その状況になったら、ステルス機でもなければ生存できる可能性はかわらないよ

      3
    • 匿名
    • 2021年 9月 14日

    米国等で仮想敵役演じてる民間軍事会社にでもと考えたけど流石にF-16でも維持重そうな処に双発の4.5世代機は厳しいか。

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