ロシア軍は戦争での消耗にもかかわらず規模が拡大中で、国際戦略研究所も12日に発表した報告書で「実質的にロシアの国防投資額は欧州全体の合計を上回っている」と指摘し、もはやロシア軍がウクライナとの戦争で大幅に弱体化すると考える当局者は皆無だ。
参考:Russian defense spending overtakes Europe, study finds
参考:Russia overtakes all of Europe on defense spending in key metric: IISS military balance
ロシアの意思決定のシンプルさは欧州に対する優位性の1つなのだろう
欧米諸国はロシアのウクライナ侵攻が勃発すると「この戦争が終わればプーチンはNATO加盟国を攻撃する可能性が高い」「軍の再建には戦争終結から10年以上かかる」と警告し、次の戦争に備える時間的猶予について「まだ十分残されている」と考えていたが、ドイツ外交問題評議会は2023年11月「ロシアは制裁回避に成功し、石油と天然ガスの収入を防衛産業や関連産業の拡張に投資して生産量を引き上げ、関連分野の労働者も生産現場にとどまり続けている。そのためロシア軍の再建スピードは6年~10年でNATOに残された対応時間は5年~9年だ」と指摘。

出典:Минобороны России
ポーランドのヤチェク・シウィエラ国家安全保障局長は「外交問題評議会の予測は楽観的過ぎる」「本当にロシアとの戦争を回避したいなら3年以内という時間枠を採用すべきだ」と主張、2024年に入ると米欧州軍司令官のカボリ陸軍大将も「ロシア軍の再編スピードは予想を上回る」「戦力規模は侵攻前よりも15%ほど大きくなっている」と議会で証言、ドイツのピストリウス国防相も「ロシアの生産能力はウクライナでのニーズを上回り備蓄が積み上がっている」「備蓄に振り向けられた武器・弾薬は次の戦争に備えたものだ」と言及。
Defense Newsの取材に応じた欧米当局者やアナリストも「予想より早くロシア軍が再建されている」「ロシアのGDPは縮小すると予測されていたにも関わらず2023年に3%も成長した」「ロシアは年1,200輌の戦車(再生された戦車・装甲車を含む)を供給することができ、最低でも300万発の砲弾やロケット弾を製造できる」「ロシアは毎月約3万人の新兵を採用して最前線の兵力を47万人まで増やすことに成功した」「この規模は侵攻前のロシア軍を上回る」などと述べ、もはやロシア軍がウクライナとの戦争で弱体化すると考える当局者は皆無だ。

出典:Минобороны России
国際戦略研究所は今月12日に発表した報告書の中で「実質的にロシアの国防投資額は欧州全体を上回っている」「2024年にロシアは13兆1,000億ルーブル=1,459億ドル、欧州諸国は計4,570億ドルを国防分野に投資しているため、ドルベースで見れば欧州はロシアを圧倒しているものの、これを購買力平価で計算すると13兆1,000億ルーブルは4,616億ドルに相当する」と指摘し、原材料やエネルギー資源が市場価格より大幅に安価なロシアの購買力は「迅速な軍備再建を可能にする」という意味になる。
国際戦略研究所は「ロシアが国防分野の投資で欧州を凌駕するのは新しい現象だ」「これは目覚ましいロシアの国防成長と防衛改革の結果だ」「ロシアは現在の攻勢を年末まで継続するのに必要な資金と物資を確保している」「ロシアは大きな経済的負担にも関わらず戦後の軍備再建に大規模で野心的な計画を持っている」とも言及し、この報告を取り上げたPoliticoも「この事実は『ウクライナとの戦争が終われば欧州を攻撃できるようになるだろう』という懸念を強くする」「NATO事務総長も4年~5年以内に起こる事態に準備が出来ていないと指摘した」「こうした警告を欧州当局も支持している」と報じた。

出典:Mil.ru/CC BY 4.0
因みにロシアは2025年に15兆6,000億ルーブルを国防分野に投資する予定だが、欧州は資金があっても防衛装備の調達方針が「域内優先」「米国優先」「納期優先」に分かれるため規模の経済を追求するのが困難で、EUが強く奨励する「欧州企業への共同発注」も利害調整や各国の思惑が交差するため、ロシアの意思決定のシンプルさは欧州に対する優位性の1つなのだろう。
追記:ロシアがNATOを攻撃するという懸念はロシアが欧州諸国に侵攻して領土を拡張するという意味ではなく、NATOという安全保障の枠組みの基盤=第5条の有効性を試すという脈略で語られることが多く、この話は非常に長くなるので割愛するが、要するにロシア人系住民の保護など曖昧な問題で特定地域の対立を煽り、判断や立場が分かれそうな小規模な衝突からエスカレーションを誘い、西欧と東欧のロシアに対する危機感の違いを突いて加盟国間を分断して「第5条が役に立たない」と証明すること。

出典:NATO
つまり「曖昧で判断や立場が分かれそうな問題」で衝突が発生した場合「第5条は本当に発動するのか?という部分を攻撃する」という意味で、この信用を失わせてロシア人が言うところの「新しい安全保障構造」を西=東欧に拡張すること。
日本人に分かりやすい事象で説明するなら「中国が日米安保をテストするため尖閣諸島などに曖昧で判断や立場が分かれそうな攻撃(情報戦込)を仕掛け、どう対応するかで時間を浪費し、日米間や国内でああだこうだとやっている内に状況がどんどんエスカレーションし、よくわからない内に当該目標の実効支配権が奪われ、日米安保が信用できなくなる=安全保障基盤を(概念的もしくは論理的に)破壊されると地域における中国の影響力が増す」という意味で、単独で安全保障を確立できない日本からすれば「中国の影響力を受け入れざるを得ない状況」が作り出される。

出典:Президента России
ロシアがNATOを攻撃するという懸念は「伝統的で分かり易い正面攻撃」ではなく、短期的にも「領土拡張を狙った攻撃」でもなく、どちらかと言うとハイブリッド戦で「対ロシアを想定した安全保障体制の破壊」「安全保障的に1つの欧州を解体して分裂させる」「不安定化による安全保障体制の再編を促す」を達成するのが目的なので、これを防ぐためには軍事力の規模以外に「危機に対する政治的意思や立場の統合」「即応性」「予備戦力の整備」といった要素が必要になるだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:Минобороны России
去年3月にウクライナ軍が無人機でトロペツの弾薬庫吹き飛ばして、
ウクライナ戦3か月分約3万トン相当だって言ってたけど、
その後ロシア軍の補給に影響した話を全然聞かない。
ロシアからしたら一部で言われていた通り、
作りすぎて地下の弾薬貯蔵庫に置けなくなったから露天で余剰備蓄してたのが狙われただけなんだろうね。
すまん9月だったわ
軍需生産花盛りだからな。
兵隊は、畑から取れるし。
物流や運転資金の計算と、同じなんですよね。
一部の倉庫(後方)にあるもの以外で言えばですが。
工場の半製品・製品、駅や貨物列車で移動中の積荷、前線の補給施設など、物がバラバラにあるわけでして。
ロシア年間400万発・北朝鮮300万発といった、砲弾生産量だけでとんでもない物量の推測が出ていますから、約3万トンは大量なのですが一部なんですよね…
破壊された弾薬は2-3ヶ月分に相当すると言う話だったので3ヶ月分と言い切るのはどうかと思う。そもそも平均でなのか不足時か潤沢時どの数値を元にした算出なのかもある。
本当に3万トンもの弾薬を破壊したのか、その破壊された弾薬はどんな種類の物だったかでも影響は変わってくると思う。
それに気付いてないだけで影響はあった可能性もあるだろうし、それが消える事なく使用された場合だとよりロシアが作戦展開出来て進軍していた可能性、あったとしても撃つ為に必要な砲や銃等の数や稼働率が少なく供給がトントン以上なら露骨な問題なんて出ない。
戦時に於いて必要な物であるから余剰だったとは思わないし、現在進行形で影響が無いなら破壊されても良いって話でもないでしょう。
平和ボケした本邦すら中国の軍拡を前に防衛費を倍に引き上げて国営工廠を作ろうとしているのに、目の前で戦争が起こってる欧州諸国は事ここに至ってもろくに防衛費を増やしもしないし、重厚長大な軍需産業への投資も低調だ。戦う気がないとしか思えない。これではロシアに「うちらに戦う力はありませんよ」とメッセージを発信しているも同義だ。
>ロシアが国防分野の投資で欧州を凌駕するのは新しい現象だ
まあロシア一国ではというのはそうかもだけど、核シェアリング構想が、量で優越するWTO軍との戦力差をひっくり返すためだったことを考えると、昔の構図とそんなに変わらんと思う。
欧州のサボり体質は変わらず。
ロシアは覚悟を決めた戦時中。
とりあえず、ヨーロッパは戦時中ではないわけで。ロシアが超えてもおかしくないし。超えたと言ってもほぼ同じ。
攻撃三倍も無視した議論だし。
逆に考えると、以前は、圧倒的に優位だったのに、ロシアの脅威を煽っていたとも言えなくもない。
ロシア軍は弱体化どころか15%強化と
つまり現在までのウクライナ軍の奮闘はロシア軍打倒には結び付いておらず、何らかのゲームチェンジャーが無ければウクライナ敗北確定と言う事ですが…
これちゃんとウクライナ国民に伝わってるんでしょうかね?
それとウクライナ支援に税金使ってるので支援国の有権者にも
欧州は「眠りこけてた熊を刺激したらパワーアップ始めましたが、まだまだ刺激続けます」と言ってる事に気付かないんでしょうか
ウクライナと米国及び欧州諸国が「ウクライナ支援は(西側)世界の安全保障への投資」と言う名目で触れ回り、膨大な出資金を出した結果、返ってロシアの軍事力強化に大きく貢献した所を見るに、記録的な大失敗と不良債権を摑まされた事で纏まりつつありますね。
後世で詳細に検証される事を望みますが、個人的には関与した各国の政権には事業失敗と損失の責任を取って、如何なるプロセスでも構いませんので、ご退場して頂きたいですね。
仰る視点がトランプが問題にしていることですね。掲げた事業目標を達成できたのか?利益と損失が釣り合っているのか?
この点に関しては、大失敗なのは明白です。ロシアは強くなり、自分たちは弱体化している以上は。ヨーロッパの指導者たちが理解していないのは掲げた目標を達成したければ、戦争で勝利する以外にないということですね。
勝てない戦争を続けるのは端的に無駄です。しかも、ゼレンスキーはなんのプランも戦術もないことは露呈していますし。である以上、さっさと終わらせた方がいい。アメリカ、ロシア、中国はそこがわかってます。恐らくトルコも。
ヨーロッパが自由と民主主義を守りたいなら、ロシアを敗北させる以外にないですね。そのための兵力を出せないなら、口を出すな。トランプの言いたいことは大枠そうでしょう。
すでに勝敗は決まっている以上、ヨーロッパは少しでもウクライナを強くするために軍隊を出せるんでしょうか?焦点はもはやそこですね。
ロシア軍は伝統的にスロースターターなのです。
大体過去の歴史でも「大軍を擁して戦いに臨んだが、相手国の少数の精鋭に打ち負かされて敗走した」とかばっかりなんです。
あのあたりの戦争の記録を読むと(またこれか)レベルでこんなのばかり。
でも、「このままじゃ駄目だな 負けそう 負けるのは嫌だ」でせっせと改善したり、軍を育成しなおしたりする。そうして気が付いたら勝っている。
ずっとこんな感じの国なんですから、そもそも手を出さなければよいのですが、西側はやっちゃう。怖いんだか馬鹿にしてるんだかわからないんですが、大体無駄に挑発してしまう。そして負ける。
今回も同じ事がおきましたってだけに見えるんですね。
ロシアが本気を出す前に、ロシアの政治経済基盤の脆弱性を突かれて本気を出させずに瓦解した例もあります。
日露戦争やソ連(ソビエトロシア連合帝国)のアフガニスタン侵攻がそれですね。
確かに日露戦争後のロシアは長期的には、一度瓦解した後新生ソ連として国の制度ごと根本的に変えて以前以上に強く、西側から見たら軍事的な強敵にはなっていたのでしょうが、
領土面だけを見れば、その過渡期の混乱時にフィンランドを失ったり、樺太の南半分を失ったり、ベッサラビア(現沿ドニエストル共和国付近)を失ったり、バルト三国とウクライナに独立をされたり、シベリアに緑ウクライナや極東共和国を作られたりもしています。
その後、本気を出したソ連によって(時に、一度成立した国際秩序や決まり事をひっくり返して、国際的に大きな非難を浴びながらも)1つまた1つと取り返してはいくのですが、それでもソ連の最盛期においても、フィンランド全土は回収できませんでした。
プーチンの奉ずる、
ロシアの民族主義史観の立場からはそういう事になります。
しかもレーニンはソ連の初期において、多民族国家の対等な連邦制としての新生ソ連邦の再統合を盛んに主張した為、ウクライナでは、大枠ではスラブ民族ではあるものの、その中でウクライナ独自のウクライナ民族主義が覚醒し、これが後のパンデラ主義へと繋がっていく事になります。
これが、モスクワ・ロシア主導の下に、ロシアを完全に一つのロシアにしたいプーチンにとっては面白くない。
プーチンの目指しているのは、とでも時代錯誤ではあるのですが、ロシア民族主義の国民によって統合し直された、国民国家としての帝政ロシアの復活の側面があります。
ウクライナが敗北したらロシアは戦闘経験豊富な100万のウクライナ軍もゲットだよ。
サイヤ人みたいな奴等だな……
露hまるで底が見えないですよね。
ロシアだけの底は見えてる。
北朝鮮とかの兵士を使ってるわけで
人材の枯渇が早まっていると思われる。
問題はロシア友好国から金と資源で使い捨て出来る人材を連れてこれることだな
これだけ軍事に重きを置いてしまったら停戦後経済的に苦しいことになりそうですが、世界的に軍需が増していますし実戦を経て洗練された安いロシア製兵器の需要は高そうですよね。
停戦後も生産力を維持して軍を再編しつつ輸出にも力を入れそうです。
>>停戦後経済的に苦しいことになりそうですが
これを覚悟で軍拡できるのがロシアの強み。本気で欧州がロシアと対決する気なら、多少の経済的損失は覚悟で軍拡すべき。というかそれをしないと後々の損がどんどん膨らんでいく。
本来ウクライナ開戦直後に軍拡はじめて、じゃんじゃんウクライナに軍需物資投下出来るようになってれば、それが1番安上がりだった。あのタイミングでアメリカに押し付けて芋引いたから今遥かに困る事態になっちゃった。ここでまた逃げたら2~3年後にはもっと悲惨なことになってるに違いない
経済的損失を覚悟して軍拡すべきって言っても、まだ本格的な軍拡がスタートしてるわけでもないのに経済がアカン事になっております…>欧州
国民の福祉や将来に向けた投資すら削る決死の覚悟で文字通り国の存亡をかけて軍拡しているロシアと、たかが食費や電気代が値上がりしたくらいで弱音を吐く欧州の違いですな。
こんなんいつまで経っても勝てるわけない。
ロシアは老人福祉にかけるお金が少なくて済むのが強いです。
国力を純粋に考えたら老人福祉は無駄でしかないからね
平均寿命世界最長の日本は強力なデバフがかかってる
いやいや。
実際にはロシアは国家の存亡なんかかかってないのです。
西側的には別にロシアを滅ぼそうという意図は無くて。
少なくとも、西側諸国にその自覚は全く無かったのですよ。
仮に多少の不満はあっても、多くの犠牲者を出してまで戦争するほどの事ではないと。
だから、ロシアがウクライナに攻め入ってきたときに驚いた訳です。
それで更に初戦で失敗したから、もう諦めるだろうと思ってたら、いよいよ本気を出してきて大慌てなのです。
ロシアは本当に怒ってたのだと、今更気づいたのです。
あれですね、非常に古典的なアメリカンジョーク
とても内向的で、よくいじめられている学生が、ある日突然親友に「明日は学校に来ないで」と言って、次は何が起こるのだろうか?
いじめっ子は、「たった1、2年いじめてきただけで、これくらいのことで私を56すの?」としか思っていないのではないでしょうか
ちなみに、似たような事件は実際に何度も起きています
23年夏のウクライナ軍大反攻作戦が西側兵器使っても頓挫した事により、現代の戦場でモノを言うのはスペックではなく物量と制空権らしいとなりましたからね…
そして物量が要るなら、これからの世界の兵器市場を席巻するのは安価な東側兵器になりそうです
戦後ロシア経済が軟着陸する為に必要な軍事産業の緩やかな縮小、海外市場が丁度良いクッションとして使われるんですかね
ロシアの軍拡の背景には中国がいそうですけど。
ドローンに必須の半導体はロシアで作れませんし。
砲身を作るのに必要な工作機械が無いから、もうすぐ砲身が枯渇すると言われてましたが。
そうならないところを見ると、色々と中国から仕入れてるんでしょうね。
大砲なんて昔からある兵器に高度な工作機械がなければ作れないなんて話をそのまま信じるのはピュア過ぎる
まあ実際Pzh2000はすぐ壊れるらしいですが
ないと言われてるのは鋳造炉だったはず
ソ連崩壊ごの合理化でクローズ、再び動かすという話もあったけどその前に開戦して即立ち上げできるものではないからリストア注力ってのが去年頭ぐらいの見立て
今どうなってるかは不明なれど北朝鮮が自前のカノン砲を持ち込んだりしてるあたり、ウクライナでの消費を賄えるほど新造&拡張はそこまでで進んではないんじゃないかな
工業用機械や兵器に使われる半導体って、一部の先進兵器以外は枯れたものばっかりですよ
いろんなところで使われてるルネサスの制御用ボードなんてついこないだまでSH-4(A)が普通に使われてましたし(今年ディスコンのはず)
ロシアでも90nmまでは生産できて、110~130nmは大量生産可能とされていますので半導体が作れないは無いでしょう
かなり長期的な戦略だがロシアはEUVまで含めた半導体製造装置の国産化プロジェクトをスタートしてるからな
昨年は350nmプロセス向けと非常にプリミティブながらも、国産露光機の第一号が完成してる
現時点で重く依存している中国へのカードとなるわけで意義深い計画だ
半導体製造に必要な原材料まで包括的に国産化しようとしている点も見逃せない
不可避的に各世代のプロセスノードの性能は制約される可能性があるが
ロシアの意識としては軍需が第一だから安く早く大量に手に入ることが正義なんだろう
これも希少元素を多用する西側の商用プロセスと意識が違っているところ
中国からの輸入で偽物つかまされたり足元みられて吹っ掛けられてるというニュースもあるから、完全な自給体制を作れてるわけではなさそう
現にウクライナに打ち込まれたミサイルから西側の部品見つかってるから、技術的に可能ってのと量産可能ってのは話が違うのでは
半導体の微細化などに関する重要な技術は特許で押さえられているのですが、特許権の保護は侵害時に有効な制裁を課すことができる同一の経済圏に所属している相手だからこそ有効なのであって、そもそも欧米中心の経済圏からパージされた今のロシアにとっては欧米の特許権を侵害したところで今以上の制裁の課されようがなく、裏返って欧米の公開済み特許を侵害し放題になってしまっているはずなんですよね。その状態でいて、軍需どころか民需ですら禁輸のせいで国産を使わなければならず一定の需要が保証されるというおまけまで付いていて、ロシア国内では半導体産業に投資するモチベーションが高くなっているわけですから、あと5年で7nmまでいけるかは怪しいとしても、14nmくらいまでは普通に手が届いてしまうのではないかと思ってしまいますね。
みんな最新鋭のゲーミングパソコン用のGPUや宇宙船用の超精密なネジを作るわけではないっていうことを忘れているんですかね
F22のアビオニクスは初代iphoneレベルなんて言うように、軍事用は枯れた技術の頑丈なものが求められるわけです
砲身やドローンの半導体なんてなおさら
こんなものはロシアは自前で作れます
国防総省が主導している「軍需向けのチップも商用プロセスで作ろう」というRAMP-CプロジェクトではIntelの先端プロセスである18Aプロセスを使うことになっている
ドローンのようにコストを抑えないといけない兵器で高価なプロセスが採用できるかはわからないが、次期主力戦闘機やウィングマンのアビオニクスにはこうした高性能なプロセスが必要だろう
あと直接兵器に使わない形であっても、例えば現代ではどう足掻いてもAIの学習用にGPUが必要なのでロシアはインドからNVIDIAのチップを密輸してたね
少し検索してみると、2024年1~4月だけで、中国はロシアに2億ドルのNC工作機械を輸出していた
ロシア武器の海外市場は中国に奪われるかと思いますが
ロシア製の無誘導砲弾や爆弾はほぼそのまま中国製兵器で使用できるのでしょうか?
もちろん物による。
07式122mm自走榴弾砲ならソ連規格の122mm榴弾砲だから共通。
05式155mm自走榴弾砲ならNATO規格155mm榴弾砲だから使えない。
ふむ様の仰る通り東側兵器が市場を席い巻するとしたら、ウクライナ戦争を煽った連中の目的の内の一つが頓挫、其れ処か全く逆の結果を招く空前の大失敗となり慶事です。只、そうなると現在のロシアの投資が戦後も無駄にならずに経済を回し続ける、という可能性も出て来ます。吉と出るより凶と出る確率が遥かに高い事態かも…。本当にネオコン周りと戦争利権集団は勝っても負けても人命と平穏を毀損するしか能が無い!
多くの国は何十年も怒りを蓄積してきたが、米国が存在するからしばらくは我慢しているだけだ
ウクライナやガザの戦争で世界の警察が弱体化していることが表れ、トランプ氏も「国内のことはもう十分面倒だ。世界中のことを気にする余裕はない」と態度を示したとき、これらの国は我慢を続ける必要はないと判断した
安価で量産され、丈夫で耐久性があり、学びやすいロシアの武器が売れるに違いない
例えばここ数年、アルジェリアの軍事費はGDPの10%以上に達しており、中国やロシアから恐ろしいほどの総量の武器が購入されており、今年はSu-57も購入されそうだ
西側は結局「眠れる熊を叩き起こした」だけになってしまった感じですかね。
しかも現代戦に適応した軍隊に生まれ変わって、より手ごわくなってしまった。
熊に対する知見もないまま、無知な観光客ツアー(EU&NATO)が自分達の安全性も考慮しないまま挑発した、って感じだと思ってます。ヒトの味を覚え、ヒトの能力や危機意識の度合いも学んだ熊が、次の餌をどこに求めるかは考えないまま。ついでに、北朝鮮という子熊も最近懐いてついてきた様子。
本当に仰る通りです。
アメリカ=ロシアが手打ちすれば、ロシアは欧州方面(ロシア西部)に一層注力するわけですが。
バラバラのEU各国が、人的負担も分かち合いながら、対ロシアの国防負担に協力なんてできるんですかね?
欧州軍の議論が、何一つ進まず具体化していないところを見ると、かなり厳しいのではないかなと感じています。
独ソ戦の時もそうでしたけどあの国は戦うにつれてどんどん強くなってくるんですよねえ…
流れる価値観の根底が、古代ローマ、中世ヴァイキングなどに近い国柄なのではと思っています。「平和を金で買うことは恥」。自分達の領域に攻め込まれた、干渉された、面子を傷つけられたと感じたら、犠牲を度外視して勝つまで、敵を追い出すまではどれだけ苦しくとも戦うことはやめない。
その一部は、ウクライナの兵士のスピリッツにも共通するのだと思いますが、ロシアとの違いは「自分達だけでも戦う」と「他人の金と武器に依存する」か。そこが、モスクワ大公国とキエフルーシ国の頃からの国柄の違いではないかと。
あとは自分たちのルーツと土地との強い繋がりでしょうか。生きるのにしんどい気候と容赦のない外敵からの圧迫が、彼らの根底に恐怖として植え付けられているのかなと思います。ちょっと日本人には想像もできませんね。
ロシア人は恐怖遺伝子が少なく恐怖を感じにくいらしいので、後先考えずに継戦できるだけなのでは…
仮に道中が暴言・妄言・嘘塗れだったとしても結果は残してみせる者こそが「正」、どれほどの勇ましき言葉・美辞麗句を並べていようとも結果が伴わない者は「正に非ず」なのです。
欧州はさっさとポクロフスクとドニプロ州境に挙って馳せ参じてみせなさいな。
やっぱ国力測りたければ購買力平価よな
あと今後数年で自由貿易がより衰退しそうだから金よりモノに投資したほうが良さそうだと思った
経済と軍事を犠牲にしてロシアを強くしたんですか
これじゃ西側ただのバカじゃないですね
まずは自助。次に共助(中国・イラン・北朝鮮など)。
口開けて待ってれば公助に当たり前にありつけるなどと思っている者共が勝てるはずのない相手ですね。
なんか「ロシアがNATOに攻めてくる」ってのがデフォルトになってますが、どういう根拠なんでしょうか。
別に陰謀論者ではありませんが、むしろそれを声高に触れ回るメディアや政府関係者の意図の方が気になる。
トランプやヴァンスに色々と焚きつけられていますが、今の貧弱なNATOでもロシア程度なら十分抑止できると思うんですが間違ってますかね?
そもそもロシアには自分の生死をかけてまで今の時代に西進する意味もイデオロギーもないでしょ?
ロシアが突如領土欲に取り付かれて侵略を始めたというストーリーを採用する以上、次はNATOだになります。嘘を維持する為には嘘を重ねないといけないですからね。戦争は外交の一手段であり、外交問題を解決出来れば戦争は無いのですが、そのつもりは無さそうなので仕方ない。
ソ連時代だって、WW3開戦時に米軍来援前にフランスを抑えるというのが意図であって、別に西進を指向していたわけではないんですけどね。
私もそう思います。
まさに「戦争は外交の一手段であり、外交問題を解決出来れば戦争は無い」ですね。
EUの面々がロシア脅威のロジックをどういう理由で弄んでいるのか、各々理由はあるんでしょうがもはや複雑怪奇な魔窟ですね。
>ソ連時代だって、WW3開戦時に米軍来援前にフランスを抑えるというのが意図
うーん、なんか懐かしい。いまこれを聞くとシンプルで漢気すら感じます。
まあ、国際政治なんてこんなものとは思いつつ、しかしいい加減「俺たち悪くないもん」みたいな言い草には飽き飽きしています。
その点、トランプはいいです。汚らしい本音が全開で気持ちがいいくらい。
プーチンもその点でいうと悪くない。キムもある意味正直だ。中華のプーさんも「核心的」なものについては曲げたことがない。
それに比べてEUの薄汚いこと。。。ヴァンスがこき下ろすのも分かります。
あ、余計でしたね。悪しからず。
外交的にウクライナを版図に再び組み込める見込みがないから攻め込んだわけで、外交的に無理な要求(ビジョン)を持ってる国と相対する国は武力で攻められないよう抑止力高めるしかない
各自でものの見方は違うだろうけど「冷戦崩壊後の欧州で国家間の正規線なんて起こらない(冷戦期ですら起きなかった)」という常識を打ち壊された欧州が強硬気味にロシアのことを信じられないのもしかたないと思う
*NATOの東方拡大(旧東側をEU/NATOに迎い入れた)が悪いとロシアが度々発言してることだけでも「次は俺たち」と思う理由にはなるかと
訂正
強固じゃなく恐慌と書いたつもりでした
> トランプやヴァンスに色々と焚きつけられていますが、今の貧弱なNATOでもロシア程度なら十分抑止できると思うんですが間違ってますかね?
それが間違ってる事がわかってきたということだと思います。
特に核兵器が足りないように思います。
米国抜きでは。核兵器の相互確証破壊が成り立ってないかもしれない。
英仏の核戦力だけでは、ロシアの先制攻撃で壊滅するかもですよ。
バルト三国が攻められたら、英仏は核兵器をロシアにぶち込む度胸があるのか、怪しいです。
> そもそもロシアには自分の生死をかけてまで今の時代に西進する意味もイデオロギーもないでしょ?
これも今までそう思ってたけど、実は違ったということでは?
国益を損ねて多数の犠牲を払って、結局何故ウクライナに侵攻を決断したのか真相は良く分からないのですが。
なるほど、核兵器ですか。
私には誰も使うつもりはないように思いますね。
大きな脅威を煽るのは内憂が看過できない場合によく使われる手ですから、それが分かっているうえでの茶番なんだと思います。
だからこそ本気でウクライナの支援もしないし、軍備の拡張にもどこか生ぬるいのではないでしょうか。
>国益を損ねて多数の犠牲を払って、結局何故ウクライナに侵攻を決断したのか
EUの経済圏がウクライナまで拡大してくるのが単純に嫌だったのではないでしょうか。
もちろん私もプーチンの頭の中までは分からないので想像でしかありませんが、だいたい次のような理由ではないかと考えています。
一つ目はウクライナはロシアの一部だとプーチンが考えていて、だから絶対NATOにウクライナを加えるわけにはいかないということ。
二つ目はEUが強者が弱者を搾取する芋づる式のねずみ講のような構造をはじめから持っていて、それにロシアが巻き込まれることを恐れていること。
だからこそのウクライナ侵攻だったし、ここはロシア(というよりプーチンのイデオロギー)の生命線だったと考えています。
というわけで、私はこれ以上ロシアはNATOとことを構えるつもりはないと「思います」よ。
ウクライナはここ十数年、反ロ意識を大幅に強化している
(そもそもロシアの一部として数百年存在してきたが、反ロを維持しなければ、「じゃあ再合体しよう」と断るのは難しい)
そしてウクライナはNATO加盟を望んでおり、NATOの軍事基地を国内に設立しようとしている……ミサイル防衛システムを置く可能性もあり、ロシアが自分の命を守るための核抑止力が脅かされる
また、カザフスタンのクーデター未遂と、ウクライナが東ウクライナ地方への大規模侵攻を準備していたことが引き金になったのだろう
ウクライナはとっくにクーデターを起こしており、カザフスタンのクーデターはもう少しで成功しそうになり、東ウクライナの緩衝地帯も消滅しようとしている。プーチン氏から見れば、NATOの刀はますます自分の首に迫ってきており、最終的に「56される前に56す」と決意するのは合理的だ
核兵器はイギリスとか運用能力あるのか疑問なんですよね。
原潜での核ミサイル試射に失敗とかやらかしてましたし。
まあ、そもそも軍隊自体がかつての面影すら無い感じですけど。
>「ロシアがNATOに攻めてくる」ってのがデフォルトになってますが
旧ソ連邦のバルト3国がウクライナ戦争で反ロシアの急先鋒になったのが要因かも
ウクライナが敗北すればプーチン政権はロシア系住民が一定割合居るのに反ロシア
政権が許せないとか旧ソ連邦のルーマニア系モルドバもロシア系沿ドニエストル共
和国問題でロシアが軍事介入する可能性がある
私はちょっと根拠が薄い気がします。
ただでさえ危ういロシアの立場がますます悪くなるだけなのに、それに引き換え得られる対価が少なすぎる気がします。
ウクライナとそれらの国を並列で並べるには条件が違い過ぎてちょっとわからないですね。
でもプレジデントtrampがそういうのなら。。。
中国だって日本を侵略しに来るじゃない。
同じ。
>中国だって日本を侵略しに来るじゃない。
中国共産党も日本の主権とアメリカの勢力圏だと承認してるが
沖縄県・尖閣諸島は分離独立工作さらに軍事介入で奪取可能と
見てるようだ、日本独自の防衛力強化のみががそれを抑止できる
満州を侵略したのは日本なんですけどね。侵略者は日本で、被害者は中国。
「実際に攻めてくる気があるか」ではなくて、「相手に攻める能力があるかどうか」が重要なので…
今はさすがにヨーロッパに攻めてくる気は無いかもしれないですが、例えばプーチンが病死してプーチンを数倍過激にしたようなやべーやつが後釜に座って成すすべなし、ではリスクが高過ぎるので。
> なんか「ロシアがNATOに攻めてくる」ってのがデフォルトになってますが、どういう根拠なんでしょうか。
まぁ、EUの経済はボロボロ、NATOもアメリカの離反で抑止力に疑問符がついているなか、軍事力を使うまでもなく、安いエネルギーと食料、安全保障を餌に誘惑すればEUは勝手に自壊していくともいますけどね。
ポとバ3国みたいな一部の過激派を除けば、東欧の国々にはロシアを拒絶する歴史観もイデオロギーもないわけで。
>>ロシアは年1,200輌の戦車(再生された戦車・装甲車を含む)を供給することができ
これって年1200両の装甲車両ということでしょうか
今のロシアに戦車だけをそんなに提供する能力はありません
T-90Mの完全新規生産は年20両程度で、再生するためのT-72B・T-80B・T-90も大半を使い果たしてしまいとても達成できそうにありません
装甲車両全体の数字ならばBMP-3とBTR-82を年各360両程度生産してるので1年だけならば1200両は達成できるでしょう
使い果たしたっても戦場にはどんどん出てきてるんだから作れるんだろうとしか
どんどんというのが間違いですね
戦車だけをみれば昨年の秋を境に目撃数や撃破数が減っており、obr2022型の損失が目立っています。
工場で生産された戦車をすぐに戦場に投入して戦線を維持していると思われます
また最後の400両程度が工場付近に移動したと推測されており大規模オーバーホールのみあと半年分から1年未満分の在庫があります。
これは野外放置されているものは全て使用不可と想定した場合だったと記憶します。
またベラルーシなど友好国には備蓄車両が数百両程度存在するはずですのでここ1、2年で表面化する問題では無いと思われます。
現に戦車の2022,2023,2024の損失はあまり変化しておらずほぼ一定であり出し渋りの様な現象も見られ無いのでは?
あとT90の輸出は完全新規生産のはずなので年20両と言うのは生産キャパ的に少な過ぎませんか?
いいえ 軍の正式な野外保管施設にあるものは全てカウントしています。
ただしソ連崩壊時に放棄されて稼働していない基地はカウントしていないようです。
T-90の生産数のソースはこちらです
リンク
ソースの提示に感謝
・T-90Mの新規生産が20両/年はいくつかの仮定を置いた上で、
最低でもこれくらいは作っているという数字
・逆に最大で60-70両/年という可能性もある
(個人的にその可能性は低いと思うが論理的にはそうなる)
・2025年の供給はもっと増えて90両/年以上になる可能性も
(新規生産の実数ではなくロ軍への提供数)
・実数がいくらであるにせよ生産能力の大増強には設備投資が不可欠
そしてそれを実行するのは難しく、またその動きがあればわかる
こんなとこですかね
まあその、ロシア軍は様変わりした戦場に適応し、現実に戦果を上げているわけで
戦車の運用と生産調整は概ね適切に行われてると評価していいのでは?
ウクライナが台湾航空戦の様な極端な戦果誤認をしている可能性は無いでしょうか?…更にプロパガンダが乗っかるとトンデモ数字が計上されているとか…この辺は軍事に詳しい「ここ」の皆さんなら、勿論前提になっているとは思いますが、情報戦処か「コマーシャル戦」の様相も呈しているので、想像を遥かに超えた「嘘」の気配も感じます…。
月によって内訳にバラつきあるにしろOSINTで確認できる損失数なんてずっと横ばいだけど
目撃数?そんなデータどこにあるんてすかね?
適当こきすぎでは
横這いではないですね
FPVドローンが本格的に導入される前の2023年初頭レベルまで減少してます
リンク
アナタ去年の夏頃から冬にはロシアの装甲車輌は枯渇するって言ってた人やん
結局アナタ方が言ってる事は嘘っぱちばかりで何も実現しないんだから説得力なんてないんですよなあ
実際に去年言及したとおりT-62が増加し前線で攻撃に民間乗用車を投入するようになりましたが何か
去年の冬に枯渇しなかったから今度はもう1年期限を延長して予定変更ってところですか?
目撃数や撃破数が減ったのを枯渇論のソースにしてるのもさすがに無理がありますぜ
ロシア軍の戦術が機甲戦力での突撃から少人数編成の歩兵による浸透戦術に切り替わってから随分長ーい時間が経ちました
そりゃー最前線での目撃数は減るでしょうw
毎回あなたに言ってますがAFVの損失が減らないのにMBTの損失のみ減少しているので戦術の変更では説明が尽きませんね
リンク
それに昨年の12月以降自動車攻撃が複数回観測されていますがこれをあなたの中では枯渇と言わないのでしょう
そうですね。比較的高価な戦車を使わなくて済むなら、最前線で使わないと思います。
大体、対処する相手に応じて出す武器を変えるのは法執行機関では常識です。銃を持たない、立てこもりに自動小銃やバズーカを持ってこないですし。
今の主戦力が戦車でない以上、目撃数が減るのは単に戦場に適用しただけと結論するのが妥当かと思います。
ソース付きで反論してもコメント承認に引っかかって6時間~半日は表示が遅れるからこちらとしてもやりようがありませんわ
もう一度自分の書き込みの引用1行目を声に出して復唱してみましょう。 >装甲車を含む
戦車と書いてあるのに装甲車含むと書かれているからどちらが本当かわからないんですよ
装甲車含んでるなら戦車じゃなくて装甲車両ではという話
戦争屋たちが予算獲得のために在りもしない脅威を煽っているだけ定期
フィンランドのNATO加盟が、一時期絶賛されていましたが、今は評価が変わり始めてるんですよね。
ロシア=フィンランドの国境は、1000km以上あるわけですが防衛線は極めて弱いですが、人口は500万人程度しかありません。
ロシア軍の戦略拠点ムルマンスクにも近いわけですが、我々が思っているよりもかなり重要な地域であり、ロシアが兵力増強している方面です。
ロシアが対欧州への本気度合いとして、原子力潜水艦をムルマンスク(西)からカムチャツカ半島(東)に、原子力潜水艦を移動させているという指摘もありますね。
>フィンランドのNATO加盟が、一時期絶賛されていましたが、今は評価が変わり始めてる
フィンランド、スウェーデンの様な高福祉国家は拡大EU,NATOでは経済競争で敗北するだろ
中立国の地位を活用して軍需産業が維持できたがフランス、ドイツ、イタリアなどEU企業に
敗れるだろう。
フィンランド化を名目に、東西両陣営から美味しく引き出して上手くやっていて、仰るような中立国の地位を享受して上手くやってたんですけどね…
政策転換したわけですから、これから本当に厳しくなるかもしれませんね。
経済規模に合わない判断ですよね。
高福祉、高負担=戦争がないという前提の経済システムですからね。
北欧は一定の経済的繁栄+高福祉で成り立つ国家であって戦争向きではありません。規模の経済、人的資源の非経済的=軍事的使用の強化を行えば、高福祉が厳しくなる。メリットがない中、高負担は続ける必要がある。果たして、国民はついてくるのか?
ロシアにとって無視して良い地域から、サンクトペテルブルクとムルマンスク防衛のため攻略対象、最前線にランクアップ。
フィランド国民も大喜びです。
まぁ初めから分かってたよね。としか言いようがない。
ロシアの最重要地域であり、サンクトペテルブルクも仰る通り近く、何をやっているのかなと。
安全保障リスクに国防費が全然足りていないわけですが、人的な国防負担だけを考えても、何だかパンクしそうに見えます…
「この戦争が終わればプーチンはNATO加盟国を攻撃する可能性が高い」
と書いてありますが、仮にアメリカがNATOから脱退したとしてもイギリスは核ミサイルを225発保有しており、
アメリカ抜きにしてもNATOの軍事力はそれなりのものだと思います。
ロシアの軍事力再編が行われ、10年後にロシアがNATO各国のいずれかに攻撃を仕掛けることはあるのでしょうか?
NATOが核戦争を回避するように、ロシアもNATOを刺激して核戦争になることは回避したいとおもうのですが
NATOというか欧州諸国(とくに英仏独蘭あたり)は、ロシアの脅威ガーといってるうちに現在進行形でイスラム教徒にどんどん内部を侵食されてるのが滑稽
イギリスなんかもう陥落してるしオランダも間もなく陥落
フランスはルペンの頑張り次第、ドイツは・・・今度の選挙結果で多少は歯止めがかかるのかな?
本邦も一部地域がアレですなあ・・・。
アメリカが動かないなら戦車渡さないというへっぴり腰を見せた欧州がアメリカ無しで核戦争に発展しかねない大戦争をやる根性があるのかというと疑問符が付く
疑問符が付くレベルなら低強度紛争で下見して結果しだいで戦争に踏み切る可能性もありうるかと(ロシア本土と地続きになってないカリーニングラードや級バルト三国のロシア系住民の保護やら口実はあるし)
仮に膨れた軍事力の吐き出し先を求めてどっか攻めるっていう湾岸戦争的なノリでどっか攻めるとなれば
普通にジョージアの可能性が高いと思うけどなぁ
一部界隈では「ウクライナがロシアを削ればその分軍事費が減るから支援する方が得」なんて主張を耳にしましたがNATOも日本も全然軍事費減らせてないどころか負担が増えてますな…
日露の建艦競争・英独の建艦競争・米ソの建艦競争・ミサイル配備競争など、いつの時代も歴史的に似たような事例を知っていれば、仰るような軍事費削減の理想論ばかりにならなかったと思いまして…
隣国の軍拡は、軍事費増加に繋がり続けてきたから軍縮条約も行われてきたわけで、歴史を無視してなぜ謎理論が蔓延してたのでしょうね?
単純に、あまり知られていないのかもしれません…
削り切るだけの支援をしていないかったから、そのツケを払わされていると思います。
イギリスは今後GDP0.2%分(約70億ドル)の軍事費を増やす予定ですが、これまでの3年間毎年その分をウクライナ支援に上乗せできていれば幾分か話はかわっていたかもれません。ドイツやフランス分も含めていればなおさらでしょう。それこそ戦後の不良債権化と税金での赤字補填を必要経費として、初年度から弾薬工場新設していれば結果は違っていたと思います。
安物買いの銭失いではないですが、要するに額が中途半端すぎて、結局損失だけを増やした格好になったと思います。
対比すると、
いままでの西側から見た世界・・・グローバリズム(金融・情報の一極支配によるアメリカ企業の輸出)をもくろんだアメリカがG7を手下に、民主主義と自由を(偽の?)旗印にして独裁国家と称されるロシアや中国を非難
ロシア側から見た世界・・・アメリカ一極支配では安全保障がなく鬱陶しいから、brigsと組んで世界を多極化したい
したがって、いままでの世界観から見たらウクライナ戦争は「NATO対ロシア」なのだが、ロシアからすればこれはロシアの安全保障と世界の多極化を目指す戦いということになる。人口、資源、軍事力の総体を比較すると、すでにアメリカの一極支配はヨーロッパが協力しても無理だから、多極化には同意して、しかしアメリカの勢力圏ではアメリカは盟主の地位にとどまろうとするのがトランプ政権の本質。したがって今起こっているのは世界の再編成であり、「NATOvsロシア」の単純な軍事力比較ではなくなってきている。ロシアが西進して資源の少ない、伝統国家(攻撃し支配しようとすれば抵抗するのでコストパフォーマンスに見合わない)をむやみに侵略しようとするはずはなく、ロシアはもっと現実的だ。ただ、ポーランドやエストニア、フィンランドなどは近いだけに怖いでしょうね。
rybar の記事を私も数年前からずっと見ているが、軍事や近隣の地域だけでなく実にいろいろな世界情勢に目を配っている。こういう有用なosintの日本版を育てたいものだと思う。もしかしてその一つの芽が航空万能論さん?
もしかしたら日本が日米安保で軍事力をアメリカに依存しているように、NATOもそれに近い形で後ろ盾としていたのかもしれませんね。
実戦配備では比べるべくもないでしょうけど、そういう扱いに鬱陶しさを感じてるのはトランプもプーチンも一緒なのかもしれません。
>>もはやロシア軍がウクライナとの戦争で弱体化すると考える当局者は皆無だ。
本邦のネット軍師界隈だけは唯一その潮流の逆をいっていますけどね!
ミリオタまでがガラパゴス化してまんがな
彼等がどんな進化をするか……見たくない??
ほら、ポケモンじゃないけど
それは、絶滅へ向かった退化というのではないかと。
まぁ、洞窟の中では目は要らないからね。
ロシアがとうとうトランプに泣きついた
ウクライナの勝利だってのなら見かけました
資源はパワー
そういやRUSIが予想してるロシアのイスカンデルM生産計画量は年750発だそう。
毎日2発ずつ使える計算になる。パトリオット級の迎撃システムじゃないと対処できないしその迎撃弾の生産は到底追いつかない。
イーロンマスクが一押しの軍事計画としてドローン&超音速ミサイル軸を主張してたが確かにコスパいいかもしれん。
無尽蔵の資源の力と重工業力があってその上戦時経済とはいえさすがにやばすぎるでしょ……
RUSIの予想じゃイスカンデルMの生産計画が年750発になってるんだって。あんなもんが毎日2発降り注ぐんじゃやってられんよ。迎撃弾が足りんわ。
本気で戦争を継続すると覚悟を決めたロシア。西側の都合で考えても分からないだろうから、一度ロシアの視点でこれからどうするかを考えるべきなんだろうと思う。
あとこの現状をみるに、トランプに無茶を言われているでは思考停止と変わらないな、とも。
もう2022年以前とは世界が変わったことを素直に受け容れて、一からこれからの未来を考えるしかない。
少なくとも温暖化で脱炭素とかそんなことをやっている場合ではないかな。
いうてもな・・・。
ロシアの味方をするメリット無いし。
本邦としてはできる限りでいやがらせするしかない訳で。
つくづくいやな世界になったな。
>ロシアの味方をするメリット
サハリン経由で、日本の生命線となる石油資源を安価に輸入可能になる。ノルドストリームが稼働していた頃は、ドイツが享受していたメリット。加えて、中国に対してロシアに仲介外交にはいってもらうこともでき、北朝鮮に対してもロシアが味方になってくれれば外交上で有利に立てる。東南アジアにはロシア嫌いの国などほとんどないので、アジアで生きていく上でロシアに味方することのデメリットは少ない。本邦は欧州ではないのだから。
>>アジアで生きていく上でロシアに味方することのデメリットは少ない。
ロシアって貿易相手国としてトップ10に入ったこと無いんですよ。確か20位くらい。
貿易相手国としては中、米、EU、台湾、韓国、タイ、オーストラリアが上位。
その割安のエネルギーと、効くかどうか未知数な仲介の反対側に、
欧米の市場と西側兵器がのっかってる訳でして・・・。(米国は怪しくなってきましたが)
ちゃんとペイしますかね?その路線。
インドみたいに好き勝手しても怒られない立場・国力があれば別だと思いますが・・・。
そう言ってサハリン計画やら アークティックLNG 2に突っ込んでいって泥沼になってるんですけどね。
メリット云々はおいといて、なんで味方で無ければ敵という両極端に走るのです?
近隣に位置する核武装した軍事大国に嫌がらせを続けるとか正気の沙汰では無いよ。
>ロシアがNATOを攻撃するという懸念は「伝統的で分かり易い正面攻撃」ではなく、短期的にも「領土拡張を狙った攻撃」でもなく、どちらかと言うとハイブリッド戦で「対ロシアを想定した安全保障体制の破壊」「安全保障的に1つの欧州を解体して分裂させる」「不安定化による安全保障体制の再編を促す」を達成するのが目的
なるほど、確かに日本の尖閣全般への対応は曖昧になりつつありますし、現状それに声高に反発しようものなら極めて国粋主義的な扱いをされるでしょう。
将来的にそういったものが懸念されるなら終戦を望まないのも理解できます。
しかしまぁ…極論的に言えばそういったイデオロギーの対立に陥るより今の戦争状態のほうがマシという選択を選ぶ方にも、ロシアの理屈に引っ張られてるだけで問題がある気がしますが
今となってはifの話だけど民主党政権が続投して支援が続いたとしても結局ロシアが押し切ることになりそう。