ウクライナ戦況

ロシア軍が発電所の30%を破壊、ウクライナで大規模な停電が発生

ゼレンスキー大統領は18日「10日以降のロシア軍の攻撃で発電所の30%が破壊され、国中で大規模な停電が発生している」と明かしており、1発300万円以下のShahed-136がウクライナのエネルギーインフラに深刻な問題を引き起こしている。

参考:В части Киева после удара исчезли электричество и вода, киевлян просят экономить их
参考:Drone dubbed ‘the moped’ is cheap and easy to build and Russia hopes it will change course of war in Ukraine

ロシアがイランに発注したといわれる2,400機ものShahed-136は、X101で換算するとたったの4発分に過ぎない

18日朝のロシア軍によるキーウ攻撃でデスニャンスキー地区の電力供給装置が破壊され、特にドニエプル川の左岸地区では電気と水道の供給に問題が生じており、クリチコ市長は「エアコン、電気ケトル、電子レンジなど大きな電力を消費する家電のスイッチを入れないでほしい。水道の使用も可能な限り効率的に使用し、断水している地域は店でボトル入りの水を購入してほしい」と市民に呼びかけている。

ゼレンスキー大統領も「10日以降の攻撃で発電所の30%が破壊され、国中で大規模な停電が発生している」と明かしており、断続的に続くロシア軍のインフラ攻撃がウクライナから「明かり」や「暖房」を奪うのに効果を発揮している格好だ。

因みにIrish Independent紙は18日、ウクライナで使用されているShahed-136について「制裁の影響を受けにくい部品(携帯電話や模型飛行の部品など)で簡単に製造することができる」と指摘しており、1機あたりの製造コストは2.1万ユーロ(約300万円)以下で、最も安価なトーチカUと比較しても1/14、最も高価なX101と比較すると1/638なので非常に安価な手段だと言える。

出典:IMA Media 演習に登場したShahed-136

つまりロシアがイランに発注したといわれる2,400機ものShahed-136はX101で換算するとたったの4発分(約5,400万ユーロ=約80億円)に過ぎず、Shahed-136の目標到達率は極端に低いものの1発必中を前提にした兵器ではないので、こういった都市攻撃には「費用対効果」が優れた攻撃手法なのかもしれない。

関連記事:ロシア軍が2日連続でキーウを攻撃、電力設備などのインフラ破壊が狙い
関連記事:キーウ中心部で4回目の爆発、インフラが破壊されたドニプロで緊急停電
関連記事:キーウ中心部で爆発が3回、ロシア軍が再びShahed-136で首都を攻撃
関連記事:ロシアがイランから弾道ミサイルを調達、ウクライナから明かりと暖房を奪う

 

※アイキャッチ画像の出典:pixabay

自由に値段はつけられない、エストニア国防相がK9の追加導入を示唆前のページ

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コメント

    • トーリスガーリン
    • 2022年 10月 18日

    散発的な弾道ミサイル攻撃よりそれなりの命中率とそこそこの威力を持った大量の自爆ドローンの攻撃がここまで甚大な被害を齎すとはね
    Shahed-136の航続距離は1000km~2500kmと目されているし、同種でより高性能な装備を大量に有しているであろう中国と相対している台湾や日本にとって洒落にならない話だわ

    53
      • エンジン製造業
      • 2022年 10月 18日

      自爆ドローンの動力がガソリンエンジンであれば、迎撃弾で破壊されても燃料に着火して、焼夷弾に替わり炸薬に引火すれば榴弾に変換されるわけですから相手領内へ攻撃には適していると思います。
      安く単純で大量消費が可能な都市攻撃兵器ですね。
      人口密集地の外側で迎撃出来なければ、撃ち落としても2次被害が起こる厄介な武器。
      常時警戒するには、レーダー塔か気球型レーダーの24時間365日稼働が必要になると思います。
      中世ヨーロッパの尖塔が形を変えて復活するかも?

      12
        • トーリスガーリン
        • 2022年 10月 19日

        先例としては韓国の首都防空旅団がありますね、ビルの最上階にVADS置いたりMANPADS装備の歩兵置いてる奴
        でも防護対象が全国の発電所・変電所を始めとしたインフラになるから一体どれだけの人員とコストが係るのやら眩暈が…
        完全無人化してもコストの問題は無くなりませんし攻撃側に優位すぎますねこれは

        低コストかつ広範囲を防護可能なウルトラQを発明出来ればベストセラー間違いなしですわ(白目

        4
    • 名無し
    • 2022年 10月 18日

    あのアイアンドームもどうにも費用対効果だと悪いって話もあるしレーザー兵器でも使わんと迎撃側のが損するもんだのう。

    13
      • nananana
      • 2022年 10月 18日

      迎撃手段はレーザーかレールガンが理想でしょうね。
      迎撃のタイミングは市街地に到達する前であるべき。
      日本の場合は海上で撃ち落とすことになる。
      そういえば日本が研究しているレールガンがまさにその用途だったような。

      25
        • グレー射撃選手
        • 2022年 10月 18日

        無人機にスマッシュ照準器を付けた散弾銃を載せて、接近してクレー射撃の要領で迎撃出来きそう。
        小さく遅い物体を撃ち落とすには、更に小さく速い物体を数多く衝突させるのが効果的です。

        2
        • 2022年 10月 19日

        ここに来て防衛省の先見の明が発覚か?

        2
        • kitty
        • 2022年 10月 19日

        レールガンは砲身命数が少ない(これが現状実戦配備を妨げている要素)でしょうから、
        コスト的にはどうでしょうね。
        まあ地上配備型なら、消耗部分の交換を容易にすればいいんでしょうけど。

        3
      • G
      • 2022年 10月 18日

      レーザー兵器は射程数kmしかなく、また目標の素材や大気の状態にも大きく影響を受けるため、CIWSや自走対空砲に並ぶ可能性はあっても広域に無差別攻撃してくる無人機の迎撃は難しいかと

      地上と高圧電線をつないだ気球からの高出力レーザー攻撃みたいなものが実用化すれば、無人機との高度差や大気減衰率が小さくなることによるカバー範囲拡大が望めるかもしれませんが

      11
      • 2022年 10月 18日

      高度な防空ユニットに頼るのではなく、ネットワーク化された小型レーダーを無数に配置して防空システムと統合する位しないと、自爆型ドローンのインフラ攻撃は防げないんじゃないですかね
      機動性と迎撃コスト考えたら攻撃ヘリのガン射撃が適してそうに思えますね

    • ダヴー
    • 2022年 10月 18日

    イランのShahed-136の供給能力はどの程度なのだろう

    7
      • 戦略眼
      • 2022年 10月 18日

      現地手造り前提の設計らしいから、幾らでもいけるのでは?
      サウジアラビア辺りに対策を聞くといいかも。

      4
    • エア
    • 2022年 10月 18日

    映像見る限り
    搭載してる爆弾量もかなりのものですし

    空中で爆発させない限り
    撃墜しても被害がかなり出てしまってますね

    迎撃成功しても迎撃側により経済的な損害が出るという最悪の兵器

    7
    • ぽち
    • 2022年 10月 18日

    ハエのように汚い攻撃だな。数が多すぎてハエたたきでは足りない!
    病原菌を持ち、たちが悪すぎるぜ。殺虫剤で殲滅しなければ
    アメリカはドローン攻撃を考慮した対応、するのですよね(発生源も叩かせてくれ)
    しかし今日の攻撃は、「爆撃機が集合団地に突っ込む醜態を隠すため」もあり?

    9
      • ナイトアウル
      • 2022年 10月 19日

       発生源を叩くという事はイランを攻撃するって話なら無理筋だから。そんな現状1国だけが困っている事象を対応する為に他国が武力行使で動くのはね。

       どんな形でアレ武器をもって他国を攻撃する支援国の主権侵害出来るなら中国や北朝鮮をさっさと片付けて貰いたいわ。勿論、西側の国だって似たような事はしているんだし自分達の陣営に不利だから暴力手段に出ますとか国際秩序が無いも同じ。

    • ぽち
    • 2022年 10月 18日

    ハエのように汚い攻撃だな。数が多すぎてハエたたきでは足りない!
    病原菌を持ち、たちが悪すぎるぜ。殺虫剤で殲滅しなければ
    アメリカはドローン攻撃を考慮した対応、するのですよね(発生源も叩かせてくれ)
    しかし今日の攻撃は、「爆撃機が集合団地に突っ込む醜態を隠すため」もあり?

    • G
    • 2022年 10月 18日

    防空システムは数に限りがあるため、軍事目標だけならともかく民間施設やインフラまで攻撃目標にされるとどうしても対処しきれませんね
    日本政府はヤマハaの発電機やアイオン株式会社の大型非常用浄水器など国内企業産の対策になるものを買い上げ、ウクライナに送ればウクライナ支援実績となるとともに国内産業の増益にもつながり、金をそのまま送るよりわかりやすい実績となると思うのですが

    27
      • ミリオタの猫
      • 2022年 10月 18日

      日本政府の対応についてですが、未確認ながらインフラの復旧で支援すると言うツイート(@TpyxaNews)が流れているので、今後の展開を待ちましょう
      【参照】
      リンク

      14
    • ネッツ
    • 2022年 10月 18日

    どれだけウクライナ軍がロシア軍相手に最前線では健闘してても
    ロシアはウクライナの最も弱い市民を標的に、生活に必需なインフラを無差別に破壊し放題する権利があり
    対してウクライナはロシア本国への攻撃は本物の戦争してるのに絶対の絶対の絶対に厳禁

    こんな理不尽なルールで戦争してて長期戦をウクライナは勝利できるんですかね?

    17
      • 匿名
      • 2022年 10月 18日

      イギリスは勝った
      侵略者の市民に対する攻撃で屈する事はないのは歴史が証明している。
      更にこの21世紀に侵略者が都市へ無差別攻撃をしている国があるという事実は、西側を強く結束するでしょうね。

      36
        • 無無
        • 2022年 10月 19日

        だってイギリスは国としてドイツとはふつうに戦争していたし
        時の優劣はあっても制限された戦争なんかしてない
        わざわざソ連のモロトフ外相のベルリン訪問にあわせて空爆したくらい、やることはやってる

        6
      • 7c
      • 2022年 10月 18日

      タジキスタンで起きた乱射事件を契機に、イスラム諸国がロシアに反旗を翻して貰うと有難いが。

      13
      • ナイトアウル
      • 2022年 10月 19日

       実質NATOの代理戦争みたいな物だから制限有るのはNATO提供の高性能な兵器をロシア本土への攻撃に使用する事だけが制限されているだけ。

       ウクライナが自国で作るか余所から調達する物に関しては何ら制限制限無いから空軍基地とかへの攻撃はしているような感じでロシアへの領土攻撃に関してはウクライナ頑張れば制限なんて無い。
       民間インフラ攻撃なんてどんな理由であれNATOでもやってんだし、それが戦争に全く関係ない設備かと言われたら外野は分からない。平和な時期にある程度インフラ攻撃出来ないような体制構築しない事には制限も何もあったもんじゃないね。

      2
    • samo
    • 2022年 10月 18日

    ただ、軍事的にはなんの効果もない攻撃。
    ウクライナの国力を奪うには効果がるのかもしれないが、
    今のウクライナは戦争の国力リソースを国外に依存しているので、
    はっきりいって無意味

    ただ、敗走が続いて心が荒んだロシア人たちの自尊心を満たすだけの意味しか持たない

    39
    • samo
    • 2022年 10月 18日

    主義者の方々は、軍事施設とは全く関係がない民間施設を中心に攻撃されていることに
    なにか思うことはないのだろうか。

    …ないか。
    そんな思考能力があったら、基地の前でちんどん屋してないか

    16
      • ミリオタの猫
      • 2022年 10月 18日

      主義者の連中なんて「ほら見ろ、俺達の言う事を聞かないからそうなるんだ!」とのたまわりながら酒を飲んでいるに決まっていますよ
      戦争の被害者も“加害者”としてしか見る事の出来ない、最低な連中だと思います

      41
      • 無無
      • 2022年 10月 19日

      ただだだ戦争をしないためだけに降伏すると、次は支配民族からウイグルやチベットのような地獄の扱いをされることを想像できない貧困思考をお花畑と呼ぶんです
      力の無い者には話し合いのチャンスすら与えられないのを、ロシアをみていても判んないんだから話にならん

      13
    • 半分の防衛費の国から
    • 2022年 10月 18日

    C-RAM必須になりましたね、日本も早く導入しなければ。

    参考

    リンク
    リンク

    3
      • G
      • 2022年 10月 18日

      C-RAMは射程が87式自走高射機関砲と同等かそれ以下しかないので……

      3
        • 2022年 10月 19日

        日本はどんどん置いていかれてるなあ
        政治的理由があるとはいえ、未だに攻撃型や通信用ドローンの国内開発が完了してないのは不味いよね。

        1
    • Ard
    • 2022年 10月 18日

    これこそアイアンドーム案件かな?イスラエルのウクライナ支援はよ。

    3
    • nojigoo
    • 2022年 10月 18日

    ジャベリン、MANPADSの活躍で戦車・航空機に対しては防御手段の向上を感じたんですが、航続距離の長い超安価な自爆ドローンが効果を発揮するとコスト的に攻撃有利になるんでしょうか。テクノロジーと工業生産力の進化で専守防衛という概念はほぼ空洞化したように感じます。高度な精密誘導兵器によるピンポイント攻撃に対して粗雑安価なドローンの群れによる飽和攻撃・・・これが権威主義体制の出した答えなら、西側の工業力でもっと安価高性能なドローンを作って倍返しするという先祖返り的対称戦略しかないような。こういうゲームになっちゃうと失うものをもっていない貧しい軍事国家が相対的に有利になるような感じで嫌ですね。

    8
      • 2022年 10月 19日

      間違いと言いたい訳ではないが、テクノロジーは基本的に貧しい国の味方をしない。

      >テクノロジーと工業生産力の進化で専守防衛という概念はほぼ空洞化
      歴史的に鉾が盾に完全に防がれることはなかった。
      核ができてからは火力が完全に優位。
      専守防衛なんて成り立ったことは一度でも無いのではないか?

      むしろレーガン大統領のころは盾が無く、SDI構想で盾を構築しようとした。
      当時は弾丸で弾丸を打ち堕とすようなもので無理だと言う意見があった。
      40年経って防空システムができ、弾道ミサイルを対空ミサイルで撃ち落とせるようになった。

      完全性とかコストを言うから、防御できていないという話しになる。
      アイアドーム対ハマスロケットでは9割撃墜。
      これを失敗で意味がないと言う人もいる。
      そのような人は理想論に過ぎるのではないか。

      イスラエルはパレスチナ側を昔より抑え込めている。
      実際に和平案が下火になり押さえ込み植民地を広げるようにさえなっている。
      ドローンにしたって貧国が100機作れるなら豊国は5万機作ってジェノサイドも可能。
      可能ではあるが倫理性から実行してない。

      嫌な感じだが、テクノロジーは基本的に貧しい国の味方をしない。

      2
        • きっど
        • 2022年 10月 19日

        結局の所、先進国が「倫理」に縛られているから、中露ほかの支援を受けたテロリストが跋扈できたわけで、テロリストの「おいた」が過ぎると、民衆の目の色が変わってしまえば、非常に恐ろしいことになるでしょうね
        それこそ、暴走した民意ほど怖いものは無いと、数々の紛争によるジェノサイドが証明していますので

        1
    • いりこ出汁大好き
    • 2022年 10月 18日

    例えるならば狙った所に飛んでいけるV-1。
    中国大陸から日本まで飛行可能で安価なUAVなど非現実的と考えられていた時期もありましたが、これを見せつけられるとねえ。

    11
    • ido
    • 2022年 10月 18日

    やっぱりLPWSを提供してほしいな。米軍も何個か持ってるはず

    1
    • 思い付きだけど
    • 2022年 10月 18日

    ロシアが電力を遮断したいなら、発電所だけでなく燃料が大きいと思うのですが、燃料タンクやパイプは狙われていないのかな?

    • ホテルラウンジ
    • 2022年 10月 18日

    原子力発電所って一周回ってこの手のドローンにはめっちゃ強そうですね
    何機突っ込んできてもびくともしないでしょう
    ドローンは本当に恐ろしいですね。使いどころの発想力がすごい奴が侵略側に居たら
    とんでもない使い方でこちらの急所を突かれてあっという間に圧倒されてしまいそうです。
    Shahed-136みたいな安価で大量乱れ撃ちタイプのドローン用に、
    ジープに搭載するようなミニガン版のCIWS作ったら費用対効果も良く効果ありそうに見えますがどうでしょうかね
    それを発電所・変電所・工場など国民生活と経済活動にかかわる設備に配置していく

    3
      • gS
      • 2022年 10月 18日

      原子炉が頑丈でも外部電源とかポンプとか、喪失したら原子炉を冷却できず爆発する急所が多すぎて脆弱に思えるな。多重化されているといっても
      それに火力発電所なら破壊されても致命的な災害になることはないし

      9
    • 戦略眼
    • 2022年 10月 18日

    重要施設の周りに霞網を張ったらどうかな。
    安いから幾らでも張れる。
    安い兵器には安い手段で。

    13
      • バーナーキング
      • 2022年 10月 19日

      霞網も高圧線を覆う様な高さ、範囲に張ろうとすればアホみたいなコストが掛かるし、下手すると冬場の荒天で送電設備に自爆ダメージを与えますね。
      ちっこい地上施設を保護する手段としてはありだと思います。

      1
    • Aaa
    • 2022年 10月 18日

    shahedとやらがそんなに安価に製造できるなら、ウクライナも同じものを作ってやり返せばいいんじゃないかな?
    先にそういう攻撃を仕掛けたのはロシアなんだから。

    8
    • 投石器
    • 2022年 10月 18日

    そこそこしっかりとした防空体制を敷いていても、低価格な自爆ドローンの物量作戦に対処できないのですね

    準大型の爆撃・偵察ドローン、市販レベルの小型観測ドローンに続いて、中型の自爆ドローンのヤバさも証明されてしまいましたか

    日本の場合、海があるから低コストドローンでは攻撃出来ないといった見方もありましたが、Shahedの射程を見るにそんな甘くはなさそうですね..

    4
    • XYZ
    • 2022年 10月 18日

    これだけ自爆ドローンが安価になると迎撃側はミサイルだと完全に赤字になりますね。
    機関砲では射程が短すぎます。

    そこで思い付いたのですが、艦船のようにオートメラーラ76ミリスーパーラピッド砲のような速射砲とレーダーを組み合わせて迎撃するのはどうでしょうか?
    対空戦闘にも実際に使用されており、砲弾は安価です。

    これを都市部やインフラ施設の周辺に配備すればミサイルと違い仮に一発目を外しても連射が効きますし、複数飛んで来ても時間差で迎撃でき効果的ではないでしょうか?

    2
      • 774rr
      • 2022年 10月 19日

      いつ出来るか謎なレーザーとかレールガンよりは既存の艦砲のが確かに良さそうやいね
      世界中で使われるから弾薬の供給も不安は(あんまり)無いし

      2
      • 名無し
      • 2022年 10月 19日

      76mm砲は最大20キロ近く飛ぶけど、そもそも射程が伸びると加速度的に砲は当たらない。。。
      性能云々以前の物理の問題で、20キロだと撃ってから着弾するの20秒後なので、20秒後のカラスの位置を予測してドッヂボール投げろ(それも放物線で。)という話になるので。

      2
        • XYZ
        • 2022年 10月 19日

        イランのドローンはプログラミング型と聞いています。
        それだと一定のコースを回避機動も無く飛ぶだけですから射程ギリギリの遠距離でも計算は可能ではないでしょうか?

        速度も輸送ヘリ並みの速度であり、装甲もありませんので、直撃させなくても近接信管砲弾で対応可能だと思います。

        2
          • バーナーキング
          • 2022年 10月 19日

          推力を100%〜95%の間で不規則に増減するだけで攻撃側が失う物はほぼなく防御側の予測精度はガタ落ちしますね。
          流石にその程度の小細工はしてるかと。

          1
      • 58式素人
      • 2022年 10月 19日

      昔の話ですが、WW2の太平洋戦域で、
      日本海軍が特攻機と桜花を運用したのに対して、
      米海軍はMk33連装76mm対空砲を開発・使用しています。
      連装砲で合わせて90発/分でVT信管を使いました。
      能力的には十分だったようです。
      OTO社の76mm砲はその後継みたいなものです。
      戦後も広く使われたので、まだどこかの国の倉庫に
      あるかもですね。半自動装填なので、比較的に軽いです。
      あれば、十分な働きが期待できると思います。

      3
        • XYZ
        • 2022年 10月 19日

        既に同じような事が考えられていて、実績があったのですね。

        イランのドローンは桜花よりも小さいですが、速度も遅く人間が操縦している訳でもないので同じ事ができそうです。

        参考になりました。

    • 2022年 10月 19日

    攻撃目標になりそうな所のgpsの精度を落とせば良いだけだろう?

    確か民間に開放しているgpsは、中華鍋とスタンガンで妨害できなかったか?

    1
      • バーナーキング
      • 2022年 10月 19日

      カーナビレベルのジャイロ積んで慣性制御と相互補完すれば数十m程度の精度は容易に確保できそうなので今回みたいな無差別攻撃にはあまり有効な防御手段にならないかと。

      3
      • 58式素人
      • 2022年 10月 19日

      ロシア軍は今回の戦争で、
      GPSジャマーを運用しているそうですが。
      ウクライナも、前線以外の箇所でジャマーを
      運用してみてはどうでしょうか。
      前線から100kmくらい下がった場所に防衛線
      を設定して、ジャマーを使ってみたらと思います。

      1
    • タイヤキ
    • 2022年 10月 19日

    イランのこのドローンの生産力考えると、ロシアも購入したと言われる2700機のドローンの追加購入は直ぐにはできなさそうだから、今全て投入してウクライナ全土に攻撃して冬の訪れ待っていそうですね。

    1
  1. 短期的にはコスパ悪くてもミサイル等で対処する必要があるだろうけど、冬場に向けてこの時期にインフラ攻撃するなんて十分予測できた事だけど(早い段階でやると対策や復旧で冬に稼働される)なぜ数日でここまでやられるほど無策だったんだろ

    長期的には、シャーヘッドは言わばドローン型攻撃機なのだから、ドローン型戦闘機で進路計算した上で前に回り込んで近接信管爆弾でも投網でも放出したらどうなんだろな
    速度がでるジェットエンジン搭載のラジコンに偵察用ドローンの頭脳載せて少し改良すれば行けそうだけどね
    回避行動しないうちはじっくり近づくことができる
    手数勝負コスパ勝負に勝つには、沢山用意したドローン戦闘機で近接して必要最小限の飛距離・威力のミサイル ロケット 投射爆弾で安価に破壊できるようにしないといけない
    ドローン型の早期警戒機みたいなのもあったほうがいい

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