スペインは8日「イスラエルに対する武器取引禁止を法的にも恒久化する」と発表、スペインのディフェンスメディアも10日「国防省がイスラエル製多連装ロケットシステム=PULSの契約を正式にキャンセルした」と報じ、代替品の有力候補は前回入札に参加していたChunmooやAstrosIIだろう。
参考:Defensa anula formalmente los contratos del lanzacohetes Silam y el misil Spike
PULSの代替品調達に動くの確実で、前回入札に参加していたChunmooやAstrosIIが有力候補
スペインは欧州諸国の中で「ガザ地区に対するイスラエルの軍事行動」を最も強く批判している国の1つで、2023年以降にイスラエルとの武器取引を禁止していたものの、現地メディアは公共調達プラットホームの契約締結情報に基づき「依然としてイスラエル企業の子会社を通じて武器購入が続いている」と指摘、サンチェス政権は2024年末「問題の契約=9mmパラベラム弾×1,530万発の購入契約(660万ユーロ)を破棄する」と発表したものの実際には法的・財政的問題のため破棄されておらず、連立政権が崩壊する寸前まで騒動が大きくなってしまう。

出典:Natan Flayer/CC BY-SA 3.0
サンチェス政権は騒動を収めるため4月末「問題の契約を一方的に破棄する」と、スペイン国防省も6月「2023年末に契約したイスラエル製対戦車ミサイル=SPIKE-LR2×1,680発+ランチャー×168基(2.8億ユーロ相当)のライセンス取り消し手続きを開始した」と発表し、スペインのディフェンスメディア=Infodefensaも「ライセンス取り消し手続きは対戦車ミサイルの更新計画中止を意味するものではない」「代替品の模索が始まっている」「ジャベリン、MMP、NLAWなどが代替品候補だ」と報じた。
さらにInfodefensaは「イスラエル製多連装ロケットシステム=PULSのライセンスも取り消すかもしれない」「そうなれば入札に参加していた韓国のChunmooとブラジルのAstrosII、米国のHIMARSやフランスが開発中の多連装ロケットシステムも代替品候補に上がるだろう」と報じていたが、ネタニヤフ政権は軍事行動を強化して「ガザ市の完全占領」を目論んでおり、サンチェス政権は8日「ガザ地区の状況悪化に伴いイスラエルとの武器取引禁止を恒久化する」と発表。

出典:Pedro Sánchez
Infodefensaは10日「国防省はSPIKE-LR2とSilamの調達契約を正式にキャンセルした」と報じ、Silamとはスペイン企業がPULSベースで製造する多連装ロケットシステムのことで、要する「ライセンス取り消し手続きを開始していたSPIKE-LR2とPULSの調達契約をキャンセルした」という意味だ。
スペイン陸軍は砲兵戦力の近代化を優先事項に掲げているため「PULSの代替品調達」に動くのは確実で、スペインは国防予算の支出額でトランプ政権とは関係が悪化しているためHIMARSを選択する可能性は微妙、ランスが開発中の多連装ロケットシステムは実用化時期が不明なため、前回入札に参加していたChunmooやAstrosIIが有力候補となり、ここに敢えて加えるなら安全保障分野で関係が緊密なトルコ製多連装ロケットシステムぐらいだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:Elbit Systems





















イスラエルのカタール空爆が、騒ぎになっていますね。
カタールは、イランのアメリカ報復攻撃が飛んできたり、イスラエルのガザ代表団攻撃が飛んできたり…
超金持ち国なのに、人口300万人・国土も狭ければ、辺境の小国のような扱いを受けいるんだなと感じました。
イスラエル関連のビジネスが、カタール空爆によりさらに悪い方向に動き出すのかどうか、しばらく注目したいと思います。
カタールは全方位外交で敵を作らず仲介外交で存在感を発揮を国是にしてるから
これくらいやっても本気で怒らないって見切られてるところがあるね
だからといって普通はやらないだろうけど
ほんとそれやるのかって感じですが、踏み絵を迫ってる印象もあるなあと。
ハマス幹部、カタールの5つ星高級ホテル代が年間1億円以上、奥さん+子供孫が何人いるんだって言われてましたよね。
ハマストップが数千億円、上層部数人だけで1兆円超える資産持ってると言われてますから、『そういう上流階級』の落す金や情報も大きいんだろうなとも見ていました。
アメリカ・ロシア・中国もイスラエルと比べたら随分と理性的な方だな……
ほんとそうですよね。
イスラエルvs欧州みたいに、欧州の掌返しにイスラエルがキレてるんですよね。
もう関わるだけで面倒くさいですから、日本外交はガザ戦争に距離置いといて大正解でした。
イスラエルのガザ攻撃を、『欧米が全面支持』したわけですから、終戦までの道程つけたり・復興資金の拠出・戦後復興を責任もってやってねと思っています(日本に請求書だけ送ってこないでねと…)。
米露中はなんだかんだ言っても超大国としての実力があり、実績があり、自負がある国々で、すべてを無茶苦茶にするようなことはしません。自分のテリトリーとしている領域に対しては乱暴もしますが、それを補って余りある正の影響力もある。
これ言うとちょっと怒られるかもしれませんが、こういった真の大国達と比べると、日本は気質的にイスラエル寄りの国な気がしますね
なんか、自由にさせちゃダメっていうか・・・
だから滅びた…という感じですが
イスラエルの場合はアメリカが自由にさせてるから
もうどーしようもない。
戦争が巧すぎてイランもお手上げだしガザの抵抗もジリ貧。
現実的にはガザってその内に消えちゃうんだろうなと。
厳しい見方かもしれませんが、仰る通りかもしれませんね。
『矛盾』という言葉有名ですが、イスラエルはガザ周辺の地上監視だけでなく、地下にも莫大な予算をかけてコンクリート打ち込んでまして。
最強の盾を作ったと思っていたら、非正規軍の『矛にも満たないもの』にぶっ壊されたため、このままでは防御不可能という結論が導き出せるんですよね。
イラン弱体化=シリア崩壊=ヒズボラ弱体化しているうえに、イスラエルの外交的な評判も最底辺に下がり切って気にする必要がないわけですから、残念ながら徹底的にやるのだろうなと…。
日本がそんな気質だったとしてもそれは戦前~戦中のごく短い期間だけでしょ
いや日本は明治維新以前から一貫して攻撃的な民族ではあったよ
元寇の時点で「親子ですら殺しあう」ってモンゴル兵に言われてたくらいだから
もちろん世界の国も野蛮だけど、日本だけは特別って考え方は現実を見間違うと思う
昨今も排外主義が芽生え始めましたし
しれっと中国混ぜてるけど、どうだろうなぁ…
一帯一路とか、他国に中国警察造ってるやり口見てると、まだそこまでの域に達してるとはちょっと思えないなぁ
アメリカは自分のテリトリーとしてるところに乱暴はしないような?
それにロシア・中国の正の影響ってなんだろ?
カタールの治安部隊員も犠牲になっているようですからね…
巻き添え上等でアメリカの同盟国を攻撃した訳ですから、騒ぎになるのも当然ですね
まさに仰る通りです。
日本が変に関わっていれば、攻撃される可能性もあったわけですからね。
アメリカが踏み絵状態になれば、イスラエル寄りになるのは目に見えてるわけで、ほんと関わらなくて大正解だったなあと。
兵器ショーというものには行ったことないんですが、写真のようなきれいなコンパニオンのお姉さんが武器展示していたりしているんでしょうか。
まあイスラエル軍だと本職だったりするかもだけど。
日本で開催されて一般人も入場できる「兵器ショー」に近しいイベントというと、航空分野限定ですが国際航空宇宙展とかでしょうか?
モーターショーのようなきれいなコンパニオンがずらり…、という感じではなかったですね。
胸に空挺き章、肩の部隊も落下傘、階級は伍長
コスプレにしては整ってるから本職かも
習志野基準にすると違和感あるけど女の空挺かつヘリ降下とかならこんなもんかも
多連装ロケットシステムって他国から調達するほど作るの難しかったっけ
WW2のソ連でも作れたのに
そりゃ今の多連装ロケットは昔みたいにただ無誘導のロケットを飛ばすだけではなく、誘導兵器の発射母体にもなってますから作るのはそれ相応に難しいと思いますよ?
だから何?と思ってしまう。
イスラエルの武器を買わなかったらガザ侵攻が止まる訳じゃないよね。
欧州の嫌な所は活動家気質みたいのが政治にも染み付いてる所。
プラスチックは環境に悪いから紙ストローを使いましょう…みたいな
考え方を地政学的事象に持ち込んでも意味ないだろ。
自己満足以外の何物でもない。
本気でガザを助けてやりたいと思ってるのか?
兵器は民生品と違って売るのも買うのもその国の軍事を直接的に支援することだからそれは違うかな。
技術的には造れるけど、商品として販売しようにも採算が取れそうにないから、製造ラインを立ち上げる事が出来ない・維持できない、という話は日本に限らず世界中で良くある話で
売れるはずが売れなくなったは、企業的にも痛手ではあるし、国家の国防戦略としてもそれなりに影響を受けるかと
そもそもスペインがイスラエル相手に取れる手段など限られてるわけで
まあ経済制裁の一種だから。
1国じゃ大して効果は無いってのはそうだけど、追従する国が増えて来れば意味は違ってくる。
南アのアパルトヘイトは経済制裁が本格化してから4年くらいで止まった。