戦争全体の行く末を左右するドンバスの戦いが始まったことをゼレンスキー大統領が発表、最大2万5,000人のロシア軍がスラビャンスク方面に向かっているらしい。
参考:Зеленский: Битва за Донбасс началась, генералы РФ действуют осторожнее
戦争全体の行く末を左右するドンバスでの戦いが始まる、ロシア軍の狙いははやりスラビャンスク経由のセベロドネツク
ロシア軍がドンパスを占領するための戦いを開始、ゼレンスキー大統領も18日の演説で「ロシア軍は準備してきた攻撃を開始した。彼らは意図的に攻撃の圧力を高めることで防衛ラインの脆弱な部分を探し、主力を投入するつもりだ」と述べている。

出典:GoogleMap 大まかなウクライナにおけるロシア軍の支配地域/管理人加工
ドンパスの詳しい戦況は不明だが、広範囲な地域への火力投射(恐らく榴弾砲やMLRSなど)と同時にКремінна、Торське、Лозове、Суха Кам’янка、Довгеньке、Курулька、Вірнопілля、Заводиなどに攻撃を開始しており、守りの固いセベロドネツクやリシチャンシクではなく側面への攻勢を強めている印象だ。
特にТорськеでは激しい市街戦が行われていると言われているが、ここを突破してЗарічне(Торськеに隣接した隣の集落)にロシア軍が到達したという噂もある。

出典:Минобороны России
ここを取られると更に南へ進軍して西に向かえばスラビャンスクを東から攻撃することができ、東に向かえばセベロドネツクやリシチャンシクを守るウクライナ軍を包囲することができるため何としてЗарічнеでロシア軍を食い止めなければならないが、ウクライナ大統領府のアレストビッチ顧問は「イジューム近郊のロシア軍(最大2万5,000人=戦術大隊/BTG換算で25個相当)がスラビャンスクに向かい進軍を始めた」と明かしており、Піски-РадьківськіからДовгенькеへのロシア軍南下も確認されている。
因みにアレストビッチ顧問は「ザポリージャへの攻勢が間もなく開始されるだろう=ウクライナ南部地域にも大規模な露砲兵部隊が侵入しているのが確認されている」とも言及しているので、ロシア軍はウクライナ軍がドンバス防衛に集中できないよう多方面から攻勢を仕掛けるつもりだ。
追記:オデーサ州で西側諸国が提供した物資を搭載する航空機が撃墜されたという情報と、西側諸国が提供した装備が保管されていたリヴィウの施設やキーウの弾薬庫が破壊されたという情報があるが、ウクライナ側は何も発表していないので真偽は不明。
関連記事:元米陸軍中佐、ドンバスはウクライナがロシアに補給線を狙われる立場
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※アイキャッチ画像の出典:Операція об’єднаних сил
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いよいよこの戦争も天王山なんだろうか
イズムィコ先生もロシア軍が体勢を立て直したように見えることと、それが事実なら厳しいことになることを呟いてたよね
この攻勢を頓挫させるか、せめて膠着程度には持ち込めないとウクライナとしては厳しいというか、最悪東部をかじり取られることにもなりかねないけど……
ロシア軍をいったん国内に引き込んで補給が尽きたところを押し返す序盤のパターンをやればいい、
結局はロシア軍は自軍を広範囲に補給はできないからそれでいい。
相変わらず叩いてくれと言わんばかりの所に補給基地作ってるのがほんと謎
ウクライナは南は黒海、東南はクリミア半島、北はベラルーシ、東はロシア本国が存在して、最初から半包囲状態だから、どこに補給基地を作ろうが安全な場所はない
戦場はウクライナ東部って事分かってます?
ロシアの最低目標が親露住民の保護を名目としたドンバス地域の確保なのでそれをやってしまうとプーチンに勝利宣言の口実を与えてしまうと思います。
そうなればロシアに成功体験を与えることとなり、ロシア国内のプーチンや戦争に対する支持を強める結果となりよりやっかいな事態になる恐れも
えるしっているか
戦線の距離はずっと短くなる
補給線が伸びても集中的に火力や防空網を運用できるから、攻勢も補給もグッと楽になるでしょうね
ウクライナに栄光あれ
ウクライナに勝利を
なぜか日本語字幕になると平和になって欲しいとなるようですが
翻訳する側のイデオロギー吐露半端ないっすね…
ヘルソン州で勝って挟み撃ちしないときついか
昨夜、ルハンスク州クレミンナで宇・露両軍が激しく衝突した模様です。
情報が錯綜していますので、詳細不明ですが、露軍が攻勢をかけているようです。
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クレミンナの隣街ルビジネは、ちょうど1~2日前に宇軍に奪還されたと聞いています。
4/19朝の時点で、露軍はイジューム一帯に22個の戦術大隊集団(BTG)を、
またドンバス全体では76個の戦術大隊集団を集めているそうです。
曖昧ですが、どうも露軍の出だしは鈍いようです。
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キーウ周辺にいた国家親衛隊第4旅団がルハンシク州にいるらしいのでウクライナ軍の東部への援軍は配置についているっぽい。
あと、イジューム南方には予備軍の第3戦車旅団が展開しているらしく、恐らくロシア軍の突破に備えた機動予備として運用されると思われる。
第4、17戦車旅団はハルキウ南方で、イジュームから南下するロシア軍の側面をうかがう配置の模様。
米軍がウクライナ国内でウクライナ兵に榴弾砲の訓練をすると発表しましたね。これまでは国外でやると言ってたのですが、実質軍事顧問団か。のんびりやっていられないと思ったのでしょう。装備も届き始めたようなので間に合って欲しいです。
M777は西部とポ領内で錬成中の西側装備部隊で習熟に使われるとしか思えずそれアテにして西部で温存の152を東部送りにするなら西側多国籍装備の奇抜な装いの旅団は現状東部は行かんね
一見するとNATO連合みたいな連中が突如として現れるの今はタイミングではないしまずは温存してた現役部隊の投入からだね
今回はドローン観測による精密射撃がかなり効果を発揮しているけど、M777のような牽引砲の精密調整はどこまで可能なんだろう。GPS誘導砲弾を送っていれば機能しそうだが、ロシア側はGPS妨害は可能なようなので多用すると対策してきそうではある。
やるとしたら、ハルキウ方面からロシア軍の側面を突いて補給路を断つしかないと思いましたが、素人の我々が気付くくらいですから、ウクライナ軍もそれ位は対応済なんでしょうね。
ロシア軍もワンパターンと言うか、ルハンシクの突出部をイジュームから南下して包囲殲滅、イジュームから西に行く部隊とザポリージャ方面から北上する部隊でドネツクの統合部隊を包囲殲滅、ドニプロ辺りで渡河またはキーウから再侵攻してヘルソンのウクライナ軍を包囲殲滅、と開戦前の作戦の焼き直しを考えているような気配が見える。
そう上手くいってほしくないが。
戦争研究所(ISW)の分析ではロシア軍の攻勢開始を見て、早速ハルキウ南東から東進してイジュームの舞台を分断する作戦が開始した模様。ただし遮断を完成させるにはドネツ川本流(チュグエフ付近)から支流のオスキル川(クビャンスク付近)の50km超まで広く抑えて挟撃に耐えきる(または一気にイジュームを包囲する)必要があり、難易度は高い。ウクライナ側の投入可能な戦力がどの程度あるのか、キーウ近郊から撤退してベルゴロドで再補給を受けているロシア軍がどの程度の速さで攻めてくるか、そのあたりが勝敗の分かれ目になりそう。
ウイーサポートウクライナ言うてウ軍の戦力配置をペラペラ流布するの貴方の名声は上がるでしょうがウ軍側的にはどうなんでしょうかね?
そりゃここも日本語のネットブログのご意見掲示板に過ぎませんがZ側の人らはそこら中にいてココにだって当然いっぱいいますでしょうに
そもそも欺瞞情報かもしらんけどそもそも今の段階ではあまり大っぴらにウ軍装備の目撃情報や展開状況はネットで言うもんじゃないですよ
誰でも取得できる公開情報を素人が分析した、という性質のものを正規軍がアテにするわけ無いじゃない……
素人が取得できる情報はプロも取得できるし、それが有用なら当然プロが分析してるよ
少し冷静になったほうがいいよ。ウクライナのことが心配なのは分かるけど、さすがにそこまではやりすぎ。
機密情報ですらない、ソースも不明な噂を弾圧してもしゃーないでしょ。
それを言ってしまうとこのブログに来てコメントを残し、アクセスを増やしている時点であなたはZ側に加担していることになるのですが。。
いや、とっくにロシア軍は知ってるでしょ。というかあなたが工作員何では?もう2度とコメント書かないほうがいいよ
まあ、第二次大戦どころか遥かローマの昔から、 Armchair general って人種はどの世界にも存在してますからね…
ロシアの諜報組織が遠く離れた市井のミリヲタの戯言を真剣に評価する程情報収集に苦しんでるなら、初めから侵略なんか吹っ掛けるべきではなかったという事ですわ
開戦以来ウクライナ第五戦車旅団だけはどこにいるのか不明なので、最後まで手放さないのでしょうね
イジュームから南下する部隊が主攻だと思いますが、東側のルビージュネ付近、ポパスナ付近も含めて3か所から攻めるわけですね。東側の前線を抜くのはなかなか大変だと思いますが。イジュームの部隊はまだ大きく前進はしていなさそう。
ハルキウ郊外にいるロシア軍とイジュームの連絡を絶つため、ウクライナ軍はその中間を攻めていくつかの村を占拠したようです。完全に連絡を遮断するには至っていないようですが。
みんなプーチンに向かってドンパスやろうぜ。よーし
スラビャンスクもその周辺にもいくつかデカイ街があるけど25000人でどうやって落とすんだ?
ここらにいる親ロ派も住む場所壊されたら考え方変わるだろうに
占領されたイジュームは左右が森になってるんだけどここも支配地域ってことはロシア軍が大量に潜んでるのかな?
いまさら中立を演じるのは間抜け、ロシアはとっくに日本を敵国扱い、いや、戦後ずっとそうなんだよ、安保条約ある限り
だから、ウクライナがんばれ!
おーいみんなあ。21世紀をプーチンが昔のようにしたいとの妄想に踊らないでね
この状況でも市内に残ってる人たちはどんなひとなんでしょうね
ロシア軍が無差別に砲撃してくることは分かってるはずなのに
それとも今回は避難完了してるのかな
インフラも破壊されてるのに数万人、数十万人がそんなに簡単に避難できるとでも?
頭橋下ですか?
東に展開するっていわれてから2.3週間経ってるわけで・・・
無差別砲撃してくることが分かってるわけだし
ロシア軍が占領してなかったとこはさすがに逃げれる時間はあったような気もするけどね
ロシア軍と戦ってやるぜ!的な勇ましい人から
逃げたところで仕方ない、という半分諦め、もう半分はその土地が自分そのもの(物理的、精神的に)みたいな人まで色々でしょうね
日本にだって、不便とリスクしかない限界集落に住み続けるお年寄りとかいるじゃないですか? そういうパターンもあるのかなと想像します
どんな状況でも動かない(動けない)ひとは一定数からなずいます。事情は人それぞれ。
他人の考え方を尊重できない人は自分の考え方も理解されない。
分からないのであれば他人に答えを求めるよりも、理解する努力をした方が幸せになれるかもしれませんよ。
障害等で動こうにも動けない人ってのもいますしね。
決戦ですね。
こんなの21世紀には起こらないと思ってました。
ウクライナの態勢が整わないうちに始めたのでしょうが、北から持ってきた部隊への補給は東部や南部の方では計算に入れていなかったはず。
どこかで齟齬が起こってくれると思うのですが。
ウクライナの勝利を祈ります。
今回は十分な準備砲撃という正攻法を行ったうえで戦車を突入させるという、地上の正規戦の正攻法と言える戦術でスタートしたらしいので、古式ゆかしい「会戦」というべき戦いが始まった感じで、今までゲリラ的に戦ってきたウクライナ軍が耐えきれるかが勝負の分かれ目になりそう。
さすがにロシア軍も同じ失敗は繰り返さないでしょう。来たる5月9日を解放と戦勝の記念日として飾りたいはずですから。
北部戦線におけるロシアの敗因はウクライナを甘く見過ぎていたことですが、だからといってロシアを甘く見過ぎるのもいけない。
過去8年間、ウクライナ軍はDPR・LPRの分離主義者相手にドンバスを取り戻そうと努めて今まで出来なかった点、ロシアは未だ特別軍事作戦の表現に留めて正式には「戦争」をしているつもりが無い点も忘れてはいけない。
全領土からロシアを放逐するのは理想だが、あまり期待できないと思う。可能なかぎり出血を強いて、ヘルソンやザポリージャを取られないように、さらにはそこから西まで来ないように(ウクライナが内陸国にならないように)押し留めるくらいが期待値だろうと低めに思っています。
ここでも躓くようなら、戦術核を西側への牽制球代わりにマリウポリに投げてくるくらいのシナリオは想定して置かないといけない。
5月9日には戦勝ではなく正式な宣戦布告を行うのではという推測も出てきたようです。
期間が短すぎて勝利宣言には厳しく先送りになるとも
遂におっ始めたか…。
どうなるかもう解らん。両方とも多大な出血が出るだろう…。
ウクライナ耐えて欲しい。
ここで露を調子付かせると止めるのは難しくなるのでは。
準備砲撃に14時間かけたらしく、これはソ連軍という気がする
ロ助は無差別攻撃し放題でウクライナはいろんな要因でロ助国内を攻撃出来ないとか
そもそも前提が無茶苦茶すぎる・・。
それでもウクライナには頑張って欲しい。
Tors’keをとりに来ているあたりスラビャンスク攻略は本気ですね。
ロシアはドネツ川北岸をおさえると、砲兵が支援できるようになるので、
イジュームから侵攻している部隊は砲兵・弾薬を温存できます。
25000というのがかなり微妙なところで、
現在の前線の長さを考えると妥当ですが、
早めにVelyka Komyshuvakha、Barvinkoveを確保できないと、
弱点の左翼側面に十分な戦力を志向できない危険性があります。
現在渡河している部隊は、左翼側面を拘束しつつ、Velyka Komyshuvakha-Barvinkoveの線の確保が目標で、
そのあとのスラビャンスク攻略は次の部隊が渡河・物資集積するのを待つ。
そのころには北岸も制圧できているだろうぐらいが妥当な気がします。
キーウやチェルニヒウあるいはスムイにいたウクライナ軍部隊は今どのあたりにいるんでしょうね。
アメリカからの衛星情報の提供を受けて、スラビャンスク攻略にロシアが本気で来るというのは読めていたと思うのですが、何かが起こりませんかね。
ドンバス、ヘルソン方面の現況図。ただし推定
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1GTAのうち渡河したのは3個連隊でタンクヘビーですね。
この規模で渡河侵攻をしたということは、南岸に物資集積所を設けられていないのに加えて、大部隊を機動出来るだけの戦域を確保できていないのだと思います。
路外機動ができる状況ではないのでしょう。
この距離なら砲兵は北岸ですね。
ロシア軍はやはり西側からこじ開けているようですが、
Velyka Komyshuvakha、Barvinkoveは正面の第81空挺旅団で十分に遅滞できそうで、
第3戦車旅団が側面を脅かすので相当持久できると思います。
第57自動車化旅団は右翼から回り込まれていてTors’keを確保されてで渡河されると、あとは遅滞をしつつスラビャンスクに合流でしょうか。
砲兵は一括運用してそうです。
イジューム主攻にしてはロシア軍は戦力を集められてないですね。
Velyka Komyshuvakhaまで確保で温かくなるまで待つのかな?