トルコは紆余曲折の末、主力戦車アルタイのパワーパックを韓国から調達することに決まったらしい。
参考:At long last, Turkey’s Altay tank finds an engine from South Korea
協議が不調に終わった韓国企業からパワーパック供給に関する合意を取り付けたトルコ
トルコの主力戦車「アルタイ」は当初、ドイツからパワーパックを輸入して使用する予定だったのだがシリア内戦への関与を問題視され入手不可能になる。そのため日本に戦車用エンジンの共同開発を打診するも輸出条件(トルコは自由に輸出する権利を日本は事前同意を主張)で折り合いがつかず、韓国企業が開発したK-2用パワーパックの輸入を打診するも話がまとまらなかったため今年1月に国産パワーパックの開発して搭載する方針を固めたと報じられていた。
しかし今月に入って状況が一変、国内のTV番組に出演したトルコ国防省調達部門のイスマイル・デミール氏は「アルタイのパワーパック問題は間もなく解決する予定だが、パワーパックの国産も継続する」と語り、現地メディアもアルタイのパワーパック供給に関する交渉が進行中で近日中にアルタイへ統合される予定だと報じたため、予てから噂のあったウクライナ製ディーゼルエンジン「6TD-3」と変速機を輸入するのではないかと管理人は思っていたが完全に予想がハズレてしまった。
アルタイを製造するトルコの防衛産業企業BMCは米国のDefense Newsに対して「韓国企業とアルタイのパワーパックに関する作業で合意に達した」と認め、匿名を条件に取材に応じた情報筋は「BMCは韓国企業の斗山とエンジン供給に関する契約を、S&T重工業と変速機供給に関する契約を結んだ」と明かしたらしい。
今回の契約によって韓国企業の2社はアルタイへのパワーパック統合を支援、その後に実施されるフィールドテストの結果に問題がなければ18ヶ月以内にアルタイへの本格的なパワーパック供給が開始される予定で、BMCはより詳細な契約を数ヶ月以内に締結することを期待しているとDefense Newsは報じている。
一度、韓国企業との協議は流れたと言われていたので流石に今回の結果は予想外と言ったところだが、どれだけ順調にアルタイへのパワーパック統合が行われても年内に量産型の出荷までたどり着くのは難しいので、もう暫くの間は独自アップグレードを施したレオパルト2A4と魔改造を施したM60Tで凌ぐしかない。
果たして韓国軍が事実上採用を断念した韓国製パワーパックはトルコでどの様な評価を受けるのだろうか?
関連記事:韓国、主力戦車「K-2」への国産パワーパック採用を事実上断念か
関連記事:海外調達に失敗したトルコ、主力戦車「アルタイ」に国産パワーパック搭載を決断
関連記事:トルコに戦車用パワーパックを供給する国が登場、近日中にアルタイへ統合予定
※アイキャッチ画像の出典:トルコ国防省
韓国軍の設定した基準に充たなかったという理由でも、ガラクタという話ではないから。
むしろトルコという実戦も辞さないイケイケに採用され試されるほうが、みんなスッキリする
ポンコツ認定されてしまうかもよ?K-2より10トン重いし‥
そのときはトルコが間抜けぶりを晒し、さらにお約束の責任逃れをする韓国側と険悪な関係に陥るだけ
我々が心配すべき点はひとつも見つからない
心配する点があるとすればトルコが問題点修正してしまって
K-2が棚ぼたで完成してしまう可能性が出てきたことかな
日本人的に非常に面白くない事態になる
トルコは基準下げないんじゃないかな?
でも、韓国パワーパックの弱い部分をトルコ担当としてまとめる可能性もありますね。
一方、トルコ国産パワーパック開発は・・・アゼルバイジャンあたりと組むとかあるんですかね?
このサイトの過去の記事に記載された韓国軍の要求した性能が
>>1,500馬力相当の出力と8秒以内に停止状態から32km/hまで加速でき
>>テスト中に一度も整備を行うこと無く9,600kmの耐久走行テストをパスする
という内容で7,110kmまでは無整備で走行できたから
トルコ側としては整備OKなら実用上問題ないと判断したのかな?
たぶん本命は6TD-3だけど供給が一ヶ所だけだとそこがウィークポイントになるから
保険として韓国産エンジンの国産化という次善の策を出してきたんだと思う
韓国側も韓国産エンジンのK-2搭載を断念したからトルコの現地生産・自由に輸出を認めてでも
少しでも開発費を回収しようと判断したのかも
どのような契約になるのかが気になるところ。
現状のパワーパックの欠点を両国共同で改修していくような長期的な視点での契約ならお互い成長出来るだろうけどね。両国とも欲を出さずにお互い多少の妥協をしあえば良いモノが作れると思うんだけど。まぁ双方とも自己主張が強いからなぁ。
ついでにKFXの話もしてそうだわな。
韓国製ってやつの実力が知れていいじゃないか。
韓国側としちゃこのまま腐らせても1ウォンにもならんしね。
あわよくばトルコの金で改良したい、とかも考えてるんだろう。
トルコが韓国メーカーの足元見て良い条件を出させたと見るべきなんだろうか。
アルタイってかなりの重量級なので、どこの国と組んでもエンジンは苦戦しそうだなぁ
デビュー時からレオパルド2やM1A2の全部のせと同じくらいって、何故にそんなに重いのか
トルコの得た戦訓が重装甲
地雷もミサイルも以前より強力なんだから
鎧武者を走らせようとするメーカーの苦労を察するのみ
韓国は冶金技術が遅れている上に装甲車両用のエンジンやトランスミッションを自力開発してこなかったのでK-2のパワーパック開発に失敗してしまった。まぁ、信頼の置ける外国製のパワーパックだったから韓国の装甲車両は売れたのだけどね。いきなり50〜60トンも自重があり、1500馬力を出す戦車のパワーパックなんて開発できる訳がない。因みに、自称国産ヘリのスリオンもトランスミッションはエアバスから輸入していますからね。
ベースがK-2だからね。
K-2に本来必要な機能や防護性能を持たせるとこんぐらいの重量にはなるんじゃないかな。
T-155もK9より10t近く重いみたいだし、多分韓国の車両はパワーパックの負担軽減してカタログ上の機動力を確保するために必要最低限を満たさないとこまで機能性能を削られてるのでは。
K2の砲塔を見ても、チーク部分の背がルクレール等のロープロファイル砲塔の戦車と比べても異様に低くて脆弱な砲側面が露出していたのがアルタイだと嵩増しされて塞がれているので、K2は砲塔に脆弱な部分ができることに目をつぶって軽量化を優先していそう。
エイブラムスの車体上面のように、チーク部分は傾斜頼みの割合が多いように見えるし。
トルコ基準で脆弱な部分を作りたくなかったのではないかなと。
K2
リンク
リンク
アルタイ
リンク
リンク
あと、補足としては転輪をレオパルド2の7つから6つに減らして軽量化する計画は検討された結果、「確かに軽量化できるけれども、機動性の悪化を許容できない」という理由で却下された経緯があるようなので、AltayはK2では軽量化のために妥協されていた部分をレオパルド2相当のフルスペックのMBTに戻したと言えそう。
アルタイってK2よりさらに10t重いけど大丈夫なんかな
K2に韓国産パワーパック採用されなかった理由ってトランスミッションの欠陥じゃなかった?
欠陥というより、韓国がドイツとかよりもはるかに高い採用基準を設定したがため、自分で合格できなくしていたかららしい。
ここのサイトでも以前に書いてたで。
リンク
これ、韓国産パワーパックの品質というより、防衛事業庁のメンツの問題だったんですか。
ちょっと誤解してた。
その話で気になるんだけど、一発の試験で不合格ってそんな話普通ある?
機械の故障って基本的には確率的なもんなんで、平均故障間隔とかそういうので評価するのが普通だと思うんだけど
あと、その試験はドイツ製のやつはどうだったんだろうか?
ドイツ製だから試験無しとか、韓国製より緩い基準でOKとかありえないと思うんだけどそこの言及がないんだよね
転輪7個もあると長く見えるなあ。
ミッションにも負荷がかかるだろうなあ。
よりによって一番不安なとこと組んだな…
韓国軍のために作っててポシャった分をまんま横流ししてからの欠陥&不具合で結局試験に落ちて駄目だったになると見たw
欠陥なんかないよ
いい加減認めろよ笑
おまえらはそういうとこが統合失調症って、戦前から診断されてたんだよ。
欠陥ということにしとけ。
そうでないと、理不尽な要求を満たせなくてボツになったことになるだろう。
実際そうだが。
しかしこのタイミングでねえ。アメリカの忍耐を試してるとしか思えん。
韓国製だぜ。わかるだろ。
契約内容の解釈の違いで両国が揉めそうな気がする
他国の金で一度失敗して断念した国産兵器の開発を再開をするわけか。ある意味利口なのかもしれんが…
その対価が技術供与とか輸出条件緩和なら商売敵の養成になる訳でなあ。
まあ、詳報待ちですけど。
やっぱり最先端レベルのものはそう気安く提供してくれず、残るはキャッチアップ段階の韓国か
トルコからしたら有ると無いじゃ大違いだし提供の条件もいいはず(韓国は足元見たりできない立場)だからトルコ的にはかなり美味しい取引になってそう
輸出関連で揉めそうだな、アルタイ輸出交渉してる国にk-2も輸出する予定だから韓国がストップをかけてそれにトルコが話が違うとキレるパターン
技術供与したうえでそれを他国にも販売できるなんて危なっかしい契約、うちの国が結べるわけがないよね
それも周辺国と全方位強硬外交やってる国相手なら尚更
韓国はそう言うところに柔軟なのか、はたまた無分別なのか…何にせよ海外でデータ取りできるのは羨ましいところ
K−2はミドル級だけどアルタイはヘビー級
チーフテンやチャレンジャー、メルカバ等の鈍重な戦車と同等の運動性能は確保されるのかな?
「鈍重な戦車と同等の運動性能」?
これは続報を待つしかないね。
そのうちアルタイは実戦投入されると思うから、それで戦闘力がどんなものか分かるかもな。
そして、こいつの相手するのですね、又ISISに破壊されたレオパルド2みたいに映像晒されるのですね。
リンク
従来の技術でこれの相手するには重量80トンの戦車が必要なはずですけど、運用が難しすぎて無理かも?
CAATSA、三分割されたクルド国のうち二つが米軍占領下で独立状態。シリア北西部で国軍の友軍であるロシアと正面衝突。
実戦も近いし、平時も荒れるな。
韓国は冶金技術が遅れている上に装甲車両用のエンジンやトランスミッションを自力開発してこなかったのでK-2のパワーパック開発は失敗してしまった。まぁ、信頼の置ける外国製のパワーパックだったから韓国の装甲車両は売れたのだけどね。いきなり自重が50〜60トンもあり、1500馬力を出す戦車のパワーパックなんて開発できる訳がない。因みに、自称国産ヘリのスリオンもトランスミッションはエアバスから輸入していますからね。
このブログすらろくに読んでないのな
驚くよ
うおっ!これは全然予想できんかった
最近ウクライナとバリバリ軍事交流してるのは戦車用パワーパックを調達したいからだと思いこんでたわ
西側系統の技術からなるアルタイと、東側由来のウクライナ製造パワーパックの合体は関心の的でしたが
はかない夢で終わったな
この報道は、大方の予想を裏切る結果だと思いますよ。ほとんどの人は、
ウクライナからのPP調達が最も可能性の高い選択だと考えていたでしょう。
すでに、MotorSichの最新報が、このサイトで紹介されていますが、
米国がウクライナからの技術流失に歯止めをかけていることが推測されており、
トルコも要規制対象国になっているのかもしれませんね。
開発経緯からすると元さやに収まったとも言えるのか
斗山とS&Tは、(韓国政府がらみの)政治的な思惑なしで、この契約を引き受けたのだろうか?そうならば、それなりに勝算があるのだろうと、現時点では推測せざるを得ないのだが。イケイケドンドンでどうにかなるような話ではないからね。まさか、韓国勢がウクライナ側と技術供与契約を結ぶ、というウルトラCはないと思うけれど。
お見合いを繰り返したが、一番好みでない相手と結婚するしかなくなったようだな。
まあ割れ鍋に綴じ蓋という例えもあるから・・・・・。
手持ちのレオパルド2A4の主砲を使ってアルタイ車体前面の対弾試験はやったのか?
アメリカとの仲が微妙になってるトルコと提携するとか、流石韓国。
韓国自身もアメリカとの仲がって感じだから、お似合いだね。
イスラエルがやってるんだから、韓国だってやっていいにちがいない!
と思ってるんだろうな。立場は全然違うが。
韓国はアメリカの神経を逆撫でするのが好きだな。
自由に輸出していい権利とかおっそろしいものよく渡すなぁ
これ確か豪州次期潜水艦事業の時も要求されたよね
韓国製兵器は本当に良く売れるな
そこそこの値段で買えて、使える性能
こう言うので良いんだよの具現
韓国にも自由に輸出できる権利を主張したのか
が気になる。
k2あるのに外国製戦車を導入する訳ない
「韓国へ輸出」てことじゃなくて日本にも要求してた輸出にするにあたって制約を受けない権利を韓国にも要求してたのかってことだと思うよ
おっしゃる通りです。わかりにくくてすみません
主張しとかないとシリアに輸出出来なくなる恐れがある
自分の手足を縛るようなそんな制限認めないでしょ
今更な疑問ですが、韓国は勝手にパワーパックを輸出出来るのですか?
エンジンは、ドイツのをベースにしてたと思うのですが。
韓国産パワーパックが試験基準の問題で足踏みしていただけだったのなら、実際にアルタイで使い物になるかどうか見てみたいな。
とはいえ、あとから契約条件とかで「話が違う」と揉めることはありそうだけどね。
まあ、他意なしに興味ある。
韓国はトルコの侵略行為に加担する訳だ。
韓国こそ「歴史から学ばない民族に未来は無い」を実行しているではないか。
韓国に日本を批判する資格は断じて無い。
「韓国こそ」と表現してるってことは過去日本は侵略をしていないって認識でいるのか。流石にどこかの掲示板でやってくれ
解釈が違うと思う
Q:この文中の「歴史から学ばない」の意味を書け
A:「侵略行為」
0点。
ウクライナへのブラフかもね。
色々と論評するのは決まってからで充分(遅くない)
よく言われるけどウクライナって戦車組み立て能力はあっても戦車製造能力はないんじゃないかな?
アレだけ力入れてた自国のT-84が未だにロクに数揃えられてない時点でなぁ…
そもそも、アルタイもK-2ベースなんでしょ?
てことは、TFXとKFXの共同開発も・・(ry
トルコが一番欲してるのは戦車と同じでエンジンの技術だから米国産のを使ってるKFXとは共同は無理
戦闘機は喧嘩別れしているので、無理かな?TFXはステルス戦闘機ですしね。
実はKF-Xにトルコも参入する話はあったが、韓国側がトルコを蹴ったので無理。
K-2と似たような感じを受ける。外国製パワーパック導入するけど最終的には国産でって流れが見えるのが。K-2にユーロパワーパックが搭載されているなら、韓国産パワーパックは無改造でそのまま載る可能性高い。耐久性に問題なければ採用もやぶさかでは無い。多少のふりには目をつむって輸出実績作ってユーロパワーパック互換の市場開拓を目指すつもりかな?トルコも国産パワーパックにめどが付くなら妨害は無い物として一気に輸出に力を入れるだろうな。
10tの重量増はケンチャナヨ?
検証は必要だけど、ユーロパワーパックと同等だし何とかなるんじゃない
問題は韓国国内ですら採用されてないトランスミッションがちゃんと動くか……
>問題は韓国国内ですら採用されてないトランスミッションがちゃんと動くか……
それはパワーパックの問題には含まれないの?
買って構造を把握して、後でトルコ自身で国産パワーパック出す布石にしか見えない
買って構造を理解して国産化が容易なら、韓国はパワーパック開発に苦戦なんてしてないんだよな……
容易とは言わないけど、どこの国でもやってる事だよ。
韓国ができないのは(ご自慢の造船や鉄鋼の産業規模の割に)
自前の基礎技術力がないからだね。
三流品を買って、四流品を生産して売る。
発展途上国の化かし合いだな。
韓国人技術者の中にだってマトモな人材はいるだろうから、今回のトルコとの協力で、国産パワーパックの問題を解決してしまうのではないか?
敵を侮り嘲笑してばかりでは駄目だ。
そのマトモな人はなぜこれまで問題解決できなくて、そしてなぜトルコとの協力があれば解決できるようになるのでしょう?
コメ主じゃないけど、韓国のパワーパックの問題は欠陥というよりも試験基準を高く設定しすぎてパスできないのが問題なんだから、トルコがテストして十分だと言えばそれまでじゃない?
韓国製パワーパックの性能が駄目なのか必要十分なのかを判断するのは金を出すトルコなんだから外野が大騒ぎする必要は無いと思うよ。
そういえば旧ソ連の友好国や同盟国がソ連製兵器のコピー品を輸出してるけど、あれの権利どうなってるの?
もし日本がF15のコピー品勝手に輸出したら問題になるだろ
今日は3本目の更新が来なかったからガックリしている自分がいる。もうここの情報への依存度がやばいわ
一所に開発してくれる相手が韓国しかいなくなったんじゃないかな?
そもそものコピー元であるMTUのライセンスはクリアしているのかな?
何故だろう? 違約金目当て というワードが思い浮かんだ
情報が錯綜してるな
うちが改良しますよとトルコ側が言っているという事は、現時点で韓国製のパワーパックには何かしらの問題がありそのままでは使えないという判断をトルコ側がしたという事なんじゃない?もしそのまま使えるような代物ならそのパワーパックを韓国から輸入するなり交渉してライセンス取るなりすればいいだけだし
そもそも使える代物ならK2の問題はとっくに解決してる筈なのにしてない
わざと条件を高くし過ぎたからに関しては読んだけど、この記事は韓国メディアの書いた記事を翻訳した記事だよ
最初の韓国メディアの部分で完全な嘘や大きく間違ってる可能性があるからそれを参考にしてしまうのは如何なものか