ウクライナ戦況

ロシアは東部戦線で着実に前進、ウクライナは反攻が遅れる可能性を示唆

ゼレンスキー大統領は占領地の解放=本格的な反攻について「急がない」と明かし、反攻作戦で生じる犠牲者を減らすための武器を待つと主張した。

参考:Зеленский: Если деоккупация будет стоить десятки тысяч жизней, мы подождем оружия
参考:Россияне готовятся возобновить наступление в направлении Изюма и Славянска – Генштаб

正直なところウクライナ国民が住んでいない地域=ドンバスの解放は我々の優先事項ではない

イジューム方面とスラビャンスク方面のロシア軍部隊はリマン攻略後に再編作業を行っていたため目立った動きはなかったが、ウクライナ軍参謀本部は「ロシア軍がイジューム方面とスラビャンスク方面で攻撃再開の準備を行っている」と指摘しており、この手の発表があると必ず数日以内に当該方面でロシア軍が活発に動きだすので「リマン周辺に残された地域」の攻略に乗り出すのかもしれない。

出典:GoogleMap 大まかなイジューム方面とスラビャンスク方面の状況/管理人加工

もう当該地域の戦況についてウクライナ軍参謀本部は「ロシア軍の前進を阻止した」としか発表しないので戦況マップの支配地域は推定でしかなく、これ以上ロシア軍の支配地域が小さくなることはないが、ロシア軍の支配地域がもっと広い可能性がある。

セベロドネツク市の戦闘で「ウクライナ軍がロシア軍を押し戻した」という情報はなく、恐らくロシア軍の支配地域(31日段階で50%)はジリジリと広がっている可能性が高い。

出典:GoogleMap 大まかなセベロドネツク周辺の状況

セベロドネツク市の北東地域はほぼロシア軍に抑えられてしまい、同じ市街戦でもマリウポリより早いテンポでロシア軍が前進しているのが印象的だが、どうやらロシア軍は1区画毎の建物を砲撃で破壊してウクライナ軍に後退を強いているという話(事実かどうかは不明)がある。

ポパスナ方面のロシア軍は再編と補充を行っているため目立った動きはなく、どうやらイジュームを含むスラビャンスク方面とポパスナ方面を交互に動かして兵站にかかる負担を軽減しているのかもしれない。

出典:GoogleMap 大まかな南部戦線の状況

現在、ウクライナ軍が反撃に出ている南部戦線ではロシア軍の防衛ラインに小さな突出部を作ることに成功したが、それ以上の前進が見られないため積極的な反撃は停止した可能性が高い。

最も情報が錯綜しているのはハルキウ周辺の状況でロシア軍が失った占領地を相当回復させたという説と、ウクライナ軍がロシア軍の反撃を阻止して奪還した地域の保持に成功しているという説があり、どちらの陣営がどこを保持しているのか情報がないので戦況マップの更新すら困難な状況が続いている。

出典:President Of Ukraine

ゼレンスキー大統領は占領地の解放=本格的な反攻時期について「我々は一刻も早い占領地の解放に執着するのではなく人命に執着している。もしあの地域やこの地域の解放に関連した作戦に何万人もの国民の死が要求されるなら、我々は犠牲者を減らすための武器が到着するのを待つ。正直なところウクライナ国民が住んでいない地域=ドンバスの解放は我々の優先事項ではない」と述べており、本格的な反攻時期は特定日に縛られないと示唆した。

つまり6月下旬と予想された反攻は遅れる可能性があり、仮に反攻作戦を実施しても先に解放するのはドンバスではなくウクライナ南部地域になるという意味だ。

これをどう受け取るかは各々で異なると思うが、東部戦線の苦戦=セベロドネツクの陥落を見越しての発言なのは間違いないだろう。

出典:European Parliament / CC BY 2.0

追記:EU首脳会議に出席したイタリアのドラギ首相は「イタリアを除く主要加盟国はウクライナに加盟候補国の地位を与えるのに反対している」と明かした。

追記:ルハーンシク州政府の関係者はセベロドネツク周辺の農村は全てロシア軍に取られたと明かしており、興味深いのはロシア側が「セベロドネツクの攻略は我々が望んでいるほど速くはない、都市には幾重にも防御ラインが構築されている」と主張している点で、本当とかどうかは不明だが「出来るだけ都市のインフラを破壊しない形で制圧したい」と述べている。

関連記事:ロシア軍がセベロドネツク市の大部分を支配、戦闘は市中心部で発生

 

※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ

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コメント

    • 折口
    • 2022年 6月 01日

    ジリ貧ですねウクライナ。ルハンシク方面の包囲殲滅危機で死守方針を撤回して下がりながら戦う事を容認したという事なのかな(郷土防衛組織は地元の外では活動できない/しなくていい規定だったので民兵を一箇所に総動員が当初できなかっかという)。塹壕の中で砲兵に一方的に耕されるんじゃ陣地にしがみついてても意味ないですからね、政治的同期に引っ張られて死体の山を作るよりは多少健全だと思います。

    >セベロドネツクの攻略は我々が望んでいるほど速くはない
    アゾフスタルは結局陥落しましたが、度重なる砲爆撃によって周辺都市や製鉄所は設備に相当なダメージを負ったと言われています(それ以前に勤務していた熟練工が散逸したか戦争で死傷しているので占領即操業再開など最初から不可能ではありますが)。恐らく中長期的に期待していたであろう製鉄所からの税収などもこれで失われたので(むしろ修繕費用を拠出せねばならない)、勝者なき包囲戦の典型例をやってしまった訳です。このあたりは内部通報者も触れていたくらいで、露側に何かしら反省があってもおかしくないですよね。果たしてロシア軍のドクトリンで対象物や周辺を破壊しない戦い方があるのかは疑問ですが。

    12
      • NATTO
      • 2022年 6月 01日

      抵抗される手間を考えると人道回廊で出て行ってもらった方がロシアも楽だと思うけど、人間にも執着しているのが不思議。

      2
        • 折口
        • 2022年 6月 01日

        露を駆り立てているのは領土的野心です。領土とは単に地面のことではなく土地に付随する経済(税収)の事で、税収は住民と商業・生産活動ありきなので、人口流出が進んでゴーストタウンと荒れ地だけ残っても仕方ないのです。今はロシア占領地域とウクライナの間に戦線が存在しており物理的に脱出が難しいですが、仮に戦闘が膠着してもロシアは占領地域のウクライナ人に移動の自由を与えないのではと思います。

        さりとて地元に根付いたパルチザン活動などされても困るので、かつてスターリンがやったように抵抗しそうな集団をユーラシアの反対側の荒れ地に追いやって、逆に別の都市や田舎から国家に忠実なロシア人を移入させるようなことはするかもしれません。

        20
        •  
        • 2022年 6月 01日

        ロシアとしてはネオナチ駆逐のためという理屈で戦争をしているため、名指ししたアゾフの本拠地であるマリウポリで人を逃がすようなことは出来ません
        駆逐するべきアゾフが逃げてしまっては本末転倒ですから
        ネオナチ駆逐がただのレトリックで領土的野心のみでロシアが戦争を始めたと信じている人もいますが、ネオナチ駆逐も人道的な戦争も彼らとしては本気です
        人道的な戦争の方は失敗してかなぐり捨てましたがね

        3
    • Formula750
    • 2022年 6月 01日

    「EU首脳会議に出席したイタリアのドラギ首相は「イタリアを除く主要加盟国はウクライナに加盟候補国の地位を与えるのに反対している」と明かした。」

    ロシアを消耗させるための捨て駒なんでしょうね,加盟させた時のリスクが大きいと。
    他のEU諸国の目が覚めた所ですし。

    9
      • 無能
      • 2022年 6月 01日

      “主要”加盟国って言い方がねぇ、東欧諸国の反発を招きそうな
      NATO空中分解からプーチン一発逆転の芽が出てきたか?

      8
        • 無無
        • 2022年 6月 01日

        支援はするけど加盟は別検討、その程度の話ですよ、ウクライナが倒れたらやがてEUが危うくなりますが、
        ウクライナがまだEU基準に適合する国でないのもまた現実

        7
    • Formula750
    • 2022年 6月 01日

    停戦に備えてオデッサからどれだけロシア軍引き離すかなのでしょうね。
    クリミア奪回は無理なので。

    3
    • WSO
    • 2022年 6月 01日

    >「~ウクライナ国民が住んでいない地域=ドンバスの~」

    ↑この発言、なんか引っかかるんですけど…大丈夫なんすかね

    12
      • くらうん
      • 2022年 6月 01日

      ロシア系住民でもウクライナの土地に元から住んでいる以上はウクライナ国民ですからね。
      ともすると民族主義的に思われかねない発言であまり良くない気がします。

      10
        •  
        • 2022年 6月 01日

        戦前からウクライナ現政権が民族主義を煽ってきたのは確かです
        それがロシアの危機感を煽り、ネオナチ駆逐という理屈に向かわせました
        まあ戦争ですから、背景に色々な軋轢はありますよ

        2
      • 名無し三等兵
      • 2022年 6月 01日

      CNNのニュースサイトでは5/28付けのゼレンスキー大統領の定例発言として
      「我々は防衛や抵抗を強化しなければならない。そうすればドンバスは再びウクライナのものになる」
      「たとえロシアがありとあらゆる苦しみと破壊をドンバスにもたらしたとしても、我々は全ての町、
       全ての地域社会を再建する。それ以外に本当の選択肢はない」
      この様に発言したと報じています。
      これはドンパス防衛の決意を新たにしただけで特に問題ではないのですが、ただその後で
      「”正直なところ”ウクライナ国民が住んでいない地域=ドンバスの解放は我々の優先事項ではない」
      この発言が意訳されておらず本当にこの様に発言したのなら、つい本音が出たとも取られかねません。

      単に軍事リソースの割り振りとして反攻の優先事項では無いと言っているだけで、ロシアにドンパス
      地域を渡しても良いと言っているわけではないでしょうが、ロシア側に過ったメッセージを伝えかね
      ないので、疲れが出ているかもしれませんが、発言は慎重にして欲しいもんです。

      5
      • スマック
      • 2022年 6月 01日

      ウクライナ政府は前政権時代からそういうスタンスでしょ。
      東部が占領された2014年に占領地の住民の年金と公務員給料の支払い停止したのだから。
      ロシアが攻めてきたのに無抵抗に占領を受け入れる者は国民とは見なさないということ。
      こういう姿勢がロシアに付け入る隙を与えて住民が懐柔されロシア化が進むことになってしまうという。

      6
        • 名無し三等兵
        • 2022年 6月 01日

        >ロシアが攻めてきたのに無抵抗に占領を受け入れる者は国民とは見なさないということ。
        誰もが武器を持って戦えるわけでは無いし、積極的に占領軍に
        協力はしなくても、抵抗しない事で家族や生活を守る事も
        無力な住人達にとっては生きるための術です。
        戦慣れしている欧州ではむしろそれが当たり前な筈です。
        それを国民とみなさないなど、さすがに言い過ぎでしょう。

        1
    •  
    • 2022年 6月 01日

    「ロシア軍よわよわwwww」って何だったの?

    8
      • りんりん
      • 2022年 6月 01日

      無記名の書き捨てですか。
      管理人さんも、こういう書き込みは承認しなければいいのになあ。
      まあ実際、序盤のロシア軍が弱々だったのは確か。
      世界中が認めている。
      そこからの立て直しが上手くいっていると言うだけのこと。

      20
        • gcgir59629
        • 2022年 6月 01日

        コメント欄の「名前」って自由に記入できるけど、アイコン画像のURLからユーザ(メールアドレス)を判別出来ますよ。

        secure.gravatar.com/avatar/960df7281cb6c10b91abf0084ed6fc0a?s=70&d=mm&r=g

        960df7281cb6c10b91abf0084ed6fc0aの部分がメールアドレスのMD5ハッシュになってるので、たとえ名前を変更してもこの部分は変わらないです。

        ちなみにこの文字の羅列からメールアドレスを復元するのは基本できないです。

        5
    • 58式素人
    • 2022年 6月 01日

    現地が写真の通りなら、既に路外を装輪車が走行できるようですね。
    こうなると、戦力の大きい方が有利でしょうか。
    ロシアがどれほどの戦力を集めているかですね。
    以前にも書いたけど、過去の大規模作戦は6月下旬に始まっています。
    もうじきです。
    機動戦になると思いますが、ウクライナ側の新編戦力はどうだろう。
    ウクライナが今度の夏季攻勢(?)を耐えられれば負けはしないと思います。

    4
    • トト
    • 2022年 6月 01日

    これまで南部戦線は最も重要度の低い戦線だったが、兵站や制空権でいえばロシアから最も遠いので反攻作戦にはうってつけではある。
    ただ無傷の都市でそこそこ大きいヘルソンを攻撃できるのだろうか。

    6
    • ああああ
    • 2022年 6月 01日

    事実を淡々と突きつけられたら、最早ウクライナと西側の敗北は避けられない感じですね。
    西側は制裁の反動のダメージと、今後ますます続くロシア発の陰謀論で、数年後はロシアに事実上完全屈服も有り得そうで、本当に中露以外には絶望的な世界ですね…

    7
    • トーリスガーリン
    • 2022年 6月 01日

    ウクライナの奮戦は称賛するほかないんだけど、宝石より貴重なウクライナ正規軍が徐々にすり潰されているのは確実なんだよな
    それ以上に露軍は損耗を重ねている筈だけど兵站を立て直してまともに正面から激突するようになってから地力の差が出てきてる
    東部作戦管区の宇軍があるタイミングで破断界に達してしまいそうな危うさ…装備もだけど兵力の補充はどれくらい順調なんでしょうね

    いつか戦争が終わって分析が終わりある程度の答え合わせが出来る日が来るだろうけど、世間一般に流布していた戦況と実態がどれほど乖離していたのか、あるいは意外とその通りだったのか、ちょっと不謹慎ではあるが楽しみにしている自分がいることを否定できない(´・ω・`)

    5
    • sansui
    • 2022年 6月 01日

    >管理人さんへ

    いつも興味深く拝見しております。記事に少し気になったことがあって初コメントします。
    <正直なところウクライナ国民が住んでいない地域=ドンバスの解放は我々の優先事項ではない>
    というゼレンスキー発言の翻訳箇所ですが、元記事をGoogle翻訳したところ、以下のようになりました。

    「ウクライナ人が生きていないこれらの地域は、率直に言って、私たちにとって優先事項ではありません」

    これは、ウクライナ人の民衆が全滅したあとに領土を回復しても意味がない
    =領土回復のためにウクライナ人の居住地域を危険にさらすことは望まない
    という意味ではないか?と思いました。

    こちらの勘違いかもしれませんが、念のためにご確認いただければ幸いです。

    —-Google翻訳した原文:
    「私たちは脱占領の日に執着しているのではなく、人々に執着しています。もし我々の措置の一つ一つ、特定の地域の脱占領に関連する我々の作戦が、何万人もの我々の死者と結びつくならば、我々は、我々の国民を可能な限り保護するための適切な兵器を待つだろう。ウクライナ人が生きていないこれらの地域は、率直に言って、私たちにとって優先事項ではありません」

    11
      • 航空万能論GF管理人
      • 2022年 6月 01日

      ドンバス=ドネツィク州とルハーンシク州にはウクライナからの分立独立を主張する勢力(ドネツク人民共和国軍とルガンスク人民共和国軍)が保持する地域とウクライナ側が保持していた地域があり、恐らくウクライナ国民が住んでいない地域とは「分立独立を主張する勢力が元々支配していた地域」を指しています。

      つまりドンバスで本格的な反攻を行う際、今回の戦争でロシア軍に奪われたウクライナ側が保持していた地域だけを取り戻して、ウクライナ国民が住んでいないと表現する地域(両共和国が元々保持していた部分)だけを後回しにするのは軍事的に非効率なので、ドンバス解放の優先事項が低い=ウクライナ国民が囚われている南部解放を優先させたいというニュアンスだと思いますよ。

      8
      • 名無し三等兵
      • 2022年 6月 01日

      私も肝心な部分なので原文を翻訳サイトで訳してみました。
      使ったのはここです→リンク
      Google翻訳より違和感のない翻訳をしてくれるので気に入っています。
      で、ここではこう翻訳されます。
      源文「Эти территории без живых украинцев нам, честно говоря, не в приоритете.」
      翻訳「ウクライナ人が住んでいないこれらの領土は、率直に言って、我々の優先事項ではない」
      こちらのサイトの訳とほぼ同じです。
      ただあくまで直訳ですから言葉通りに取っていいのか、発言者の真意までをくみ取るのは難しく
      悩ましくは思います。

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