ギリシャメディア=Η Καθημερινήは10日「米陸軍は改革の一貫としてAH-64Dを手放す予定で、参謀本部は余剰となったAH-64D(推定30機)の取得を決定した」「AH-64Dは余剰防衛装備品プロセスを通じて供給されるため、取得にかかるギリシャの負担はAH-64Dの輸送費のみだ」と報じている。
参考:Greece seeks to acquire 30 US helicopters
Boeingの期待はギリシャが手を挙げることで現実のものになろうとしている
イランはイスラエルに敵対するレバノン、シリア、イエメン等の親イラン武装勢力に無人機技術を提供し、各勢力は市場で入手可能な技術や部品を組み合わせてShahedタイプの自爆型無人機を製造して攻撃したため、イスラエルは自爆型無人機への対処方法について相当な経験を積んでおり、イランとの戦争で直面したShahed-136の脅威は「未知のもの」ではなく「研究済みの標的」で、この迎撃にAH-64を投入して大きな成果を収めている。
Iran sent more than 100 UAVs at Israel. We intercepted them.
Here’s some footage: pic.twitter.com/0OB7OI1wJq
— Israel Defense Forces (@IDF) June 15, 2025
イスラエルはShahed狩りに有効だったAH-64の保有数を倍増させる計画(AH-64Eを新たに30機調達予定)で、多くの国も自爆型無人機に対するイスラエルのアプローチに注目しており、その中でもギリシャ軍は「イスラエル国防軍がAH-64を使用して効果的にイランの無人機を迎撃した」と評価していたが、ギリシャメディア=Η Καθημερινήは10日「米陸軍は改革の一貫としてAH-64Dを約100機手放す予定で、参謀本部は余剰となったAH-64D(推定30機)の取得を決定した」と報じている。
“米陸軍から余剰となるAH-64Dの恩恵に預かるため複数の同盟国は動いている。そのためギリシャも迅速に行動しなければならない。もし調達が実現すればAH-64Dは余剰防衛装備品(EDA)プロセスを通じて供給されるため、取得にかかるギリシャの負担はAH-64Dの輸送費のみだ。この好機を活かす陸軍参謀本部の決定はAH-64の稼働率が極めて低いことも関係している。保有しているAH-64AとAH-64Dのうち前者はスペアパーツやサポートの供給が事実上停止状態で、2023年9月に発生した洪水で数百万ユーロ相当のスペアパーツと設備も失われたためAH-64の運用状況は芳しくない”

出典:U.S. Army photo by Sgt. Vincent Levelev
“何れにせよ、陸軍参謀本部はAH-64が提供する能力を高く評価しており、Spike NLOSでAH-64を強化したのもその現れだ。まだ陸軍参謀本部の決定はアテネの米国大使館防衛協力局に提出されていないものの、連絡自体は取り合っている。恐らく来週開催されるAUSAでワシントン側の意向を探ることになり、ギリシャの要望は米国に滞在中の陸軍参謀総長自身によって伝えられるはずだ”
因みにBoeingも米陸軍のAH-64D廃止について「我々は陸軍の決定を支援する」「廃止されるAH-64Dを取得してAH-64E V6バージョンにアップグレードを行うことに関心を示す国が現れるだろう」と述べていたが、この期待はギリシャが手を挙げることで現実のものになろうとしている。
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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Army photo by Staff Sgt. Thomas Mort





















動物園の動物のうち、ライオンはメチャクチャ安価に取引出来るそうで、取引価格は5万円だとか。理由は、エサ代がメチャクチャ掛かるから。。。。。。
電子部品とかEに改修しないとだめになりそうで高くつきそうですね。
戦車との交換比率16対1を誇った攻撃ヘリも、
型落ちとはいえ叩き売られているとは、
時代の趨勢はドローンに傾きつつあるって事か。
仮にドローンで1対16でも、人的被害や損失額が比較にならんしね。
アメリカは対ドローン用兵器のあてはあるのか
E型もってるからいいのか
海兵隊の倉庫に退役させてAH-1Zもあるはずですよ
現状だってコヨーテ迎撃ミサイル(予算配分は別のC-UAS手段にも割振りで減額たが)も有るし、M-SHORADも配備されている。ウクライナに供給されたM-ACEや海兵隊のMADISがあるから現状だと世界でトップクラスの充実はしていると思うけど。中国のFK-3000防空システムぐらい振り切った物を開発して貰いたい。
最新型AH-64E V6.5ならUAVとの連携で球状の16km圏内状況認識やリンク16登載でターゲット補足に関しては改善しているはず。ロングボウレーダーも改良されてUAV検知能力も上がっている。
機関砲でXM1211近接信管弾の運用も出来そうではあるし、APKWSだって最大76発搭載出来るんだからUAV連携能でレーザー目標指示装置使用するなら自機が補足出来ない別方向のターゲットも狙える。
UAV連携とリンク16により状況認識能力が上がるなら敵から隠れる為に必要なマスト上のロングボウレーダー(レーダーのみではないので単純になくせるかは微妙)は不要になって、スタブウィングか機体搭載のAESAとか含めて突き詰めればお金は掛かるが拠点防衛するのには十分な攻撃ヘリにはなりそうではある。
まさか攻撃ヘリが迎撃戦闘機として期待される時代が来るとは・・・
低速で航続距離は短いが、味方に守られた状況で空中砲台として有用な対戦車ヘリコプター。運用の前提として航空優勢の確保と対空火器の制圧、若しくは地上戦力による飛行領域の制圧が必要になる。
金が無かったら「センサー搭載の大型ドローン」+「大砲、ロケット砲、短~中距離SAM」で代用できそう。
ウクライナ軍の対シャヘド用ドローンが撮影した映像を前に見たのですが、巡航時の速度は概ね190~200キロ程度でした。
機銃を撃っても射線を気にしなくて良い環境(広大な無人地帯や海上)では無人機狩りの手段としても攻撃ヘリは優秀なんでしょうね。
基本相手より相当優速でないと使いづらいのでそこまで優秀かだけどね。敵位置がある程度分かっていても距離があって航続距離含めて追いつけるか待ち伏せ出来るかはある。常識で考えたら固まって飛行するみたいな事は有り得ないし速度的に優位じゃなければ1機撃墜するのがせいぜいの可能性は高くなる。
そもそも巡航200kmはシャヘド136だろうし、撃墜率が問題になるなら高価であるがシャヘド238への移行も有り得る話でターボジェットエンジン搭載し時速500km以上で相対した状態で迎撃するしかなくヘリであるなら迎撃のチャンスは飛行ルート上で待つしか無いのでよりシビアになる。
シャヘド136レベルですら効率的な撃撃をしたいならV-280ぐらいの性能は欲しいと思うし、シャヘド238レベルだとマッハ0.8出せるL-39を出さないと辛い。
ドローンがスティンガーみたいな簡易型の対空ミサイル積むようになるのも時間の問題な気が
全部がそうでなくても数十機のドローンのうち数機が対空ミサイル仕様になっていたら脅威ですね。
無人機の速度が時速200㎞程度の内はヘリでの迎撃が有効かと思いますが、更に無人機の飛行速度が上がった場合ヘリでどこまで対応できるかは疑問があるように思います。
無人機の高性能化がどこまで進むのか、現状が限界になるのか、今しばらく見極める方が賢明と思いますが。
ただより高い物は無い
でも
無料なら陸自も欲しいのでは?
あ 南西諸島用ならAH-1Zかな。
輸送費だけなら破格なので部品取り用に日本も買っていいかも。
正直、羨ましい
ただまあ、当然修理部品とかは全部廃盤だろうし、どの辺までリバースエンジニアリングを認めてくれるんだろうか
共食い整備で使い潰して廃棄する前提なんですかね
アメリカからの供与品がリバースエンジニアリングをそんなに簡単に認められてたら同盟国はこんなに苦労してないと思う
常識で考えたら既存のサポートが切れてどうしようもないA型19機と程度が悪い可能性があるD型9機を無償提供される30機で代替するって感じじゃないの?
理想的は無償のD型を米国に近い費用でE型にアップグレード出来るのであれば新造E型の半分以下の価格で入手可能になる筈だけど流石に無理だろうね。エジプトのE型アップグレードの内容は不明だけど1機80億円とかだし、仮にサポートとパーツ抜きでそれ位掛かるなら新造の方がマシで、その場合だと共食い機体を含む可能性はある。
技術的に格下相手のイスラエルにとっては有用でも、格上相手の戦闘を強いられるギリシャで有用かは疑問。
トルコは低価格巡航ミサイルを使って来るでしょうし、ロシアもゲランをジェット化してます。
ミサイルの長射程化も野戦飛行場から使える近接支援機だった筈の攻撃ヘリにその射程のミサイルを積むなら、野戦飛行場から直接撃った方が早いし速いだろうと思ってしまう。
バラクーダ100の射程が本当に100マイル有るなら、ヘリから撃つ必要なんて無いでしょう。
陸自の部品取り用で、譲ってもらうというのもあるんじゃないか?と思ったんだけどね。
無料だけど、補修部品とメンテナンス費用は有料ね。転売不可という感じでしょうか。
プリンターメーカーのインク代で儲けるのと同じように、メンテナンス費用出稼ぐ気ですかね。
一見易そうにみえて、結局、大して安くないという。。。