スペイン国防省の調達部門は18日「Airbus製ヘリコプターを100機購入する」「これはスペイン軍にとって史上最大の航空機購入(推定40億ユーロ=約7,200億円)だ」と発表し、H135×13機、H145M×50機、H175M×6機、NH90×31機を購入するらしい。
参考:Spanish Ministry of Defence orders 100 Airbus helicopters
参考:Spain approves $5.3 billion mega-order of 100 Airbus helicopters
参考:Los 100 helicópteros que Airbus venderá a Defensa supondrán una inversión de 4.000 millones, la mayor de la historia
一部の国で評判が頗る悪いNH90を31機も調達するのだがら驚きだ
スペイン国防省の調達部門は18日「Airbus製ヘリコプターを100機購入する」「これはスペイン軍にとって史上最大の航空機購入(推定40億ユーロ=約7,200億円)だ」と、Airbusも「スペインは5月に発表したヘリコプター計画の一環としてH135×13機、H145M×50機、H175M×6機、NH90×31機の契約を正式化する」と発表し、契約自体は4つに分かれているもののヘリコプター戦力の近代化パッケージとしてみれば非常に強力でインパクトが大きい。

出典:Airbus
特にスペイン国防省が発注するH145Mは「Tigerの攻撃任務」を補完するため軽攻撃任務に必要な構成要素のパッケージシステム=HForceを搭載しており、ドイツ陸軍が2023年に調達を開始したHForce搭載のH145M LKH(72機)と同じで、ハンガリー空軍やセルビア空軍もHForce搭載のH145Mを運用中だ。さらに一部の国で評判が頗る悪いNH90を31機も調達するのだがら驚きだ。
オーストラリア、ノルウェー、スウェーデン、ベルギーでは運用性やスペアパーツの入手性を問題視してNH90を見限ったが、フランス、オランダ、イタリア、スペインでは大きな不満の声はなく、これほど運用国によって評価が別れるシステムも珍しい。

出典:Airbus
因みにスペイン軍向けの機体は2027年~2031年の間に引き渡されるらしい。
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※アイキャッチ画像の出典:Airbus





















>オーストラリア、ノルウェー、スウェーデン、ベルギーでは運用性やスペアパーツの入手性を問題視してNH90を見限ったが、フランス、オランダ、イタリア、スペインでは大きな不満の声はなく、これほど運用国によって評価が別れるシステムも珍しい。
「顧客寄りの国は満足度が低いけど、エアバス/NHインダストリーズと縁が深い国は部品の調達が手厚いし国内産業にリターンもあるから文句言わない」か、
あるいは「極端な暑さ寒さや温度変化に弱い」とかですかね?(並んでる国名見ての雑な感想です)
ティガー攻撃ヘリコプターも同じような事が起きていますよね。
ドイツや豪州からは欠陥品扱いされた中、フランスはアフガニスタンで実戦投入して問題にならなかったしそれ以外の国から不満の声が上がっていないだけに不思議です。
ヘリコプターを、わざわざ今、大量調達するわけですか。
南(アフリカ北部)が少し怪しいわけですが、役に立つ印象を受けるわけでもないですが…
スペインのドクトリン・購入背景、ちょっとよく分からないのですが、なかなか興味深いですね。
ドローンのお陰で歩兵の火力が大幅に上がったから、スペインみたいな本国が戦渦に巻き込まれない国では歩兵を迅速に戦線に遅れるヘリの価値が上がったのかもしれない
なんなら歩兵を展開しなくても、戦線付近で直接ドローン攻撃して即移動が容易な輸送ヘリは、思ってるより重要な存在なのかも
現実の戦術の発展に着いていけてないのでは無いか。
攻撃ヘリの補完もなにも、攻撃ヘリがやっていけるのか自体をまず
問うべき状況だと思います。
別に不要だと決めつけなくてもいいですが、ドローンの脅威をちゃんと
受け止めてヘリの運用を考えるべきでしょう。
スペインは昔の戦術脳で止まってるだけに見えます。
H135ヘリコプターは軍用のM型であるなら武装は可能、スペイン空軍宇宙軍向けでM型なら配備される部隊次第ではドローン迎撃にも使用するでしょう。
H145Mヘリコプター50機はスペイン陸軍向けでHForce搭載。機銃から機関砲とAPKWSも装備出来そうだし、少なくとも低速なのを承知で政府重要施設や軍事拠点の最終防衛ラインとして使われるでしょう。
ドローンの脅威を考えずに運用しているとか決めつけが過ぎませんかね?フランスはそう言う想定の元で軽量で武装可能なヘリを運用しているのですから同じ欧州の国が真似をしない訳がない。
そういやUH2コンペに参加したエアバスX9とは一体何だったんだろうか
結局は未だに当事者もH145やH175なんよな・・・うーん地雷だったな
結局スペインの今までの国防費増額に対する態度とかを見るに、戦術≫軍需の利益なだけではないかと。スペインとポーランドの温度差を加味しても「他国が調達したから〇〇は戦術的にも有効なんや」理論は信用ならん。軍需とか産業促進の可能性を無視しすぎている。実戦とか訓練からしか戦術的に使える使えないは分からないだろう。
日本だって散々国産vs外国産論争をしてきた筈なのに何故外国も同じだと思わないのか?
まあスペインの地理的に戦車や自走砲を何百輌用意しても、あんまりねぇ
ポーランドやバルト三国に大規模な部隊を駐留させるんなら兎も角、スペインにそんな前のめりな姿勢も見えないし
NATOの枠組みで見るんなら、歩兵を迅速に展開させるヘリ部隊に投資するのはおかしくないと思う
今までと同じ運用は基本できないし重要度も下がったが、前線で生まれる防空網の空白や混乱を生かせればまだまだ有用どころか必須級の装備ではある。もちろんドローンとの連携も必須だが。ペイロードも含めて、脆いことに目を瞑れば汎用性を無視することはできない。