スペイン陸軍の砲兵戦力近代化計画について「装輪式自走砲×86輌と装軌式自走砲×128輌を調達する」と判明、スペインのディフェンスメディアは「NemesisとPIRANHA AACが有力候補だが、M109A6、K9、PzH2000、Caesarなども選択肢に入ってくるだろう」と報じた。
NemesisとPIRANHA AACには「運用実績がない」という弱点があり、K9やCaesarは商機を狙って挑戦してくるかもしれない
スペイン陸軍の砲兵戦力は半世紀以上前に米国から導入したM109A5(96輌)、Santa Bárbara Sistemasが製造した155mm榴弾砲(84門)、英国から導入したL118(56門)で構成されており、スペインのディフェンスメディア=Infodefensaは昨年7月「自走砲×145輌、装輪式自走砲×109輌、牽引式榴弾砲×36門の調達を検討している」と報じていたが、これまで明かされてこなかった近代化計画の詳細が判明し、スペインは装輪式自走砲×86輌と装軌式自走砲×128輌を購入するらしい。
産業省は近代化計画に必要な産業能力に対する融資基準を公表し、40kmを超える射程、迅速な応答時間、射程延長弾や次世代の誘導弾薬への対応、指揮統制システムへの完全な統合、高度な自動化とネットワークへの接続性、運用に必要な人員の削減、沿岸防衛能力の一環として海上を移動する目標への精密射撃能力、武器システムと支援部隊のプラットフォームに対する共通性、輪式自走砲は8×8もしくは10×10の高機動車輌をベースにすること、装軌式自走砲は水陸両用作戦への対応が要求されている。
スペイン陸軍は輪式自走砲×86輌、弾薬補給車輌×86輌、回収車輌×14輌、専用のメンテンス車輌×14輌、装軌式自走砲×128輌、弾薬補給車輌×128輌、回収車輌×21輌、指揮統制車輌×59輌の調達を予定し、経済的観点からも国内雇用の創出を期待されているため、自走砲の製造とライフサイクル全体のメンテンスをスペイン国内で実施する必要があり、Infodefensaは「GDELSとKNDSが共同で発表したASCODベースのNemesis、PiranhaベースのPIRANHA AAC10×10が有力候補だが、M109A6、K9、PzH2000、Caesarなども選択肢に入ってくるだろう」と指摘した。

出典:GDELS
因みにNemesisとPIRANHA AACは「PzH2000の技術を流用して開発したモジュール式砲塔システム=Artillerie-Geschütz-Modul」を搭載しているため、この2つセットで導入するとメンテンス性において有利になり、ドイツや英国が採用するRCH155にもAGMが採用されているため経済性も兼ね備えた提案で、スイスもAGMを搭載するPIRANHA AAC調達を決定している。
ここまでスペック以外の条件が整っていると、ここに他の競合が入り込むのは難しいようにも見えるが、NemesisとPIRANHA AACには「運用実績がない」という弱点があり、K9やCaesarは商機を狙って挑戦してくるかもしれない。
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※アイキャッチ画像の出典:GDELS





















新型自走砲なのに動画で操縦席見せちゃうんだ、意外にシンプルな操縦席
おおらかなのか、最近の自走砲はみんな似たようなもんだから見せても問題無いのかな
スペインは総国防費GDP比5%は約束しなかったが、自国で必要と判断した戦力は整えていく方針のようですね
俺がスペインの立場ならK9を選ぶかなぁ。
理由としては
・部品がNATO規格で整備性やコスパに優れている。
・導入国の仕様に合わせて柔軟なカスタマイズが可能。
・余程の事が無い限りスケジュール通りに納品してくれる。
と言った所かな。
砲塔にPzH2000由来のモジュール使ってるなら、融通の効かないドイツ国内の政治事情に振り回されていつ使用制限されても不思議じゃないからなぁ…🙄
国内の政治原則に拘ったドイツのせいでウクライナ援助のプランが幾つか頓挫した記憶はまだ新しい筈だし…😔
国内産業への還元や既存装備との互換性も考えるとやはりNemesisかPIRANHA AACでは…
候補に入っているかは判らないのですが。
BAE/ラインメタルのM109-52に一票。
M109もここまで来れば、100年兵器(笑)を目指しては?(笑)。
案外、良いのでは?、と思います。
射程は問題ないだろうし、PzH2000のように複雑ではないし。
何より、車体が転用できる(笑)。
手持ちのM109の車体にAGM砲塔を載せたら良い。
あと、チェンタウロの車体にもAGM砲塔が
載らないかな。
妄想いらない
設計が古すぎるんだよなぁ
今さら新規で作るのは考えにくい
PzH2000はウクライナで耐久性の問題が出てましたが新型では改善されてるのだろうか
発射間隔を人力のものに近づければ他のものと耐久性は変わらなかったりするのだろうか
>>NemesisとPIRANHA AACには「運用実績がない」という弱点があり、K9やCaesarは商機を狙って挑戦してくるかもしれない。
いや、、、スペイン自国製のGDLSユーロの製品以外は噛ませで選択肢になりませんが?
AACのピラニア5とネメシスのアスコッドどちらもスペイン陸軍で既に運用実績ある車両ですが、それも知らないのかな?
ASCODとPiranhaに統合されたArtillerie-Geschütz-Modulは正規軍による運用実績がないのですが、それも知らないのかな?
運用実績なしでダメならAGMを先行導入してるスイスと英国の陸軍はこれを何故採用したのか。
ちなみにAGM搭載のRCH155は実践用のがウクライナに既に供給されてるはずですが。
運用実績がなければ採用されないなんて書いてますか?
運用実績は調達する装備の評価項目の1要素に過ぎませんが、スペインが求める国内雇用の創出、スペイン国内での自走砲製造、ライフサイクル全体のメンテンスを行えば「AGMの運用実績がない」という点が商機になるため、K9やCaesarが挑戦してくるかもしれないと言ってるだけで、その何処に問題があるのか理解できません。
因みにウクライナへのRCH155は供給は始まっていません。
今年5月にRCH155の訓練が始まったばかりで、2024年末に予定されていた引き渡しは2025年4月に延期され、2025年4月に予定されていた引き渡しも実現せず「あと数ヶ月は遅れる」と言われています。
RCH155がウクライナに供給されたというのはどこ情報ですか?
AGMの砲塔と火砲部分で製造運用にスペイン陸軍スペイン国内で実績がないとしてもピラニアAACもネメシスも装甲車体部では既に実績があるので車体部も火砲部も全てで実績が無い状態での導入に比べて雲泥の差では?
自走でも牽引でも既存の火砲に火砲部が共通で製造や運用で実績があるから選定が有利だった実例があるのか?
最近の車載自走式155mmでは火砲部はほぼほぼ新開発ので既存のとは世代が確実に別です。同じ155砲弾にさえ互換性もない。
そもそも売れないにしろ長年販売されてきて既に採用国があり採用協議中の国も多数のAGMにあえて実績がないと強調する意味が分かりません。
だったら他のそれは例えば販売期間では1年目と言えるシグマ155などはそれこそ採用トライアル参加実績も無いわけで。
ウクライナ運用については訓練用のが既にあるなら供給開始済みという話で何が違うのか。まさか教育運用のが実践用ではないというのか。
顔真っ赤にして対抗してないでさっさと自分の喧嘩腰を恥じて引き下がった方がいいぞ
>>NemesisとPIRANHA AACには「運用実績がない」という弱点があり
スペイン陸軍の既存車に互換性があるネメシスとピラニアAACのAGM砲塔には契約実績はあっても未納入で運用実績がないという弱点があり
こう言いかえてもやはり不自然ではありませんか?
>>「AGMの運用実績がない」という点が商機になるため、K9やCaesarが挑戦してくるかもしれない
対してK9の車体部はスペイン陸軍での運用実績がありません。それがあるネメシス(アスコッドベース)より更にK9は弱点が多いのではないか?
M109との運用類似性や互換性等がK9にあるなら別ですがそうでないならやはり不自然ですね。